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子供が生まれてから、やたら妻が冷たいのはなんで?
家族のために稼いでいるのに、なんでこんな酷い集中を受けないといけないの?
そんなことを考えていることはないでしょうか?
実は、女性は産後に起こる脳と体の物理的な変化によって、本人の意思とは関係なく、母の体に変化します。
そして、現代を生きる僕ら男性は、崩壊した父親像にしがみつくことで、夫婦関係を破綻させているのです。
といったことについて、今日も話をしていこうと思います。
何のことかというと、子供が生まれてから、妻が急に夫に冷たくなるのですとか、
家族のために僕ら男性って働くじゃないですか。
生まれた子供のために稼がないといけないと思って頑張って働く。
なのに、なんでこんなに妻は冷たいの?ということがあると思うんですよね。
経験されたことがあると思うんです。僕もありますし。
なんでこういったことが起こるのか、そしてどうすればいいのかということについて、
今日話をしていこうと思います。
2つに分けて話をしていきます。
子供が生まれて母になる妻、子育てをして父になる夫という話と、
父親の定義は変わっても外部環境は変わらないということ。
この2つについてまとめながら話をしていこうと思います。
今日も党の産婦人会委員長の委員長さんが書かれた、
知っておくべき産後の妻のこと、そして今日はですね、
脳研究者の池谷優里さん、この方も子育てはされているパパなんですけど、
この池谷優里さんが書かれた、パパは脳研究者という本からも一部引用しながら話をしていこうと思います。
今日の話を聞くとですね、なんで妻というのは母になった途端に冷たくなるのかですとか、
あと僕ら男性が、なんで今こんな苦しい思いをしているのかということが、
なんとなくちょっと分かってくるかなと思うので、ぜひ聞いていただければと思います。
まずですね、子供が生まれて母になる妻ということなんですが、
産婦人会委員長さんが書かれているだけあって、とても分かりやすく説明されていました。
ちょっとね、こいつも話をしていくと、子供が生まれて母になる妻というのは、
2つのホルモンが大きく影響をしているんですね。
エストロゲン、男方ホルモンと呼ばれるエストロゲンというホルモン。
そして、胞体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンというホルモン。
この2つのホルモンが女性に大きな影響を与えています。
エストロゲンというのは女性なしさを生み出すホルモン。
プロゲステロンは妊娠を助けるホルモンと呼ばれていまして、
この2つが普段は女性の体の中でバランスをとっていて、日常生活を送っているということなんですね。
なんですが、妊娠するとこのホルモンのバランスがすごい大きく変わるんですね。
妊娠中はプロゲステロンというホルモンは通常の月経周期の血注ピーク値の10倍以上に増えると、
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かなりプロゲステロンというホルモンが増えていく。
妊娠を助けるホルモンですね。
これがどんどん10倍以上に増えると。
そして、エストロゲン、女性らしさを生み出すエストロゲンというホルモンは、
妊娠を経験しない女性が一生かけて浴びる総量以上の量を生み出すと呼ばれています。
妊娠中に。
とてつもなく、妊娠中は妊娠を経験しない女性が一生かけて浴びる総量以上の量を生み出す。
とてつもない量ですよね。
一生かけてでも分泌されない以上のエストロゲンが、
妊娠中の女性は分泌されているということなんですね。
このホルモン、大きなホルモンの変化が、
女性の脳と体にどういう影響を与えるのかと言いますと、
まず脳については、すごい大きな変化が起こるんです。
脳の回路が大きく変性されるということなんですが、
妊娠すると女性の脳というのは大脳皮質の開発皮質という部分があるんですが、
ここの体積が大規模に減少するんですね。
一気にガクンと下がっていく。
そうなるとシナプスと呼ばれる神経回路を伝達させるシナプスってありますよね。
あのシナプスがゴッソリ刈り込まれて、
シナプスがゴッソリ無くなっていくんですよ。
芝刈り機でバーッと芝刈りしていくみたいな感じで、
