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サンリオが公式とファンがつながる創作プラットフォーム、キャラフォリオというサービスサイトをリリースしました。
サンリオ公式とファンがつながるという言葉を見て、キティちゃんやシナモンなどのサンリオキャラクターの公式二次創作ができるプラットフォームができたのかなと思って興奮したんですが、
違いました。
わかりやすく簡単に言ってしまうと、企業や個人クリエイターが自分たちのキャラクターを登録できるポートフォリオのサービスをサンリオが提供するといったイメージです。
そして、二次創作のガイドラインをそこで公表することで、ファンが二次創作をしやすくなって、そのキャラクターを盛り上げることができると。
キャラクターを提供する側にとっても、ファンにとっても便利な嬉しいプラットフォームということで、公式とファンがつながる創作プラットフォームと歌っているわけです。
今のところVTuberの登録が多いようです。
VTuberはファンが書いた二次創作のイラストが公式に採用されるなど、ファンと運営側の距離が近くて、ファンと一緒に盛り上げていくという文化みたいですよね。
なので、その辺をターゲットにしているサービスなのかなと思いました。
サンリオのキャラクターとしては、商売ロックがこのキャラフォリオに登録されていました。
商売ロックはゲームとアニメがベースの作品なんですが、サンリオキャラクターっぽいファンシーイラストみたいなものとは全然違うものです。
サンリオがゲーム、アニメのファン層にリーチしようとして作った作品、プロジェクトなので、今時のアニメファンが好むような絵柄ですし、動物じゃなくて人間のキャラクターが出てきます。
サンリオキャラクター対象にはノミネートされているんですが、サンリオっぽくない作品ですね。
なお、今まであえてわかりやすいようにキャラクターと言っていたんですが、このキャラフォリオではキャラクターではなくてIPという言葉を使っています。
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IPとは知的財産のことですが、知的財産によってライセンスなどで儲けることができる作品やキャラクターのこともIPと呼びます。
IPビジネスという言い方をしますね。
スターウォーズとかポケットモンスター、ドラゴンボールみたいな作品全体を一つのIPとして扱うことが多いです。
キャラフォリオでは、IPの本来の定義をベースにオリジナルのシリーズ作品を一つのIPとして扱いますと書いていました。
ピカチュウ、カビゴンみたいにキャラクター単位で登録するのではなくて、ポケットモンスターというシリーズとして登録するということですね。
キャラフォリオはキャラクターとポートフォリオをくっつけてキャラフォリオなんですが、
フォリオの本来ならLの部分がRになっていて、これはサンリオのリオから取っているということです。
キャラフォリオを始めるにあたってのサンリオからのメッセージとして、
サンリオは60年以上にわたりIPホルダーとしてグローバルでビジネスを展開してきました。
今までは社内のクリエイターが中心でしたが、これからは社外のクリエイターの皆様含め、
露出機械の増加や仕事獲得の支援を行い、一緒に新しいエンターテイメントを創出していきたいという思いからキャラフォリオをスタートさせました。
自社IPだけでなく、他社のIPにも一丁噛みしていこうということかなと思います。
キャラクタープラスポートフォリオプラスサンリオでキャラフォリオということで、
企業や個人が制作されたキャラクターを軸としたページをポートフォリオとして取り扱い、
新たなコンテンツの創造や次の仕事につながっていくサンリオ初のプラットフォームでありたいという思いを込めましたと書いてありました。
そして二次創作的なところに関する内容として、
またIPホルダー自らが発信するコンテンツだけでなく、ファン創作活動のガイドラインも合わせて公開できるようにすることで、
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安心してファン創作ができるようにしています。
これによりIPホルダー、クリエイター、ファンがみんな仲良くコンテンツを楽しみ、
ファンと一緒にコンテンツを盛り上げることができますと書いてあります。
みんな仲良くは皆さんご存知だと思いますが、サンリオの理念なんですね。
IPビジネスのプラットフォームで儲けてやろうという気持ちはあると思いますが、
みんな仲良くIPを大切にする文化が根付くことは、サンリオにとってもメリットがあることだと思います。
そして今IPを育てていくという上では、ファンによる創作活動、二次創作といったものも非常に重要だと思うので、
このプラットフォームで得たファン創作活動の盛り上げ方とか、
ファンコミュニティの育て方みたいな知見をサンリオのキャラクターを売り出す上でも使っていきたいと考えてるんじゃないかなとも思います。
キャラフォリオが今後予定している機能として、キャラフォリオ上で仕事の報酬の受助が完結する受発注機能というのと、
ファン創作作品から派生した収益をIPホルダーとクリエイターに還元する仕組みがあるそうです。
その辺のところから手数料を取ることで収益化していこうという目論みがあるんでしょうね。
今のところキャラフォリオの利用は無料です。
他にもクリエイターをサポートする仕組みとか、IPビジネスをしたい企業をサポートする仕組みとかにはビジネスチャンスがあるような気がします。
登録商標を取るのを手伝ってくれるとか、そういうサービスにはニーズがありそうですね。
今のところキャラフォリオ上の登録IPっていうのはまだそれほど多くはないので、
今登録すればみんなに見てもらいやすい、見つけてもらいやすいという先行者利益がある状態だと思います。
VTuberっぽいビジュアルが多いので、それとは別な画風のものは特に目立つと思いますし、
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実際シンプルなキャラクターイラスト風のものは目立っていました。
ポートフォリオとしての機能も悪くないんじゃないかなと感じています。
結構自由に画像を貼ったり動画を貼ったりしたページを作れるようですし、
タブで切り替えて複数のページを作ることができるので、そのIPの紹介ページ的ないい感じのページが作れそうです。
そこに作品の画像をギャラリー的な感じで登録していけるんですね。
そしてファンの人たちが二次創作の作品を登録できるように、投稿できるようになっています。
なので二次創作の作品がたくさん投稿されているIPは盛り上がってるな、人気があるなというのがわかってしまいますね。
なお二次創作として投稿する画像は、画像生成AIで作った作品は使用してはダメだと明記してありました。
写真もダメだと書いてあります。
投稿した作品には公式側が投稿したものもファンが投稿したものもコメントを付けることができます。
二次創作の作品に対して公式がコメントしているところを見かけました。
IPの登録は多分そんな厳しい審査とかはないようです。
ファンの人がこのIPの二次創作をしたいということで、登録してほしいIPをリクエストするフォームも用意されていました。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪。
