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2023-08-21 40:31

#510 パートナーが発達障害の場合、夫婦はどのように向き合えばいいのか?【ゲスト回:NPO法人DDAC 大人の発達障害を持つ大人の会 代表理事長 広野ゆいさん】

自分のパートナーが発達障害だった。もしくは自分が発達障害だった。


そんな経験をされた方もいるかと思います。


夫婦のどちらか、もしくは両方が発達障害を抱えている場合、どのように二人はコミュニケーションを取ればいいのか?


どうすれば、幸せな夫婦関係を築くことができるのか?


20年以上、大人の発達障害の理解普及に努めてきたNPO法人DDAC(発達障害を持つ大人の会)代表理事長 広野ゆいさんに、詳しくお話をお聴きしました。



ーゲスト(広野ゆいさん)ー

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サマリー

夫婦関係学ラジオのゲストは、NPO法人DDAC代表の広野ゆいさんです。彼女は家事や育児、キャリア、性の問題など夫婦の葛藤を乗り越えるためのヒントを提供しています。夫婦関係において発達障害がある場合、どのように接するべきか、コミュニケーションの方法や幸せな夫婦関係の構築についてお話を伺いました。発達障害のパートナーとの関係を構築する際には、互いの違いを理解し、コミュニケーションを重視することが重要です。特性を把握し、相手の特性に対して工夫をすることで、イライラを減らし、愛着関係を築くことができます。夫婦は発達障害のパートナーと向き合う方法について話し合っています。

00:01
家事、育児、キャリア、性の問題、夫婦になることや生まれる様々な葛藤を、どうすれば僕らは乗り越えられるのだろうか。
アツの夫婦関係学ラジオでは、そのためのヒントをお送りしています。今回はですね、前回に引き続き、発達障害を持つ大人の会、NPO法人DDAC代表の広野ゆいさんをお迎えして、お話をお伺いしていきます。
今回はですね、自分のパートナー、例えば自分の妻とか自分の夫が発達障害である場合に、どうやって接すればいいのか、
どのようにコミュニケーションをとっていけば、夫婦関係は楽になるのか、幸せな夫婦関係を築けるのかについて詳しくお話を伺いました。
ぜひ最後までお聞きください。ではどうぞ。
広野ゆいさんの紹介
今回も前回に引き続き、発達障害を持つ大人の会、NPO法人DDAC代表の広野ゆいさんにお越しいただいています。広野さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。前回聞いてなかった方のために簡単に説明しますと、
広野さんは20年ほど前から、発達障害を持つ大人の方たち向けに、セルフヘルプグループのサポートを行ったり、
ですとか講演会などを行っています。前回は、発達障害とは何か、大人の発達障害とは何なのかということについてお話をお聞きしたんですけど、
今日は、夫婦関係の中に発達障害があった場合にどうすればいいのか、自分の夫や自分の妻が発達障害だったときに、どういうふうに接すればいいのか、
どういうふうにコミュニケーションをとればいいのか、などについてお話をお聞きしていきたいと思います。よろしくお願いします。
前回のお話の中で、育児のお話があったじゃないですか。お子さんをお迎えに行くのを忘れちゃったり、というお話があったんですけど、
結婚して、子どもが生まれたときに、そういった問題が出てくると思うんですけど、結婚して子どもが生まれるまでは、
そんな困ることとかってないもんなんですかね。 そうですね、学生のときから付き合ってたんですけど、
おそらく彼もASDだったんじゃないかなと思うんですけど、 そうなんですね。
だから両方ASDだから、一緒にお互い自分の世界に入っちゃうんで、
そんなに何か支障がないというか。 逆に支障がないのか。
そうですね、一緒に何かやろうとか、ご飯食べに行こう、旅行に行こうとかっていうときは、
それなりに楽しいし、そうじゃなければ家ではもう本当にお互い自分の世界みたいな。
バラバラなんですね。 そうですね。
それって恋愛の、もっと一緒にいたいとか、何でもっと時間作ってくれないのとかって言うのは、お互いに生まれないものなんですか?
