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2022-02-28 14:07

#348 「恥の感情」が持つ破壊力と夫婦関係への影響とは?

「なんで、こんなこともできないの?」 

「そんなことして恥ずかしくないの?」 

そんなことを妻から言われたり、もしくは自分が妻に言ってしまったことはないでしょうか? 

何気ない口論。 

そう思われるかもしれませんが、こういった言葉には、「恥」という感情を使うことで相手をコントロールしようとする意図がかいまみえます。

 恥を相手の心に植え付け、恥を喚起させることによって相手を操ろうとする。

 こういった行為は「シェイミング」と呼ばれています。

 なぜ、恥という感情は、ここまで人に大きな影響を与えるのか?

 恥が夫婦関係に与える影響力と破壊力とは、どのようなものなのか? 

今日も、お茶の水女子大学 基幹研究院 人間発達科学系 岩壁茂教授 監修の著作「シェイム、生きづらさの根っこにあるもの」を元にお話をさせていただきます。

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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、僕自身が夫婦関係改善のために行ったことや、過去のエピソード、そして夫婦関係改善に役立つ著作権の紹介などをしています。
なんでこんなこともできないの?そんなことして恥ずかしくないの?
そんなことを妻から言われたり、もしくは自分が妻に言ってしまったことはないでしょうか?
何気ない口論、そう思うかもしれませんが、こういった言葉には恥という感情を使うことで、相手をコントロールしようとする意図が垣間見えます。
恥を相手の心に植え付け、恥を歓喜させることによって相手を操ろうとする、こういった行為はシェーミングというふうに呼ばれています。
なぜ恥という感情はここまで人に大きな影響を与えるのか?恥が夫婦関係に与える影響力と破壊力とはどのようなものなのか?
今日もお茶と水女子大学機関研究員人間発達科学系岩上茂教授監修の著作
シェイム 息づらさを根っこにあるものをもとにお話をさせていただきます。
今日はシェイムシリーズの3回目です。
今日は恥という感情が持っている破壊力、そして夫婦関係とどういった関係があるのかということについて話をしていきたいなと思います。
まずは冒頭にお話をしたシェイミングというものです。
例えば、誰もそんなことをしていないよとか、みっともなくないとか、情けないよとか、周りを見ているからやめようよとか、
こういった言葉をかけたいとかかけられたことって今までありますかね。
こういった言葉がシェイミングというふうに呼ばれているんですけど、
これは子供に対してついつか使ってしまったことがあるという人もいると思うんですね。
もしくは自分が子供の頃に親や教師に言われたことがあるという人もいると思います。
僕も子供の頃に教師とかに言われたことがあるような気がするんですよね。
親にはもしかしたら何度か言われたことがあるかもしれないです。
これは自分の望みを叶えるために相手に恥をかかせてコントロールしようとする行動、シェイミングと呼ばれるものなんですね。
誰もそんなことをしていないよというのは、そんなことをさせたくないという意図があるわけですよね。
それやめようよとか、そういうことをしない方がいいよとか、それをするとこういうことになるよとか、
具体的にそれをすることによって何が起こるかを想像させるのではなくて、
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誰もやってないよ、恥ずかしくないの、というふうにそれをすることによって、
実際には別に問題じゃないかもしれないんだけど、あたかも周りとあなたは全然違うんだよ。
あなた恥ずかしい存在なんだよというふうに思わせる、恥の感情を植え付けることによって、
相手を自分にとって都合がいいようにコントロールしようとしているということなんですね。
このシェイミングは、その時にどんなに幸せな気持ちを感じていたとしても、
人を一瞬で不幸のどん底に落とすほどの強い破壊力があるんですね。
