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2022-04-25 34:39

#373 夫が"絶対"に知っておくべき産後の妻の"医学的変化"とは?

【「知っておくべき産後の妻のこと」シリーズ】

知らぬ間に変わっていた夫婦関係、出会った頃のような愛情を妻から感じることはもうない。 

なぜこうなってしまったのか?

 その原因の多くは「産後2週間」にありました。 

男性が絶対に知っておくべき「産後の妻の変化」とは? 

今回からは東野産婦人科院長 東野純彦さんの著作「知っておくべき産後の妻のこと」を元に、産後にもつれた夫婦関係をどのように改善していったらいいのかについてお話をします。 

今回は産後2週間に起こる産後の妻の医学的な変化についてお話をします。

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知らぬ間に変わっていた夫婦関係。 出会った頃のような愛情を妻から感じることはもうない。
なぜこうなってしまったのか。 その原因の多くは産後2週間にありました。
男性が絶対に知っておくべき産後の妻の変化とは。 今回からは、当の産婦人科院長、当のアツ彦さんの著作
知っておくべき産後の妻のことを基に、 産後にもつれた夫婦関係をどのように改善していったらいいのかについてお話をしていきます。
ということで、今回からのアツの夫婦関係学ラジオでは、 知っておくべき産後の妻のこと、産後に妻にどういった変化が起こるのかということを、
そして、もつれてしまった夫婦関係をどうやって改善していったらいいのかということを、 書籍をもとに解説をしていこうと思っています。
この本をですね、僕も何度かご紹介をしていて、産婦人科の院長さんが書かれているんですよね。 そして男性の方が書かれている。
ということで、僕ら男性にとってはとてもわかりやすいというか、 理解がしやすい、納得しやすいような書き方をされているので、とても読みやすいと思います、男性にとっても。
もちろん女性にとってもいいと思うんですけど、男性向けに書かれていますので、 多くのこういった本とかって、
男性を、意図はないにしても男性を批判するわけじゃないんですけど、そういったようなことをこっちは感じ取ってしまうようなことってあるんですよね。
だけどそういったような批判とかはこの本の中ではなくて、 淡々とこういった事実がありますとか、こういったふうにするとうまくいきますとかっていうことを、
この委員長さんのご経験と、あと医学的な近地からご説明をしているので、とても納得がしやすい本なので、
今、夫婦関係を悩んでいる男性の方には、ぜひご説明の本です。 初回の今回は、妻の産後2週間に起こる妻の医学的な変化についてお話をしていこうと思います。
まずはですね、 前回のシリーズの産後クライスの中でもお話をしたんですが、産後急激に冷める妻の愛というテーマでまず書かれてまして、
妊娠中の妻と夫はどちらも74.3%が約7割ですよね。配偶者と言うと本当に愛されていると実感すると答えていると。
これはですね、4組のうち3組が愛し合っているということになるんですが、子供が0歳になると夫は63.9%、若干下がる。
そして妻の方は45.5%しか夫のことを愛していると感じていない、実感していないと。
2人に1人は夫を愛していないと、もう嫌になっちゃってるんですよね。 子供が0歳の時、つまり0歳から1歳の間に生まれたすぐですよね。
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そして子供が2歳になったら夫を愛していると答えた割合は34%まで減ると。
これは妊娠中に愛していると答えたのが74.3%なので、その半分まで減っちゃってるんですよね。
もうだいぶ気持ちが冷めていく。 これはベネツの研究データなんですけど、これは産後クライスの本の中ではこれが主な
エビデンスとして書かれているんですね。 夫に対する妻の愛は産後どんどんどんどん下がっていくと。
この本の中では、じゃあなんでそんな風に妻の愛情は下がっていくのかということを医学的な変化、妻の医学的な変化から読み解いています。
今回の話はこの第1章についての要約になるんですけど、
じゃあ産後の妻に起こる医学的な変化は何なのか、なぜ妻は夫を愛さなくなってしまうのかということを医学的な近地から話をしていこうと思うんですが、
まず大きいのはホルモンの変化なんですよね。 妊娠中、女性は体版からエストロゲンという女性ホルモンが大量に分泌されるんですね。