バーッと刈り込まれていく。
すると何が起こるかというと、
シナプスの数が減るので、効率よく神経回路が働くんですね。
産後の女性が、産休休休が明けて復帰した女性が、
めっちゃ効率よく働くという現象を結構目にするんですけど、
あれってこれじゃないかなと思うんですよね。
脳の中のシナプスが刈り込まれて、余計なことをしなくなる。
効率的に脳が働くようになるということが起こっていることが原因じゃないかなと思っていて、
こんな風に効率よく神経回路が働くようになるんですね。
脳が変わっちゃうわけですよ。
そして特にこの開白質の体積の中でも、
現象が顕著だった部分というのは、
他人の心を読む皮質領域だと言われているんですね。
そうなると何が起こるかというと、
他人の心を読む皮質領域の現象が激しい女性ほど、
産後の赤ちゃんへの愛情が強かったと言われています。
ここすごい意味深だなと思うんですけど、
他人の心を読む皮質領域が減るということは、
他人に対してあまり遠慮しなくなるというか、
そこまで人の気持ちを読まなくなるということなんですよね。
産後の妻の変化を皆さん思い出してもらいたいんですけど、
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あまり人のことを気にかけたりしなくなったという気はしませんかね。
こんなことを言うと女性に怒られると思うんですけど、
夫に冷たくなったりとか、周りの人間に対して、
一緒に働く同僚とか、他の友人とかに対しても、
ちょっと冷たくないって、そこまで言わなくてもいいんじゃない?
みたいなふうに思ったことがあると思うんですよ。
これはまさにこれなんですね。
他人の心を読む皮質領域。
他人の心を読むための脳の部分が減ってるんですよ。
減ってるからこそ、人の気持ちが分かんなくなってくるということ。
これだけ言うと、ここだけ切り取ると、
すごい悪口言ってるみたいに聞こえると思うんですけど、
こうすることによって、無駄な作業をしなくなる。
無駄な作業をしなくなることによって、
子供に対する愛情をより深くかけることができるようになるっていうことなんですよね。
体の中、脳の中で子供を育てるために変化してるんですね。
これ本人の意思じゃないんですよ。
誰かに意地悪しようとか、誰かに冷たくしようとか、
性格悪くなってるとか、性格悪いよねとかっていうことじゃなくて、
女性もそうしたくてしてるわけじゃないんですよ。
脳の中のシナプスがぐっそり刈り取られちゃってるんで、
勝手にそうなっちゃってるんですよね。
止められないんですよ、この現象って。
さらに、3後2年間経っても、この脳の変化というのは変わらなかったそうです。
妊娠・出産というのは、このように脳回路の大掛かりな再編成を引き起こすというわけなんですね。
これはですね、バルセロナ理事大学のヘクゼマ博士という方の研究データです。
これはパパは脳研究者という本の中に書かれているので、
詳しく知りたい方はぜひ本書を読みください。
とても参考になる本です。
そして、出産後何が起こるか。
さっきは妊娠中の話ですね。
妊娠中はプロゲステロンとエストロゲンがとてつもないほど増えていくと。
そして脳の回路が大規模な再編成を引き起こす。
では、出産後何が起こるかというと、
出産後は前回お話したように体盤が外に出ちゃうんですね。
体の外に出ちゃう。
そうするとエストロゲンを分泌している体盤が外に出ちゃうんで、
大きくエストロゲンの分泌が減少するんですよ。
そしてエストロゲンというのは、
体盤が出るからエストロゲンが減るということもあるんだけど、
これは体のメカニズムの一つで、
エストロゲンというのは母乳の分泌を抑えちゃうんですって。
子供を産んだ後っておっぱいをあげなきゃならないじゃないですか。
おっぱいが出ないと困っちゃいますよね。
赤ちゃんの栄養が行き届かないし、
女性としても子供のことを育てられなくなって困っちゃう。
だから母乳の分泌を抑えちゃうエストロゲンを
女性の体は出さなくなってくるんですよ。
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減らすんですよね。
これって、これもまたその女性の意思とは関係なく
体の中で起こっている変化なんですよ。
本人が、よし、母乳を出すためにエストロゲンを抑えるぞ!
