#031|疲れやストレスだけじゃなかった:見えない不調の正体「炎症」とは何か【わたしとくらしの実験室】
2026-06-04 18:46

#031|疲れやストレスだけじゃなかった:見えない不調の正体「炎症」とは何か【わたしとくらしの実験室】

朝食から小麦をなくした実験で、集中力が上がり、体が軽くなり、肌の調子が良くなった。でも「なんで小麦をやめるだけでそんなに変わるの?」と思いませんでしたか?


その根っこにある仕組みが「炎症」です。


なんとなく体が重い、だるい、疲れが取れない、頭がぼんやりする。病気とまでは言えないけれど、ずっとなんとなく調子が悪い。その裏に、慢性炎症が関わっている可能性があります。


今回は、炎症の基本とアンチインフラマトリーダイエット(抗炎症食)についてお話しします。難しく聞こえるかもしれませんが、「加工食品をなるべく避ける」というシンプルな考え方から始められます。


■ このエピソードで話していること

・急性炎症と慢性炎症の違い

・見えない不調と慢性炎症のつながり

・前回の小麦実験との接続

・慢性炎症セルフチェックリスト(14項目)

・アンチインフラマトリーダイエットの基本

・Dr.ワイルの「加工食品を避ける」というシンプルな教え

・「健康にいい食材」が合わない場合もある、という注意点

■ こんな方におすすめ

・なんとなく体が重い、だるいが続いている方

・疲れが取れない、頭がぼんやりすることが多い方

・食事で体の内側から整えていきたい方

■ 慢性炎症セルフチェックリスト いくつ当てはまりますか?

〈食生活編〉

□ 加工食品(スナック菓子、インスタント食品など)をよく食べる

□ 油っぽいものや甘いものを頻繁にとる

□ お腹の調子が慢性的によくない

□ お腹まわりの脂肪が気になる

〈生活習慣編〉

□ 夜ふかしが続いている

□ スマホやPCを長時間見ている

□ 運動不足(ほとんど座りっぱなし)

□ イライラ・ストレスがたまりやすい

□ 肌荒れやニキビが治りにくい

□ だるさや疲れが取れにくい

□ 朝起きてもすっきりしない

□ 風邪をひきやすく、治るのに時間がかかる

□ タバコを吸う、または受動喫煙の環境にある

□ お酒を飲みすぎる

0〜2個:今の習慣を大切に続けてください。

3〜5個:見直しのサイン。食や暮らしを整えるチャンスです。

6個以上:慢性炎症が進行中かもしれません。今日から優しく整え始めましょう。

「完全にやめる」じゃなくていい。選べる時に、自然に近いものを選ぶ。その小さな積み重ねが、体の炎症を静かに抑えていきます。



【パーソナリティ】

稲墻麻子 / Asako Inagaki

自分に合った調子のよさを見つける「自分のトリセツ」づくりの伴走者。

心や体の状態だけでなく、仕事、人間関係、環境など、暮らし全体を整える視点から、自分らしく心地よく生きるためのサポートを行っている。

高校・大学時代をアメリカで過ごし、外資系金融・コンサルティング・FinTech企業でマーケティングや顧客エンゲージメントに携わる。

その一方で、フルタイム勤務中に経験した心身の不調をきっかけにホリスティックヘルスを学び始める。

心と体、思考、人間関係、環境、仕事、学び、Joy(喜び)など、暮らしに関わる12の要素を統合的に見つめ直し、自分に合った「調子のよさ」を育てていくホリスティックアプローチが特徴。

現在は、パーソナルセッションやグループセッション、企業向けワークショップ、親子プログラム『OYA to KO』など、多層的に活動を展開。

日本に暮らす外国人への英語プログラムや多国籍チーム向けの企業研修も行い、ヨガや呼吸法、食のアプローチを取り入れながら、科学的な知見と日常の実践をつなぐスタイルで伴走している。

Website / Instagram / LinkedIn / Blog / Insight Timer


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サマリー

このエピソードでは、体の不調の原因となりうる「炎症」について、急性炎症と慢性炎症の違い、そして慢性炎症が引き起こす見えない不調との関連性を解説します。前回の小麦実験の結果も、腸の炎症が落ち着いたことで説明できるとし、慢性炎症のセルフチェックリストを紹介。さらに、炎症を抑える食事法「アンチインフラマトリーダイエット」の基本として、加工食品を避け、自然に近い食品を選ぶことの重要性を説きます。無理なく続けられる食生活の見直しを提案し、自分に合った食事を見つけることの大切さを伝えています。