それによって母親になる準備が始まるというふうに言われています。 どういった準備かというと、
授乳のために乳房が大きくなったり、出産に向けてお尻の周りに皮下脂肪がつくという現象が起こるんですが、これはエストロゲンの働きなんですね。
女性ホルモン、エストロゲンの働き。 なんですが、出産後、体版って外に出ちゃうんですよね。体の外に体版が出ちゃうんですよ。
そうすると、エストロゲンを今まで大量に分泌していたものが体から消えちゃうので、急激にエストロゲンが下がっちゃうんですよ。
全然女性ホルモンは出なくなる。 よく産後の女性が肌がカタカタになるとか、白皮が増えるとかってよく言うじゃないですか。
あれってエストロゲン、女性ホルモンが急激に下がったからなんですよね。 そして、そういった体の変化とは別に精神的な変化も起こっていく。
これが、この夫に対する愛情の変化にも影響を与えているんですが、
何が起こるかというと、眠れない、元気が出ないといった症状が出るんですね。 女性ホルモンが急激に下がったことによって。
これは産後の気分障害、マタニティブルーズというふうに呼ばれているんですね。
このマタニティブルーズというのは何なのかというと、 出産の2、3日前から始まっていく。
よくマタニティブルーとかって言うじゃないですか。 あれって何だろうな、それとは何かちょっと別みたいなんですけど、
生まれる前の不安な気持ちってあるじゃないですか。 子供できるのかな、大丈夫かな、ちゃんと産めるかなというふうに、
マタニティブルーね、みたいなふうに言いますよね。 あれとは多分ちょっと違う概念なのかなと思うんですけど、
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出産2、3日前から産後3日以内に起こりやすいと。 産後3日以内に起こりやすいってことなので、
また子供が生まれることへの不安では多分なくて、精神的な変化、 ホルモンの変化による精神的な変化なんですね。
これは数日間続くこともあるんですけど、 2週間で自然に収まると言われています。
どういう検証かというと、朝は笑顔だったのに夕方はワンワン泣いてるとか、 感情のコントロールができなくなって情緒不安定になると。
産後の女性の約3割がなると言われています。 これはですね、マタニティブルーズは気分障害と言われてるんですが、
気分障害っていうのは、なんか気分って言われると、 なんかその気持ちの持ちようでしょうとかって思っちゃうんだけど、
僕もなんかそういう意味かなと最初思ったんですけど、そうじゃなくて、 気分の抜き沈みじゃなくて、脳内伝達物質の働きが低下することで起こる病と書かれてるんですね。
病気なのかな、それで言うと。 脳の中の伝達物質の働きが低下するということ。
気分のミラがあるなとか、なんかすごいうちの妻は感情的だなとか、 なんでそんな怒ったり泣いたり笑ったり、なんかすごい波があるの?って思うじゃないですか。
その時本人の中にはすごい葛藤とか心慣らしが巻き起こっていると言われてるんですね。
このマタニティブルーズは、出産から2週間経つと徐々に体が元の状態に戻っていく。 ホルモンのバランスとかもだんだんと変わっていく、元に戻っていくため、
マタニティブルーズも収まりやすいというふうに言われています。 だけど、
2週間経っても治らない場合があるんですね。 それは産後鬱の可能性があるというふうに言われています。
産後鬱って何なのかというと、出産後1、2週間から数ヶ月間の間に発症する鬱病だと言われています。
自信喪失、憂鬱、涙が出る、元気が出ない、食欲がない、不眠といった症状が長期間続いて、最悪の場合、自殺を誘引すると言われています。
恐ろしいですよね。産後鬱。 これもなんかね、気分の持ちようでしょとか、気分の問題でしょ、気持ちの問題でしょって言われやすいんだけど、
根気としては病気なんですよね。産後鬱って病なんですよね。 鬱病っていうぐらいですから、これはもう病なんですよ。
どうやって起こるかというと、脳の中の神経伝達物質の不具合から起こる病気というふうに言われています。 これもまた病気なんですね。性格とか関係ないんですよ。
じゃあその脳の中の神経伝達物質の不具合から起こる病気とは一体何なのか? 一体それ何?どういうこと?って思うと思うんですけど、
これはモノアミンという神経伝達物質があるんですが、これが減少することによって鬱病が起こるというふうに言われています。
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モノアミンというのはセロトニン、ノル、アドネラリン、ドーパミンといった神経伝達物質ですね。聞かれたことある方もいらっしゃると思うんですけど、