実際に言われたことがある人にとってはすごくわかりやすい話だと思うんですよ。
とても嫌な気持ちになったという人がいると思います。
その髪型は何なの?その服装は何?なんてことを言われたことありますかね?
ここまであからさまに酷い口調で言われたことはないかもしれないけど、
薄笑いを浮かべながら、その髪型はどうしたの?その服装はどうしたの?
侮辱的な感情を含ませながら、相手にこういった言葉分けをする。
結構子供の頃に多かったかなって思うんですよね。
子供の頃にクラスメイトに言われた経験とかある方いると思うんですね。
大人になってからも言われたことある人いると思うんですけど、
これって自分としては自信を持っていたのに、自分のことはきちんと自分で好きでいられたのに、
そんな何気ない小さじ一杯ぐらいの小さな悪意だけで、人は簡単に地獄に落ちちゃうんですよね。
同じように嫌な経験をされた方もいると思うんです。
恥というものは、このようにポジティブな体験とか感情というのを壊してしまう作用があるんですね。
中には、悪意なんかないよって人もいると思うんですよ。
悪意とか別にない。つい言っちゃうんだよね。
自然にシェイミングをしちゃうっていう、ナチュラルなシェイミングをするっていう人。
本当に立ち悪いですけど逆に。
だけどこういった悪意のない、体のないシェイミングっていうのは、夫婦間でも起こり得るんじゃないかな。
むしろよく起こってるんじゃないのかなって僕は思うんですよ。
こういう体がない、悪意がないからこそ起こってるんじゃないかなって。
相手の発言のあら探しをして何度も間違いを指摘したりとか、
これ知らないの?とか、こんなこと知らないの?みたいなのを鼻で笑ったり小馬鹿にしたり無視したりとか。
こういったことを相手が反抗しないと、その行為ってどんどんヒートアップしてきますよね。
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ここまであからさまな行動ではないにしても、もっと小さなレベルの夫婦間のシェイミングっていうのは起こってると思うんですよ。
相手が知らないことに関して、小馬鹿にするまではいかないけども、自分が優位に立っているってことに対して優越感を感じて、
上から見せんの言葉をかけるようになったりとか、この小さな優越感を感じたことがある人っていうのは多分少なくないと思うんです。
こういった小さな優越感を拡大して、武器として相手にぶつける行為がシェイミングなんですね。
ちなみに、夫から妻へのシェイミングを続けると、妻の免疫力が落ちるという調査結果があるそうなんですよ。
体の調子が悪くなるっていう。これはすごい分かりますよね。
ずっと誰かから悪口を言われ続けたら、精神的にも悪くなるし、実際に体調も崩しやすくなる。
それは免疫力が落ちているからってことなんですけど、誰かにずっと嫌味を言われ続けたりとかしたら、体調が悪くなりますよね。
そういうことだと思うんですよ。
さらに、夫婦喧嘩の言葉の中にこういったシェイミングが含まれていると、
関係修復が難しくなって未婚に至りやすいという研究もあるそうです。
相手を小バカにしたりとか恥をかかせるようなコミュニケーションは、
たとえ喧嘩をしているとはいえ、大きな分断を二人の間に引き起こすほどの大きな破壊力を持っているということなんですね。
恥というのは恥ずかしいと思ったりすると顔が赤くなったりしますよね。
あまりにひどいと手足が震えたりとかってこともあると思います。
こういった性的・神経的な身体感覚と結びついている。
こういった人識感情だからこそ大きな破壊力を持っていると本書では書かれています。
体にダイレクトに影響が出る身体感覚なんですね。
恥という感覚というのは。
似たようなものに罪悪感というのがあるんですけど、
罪悪感というのはこういうことをしちゃいけないよという道徳的な要素が大きいですよね。
これはやっちゃダメですよ、それは悪いことですよというような道徳的な要素が大きい。
こういうことをしちゃいけませんという特定の行動に対して罪悪感を感じますよね。
これやっちゃいけなかったんだ、この行動ダメだったんだというように。
その行動に対して反省をしたりする。
だけど恥というのは身体感覚と結びついているので、特定の行動だけではなくて、
