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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係の有無男性向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
妻の文脈に立つというのはどういうことかということについて、以前お話をしたんですが、今日はその妻の文脈に立つ、そのためにはどうすればいいのかという具体的な方法について話をしたいなと思います。
以前、264話、セックス問題は妻2人の問題と捉えることで解決策が見えてくるという回と、265話、妻の文脈に立って考えるとはどういうことかという回で、妻の文脈に立つことについては話をしたんですね。
これはノートでも書いているんですけど、夫婦がお互いの立場とか置かれている環境、もしくは行動原理とか思考の背景といったものを理解するようになると、相手に対してどのように対応をすればその人が変わるのかということが見えてくるんですね。
自分のパートナーが何を考えているかわからないのか、なんでそんなことを言うのとか、なんでそんなことを思うのとかということって本当によくあると思うんですけど、このあたりも相手の文脈に立つことで理解ができるようになるんですね。
理解ができるようになると、じゃあその上でどのように二人で行動を起こしていけばいいのか、相手に対してどういうアプローチを取ればいいのか、そして自分はどのように自分自身に対して行動すればいいのかということが見えてくる。
すごい大事なポイントだなと思ってまして、相手の文脈に立つというのが。具体的にどうやったら妻の文脈に立てるのかというのをちょっと話したいなと思うんですね。
ちなみに文脈というのはその人の行動原理とか思考背景のことなんですよね。その人がなぜそんなようなことを考えているのかという、そういった環境とか背景とかそういったものを文脈というふうに呼んでいます。
これ大きく分けて3つあるなと思ってまして、質問・環境・共感の3つなのかなと今のところ僕は思っているんですね。
これを今日話したいなと思うんですけど、妻の文脈に立つですとか共感しようという話をすると、妻の言うことにただ言うことを聞けばいいのかというふうに思いやすくなってしまうんですけど、
そうではなくて、ただ言うことを聞けばいいというわけではなくて、今まで知ることができなかった妻の感情に触れることができるということがすごく重要なポイントになるわけなんですね。
その上で妻に対してどういうふうなアプローチをすればいいのか、コミュニケーションをとっていけばいいのかと、今まで仲を触らないでとか話しかけないでとかと言われていたんだとしたら、
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じゃあその上でどのようにすれば妻に対して有効なコミュニケーション方法とは何なのかということが見えてくるということなんですね。
まずは妻がなぜそのような考えを持っているのかとか、なぜそういった行動をとるのかということを理解することが大事で、
これはさっきも言ったように妻の行動権利とか思考背景を理解すると、こっちが無駄なイライラがなくなるんですよ。
なんでそれをやるの?とか言ったり言われたりしたことがすごいあると思うんですけど、僕も逆に言われたりすることもあるんですよね。
なんでそれをやる?とかなんでそれを今やる?とかって僕が妻に言われることとか結構あって、
そういう時は僕すごい説明するんですよ。
なんで僕がそうやるのかとか、なぜそう思うのかっていうことをすごい説明すると、向こうも納得はできないけど理解はできるっていう感じですかね。
そういった感じになるんですよ。
自分はやらないけど、でもあなたがそれをやったという理解ができたということを言って、無駄な喧嘩が起こらないんですよね。
だからその行動が良いか悪いかっていう話ではないんですけど、また同じことをやっていいのかというとまた別なんですけど、
そういった良い悪いとかどうでもよくなるんですよ、そういうのって。
良い悪いとかそういうんじゃなくて、なぜそれをやるのかっていう背景が知れるとその人の心に触れることができるんですよね。
そうすると次からその人が何か他のことをやった時にも理解ができるようになるので、お互いの心の距離感が縮まっていくなって僕は思うんですよ。
その上でも相手の文脈に立つというのはすごく大事なことだなって思うんです。
二人の間にある溝をどう埋めればいいのかっていうのが見えてくるってことですね。
相手の行動原理や思考背景っていうのは理解できるようになると。
なぜそれをやるのか、妻の文脈に立つと何が起こるのかっていうことなんですけども、