ASD同士だと。 なんかもうね、私は一人暮らしの部屋に入りぴったりだったね。
ずっといるみたいな感じで、何か境目がないんで。 相手と自分との。
そうですね、だからもうずっと一緒にいるときはずっと一緒にいるし、
感じで。 なるほど。
何かそんなにそうですね、だからまともな人だとそういう風にならないのかもしれないんですけど、
その、よくいろんな時間の間隔とかもないので、
そうですね、どれぐらい一緒にいるのかとか、
これも大事だけどこっちも大事だから、ちゃんとバランスとか、そういうことができないんで、
もうずっと一緒にいたらずっと一緒にいるみたいな感じで。
結婚されて、学生時代から一緒に付き合ってた方と結婚されて、
お子さんが生まれてね、
お子さんが生まれるタイミング、出産したら結構大変なことになりそうな気がするんですけど、
ASD等子で子供が生まれて、ですよね。
そうですね、私もすごく若いときにできちゃった結果だったんですよ。
ああ、そうなんですね。
でも結構産んだときに割ともう打つ状態だったので、
もうすぐ実家に帰っちゃってて。
全然私が実家に帰ることについて全く言わないんですよね、相手は。
それは里外出産とかじゃなくて、生まれて連れて帰るって書いてある?
そうです、その里外出産がめっちゃ長いみたいな。
どれぐらい帰られてたんですか?
どれぐらいですかね、なんかだからちょっと戻ってきたりするんですけど、
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月ってなっていったら、だんだんちょっと戻らなくなってきて、すぐ実家に帰るみたいな感じで、
ほとんど、そうですね、割合的には実家にいる期間の方が長かったと思います。
それは打つ病になっちゃったから、自分が打つになっちゃったから、何も手につかなくなったから、
実家でサポートしてもらおうということで、実家に戻られちゃった。
もうそういうことも考えられなくて、とにかく帰るからって言って帰るんですけど。
仕事が原因で打つになっちゃったんですか、当時は。
そうです、結局仕事辞めた時、辞めてすぐ妊娠して結婚したんですけど、
仕事の時すでにもう打つ状態にはなってたと思うんですよね。
そのまんま結婚して引きこもっちゃって、子供を産まれたみたいな感じなんで。
なんかわからんけど、結婚して子供を産まれてましたみたいな感じで。
日がついたらそうなってた。
夫さんは何か言ってたんですか、ずいぶん長く帰ってるけど、こっち戻ってこいよだとか、そういうのは。
全然なくて、お金も使い放題でよかったんじゃないですかね。
そのまましばらくずっと実家で子育てをしてたんですか。
そうですね、行ったり来たりを繰り返しながら、幼稚園とか幼児教室とか、入って毎週行くとかっていうのが
あるようになるまでは、実家に帰っている割合の方が多いみたいな感じでした。
近くだったんですか、住んでいる場所から。
住んでいる場所は遠かったですよね。
遠かったですか。幼稚園は実家の近くの幼稚園に行ってたんですか。
幼稚園は、元々の場所の旦那さんが住んでいたところの近くなんで。
だから、幼稚園に行ったら実家にあんまり帰れなくなって、困ったみたいな。
夫婦のコミュニケーションっていうのはどうやってやってたんですか。
大変な、うまく一卒が取れなくないそうな気がしますけど。
そうですね、取れてないことも気づいてないぐらい、いっぱいで。
やっぱりそのホルモンバランスがすごく影響を受けやすいので、感情も激しかったですし。
でも、やって欲しいことをやってって言ったらやってくれるんで、気づいてやってくれるとかないと思います。
それはASDの特性として、地平スペクトラル症でしたっけ。
特性として察することが難しいから、自分からやっていかない。
私が大変な状態であっても、気づいてない、見てないから。
