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2022-01-24 19:12

#313 愛がなければ人は死ぬ?「情緒的飢餓」、夫婦に必要不可欠な「愛の生存のメカニズム」とは?

【感情焦点化療法シリーズ】

食料と同じように「愛」もまた、生きていくために必要不可欠な栄養である。


 なぜ、愛が生きていくために必要なのか? 夫婦関係が安定すると何が起こるのか? 


心理学者スー・ジョンソンの著作「私をギュッと抱きしめて」を元にお話しさせていただきます。


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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係の悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントを伝える発信をしています。
妻から身体的接触を断られた時、無視をされた時、もう死んでしまいたいと思ったことはありませんか?
心がギューッと苦しくなって、辛くて仕方がなくなる。だけど、それを誰にも話すことができなくて、苦しさがどんどん募っていく。そんな経験はないでしょうか?
実はそれは情緒的飢餓と呼ばれるものなんですね。今日はですね、この情緒的飢餓とは一体何なのか?
なぜ妻や夫から大切にされていない、愛されていないと感じると心が苦しくなるのか?
なぜゆっくりとした死のような感覚を感じるのか?今日は、そんな夫婦関係において最も重要な要素である情緒的飢餓について話をしようと思います。
今回のお話は前回から引き続きのシリーズなんですけど、感情焦点化療法といった心理療法がありまして、それについての詳しいお話ということで、今お話をシリーズでやらせていただいています。
これはですね、私をギュッと抱きしめてといった本があるんですが、スー・ジョンソンという方が書かれた本が、心理学者の方が書かれた本があるんですが、
その中からお話をいくつか抜き出しながらご説明をしていきたいなと思います。 僕自身の経験の中からも思うところがあったりとかもするので、実際に僕に起こったこととかについても話したいなと思っています。
この情緒的飢餓というもの、これを知ることによって妻が何を求めているのか、もしくは夫が何を求めているのか、そういうことだったんだってことがだんだんわかるようになるんですね。
なので妻が考えていることがわからないとか、夫が何考えているかわからないとか、なぜこんなことを言うんだろうとかっていう方にはわかりやすい話なのかなというふうに思います。
まずですね、情緒的飢餓とは一体何なのかってことなんですけど、これは人間は食料などの栄養があれば生きていける、ただそれだけがあれば生きていけるというわけではないんですよね。
愛を感じることができないと生きていけないと、情緒的な飢餓状態ってことなんですね。 愛もまた食料など同じように生きていくための必要不可欠な栄養であるということなんです。
そしてそれは生存のためのメカニズムとも言い換えることができるわけなんですね。 それをですね、そのエビデンスとしてよく言われているのが、13世紀のフリリトリー2世という皇帝が行った実験がありまして、
前回も話したんですが、50人の赤ん坊を集めたんですね。 そして話しかけることも、愛顔を向けることも禁じたんです。
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ただミルクをあげたりとかお世話をしたりとかということだけをしなさいと部下に命じました。 その結果ですね、50人全員が6,000人まで亡くなったんですね。
これって栄養失調で亡くなったとかそういうわけじゃなくて、単にその愛情を向けられることがなかったせいで亡くなったと言われています。
これは近代においても同じで、1930年代40年代のアメリカのニュージーンでも話しかけることが少なかった子供たち、赤ん坊というのはどんどん亡くなっていったと言われていますし、
戦後のドイツで多く発生した子児たちや赤ん坊ですね、親がいない赤ん坊、親が死んでしまった赤ん坊たちというのもニュージーンでどんどん亡くなっていったと。
それは話しかけられることが少なかった、愛情を向けられることが少なかった赤ん坊がどんどん亡くなっていったと言われています。
これはここからもわかるように、人間というのはただご飯があれば生きていけるっていうわけじゃないんですよね。