セロトニンって太陽の光が浴びたら出るとか、定期的な運動を繰り返して、例えば何も考えずに散歩するとかランニングするとか、
するとセロトニンが出る。あと瞑想とかね、最近流行ってますよね。瞑想をするとセロトニンが出て気持ちが落ち着くとか言うじゃないですか。
あれなんですよ。あれはモノアミンと呼ばれている神経伝達物質なんですって。それが減少することによって鬱病は起こっていくと。
散歩打ちに関係なく、普通の鬱病とか気分が落ち込みやすくなるなーっていうのはもうセロトニンが足りないとかってよく言うじゃないですか。
多分それと同じような働きだと思うんですよね。 普通の正常な脳、異常がない正常な脳だとモノアミンが分泌されると
受容体っていうものがキャッチするんですよ。神経伝達物質ってドバドバ出ればいいってわけじゃなくて、それを脳の中で取り込めなきゃいけないんですよね。
レシーバー、確か英語でレシーバーって言うんですけど、日本語の受容体ってすごいわかりにくい言葉になってるんですけど
レシーバーがキャッチするわけですよ。 神経伝達物質、モノアミンが分泌されるとスパーンとキャッチする。
スパーンとキャッチして自分の中に取り込む。すると気持ちが落ち着くってなるわけですよ。 だけどこのモノアミン自体が減少してるんで、この受容体に届かなくなっちゃうんですね。
キャッチできなくなっちゃうんですよ。キャッチできなくなっちゃうので、うつ病になるっていうメカニズムなんですね。
出産後、女性はエストロゲン、冒頭でお話をした女性ホルモンですね。 胎盤から大量にエストロゲンが3000は分泌されて、出産前は分泌されてるんだけど、
出産後は胎盤が体の外に出ちゃうのでエストロゲンが分泌できなくなっちゃう。少なくなっちゃう。 それによってセロトニンの働きが鈍くなると言われてるんですね。
エストロゲンが減少するとセロトニンの働きが鈍くなるんですって。 それが産後うつに関連していると言われてます。
もし妻が笑顔がないとか、眠れないとか、食欲ないとかっていう状態が長期間続く場合は病院に相談するとか、早めの対応した方がいいと言われてます。
これが産後うつのメカニズムなんですよね。 マタニーティーブルーズも産後うつもどっちも病なんです。
これは気分の持ちようとかじゃなくて病なので、おかしいなと思ったら必ず病院に連れて行ったほうがいいです。
女性自身は自分がそうだなと思ったら早めに診断を受けたほうがいいということが書かれてます。
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このモノアミンとかセロトニンの働きとかっていうのはこの本で確か知ったんですよね。うつ病のメカニズムっていうのも。
こういったメカニズム、脳裏的な背景がわかると産後うつに起こる変化っていうのは、僕ら男性はすごい理解がしやすくなると思うんですよね。
何か起こったり泣いたり、何なの?って思うじゃないですか。なんでそんなコロコロ変わるの?って。
なんか不安定なんだなって、精神的に不安定だってるんだなって。精神的に不安定だなって僕らは思うんだけど、
それが実は脳の中が異常事態になってるってことはわからないんですよね。
それはこういった脳裏的な背景、知識があるとすごく理解がしやすくなるので、妻の感情に対して寄り添うときに、僕らにとってはすごいそれが役立つんですよね。
妻の感情に寄り添おうとか、その気持ちに共感しようとかって言うじゃないですか。もちろんそれが第一だし、やらなきゃいけないんですけど、
それをやらなきゃいけないのはなぜだろうか?って言った背景が脳裏的に説明されると、すごいわかりやすいなって僕は思ってて。
だからこそ僕はこの本がおすすめなんですよね。
で、次はですね、えっと
産後の床上げの重要性ということについて書かれてまして、これあんまり現代では聞かない言葉ですけど、聞かれた方もいらっしゃると思うんですが、
床上げって何?って思うと思うんですけど、これは僕もあんまり知らなかったんですけど、産後の女性が心身ともに通常の働きを取り戻して、
日常生活に復帰することで敷きっぱなしだった布団をしまうことを産後の床上げって言うんですって。
要は、子供を産んですぐの女性というのは体も心も弱まっている、さっきのね、マタレディブルーズとか産後打つとかっていう状態になりやすいので、
ずっと寝てなさいと、何も言わなくていいからと、寝てなさいと、だから布団も敷きっぱなしにしてるんですよね。
それが妻の体と心の調子が戻って布団をしまうことを産後の床上げという。そして産後の床上げまでは妻を休ませなさいってことが一昔前までは日本でよく言われていたってことなんですね。
