こんにちは、夫婦関係学ラジオのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回は、多治見ききょう法律事務所にお伺いしております、木下貴子先生にお話をお伺いしていきます。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
僕から簡単に自己紹介をさせていただいてよろしいですか?
はい、お願いします。
多治見ききょう法律事務所所長、木下貴子先生。岐阜県多治見市初の女性弁護士として活動を始め、現在26年目を迎えられました。
24歳の時に地元で開業し、家庭のトラブルから企業方面まで幅広く対応しながら、依頼者が笑顔を取り戻せるようにという思いで弁護士業務を続けてこられました。
また、夫婦カウンセラーの資格も活かし、夫婦や親子といった人間関係の基盤づくりにも力を入れています。
著書に、離婚回避・夫婦関係修復につなげる話し方の規律、弁護士が語る離婚調停で失敗しないための話し方・行動7つのポイント、こういった法律の視点からも関係修復のための実践的な知恵というのを伝えられています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そうですね。離婚妻から離婚したいというふうに言われている男性だったりとか、半年後に離婚して期限を言われちゃっている男性とかがですね、結構ムクの実の周りにはたくさんリスナーさんにもいらっしゃるんです。
そうなんですね。
離婚のことは僕は何も知らないので、ぜひ先生にちょっと教えてもらいたいなと思いまして。
よろしくお願いします。
いきなりお聞きしていくんですけど、離婚したい方が木下先生の元を訪ねて、離婚に至るまでのステップというのはどういった順番になっていくんですか?
そうですね。大きく分けると3つぐらいのステップになると思います。
まず離婚のことを考え始める段階で、うちの場合で言うと、例えば私は発信しているのがYouTubeとかホームページで情報を上げているんですけども、そういうものを見出す。見る段階が第一段階。
第二段階はうちの場合で言えば、それを見て相談予約をして相談に来られる。それが第二段階かな。
第三段階はうちに相談に来た結果、じゃあこういう方法で離婚の手続きって進んでいくんですよってことをご説明するので、その中で自分で選んで進めていくという形になりますね。
ここに来た時点で離婚の意思が固いんですか?女性が多いんですか?男性が多いんですか?
そうですね。以前は割合としては女性の方が多かったんですけれども、今はどうかな。男性が4割くらいの女性6割くらいですかね。
男性も多いんですね。女性ばっかりだと思っていました。
そうですね。最近は特にうちの場合は修復というか、離婚したくないというご相談が増えたのもあって、それを弁護士で、そもそも相談には乗れませんという事務所の方が多いのですから、そのためかなと思いますね。
そういうのも確かにありますよね。
じゃあここに来る方は、離婚したいという方もいれば、離婚したくないんだという方もいらっしゃるとかですね。
そうです、そうです。
じゃあ離婚する場合の、実際のステップについてお話を伺いしていきますけれども、
ここに来ました。離婚したいと思っている方として、相談してから離婚になる前にどういうふうな、調停とかいろいろあると思うんですけれども、どういったことが起こる感じなんですか。
そうですね。まず一つ目の段階は協議といって話し合いですね。話し合いができない場合が二つ目の今おっしゃった調停、裁判所を通じた裁判所での話し合いが二つ目の手続きです。
二つ目の手続きで、調停で話し合っても合意ができないときが三つ目の裁判というこの三段階ですね。
一番最初は何でしたっけ。
話し合い、協議といったりします。協議離婚といったりしますよね。
それは弁護士を挟んで夫婦が話し合うんですか。弁護士を通して。
いい質問ですね。それも選べて、自分でお話しできる方は直接話をするところからスタートできますし、話すのが怖いので代わりに話してほしいというときは、その段階で弁護士を依頼して、
弁護士が主に電話だったりとか手紙を出すという形になりますけど、そこを代わりにやるという。
その協議段階で、離婚に至るケースって何割ぐらいあるんですか。
1割なんですよ。日本の場合はそうなんです。
