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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係を悩む男性向けに夫婦関係改善のヒントへの発信をしています。
今日はですね、昭和平成令和を超えて夫婦関係はどうなっていくのか、これからの夫に求められるものとは何なのかということについて話をしたいなと思います。
なんでこんなことを今考えているかというと、ノートで最近Kさんという方からいろいろとお話を伺う機会があって、90年代の夫婦、あとその家族というのがどういった形なのかというのを聞くことができたんですね。
その時にだいぶ今の時代と違うなと、今の時代が変わってだいぶ変化しているなということは感じたんですけど、この変化というのは引き続けるものだと思うんですね。
平成令和を超えてどんどん変わっていくんだと思うんですよ。その時に僕ら、夫婦関係というのはどんどん変わっていく、どうやって変わっていくのか。
そして今の時代に求められている夫像であるとか、これから今以降、今の時代からこれから先に求められていく夫像というのはどういったものなのかということを考えることによって妻との関係というのは良好なものにしていくことができるんじゃないのかなと思うんですね。
それを考えるにあたっては、昭和、平成、そして令和というのがどういった時代背景でどういった父親像だったのかということをちょっと考えていく必要があるなと思うんですね。
なので今日は僕が思う昭和、平成、令和のそれぞれの時代における父親についてちょっと考えていきたいなと思っています。
まず昭和の父親というのはですね、家父長制によって家、いわゆるカタカナで書く家ですよね。家制度ってあるとか、そういった家が機能していた最後の世代なんじゃないのかなって思うんですよ。
この世代って僕の父親とかその上の世代とかにあたるんですけど、継ぐべき物理的な家が存在したりとか、継ぐべき土地があったりとか、もしくは家業があったりとか、もしくはその家業に関連した就職先を圧戦されたりとか、
あとは継ぐべき金銭的な資産があったりとか、そういったものが結構あったんですよね。僕の祖父の家もそうだったんですけど、家業があって土地があって家があって、そして金銭的な資産もあってといった家だったわけなんですよね。
こういったものがあると家長を大事にすることというのはとても意味があったんじゃないかって僕は思うんですよ。
家が存続していくにあたっては、その存続をさせるためにはその家業を継ぐべき人間が必要。そのために長男が必要だと。そして、例えば農家の場合ですと土地が必要になるわけですけど、そういった土地を継いで耕してくれる男が必要ですよね。代々受け継いでくれる男が必要であると。
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こうなってくるとそういった長男だとかというのがとても重要視されていくので、家長を大事にすること、例えばその家の父親を大事にする。そして子供が生まれれば長男であれば長男が後を継いでくれることになるので、その長男を大事にすることというのは家の存続にとってはとても重要であったと、意味があったと思うんですね。
これが良い悪いって話はあると思うんですけど、一旦そこは置いておいて、当時の社会背景的にはそれが大事なことだったんじゃないのかなって思うんです。
そもそもなんで土地とか家とか家業とかそういったものが長男に結びついていくのか、家長に結びついていくのかというのは、僕は古典な情報を聞いて知ったんですけど、武士の大統というのが当時あったんです。
かなり昔の話ですけど、戦国時代はちょっと前の話ですけど、武士というのが生まれ始めた、当時の日本の中心というのは京都だったんですけど、東北の野蛮なこの土地を開拓して、どんどん領地を広げていこうとしたんですね。
その時に中央から人を派遣して東北地方をどんどん侵略していったんですけど、その時にその土地の部族の方たちと結びついて、強固な血縁関係を築き上げていったのが武士だったんですね。
こういった武士の大統によって土地とか財産とか仕事というものが人に結びつくようになったんですよね。そしてそれは長男に継がれるようになっていたと。
そのため、その人々が武家社会においては生き残っていくため、この家族が生き残っていくためには家長の存在というのがとても重要だったと。
そのため、その武士の大統以前は結婚というのは無子取婚というのがメインだったらしいんですね。無子がやってきてその家に入るというのがメジャーだったらしいんですけど、
武士の大統以降は嫁を取って結婚する、嫁が家に入るという嫁取り婚というものがメジャーになっていったんですって。