家事をせずに布団の上で寝ていなさいっていうことなんです。
僕らの世代、30代40代とかの世代だとないじゃないですか、こういうことって。
その3世代とかで暮らしていたらあるのかもしれないけど、今って各家族が多いんでどうしてもこういう概念が理解できない、見たことないですからね。
だけど多分昭和の時代多かったんでしょうね。どんなに厳しい仕留めでも産後のお嫁さんには床上げまでの間は体を休めるようにという人がほとんどだったというふうに書かれています。
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当時は出産経験者が周りにたくさんいたんですよね。今みたいに少子高齢化の時代、今ほどなってない時代だったので助け合いながら産後を乗り越えていた。
だからこそ産後の床上げの重要性をみんなが理解していて、産後の床上げを休むまでは女性の体を休ませて、その代わりに自分たちをヘルプしてあげていたっていう、そういったコミュニティーが存在していたっていうことなんですよね。
そういったコミュニティーがある時代があって、その当時に作られたシステムの上で僕らが子育てをしているから無理が立っているっていうのもあるんですけどね。
本書の中ではアフリカのカメルーンのバカ族という民族の話が引き合いに出されているんですよ。
カメルーンの南東部の5千人から2万数千人の民族らしいんですが、彼らは集落で生まれた子供はみんなの子供として協力し合いながら育児をすると書かれています。
11人も子供を産んで妊娠中で母乳が出ない時、すごい11人も子供を産むんだって思うんですけど、
昭和とか明治大戦の時は結構多かったでしょうね。そういった時は自分の母乳が出ないと、子供に母乳をあげているときに妊娠しちゃうっていうことがあるんでしょうね。
そんな時は他の女性が代わりに授乳してあげるんですって。自分の子供じゃない他の子供に授乳をするっていうことがあるみたいで、すごい助け合いだなって感じですよね。
母親が食べ物を取りに行っている間は他人の子供の面倒を見たりとか、みんなで子育てをするのが当たり前といった民族が今でもあると。
昔は日本もそうだったと書かれているんですね。出産の時には産婆さんが駆けつけて、親戚やご犬女さんが女性をサポートしていたと。
そして母親は授乳に停止して心身ともに休み、家事も周りの女性が助けてくれたと。
産婆さんなんか今いないじゃないですか。地方の方に行ったらいるのかもしれませんけど、昔の映画の中に出てくる存在ですよね。産婆さんとか。そういったコミュニティーが昔あったってことなんですよね。
そしてそれは女性の体の変化を考えると、とても効率的で理にかなっている社会コミュニティーだったんですよね。
自分は授乳に停止して体も心も休めることができた。 家事も周りの女性が助けてくれたと。
そして産後のエストロゲンの低下による不安感。
自分の体盤が外に出ちゃって、女性ホルモンのエストロゲンが出てこなくなっちゃう。急激に下がってしまう。
エストロゲンが低下することによって起こるマダリティブルーズとか産後鬱といった不安感。
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産後鬱とかにならなかったとしても、不安感を誰しも感じるんですよね。女性ホルモンが低下しますので。
そういった不安感は誰かを頼るための作業であるとも言われていると本書の中では書かれているんですね。
つまりは産後にエストロゲンが低下して不安な気持ちになるというのは、
この子供を産んだばかりの弱っている自分の体と心を休めるために誰かを頼るための遺伝子レベルでのシステムなんですよ。
遺伝子レベルで子育てしているときは誰かを頼るようにという風にインプットされているということなんですね。
僕らの体っていうのは。女性の体っていうのは。それがデフォルトなんですよ。
産後は誰かを頼るっていうのが僕、女性の体のデフォルト、人の女性の体のデフォルト状態なんですよ。
誰かに頼らないと生きていけない状態っていうのが産後の女性なんですね。エストロゲンが低下することによって不安感に襲われるから。
だけど、今サンバさんの中にいないじゃないですか。生まれるやー、田中さんの家生まれるやーとかね。
山田さんの家生まれるやーって言って、サンバさんが行くよーみたいな感じでね。
お湯沸かしてーみたいな。ないじゃないですか。ジブリ映画に出てくるような、そんな世界どこにもないじゃないですか。
なぜないかって言ったら各家族が8割なんですよね。今僕らの現代って。
自分たちの親元を離れて別々別の街で自分たちの家族を作っているというケースが多い。そういった人間が8割。
