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2025-06-09 21:03

デジタルアドレスで発送作業は楽になるのか?(第823回)

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日本郵便が始めたデジタルアドレスとはどういうものか、今できることと将来的な展望について紹介しました。広く普及すると便利になりそうです。住所を7桁の英数字のコードにしたものですが、 匿名配送などプライバシー配慮とは全く違うコンセプトのものです。
=== 目次 ===
オープニング
日本郵便の新サービス・デジタルアドレスとは
7桁の英数字では覚えるのは難しい
匿名配送などプライバシー配慮とは別のもの
将来デジタルアドレスでの配送も視野に
電話などで口頭で伝える場合には便利
住所の代わりに暗記できるWhat3words
エンディング
■デジタルアドレス|日本郵便株式会社
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サマリー

日本郵便が提供するデジタルアドレスは、発送作業を効率化する可能性を持っています。特に、引越し後も同じコードを使用できる便利さや、ECサイトでの活用における利点が考察されています。デジタルアドレスは住所を簡略化し、通販やカーナビでの利便性を高める期待があります。一方で、フォワットスリーワーズのような新しい住所表現方法も登場しており、住所が不正確な地域での利用に注目が集まっています。

デジタルアドレスの概要
こんにちは、アシカガコウジです。今回は、日本郵便が発表したデジタルアドレスとはどういうものなのかについて話をします。
クリエイターの人で、通販で自分の作品やグッズを販売している人には将来的に関係してきそうな話題です。
ECサイトとか個人間での配送にも関わってきそうな話ですね。
というわけで、今回は日本郵便が発表したデジタルアドレスについて深掘りしていきたいと思います。
この番組は、あなたのクリエイティブの背中をちょっと押すをテーマに、デジタル活用のヒントを分かりやすくお届けすることを目指しています。
今回取り上げるテーマは、「デジタルアドレスで発送作業は楽になるのか?」です。
デジタルアドレスとは、日本郵便が2025年5月26日から提供を開始した新サービスです。
自分の住所を7桁のA数字のコードに置き換えて扱えるようにするものです。
日本郵便のユーザーIDのUIDというのがあるんですけど、
そこに登録している住所の情報を7桁のA数字のコードに変換できるデジタルアドレスをコードとして作れるということです。
そのUIDが住所の代わりになって郵便物を送ればいいじゃないかと思うかもしれないんですが、
そのUIDでログインして発送業務などなどするので、IDを乗っ取られたりとかすると困ったことになるので、住所の部分だけをコード化するということですね。
料金は無料で、UIDを持っていれば誰でも自分のデジタルアドレスを発行できます。
すでに今もできるようになっています。
利点と実用性
例えば今後ECサイトがデジタルアドレスに対応すれば、その7桁のコードを入力するだけで住所が自動で入力されるようになるので便利ということです。
他にデジタルアドレスの便利な点としては、引越しをしても同じコードを使い続けられることです。
引越しをして住所が変わっても、UIDに新しい住所を登録更新さえしてしまえば、デジタルアドレス自体はそのままで使い続けられるということですね。
ということで、例えば将来的に銀行とかクレジットカードとかECサイトとかそういうところに登録する住所をデジタルアドレスにしておけば、
引越しをしても住所変更とかしなくていいと。これはちょっと便利そうだなと思いますよね。
これは将来的にそうなったらいいなという話ですが、現時点でもupack、upacketの送り上の作成に使うことができます。
これは日本郵便の公式アプリを使うときの話ですが、デジタルアドレスの入力欄にコードを入れると、自動で住所の入力が一発で完了するということです。
これは通販などの発送業務をするときに便利だと思います。7桁のコードをコピーペースト、コピペするのと長い住所をコピペするのは手間は変わらないじゃないかと思うかもしれないんですが、
郵便局のアプリでの住所入力は、郵便番号、都道府県、町名、番地とか建物名、部屋番号と入力欄が分かれてるんですね。
なので住所をコピペするときには、分けてコピーペースト、コピーペーストを繰り返さないといけないので、デジタルアドレス1個で済むのに比べるとやっぱり手間がかかるはずです。
数が多いとやっぱりそのちょっとした時間の差が大きな時短に繋がるんじゃないかと。