そこで自分の妻が大変な忙しを動いているのは見えるんだけど、
何を考えているのか、何を感じているのかが読み取れないってことなんですか。
そうですね、忙しそうだなぐらいにしか思っていない。
そうなると、全部言わなきゃいけないんですね。あれやって、これやって、それやって、これやって。
言えばやってくれるんで、言えばいいんですよ。
ASD同士、発症害同士だと、相手のことが分かるからそこまで揉めないんですかね。
そうですね、私自身がいっぱいいっぱい過ぎて。
子育てってことですか。
そうですね、家事と子育てと両方って、その時点でキャッパーオーバーなので、もう訳が分からないんですよ。
そうですよね。
何を助けてもらったらいいのか分からないし、どうしたらいいのか分からなくて。
逆に言うと、洗濯とか掃除とか、後はご飯作るとか、うまくできない。
でもそれに対して別に文句も言われなかったんで。
文句言っても、キレてワーワー言うから、うるさいから聞いたかもしれないですけど。
あんまり聞かないってことですか。
そうです。
なんですけどね、だから、そうですね。
発達障害を持つ夫婦の離婚とサポート
離婚されたのはそのあたりですか?お子さんが幼稚園のあたりの頃に。
離婚の原因としては、彼の仕事がどんどん忙しくなって、仕事では割と頑張っていたみたいで、
それで忙しくなって余裕がなくなって、私が何か気に入らないことをした時に、いきなり殴られたんですよ。
そうなったんですね。
びっくりして、そういうの何?ってなって、その時にちょっと、この人と一緒に住めないかもしれないなって。
やっぱり来る人と一緒に住めないんで。
そうなんですよね。
子供もね、やっぱりびっくりするし。
だから普通はね、子供いたら離婚しない方がいいんじゃないかとかなると思うんですけど、
なんかやっぱり、そうですね。
危ないですもんね、暴力。
危ないですもん。
言うこと聞かなかったら殴るとか最悪じゃないですか。
そうですよね。
今までは、その時まではあんまり暴力はなかったけど、どっかのタイミングで本人もキャパオーバーになったってことですか。
仕事が忙しくなりすぎて。
そうですね。多分いろんなことが重なったんだと思うんですけど、
私が発達障害っていう診断、というかADHDの診断を受けて、私自身が発達障害の勉強を始めて、
ADHDの人はこういうことができないから、手伝ってもらいましょうって書いてあるじゃないですか。
だから私はADHDだから、手伝ってもらわなきゃいけないんだよみたいな感じで、
手伝うことを要求し始めたんですよね。
それまであんまり言ってなかったんですね。
そう。だからそれまでは、なんでお前はこんなこともできないんだとか、
こんな家に帰ってくる俺の気持ちも考えてみろとか、すっごい暴力がすごくて。
でも全部はその通りだなって思ってたから、何も。
受け止めちゃってたんですね。
そうなんですよ。だからそれがそのね、自分はADHDでこういう人に対処するってことが必要なんだなっていうのが、
本とかにも書いてあるし、その通りにしてもらおうと思ってですね。
やって欲しい、手伝って欲しい、支えて欲しい。
それがもう気に入らなくて。
だからそういうこともあって、自分が忙しいっていうのもあって、
言い訳だとかいろいろ言い出して。
すごいですね。なんで殴るまで行ったんでしょうね。
なんかね、急に怒って、そんなことでっていうようなことでいきなり切れて、
殴るっていうかね、バスって腕を振るっていうかね、切れちゃって。
なんですか?
もうブチって切れちゃってるから、自分でも受けてないみたいで。
そういう人と一緒に住めないなって思いました。
そっか。でもそれが何だろう。
発達障害だった、ADHDだった場合に、結婚していてパートナーがいて、
家族がいて、夫婦でやっていこうっていう時には、
ADHDの人は周りにサポートしてもらうのが一番いいんですか?
