00:00
最近のこの状況下で、リモートなんたら、オンラインなんたらという言葉をよく聞きます。
リモート会議とか、リモート飲み会、オンライン飲み会、オンライン会議とかですね。
テレビ番組を見ていても、今日は誰々さんはリモート出演です、なんて新しい言葉も生まれていますね。
オンラインオフ会という二重否定のような言葉も使われているらしいです。
オフ会はオフラインの会なのに、それをオンラインという変な言葉も生まれています。
ズームなんとかという言葉も使われてますね。ズームデートとか、ズムキャバとかも今あるらしいです。
で、これらの言葉なんですが、だいたいバーチャルなんたらで言い換えられると私は思っています。
英語のバーチャルの言葉の意味は、仮想ではなく、本来は実質上の、事実上のという意味なんですね。
バーチャルリアリティというのは、実際には存在しない架空のもの、仮想のもの、仮の創造という意味ではなく、
実質的には現実と同じように機能するものといった意味なんですよ、本当は。
例えばハンディキャップの人とか高齢の人なんかでもバーチャルの技術によって、
実質的には他の人と変わらないように出歩いたり、人と会ったりできる、
そういう肯定的な意味合いが強い言葉なはずなんですね。
なのでリモート会議、リモート飲み会もバーチャル会議、バーチャル飲み会と言った方がしっくりくると思うんですね。
架空の会議、架空の飲み会という意味ではなくて、
実質的にはリアルのものと変わらない会議、飲み会といった意味合いになるわけですね。
オンラインオフ会というと変な言葉ですけども、バーチャルオフ会と言えば、実質的にはオフ会だけど直接今会えないのでネットを使って行うと。
オンライン帰省という言葉がゴールデンウィークの時に言われてましたけども、
これもバーチャル帰省と言えば、実質的には帰省と同じようなことが果たしてネットやデジタルツールでどうできるだろうということを考えるきっかけにもなったと思うんですね。
03:10
実質的には実際に帰ったのと同じと言えるようなバーチャル帰省が果たしてどういうことができるのかは疑問ではありますが、
何かしらここの部分はバーチャルでもいけるよねというところはあるはずですし、
そういったバーチャルでどこまで実現できるのかというのを見極めをするのが今のこの状況下なんじゃないかなと思っています。
本来はリアルとバーチャル両方の選択肢があってうまく使い分けたり両方を融合させたりすると思うんですが、
今のこの状況下ではバーチャルしか選択肢がないという非常に特殊な状況ですけども、
いろんなことを実質的にはリアルと同じようにできるのかなできないのかなということを試しやすい、ある意味チャンスの時なんだなと考えています。
今そうやっていろいろ試しておけば、いずれまたリアルで人と会えるようになった時にはリアルでやった方がいいこと、バーチャルでやってもいいこと、その両方を組み合わせた方がいいことと選択肢がすごく増えるわけですよね。
そして今リアルではなくネットとデジタルツールを使っていろいろなことがどこまでできるかを試していく上でバーチャルイコール実質的にはというキーワードがあることが果たしてこのことは実質的にはリアルと同じようにできるよねというようなことを
見極めるための基準になると思うんですね。なので今このバーチャルという言葉にスポットを当ててバーチャルは仮想ではなく実質上の事実上のという意味ですよと広く知ってもらって果たしてどういうことがネットとデジタルツールでリアルと実質的には同じようにできるのか
みんなで考えていくといいんじゃないかと思っています。今回は以上です。