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2024-08-14 11:18

Macのメモアプリを機能強化するProNotes(第763回)

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Macのメモアプリを機能強化するProNotesについて解説しました。検索やテキストのフォーマットが使いやすくなり、Notionっぽい使い勝手になります。
=== 目次 ===
Macのメモアプリを強化するProNotes
検索結果はポップアップで表示される
テキストのフォーマットがやりやすく
スラッシュコマンドが使えるように
AI機能は有料版のみ
テンプレート機能やリンク機能も
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アシカガキャスト。
Macのメモアプリの機能を強化する拡張機能的なアプリを紹介します。
ProNotesという名前なんですが、メモアプリは英語ではメモではなくてNotesなので、
それをPro版にするみたいなことでProNotesなんですね。
このProNotesを使うことで、メモアプリの検索機能がより使いやすくなったり、テキストのフォーマットがしやすくなったりします。
マークダウン形式やスラッシュコマンドも使えるようになります。
メモアプリは、Mac、iPhone、iPadとメモの内容が同期されることが便利なんですが、
MacのメモアプリがProNotesによって使い勝手が良くなっても、最終的に書いたメモに関してはメモアプリが本来持っている機能以上のものはないので、
iPhoneやiPadで同じメモを見るときに見た目が変わったり、見られない箇所があったりみたいなことは起きないので、安心して使えると思います。
ProNotesはMacにインストールして起動すればメモアプリに機能が追加されます。
各種設定はProNotesのアプリで行います。
また最初に立ち上げたときにMacの設定でアクセシビリティに制御許可してあげる必要があるんですが、
この辺はアプリ側の誘導の通りにやっていれば問題ないと思います。
あとProNotesの検索機能を使うためには、Macの設定でフルディスクアクセスにProNotesを追加してあげる必要もあります。
そしてProNotes側で検索機能にショートカットを割り当てることができます。
デフォルトではコマンドPになってるんですが、これ印刷するショートカットと同じなので、私はコマンドシフトPに割り当てました。
検索機能を使おうとすると、初回はインデックスを作るのにちょっと時間がかかりますと言われてちょっと待たされます。
Notionっぽい感じでフローティングしたウィンドウ上でメモアプリのメモを検索できるようになります。
検索で引っかかったものに関しては、見出しと検索に引っかかったキーワードの前後の文章が見出しの下に表示されます。
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この表示内容自体は標準の検索機能と同じなんですが、
ポップアップとして独立して検索結果が表示されるので、見やすくてわかりやすい、使いやすいと思います。
メモアプリの標準の検索結果では、左カラムのメモの一覧のところが検索結果だけに絞り込まれて表示されるようなイメージですね。
またこれは環境によったり、何か理由があるのかもしれませんが、標準の検索機能ではどうも取りこぼしがあるみたいなんですが、
ProNotesによる検索結果の方がちゃんと検索できている。取りこぼしがないか少ないように感じました。
またグローバルショートカットというのを設定しておくと、メモアプリがアクティブになっていない状態でも、
ショートカットキーからメモアプリの検索ができるようになります。
メモアプリが起動していないときでも大丈夫です。
私はコマンドオプションシフトPに割り当てたんですが、何をしているときでもコマンドオプションシフトPを押せば、
スポットライト検索みたいな感じでコマドが開いてメモアプリの内容を検索することができます。
なお、こういう感じでいつでも検索できるというのは、最近流行りのパターンのように思います。
NotionもDropboxも同じようなことができるようになっています。
DropboxはDropbox Dashという、起動するとポップアップが開いて、そこからDropboxの中を検索できるツールを用意しているんですが、
Dropbox以外にも外部のサービスと連携させることによって、NotionとかGmailなどの内容もまとめて検索できます。
他にも、AsanaとかGoogle Drive、Google Calendar、Vox、Miroなどいろんなツールに対応しているので、
それらをまとめて検索できるということで、うまく使いこなせれば便利だと思います。
私はまだ日常的に使ったりはしていません。
そしてテキストのフォーマットの機能ですが、Pronotesによってメモアプリを強化すると、
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文字を選択したときに、文字の上にツールバーが表示されるようになります。
そのツールバーから太字にしたり、リスト表示にしたり、見出しにしたり、みたいなことがボタン1クリックでできるようになります。
メモアプリの標準の状態だと、ウィンドウの上にあるバーのメニューからプルダウンして、
そこの中から太字とか見出しとかを選ばないといけないんですね。
それよりは使い勝手が良くなると思います。
また、マークダウン記法が使えるようになります。
マークダウンを使えるエディターは今多いので、慣れてる人には同じ使い方ができて便利だと思います。
私はマークダウンよく使っているので、見出しを作ったりリストを作ったりするときに便利だろうなと思います。
また、メモの1ページの内容を○○マークダウンでコピーできる機能もあります。
これも個人的には結構いろいろ使い出があるんじゃないかと思います。
そして、スラッシュコマンドなんですが、スラッシュを入力するとメニューが表示されて、
スラッシュの後に何文字かテキストを入力するとメニューが絞り込まれるという機能で、
これも最近のエディターとかにはよく使われている機能です。
ノーションでもオブシディアンでも使われていますね、スラッシュコマンド。
で、言ってみればこのプロノーツはメモアプリをノーションやオブシディアンのような今時のツールに近づけるための拡張機能と言ってもいいと思います。
テキストを選んだらメニューバーが出てきたり、スラッシュコマンドが使えたりというのはノーションと同じですよね。
なお、プロノーツで機能を強化したメモアプリで、スラッシュコマンドで出てくるメニューはテキストのフォーマットに関する機能とAI機能だけです。
メモアプリのいろんな機能がスラッシュコマンドで呼び出せるわけではないので、例えばスラッシュコマンドでその位置に画像を挿入するみたいな作業はできません。
AI機能はまさにノーションのAI機能みたいな感じで、テキストを要約したり構成したり、お題を与えて続きの文章を書いてもらったりできるようです。
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なお、ノーションのAIに質問したら、ノーション上のドキュメントを参照して答えてくれるQ&Aという機能に相当するような機能はプロノーツにはありません。
メモアプリのメモの内容を基にAIが質問に答えてくれたら便利だと思うんですが、これはいずれMacがOSレベルで対応するんじゃないかと期待しています。
このプロノーツのAI機能は有料版でしか使えないようになっています。
今のところAI機能以外に関しては無料版で使うことができます。
AI機能はGPT3.5TとGPT4Oを使えるんですが、月額7.99ドルか年額79.99ドルになっています。
他にもテンプレート機能や他のメモのページへのリンクを作れる機能がありました。
テンプレート機能はObsidianのテンプレート機能と似た感じです。
テンプレートというフォルダを作って、そのフォルダの中に作ったメモをテンプレートとして他のノートに簡単に挿入できるようになります。
例えば会議の議事録で日付参加メンバーは何とかみたいに入力する項目が決まっている場合とかに
そういうフォーマット的なものをテンプレートとして用意しておけば
毎回入力したり他から探してコピーペーストする手間が省けるということですね。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストはしかた。
11:18

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