家事、育児、キャリア、性の問題、夫婦になることで生まれるさまざまな葛藤をどうすれば僕らは乗り越えられるのか、アツの夫婦関係学ラジオではそのためのヒントをお送りします。
今回は、夫婦の性的同意をどうやって取ればいいのかということについて、あるゲストの方をお呼びしてお話をしていきます。最後までぜひお聞きください。ではどうぞ。
はい、今日はSay! セイ, 性ちゃんねるパーソナリティの詢川華子さんにお越しいただいています。詢川さんよろしくお願いします。よろしくお願いします。
詢川さんは、性に関する発信をよくされていて、それで僕がセックスエースの話とか、妻との関係の悩みなどの話をよく聞く中で、
どうすれば夫婦は性的同意が取れるのかなとか、性的な話を安心して話せるのかな、お互いに話せるのかなっていうのが疑問があって、その辺をちょっと色々お聞きしたいなと思っています。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
では、詢川さんの簡単な自己紹介をお願いしてもよろしいですか。はい、えっとですね。
セイを通して自分を知る、世界を知るっていうのをテーマに発信しています。
はい、あのポッドキャストの方では、あのセイセイセイチャンネルっていうので、あのなんかいろんな、性って結構大きくて、大きいテーマなんですけど、なんかざっくり言うと、性物学的な男性とか女性とかっていうセックスと、社会的文化的な性別を指すジェンダー、心の性って呼ばれるジェンダーアイデンティティっていうのは、
えっとセクシャルオリエンテーションというその性的な思考が男性的か女性的かとか、そういうこう、すごく広い、広いですね。そんなに色々あったんですね。そうなんですよね。なのでまあ、そういうふうに考えると、社会全体を、性的な感じになっちゃうんだけど。そういう、そういう視点でってことですよね。
そうです。そういう、そういう視点で見ると結構白いなぁと思って、そういうこと、自分が知りたいのはなんか、よくこう自分らしく、自分らしくって言い方はちょっとあれかもしれないけど、なんか生きるって何だろうっていうのがやっぱり大きなテーマにあって、その中で性っていうのは欠かせない。
なんか抜けない、なんだろう、とても大切なテーマだっていうことがあって、それを発信しています。
何でこういった発信することになったんですか。なんかよくツイッターとかで見かけるフェミニストを強く謳ってるアカウントの人とかって多いじゃないですか。ああいうのとは全然違うなって感じてて。
なんか極端なんですよね。いい人もいると思うんですけど、すごいこう対立を、分断をより悪化させてるような発信する人も多くて、でもそうじゃないなと思って、もっとなんか俯瞰的にこう、なんだろう、全体的なメタ認知を持ってこう発信されてるのか考えられてるのかなって思ってたんですよね。
はいはい、嬉しいです。フェミニストの方も尊敬してます。
あれなんだけど、人のせいにしたりとか、誰のせいにしたりとかっていうのって、結局何の解決もない。そうですよね。
自分の問題なんだよなっていうのが大きいですかね。何でもいいんだって。何もそれこそ自由なんだなって思ったら、みんながそれぞれ幸せであればどんな形でもいいなって思って。
なんでこういった発信されようと思ったんですか。
そうですよね。自分自身がやっぱり生きづらさっていうものをずっと持っていて、ポンポンなものを探っていたときに、やっぱりその女性らしさとか女子力とか、そういったものに縛られていたってことがとっても大きく気づいたんですよね。
あるべきとかあらねばみたいな、かわいくあらねばみたいな、女子というその枠組みに入らなければみたいなの苦しかったみたいな。
そうですね。既存のテレビに出て勝手に作られた既存のモデルみたいな女優さんとか、そういうものを女性として生き、そうならなくちゃいけなくて、そうじゃなかったものはダメなんだみたいなメッセージを勝手に受けてしまって、
広告とかでも、そんなお肉でどうしようみたいな、じゃあこのお肉使ってたらいけないのかなとか。
