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2022-01-25 09:35

メタバースの「メタ」という言葉について(第494回)

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最近話題のメタバースですが、メタという言葉にスポットを当てました。メタフィクション、劇中劇、劇中アイドルなどメタ的なものが好きなわたしです。

=== 目次 ===
メタバースの「メタ」という言葉
メタフィクション、劇中劇が好き
リン・ミンメイとマクロスのメタ設定
出演者がVTRを見るのもメタ的
メタ視点での勉強会
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フェイスブックが使い始めて、メタバースという言葉が日本でも使われるようになってきたと思います。
フェイスブックは、社名をメタに変えましたね。
フェイスブックというサービス自体は、そのまま名前は変わらないんですが、
アプリを立ち上げると、フェイスブックフロムメタと出てきますね。
インスタグラムも、インスタグラムフロムメタと表示されます。
私も最近まで知らなかったんですが、正式な社名は、メタプラットフォームズらしいです。
メタプラットフォームズインクですね。
多分、メタという社名にしたかったんですが、あまりにもよくある言葉なので、
名前がかぶってる社名もいっぱいあるでしょうし、
正式名称はメタプラットフォームズだけど、メタという呼び名で読んでくださいと。
表向きの社名としては、メタを使っていこうということなんじゃないかと思います。
メタバースという言葉は、メタプラスユニバースの造語で、
メタは、より上位のとか、高次の、高次元の高次、高い次元の高次のとか、
そういう意味で、ユニバースは宇宙や世界のことですね。
現実よりももう一つ上の次元の世界。
現実の世界を内包した上でのその上の世界とか、そういうイメージですね。
超世界。超はスーパーの超ですね。そういう言い方もできるかもしれません。
メタバースという言葉は、SF作家の人が1992年に使ったのが始まりだそうです。
今回はメタバースの話がしたいのではなくて、
メタバースのメタという言葉の方にスポットを当てたいと思います。
このメタという言葉とか概念とか、メタ的なものが私はもともと好きで、
これを機にちょっと語りたいと思いました。
メタフィクションという言葉があって、私が好きなメタ的なものは、
このメタフィクションに当てはまるものが多いと思います。
メタフィクションというのは、フィクションの中のフィクションなんですけど、
例えば、漫画の中で漫画の登場人物があと3ページで事件を解決しなきゃと発言するとか、
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小説の中で登場人物がいきなり読んでる人、読者に語りかけるとか、
そういうのをメタフィクションと言うらしいんですが、
あんまりメタフィクションという言葉は使わずに、
メタ的な展開だよねとか、メタ展開とか、
そういう言い方をすることが多いように感じます。
劇中劇、ドラマの中のドラマ、映画の中の映画とか、
そういうのも広い意味でメタだと言いますね。
この劇中劇という構造を初めて使ったのはシェイクスピアだと言ってる人がいました。
駆動カンクローも劇中劇的なもの、メタ的な構造をよく使うと感じています。
そういう劇中劇的なものを含む作品が私は好きなんですね。
ドラマとか映画とかアニメとかの中に、作品の中に出てくるアイドル、
劇中アイドルが私はすごく好きです。
でもラブライブとか最近のものにはハマってはいません。
そこが物語の本筋になってしまうとちょっと違うのかもしれないですね。
超時空要塞マクロスのリン・ミンメイはすごく好きでした。
マクロスはマクロスの中のアイドルのリン・ミンメイという存在は、
メタ的なアイドルとも言えるんですが、
マクロスの設定自体もメタ設定になってるんですよね。
これはどういうことかというと、
マクロスのシリーズの作品はすべて歴史上に実際にあった出来事を元にした創作作品だという位置づけになってるんですね。
なので最初のテレビシリーズの超時空要塞マクロスも、
映画版の超時空要塞マクロスも、
役者の人たちが演じている作品だというメタ的な設定になってるんですね。
テレビ版と劇場版で結末が違うのも、
映像化するにあたっての歴史の解釈の違いとか、
そういうメタ的な裏設定があるらしいです。
私も当時はそんな設定があるとは知りませんでした。
あとテレビ番組の中で出演者たちがVTRを見るという構造、
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これも劇中劇のような構造であり、
メタ的なものだと言ってる人がいて、なるほどと思いました。
水曜日のダウンタウンとか探偵ナイトスクープとか、
VTRをただ流すのではなくて、
出演者がいて、出演者の人たちと視聴者である我々が、
一緒にVTRを見ているような構造になってますよね。
このメタ的な構造が入ってる方が面白いということなんでしょうね。
探偵ナイトスクープは松本人氏が局長になる前からそういう構造でしたが、
たまたま今上げた水曜日のダウンタウンも探偵ナイトスクープも松本人氏が関わってますね。
そして大晦日恒例だった笑ってはいけない〇〇シリーズも、
VTRをそのまま流すのではなくて、
スタジオにいつもの出演者たちが集まってVTRを見るという構造になっていて、
そういうメタ的な構造になってる方が面白いと松本人氏はわかってるんだろうなと。
この辺の話は受け売りですが、なるほど確かにそうだよなと。
改めてメタ的構造の奥深さを知ったような気がしました。
コロナ禍になる前まで同じ会社にいたメンバーで
勉強会的なことをやっていたんですが、
この勉強会を私はメタ的な視点での勉強会にしたいなと最初の頃言っていました。
真面目に勉強会をやるのもちょっと照れくさいので、
真面目な勉強会ごっこというか、
真面目に勉強会をやっている姿をメタ的な視点から楽しもうみたいな、そんなことを考えていました。
また松本人氏関連ですが、
すべらない話のような、わざと格式ばったような雰囲気の中で真面目にプレゼンする、
その姿をメタ視点で楽しむ。
なんか装置を一個作るということですよね。
これがメタなのか何なのかよくわからなくなってきましたが、
すべらない話もああいう格式ばった装置の中でふざけた話をすると。
中に一個装置を作っちゃう。
劇中劇も劇の中に劇という装置をまた作ると。
そういう構造がメタ的だということかなと思いつつ、
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強引ですが、そういうメタ的なものが私は好きですし、
そういう意味でのメタという言葉がいろんな人に普通に通じるようになったらいいなということで、
メタという言葉をあまり意識してなかった人へのメタ入門的な話になればいいかなと思っています。
今回は以上です。
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