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2022-03-01 12:06

#349 スティグマによる恥とコアシェイムとは?

自信が持てなくなる時がある。

周りと自分を比べて落ち込んでしまうことがある。

社会的な価値観を気にしたくなくても気にしてしまう時がある。

「こうしなければいけない」という思い込みに囚われることがある。

そんな経験はないでしょうか? 

今日は、スティグマによる恥と、中核的な恥(コアシェイム)について、 お茶の水女子大学 基幹研究院 人間発達科学系 岩壁茂教授 監修の著作「シェイム、生きづらさの根っこにあるもの」を元にお話をさせていただきます。


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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、僕自身が夫婦関係改善のために行ったことや、過去のエピソード、そして夫婦関係改善に役立つ書籍の紹介などをしています。
自信が持てなくなる時がある。周りと自分を比べて落ち込んでしまうことがある。
社会的な価値観を気にしたくなくても気にしてしまう時がある。
こうしなければいけないという思い込みに囚われることがある。
そんな経験はないでしょうか。
今日は、スティグマによる恥というものと、中核的な恥、コアシェイムと呼ばれるものについて、
今日もまた、御茶ノ水女子大学機関研究院人間発達科学系岩壁茂教授監修の著作、シェイム池面さんの根っこにあるものをもとにお話をさせていただきます。
このスティグマによる恥って、一体何?って思うと思うんですけど、
結構、これは関わってくるなと僕は思ってまして、詳しく話をしていきたいなと思います。
このスティグマによる恥というのは、本来の自分の価値とは関係なく、社会的な価値観によって恥の感情が生まれることを言うんですね。
こういったマイナスの価値観の決めつけをスティグマと呼ぶと、例えば、受験に落ちたとか、失業した、離婚した、家族が犯罪を犯した、学歴や社会的地位が低い、障害や病気を抱えている、性的マイノリティである、生活保護を受けている、などですね。
こういうふうに自分は周りの人とは違うからダメなんだというふうに思い込んでしまう、醜いアヒルの子みたいな状態ってことですね。
周りと自分との差異によって自分の中に恥という感情が生まれると。
日本書では、スティグマを作り出す価値観から無縁に生きること、これから逃れること、スティグマを作り出す価値観から逃れることはまず無理であるというふうに述べられているんですね。
なぜかというと、ちょっと考えてみるとわかるんですけど、僕らって小さい頃から、親とか学校、そしてテレビやインターネットによって社会的な価値観というものをシャワーのように浴びて生きてきましたよね。
だからこそ、もう逃れることができない。そこから、その世界から完全にいなくならない限りは、なかなか逃れることができないということなんですね。
ただね、このスティグマ、夫婦関係に関係ないじゃんって思うと思うんですよ。
そんなね、失業してないし、犯罪犯した人家族にいないし、性的マイナイティーじゃないし、夫婦関係に関係ないじゃんって思うと思うんですね。
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だけどスティグマっていうのは、本来の自分の価値とは関係なく、社会的な価値観によって恥の感情が起きることを指すんですね。
自分の妻が、夫が、もしくは自分自身が社会的な価値観に縛られているがために、自分の大切なパートナーを傷つけているってことはないでしょうか。
例えば、長男の嫁だから夫の親の面倒を見ないといけない。長男だから親の面倒を見ないといけない。
妻だから家事や育児をしないといけない。妻だから夫を支えないといけない。夫だから金を稼がないといけない。
○○だから○○。そんな価値観があなたを縛り付けていないと果たして言えますかね。
僕も何かしらあるんです、そういった縛り付けている価値観っていうのが。
で、こういう些細なことと思われるような価値観も紛れもない社会的な価値観ですよね。
自分の本来の持っている価値観とは別な部分から来ている。
そしてその価値観がですね、この社会的な価値観が自分の価値観と合致しているならいいんですけど、
それが自分がそうしたいからじゃなくて、そうしなければいけないからって考えているんだったら、
それもまたステグマなんじゃないのかなって僕は思うんですよ。
そして○○でなければ許されないといったように、
自分や他人を裁く思考が強いと恥の感じは起きやすくなるというんですね。
自分の妻や夫、もしくは自分自身にこういった思考の癖がないかってことは、
一度考えてみるといいと思うんですね。
もしかしたら、その思考の癖が自分の家族や何よりも自分自身を傷つけているのかもしれないなって僕は思うんですね。
次は中核的な恥、コアシーンについてお話をするんですけど、
これは自分は価値がない、ダメな存在だ、必要とされていない、出来損ないな、誰にも愛されない。
こういう風に自分の存在そのものに関わる恥の感情を中核的な恥、コアシーンと呼ぶんですね。
生きていく上で大きな障害となるこういった感情は自分の内側から生まれたものじゃないんですよね。
外から植え付けられたものなんですよ。
社会的な価値観と同じですよね。