愛情がなければ死んでしまうということなんです。 人間には愛着を求める欲求や本能があるっていうことの裏返しでもあると思うんですね。
これはさっきの赤ん坊だけの話じゃなくて、大人においても同じなんですね。大人であっても愛着を求める欲求ってものが確かに存在する。
だからこそ愛する人が責めたくされると、本当に場合によっては死にたいと思うほどの辛さを感じることってありますよね。
そんなことを感じた方もいると思うんですよ。 その時感じた辛さというのが情緒的飢餓なんですね。
情緒的な飢餓状態ということなんです。 相手からの愛着を求める行為っていうのは、お互いに依存し合っていて、
自立できていないというふうにも受け取られかねない考え方でもあるんですよね。 実際僕の知り合いでも、
僕の知り合い、男性なんですけど、男性が自分の妻から家庭内の愚痴を聞いたんですよね。奥さんがこんなことあって大変だわーみたいなことを言ったら、
しっかりしろよと。お前がしっかりしなきゃどうすんだよというふうにね。 子供を返した男性もいますし、僕自身も妻が子供たちの育児に疲れ果てて、
テレビの前で子供と一緒に呆然としていたことがあったんですよね、妻が。 その時に僕家に帰ってその姿を見て、こんな近くでテレビ見せるなよっていうふうに酷い言葉をかけたこともあるんですね。
こうやって妻が自分に助けを求めることや助けが必要に見える場面というのは、パートナーが自分に依存しようとしていると見えるため、相手を励まそうとしたりとか、
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自分も頑張っているんだからお前も頑張れよと言いたくなってしまうということ、どうしてもあると思うんですね。
でもその行為が2人の距離を着実に広げていくことになっていくんですよね。
こういった愛着理論というのがあるんですけど、この愛着理論を打ち立てたジョン・ボールビーという方。
この方はこういった依存関係ことを効果的依存というふうに呼んだんですね。
そして心理的な支えを求めて他人に頼ることができるというのは、強さの印であって強さの源泉であるとも言ったわけなんです。
一見相手に頼ったりとか頼られたりとかするというのは、自立できてない、強くないというふうに弱さだというふうに受け取られかねないんですけど、そうじゃないと。
相手に頼ることができるのは、そして相手から頼られるというのは強さの印であると、強さの源泉、源であるというふうに言ってるわけなんですね。
実際に情緒的に結びついている夫婦というのは、一体何が起こっているのかということについて話をしていくんですけど、
まずそういった夫婦、心理的に結ばれている強く安定している夫婦というのは、相手に助けを求めることも与えることもなくなるというふうに言われています。
なぜなら、お互いに対する親密さが大変心地いいので、この人だったら頼っても大丈夫だなというふうな安心感があるんですね。
心理的な安心感があるんですよ。最近よく耳にする心理的安全性ってやつですよね。
これはミネソト大学の心理学者のジェフ・シンプソンという方が研究をしているんですけど、そこの研究結果がありまして、
83組の恋愛中のカップルに相手との関係のアンケートを取った後に、またもう一回集まってもらって、女性たちだけに、これからあなたたちはほとんどの人が怖がる作業をやってもらいますというふうに恐ろしいことを伝えるんですね。
そうすると、パートナーとの関係に私不安がないわって答えた女性は、マジで?やったら怖い?みたいな感じで愚痴を大きな表現にこぼしてたんですよね。
パートナーに助けを求めることができたんですけど、だけど、親密さを避ける傾向がある女性、
愛着欲求、自分の愛着欲求を認めようとしない女性というのは、その作業内容のことをパートナーにあまり話せなかったんですよね。
男性も同じように反応が2つに分かれました。自分たちの関係は安定しているというふうに答えた男性は、普段よりも自分のパートナーに対して優しくなって、
パートナーの肩に触れたいとか、お褒めかけたいとかして慰めようとしたんですね。
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だけど、この愛着欲求に違和感を感じるというふうに答えた男性は、パートナーが不安を訴えても同情せずに、相手の苦しみを軽く見て冷たくあしらったんですね。