えい!みたいな感じでやってるわけじゃなくて、
勝手にそうなっちゃうんですよ。
勝手に自分の体が母乳を分泌させるために
エストロゲンを抑えちゃうんですよ。
不思議ですよね。
もう人体の神秘だなと思うんですけど、
こういった不思議な現象が女性の体の中で起こっている。
脳の中で起こっている。脳と体の中で起こっている。
男性と全く違いますよね。
男性、子供、自分が産むわけじゃないから全然変化してないけど、
女性はこうやって妊娠・出産、文字にするとたった4文字だけど、
妊娠・出産ってたったの4文字だけど、
その4文字の変化、妊娠・出産の変化が女性に与える影響ってとてつもなく大きいんですよね。
まるでホルモンのジェットコースターのように、
妊娠・出産を経て女性の脳と体は大きく変わっていくというわけなんですね。
なのでまさに妊娠・出産、その瞬間に妻の体は母親に切り替わっていくということなんですね。
そして、以前の放置団僕お話をしてますけど、オキストシンってホルモン、これが鍵を握ってまして、
オキストシンが母の強さを作るというふうに言われてるんですね。
どういうことかというと、僕ら夫が子供の世話しようかなって思って、
なんかやろうかなと思っていると妻がすごい嫌な顔をする。
ちょっとやめてよ、私やるからいいから、あんたやめてみたいなふうに言われたりとか、
家に帰ってきた時に、ちょっと遅くなっちゃったなって、
ちょっと静かに帰ろうかなと思ったけど、音を立ててしまって、
あんたの寝返しつけたのにあんたの足音で起きちゃったよとか怒られたり、
あんたのいびきがうるさいから子供が夜泣きすんのよって、
こういった僕ら男性からしたら些細なことで妻が怒られてしまうという経験があると思うんですね。
そうなってくると、何なんだよ、もういいよ、そんなことになったらもういいよとなって、
僕ら夫は育児に参加しなくなって、夫婦関係がますます悪化していくという現象が起こる。
これって結構多いなと思うんですけど、こういったことって多いと思うんですけど、
これってホルモンによる罠なんですよ。ホルモンによる罠によって夫婦関係が悪化していくんですよ。
全ては愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの仕業なんですね。
このオキシトシン何なのかというと、これは男女問わず体内で生成されるホルモン、男も女も出てます。
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これはセックスと出産の時に最も分泌されると言われていて、
なんで出産の時に分泌されるかというと子宮を収縮させるホルモンなんですね。
なので腎痛促進剤としての効果があるんですよ。
子供を産みやすくするために、腎痛を促進するためにオキシトシンが分泌されるんですね。
そして産後間もない母親は受妊をしている時とか、子供と密着してゆっくりした時間を過ごしている間に、
よくこのオキシトシンが働くと言われています。
これによって赤ちゃんとか自分のパートナーを愛おしく感じて、愛情を深めていけると言われています。
オキシトシンについての面白い実験があって、
すごい不利な契約書を読ませて、不利だと分かっているんだけど契約しちゃうという実験があるんですね。
オキシトシンって、確か注射しても脳に届かないらしいんですよね。
脳に届く前に効果が切れちゃう、もしくは届かなくなっちゃうみたいで、
人工的にオキシトシンを身体に摂取するためには鼻にスプレーするしかないらしいんですよね。
鼻にオキシトシンをスプレーさせると、目の前の他人を無条件で信じてしまって、
不利な契約を要求されてもサインをしちゃう。
オキシトシンの効果がしばらくすると切れる。
そうすると、なんでこんなことにサインしたんだ?