協議離婚多いんですね。
多いんです。
8割とか。
そうですね。ちょっとごめんなさい。今ちゃんとデータ見てないですけど。裁判員までになっちゃうのが1割とかのレベルなので。
全然ないんですね。意外でした。
そうなんです。
揉めたりしないんですか。協議離婚って。
そうですね。意外と日本の場合はほぼ協議離婚で解決しているものが多いんですよね。
相手がなかなか譲らない。例えば、女性が離婚したいと言っているけど、夫はしたくないと言っていて、全然夫が譲らないとかもあったりするのかなと思ったんですけど、逆もあると思うんですけど。
そうですね。私の方の事務所に来られる方はやっぱり合意ができない段階で来られる方も多いので、それだとうちに来る方では本当に話し合いで解決できないケースの方がどちらかと言えば多いことにはなるんですけれども、来ない方でって感じですね。
うちの相談に来るより前の段階で合意できちゃっている方が多いとは思います。
夫婦お互いにもう、離婚するって決めてきている。
そうですね。うちに来るより前に自分たちでちゃんと話ができて、離婚している方は統計で見れば圧倒的に多くて。
そうですね。
意外にしては、片方が離婚したいと思っていて、片方が離婚したくないと思っていて、相談に来るケースが多いと思ってたんですけど、意外とそうでもないんですね。
うちに来るところだけで言えば、もちろん合意ができない方が相談に来られることが多いので、うちに来る割合で言えば8割、9割くらいは話し合いが難しい段階で相談に来られていることが多いとは思います。
先生のところにいらっしゃる方は合意ができていない。
そうなんです。
それ以外で、離婚の全体の割合で協議できている割合がどれくらいかというとかなり多いって感じですね。
うちに来る方はもう確かにおっしゃった通り、合意ができないケースに。
先生のところに来られて、協議で合意至るケースがほとんどですか。
うちに来られた場合はですね、その段階からだとどうかな、半分くらいですかね。
半分くらいですか。
うちに来られてからだと。
一般的には。
もっと多いけど。
もっと多いけど、協議で合意に至る方が半分くらい。
半分くらいですかね。
協議で合意に達しなかった、よし離婚するぞとならなかった方が次に進むのが調停ですか。
はい、そうですね。
具体的にはどういったことをやるんですか、調停というのは。
そうですね、離婚したい側が離婚調停の申立てというのを裁判所に申立て書を出すというところからスタートするんですけれども、
申立て書を出すと裁判所の方から相手方を裁判所に呼び出すという流れになりまして、裁判所で交代で調停員さんが話を聞いて合意をできるかどうかというのを進めていく流れです。
調停員さんという方が裁判所にいらっしゃって、その方が間に入って話を聞いていくという感じですかね。
そうなんです。
どうやってまとめるのか、難しそうですけど。
そうなんですよ。
一番普通の協議と違っていい、私は調停のいいところだなと思うのは、やっぱり調停員さんは研修も受けているので、
もし裁判になったらこれぐらいになるだろうという標準値みたいなのがわかった上で、
裁判になるとしたら、こういうケースだったら裁判になるかなんないかということですか。
そうですね。例えば裁判になって離婚が認められるかどうかという基準だったりとか、
離婚が認められたとして親権者はどっちになりそうかとか、
あと養育費はいくらぐらいになるかとか、そういう基準がある程度は裁判官ではないので、
大体の基準にはなりますけれども、共有されていることが一般的なので、
その前の段階ってそれぞれがこれぐらいだというのが大きく違ったりするじゃないですか。
意見が出てあってないですよね。
それがちょっとずつ近寄りやすいという感じですかね。
めちゃくちゃ詳しい朝廷員さんがアドバイザーみたいな感じで入って、
夫婦のお互いのバランスをとって擦り合わせていくんですね。
そうですね。
落としどころみたいなもの。
そうですね。
なるほどですね。それが朝廷離婚なんですね。
そこで合意すれば離婚に至って、そこでも合意しないケースってどういうケースなんですか。
そうですね。そこだとやっぱりそもそも離婚したくないということだと合意ができないので不成立で、
あとはもしそれでも離婚したければ裁判を訴訟を提起しないといけないということになりますね。