どういうふうにパートナーは接すべきなんでしょうね。
今はADHDとかの診断を受けて、家庭でいろんなことができないとなると、
ヘルパーさんに来てもらったりっていうこともできる。
そうなんですね。
家事とか育児とかがいっぱいいっぱいで、なかなかそれはできないっていう場合に、
やっぱり旦那さんが全部それを担うって難しいじゃないですか。
そういった場合には、そういった制度を使って、
ちょっと助けてもらうっていうこともできるようになってますね、今は。
それってその診断、診断もらうのって病院でもらうんですか?
そうですね。診断受けて。
何科とかあるんですか?病院の何科じゃないですよね。
精神科ですかね。
精神科。
メンタルクリニックで。
診断もらって、ヘルパーさんを使うのって保険か何かが効くんですか?
助成金とか出るんですか?
そうですね。障害認定っていうのをされないといけないんですけど、
どういうことがどれだけできないかっていうことを診断書を書いてもらって、
それを薬書に提出して、
そういう障害の福祉サービスを利用という手続きを取ると、
でもらえるみたいな。
なるほど。うちの父が障害者手帳を持ってて、
なんだったかな、股関節か手術だったかな、
人工チタンか骨と入れ替えたんですか?足が悪くなって、
日給だか産給だか忘れちゃったんですけど、手帳もらってたんですよ。
あの制度ってことですかね?
それの精神。
精神バージョンみたいな。
そうですね。精神保護手帳っていうのが。
そういうのがあるんですね。
そうなんですよ。
それはADHDもASDもLDも障害者手帳もらえるんですか?
診断してもらって、社会生活がこういうことによって難しい状態であるということをちゃんと言って、
その程度がこれは助けてもらわなきゃいけない程度ですね、みたいになれば。
そういったどれくらいの程度なんですか?認定されるレベルっていうのは。
そうですね。やっぱり片付けできないとかだとちょっとそれだけだとダメなんですけど。
なんかやっぱりそうですね。やっぱり家事が全く私もできてなくて。
それでそうですね。
やっぱり社会生活、子どものお迎えは普通じゃないじゃないですか。
あんまり確かに効かないですね。
そうなんです。やっぱりそう考えていくとちょっと支援が必要かなって思われる可能性が高いかなと思います。
なるほど。
パートナーとのコミュニケーション
じゃあそういった家の中の家事とか育児とかはそういった認定をもらって、
ヘルパーさんなどをお願いすればある程度はサポートしてもらえる。
パートナーは発達障害である夫とか妻に対してどういった気持ちで接すればいいんでしょうね。
何していくかわからなくなったりすると思うんですよね。
そうですね。やっぱり基本的には別にヘルパーさんとか来てもらってる人もいますけど、
別にそんなところまで行かない人がほとんどで。
旦那さんとうまくやってるかどうかっていうと、人によるんですけど割とそうですね。
理解してもらえなくて悩んでる人が多いんで。
分かってもらえない。
そうですね。だから手伝ってもらうところまで行かなくても、
分かってもらえるかどうかっていうのが本当に大事かなと思うんですよ。
どうやったら理解できるんでしょうね。
そう、やっぱりちゃんとしてないんで。
ちゃんとしてる人だったりとかね。
頼んだことを忘れちゃったりとか。
ADHDの旦那さんもおそらく自分が頼んだことを忘れられたりとかね。
大事なことでもすっぽかされたりすると、大事にされてないような気持ちになると思うんですよね。
確かにそうかもしれないですね。
だからこれは忘れてほしくないなっていうものがあれば、
忘れないように、例えば直前になったらリマインドが来るようなシステムっていうことか、
その前にちょっと声かけするとか、
そういう工夫をすれば忘れないでやってもらっていいんですけど、
俺のことが大事だから、やってくれるだろうみたいな甘え。
俺は通用しませんみたいな。
なるほど、そっか。
大切にされてないって感じちゃうのはありそうだなって気がしましたね。
忘れられないですね。
俺が頼んだことを全然やってくれてない。
何が処理されてるのかなって思っちゃうけど、別にそういうわけじゃないんですよね。
全然そういうわけじゃないんですよね。
だからそこはちょっと。
理解しなきゃならない。
そうですね、そこでへこまないでほしいなって思いました。
支援する側というかパートナーとして、
自分の妻がそういった危機感があったとして、
理解しよう、そこに対応していこうって思ってて、