なんでこんなめっちゃ不利な契約をオッケーしたんだろうって思うんだけど、
またオキシトシンをかがされると、また同じように不利な契約をしちゃうっていう、
すごい不思議な実験結果が出てて、
これってオキシトシンのまさに効果なんですよね。
相手を信頼しようと思う、相手に尽くしたくなるホルモンなんですよ。
子供を育てるために自分の体が分泌しているホルモンなんですよね。
子供への愛、自分の子供を産んだ時に、育児放棄しないために、
この人間の体は自分の子供をちゃんと面倒を見るために、
目の前の子供を信頼する、目の前の子供に尽くしたくなるために、
そういったホルモンを分泌させてるんですね。
これもすごい女性の身体の神秘だなと思うんですけど、
だけどいいことばっかりじゃないんですよね。
いいことばっかりじゃなくて、子供への愛情が深まると同時に、
自分の子供を守ろうとする母親の攻撃性も高めてしまうと言われてます。
副作用と言ったらいいのかわからないですけど、
排他的になるとよく表現されてますね。
これはよく言われるガルガルキっていうやつなんですけど、
子育て中の動物ってすごい気が立ってるって言うじゃないですか。
メスがすごい気が立ってて、
その巣穴に近づくとかフェーって攻撃したりとか、
自分の子供がいる鳥とかで巣とかあるじゃないですか。
自分の巣があって卵があったりとかヒヨコがいたりとかするところに人が近づいてくると、
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鳥がすごい勢いでウェーって、ウィーは言わないのか。
ウィーとは言わないかもしれないけど、
外敵を威嚇したりとかしますよね、動物のメスが。
あれ人間も同じなんですって。
自分の子供を守ろうとして母親が、
妻が夫に対して冷たく当たったりとか、
ちょっとやめてよ、あなた向こう行ってよとか、
お前が帰ってくるから子供起きんだよみたいな。
むしろ帰ってくんなよとかね。
もう子供寝てから帰ってこいよみたいな風になったりするっていうのは、
動物的本能であって、
妻がヒステリックになっているように見えるんだけど、
実はヒステリーじゃなくて、妻の意思でもないんですよね。
ただの本能なんですよ。
よく女性が言うセリフで本書の中に書かれているのが、
他人の衛生状態が気になって、
誰にも私の子供を触らせたくないとか、
実の親でさえ抱っこさせたくないとか、
他人に赤ちゃん捕らえちゃうかもしれないみたいな風に、
僕ら夫からしたら、
いやお前気にしすぎだろ、誰が捕るんだよとか、
俺の親汚いってことかよみたいな風に思ったりとか、
お前の親そんな汚くないだろうとか、
気にしすぎだろって思ったりするじゃないですか。
だけどこれって妻の意思じゃないんですよね。
妻が考えていることなんだけど、
妻の動物的本能なんですよ。
だから本人にもどうしようもないんですよね。
そこでお前気にしすぎだろって言われても、
何言ってんのよ。
逆にガラガラってやられちゃうだけなんですね。
それ本能なんで。
どうにもできないんですよ。
どうにもできないから、
僕ら男性は何も言っちゃいけないんですよ。
言い返しちゃいけない。
意見しちゃいけないんです、こうなった時は。
寧静に全然なれない状況なので、
僕らは静かにそこから去った方がいいと僕は思っています。
そんな風にガリガリした感情が芽生えてくるので、
夫に対しても攻撃的になってくる。
なんで私は決めたルールで守ってくれないの。
私はこれだけ頑張ってるのに。
夫に強く当たってしまう。
そして子供をコントロールしたくなる。
強く叱ってしまうというのもオキストシンが原因としている。
このようにオキストシンというのは、
愛情と攻撃のバランスがめっちゃ狂いまくる恐ろしいホルモンなんですよね。
愛情ホルモンとか呼ばれていて、