そういった時代背景があったんですよ。なのでその嫁を取るとか嫁が家に入るとかっていう概念は武士の大統以降の概念なんですよね。
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それまでは逆だったという。これがすごく面白いなと思ったんですけど。
ちょっと時代を元に戻して昭和なんですけど、昭和っていうのは核家族化が徐々に進んでいった時代であったんですよね。
そして産業の転換というのが起こって、家の存続というのは徐々に重要ではなくなっていったわけなんですよ。
産業の転換って何なのかというと、食料とか繊維とか木製品と呼ばれる軽工業というのがあるんですけど、
主に農家ですよね。農作業、農業ですね。
これの生産耕生費が昭和5年から51年にかけて約半分に減るんですよ。
もうその仕事の生産量というのは半分に減っちゃうと。
なぜかというと輸出量もどんどん減っていくんですよ。輸出費がどんどん下がっていくんですね。
代わりに対等したのが機械、金属、化学に代表される重化学工業ってやつですね。
この耕生費が今度は逆にこっちは倍になったんですよ。昭和の頭から終わりの頃にかけて。
もちろん輸出の耕生費も逆になっているので、農業に代表されるような人に結びついていた産業というのがですね、どんどんと衰えていった時代だったんですね。
そういった産業人口がどんどん減っていって、逆に企業に結びついた産業人口というのがどんどん増えていった時代だったわけなんですね。
こういった背景があって、家の存続というのはだんだんと重要ではなくなっていったと。これが昭和の時代だったわけなんですよ。
平成になってどうなのかというと、この平成というのは90年代に共働きの世帯が専業職の世帯を初めて超えた時代だったんですよね。
徐々に共働きが増えていって、最近増えたよね、むしろそっちはメジャーじゃないみたいな感じで思われるようになっていったのがこの平成なんですね。
だけど人々の価値観は一晩では変わらないわけなんですよ。簡単には変わらないんですよね。
むしろその共働きの世代よりもその上の親世代にとっては、自分たちとは全然正反対の価値観を持った人間が生まれてきた、対等してきたというわけなので反発するわけですよね。
子供を家に置いて働きに出るなんて母親をすることじゃないみたいな、この社会で今起こっている問題は全部若い女のわがままが原因だみたいなことを言われ始めたのがこの90年代だったわけなんですよ。
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こうなってくると現場で実際に働いて子育てしている20代30代の男女としては困っちゃうわけですよね。こっちは働かなきゃいけないのに働くなってどうするんだよみたいな話なわけですよ。
だけどその親世代は将来の価値観では引きずっているのであの子たちは本当にねもうけしからんわみたいな感じで言われていて、女性としてはとても苦労していると働かなきゃいけないのに働くと文句を言われると。
そして子育てに関しては親世代があれやこれやと好きかと言ってくると。そして男性はどうかというと何が正解かわからなくてひたすら親の言うことを聞くかどうしたらいいかわからなくて戸惑っているという状態になると。
多分これね男も女も当時って時代その価値観がすごい揺らいだ時代なんですよね平成特に90年代っていうのは。なので何が正解かわからなくてひたすら戸惑い続けた時代っていうのが平成だったんじゃないのかなって思うんですよ。
当時の夫婦というのもひたすら戸惑い続けた何が正解かわからないと上から圧力かけられて妻からもいろいろ言われてもどうしたらいいんだろうみたいなねっていうのが平成だったんじゃないのかなと思うんですよ。
では例文になってどうかというとこれ皆さん実感されていると思うんですけど女性の正規雇用がすごい増えた時代、平成の終わり頃から増えていってるんですけど
その後女性が男性と同じぐらいの収入を得るようになっていくんですよね。みんながみんなじゃないんですよ。みんながみんなじゃないんですけど
人によっては男性、例えば夫よりも稼ぐ女性っていうのが生まれ始めた話を聞くようになったのって多分平成の終わりぐらいからだと思うんですよ。
今ってそこそこそういう話聞くと思うんですよね。もしくは同じぐらいの収入を得ているとかね、妻の方が多いとかっていう家庭って結構増えてると思うんですよ。
なんでこうなったかっていうと女性の社会進出が容易にどんどんなってきたわけなんですよね。そういった制度が整えられたりとか。
あとネット環境の整備のおかげで家でも仕事ができたりとかっていうふうに触手がどんどん増えていったっていうのもあると思います。
