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2021-09-11 17:08

#211 一般不協和音から考える妻の言葉に対する反感とは?

なぜ、妻の言葉に反感を覚えてしまうのでしょう?なぜ、ぼくらは妻の言葉を素直に受け取れないのでしょうか?そこには「言葉への解釈」と「一般不協和音」が関係していました。詳しくお話しします。男性向け夫婦関係カウンセリング➡︎ https://note.com/atsuatsu/circle 質問箱➡︎ https://peing.net/5a2fc6bdc1d35b
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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係を悩む男性向けに夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
今日話したいのは、妻と話をしていて、妻の方から僕ら夫に対する愚痴であるとか不満であるとか
そういったことを妻が言ってくれた時に、ついに僕らがそれに対してイラッとしてしまったりとか
いや、違うだろうとか反発を覚えてしまう時ってあると思うんですよね。
こうやって妻に対して感謝の言葉とか気遣いとかケアの気持ちというのを示そうとした時に
なかなか言葉が出てこないとか、うまく言えないとかっていう時にもこういうのってあると思うんですよ。
自分に素直になれないというか、妻が言っている言葉に対してもなかなか素直に受け入れられないと
そうは言うけどさって思っちゃうって結構あるじゃないですか。僕もこれ未だにあるんですよ。
妻と話をしていて、例えば自分が何か言われたことをやってなかったとか、自分がやるって言ったことをやってなかったとか
いうことについて言われた時に、ついつい反発心を覚えてしまったりとか、もしくは過去の出来事に対して言われた時に
ついついあの時はこういう事情があったんだよとか、違う、そうじゃないんだとか、ついつい自分を肯定化しようとしてしまう
という気持ちが出てくるんですけど、これが何で出てくるのかということを今日お話したいなと思います。
こういった反発心とかそういった感情が出てくると妻とのコミュニケーションがとても複雑になると
コミュニケーションが機能しなくなる、この状態を一般的不協和音と呼ぶそうなんですね。
この一般的不協和音がどうして起こるのか、そしてどうすれば避けることができるのかということについてお話をしたいなと思います。
妻と会話をしていて、妻が言われた言葉に対してついつい反発してしまったりとかする時って
何らかの妻の言葉に対する解釈を与えている時があるんですよね。
例えば妻がガス代を払ってくれと言ったと、僕に対してガス代を払っておいてくれと言った、もしくは僕がガス代払っておくからと言ったと
だけど1週間経っても払われていない。
そこで妻がなんでこれ払ってないの?これやってないの?って言われた時に
僕がそこにね、これ払ってないの?って言われた。これやってないの?って言われた時に
え、これ未だにこれやってないわけ?あんた今まで何してたの?私よりあんた暇でしょ?とかね。
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まあ別に妻はそんなこと言わないんですけど、なんでこれやってないの?とか
あの、なんだろう、なんかこんなことたくさんあるよね?みたいな。
なんかこういうことを依頼しても全然やってくんないよね。
あなたはガス代払うことさらできないの?みたいなことを言われているかのような、責められているかのような気持ちになってしまうって
こういう経験ある人結構いると思うんですよね。
妻と話をしていて妻が言われた時に、なんかそういう風に自分が責められてるみたいな。
なんかこう、お前がダメなんだみたいな風に言われているような気持ちになってしまう。
で、これって、その妻が言っている言葉そのものを聞いているわけじゃなくて、妻の言葉に対して僕たちがそこに解釈を与えてるんですよね。
妻はガス代をあなたは払ってなかったですって言っただけなんですよ。
ガス代を払ってないっていう事実を述べただけなんですけど、そこに対して僕は
こんなこともできないの?とか、なんか前もこれ払ってなかったよね?とか
なんかガス代だけじゃなくて、なんか電気代とかもあなたはいつも払わないよね?