そうか。片方が離婚したくないって言い続けている限りは無理やり離婚させられないから裁判に進んじゃうんですね。
そうですね。そうなんです。
離婚したくないって言い続けている人を裁判で無理やり離婚させられるものなんですか。
それが裁判所が無理やりおっしゃったみたいにさせるってことになるので、
こういう決まった離婚原因が認められないと無理やり離婚させられないっていうことになってるんですよ。
例えばどういったことがあれば離婚できるんですか。
一番分かりやすい典型例で言うと不抵抗意とかがあれば離婚原因の一つとして認められています。
他は何かありますか。不抵抗意は。
このふわっとしたというか抽象的な条文で言うと婚姻を継続しがたい重大な自由というのがありまして。
めっちゃふわっとしますね。
それが結構争われやすいけれども一番大きな多分離婚原因の一つで。
婚姻を継続しがたい重大な自由。
それ例えば何なんですかね。
そうですね。そういうものも典型的なもので言えばDVがあれば割と認められやすいんですけど、
条項的には確かにそこに入ってくるかなとは思います。
DVもこの身体的な暴力であればそこが割と明確に分かるんですけど、
オラハラと言われるような精神的な暴力だったりすると裁判所もなかなか認定するのが難しかったりするところもありまして。
ちょっとその重大な自由というところまで認めてくれるのかというのがまだ今難しい段階かなと思います。
何か基準がないってことですか。言葉のオラハラと。
そうですね。例えば本当にわかりやすい死ねとか誰が聞いても聞いてはいけない言葉だったりすればまだ比較的いいと思うんですけれども、
この喧嘩の延長上の言葉をどれくらいその精神的な暴力というふうに。
人によってバラバラですね。
そこがまだちょっと明確な基準がないっていうところになりますかね。
それ裁判で難しくないですか。
難しいんですよ。
例えば女性が、うちの夫が私になんかこう怒鳴ったんです。
この野郎、このバカ野郎って言ったんです。
モロハロだって言っても、いやそれどうなんでしょう。モロハラでしょうかどうでしょうかって。
そういうことなんです。
基準が。
そうなんです。だから結構争われるじゃんですね。
モロハラでの離婚はその弁護士、海外では割と認めてもらうのが難しいという系だよねっていう感覚はあります。
ちゃんと積み上げていけば認められているものもあるんですけれども、なかなかそのさっきの身体的暴力みたいな明確なものではない感じですね。
例えば壁を殴って穴を開けたとか、そういう器物破損的なものって明確なモロハラとかDBに与えますか。
そうですね。直接身体的な暴力ではないけれども、そのものに対する、私たちの言葉でいうと有形力の行使って言って何て言ったらいいんだろう。
有形力の行使。
そうですね。ものに力を与えているというのが明確に分かるのは割と認定されやすいんですよ。
精神って難しくないです。どれくらい与えられているか、そうなんですよね。そこが。
形になっているものが証拠だったら、離婚は認められやすいんですね。
どちらかというと、例えば同じ身体に直接ではないけれども、グラスを投げて割るとか。
そういうのは結構分かりやすいですよね。
じゃあネッセが原因で、離婚が認められるケースってどういったケースなんですかね。
そうですね。
浮気してたとかですか?
そうですね。浮気していれば不定の方が明確な離婚原因にはなるとは思うんですけれども、
理由もなく拒否しているという感じですかね。一つは明確に言うと。
理由を言ってくれないっていうことですか。
うん、もう含めて。
なんかやっぱり傷ついたりすることあるじゃないですか。求めた時にすごいひどいこと言われたりとか、
気持ち悪い触らないでとか、そういうものとかも合わせて認定されているものとかはありますね。
その時、するかしないかというだけの話じゃなくて、ネッセを巡って2人の間に起こった葛藤というか、
その傷つけ合いみたいなところが取り上げられる感じになるんですね。
そうですね。理由がある場合は説明してほしいとは思うと思うんですよね。
こういうふうに今体調がどうというか。
それもなくてというのはやはりというのの一つになると思いますね。
意外でした。
難しい類型ですよ。
すごい難しい。
実際あります?担当されることはありますか?レッスンが原因で?