すごいステレオタイプなイメージを、女性ってこうだよね、かわいいもんだよねとか、なんかそう可愛気出したりしなきゃダメだよねみたいな、っていう、なんかそれしかないのかみたいなのがあったわけですね。
そうですね、そうですね。そういったことを感じてきてたので、っていうのとあと、いろんなやっぱり恋愛とかパートナーシップとか考えたときに、結局男性もそうなんだけれども、男性の生きづらさも結局女性の生きづらさと似てるのかなということにも気づいたりとかして、男性らしくあらねばとか、
男性がお金を稼がなくちゃとか、女性にとらわれて、世にいられなくてストレスを抱えているのかなっていう部分にも気づいたりとかして。
なるほど、確かにそれはありますよね。さっきおっしゃってたその生きづらさっていうところに結びついて話をするんですけど、僕が結構僕のポッドキャストを聞いてくださってて、あと以前受けた相談で多かったのが、妻がセックスを断るんですと。
妻とセックスになってしまって、触ってほしくないと言うと、どうしたらいいんでしょうっていう話をすごい聞いたんですよ。それを掘っていくと、無理にしていたりとか、妻が本当に嫌がってたけどしていたとか、
妻を女性っていう小器物として見ていたとか、自分と相手を同一視して、相手が傷つくと思ってなかったみたいな風に捉えているケースとか多かったんですね。
この夫婦の性、カップルの性っていうのって、すごい難しくてデリケートな問題だと思うんですけど、だけどこれがお互いに納得できるもの、例えば夫婦の性的同意とかカップルの性的同意とかについて、お互いが理解し合うことができたら、もっと二人の関係って前に進んでいくと思うんですよね。
でも男性としては、最近、夫婦間においても性的同意がないと、で、無理愛してしまうと犯罪になるよみたいな法律が変わったりとかしたじゃないですか。
性的同意が夫婦間に、中にも適応されてきたんで、となると、こういう迷う人めっちゃ出るんじゃないかなと思ったんですよ。一体どうしたらいいんだろうって、すごい断られるけど、俺したいんだけど、なんかそういうわけにいかないし、どうやって誘ったらいいんだろうって言うのがすごい多分悩んでる人多いんじゃないかなと思います。僕もかつては悩んでて、触れないたくないって言われて、どうしたらいいんだろうっていう風にすごい悩んでたんですよ。
今もなんとかなったんですけど、他の人の話を聞く中で妻とできない、言葉を得る、どういう風に誘えばいいんですか、みたいな聞かれるんですよ。女性からしたらどうしたらいいんですかね。我々男性は一体どうしたらいいんでしょうね、それって。
なんかすごい、その質問自体がめちゃくちゃ男性らしいなって、男性らしいって言ったら一般的な意味でなんですけど、まずどうしたらできるとかできないとかじゃなくて、その前段階でめちゃくちゃ多分心が、何なのこいつっていう。
日常の善意が多分できてなくていうことが大きいなって、多分ね、思うと思うんですよ。なんか、あんまちょっと表現があれかもしれないんだけれども、心が閉じると股が開けないみたいな。
分かりやすい、分かりやすい。なるほど、そっか。それ、例えば日常の善意っていうと、例えばどういったものがあるんですか。
なんか、やっぱりコミュニケーションが大切なんじゃないかなと思うとか、もちろんですよね、大事にって言ったりとか、なんか普通に優しさを感じたりとか、大切にされているんだなーとか、そういう心が触れ合って通い合っていたら、そんなに、
なんだろうな、それができてないのに、急に性的同意も何も。本当、心が開いてないんだから、股の方に来るんだよと思うんですよ。股に来る前に心に来いよっていう。急にこうなんか性的同意を取ってこられて、もうこっちとしては多分、あ?みたいな感じだと思う。
なるほど、多分そのコミュニケーションっていう、心が通い合うコミュニケーションっていうとこがどうしたらいいのっていうのもあるかもしれないですね。そうですよね。