じゃあどうしたらいいのかっていうとですね、まず僕は質問がすごい大事だなと思ってて、
その人のことを理解するためにはすごい適切な質問がすごく有効だなって思うんですよ。
僕の妻がよく言うんですけど、僕が妻と出会った時に僕すごい質問ばっかりしてたんですって。
今何度も言われるんですけど、すごい知りたかったんですよ。
妻が何を考えているのかとか、どういうことを今までやってきたのかとか、
その時にその行動という選択をした理由は何なのかとか、
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すごい細かく聞いたんですよね。好きだったっていうのもあるし、
もっと知りたいという気持ちもあって、すごい質問しまくったんですよ。
当時妻はそれが興味を持ってくれてるんだっていうことを嬉しかったと言ってたんですけど、
結婚してからもそういったことが続いて、ちょっとなんかうるさいみたいなことになったらしいんですけど、
だけどその相手のことを理解するためには質問をするっていうのはすごい大事なんですよ。
僕、結婚してからの質問って多分ね、僕の価値観を妻に押し付けようとしていた時があったんですよ。
同じような価値観になってほしいなって多分無意識に思ってたんですよね、きっと。
自分と同じような人間にさせようとしていたというと、語弊があるかもしれないですけど、
でもそういった感覚を多分当時の僕は持っていたんだと思います。
今はそうはないんですけどね。
当時はそういうのがあったんですよ。価値観を押し付けようとしていた。
多分そういった価値観を押し付けようとしていたその雰囲気を妻が感じ取って、
なんかちょっとうるさい、なんかうざいなっていう風に多分ね、思ったんです、当時は。
だけど出会った当時っていうのは、僕すごいその質問、それは行為からの質問で、
知りたいっていう願望からの質問だったんですね。
そうすることによって妻の行動原理とか思考背景っていうのがすごい見えてきたんですよ。
これってそのご福屋の時にもすごいやってて、
ご福屋にとってのお客さんっていうのは何十万何百万円もする着物を買ってくれる人のことなんですけど、
そこまで育つ、育つ、お客さんが育つっていうんですけど、
結構時間がかかるんですよ。
いきなりお店にやってきて、これちょうだい、この大島つむぎちょうだい、200万円いいよみたいな、そんな人いないんですよ。
いたらいたでちょっと怖いんですよね。怖いんですよ。
突然やってきて、突然買ってくる、後から何が出るか分かんないっていう、
その関係性ができない状態で高額商品を売られるっていうのはすごい怖いことなんですよ。
何を言ってくるか分かんないんで、トラブルにもなりかねないんで。
よくあったんですよ、問題になったりするのが。
それってだいたい関係性が浅い、出会ってすぐとか関係性がすごい浅い時に販売していたことが結構多くて、
それよりも数ヶ月間とかかけて、ちょっとです関係性は気づいていった上で売る。
何百万円もするものを売る方が揉めないんですよ、後から。
向こうもいろいろ文句言ったりとか、別に悪いことこっちしてないんですけど、文句を何か言ったりとか、
売られたとかね、買わされたみたいなっていうのも全然ないんです、そういうのって。
それに近いものがあるなと思って、夫婦関係でも、相手のことを分かってないからこそ、
そして向こうもこっちは分かってないからこそ、傷つけられたとか、こんなこと言われたとか、むかつくとか、
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もう嫌いとか、興味ないとかね、っていう風になっていくんだろうな。
お互いのことを分かり合ってないからだと思うんですよ。
お互いの距離感が縮まっていない、お互いに対する信頼関係が作られていないってことだと思うんですね。
この間僕、夫に意見を言うことは日本社会全体に物申すことだった、という記事を書いたんですね。
その中でKさんという方、90年代に結婚されて、夫との関係にとても困っていて、
夫婦関係をどんどん変えていかれた女性の方なんですけど、
あの方がいらっしゃって、その方にもあったんですよね、そういった話っていうのは。
ごめんなさい、何を言うか分からなくなっちゃった。すみません。
お互いが分かり合ってないんですよ。
お互いのこと分かり合ってないからこそ、相手に対していろんな文句も言いたくなるし、
もしくは文句を言わないけども、相手に対する憎しみっていうのが生まれてくる。
だけど相手のことが分かってくるとこれは変わってくるんですよ。
Kさんの場合は、90年代、夫の家にとっついたんですけど、
夫婦の偽良心っていうのが、過不調性の香りがすごく強い家庭だったので、