あります。
女性がしたくないっていう方が多いのか、男性がしたくないってどっちの方が多いんですか。
そうですね。私がやったケースは、男性側がレッスンを理由にしたいと思っているケースでしたけど。
男性側がしたいと思っている。女性がしたくない。
そうですね。
その時の女性側の、レッスンを悩んでいるリスナーさんたくさんいるんですけど、
したくないと思う女性の心理って何があるんですかね。
そうですね。
やっぱり元々、よく言われるのは元々、そもそもそういうのはあまり好きじゃなかったものすごく言われますかね。
なるほど。子供が生まれたから嫌になったとかじゃなくて、元々セックスはあまり好きじゃなかったんだ。
っていうのは一つ言われます。
あとはおっしゃったみたいに子供が生まれて、それどころではない時に、
なんていうんだろう、そういうことですね。
自分に対する思いやりを感じないっていうのもあって、だんだん無理ですってなりましたっていうのは聞きます。
それもありますね。
その2つとかですかね。
体調ももちろんありますね。病気になったりとかもあります。
そうですよね。病気になってつらいのに、夫がしたいしたいって言ってくるってケースもあるんですね。
そうですね。分かってはいてもっていう感じですかね。
なるほど。分かりました。ありがとうございます。
離婚のプロセスはそういった感じだと思うんですけど、ちょっとですね、もっと詳しく聞いていきたいんですが、
夫婦が離婚してしまう真の原因って何だと思いますか、先生は。
そこはむしろ、はちさんの方が詳しいのではないかと思いますけれども。
じゃあ考えましょうか。
離婚に至ってしまう真の原因とは、僕はお互いに対する思いやりが欠如してるからじゃないのかなって一つは思いますけど、
自分の欲望に執着しすぎてしまったりだとか、
自己実現だけを追い求めてしまったり。僕の場合は男性からの相談が多いので、そういったことをやっちゃいましたって話は聞くんですけど、
仕事にずっと全コミットしてきて、なんで仕事を全振りしてきたのかっていうと、
十分な収入はあるんだけど、もっとさらに上に行きたいとか、海外のビジネススクールに行ってもっと知識をつけたい、
帰ってきてさらに収入を上げたいとか、キャリアアップしたい、もっといい返しで働きたいとか、役職をどんどん上げていきたいとか、
別にそんなに頑張らなくても普通に生活できてるんだけど、自分の追い求める、男性が持っている、
それが良い悪いとかは僕はジャッジしませんけど、そういうのも良いんじゃないかと思いますけど、
どうしてもそういったものによって自分を見失ってしまって、妻に対する思いやりを持てなかったっていうのが、
離婚したいって妻が言うケースが多いなって思うんですよね。
男性は部活だったり社会だったり仕事だったりとかの中で競争の中で生きてきて、
他者を蹴り落としたりとか、自分が上に行くぞっていう強い執着だったりとか、
そういった環境の中で生きていくので、どうしても思いやりが育てにくいのかなって思うんですよ。
この社会全体もそうだと思うんですよね。
思いやりを持ちましょうとみんな仲良くって言いますけど、思いやりをちゃんとスキルとして教えてないじゃないですか、学校でも家でも。
それが社会に出ると、さらにこう、もっと論理的に物事を考えてとか、
相手をいかに落とし入れるかじゃないですけど、ビジネスの現場ってそういうのが結構あったりするので、
そこに染まってしまって、家庭の中で必要とされる情緒的なアクションが全然できなくなって、
妻が妻からもう限界ですと言われた時に、
俺の中にはそういったものが何もなかったんだなって、初めて気が付くみたいな。
僕ばっかり喋っちゃって申し訳ないですけど。
僕が聞く話はそういうのが多くて、
僕の範囲内の話だとそういう風なのが離婚の真の原因、思いやりの欠乗。
それは本人が悪いってだけじゃなくて、
そういった環境で僕ら育ってるっていう環境要因が大きいなって思い返しますね。
