心の鎧を脱ぐ意義
こんにちは、夫婦関係学ラジオのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今日はですね、鎧なんて脱いじまえ、裸で受け止めようということについてお話をします。
何を言ってるんだって思うかもしれないんですけど、まあちょっとね、いろいろ思うことがあったんですよ。
いろんな方と話をするんですけど、ご相談のるんですけど、多くの男性がこれで傷ついてるし、関係性改善のストッパーになっちゃってるんだろうなって思うことがあるので、
今日はこれについて話しますね。男性が無意識のうちに纏ってしまっている心の鎧ですね。これを脱いじゃおうよっていう話を今日はしたいなと思っています。
これはですね、仕事で成功した方に特に多いんですよね。
多い特徴として、心がガチガチになっていると、鎧でガチガチになっていると、それは今まで仕事で成功するために培ってきたコミュニケーションスタイル、多分それが一番多いんですけど、
そういったものによって心がガチガチに固まっちゃってるということは結構あるんですね。
こういった方は家庭では結構困ってるんですけど、仕事でうまくいってることが多いんですよ。
上司とか部下とはうまくいっていたりとか、責任の重い仕事を任されたりとかしている。
だけど、家庭ではなぜか妻とうまくコミュニケーションが取れないということが起こってるんですね。
なぜなのかというと、これは以前もお話ししましたけど、仕事と家庭で使う言語というのが違うんですよね。
仕事ではノジカルな言語を使いますよね。そういったノンリー言語と呼ばれるもの。
家庭ではもっと情緒的で感情的な言葉、感情的というと怒るとかそういうことじゃなくて、情緒的に豊かな言葉、情緒言語というのを使うんですけど、
ノンリー言語というのは感情を介さずに意思疎通するためのコミュニケーションスタイルなので、仕事の法令相とかはそうですよね。
報告、連絡、相談とかするときって、例えば上司に何か今日のプロジェクトの説明をするとか、これがこうなって、こうなって、こうなりましたと。
で、丸月末日にここまで行きますとか、課題はこれですとか、無駄がないですよね。無駄がないので分かりやすい。
相手も聞いていて疲れないですよね、全然。心が疲れないというメリットがあるんですけど、情緒言語というのはまた違うんですよ。
家庭の中で、例えば妻が感じている何か悩みがあったと、例えば仕事で上司からこんなこと言われて、私がやってることが遅い遅い言われて、私としては頑張ってて、
でもこのつまずいている部分があって、これあの人のあそこで止まってるんだけど、私に言われてもこれあなたの問題でしょって思っちゃうんだけど、それが上司だから言えなくてとかね。
例えばそういった悩み相談を妻がしてきたときに、僕ら夫側が論理言語で話をしてしまうと、いやそれ具体的に何がどうなってるのとか、いやいやそもそもその感がおかしいでしょとか。
それはダメだよねというふうに切り捨てちゃうことが起こるんですね。
情緒言語というのはそうじゃなくて、自分の心を使って会話をしていくんですよ。
そうだったんだね、そういうふうに感じてしまったんだね、つながったね、嫌だね、そういうふうに言われちゃうのはね、みたいなふうに共感の言葉をかけていったりとか、相手の感情を推測して寄り添っていくというのが情緒言語なんですね。
じゃあそれで問題解決するのかと問われると、しないかもしれないけど、本人が勝手に解決しちゃいますよね。
寄り添ってもらうことで立ち向かう勇気をもらえたりとか、新しいアイデアが自分の中で閃いたりとかするので、勇気をもらえますよね。
だから自分でまた立ち上がって問題解決を自分でしていったりとかしますので、アドバイスが欲しい時はアドバイスが欲しいって女性は言うんですよ。
そういうタイミングで話をしていけば問題解決ができるんじゃないかなって僕は思ってます。
なのでノンリ言語と情緒言語というのを家庭と仕事で使い分けると。
心を開くことで得られるもの
もうちょっと詳しく言うと、家庭の中でもノンリ言語を使う時ってあると思うんですよ。
例えば家の中の家電が壊れてるとか、直さなければいけないとか、家の中の大きな買い物をする時、例えば家を買うとか車を買うとかっていう時に、
その感情に任せてあれ欲しいみたいな、でっかいジープが欲しい、買おうみたいな感じにならないじゃないですか。
家計のことを考えなきゃいけないし、ローンがどうなるのか考えなきゃいけないし、家を買う時もそうですよね。
その時の勢いに任せて買うわけにいかないので、果たしてここの土地に住み続けて大丈夫なのかとか、
子どもの教育はここでちゃんと自分たちが望むものができるのかとか、いろんなことを考えなきゃいけないので、脳裏的に考える必要がありますよね。