幸せホルモン、幸せを感じるホルモン、
ああ、なんか幸せだなあって気持ちいいなあって思うホルモンなんだけど、
こんな風に愛情と攻撃のバランスが狂いまくっている恐ろしいという
恐ろしいホルモンという側面もあるんですね。
こういった女性の感情のバランスの狂いまくっているバランス、
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愛情と攻撃が狂いまくっているというのは、
女性自身もわかっているんですよ。
なんで私こんなことしちゃったのとか、
なんで私こんなこと言っちゃったんだろうとか、
ああ、なんて私はダメなんだ、
ダメな母親なんだ、
ダメな妻なんだという風に、
自己嫌悪に陥りやすいんですよね、女性もまた。
だけど産後の女性が攻撃的になるのは正常な反応なんですね。
脳や体が母親として正常に作動している証拠なんですよ。
ちゃんと動いている母親になっているという証拠なんですよね。
僕は男性からしたら、
お前気にしすぎだろうとか、
なんでそんなこと言うんだよと思うんだけど、
女性もまた、
なんで私こんなこと言っちゃったんだろうとか、
母親失格だわ、妻失格だわって思ってしまうんだけど、
それが普通なんですよ。
それが正常な状態、むしろ喜ばしい状態なんですよね。
これがですね、僕ら男性も女性も、
2人ともが分かっていると夫婦関係が悪化しにくくなるんですよね。
脳裏的に理解をしていると。
だけどこのメカニズムを理解しないと、
夫はちょっと妻には近づかないほうがいいな、
ちょっと遅く帰ってきたほうがいいな、
むしろ家に帰らないほうがいいかもしれないなと思ってくる。
家事、育児は妻に任せようとなっていって、
妻の不満はどんどん溜まっていき、
夫婦関係は悪化していくとなるんですね。
次に、子育てをして父になる夫ということなんですけど、
これはですね、男性は子育てをすることで初めてオキストシンが分泌されるんですよ。
もちろんセックスとか、誰かとハグをしたりとか、
そういった愛着が増える密着した状況でもオキストシンが分泌されるんですけど、
産後の女性の分泌とは違うんですね。
産後の女性の分泌はないんですよ、男性には。
男性は子供が生まれてもオキストシンが出ないんですよ。
自分が出産するわけじゃないから。
前回話をした、親になるスターとダッシュの違いが
夫婦関係を破綻させるって話と同じなんですよ。
一緒に子育てをすることによって、
男性も同時にオキストシンを分泌させることができるんですよね。
分泌させることによって子供に対する愛情が深くなっていき、
そして妻と同じ目線で物事を見られるんですよ。
妻が子供が生まれた後とかによく言うと思うんですよ。
あそこの人が私の子供を触ってくるのすごい嫌なのよねとか、
私の父親が子供を抱っこしようとするんだけど、
妻は孫ですね、孫を抱っこしようとするんだけど、
落とさないか心配で預けられないのよね。
妻が子育てをしていなくてオキストシンが分泌されていないと、
お前気にすぎだろって別に大丈夫だよって落とさないよって言うんだけど、
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自分が子育てをちゃんとしているとオキストシンが分泌していて、
子供に対する愛情が出ているので自分も同じように考えるんですよ。
そうだよな、確かに怖いよなって、
本意って落とされて嫌だよな、なんか年取ってるしな、ちょっと怖いよなって風に思ってくる。
そして他の人に触らんの嫌だよね、何触ったか分からないで触ってくんなよって感じだよねみたいな風に思えてくるんですよ。
同じように自分の脳が変わってくるから自分の脳も同じように再編成されてくるんですよ。
こういった変化が夫婦ともに同じスタートダッシュが切れると、