はじめに:小麦実験と「炎症」というキーワード
皆さんこんにちは。私とくらしの実験室、ホストのInagaki Asakoです。
このポッドキャストでは、がんばりすぎない調子のよさを育てていくヒントを、
くらしの中での小さな実験や気づきとともにお届けしていきます。
はい、前回のエピソードで、朝食から小麦をなくして1週間というね、実験結果をお伝えしました。
で、その中で、私の中での変化として、集中力が上がったとか、体が軽いとか、肌の調子が良くなったとかね、
いくつかの変化があったわけなんですけれども、聞いてくださった方の中には、もしかしたらこう思った方もいるかなと思います。
なんで小麦をやめるだけで変化が起こるのかとね。
で、前回は腸と脳のつながり、ガッドブレインコネクションというね、そういったようなお話、そういった視点からお話をしました。
で、今日はまたね、もう一方、別の視点、少し踏み込んでですね、その根本にある仕組みについてお話したいなと思っています。
で、今回のキーワードは炎症です。
「炎症」とは何か?急性炎症と慢性炎症
はい、あのね、どこか別のエピソードで炎症という言葉出てきていると思うんですけれども、はい、ちょっとね、その深く話をする前になんですけれども、ちょっと私自身の話をさせてください。
はい、そもそもなんだかよくわかんないけど体が重いとか、だるいとか、なんか調子がいまいちっていう日ありませんか?
ね、私はいろんなエピソードでも言ってますけれども、結構あるんですよ。
で、最近またね、なんか体が痛いとかだるいとかなんか多いんですよね。皆さんどうですか?
これには本当にいろんな原因があると思います。
で、私はですね、年齢的にもおそらくプレ後年期っていうような年代なので、謎の不調が起こりやすい時期っていうのもあると思うんですね。
例えば、それじゃなくても寝不足だったり、体の冷えだったり、季節の変わり目だったり、私たちを取り巻く環境で体調とか日々の調子っていうのは由来でいきますよね。
で、私が数年前にホリスティックエルスという分野を学んで、自分の体でたくさん実験をしていた時期に初めてこの炎症という概念を知りました。
これちょっと難しく聞こえるかもしれないんですけれども、実は本当にシンプルな考え方なんです。
これを日々の生活とか食事の選択をする時にちょっと頭の片隅に入れておくと、より自分に合った選択ができるようになるんじゃないかなと思っています。
少なくとも私の場合はそうです。
なので今日はその話をちょっとさせていただけたらと思います。
炎症と聞くと、なんだかちょっと怖い響きっていうんですかね。硬い響きというか、そんな感じがしませんか。
でもそもそも炎症っていうのは、体が自分を守るために起こす自然な反応なんですね。
例えばウイルスとか細菌が入ってきた時とか、怪我をした時に体の免疫が異物と戦うとか、修復するために炎症を起こすんですね。
そして炎症には2つのタイプがあります。
1つ目が急性炎症。
例えばこう転んで膝をすりむいた時とかね、赤くなったり腫れたりちょっと血が出ちゃったりとかしますけれども、
それがだんだん治ってくる過程を見たらわかると思うんですが、あれ急性炎症というんですね。
体がここを治すよと信号を出している大切な反応になります。
2つ目が慢性炎症。
これが今日の本題になります。
慢性炎症というのは体の中でじわじわと長く続く軽い炎症のことなんですね。
急性炎症と何が違うのというところなんですが、これには慢性の方は自覚症状がほとんどないということなんです。
例えば急性だと膝が赤く腫れちゃってるとか、風邪とか引いて熱が出るとか、そういうわかりやすいサインがあるんですけれども、
慢性の場合はあまりそういうサインがないんですね。
なんだけれども体の中では炎症が静かにずっと続いている。
なのでこの慢性炎症を放っておくと、生活習慣病とか一部のガンだったりとか、心臓病とか脳とかの病気などのリスクが高まっていくということが知られています。
慢性炎症と見えない不調、そして小麦実験との繋がり
でも今日お伝えしたいのは、そういった大きな病気の手前の話ですね。
さっきの冒頭でお伝えした通り、私が今感じているなんとなく不調だなとか、疲れが抜けないなとか、頭がぼんやりする、肌荒れが治りにくいとか、お腹の調子が良くない、気分がすっきりしないとかね。
こういった病気とまでは言えないけども、ずっとなんとなく調子が悪いという状態。
こういったものの裏に慢性の炎症が関わっている可能性があります。
ここで前回の実験とつながってくるんですが、前回お伝えした通り、