そういうふうに家庭の中でもノンリ言語と情緒言語をうまくスイッチを切り替える必要はあるんだけど、だけど主に使っていくのは情緒言語なんですよ。
仕事でうまくいってる人というのは、このノンリ言語で心を覆っちゃってるっていうことがめちゃくちゃあるんですよ。
本来は自分の心というのは情緒言語で、情緒的なもので覆っている必要があるんだけど、
そのノンリ的なノジックが仕事で成功しちゃってるんで、どうしてもね、その成功体験を自分自身の感情的なものにも応用しちゃったりとか、家庭に持ち込んじゃったりとかしちゃうんですよね。
なので、妻から寂しかったとか悲しかったというふうに言われたり、もしくはそういった素振りを見せられたときに、さっきのように話さないとわかんないよとか、何がどうなってるのとか、いやそれおかしいでしょとかっていうふうにばっさり否定しちゃうということが起こっちゃうわけですね。
仕事での成功体験が逆に家庭では足を引っ張ってるっていうことが本当に起こってますよね。
過去100人以上の方に相談が載ってきて、たぶん今はもっと増えてて、
多くの男性がやっぱりね、仕事が結構うまくいってる方が多いんですよ。成功者と言えばね、経営者だったりとか、大企業の幹部だったりとか、そういった方が本当に多いんですけど、
皆さん同じように自分の心を鎧で覆ってしまっている。それは覆ってしまっているあなたが悪いって話じゃなくて、そうなってしまった背景というのがちゃんと存在するんですよね。
生まれ育った家庭環境だったり、社会に出て戦い続けてきたことによって、そうしなければ生き残れない、上に上がれない、勝ち残れないといった外部環境の要因がめちゃくちゃ大きいですね。
あなたのせいではないです。僕もそう思ってます。だけどそれは変えることができることだと思うんですよね。
こういうふうに心に鎧を覆っていると、夫婦関係だけじゃなくて他のところにも結構影響していって、
友人関係だったりとか、あとは自分の兄弟関係、家族関係だったりとか、そういった時に心を開いた会話というのがうまくできないんですよね。
何を考えているかわからないと言われてしまったり、上ってみたいと言われてしまったりとか、
向こうもあなたの心がわからないから助けられないんですよ。あなたも彼らの心がわからない。
なのでつながることができないということが起こる。
僕ら男性は特にメンタル面で落ち込んだ時に手を出る相手がいない、誰にも相談できないということが結構起こるんですよね。
これも改善できると思うんですよ。心の鎧を脱ぐことによって。
例えば鎧を覆っているなと話している時って、話していても何か壁を感じるんですよ。
この辺にあなたと僕の間に何か見えない壁があって、
灰色の色がかかった半透明なガラスみたいなのがあって、
見えないな、この人何を感じているのかな、何を考えているのかな、
何かちょっとそれっぽいことを言っているけど、何だろうな、僕に言っているのかなみたいな壁があって、
何だろうな、僕に言っているのかなみたいな壁を感じちゃうんですね。
あとこちらの言葉が届いている感じがしない。
分かりましたと言われるんだけど、彼の心の中に降りていないんですよね。
たぶん僕の言葉が心に届けられていないんですよ。
たぶんそれは受け止められていないことが大きいのかなと思って、
裸のまんまその言葉を、僕の言葉を、いろいろなアドバイスをするんですけど、
受け取るときに傷ついてしまうとか、プライドが傷つくとか、
自尊心が傷がつくとか、恥ずかしいとか、情けない、罪悪感とか、
そういった感情を感じてしまって、うまく受け止められない、
裸のまんま、ふわっと受け止めることができないことがよく起こっているなって感じています。
あと言葉でいろいろ説明をされるんだけど、
心からの声なのかなって、心からの声が聞こえないなって思うことが結構あったりします。
こういった方たちと話をしていると。
心からの声って、もっと原始的で自然なものなんですよね。
正直な話し方とかでは絶対に出てこないような、
本当にその表情から伝わってくるような感じ、感情がふわっと出てくるような。
こちらに対して、赤ん坊のようにふわっと心を開いて、
何も身にまとっていない状態で、心が身にまとっていない状態で、
すわーっと話してくれているというのが、すごい伝わってくるんですよね。
こういう風になるとすごくいいなって思うんですよ。
それと夫婦関係だけじゃなくて、生きること自体がすごい楽になるんですよね。
相手の感情をふわっと受け止めて、さっと返せるようになる。
どんなにこれができたら楽かと思いますよね。
心の鎧を脱ぐこと
相手の感情を受け止めるときに、攻められたと感じて攻撃的になったりとか、そういうこともないし、
自分はなんてダメな奴なんだと自信を失ったりとか、恥ずかしいと感じることもない。
自然体で会話ができて、人との関わりがすごい楽しくなってくるんですよ、こうなってくると。