いつも私がやってるよね?みたいな。こんなこともできないわけ?みたいな風に
妻は言ってないんですよ。言ってないんだけど、僕がそこに勝手にそういった解釈を与えてしまって
イラッとしてる。一人でイラッとしてると。
いやいや、ちょっと忙しかったんだよとか、やれやれよって思って、心の中でうるさいなと思ってるとかね。
そういうことはあるんですけど、それって妻が言ったガス代を払ってないんですねっていう
その言葉を受け取ってないんですよ。そこに対して自分の解釈を与えてしまっている。
そしてその解釈に自分自身が影響されてしまっているということなんですね。
それによってコミュニケーションがもう機能しなくなるっていうことなんですけど
なんでこう思ってしまうのか?なんでその相手が言った言葉に続く影の言葉に
意味づけを与えてしまうのかっていうことなんですが
これはですね、とっても参考になる本があって
伊藤守さんという方が書かれた「心の対話25のルール」って本があるんですけど
これ今読んでて、すごい参考になるんですよ。この妻との会話とかコミュニケーションの上では。
今日はね、そこからちょっと話を抜き出しながら今してるんですけど
えっとね、この言葉に続く影の言葉に意味づけを与えてしまう。これは
僕らが潜在的に持っている自己否定を刺激するんじゃないかとこの伊藤守様が書いてるんですね。
自己否定ですね。自分を否定する気持ち。誰もが潜在的に持っていると。
これどういうことかというと、自分はこのままで十分だよ、最高って思っている人ってそもそもいないと思うんですよ。
あなたも多分、なんだろうな、その自分は最高みたいなね、何も俺改善するところないみたいな
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思ってないと思うんですよ。僕もそうなんですよ。僕も、いや俺最高みたいなね、俺何も変えるとこないしみたいな風に思えないし
多分思ったこともないんですけど、多分多くの人はそういう風に思えないんですよね。
もっと良くならなければいけないとか、自分はもっとなんか直さなきゃいけないところがたくさんあるとか
っていう風に思ってるんですよ。今のままで十分だって思い込もうとしている人もいるんだけど
そうやって思い込もうとしていること自体が今の自分に満足していない証拠なんですよね。
なんでこういう風に僕らって自分はこのままで十分だって思えないのか、もっと改善しなきゃって思ってしまうのかっていうと
限定意識の学校教育を受けてるわけですよね。ダメなところもすごい指摘されるじゃないですか。
小学校、中学校、高校とかでも、これダメ、これダメ、これダメって褒められることって滅多になかったですよね。
そうなると努力を重ねて完全にならなきゃいけないと、良くならなきゃいけないと、常に上を目指さなきゃいけない、
100点取らなきゃいけないみたいな、そういった思い込みを植え付けられてるんだろうなって思うんですよね。
海外で生活した人とか、海外で働いてる人とかと話を聞くと、あんまりこういう人いなくて、俺は最高みたいな思ってる人も結構いて、
その楽観性、羨ましいって僕は思うんですけど、多分育ってきた文化とかも結構影響してるんでしょうね、きっと。
だからそのようにして僕らというのは、今の自分の素晴らしさってことを実感するよりも、自分の未熟さを実感することの方が多いんですよね、どうしても。
僕もそうだし、多分これを聞いてるあなたもそうだと思うんですよ。
そうなってしまうと、そうやって潜在的に持っている自己否定があるので、妻の言葉に対して、妻の言葉を聞いて、自分が持っている自己否定に火がつくんですよね。
やっぱり俺はダメなんだ、みたいな。自分がダメっていう前提でいるもんだから、ちょっと何か言われただけで、やっぱり俺はダメなんだ、みたいなふうに思っちゃう。
それを、そうやって傷ついている自分を傷つかないように、自分を肯定化するんですよね。
そんなことない、いつもじゃない、みたいな。分かったよ、怒りの感情とかでそれをコーティングしようとするんですね。
そうやって自分を守ろうとしてるんですよ。
なんでこうなっちゃうかというと、僕らが潜在的に自己否定というのを持っているからということなんですね。
そういうわけなので、相手からの妻からの何気ない言葉に対して、まるで自分を否定されたような感情と抱きやすいんですね。
これ多分男女、逆でもそうだと思うんですよ。妻も夫からの何気ない言葉に対して、自分を否定されたような感情を抱きやすい。
だから夫婦関係ってなかなかなくならないなと思うんですけど。
こうなった時に、まるで自分が否定されたような気持ちになった時に、どうするかというと、さっき言ったみたいに相手を否定したいとか、そんなことない、全然違うから、みたいな。