すごいストレスが多かったんですよね。
嫁としての役割っていう中で当て込まれてしまって、とてもイライラしていた。
夫は全然味方してくれないということがあったんですけど、
だけどなぜこの家庭はこうなのかとか、なんで夫はこうなのかっていう、
理解ができるようになると、
じゃあこうしようって、夫に対してこういうアプローチをかけようってことが分かってきたんですって。
これってお互いのことが分からないから、
なんであんなこと言うのとか、なんでこんなことするのとか、
ほんとムカつくとか、ほんと最低とかって言ってたら何にも変わらないんですよね。
お互いそうなんです。夫もそうだし、妻もそうだし。
どんだけ相手がムカつこうが、なんでそんなムカつくことをするのかっていうことを
お互いに理解しようとしないと関係性を改善できないんですよ。
お互いのことを理解することによって距離が縮まっていくんですね。
じゃあお互いのことを理解するためにはどうしたらいいのか。
それは相手のことを知るってことですよね。
知るためには情報がなければ知ることができないわけなので、
質問をして妻の心から情報をすくい取っていく必要があるんですよ。
そのためには質問しかないんですよ。聞くしかないんですよ。
今何考えているのか、あの時どう思っていたのか、
なぜそれをやったのかってことを聞くしかないんですよ。
質問をして言葉をすくい出していくんですね。
だけどもしあなたの奥さんがあんまり自分の気持ちを話してくれない人だったりとか、
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言語が下手だったりとかする場合は、
あの時こんなことあって嫌だったよねとか、あれはごめんねとかっていう風にですね、
こっちから妻の気持ちを想像して代弁していくんですね。
そうすると向こうも、ああそうだったのよとか、
あの時こんなことあったねみたいな風に呼び水となって、
自分の感情を引き出すことができるようになるんですね。
逆に妻が話してくれる人だったら、
あの時本当はどう感じていたの?っていう風に質問をする。
それによって妻の感情が外に出てくるんですね。
その出てきた感情をどんどん引き出していって、
その情報を基に妻のことを理解していく。
そして自分のことも理解してもらうってことなんですけど、
こうやって質問をするってことはすごい大事なんですよ。
もう一個大事なことは、
さっきまでの話で質問が大事ってことと、
あと共感が大事ってことは、
この妻が話してくれた言葉に対して否定をせずに、
そこに寄り添っていって、
ああそうだったんだね、そんなことあったんだ、そう思ったんだねと、
それは辛かったねって言葉に寄り添っていくってことですね。
これが共感なんですけど、
最後の3つ目、環境。環境って何なのかっていうと、
心理的安全性のことを言ってまして、
自分と意見が違うからと言って、
相手を責めないってことがすごい大事なんですよ。
関係性が良くない時っていうのは、
相手のことが何やってもなんかムカつくとか、
なんか何なの?みたいな、
マジありえないみたいな風になりやすいんですよ、
関係性が悪いと。
なぜかって言ったら、さっきも言った通り、
お互いのことを理解し合ってないので、
なぜそれをするのかってことは分からないからこそ、
イライラしやすくなるんですね。
この時に自分と意見が違うからと言って、
相手を責めてはいけないんですよ。
で、責めてしまうと、
意見を押し付けられたとかね、
という風に思われてしまうので、
意見が食い違うっていうのは、
デフォルトだと思った方がいいと思うんですよね。
それが当然だと、
それがもう主要だと思った方がいい、
当たり前だと思った方がいいですよ。
意見が食い違わないっていうのは、
出会ったばっかりの恋愛ホルモンが
バンバン出てる時か、
関係性が良くなって、
二人の距離感がすごい縮まっているからこそ、
価値観が擦り合わされているから、
意見が食い違わなくなるんですけど、
その間っていうのは、
基本意見が食い違うんですよ。
出会って子供が生まれるまではいいんですけど、
その後にお互いの生活が離れてしまった場合、
妻の方は家事と子育てに本能して、
夫はどうしたらいいのか、
ある程度手伝ってもしますけど、
どうしてもそこで距離感が生まれるんですよね。
その時に距離感が発生して、
意見はちょっとずつ食い違っていくんですよ。
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だからほとんどの家庭は、
ほとんどの夫婦は、
子供が生まれて数年したら、
必ずと言って言うほど、
意見が食い違っていくと思うんです。
その時に、
なんでなんだと、
なんでそんなこと言うんだとか、
なんでそう思うんだとか、