すると、生きること自体がもっと楽になると僕は思っています。
すると妻との葛藤がすっごい扱いやすくなってきます。
そうなると夫婦喧嘩になっても長引かなかったり、お互いの気持ちを分かり合えていたり、相手を自然とケアしてあげたいと思えたいとか、
そういったあなたが理想とする関係に近づけると僕は思っています。
具体的な方法は、今始めちゃってるんですけど、7月から始めるコンパッショナイトマインドトレーニングですね。
慈悲のマインド、慈悲の気持ちを訓練していくっていうのがありまして、
このトレーニングって鎧を脱ぐ方法ですとか、勇気を手に入れるっていうのはやっていこうと思っています。
この放送リアタイムで必要な時にはもう始まってるんですけど、7月、8月、9月の3ヶ月間でやって、
第2期は10月から11月あたりにまた第2期とか募集してきますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
僕はこれスキルだと思っています。心の鎧を脱ぐことだったり、共感的アプローチだったり、思いやりというのはスキル、習得可能なスキルだと思っています。
コンパッショナイトマインドトレーニング
7月から始める講義の様子とか、僕が感じたこととか、またポッドキャストでお伝えをしていきますね。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
その前にいただいていたコメントを読ませていこうと思います。
2つ来てまして、1つはお悩み相談なので、ちょっと別の回で答えさせていただきますね。
両陣さんからいただいていて、妻との関係におけるその悩みのご相談のレッターをいただいているので、
これは次回かな、ちょっと別の機会にちゃんとお答えしますね。
もう1つが、いろはにほえとさんからですね。
460話の嫁修得問題のエピソードを聞かせていただきました。
Kさんの話がまさに今の私の状況だと感じて驚きました。深く共感いたしました。
私は義理要心と別居のため、Kさんの当時の状況を想像すると、長い間大変つらい思いをされてきたのだと胸が痛いました。
私の場合は修得女、そして修得よりも孤充都の存在が絡み、修得と孤充都が決着して私のことを監視しているような雰囲気が苦しいです。
修得が私と何かを揉めるたびに孤充都に相談をするのか、修得の見ている世界がそのまま孤充都にフリターとしてかかるので、
私という人間と直接関わって感じたことを元に私を見てもらいたい。
そうすれば、もう少し風通しよく孤充都と人間関係が築けるのにのと日々思っています。
いわゆる共依存状態になるのと見ています。
なので、親子関係の共依存の問題も取り上げていただけたら嬉しいです。
タイムリーなエピソードを聞くことができて、少し心が軽くなりました。
これからも楽しみに聞かせていただきますといただきました。
井戸川にほゆ太さん、ありがとうございます。
親子関係ですかね、あと嫁姑問題ですね。
説明が深いですよね、これは。
460話ですね、まさに嫁姑問題を解決させたKさんという女性のストーリーのお話ですので、
これノートの記事を僕が書いてまして、すごい僕お気に入りなんですけど、
Kさんが書いていただいた記事を元に僕がちょっとだけいじっているだけなんですけど、
すごいね、嫁姑問題を悩んでいる女性にはすごい参考になると思いますし、
男性は女性はそういう視点でいろんな顔を見ているのかという驚きと発見、学びになると思いますので、
ぜひ460話もぜひ聞かれてください。結構昔ですね。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。
はい、ということで、この放送がいいなと思った方は、
番組のフォロー・越後氏評価・夫婦関係の悩む友人・知事へのシェアをお願いします。
番組ではご感想や夫婦関係を改善された方のエピソード、
番組にご出演をいただいたりとかしています。
お悩み相談ですね、番組にお答えをしています。これ受け付けておりますので、お便りフォームにお送りください。
またメルマガでは夫婦関係修復のヒント、夫婦関係改善コンテンツの先行情報をお送りしています。
概要欄一番上のリンクからお登録ください。
あとですね、7月4日に第2回のオンライングループ相談会を行います。
これはメルマガの読者限定ですので、まだメルマガ入ってないという方はぜひこの機会に入っていただいて、
Zoomのリンクは金曜日ですね、7月4日金曜日の朝5時のメールでお送りしますので、ぜひご登録ください。
女性も大丈夫です。基本的には妻との関係の有無、男性向けのオンライングループ相談会、無料なんですけど、男性向けなんですけど、
女性の方の意見もぜひ聞きたいなと思っていますので、ぜひご参加ください。
はい、ということで、また次回お会いしましょう。さようなら。