疲れちゃう人とかっているんじゃないかなって気がして、
逆もそうで、夫が他道省だったりとか、アスペルガーだったりとかだったりすると、
頭では分かってるんだけど、
なんで分かってくれないの?って気持ちになりやすくなったりもすると思うんですよ。
よくカサンドラ症候群っていうのが話に出たじゃないですか。
発達障害のパートナーを持ってて、
全然こっちの気持ち分かってくれなくて、
気持ちがどんどんおかしくなっていくみたいな。
ああいうのは結構見引きされます?日野さんも。
そうですね。事情グループでも、
あなたアスペルガーだから事情グループ行ってきなさいって言われて、
行ってきましたとかって言ってる旦那さん。
もう俺のせいでカサンドラになるって怒られました。
どうしたらいいんでしょうかみたいな。
そういう人たちって、
発達障害である人をパートナーに持つ人って、
どうやって自分のメンタルも考えながら接していくと思うんですけど、
どうやったら自分が疲れずに、疲弊せずに相手を支えられるんでしょうね。
そうですね。やっぱりそこのとこは同じ気持ちになるとか、
これをやったらこう来るだろうみたいなことは裏切られる可能性が高いので、
その辺をやっぱり求めない方がいいかもわからないですね。
思い通りにならないと思っておいた方がいい。
もう一つは特性を知るっていうのは大事で、
やっぱりADHDだったら大事なことでも本当にスポッと抜けちゃったり、
時間感覚がなかったりとか、頼んだのにやってないとかね、
ルールを決めたのに守らないとか、
そういうことがあるんですけど、それを別に大事じゃないからとか、
ないがしろにしてるっていうわけじゃないので、
そこのところを特性を踏まえた上でじゃ忘れないように、
例えば、これやってほしいことはもう資格情報に書いてそこに貼っておくとか、
愛着関係の築き方
うちなんかは電気消さなくてもいいように、人がいなくなると勝手に消える、
そういう工夫をしてイライラしないようにするとか。
でもそれ大事ですね。小さいものが結構積み重なりますもんね。
そうなんですよ。
そもそもそういった問題が起こらないように最初からするって大事かもしれないですね。
特性を把握してそういうふうにならないような工夫をしておく。
それもやりすぎるとしっそいんで、
自分がイライラしない程度にやってくれたらいいかなって思いますし、
私も本当にイライラしたときは、もうちょっとやってよとかってたまに言えば、
ごめんねってなるので。
そっかそっか、別にやらないわけじゃないですもんね。
言ってもいいんですもんね、こっちからね。
だからやっぱりこういうことを知った上で、あまり我慢しないで、
ちゃんとコミュニケーションを取ったらいいかなっていうのは。
きのさんの周りにいらっしゃる旗障害の夫婦の方たち、
うまくいってる方たちはそういった工夫されてたりとか、
そういった気持ちで望んでいたりするんですかね。
そうですね。そもそもなんか、
同じじゃないっていうところからスタートしてるような感じもある。
2人は同じじゃないっていう。
そうですね。
だからその辺が、共有できるものとできないものとやっぱり、
やることも一層なんですけど、
だからその辺はやっぱり普通の人になることを要求すると、
かなりやっぱり精神的にストレスだと思うんで、
なんならちょっとね、日本人だと思って結婚したら外国人だったみたいな。
外国人だと思ったほうがいい。
それって、
そういうマインドで接し続けられて、ずっとパートナーシップを結び続けられる、
ずっと夫婦で居続けられる人もいれば、
付き合い切れなくて、もう嫌だってなる人もいるんじゃないかなと思うんですけど。
それはそれにしょうがないのかなって。
結構別れる感じですか。
ずっとサポートし続けられる、夫婦で支え合える人もいるし、
俺には無理だ、私には無理だ、この人は私には無理だって言って別れちゃう人もいるんですかね。
いますね、やっぱり。何回も結婚してる人もいるし。
そうですね。
もう逆にずっと一緒にいる人もいるしっていうのはありますね。
ずっと一緒にいられる人たちっていうのは、さっきおっしゃったみたいに、
ちゃんとそれをどういう特性があるかっていうのを知って、そこにうまく対応していく。
で、時には我慢せずにやってよとかっていうこともちゃんと伝えられる人たちがうまくいきやすいってことですか。
そうですね。そういう感じもありますね。
前回ちょっとお話をお聞きした中で、大人になってからADHDになった方は、