同じ目線で物事を見られるようになる。
これから当事者意識ってやつを生んでくるんですね。
次はですね、父親の定義は変わっても外部環境は変わらないって話をしたいなと思うんですけど、
さっき話をした子育てをして父になる夫って話しましたよね。
確かに男性は子育てをすることはお気持ちが分泌される。
だけど、誰のが誰も子育てに力を注いでいるわけじゃない、注げているわけじゃないと思うんですよ。
だからこそ多くの男性が困っているんだと思うんですが、
じゃあなんでそういった現象が起こるのかということですね。
これは父親の定義が変化していることに影響しています。
80年代の高度経済成長期前後というのは、つまり僕ら30代40代の男性の親世代ですね。
親世代がバリバリ働いて子供が生まれたあたりかな、の時期だと思うんですけど、
この時期というのは外で汗水垂らして生活費を稼ぐことで家を守る人というのが理想の父親像とされていたんですね。
なんとなくわかると思うんですけど、この時代の父親像というのは、
なるほどな、大黒柱ってやつだよねって多分思うと思うんですよね。
つまりその父親というのは確かに一家を大黒柱だったんですよ。
この家を支える唯一の柱だったわけですね。
今みたいに各家族化も進んでいないし、友働きも少なかった時代なので、
家族の中で最も力のあるリーダーというふうに思われていた。
そして昭和時代というのは父親だけ違うおかずが用意され、風呂は一番風呂。
そして家族の誰もが父親の言うことに絶対服従だった。
ていうことで、なんか野球漫画でありましたよね。
星一哲とか全然わかんないけど、
大抵妖精ギブスとかをつけられた人もありましたよね、野球の。
野球の主人公の親父がよく茶筒でひっくり返すじゃないですか。
バカヤローとドカーン、ガンガンカッシャーンと茶筒でひっくり返したりとかする。
ああいうイメージですよね。一家を大黒柱であって、最も力のあるリーダー。
自分が一番、誰もが親父に絶対服従。
これが昭和時代だったと。
そして昭和時代の母親というのは、父親に従い家事も育児もすべてこなす人というふうな母親像だったらしいんですね。
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つまり家事というのは女性の仕事だったんです、当時。
なんで女性がそんな負担を負うことができたのかというと、
昔は大家族で貧乗事件も盛んだったので、父親が家事を手伝わなくても母親なんとかなったんですよね。
僕の祖父母は友働きだったんですよ、珍しく。
友働きだったので、近所の知らないおばさんの家で僕の母親は育てられていたんですよね。
面倒見る人がいないんで。
小学校に入ってからはご飯を作ってくれる人がいなくて、天野門とかを頼んだりとかしてて、ネグレットに近かったんですけど。
多分その時に僕の祖父が働いてなければ、面倒見ていて昭和時代の家族って感じだったんですけど、
友働きだったので、その時代のバグみたいなもんなんですね、僕の祖父母っていうのは。
本来だったら、本来というか滅多にないレアケースだったので、だから多分僕は昭和時代の父親像っていうのが僕の中でインストールされてないんだろうなとは思うんですよね。
僕の父親も無子養子で家に入ってきたんですよね、僕の祖父母の家に。
僕の母の無子として、無子養子として入ってきた。
苗字も変わったんで、ちゃぶらひっくり返すのは親父じゃなかったんで、だから僕はあんまり影響を受けてないんだろうなと思うんですけど。
だけど、より多くの家庭というのはこういった感じだったんですよね。
そして、現代になると90年代に核家族化がどんどん進んでいって、遠距離働き世代と専業職世代が逆転したのが90年代だったんですよね。
そうなってくると、近所付き合いもどんどん減ってくるわけですよ。遠距離働きで忙しくなってくるし。