グルテンが腸の粘膜に影響を与えると、リーキーガット、日本語で言うと腸漏れみたいな言い方になりますが、という状態になって、
本来体の仕組みとしては通過しないはずのものが血液に入り込んじゃって、炎症が全身に広がっていくというような仕組みをお伝えしました。
これはまさに慢性炎症のメカニズムの一つと言われています。
小麦を減らしたら体の調子が良くなったという実験結果は、腸の炎症が少し落ち着いたという変化として説明できるかもしれませんし、
全身に炎症が広がっていくということが軽減されたというようなことかもしれないですよね。
慢性炎症セルフチェックリスト
ここで少しセルフチェックをしてみませんか。
今から14項目くらい読み上げていきます。
この中で自分がいくつ、それに当てはまるかというのを考えてみてください。
メモとか取らなくても大丈夫なんてなんとなくで結構なので、頭の中で考えてみていただけたらと思います。
まず食生活編ということで、加工食品、例えばスナック菓子、インスタント食品とか、そういったものをよく食べる。
そしてもう一つ、脂っぽいものや甘いものを頻繁に取る。
次がお腹の調子が慢性的に良くない。
次がお腹周りの脂肪が気になる。どうでしょう。
続いて生活習慣編に行きます。
まずは夜更かしが続いている。
次、スマホ、パソコンを長時間見ている。
次、運動不足、ほとんど座りっぱなし。
次がイライラストレスがたまりやすい。
次が肌荒れやニキビが治りにくい。
そしてだるさや疲れが取れにくい。朝起きてもすっきりしない。
風邪をひきやすく治るのに時間がかかる。
タバコを吸う。または、タバコを吸っている人の周りによくいることがある。
お酒を飲みすぎる。
はい、これで全部です。
大体いくつくらいありましたか。
0から2個とかだったら、今のご自身の生活習慣を大事に続けていただければ大丈夫かなと思います。
3個から5個ぐらいの方は、ちょっと見直しのサインかなと思いますね。
食とか暮らしとかを整えていくチャンス。
そして6個以上当てはまっちゃったという方は、もしかすると慢性炎症が進行中かもしれないので、
今日からぜひ緩やかに優しく整え始めるのはいかがでしょうか。
ということで、今読み上げたこのチェックリストはスポティファイの詳細欄にも載せておきますので、
後でゆっくり確認してみていただけたらと思います。
アンチインフラマトリーダイエット(抗炎症食)の基本
じゃあね、慢性炎症を抑えるために食事でできることは何かというところなんですけれども、
ここでお話しさせていただきたいのが、アンチインフラマトリーダイエットというもの。
日本語にすると抗炎症食と言います。
これはですね、アメリカの統合医療で有名なドクターワイルというお医者様が提唱している食事法です。
このドクターはですね、すごく本当に有名な方で、もう80代なんですけどすっごい元気ですね。
日本大好きな方なんですが、もともと西洋医学でドクターされていろんな手術とかもやってきた中で、
なかなかね、それだけだと病気を治すっていうところまで至らないっていうところに疑問を感じて、
いろいろとね、東洋医学だったり、本当にいろんな観点を勉強されて統合医療っていうところに行き着いた、
本当にね、有名な素晴らしいドクターですね。
このアンチインフラマトリーダイエット、抗炎症食、これ難しそうな名前なんですけれども、
シンプルに言うと、体の中の炎症を抑える効果がある食べ物とか食べ方のことですね。
具体的には、こんな食べ物を毎日の食卓に取り入れていくことが基本となります。
一つが、色とりどりの野菜や果物。
二つ目が、ナッツとか種子類。
三つ目が、全粒穀物。
これは、白く生成されていない穀物のことですね。
そして、四つ目が、良質なオイル。
オリーブオイルとか、魚から取れるオイルとかですかね。
五つ目が、お魚自体と言われています。
これらに共通しているのは、抗酸化物質と食物繊維と良質なオイルが豊富なことなんですね。
体の炎症を内側から静かに抑えてくれる食物、食材たちなんです。
これ、色々言いましたけど、栄養素の名前を全部覚えなきゃとか、覚えは思わなくて全然大丈夫です。
強いて言うなら、色とりどりのものを食べるとか、加工されていないものを選ぶとか、それくらいの意識で十分始められます。
とにかくですね、ドクターワイルの教えで、シンプルなのにパワフルなのは、
加工食品をなるべく避けるという教えだと思っています。
加工食品、皆さんどうです?食べている?いない?ちょっと思い返してみてください。
私も食べることはあるんですけれども、これって避けようと思えば避けられるものですよね。