それが薄れていく人もいるっておっしゃってたじゃないですか。
愛着を誰かからパートナーとか、カウンセラーとかから愛着関係を築いて、
愛着を得ることによって変わっていく人もいるっておっしゃってたと思うんですけど、
自分のパートナーがADHDだったりとかASDだったりとか、
発達障害っぽいなって思った人って、治んないかなって思う人多いと思うんですよ。
普通にならないかなって思う人多いと思うんですけど、
普通と呼ぶ人たちになれる人もいれば、そのままで何やっても変わりませんよっていうのがあるんですかね。
ありますね、やっぱり。普通の人にはならないんですけど。
そうですね。
普通にはならないけど、言われたらちょっと改善しようとするとか、
気づけばやっぱりそれをちょっと変えようとするとか、
そういうことができる人は多いと思うんで。
そういうふうになっていく人っていうのは、何をやって変わっていったんですか。
まあやっぱりでも、はっきり言うことですかね。
こういうふうに、どうしたとか、
させてもらうことを望んでる。いつまで経ってもさせてもらえないので。
なるほど。周りの人が言っていくってことですね。
そうですね。それも切れて言うとかじゃなくて、
ちゃんとこうコミュニケーションをとるっていうかね、対話をしていくというような。
だからやっぱり違いがある人同士が、ちゃんとそれをお互いに違うってことを認め合って、
違うけれども一緒にいるっていうことをしていくっていうのは、
ソーシャルスキルで言うと一番難しい文化交流なので、
だからそれをやっぱり一番近い、一緒に住んでる人とやらなきゃいけないっていうことで、
コミュニケーションスキルの一番難しいところなんですよ。
なるほど。
そこにチャレンジするかどうかですね。
結構大変ですね、それはね。確かに。
そうですね。
お互いが違うものだ、お互いの違いを理解した上で、
その上で2人で協力してこう、そのためにはどうしたらいいんだろうねって考えていかなきゃいけないですもんね。
そうなんですよ。だからどっちかが偏ればやっぱり疲れちゃうし。
うーん。
っていうことはあると思うので。
なるほど。
僕気になってたのが、そういった夫婦の片方が、もしくは両方かもしれないですけど、
愛着障害を持っている場合って、どうやった夫婦がお互いにこう大切にし合ったりとか、
愛着環境を築けるんだろうって思ってたんですよ。
で、それってさっきおっしゃってたみたいに、お互い違うっていうことを理解して、
相手の違いもちゃんと理解して、自分のことも理解するってのがベースになると思うんですけど、
その上でどうやったら二人がこう、愛されるような関係とか、
愛着関係ってのを築けるんでしょうね。
例えばASDだと、ASDがあるっていうだけで、その愛着の問題っていうのは出やすいんですね。
で、なぜかというと、そのお母さんとの愛着形成が難しいんですよ。
なるほど。
で、なぜかというと、やっぱり目が合わないとか、
お母さんがすごい大事にして抱っこしたりしても、それを嫌がるとかね。
接触、触るのをすごく嫌がるとか、嫌う子もいるし、
もうすごく扱いづらい赤ちゃんなんですね。
私はどっちかというと、固まって動かない無表情な赤ちゃんだったんですけど。
今から想像できないですけど、そうだったんですね。
だから赤ちゃんの時から、おそらくお母さんをカサンドラにさせてるんですよ。
可愛くない子みたいになるし、
だから放置されたり虐待を受けたりっていうことにもなりやすいですし。
だからそういうことを考えると、
愛着の問題とASDの問題っていうのは結構密着してるっていうこともあるかなと思いますし、
でもそれなりに素直に育ってる方だったら、
こういう時はこういうふうにするものなんだよとかって言ってあげると、
そうなんだって思って頑張るみたいな感じになるんで。
だからいきなり怒らないで、やっぱり教えてあげるっていうかね。
こういうふうなことをした時には、こういうふうに思ってやってるわけだから、
こういうふうにしてほしいよみたいなことを、分かるように説明してほしい。
なるほど。じゃあ例えば、
夫がASDだとして、なかなか気持ちを言ってくれない。
私のこと大事だと思ってるのかな?どうなのかな?何が主張されてるのかな?不安って思うと思うんですけど、
私のことどう思ってるのか、言葉で言ってほしいなって。
好きなの?愛してるの?大切に思ってるの?大切に思ってるなら大切に思ってるよ。
大好きだよとか言ってほしいなっていうことを、こっちからしていけばいいんですかね?