そうそう、おはようとか、ありがとうとか、そういう会話ができてればいいのかみたいな。なんか妻が何か言っていたときに、ちゃんとそれに対して的確な答えを出せばいいのかとか。
何したらいいんだろうって、コミュニケーションって何?みたいな、多分なってたと思う。心を開かせるコミュニケーションって何?って、妻の心パッカーンさせたいけどどうしたらいいの?って。そうですよね。
そうそう、何が、どういうコミュニケーションがその心を開いていくんでしょうね。
あーそうですよね。なんかすごくこう、漠然とした答えになって申し訳ないんですけど、どんなあなたでもいいんだよっていう安心感ってすごい大事だと思っていて、
なんか何か言ったことに対して何をしてくれたとかそういうことじゃなくて、そのままどんな例えば家事をしてもしなくても、なんかしてもしなくても、なんか今日どんな彼女であってもいいんだよっていう安心感って、まあ大事条件ですごく大事だと思うんですよね。
それは、どうなんだろう、その人が何を、妻が何をするとか、なんかしてくれたとかじゃなくて、そのままでいい、そのままでいいんだよ、あなたはそのままでいいんだよっていう安心感って、例えばどういった時に感じるんですか、女性って。
どういった時、うーん、なんか多分男性って難しいですね、会話とか。
でも一般的な多くの男性がっていう意味ですよね。
はい、ついこう思うんだけどどう思うって女性は聞いて、まあよくある話だけど、女性は会話をしたかったり肯定してほしかったり、共感してほしかったりとかそういうコミュニケーションの中での会話として、
どう思うとかなんだけど、みたいな風に聞くんだけど、男性って正解とか正論とか、そういう解決しようとしてくれるんです。
うーん、そうですね。
それって別に悪いことじゃないんだけど、たまに女性としては否定されたっていう。
ああ、そういう風に捉えるんですね。
捉えられるっていうことで、距離が生まれてしまうっていうケースも多く。
なんか、ただ聞いて、聞いてあげるっていうか聞くっていうのは、なんかどっちで、思うけど僕はこう思うよみたいなちょっと言い方を変えたりとか、
相手を正そうとするみたいな、そういうイメージっていうか、そういう受け止める女性もいるんで。
女性が受け止めてくれたって思うような言い方にするのって、ただなんだろうな、よく男性が言うのが、ただ頷いてればいいんですか。ただ同意してればいいんですか。
そうなんだね、そうなんだ、つながって大変だったねって言ってればいいんですか。
でもそれだと何も解決しませんよね、みたいな話をよく聞くんですよね。
はいはいはい。
どうなんでしょうね、それだけじゃないってことですよね。
すごい、その、ハウツーでやられる、どうしたらいいんですかっていうことに対しては、
どうしたらいいって専門家ではないので言えない。
思い付き入れて。
そういうふうに思われてたんだな、
思われてた可能性がめっちゃあるなって思いました、今。
思い付き入れて。
でもそれは男性だけじゃなくて、
女性もくれくれ成人って。
くれくれ成人。
そんな宇宙人が。
成人がいるんですけど、
例えば、自分のこと愛してって、
セックスレスで悩んでしまう人、
別にそれは悪いことではないんだけども、
やっぱり気が状態になってるから、
だからもらおう、もらおうとすると、
男性も嫌じゃないですか、そういう女性も。
もう分かったよみたいな気持ちになっちゃう。
疲れちゃいますよね。
疲れちゃいますよね。
だから、それはそうですね、
そういう女性も、
まずは立ち返って、
なんでその関係を結びたいのかっていう。
立ち返ったら、
全く違う景色が見えてきて、
そういう課題とか、
分かってきたりするんで、面白いです。
そういう人って何が根本的な原因であるんですか。
くれくれ成人になっちゃうって。
全然愛情もらえてなかったことより反動だったりするんですか。
それは旦那さんだけに関したりとか、
恋人に関するだけの話ではなくて、
育った育育環境だったり、
親から受けた質家だったり、
それをどう受け止めたのかっていう、
自分の選択から。
その時起こった出来事に対して、
どう受け止めたのか。