祖父母と一緒に住むこともなくなっていって、核家族化がどんどん進んでいくと。
そうなってくると、男性は外で働きながらも家事も育児も分担することが求められてくるんですよ。
今までだったら働いてるだけでよかったのに、家事も育児もやらないといけなくなってくる。
だけど、擦り込まれた昭和時代の価値観というのを引きずって、父親の使命は働くことだと思い込んだ人が多いと。
これはなんとなくわかると思うんですよ。
ただ、僕ら男性、恋に出してそんなことは言わないし、自分でも気が付いていないケースが多いと思うんですよね。
いや、そんなことは思ってないやと。
俺の使命が働くことだ、家族のこと、家のことは全部妻がやって、俺の使命は働くことだったなんて別に思ってないしって言う人多いと思うんですよ。
だけど、よくよく自分がやってきたこととかを考えてみると、もしかしたらそういった昭和時代の価値観を引きずっているのかもしれない。
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もしくは、そういった価値観を擦り込まれているのかもしれないってことはあると思うんですね。
なんでこんなこと起こってるの?昭和ってもう昔の話じゃん。平成も終わってるしって思うじゃないですか。
なんでこんなことが今でも起こってるのかっていうと、男性が外で働く環境が変化してないからなんですよね。
周りの精神学と比べてみるとすごい顕著で、週49時間以上働く男性の割合というのは、日本は31.6%なんですね。
フランスはその約半分、16.1%なんですよ。働いている割合がね。つまり長時間労働している割合が半分しかないってこと。
日本とフランスの男性って育児をしている割合はほとんど変わってないんですって。
だけど、家事をしている割合がかなり違うらしいんですよ。家事をしている男性の割合が日本とフランスでは大きく異なっている。
その理由は働きすぎだってことなんですよね。日本は精神学の中でも男性が長時間働いていて、家事時間を確保できていないっていうことなんです。
働きすぎ、個人的にも働きすぎっていうのもあるし、企業としても働かせすぎっていう問題がある。
つまり長時間労働問題ですね。これが今でも続いている。商売から変わっていない。
ゆえに男性の父親の働き方、そして父親としてのあり方のロールモデルが今存在しない状況なんですよね。
昭和時代だったら、星一つか星ヒーマンみたいなどっちか忘れてましたけど、チャヴでバーンってひっくり返したらよかったんですよ。
俺の言うことを聞けないでよかった。なぜなら唯一稼いでる人だから。家族を養った唯一の人間だから。
だけどそんなことはない。友働きが増えているし、友働きじゃなくても、私一人で家事も育児も無理だよ。
だって静岐一緒に住んでないし、近所に助けてくれる人なんかいないしっていう状況になっている。
外部関係が大きく変わっている。女性の外部関係が大きく変わっているにも関わらず、僕ら男性の外部関係はほとんど変化してないんですよ。
働きすぎっていう問題は変わっていない。
だからこそ、父親としての在り方はどうあるべきなのかっていうロールモデルが存在しない時代を僕らは生きている。
だからこそ僕らは苦しいんですよ。
稼ぎながらも、どうやって家事育児もやったらいいのか、どうやって妻と向き合ったらいいのかっていうことに、僕らはまだ慣れていない。
どうすべきかいいか答えがない状態なんですね。
だけど僕この状況だんだん変わりつつあるなと思ってて、あと10年ぐらいしたら結構変わってくるなと思うんですよ。
なぜかというと、男性の育休システムは変わったんですよね。
今年から変わって、企業が男性に対して、お前の奥さんが妊娠したんだろう?どうする?育休取るか?取らないか?