ちなみに、加工食品って何?という方にご説明すると、これ簡単に言うとですね、自然の状態から大きく変えられた食べ物のことです。
例えば、スナック菓子とかインスタントラーメンとか、市販のソーセージとかハムとか、加工肉、コンビニの弁当とか、甘い清涼飲料水とかですかね。
これらは保存量だったり着色量、砂糖、生成された油とか、様々なものが加えられていますね。
食品パッケージの裏に書いてある、どんなもので作られているかっていう欄を見てもらうと、いろんなカタカナのものが大量に書かれているものは、加工食品ですよね。
一つでも入っていたら加工食品かなと思っていただければと思います。
一方で、野菜とか果物、卵、魚、肉、豆類、ナッツとかは、これらは加工食品ではないですね。
なので、自然の状態に近いものっていうふうに考えてもらえればと思います。
なので、ドクターワイルドのメッセージ、シンプルなもの、できるだけ加工食品を避けるということですね。
完全にやめるじゃなくてもいいです、全然。できるだけでいいと思います。
私もゼロにはできていないんですけれども、選べるときは自然に近いものを選ぶようにしています。
これらの小さな積み重ねが、体の炎症を静かに抑えていくことにつながっていくんじゃないかなと思っています。
実践へのヒントと注意点
改めて振り返ると、バナナと卵の調食にしたことで腸の炎症を抑える落算が増えたっていう話をしたんですが、
そして小麦を減らすことで腸粘膜への刺激が減ったっていうことですよね。
なので、どちらも高炎症という視点から見るとつながっていたわけなんですよね。
実験を通して感覚で気づいたものが、こうやって一つの仕組みとしてつながってくる。
これが自分の体で実験することの面白さだなと思っています。
今日ご提案したいものは本当シンプルですね。
まず先ほどのセルフチェックリストを振り返ってみてください。
繰り返しになりますが、Spotify詳細欄に載せていますので、ぜひ後でもう一度確認してみていただけたらと思うんですが、
今日の食卓に一つだけ、今お話しした高炎症食のことを実践するとしたら、
例えば色のついた野菜か果物を加えてみる。
赤いパプリカでもイチゴでもほうれん草でもそれだけです。
大きく変えなくていいと思います。
小さな一つを今日から始めると、それが見えない不調を静かに整えていく第一歩になるんじゃないかなと思います。
ちなみに私の中でですね、これを食べちゃいけない、あれを食べちゃいけないっていう食事法っていうのは、
すごいなるべく避けた方がいいなと思っているんですよね。
なんでかっていうと、あれだめこれだめって言われたら、ストレスたまりませんか。
なので今お伝えした通り、何に何を加えてみるっていうね、そういったマインドでいるといいんじゃないかなと思います。
そうするとちょっと長い目で見ると、気づいたらあれをなくした方がいいと言われていたものが、
自然と食卓から消えていたりとか少なくなってたりするっていうことが大いにあると思います。
ちなみに私はそうでした。
なのでこれもね、ぜひ覚えておくといいかなと思っています。
そして一つだけ大事なことをお伝えしておきたいんですが、健康にいいと言われている食材でも、人によっては体質に合わないことがあります。
食べるとね、体が重く感じるとか、胃腸が不調になるとか、なんとなくすっきりしないっていう場合は、無理に続けない方がいいと思いますね。
みんなにいいは、私にもいいとは限らないんです。
なので大事なのは、自分の体の声に耳を傾けながら、自分と相性のいい食べ物を見つけていくこと。
これが健康な、調子のいい体作りの近道だと思っています。
このポッドキャストのテーマでもある、自分の取説を作るっていうような観点にもつながってますよね。
本当にね、正解は一つじゃありませんし、みんなの体ってみんな違うんですよね。
なので自分の体で試して感じて選んでいく。
それが頑張りすぎない調子の良さを育てていくことだと思っています。
まとめ:見えない不調を整える第一歩
今日は、見えない不調の正体は炎症かもしれないというテーマで、
急性炎症と慢性炎症の違い、あとはアンチインフラマトリーダイエットの基本についてお話ししました。
前回の小麦実験が、今日の話とつながったと感じてもらえたら嬉しいなと思います。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。また次のエピソードでお会いしましょう。
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