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その行動をしてしまった自分自身に対して自分という存在そのものに対しても強い恥を感じてしまうわけなんですね。
これが夫婦間で起こりやすいというのは、僕は仕事でこういうことをされているからというのがあると思うんですよ。
この罪悪感を覚えることによって、次からこういうことをしないでおこう、対策をしようとなるんですけど、
恥をかかせて、嫌な思いをさせて、再発を防止させるという人がいるじゃないですか。
これね、いるんですよ、そういう人が。恥ずかしい思いをさせろ、嫌な思いをさせろという人が。
そういうふうなことをされると、まさにこれがシェーミングなんですね。
相手に対して恥をかかせることでコントロールしようとする。
恥という感情は身体感覚と結びついているので、より自分自身に対してなんてダメな奴なんだと。
もう誰にも会いたくないと、本当にダメな人間だと、消えて亡くなってしまいたいというふうに、
自分という存在そのものに対して強い恥を感じてしまうんです。
だからやっちゃいけないことなんですよね。
罪悪感というのは周りとの関係を修復しようとするのに役立ちますけど、
次からこういうふうにしないでおこうというふうに行動に対して改めようとするので。
だけど、恥という感情は自分に対して嫌を自分で向けちゃうので、
自分の周りの人間関係からどんどん孤立していくんですよね。
だからこそ恥という感情は強い破壊力を持っていて、
永遠の愛を誓い合ったはずの夫婦でさえも、その中を切り裂いてしまうほどの大きな力を持っているんですね。
次はですね、スティグマによる恥とコアシェイム、中核的な恥というこの二つの話があるんですけど、
その話はちょっと長くなってしまうので次回に回すとして、
今回は恥という感情は身体感覚と結びついている。
だからこそこれほど大きな破壊力を持っていると自分という存在そのものに対して恥ずかしいと思ってしまう。
なんてダメな奴なんだというふうに思ってしまう。
逆に言うと思わせてしまうほどの強い力を持っているということなんですね、シェイミングというのは。
その恥という感情を持っている強い力と、
シェイミングという相手に恥をかかせてコントロールしようとするという、
そういった行動があるんだと、それはシェイミングというものなんだということを認識するだけでも、
だいぶ夫婦間における言葉の選び方というのは気をつけていけるんじゃないのかなと思っています。
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ということで、明日はステグマによる恥と詳しい意味についてお話しをしようと思っています。
やっと熱が下がって倦怠感とかもなくなって普通に動けるようになったんですけど、
だけど来週いっぱいは家から出れないんですよね、隔離期間になっちゃったんで。
やることなくなっちゃって土日あったんですけど、子供のアイテムをずっと捨てるのもつらいので、
庭をなんとかしようと思ったんですよ。
自宅療養になると、家の中にずっといなきゃいけないけど、もう痛くないってなるんですよね。
ちょっとでも外に出たいと思うと庭とかペランダンになるんだけど、
カンディを放置していたんで、あれオーダーになってて、
庭はゼニゴケっていう気持ち悪いコケが生えてて、
ベランダはウッドパネルみたいなやつを敷いたんですけど、
ちょっと前に1年くらい前かな、ウッドパネルを敷いて、
キャンピングチェアーみたいなの出してたまに本読んだりとかしてたんですけど、
どっちも汚れちゃってたんで、庭の方はゼニゴケを剥がして、
ベランダの方はタワシでウッドパネルを一枚一枚磨きまくったんですよ。
めちゃくちゃ綺麗になって、運動にもなって一石二鳥でしたね。
自宅療養になると全然運動ができなくなっちゃうんで、
運動不足の解消にもストレス解消にもなってよかったです。
ただあと1週間あるんでね、ちょっとなんとかやっていかなきゃなと思うんで、
自宅療養中のやってよかったこととか、
そんなこともちょっとシェアしていこうかなと思っています。
はい、そんな感じで、今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。
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