強く問い詰めても、
向こうからは正しい情報が出てこないんですよ。
なんで出てこないかと言ったら、
なんで分かってくれないの?って
僕は思ってるんですよね。
私はこんな苦しい思いをしているのに、
2人の環境があまりにも違いすぎていることと、
お互いのことを理解し合おうとしない状態が
作られているので、
分からないんですよね。
分からないし、
なんでなんだって言われても、
話したくないんですよ、向こうからしたら。
全然分かってくれないって。
向こうが、
こっちとしては、
夫は妻のことを分かろうと思って言ってるわけじゃないってことは、
妻は分かるんですよ。
ただ問い詰めたい。
俺の価値観を押し付けたいって思ってるんだろうって
妻としては思ってるんですよ。
だから、
なぜなんだとか、
なんでそう思うんだとか、
ちゃんと言ってくれとか、
せめて本当の気持ちを話してくれない。
なんで話さないのかって言うと、
人の本当の感情ってのは
すごい柔らかくて脆いじゃないですか。
これ聞いてる方も分かると思うんですけど、
自分がすごい心の奥の方に秘めている本音っていうのは、
誰から問わず言えないんですよね。
言える人ってすごい限られてると思うんですよ。
自分がすごい信頼してる人とか、
そういう人にしか自分の心の中の脆い本音っていうのは言えないと思うんですよ。
で、それを出せって言うわけですよね。
夫婦で揉めてる時っていうのは。
そんななんかめっちゃ弾丸飛び交ってるような、
そんな場所に自分の感情を出したくないんですよ。
傷つけられるから。
そこで必要になってくるのが心理的安全性なんですよ。
この人には言っても大丈夫かなと。
この人には何を言っても私は傷つけられることがないと。
そういうふうな心理的な安全性がないと、
自分の本当の気持ちっていうのはなかなか出してくれないんですね。
なので、妻の文脈に立つためには質問をすることが大事。
そして質問をしながら共感をしてその言葉を寄り添っていく。
そして妻の言葉が自分と意見が違う。
妻の意見が自分と意見が違うと言っても妻を責めないと。
そこで妻の出てきた感情とか感覚というのを寄り添って、
心理的な安全性を作ってあげることによって、
どんどんと妻の心の奥にある脆い感情、
すごく柔らかくて脆くて、
すぐに壊れそうな感情を救い取っていくということが大事だということですね。
最も大事なのは、この人は味方だって思ってもらうことなんですよ。
こいつは敵だとか、敵対している二人が手を結ぶためにはどうすればいいか。
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そんな交渉じゃないんですよ、夫婦関係の改善というのは。
お互いがお互いにとっての味方であるというふうに思わなければ、
本気で本当のことを言いようなんて思わないんですよ。
自分の好きな人には大体本音って話せるじゃないですか。
だけど電車で隣に座っているよく分からないおっさんに
自分の本音とか話せないじゃないですか、初めて会う人とかに。
それと同じで自分の味方だというふうに、
いかに思ってもらうかということがすごい大事なんですね。
そこを意識して妻の文脈に立つということを実践していくと、
二人の距離感というのは縮まっていくんじゃないかというふうに思っています。
ということで今日はちょっと長くなっちゃったんですけど、
妻の文脈に立つためには具体的にどうすればいいのかということで
3つのポイントについてお話をさせていただきました。
妻との関係悩み方の参考になれば幸いです。
私、ノートのサークル機能を使って
2つの夫婦関係改善カウンセルタイマスという名前で
妻との関係の悩みを楽しむ向けにアドバイスをさせていただいています。
妻との関係に悩んでいる時って本当に真っ暗な暗闇の中を
たった一人で歩いているようなものなんですよね。
いつになったらこの暗闇抜けるんだとか、
どっちへ行けばいいんだとか本当に分からないんですよ。
そんな時に、こっちだよと、こうした方がいいよとか、
こっち一緒に行きましょうとか言ってくれる人が僕はすごく欲しかったんですね。
今は僕、夫婦関係の改善をすることができたので
今そんな風にかつての僕のように
同じように自分の妻との関係が悩んでいるという方の
ホラー洞窟の中で真っ暗で悩んでいるという方のタイマスとなって
僕が一緒に伴奏していきたいと思っています。
妻との関係が悩んでいて何とかしたいと思う方はぜひご連絡をください。
概要欄にリンクを貼っておきます。
質問箱の方は夫婦関係に関するご相談の男女問わず受け付けていますので
ぜひこちらもご利用ください。
ということで今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。