体に触れることも少なかった。 この実験からわかるように、自分自身の愛着に対する欲求、こういう欲求があるんだということを理解していて、
相手との関係性に、パートナーとの関係性に問題がないというふうに考えている人ほど、相手に助けを求めたり助けを差し出すことを
痛まない傾向があったわけなんですね。 次に、他の特徴として、情緒的に結びついているカップの特徴として、
相手の言動に傷つくことがあっても、柔軟にそれを受け止めて強い敵意を痛くことはないというのがあるんですね。
これはイスダイルのバイラン大学のマリオ・ミクリンサーという方が研究をしていて、心拍数を使ってある実験があるんですが、
そこではパートナーとの繋がりが安定しているという人ほど、相手に大きく腹を立てずに、相手に敵意があるとは考えないということがわかったんですね。
これは僕もすごい実感していて、僕らの夫婦関係がギクシャクしている時って、二人の間に起こったちょっとした出来事によって、もうすぐにイライラしちゃったりとか、
妻に対して敵意を抱いたりとか、もしくは妻が僕に敵意を抱いてるんじゃないかと思ったりとか、
疑心暗鬼になることがすごい多かったんですよ。
でも、関係性が改善されると、同じような問題、かつてと同じような問題が起こっても、大きな問題には発展しないんですよね。
そして、そこで起こった事案というのを柔軟に受け入れて、前向きに問題解決しようとしたりとか、
もしくは二人がお互いに、ユーモアによって、軽くそれを冗談にしたりとかすることによって、その場の空気の重さをお互いに勘をさせようとするようになったんですね。
そういった変化が起こったんです。実際、僕自身も。
また、このマリオ・ミクリンさんは実験を通して、パートナーと強い結びつきができている人間ほど、自己肯定感が強いってことを見つけたんですね。
これは形容詞のニストを作りまして、そこから自分の特徴に合う言葉を選んでもらったんですが、
パートナーと強い結びつきができている人間は肯定的な言葉を選ぶことが多かったんですね。
そして、「あなたの弱点は何ですか?」ってふうに尋ねると、自分は完璧ではないけども、自分に不満はないと答えたことが多かったと。
そして同時に、パートナーと強い結びつきができる人間というのは、好奇心が強くて、新しい情報を受け入れやすいってこともわかったんですね。
これって、ちょっとね、僕の偏見もあるかもしれないんですけど、例えば職場とかでね、子供の面倒をよく見ている男性というのは、
大人ぶれが起こった時に、すごい柔軟に対応するなって思うんですよ。
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そして、「ちょっとこの人難しいんだよね?」みたいな人ってたまにいるじゃないですか。
そういったちょっと難しい人の相手もなんなんかできたりとかするんですよね。橋渡しがすごい上手だったりする。
だけど一方で、これは偏見かもしれないんですけど、恋人がいない期間が長かったりとか、子供や妻のケアをしていない男性というのは、
そういった行為が苦手だったりするなというふうに僕はちょっと感じることがあるんですね。
これは、この本を読んだ時に、このことを僕は思ったんですけど、まさにこうやって自己肯定感に根差しているなって思ったんですよ。
自己肯定感が高いほど他者を受け入れやすいっていうことなんですよね。
これを読んで、確かにってすごく僕は思ったんですよ。
こんなふうにですね、パートナーとの関係がしっかりしている人っていうのは、4つの特徴があると、
相手に助けを求めることも助けることもできる。そして相手の言動に傷つくことがあっても、柔軟に受け止めて強い敵意を抱くことはない。
そして自己肯定感が高い。そして好奇心が強く新しい情報を受け入れやすいってことなんですね。
そしてさらにこういった特徴によって、自立がしやすいっていう傾向があるんですよね。
冒頭に話をした、お互いに依存し合う関係というのは自立ができていないというふうに言われたりもするんだけど、実は違うんだと。
お互いに依存し合うことによって逆に自立がしやすくなる。なぜ自立がしやすくなるかというと、さっき言ったように相手の助けを求めたり助けることもできる。
そして傷つくことが少ない。敵意を抱くことがない。自己肯定感が高い。好奇心が強くて新しい情報を受け入れやすいといった特徴が出てくる。だからこそ自立がしやすいってことなんですね。
強依存というのは自立の妨げになるんじゃなくて、自立を促すという副産物があったってことなんですね。