ECサイトの入力フォームがデジタルアドレスに対応すれば、お客さんの住所入力が楽になると。
先ほども話しましたが、これデジタルアドレスが住所に展開された後、ECサイト側が受け取るのが住所だけだったら、結局その住所をコピペしないといけなくなるということなので、
フォーム上で住所が展開されるのは確認用で、ECサイト側、通販する側もデジタルアドレスのコードの方を受け取って、
入力を楽にするだけの仕組みというイメージになりますよね。住所を7桁のコードにするということで、住所を知られずに郵便物を受け取れる仕組みのように感じがちですけども、
そうではないということですね。デジタルコードの説明を聞いて、まず最初に思ったのが、7桁の英数字だと暗記はできないということです。
課題と未来の展望
暗記できないということは、どこかにメモしておいて、それをコピペすることになるなら、住所をコピペするのと変わらないんじゃないかと。フォームで住所を入力するときには、ブラウザーが覚えておいてくれて自動入力とかもあるので、
この7桁のコードにそこまで利便性を感じないかもという心配があります。暗記できないということに対する工夫として、QRコードにすればいいんじゃないかという意見も見ました。
将来的に自分の住所のQRコードを持ち歩くか、スマホに入れておけば、どういうシチュエーションかわからないですが、窓口の人がピッてやるだけで住所が入力されると。なんか便利そうな未来が想像できると思います。
7桁のA数字の組み合わせは約783億通りあるようで、日本の人口から考えても足りなくなることは相当先までなさそうですし、かなり余裕があるので、
1文字間違えただけで違う人のデジタルアドレスになるみたいなこともないように配慮されるんだと思います。住所が7桁のコードになるということで、これで郵便物が届くんだったら、住所を伏せた状態でプライバシーを守れるのではないかと思うかもしれないんですが、
デジタルアドレスはそういう匿名性とかプライバシーとか、住所を守るという方向性のものではありません。それは先ほども説明しました。
デジタルコードから住所に変換するそのAPIというのを郵便局側が提供しているので、ECサイトとかのフォームの仕組みでそのAPIを通して郵便局のサーバーにアクセスすることで、デジタルアドレスから住所への変換ができる仕組みになっています。
なので、そのコードを人に教えるというのは、住所を教えるのとほぼほぼイコールということですね。ただ、デジタルコードからその持ち主の氏名を知ることはできない仕組みになっています。
住所を基にデジタルアドレスを知ることもできません。データ管理もそういう個人情報とは別なサーバーで厳重に行っているということで、その辺のセキュリティには配慮した作りになっているとのことです。
デジタルアドレスはいつでも削除したり再発行したりもできる仕組みになっています。
あとデジタルアドレスから住所に変換するサーバーAPIの話ですが、そこに層あたりで、とにかく順番でコードを送って住所に変換できないかなと。
そういう攻撃を行われないように回数制限であったり、明らかに異常な数アクセスがあったらブロックするとか、そういう措置も当然取られているということでした。
今のところはデジタルアドレスの7桁のコードだけで郵便物を送ることはできませんが、将来的にはそれをできるようにしたいと日本郵便は言っています。ただそれは結構課題が多そうだなと感じました。
まず手書きで7桁のコードを書いた場合、文字の反読が難しかったり間違ってたりした場合にエラーになって送れない、あるいは最悪別な住所になる可能性もありますよね。
従来の住所だったら多少読みにくくてもちょっとぐらい間違えてても推測してなんとかなったりしますが、7桁のコードだけだと都道府県がどこかすらもわからないわけですよね。
なのでまず手書きで7桁のコードを書いて送るというのは実現化されないだろうなと。じゃあデジタルで決まったフォーマットか何かでコードを記入したとして、配達する郵便局員さんが扱いにくいですよね。
ちょっと目で見てどこの住所の配達物かわからないわけですからね。それをいちいち機械で読み取ってとか考えると手間がかかるので、もうARグラスとかをメガネ型の端末をつけてみたら住所が表示されるとかそんな感じになるのかと思ったんですが、
まあ考えてみれば郵便局員の人が運ぶときには住所をシールとかで貼っておいてそれで配達するというのが現実的でしょうね。デジタルアドレスはすぐ本物の住所に変換することができるわけですが、そのひと手間をかけない限りコードを見るだけでは住所を全く推測できないので、
デジタルアドレスの利便性