そうですね。そういうのだと恥ずかしがって言わないかもしれないんですけど、
やっぱりね、症状にそういうのが出てこなかったりするっていうのはあるので。
そうですね。
だから、その人なりの愛情表現の仕方っていうのがあると思って。
なるほど。
だから、そこをね、何を持って愛情を表現しているのかっていうのをちょっと探るっていうかね。
普通のやり方じゃないかもしれない。
なるほど。こっちとしてはわかんないんだけど、向こうとしては愛情を何かしら表現してる?
かもしれない。
ちょっとやっぱり考え方がずれてるから、すごく忙しそうだったから、
下手なことしない方がいいかなと思って見守ってたみたいなことを。
想像できないことが起こってるんですね。
そうそう。
そういうような変な解釈をするとか、やっぱりその人のワールドで理解して。
間違ってることが多いんですよ。
なるほど。聞かないと。
パートナーが発達障害の場合、夫婦はどのように向き合えばいいのか?
聞かないとわかんないですね。
どう思ってたの?なんであれしたの?とか聞かないと確かにわかんないですね。
いきなり怒られちゃうと本音も喋らなくなるし、いきなり怒られたってショックってなっちゃうんで。
そっか。気持ちよく穏やかにして、静止して何を考えてるのかっていうのを知っていくのが大事なんですかね。
そうですね。こんな風に言ってもらえると自分はちゃんと愛されてるんだなって思うから嬉しいよとかって言うと、
頑張ろうとしてくれると思うんですけどね。
そうですよね。難しいですね。難しいけど、だけどなんか異文化交流だと思えばいいってのはわかりました。
外国人だと思えばいいんだって。
分かり合おうって、こっちのことも分かってもらおう、相手のことも分かろうっていう姿勢が大事なんだなって分かりました。
そういう感じでね、ちょっとやっぱりコミュニケーションですね、やっぱり大事なのは。
そうですね。諦めないで続けなきゃいけないですね、それって。
この人分かんないとか、意味不明とかって投げやすくなると思うんですけど。
あとはね、どっかで愚痴を吐くっていうのはいいと思う。
誰かに言うとかってことですか。
そうですね、なんか、だから私たちはね、当事者グループがあるんで、
自主グループでそういうことをこう、話し聞いてもらえるんですけど、
なんかそういう発達障害の介護者とかね、そういうパートナーを持つ何かグループみたいのがあったらいいのかなと。
確かそこでしか分かり合えないものがありますもんね。
あると思いますね。
そうですよね。
なんか親に会ってくると、そういう話、おそらくお母さんが聞くんじゃないかなって思う。
そうですよね。
自主グループに行っている方たちのパートナー同士ではきっと話が合いそうですよね。
そうですね。
分かれば分かるというのが、なんかヒントをもらえるような気がしますね。
あとね、意外とやっぱりデコボコ同士で付き合っているってこともあるんで。
デコボコ同士って発達障害同士って意味ですか?