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毎回毎回忘れてるわけじゃないよ、今日は忘れたけど、この間払ったからね、とかね、っていうことをつい言い訳は言っちゃうんですけど。
で、あとはその怒りですよね。
分かったよ、やっとくから、やっとくから、いいから、もうそこ置いといて、みたいなことをね、僕もよく言うんですよ。
こうやって自分を守ろうとしてるんですけど、これがコミュニケーションを複雑にさせる、機能不全を起こすんですよね。
まあその通りですよね。だってそんなこと言われたら嫌なんじゃないですか。
ガス材払って、あれ、これガス材払ってないの?って、ただ言っただけなのに、相手が、いやもう分かったからもういいよ、もう置いといてくれよ、とか言われたら、
なんで怒ってんの?みたいな。私非難してないのになんであんた怒ってんの?みたいな、思うわけですよ。
思うだけで多分言わないですよね、女性は。
で、ただムッとして、なんか気まずい空気が2,3日続け、みたいな、っていう風になっていくんですよね。
で、この自己否定に囚われてしまっている人のコミュニケーションっていうのは、相手に自分を認めさせることなんですよね。
さっき言ったみたいに、分かったよ、やっとくからいいかな、みたいな。ちょっと黙っといて、みたいな風にね、相手を服従させたり認めさせようとするんですよ。
もしくは否定する。いや、毎回毎回忘れてるわけじゃないよ。これね、今日、今から行こうと思ってたから、だからここに置いてたの?とかね。
そうやって自分を肯定化する。相手を否定する。そうやって自分を認めさせようとするんですよ。
なんでかっていうと、人間って人から認められると気分がいいんですよね。褒められたりとかね、よくやってるよとかね、自分を認められると気持ちがいいんですよ。
だけど、相手が自分を認めてくれないと、すごい不快な気持ちになるんですよね。
だからこそ、どうしても相手に自分を認めさせようとしてしまうんですよね。コミュニケーションを機能不全に起こしていることに気がつかずに。
そのようにですね、人間というのは、相手の言葉っていうのをそのまんま受け取ってるんじゃないんですよね。そのまんま受け取ってないんですよ。
じゃなくて、そこに対する自分の解釈っていうのを受け取って、それに自分が影響されちゃってるんですよね。
これが一般的な不協和音と呼ばれる現象なんですけど、じゃあどうしたらいいのかっていうことは、相手が
この夫婦関係で言うと妻がどういう意味でその言葉とかそういった表情とかをしているのかってことを聞いていくってことなんですよ。
この一般的不協和音は言葉だけじゃなくて表情についても言われてまして、ちょっとなんか不機嫌な顔をしてるとか妻が怒ってる顔をしてるとかっていう時に、
その表情を僕らは単純にそれを受け取ってるんじゃなくて、そこに自分の解釈を加えてるんですよ。
なんかちょっとイラッとしてるのか、なんでイラッとしてるんだよ、なんかやったのかい、俺がみたいなね。なんで怒ってんだよ、何もやってないんだろう、俺はみたいなね。
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怖いなみたいなふうに自分の解釈をそこに与えてしまって、それに自分が影響されちゃってる。それでコミュニケーションがうまくいかない。これが一般的な不協和音なんですけど、
どうしたらいいのかというと、なんでそういう言葉を使っていたりとか、なんでそういうことを言っているのかとか、なんでそういう表情をしているのかっていうことを聞いていくんですよ、この会話の中で。
そうやって聞いていく中で、初めて自分が、自分が持っていた意味付けとかその解釈っていうのに初めて気が付くんです。
自分は妻の言葉をそのまま受け取ってなくて、ガス代の話で言うと、ガス代を払ってないって言われたその言葉をその言葉通り受け取ってなくて、自分がそこに対して責められているとか、怒られているとか、ダメな人間だとか、お前は本当にダメだみたいなふうに、自分がそこにそういった解釈を自分が与えていたんだってことに初めてそこで気が付くんですよね。
妻がどういう意味で、どういう気持ちでそういった言葉を選んでいたのか、使っていたのか、なんでそういうことを言っていたのかってことを聞くことによって、言葉においては言葉通りですよね。ガス代払ってないね、これみたいな。
で、妻はその言葉を払っていなかったというだけなんですけど、表情とかムッとしているとか、怒ったような顔をしているとか、なんかちょっとイラっとしたりとかどうしてもこれをするんですよね。
なんで怒っているの?なんでそんなムスッとしているの?なんなの?みたいな感じになっちゃうんですけど、そこに自分がなんなんだよ、みたいな解釈をあたえちゃうんだけど、どうしたの?