といった現代では、そういったかつてのように周りに頼れないといった現象が起こっている。これがもう僕らにとっての日常生活になってるんですよね。
3世帯の割合というのはどんどん減っていっていて、1986年には575万7千世帯あったんですね。
1986年、575万世帯。約600万世帯ですね。だけど2018年には272万世帯に減っている。もちろん人口の低下というのもありますけど、でも3世帯の割合は確実に減っている。
これは厚生労働省の国民生活基礎調査の結果なんですけど、明らかに3世帯の割合は減っている。各家族化は明らかにどんどん進行している。
そもそも子育てというのは一人ではできないのに、社会構造が母親一人にいらせるものに変わってしまっているというのがこの現代なんですね。
その結果、現代の女性は肉体的にも精神的にも追い込まれているといった状況に陥っているというわけなんです。
じゃあ、そんな現代を生きる僕ら夫婦はどうやって夫婦の危機を回避すればいいのかということなんですが、本書の第1章の最後に書かれているのは、これもやっぱりサンゴクライスの中に書かれたデータと同じなんですけど、
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ベネツェ教育総合研究所次世代育成研究室のデータなんですが、300組の夫婦を2つに分けてアンケートした結果があるんですね。
2つのグループ、どういうグループかというと、夫婦間の愛情が高いグループ、高いまま維持しているグループ、もう一つは愛情が下がってしまったグループですね。
そして子供が生まれた後も夫を愛していると実感すると答えたグループは、そうじゃなかった、夫を愛していないと答えたグループとの違いがあるんですね。
この2つのグループの違い、愛情が維持しているグループと、愛情が下がったグループ、まだ夫を愛していると妻が言っているグループと、もう愛していないと言っているグループ、この2つの違いは何なのか。
妻が夫を愛し続けるグループと、愛さなくなってしまったグループの明確な違いは何なのかというと、これは2つあると言われています。
2つの違いがあると言われています。
何なのかというと、夫が家族のために時間を割いているかどうか、2つ目は値木談や感謝の言葉を口にしているかどうか、この2つなんですね。もう一度言いますね。
1つ目は夫が家族のために時間を割いているかどうか、2つ目は値木談や感謝の言葉を口にしているかどうかということなんですが、
この行動を取らないと日に日に妻の愛情は下がっていくということなんですね。
なぜなのかというと、さっきまで言ったように今の社会構造というのは女性が一人で全てを背負い込むような社会構造になっている。
だけどそもそも僕ら人間というのは一人で子育てができるような体になっていない、精神的になっていない、そういった肉体も精神も遺伝子レベルでそういったふうになっていないんだ。
周りを頼るように僕らの体ができている。女性の体というのは子供が生まれたら周りに頼るように作られているにもかかわらず、頼る人が周りにいないという状況になっているというわけなんですね。
こうなると母になった若いの妻が頼れるのは夫だけになるわけですね。各家族化してますから。
だけど僕ら日本の男性というのは仕事が忙しくて妻のサポートするための時間が取れていないというのが現状ですよね。
多分多くの人がわかると思うんですけど、僕もそうだったんですけど、長時間労働もあるし、それもあるし、家族を支えるためにも稼がなきゃいけないっていうのもあるじゃないですか。
それもあってなかなか妻のサポートのために時間が取れていない。
これは男女共同参画白書平成25年版データなんですけど、日本男性が家事育児に参加する時間というのは1日当たり1時間程度と言われています。
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アメリカは約3時間、フランスは2時間半ということで、他の欧米の先進国と比べるともう半分とか3分の1とかという状況になっているんですね。
そしてマタリティブルーズにあたる産後の2週間。この2週間が今後の家族の人生を左右するというふうに本書では書いています。
これは今までの僕の今日の話を聞くとわかりやすいと思うんですけど、さっきも言ったように産後の女性に起こるホルモンの変化ってありましたよね。
エストロケンが急激に下がっていく。エストロケンが急激に下がることによってセロトリンの働きが悪くなる。それによって産後症になりやすくなると。