そうですね。私もそうだったんですけど、なんか気がつかずにやっぱり、
そういうね、愛着の問題がある人同士とか、ちょっとデコボコがある人同士で付き合っていることもあるので、
やっぱりこう自分を振り返るっていうことも大事かもしれない。
そうか。なんか自分の夫がって思ったけど、あれ私もとかってあるかもしれない。
そうですよね。多いね、そういうケースも。
そうなんだ。
程度の違いはありますけどね、もちろん。
それが分かるとお互いに生きやすくなりますよね。
そうですね。暴力振るわれなかったら、私もだから彼にね、
あなたはASDなんだから、なんか自覚した方がいいよっていう風に言ってたんですよね。
そうですよね、そっか。
自分のことを理解したら相手のことを理解する。
すごい基本的なところですけど、やっぱりそこなんですね、きっと最初の。
分かりました。
今日はその夫婦の、自分のパートナーが発達障害をやった場合に、
どういうふうな気持ちでいたらいいのかとか、どう接していいのかっていうことについてお話を伺いしました。
きのさん、ありがとうございました。
はい。
発達障害のパートナーとの関係の築き方
これ事情グループって関西だけでやられてるんですか?それとも関東とかでもあったりするんですか?
本当にね、全国に発達障害をやってるグループがあるので、自分の近くで探しています。
ホームページで発達障害、事情会議とか検索すると出てくるってことですか?
出てきます、多分。ツイッターで記事してる人も結構。
なるほど。もし悩まれてる方は、ぜひそれを探されてみてください。
そうですね。
はい。ひろのさん、ありがとうございました。いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。
ありがとうございました。
はい。いかがでしたでしょうか。
今回2回にわたって、ひろのゆいさんにお話を伺いたしました。
この発達障害であるパートナーを持つ場合に、どのようにすれば夫婦関係が楽になるの?幸せになれるの?っていうことなんですけど、
異文化交流っていうのがすごい僕の心に残って、耳に残ってて、全然違う人間なんだよって思うっていうことですよね。
自分の特性とか相手の特性を理解した上でどうすればいいのかを一緒に考えていく。そこに理解を寄せながら一緒に考えていく。
人間のコミュニケーションにおいて最も難しい部分にあたるっておっしゃっていたんですけど、
これって必ずしも発達障害じゃなくても同じだなって思ったんですよ。
自分の特性、相手の特性、いろんな人がいるので、発達障害という括りの中にない特性を持っているケースもあると思うんですよね。
そういったときに相手のことを理解して、自分のことを理解する。
その上でどのような関係性を築いていくのかっていうのは、すごい夫婦関係の基本的なベースにあたるのかなって改めて感じました。
ということで、発達障害について悩まれている方は、ぜひ前回と今回お聞きいただければと思います。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
明日の夫婦間客ラジオは毎週月曜木曜朝5時配信です。
最後にお知らせが3つあります。
1つは番組のフォローをぜひよろしくお願いします。
Spotify、Apple Podcastのフォローいただけると新地区通知がピンといきますので、
新しいの始まったなと見逃しなく聞くことができますので、ぜひよろしくお願いします。
2つ目は番組のお便りを募集しております。
こんなこと感じたとか、こんなことは聞きたいとか、あとお悩み相談も受け付けてますので、
こちらのフォームに同じフォームに書いていただければ、番組の中でお答えさせていただきます。
最後は、僕の夫婦関係研究へのサポートを募集しております。
これはノートのメンバーシップ機能を使ってまして、
いただいたサポートは今回の取材費用であったりとか、
Podcastの運営費用であったり、専門セミナー、専門書籍の購入などに充てさせていただいてまして、
夫婦関係改善の研究に使わせていただいてます。
応援してもいいなと思う方は是非よろしくお願いします。こちらの概要欄にリンクを貼っておきます。
はい、ということで、また次回お会いしましょう。さようなら。
40:31

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