育休ってのはこういうシステムなんだよってことを、企業が言わなきゃいけなくなったんですよ。義務付けられたんですよ。
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だから男性は、え?男も育休取れるんですか?っていうことを知っているようになるんですよ。
これ結構大きくて、男性も育休取れるってことを知らない人が多いんですよね。
国のシステムなんだけど、会社のシステムと勘違いしてて、うちの会社そういうシステムないんだよとか言う人いるんだけど、関係ないから、国のシステムだからっていう話なんですよ。
企業がちゃんと男性に説明することによって、男性に男性の育休が取れるっていうことが分かるようになって、
ちなみにこれは90年代から取れるんですけど、ほとんどの人は知らないんですよ。
男性の育休取れるってことが分かるようになって、あと規模の大きい企業では今後、男性がどれだけ育休を取得しているかってことを開示することになるんですよね。
こうなってくると、新入社員とか転職するときとかに、この会社やばくない?男性の育休取得率1%じゃんとか、ちょっとやめようっていうふうに選ばれる基準の一つになってくるなって僕は思うんです。
そうなると企業も、やばいな、男性の育休ちゃんと取らないで、人が来ないよ、入社の人来ないよって状況になってくるはずなんですよ。
実際、僕の周りでも3ヶ月間とか1年間で育休を取る男性が明らかに増えてきたんですよね。
僕が育休を取った4年前はほとんどいなくて、え?男が取るの?みたいな感じだったし、3ヶ月でも取ってクビにならないの?みたいな話をされたりとかしていたんですけど、
最近ほとんど変わってて、普通に3ヶ月取りますとか1年取りますっていう人が増えてきて、この間取ったんですよねって人も増えてきて、変わってきたなって、この4年で大きく変わったなって思ってて、
これは男性の産休休休システムが変わったこと、法制度が変わったことによってさらに加速していくと思うんですよね。
なので、出産後の男の働き方は今後大きく変わってくるはずなんですよ。
どういう風に変わってくるかというと、長時間労働にとらわれない働き方が増えてくるはず。
子育てに大きく関わってくると、長時間労働の無意味さってことをすごい痛感するんですよね。
多分僕は男性の脳も効率化しているのかな、シナプスは刈り取られてるんじゃないかなと思うんですけど、
そうなってくると長時間労働にとらわれない働き方は模索するようになるんです。僕もそうだったんですけど。
そういった動きが社内の効率化を進める社内改革に進んだりとか、転職したりとか、起業したりとか、
あとは子育てしやすい場所に移住したりとか、といった状況が社会的な変化がこの後おそらく出てくると思うんですね。
5年10年で大きく変わってくるなって思っています。
はい、そんな感じで今日はちょっと長くなっちゃったんですけど、
子供が産まれて、ホルモンが女性を母にするメカニズムについて、そして脳でモデルなき現代の父親についてお話をさせていただきました。
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また次回は知っておくべき産後の妻のことをもとに、僕ら男性が産後の妻とどうやって付き合ったらいいのか。
産後はすぐ終わってるよっていう場合であっても、これからできることは一体何があるのかということについて話をしていこうと思います。
ゴールデンウィークがもう始まるんですけど、うち今回3回キャンプ行くんですよ。
3回キャンプに行く予定で、1回はファミリーキャンプ、保育園の時のまま友達と行くのと、あとは自分たちだけで行くのが2回あるんですけど、
3回続けていくっていうのが初めてで、キャンプに行くにあたって楽しめないと意味がないじゃないですか。
大人も子供も楽しむような工夫を今回は考えていこうと思ってて、火起こし器を買ったんですよね最近。
古代人って言ってもわかんないけど、昔の人が火起こしをする時に使ってた道具あるじゃないですか。
紐を巻きつけて、摩擦で火を起こすやつ、グイングインって全然伝わんないと思うんですけど、
そういう火起こし器がナーク店で売ってて、それ買ったんですよ。
それで子供たちと火起こしして遊ぶかなと思ってて、あと料理ですよね。
スキレットっていう鉄か何かの鍋、フライパンかフライパンとかダッチオーブンとか使った料理を
ちょっと妻と一緒に今回は色々考えてやろうかなと話をしてて、
子供たちだけ楽しめてもしょうがないんで、僕ら大人も楽しめるような工夫を考えて今回はキャンプに行こうと思ってるんですよね。
なのでその辺の話とかもまた次回とか、次回は無理かな。
別な機会とかでファミリーキャンプで子供も夫婦も楽しめるやり方みたいなやつを
ちょっと模索していこうと思うんで、シェアしていけたらなって思ってます。
そんな感じで今回も最後までありがとうございました。
夫婦関係悩んでる方向け、男性向けにノートサークルを僕運営してますので、
妻との関係悩んでいて、自分の場合はどうしてるのかわからないと、
真っ暗な暗闇の中で妻が考えていることがわからない、
一体この先どこへどうやって行ったらいいのかわからないという方はご連絡をください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
また次回お会いしましょう。さようなら。