なんか嫌なことあった?みたいな。なんか俺やっちゃったかな?とかっていうふうに聞いていくんですよね。
そうすると、正しい情報を言ってくれる。
あと、妻から何かしたい不満とか愚痴とかがワーッて言われる時ってあるじゃないですか。
で、言われた時って、怒ってんなってこっちで受け取りますよね。
なんか怒ってる。なんか怒られたみたいな。
で、そこで自分の中の自己否定に火がつくんですよね。
やっぱり俺はダメなんだっていう。自分の中の自己否定に火がついて、それをリカバーしようとして、何言ってんだよって喧嘩が始まるわけですけど。
だけどね、僕これ気づいたんですけど、多くの女性って怒ってるんじゃないんですよね。僕の妻もそうだったんですけど。
怒ってるんじゃなくて、批判とか非難とかをしてるわけじゃなくて、ただ悲しかったんだ、ただ寂しかったんだってことを伝えたかった。
ただそれだけだったってことがすごい多かったんですよね。
これも僕が妻の言葉に自分で勝手に解釈を与えていて、その解釈に僕は影響されていたんですよね。
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その影響されないようになって初めて、その言葉をそのまま受け取る、そこに自分の解釈を与えないことをすることによって、初めて妻が悲しい思いもしていた、寂しい思いもしていたっていうことに僕は気がつけたんですね。
ということで、妻との会話とかコミュニケーションにおいて悩んでいる方の参考になれば幸いです。
今日は一般的不協和音というやつですね。その妻から言われた言葉に対して、そこに自分が解釈を与えてしまう。
そしてその解釈によって自分自身が影響されてしまう。それによってコミュニケーションが複雑になってしまう。
機能不全を起こしてしまうということについて話をさせていただきました。 妻との関係に悩む方の参考になれば幸いです。
質問箱の方で夫婦関係に関するご相談を男女ともと受け付けております。ぜひそちらご利用ください。 放送の説明欄にリンクを貼っておきます。
あと妻との関係に今まさに悩んでいて本気でどうにかしたいと思う方。 こちらノートのサークル機能。僕ノートでたまに記事を書いてるんですけど、そのノートのサークル機能というのを使って
夫婦関係改善カウンセリングとタイマツという名前で、妻との関係に悩む男性向けにアドバイスをズームなどでさせていただいてます。
こちらね、月1コースと週1コースと相談し放題コースって3つあるんですけど、結構やってみて気づいたのが、週1コースで毎週
お話をして、フィードバックをして、次の週またいろいろ改善をしていってっていう。 週1コースが一番改善がしやすいなぁっていうのを強く感じてますね。
妻との関係に今まさに悩んでいて本気でどうにかしたいと思う方はぜひご連絡ください。 僕が一緒に関係改善に向けて伴奏していきます。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。 また明日お会いしましょう。さようなら。
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