まあそれなりにセキュリティが高そうというか住所を教えることへの心理的な負担が減りそうな感じはしますよね。他にもコートで住所を伝えなきゃいけない、電話で住所を伝えるとかそういう場合にはデジタルアドレスは便利だと思います。
最近は減ってると思いますし、若い人にはあまり経験がないかもしれませんが、電話で住所を伝えるのって結構面倒というか大変だったりしますよね。アルファベットとかひらがな、カタカナと違って漢字が入ってくるのでそれを説明していかないといけないのは苦労した経験がある人も多いと思います。
例えば電話での通販ですよね。で、例えば通販の時にデジタルアドレスをabcの123のみたいに伝えると、オペレーターの人がそれを入力して展開された住所を見て、あ、東京と何々区何々ですねと確認して、あ、そうですそうですと。かなり時短につながりそうですよね。
ただ、すでに言ったように暗記できないところはネックですよね。お年寄りの人がテレビで通販番組を見て電話して住所を伝えるという時に、あ、デジタルアドレスを書いたメモどこに行ったっけと探すみたいな、そういうシーンが想像できたりします。
で、暗記がしやすい住所の代わりになるものとして、フォワットスリーワーズというサービスの考え方は面白いので紹介したいと思います。何度かこのアシカガキャストではフォワットスリーワーズを紹介していて、私が使ってはないですが気に入ってる、コンセプトが気に入ってるサービスです。
フォワットスリーワーズでは世界中を地球上を3メートル四方のマス目に区切っていって、その一つ一つのマスに3つの単語を割り当てると、それで住所の代わりにしようというサービスシステムになっています。
アップル、オレンジ、カーペットみたいに3つの単語で一つの場所を表すんですね。しかもいろんな言語に対応しているので、日本語版の3つの単語、英語版の3つの単語、他の国版の3つの単語が同じ場所に割り当てられてるんですね。
大体いろんな国の言葉でも3つの単語の組み合わせで地球上を3メートル四方のマス目に区切ったすべての場所に名前を割り当てられるそうです。単語の組み合わせなので覚えやすいですし、言葉で伝えるのも簡単ですよね。
なので、カーナビに住所を伝える、行きたい場所を伝えるのに使われるということも進んでいるようです。実際に郵便物の宛先としてフォアットスリーワーズを使われている例も海外であります。
モンゴルでは遊牧民も多いので、2016年にモンゴル国営郵便のモンゴルポストが郵便配達にフォアットスリーワーズを採用したそうです。
他にもアフリカの国々とかで住所の精度がなかなか整ってないような地域でフォアットスリーワーズを使うことによって郵便が届けやすくなる。そういう使われ方をしているようで、住所がない場所でも特定できるというところがフォアットスリーワーズの良さでもあるわけですね。
なので住所をコードに変換したデジタルアドレスとは全くそのコンセプトは違いますが、何かしらの呪文を使うことで場所を特定する仕組みとしては大きな意味では似てるとも言えると思います。
というわけでデジタルアドレスについてイメージがつかめてきたでしょうか。すでにupackとかでは使えるので発送業務とかに利便性はあるのかなと思います。でもやっぱり今後どれだけ普及していくかが鍵になってきますよね。
送金システムの普及
普及したら便利そうなのに、なかなか普及していかないなと感じているものとして、個人間送金できるコトラ送金のことを連想しました。
他にもプラスメッセージというドコモAUソフトバンクが共同で開発したメッセージアプリもそんなに普及してないと思います。
コトラ送金の方はちょっと古いですが、2023年8月には207の金融機関に対応して累計送金額は1000億円を突破したらしいです。
個人間でお金をやり取りする仕組みなので、割り勘の時とかに使えるみたいなものなんですが、使用例として自身の口座間の資金移動と書いているのを見て我全興味を持ちました。
コトラ送金を使うと手数料なしで自分の銀行から違う銀行へお金を移動、簡単に移動できるわけですね。
これはちょっと目から鱗というか、私は複数の銀行口座を使っているので、これはちょっといいなと思いました。使ってみたいと思います。
今回調べてよかったです。最後話が逸れましたが、皆さんはデジタルアドレス使ってみたいと思いますか。ご意見ご感想などあればぜひ教えてください。
ハッシュタグアシカガキャストをつけてXに投稿していただくか、お便りのフォームとメールアドレスもあるので、そこからメッセージを送ってくれたら嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう。アシカガッコウジでした。
21:03

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