その人が悪いっていうじゃないなって思ったりします。
アツさんの関わっている事例で言うと、
わりとどちらかというと妻をストレートに言うとほったらかしいというか、
あまり時間を渡らない、優しくしない感じのイメージってことですね。
そうですね。
たまに女性からレスの相談がたまに入って、
夫がしてくれない、それが本当につらい。
人として受け止められてない、見られてない、
愛されてないっていう、情緒的にもう飢餓状態になってしまって、
心の中が砂漠状態になってしまって、
離婚したいっていうケースがたまに相談を受けますね。
なるほど、なるほど。
そうですね、確かに私もその2つの事例は今あるなと思って聞いてました。
私が自分の方で、このどういう時かなって思って、
一番うちで多そうな事例だなというふうに思ったのは、
どちらかというと、かまってはいるし、
男性側で言うとかまってはいるんだけど、
良かれと思ってみたいなことをよく言われる。
彼女のためにそうなってるんだけど、
向こうにとっては嫌なこと。
ずれって言うんですかね。
愛情のこの伝え方の間違いみたいなものが、
うちに来てるケースでは割と多いかなという印象ですかね。
特に女性が離婚を決めるときで言うと。
言える範囲でいいんですけど、
例えば具体的にはどういった言葉だったり、
どういったアクションが妻からするとずれてるという、
捉えられてますか。
そうですね、男性側の相談としては、
離婚したくないということで相談を受けることが多いので、
どういうやり取りがありましたかということを聞くと、
例えば何だろうな。
例えば妻が、よくちょっと家を、夜に出るから、
そこをもうちょっと家にいた方がいいんじゃないって、
注意したとか、何て言うんだろう。
奥さんが夜4回行っちゃうわけですね。
手掛けちゃうんですね。
奥さんの事例で言うと放っておくというわけではないから、
そうですね。
思いやりがない、一言で言うとそうなのかな。
思いやり、想像力の欠如。
でもなんか聞くと、やっぱりうちに来られる方も愛情はあって、
妻が、例えばさっきので言ったように、料理がもうちょっと上手になったらいいのにと思ったりとか。
よかれと思って。
よかれと思っての部分は、傷つけようと思っているとか、
バカにしているというわけでもないケースはやっぱりあって。
もっとこうしたらよくなるのに、アドバイスしてるんだよっていう立ち位置なんですね。
そうですね。それもよく言われますね。
それ、奥さんが離婚したいって思うまでに至ったので、
多分すごい色々あったと思うんですけど、そこに全然気がつかなかったんですね。
そうなんです。
それはどういう真理なんでしょうね。むしろ、それめちゃくちゃ言われるんですよ。
必ずと言っていいほど、男性からの相談で言われるワードに、
あんなに仲良かったのに、急に妻が家を出ましたみたいな。
妻側の話も聞くことが私も多いんで、聞くとものすごく階段上がってるでしょ。
ですよね。
この差が生まれない。気づいてないっていう感じかな。
分かってないですよね。気がついてないですね。
男性に話を聞いていくと、記憶がないっていう方が結構いらっしゃいますね。
覚えてないんですよね。
もしかしたらこれかなと思うんですけどって言って、2つ3つぐらい出てくるんですけど、
たまに夫婦2人から話を聞くことがたまにあるんですけど、
女性の話を聞くとブワブワブワブワが出てきますね。
こんなことまでブワブワ出てきて、全然掛け違ってるなって。
気がついてない。気がついてないんですよね。
あと妻が言ったと思っていることが男性にとっては言ったことになってなかったりするんですよね。
それも多分ありますね。
ありますよね。
女性としてはなんかここで、これはこうしてくださいねとか、
これは私は嫌なんだよねとかって言ったことが、
女性にとってはすごい強い意思を持った言葉だったけど、
夫からすると、ああそうなんだ、みたいな。