そしてすごい僕は思うんですけど、自立がしやすいというのはこの世界で生きていくことが楽になるってことだと思うんですよ。
それを思うと夫婦関係がいいということはまさに生きていくこと、この世界で人間として生きていくことが楽になるってことだと思うんですね。
本当に関係性を改善できた今となったらすごく思うんですよ。以前よりも生きていくことがすごい楽になったって思うんです。
なぜこんなに楽になるのかというと、それは2人が強い愛着関係によって結ばれていて情緒的怪我を感じることがないからなんですよね。
心理的に情緒的に満たされるってことは、生きていくにあたっても必要不可欠であるっていうふうに僕はこの本すごい感じました。
この情緒的怪我によって実際に引き起こされる問題っていうのは結構あるんですよね。
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満たされないことによって起こる問題、それは健康被害にも及ぶんです。
ちょっと今日は長くなっちゃったので、また明日、情緒的怪我によって実際に引き起こされる健康被害ってことについて話をしていきたいなと思います。
はい、ということで今日は情緒的怪我について話をしたんですけど、ちょっと全然関係ない話で、僕ここ最近コロナがすごい流行ってるじゃないですか、オミクロン株がすごい流行ってて外出できなくて
家で子供たちと遊ぶ時に困ったんですけど、マイクラを子供たちがハマりまして、マインクラフト。
今までスイッチでやってたんですけど、パソコン版が色々できるっていうのを聞いて、ちょっとステイホームなしでやってみようと思って買ってみたんですよ。
パソコンでソフトを。そしたらこれがめっちゃ面白くて、これもっと早くやればよかったら、むしろパソコン版こそこれ遊べるなーって大人も楽しめるなーってすごい思って
コマンドがあるんですよね。スイッチもあるんですけど、スイッチよりもコマンドがすごく打ちやすくて、簡単なプログラミングなんですよ。コードを打ち込んで
そのコード通りのことが起こるんですけど、僕はあんまり詳しくないんでよくわかんないんですけど、要はそのコマンドを打ち込むんですよね。
数字とアルファベットのコマンドを打ち込むと、すごい最強の剣が手に入ったりとか、目の前の山が崩れたりとか、ワープができたりするんですよ。
近くの村とかを見つけたりとかして、そこに一瞬でワープできたりとか、あとドラゴンを召喚したりとかできたりっていうのがあって、めっちゃ面白くて子供たちがハマったんですよ。特に長男がハマってて
次男はたまに変な日本語変換モードになっていると、ツツツとかティリリリとか変な言葉が出てきたって、キーって怒って僕のMacを壊そうとしたりとかしたんで、出ないようにAS表示に変えたりとかしたんですけど、面白いんですよ。
チートモードがあるんですよね。チート表示をオンにすると、いろんなチートコマンドが使えて、空を飛ぶとかも元々あるのかな?空を飛んだりとか、建築物をコピーしてペーストしたりとかできるんですよ。
あとね、クリエイティブモードとサバイバルモードって2つあるんですよね。それも分からずスイッチやってたんですけど、
クリエイティブモードだと、もう初めからすべての素材とか道具が揃っていて、ゾンビとかにやられることもなくて、好きなように建築できるんですね。
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それで僕の子供たちが家を作ったりとか地下帝国を作ったりとか、いろんなことやって遊んでて、大人も楽しめるんでね、ステイホームでいいなーってちょっと思っていた日曜日でした。
はい、そんな感じです。
はい、じゃあちょっとね、また明日から肝臓焦点化療法に関しての話。
明日は特にその情緒的危害について、いろんなエビデンスがあるので、そのことについて話をしていきたいなと思います。
これ、夫婦関係悩んでる方に本当にオススメの本で、私をギュッと抱きしめてっていう本ですね。
ちょっと分厚いけど、だけどそれだけの価値はあったなーって、今まで読んできた本の中で一番良かったなと思うんで、ちょっとこれに関する印象などはもっと深く読み込んでいきたいなと思ってます。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。また明日お会いしましょう。さようなら。
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