そして女性というのは産後は誰かを頼るようにそもそもできていると。エストロケンが低下して不安感を感じるということ。これはすべての女性に当てはまる現象であって、なぜそれが起こるのかというと、もしかしたらそれは産後の女性が誰かを頼るようにそもそも作られているんじゃないかと。
だけど頼る人がいない。唯一頼っている夫は家にいないといった現象になると、妻の夫への愛情は日に日に下がっていくと。
それはこの産後の2週間にかかっていたというわけなんですね。
じゃあその産後の妻に寄り添えなかった場合、もうそれ過去なんだよね。産後の2週間は特に終わっていて大事なのは分かるんだけど、今からどうしたらいいのという場合、どうしたらいいのかというのはまた次回から詳しく話をしていこうと思っています。
とりあえず今回は産後の妻に起こるホルモンの変化、そういった医学的な変化について知っておく。
ただそれだけでも妻に寄り添いやすくなる。妻の感情とか妻の言葉とかに寄り添いやすくなる。妻の行動とか妻の感情に対しても僕らは想像を働きやすくなるし、そういうことだったのかと。
だからこういうふうなことを思ったのかしたのかやったのかと。こういうふうに感じているのかと。妻がそう感じた理由はこれだったのかということが、こういったエビデンスであるととても分かりやすくなるなって思ったので、今日はこの話についてお話をさせていただきました。
次回からは産後の妻に寄り添わなかった場合はこれからどうすればいいのかということについて本書をもとに解説をしていきます。
この間、子供が夏休みに学童に行かないんですよ。僕、上の子たち2年生なんですけど、学童にも通わないことになって結構ね、年上の子たちからいじめどこまで行っていいのかわからないんですけど、そういうふうなことが結構あったりして、本人たちも行きたくないって言ってたんで、うちの妻が午後は仕事がないので、時間が空くので、家で見ることになったんですけど、
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夏休みがあるんですよね。夏休みは僕ら仕事なんだけど、子供たちは休みになるんでどうしようということで、学童を探したんですよ。その時に行ったのが英語の学童だったんですよね。英語、イングリッシュの英語を教えてくれる学童に行ったんですけど、そのことについて今日はちょっとおまけで話をしようと思うんですけど、
僕ら住んでる地域って結構街の外れの方なんで、民間の学童がないんですよね。民間の学童がないんで、街の中心部に行くとあるんだけど、地区が違うから入れなかったりとか、そもそも満員で定員オーバーしてて入れないんですよね。唯一入れるのがそういったお高いところなんですよ。教育系の学童じゃないんだろうな、きっと。
学童じゃないんでしょうけど、学童っぽいところがあって、小学校が終わって、まだ親が働いているときにそこに行って時間を潰すところがあるんですけど、ただ時間潰してるだけじゃもったいないんで、そこで英語を学ぼうみたいな学童があるんですよ。
そこに行ったんですよ。英語しか使わないんですよ、その学童に入ったら。ネイティブの先生がクラスに2人くらいついて、日本人の人もいるんですけど、みんな英語しか喋らない。子供たちに対して英語で話しかけて、英語で回答するようにやってる。
英語ができるようになった子たちもいるんですけど、そういったところで説明を受けたんですよね。そこで言われたのが、これからの子供たちの大変ですよってことをやたら言うんですよ。何が大変なんですかって聞いたら、
英語の試験、大学の試験が変わって、センター試験、日本はセンター試験って言わないんでしょうけど、が変わっていって、昔はライティングとリーディングがちょっとあったのが、リーディングの、あ、違う、ニスリングか、ニスリングの割合が2.5倍高に増えたんですって。
これからは本格的な英語を学ぶためにニスリングの時間が増えて、自分の意見を言うために長文を読んで、それについてどう思うかっていうライティングとかも増えているみたいな話をされてたんですよね、その先生が。
他の教科とかも自分の意見を言うようにするように変わって、暗記だけ、暗記中心じゃなくて、知識をもとに自分はどう思うかどう感じるかっていうこととか、そういったふうに変わっていって、みんなインターナショナルスクールとかはよくやってるような感じなのかなと思うんですけど、そういうふうに変わっていってるってことを言ってて。