意見の一つとしてしか受け取らなくて、
でもこれだめなのかこっちにしようね、ってさらっと跳ね抜けたりとか。
ありますよね。
そうなんです。
日常の中でも些細、結構簡単に何だろうな、
重大事とこっちは捉えないんですよね、妻のそんなことは。
そうなんですよ。
その面もありますよね。
ありますよね。
そんなに大したことじゃないと、それすらも多分思い浮かばないんですよ。
僕もそうでしたけど、思いつかないんですよね。
嫌だって言われたこと。
だからすごい気を張って妻の話を聞いてます、僕は。
最近は。
最近は。
そうなんですよ。
何か言いたそうにしてると思ったら、こうやって目開きて。
素晴らしいですね。
こうやって集中して。
それは素晴らしい。
この言葉に深まる意味は何だろう、意図は何だろう、絶対裏があるんで。
そうなんですよ。
それは本当に素晴らしいと思います。
何かその意図に裏があるんですよね、多分それじゃないですかね。
そう、何か言葉に何か、男性もそうかもしれないですけど、
言葉にできてない感情部分とかもやっぱりあるので。
言わないって言わないけど、最初の一言で。
よくあるんですよ、僕も。
ちょっと思い出しますけど、
明日、あっちゃん自転車使う?とか聞かれるんですよ。
これってただ単に僕が自転車に乗って、
どこかに行くのか行かないのかっていうことを指してないんですよ。
明日、あっちゃん自転車使う?っていう言葉の裏にあるのは、
私、明日、自転車に乗って、さんなんのお迎えに学堂まで行きたいんだけど、
あなたに使われると困っちゃうんだよな、どうしようかな、みたいな意味だったりするんですよ。
なるほど、なるほど、そうですね。
そうなんですよ。
そこで僕が、え、ちょっと分かんないよ、明日まで分かんないよ、って言っちゃうとダメなんですよ。
鋭い。本当そう。さすがですね。
意図を確認しないといけなくて。
本当ですね、意図も確認ですよね。
また使うかな、何かあるの?みたいなふうに聞かないとダメなんですよね。
そう、それができる方は素晴らしいですよね。
私もなんか息子とか、自分自身の息子とかとその話、
その確定を待って自分が決めたいことっていうのがまさに背景にあって質問してるのに、
分かんないみたいに言われると、例えば何時に帰るの?の質問で、
よく分かんないと言われると、なんかすごい腹立たしくなる。
そうですよね、そうですよね。
だから。
何時、あなた何時に帰るか分かんないとご飯の用意とか分かんないでしょって。
そういう感じですね。
こっちの子の予定が頭の中に入りますもんね。
出来立てを出したいんだから、あなた何時に帰ってから言ってくれないと組み立てられないじゃない。
そもそもご飯を作る必要性があるのかないのかとか、なんかそういう。
そうですよね。帰ってこないんだったら、ちょっとどっかに息子と行こうと思ってるんだけど、みたいな。
その背景を無しに確かに質問してるんで、こっちも。
質問だけを質問するみたいな。
そうですね、ただどっちも問題なんですけど。
何ですかね、多分男性側はその女性の意図を確認できるようにした方がいいし、
女性側は意図を言った方がいいと思うんですよ。
できるだけ言った方がいいんですね。それはすごい良いヒントです。
前提条件から説明してくれた方が。
本当ですね、確かに。
脳裏的に多分理解できるんで。
なるほど、そうですね。
それから聞くんだけど、という前振りがありますね。
そうですよね、かなっていう。
確かに。
なんでこんな話になったのかわからない。
ずれの話ですかね。
ずれですよね、そうですよね。
でもそれですよね、きっと。
そんな気がしますね。
それの重ね重ねで重要度も伝わってないっていうずれが多分。
そうですよね、そうですよね。
言ってない裏の話とか裏の気持ちがたくさんあって
妻側はそれがどんどん溜まって溜まっていって
バーンといくんだけど
男性側としてはいきなりバーンとなってるんですよね。
そうですよね。