お前なんか生まなければよかったとか、あんたなんかうちの子じゃない、女の子いらなかったのにとか、
こんな風に自分を守ってくれるはずの存在から繰り返し否定されたり拒絶されたり、大切に扱ってもらえなかったという体験が中核的な恥を生みつけるという風に言われています。
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特に性虐待は中核的な恥の原因になると本書では書かれているんですね。
自分が悪いんだ、他の人に知られてはいけない、自分は汚れてしまった、
そんな風に思い込まされることによって、実際そんなことはないんだけど、そんな風に思い込まされることによって強い恥を感じるようになるということなんですね。
そうすると子供は変えられない自分の本質がどこか間違っているんじゃないかと感じながら生きていることになる。
するとちょっとした間違いとか失敗でも恥の感情に影響を受けやすくなるんですね。
こういった体験をしたことがない方においても、ちょっとした間違いとか失敗でもすごい恥ずかしくなるという経験ってあると思うんですよ。
そういった場合はもしかしたら自分の過去の人生の中でこうした意味が生まれたきっかけがどこかにあるのかもしれないなと僕は思うんですね。
そしてこういった中学的な恥を持っている方というのは、社会的な価値観による恥も強くなると言われています。
そしてステグマを自分の中に取り込んで自分に向かってシェーミングをしてしまう。
シェーミングというのは前々回お話をしたんですけど、恥を欠かせることによって相手を精神的に追い詰める攻撃ですね。
これを自分に向かってやってしまうんですね。
お前は情けない奴だ。ダメな奴だ。どうせ自分なんか何やってもダメなんだと言ったように。
もしあなたの妻や夫が自分を卑下するような言動をいつもとってしまうようだったら、もしかしたら中学的な恥というのが心の奥にあるのかもしれない。
そういった人に、いやこうすべきだろうとか、いやいやそういったってどうしようもないじゃん、それ言ってなんか変わんの?変わんないでしょ?
じゃあこうすべきでしょ?ああすべきでしょ?やることはわかってるでしょ?やるべき道はもうできてるはずだよね?
というふうに論理的にソリューションを提案しても何の意味もなくて、こうすればすべて解決するんだ。
そうしないのは君の責任だって言ってしまうことは相手を強く傷つけることになるんですよね。
その人にとってもどうしたらいいかわからないんですよね。
その時に必要なのはどうすべきかっていうアドバイスじゃなくて、どうすればこうした意味から解放されるか、それを一緒に考えることだと思うんですね。
そして、今この人は自分の心の奥にある中核的な恥に苦しめられているという事実を知ること、
2人が両方とも知ることが大事だと思うんですが、相手に対してそういった理解をすることも大事だと思うんです。
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はい、ということで今日はコアシェイブとステグマによる恥ということについてお話をしたんですけど、
明日はですね、そういった恥の感情から逃れるために人がついやってしまう悪い行動と、
どうすればこういった恥の破壊力から僕らは逃れることができるのかということについてお話をしていこうと思っています。
はい、やっと自宅隔離期間に今入ってまして、あと1週間家から出れないんですよね、僕ら。
コロナで陽性になっちゃったのでそうなっちゃったんですけど、
何が一番辛いってね、運動できない、外に出れないっていうのが結構辛くて、子供たちも結構ストレスになってるんですよね。
大人も運動ができなくなっちゃうんで、これはなんか意識的に筋トレしたいとかしなきゃいけないなと思って、
今日久しぶりに最近遊んでなかったVRデバイス、オキラクスクエスト2を引っ張り出してきて今充電してるんですけど、
こいつでちょっとしばしば運動しようかなと思っています。
あと、僕個人的に一番辛いのが、妻にハグできないのが一番辛いんですよ、今。
妻だけが感染してないんですよ。不思議ですよね。
僕も長男も次男も三男もみんな知ってるんですよ。
5人中4人が感染したんだけど、妻だけが発症してない。
なんかちょびっと熱出た時あったんで、もしかしたらすでにしてるのかもしれないですけど、
だけどコロナの症状が出てないんで、無活に近寄れないんですよね。
だからそれが辛いんですよね。
今って普通に辛いんですよ、自宅隔離って。家から出れないから。ストレス感じるし。
いつもだったらそういった辛さを緩和するためにお互いハグをしたりとかして、
精神的に気持ちを和らげたりするんだけど、それができないのが辛い。
近づきたいけど近づけないのが辛いっていう。
これが隔離期間が終わった後に新しい集会になっちゃってまずいんで、また考えなきゃいけないんだけど、
これが地味に繋がった。2人とも関西してれば逆に良かったんだけど、
そこがちょっと辛いんでね。今、辛いなって話です。
で、運動不足とかも解消していこうかなと思ってます。
はい、ということで、また明日以降の後半の放送でも自宅隔離期間についてお話をしていこうかなと思ってます。
はい、そんな感じで今日も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。
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