こうなってくると収入面で男性を頼る必要ってなくなっていくんですよね。
同じくらい稼ぐことができるので夫と離婚したとしても自分一人で暮らしていけるし、そもそも結婚する必要がまずないわけなんですけど、
結婚して子供がいたとしても夫がいなくなったとしても自分一人で暮らしていける、育てることができると。
こうなると収入面で夫の価値ってほぼなくなってくるんですよね。
お金があれば家事・育児もある程度は楽ができますし、万オペでどうやるかっていうノウハウも広まっていますし、
これ良い悪いはありますけど周りでどんどん増えていっているので私もできるかもと思いやすくなってくるわけなんですよ。
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実際稼いで稼ぐことができるようになっているので収入面で一緒にいたくもない夫に頼る必要がなくなってくると。
こうなると家事・育児に対して積極的でない夫が積極的でない場合って夫の存在価値がどんどん低くなっていくんですよ。
だってそうですよね。収入面で今まで頼っていたのがもう頼る必要がないと。
そして継ぐべき物理的家も土地も家業もそういった収積などにおける地域のコミュニティーも存在しないのであれば
夫に頼る物って何なの?何でいるの?何のための夫がいるの?みたいな風になっていくんだと思うんですね。
その上でこれからの父親がどこへ行くのかということなんですけども
そのようにして何のためにいるのかということがわからないという風になっていった今の時代
収入面で男性を頼る必要がないとなったときに
僕ら男性の夫の価値って何なのかというと
これは精神面で必要とされる存在になることが重要になってくると思うんですよ。これからの時代って。
収入面では必要とされづらくなってくると。
そうなったとしても収入面で必要とされなくなってきたとしたら
何が残っているのかというと精神面だと思うんですね。どれだけ自分のことを思ってくれているか分かってくれているか
それって何なのかというと一緒にいる意味って何なのかということですよ。
自分の人生を生きるにあたってこの人と一緒にいる意味って何なんだろう?
それって一緒にいることで自分の人生がどれだけ楽しいものなのか幸せなものなのか
幸せを日々感じることができるかどうかということだと思うんですよ。
その人がいる意味っていうのはお金じゃないんですよね。
お金のためにいる必要がなくなったとしたら何のためにいるのかって言ったら楽しいから一緒にいたいっていう。
ただそれだけだと思うんですよね。そこを満たしてあげることができるかどうか
これがこれからの僕ら父親、僕ら夫にとって大事なことなんじゃないのかなって思うんですよ。
もし仮に収入面で必要とされた、例えば女性があまり収入が低いと稼げないといった場合があったとしても
もしそうだとしてもその人は周りの女性は夫から精神面で支えられているのであれば
同じようにしてもらいたいって思うんですよね。
これって例えば今の時代とかちょっと前の時代とかって稼ぐ男の方がいいっていう風潮ってあったじゃないですか。
その時って自分の夫があまり稼ぎが悪いとかになると
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私の夫も周りと同じように稼ぐようになってほしいなって思うわけですよ。
周りにどうしても影響されちゃうんですよね。
なのでその女性が収入面で夫のことが必要だと思ってお金のために結婚するみたいな感じになっていたとしても
だけど周りの女性が自分の夫からすごい精神面で支えられている様子を見たら
私もそうしてほしいって思うんですよね。
だから僕がこの収入面で夫が必要とされようがされまいが
どちらにしてもこれからの時代っていうのは
夫というのは妻から精神面において強く必要とされる存在へ変わっていくんじゃないのかなって思うんですよね。
その時に僕らがどうすればいいのかっていうことはきちんと考えていかなきゃいけないなって思っています。
ということで今日は昭和平成令和を越えて夫婦関係がどうなっていくのか
これからの夫に求められるものとは何なのかってことについて考えてみました。
妻との関係悩み方の参考になれば幸いです。
ノートのサークル機能を使って
あつの夫婦関係改善カウンセリング松明という名前で
妻との関係に悩む男性向けにアドバイスをさせていただいています。
妻との関係悩んでいて本気でどうにかしたいと思う方はぜひご連絡をください。
質問箱の方では夫婦関係に関するご相談を男女問わず受け付けていますので
こちらもぜひご利用ください。
ということで今回も最後までありがとうございました。
また明日お会いしましょう。さようなら。