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で、英語の授業も増えていって、試験もそういうふうにニスリングが増えていくとかなるんで、勉強大変ですよねみたいなことを先生が言うんですよ。僕はそれが違和感でしかなくて、いや自分の意見をちゃんと言えるようになったりとか、ただひたすらなんか良い国作ろう、鎌倉幕府みたいなね、もう良い国じゃないです、1199年じゃないらしいですけど、ただ暗記するだけじゃなくて、自分の頭で考えるようになれるんだったらいいんじゃないですかって僕は思ってたんですよ。
で、そういうことを言ったんですけど、なんかピンと来てなかったみたいで、いや大変ですよねみたいなことしか言わないんですよ。大変だから今のうちに英語を学ばせましょうみたいな、ここに入ればほらあの子みたいに、あの小学校4年生で英検準2級から取れますよみたいな感じで、あからさめにそのこと言わないんですけど、そういうふうな雰囲気で話してくるんですよね。違和感でしかなくて、いや良かった、逆にいいんじゃないですかってすごい思ったんですよね。逆にすごい良いことじゃないですかって。
で、しかもその英語を学ぶためだけだったら別にここじゃなくてもここで多分できるし、そこに行くか行かないかちょっと分からないんですけど、とにかくね、違和感だったんですよ。大変ですねって。大変だなって感じてる人がいるんだなってことに僕は驚いたんですよね。
良いことばかりじゃないかと思ったんですよ。自分の意見が言えるようになったりとか暗記ばっかりさせられてた、もうなんのクソつまんない言い方悪いですけど、面白くもなんともないあんな最低だった学校の授業が、ついに自分が論じたりとか自分の意見を言ったりとかっていうふうな建設的な授業に変わっていく、学びに変わっていくって良いことじゃないかって思っていたんだけど、
人によってはそれが大変だなとか、子供が大変だなとかって思ってるんだなって。暗記してる方が楽だよなとか、今まで通りやってた方が楽だったのにって思ってる人がいるんだなって。
もしくはそうやって思わせて、そういった学習塾とかに入れるための営業セールストークなのかもしれないんですけど、でもそのセールストークが成立するってことは、その言葉にやられちゃってる人がいるってことなんですよね。
そうですよね、大変ですよね。私も大変だと思ってたんですよ、今の子供たちはね。昔みたいに簡単じゃなくてね、こんな色々やることがあって、大変、じゃあここに入れてお勉強ばっちりみたいなふうにやられちゃってる人多いんだろうなって思ったなーっていう話でした。
何の落ちもないんですけど、僕はそうやって自分の考えが言えるようになるってのは素晴らしいなーって思ってるので、悪いことばっかりじゃないんじゃないかなって思ってます。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
ちなみにその前回も話したんですけど、夫婦関係悩んでいて、妻との関係悩んでいて、夫婦関係がどのように改善していったのがいいのかわからないという方のためのアドバイスサークルをやってるんですね。
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これはノートサークルでやってるんですけど、もし自分が妻との関係が悩んでいて、自分の場合どうしてるのかわからないと、いろんな本を読んだりとかネタを調べたりするんだけど、本当にわかんなくてアドバイスが欲しいという方は僕に連絡をください。
概要欄にニークを貼っておきます。夫婦関係アドバイジングサークルタイマスという名前でやってるんですけど、ニークを貼っておきますので、もし妻との関係が悩んでいて、どうにかしたいと僕に相談してもいいかなと思う方はご連絡をください。
僕これいろんな方とやってるんですけど、たくさんの方といらしていただいてるんですけど、本当に思うのがみんなバラバラなんですよね。
パターンがみんなバラバラで、その人はその人に合わせたやり方があるっていうことと、自分の妻が今何を考えているのかっていうことが意外に当事者になってしまうとわかりにくくなるんですよね。
僕も当時すごいわからなかったんですよ。だから手探りで頑張ってきたんですけど、ただ第三者として話を聞くと、あ、もしかしたらあなたの奥さんは今こういう風に思っているのかもしれませんよ。だからこそこういった言葉をかけるといいかもしれませんねとか、こういった行動がいいかもしれませんねっていうことが、第三者だからこそできるアドバイスっていうのがあるなって最近実感してるんですよね。もしご興味のある方はご連絡をください。
はい、ということでこのあつのふふかけがくラジオは毎週月曜木曜日に発信しています。また次回お会いしましょう。さようなら。
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