そういうつもりは本当はなかったのに、
自分はあいつだってなかったんだって、
勝手に思い込んでいたってことが隠されていたりする。
そこに立ち返ると、
そういった夫婦関係だけじゃなくて、
生きやすさにすごくつながると思います。
そっか。
まず自分が何でそんな風になっちゃってるのかっていうのを、
探っていく。
自分を探っていくっていうのはすごい大事なんですね。
純香さんはジャーナリングコースをやられてるじゃないですか。
あれもそうなんですか。
自分を知るみたいな作業なんですか。
はいはい。
そうですね。
自分をやっぱり最初、
さっき最初に安田さんと話していただいたような内容なんですけども、
女性らしさとか女子力とか、
そういった言葉というか、
そういうものによって、
本当にしたかったこととか、
痛かったこととか、
分かんなくなっちゃったりする部分とか。
あなた本当何がしたいのって言った時に、
自分はこれがしたいって、
そういう人間って実はあんまりいないんじゃないかなって。
それを邪魔してるのはやっぱり、
勝手な擦り込みとか思い込みとか、
そこに男性らしさ、女性らしさ、
男として生きる、女として生きるっていう、
そのベースの部分に性ってめちゃくちゃ深く、
なんか根深いものを持っているんだなっていうことを感じていて、
そういったものを全部取っ払った時に、
本当に本心からしたいことだったりとか、
やってみたいことだったりとか、
女の感情と向き合った時に見えてくる世界があるんですけど、
それをこう…
書くことで出していくっていう講座なんですかね。
そうですね。
なので私は別に答えを言うわけでもなく、
書いていく中でその人が自分の感情を見つけていくっていう作業なんですけど。
なるほど。
ちょっと立ち返るっていう、
自分のことをまず見つめるっていうのは僕すごい賛成というか、
同じ意見で、
さっき言ったみたいに妻との関係悩んでて、
セックスがしたいしたい、なんで嫌われたんだろうって思う人多いんだけど、
そもそもなんで、
さっき言ったみたいに、なんで妻とセックスがしたいんだろうっていうのをどんどん考えていくと、
親密さを感じたいとか、愛し愛されている実感を感じたいっていう人がすごい多かったんですよ。
それを感じられる唯一の行動がセックスだと思っていた。
それに気が付いたっていう人がすごい多かったんですね。
それに気が付く前ってセックスすればいいと思っているから、
浮気をしたいとか、他の女性としたりするわけですよ。
だけど何か満たされない。
何なんだろうって、おかしいなって目的達成したはずなのに、
なんでこんなにぽっかりここに穴が開いてるんだろうみたいに思う。
で、よくよく考えてみると、
あ、俺したかったんじゃないんだって。
ただセックスがしたかったわけじゃないんだと。
愛されているっていうのを感じたかったんだって。
自分が愛されているって感じたかったんだ。
愛し愛されているって、お互いにその柔らかな感情を送り合う、与え合う。
それによって心が満たされていくっていう、
それが欲しかったんだって気が付く人が多くて。
セックスって愛の最終形態ですねってある人が言ったんですよ。
相談のした方の人が言って。
本当にお互いをケアして大切にし合ってないと、
たどり着かない場所にあるんですねっておっしゃってて。
本当にそうだなって思ったんですよね。
ちょっと無くなしになっちゃったんですけど。
いやいや、めちゃくちゃ。
なんかそのあれで、ちょっと女性的な話で言うと、
女性ってやっぱり性欲は隠すものだっていうか、
恥ずかしいものだって思い込んでる女性も多いんですよね。
最近はそういうことに対して、そうじゃないみたいな。
大胆なものってやっぱりマスコミを取り上げやすいので。
そうですよね。
そう言ってるけど、大半の女性はまだまだやっぱり性に対して敏感だし、
こっちがこうやって発信していても、
もう性って言っただけで逃げ出していくみたいな人たちもすごく多くて。
なんか恥ずかしいって思っちゃうかもしれないですよね、思う人はね。
そう思う。