#029|その頭のぼんやり、朝食が原因かもしれない:小麦を減らす実験、始めます【わたしとくらしの実験室】
2026-05-19 10:00

#029|その頭のぼんやり、朝食が原因かもしれない:小麦を減らす実験、始めます【わたしとくらしの実験室】

今日は「Brain fog(ブレインフォグ)」、つまり頭のぼんやりについてお話しします。

十分寝たはずなのに午前中から頭がぼんやりする。集中できない、言葉が出てこない、やる気がわかない。そういう日、ありませんか?


実はこの状態、原因が「頭」ではなく「腸」にあることがあります。腸と脳は迷走神経を通じて双方向につながっており(ガットブレインコネクション)、腸の炎症が血流に乗って脳にまで届くことで、頭のぼんやりにつながる可能性があることが研究で示されています。


そして腸の状態を乱しやすい食べ物の一つが、小麦。私自身、パンを食べない日の方が午前中の集中力が高い気がする、という体験があって。気になったので、朝食から小麦を減らす実験を今日からスタートします。一緒にやってみませんか?



■ このエピソードで話していること

・Brain fog(頭のぼんやり)とは何か

・腸と脳のつながり:ガットブレインコネクションとは

・小麦が脳に影響する仕組み

・バナナと卵が頭にいい理由

・朝食から小麦を減らす実験、始めます

・ランチ後の眠気・集中力低下も実験していく予定


■ こんな方におすすめ

・午前中から頭がぼんやりすることがある方

・ランチ後に眠くなって集中力が落ちると感じている方

・食事と体調のつながりが気になる方



頭のぼんやりが、毎朝食べているものと関係しているかもしれない。そう思うだけで、朝食の選択が少し変わってくるかもしれません。


▷ 参考文献: Cleveland Clinic「What To Know About the Gut-Brain Connection」https://my.clevelandclinic.org/health/body/the-gut-brain-connection 

Frontiers in Neuroscience「The Vagus Nerve at the Interface of the Microbiota-Gut-Brain Axis」https://www.frontiersin.org/journals/neuroscience/articles/10.3389/fnins.2018.00049/full



【パーソナリティ】

稲墻麻子 / Asako Inagaki

自分に合った調子のよさを見つける「自分のトリセツ」づくりの伴走者。

心や体の状態だけでなく、仕事、人間関係、環境など、暮らし全体を整える視点から、自分らしく心地よく生きるためのサポートを行っている。

高校・大学時代をアメリカで過ごし、外資系金融・コンサルティング・FinTech企業でマーケティングや顧客エンゲージメントに携わる。

その一方で、フルタイム勤務中に経験した心身の不調をきっかけにホリスティックヘルスを学び始める。

心と体、思考、人間関係、環境、仕事、学び、Joy(喜び)など、暮らしに関わる12の要素を統合的に見つめ直し、自分に合った「調子のよさ」を育てていくホリスティックアプローチが特徴。

現在は、パーソナルセッションやグループセッション、企業向けワークショップ、親子プログラム『OYA to KO』など、多層的に活動を展開。

日本に暮らす外国人への英語プログラムや多国籍チーム向けの企業研修も行い、ヨガや呼吸法、食のアプローチを取り入れながら、科学的な知見と日常の実践をつなぐスタイルで伴走している。

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サマリー

このエピソードでは、午前中の頭のぼんやり(ブレインフォグ)の原因が、脳ではなく腸にある可能性について解説します。特に小麦が腸の炎症を引き起こし、脳に影響を与えるメカニズムを説明し、パーソナリティ自身が朝食から小麦を減らす実験を開始することを宣言します。読者にも一緒に試すことを呼びかけ、今後の実験結果の報告を約束しています。

ブレインフォグとは何か、その原因と腸との関連性
皆さん、こんにちは。私と暮らしの実験室、ホストのInagaki Asakoです。
このポッドキャストでは、がんばりすぎない調子のよさを育てていくヒントを、暮らしの中での小さな実験や気づきとともにお届けしていきます。
はい、突然ですが、こんな経験はありませんか?
十分寝たはずなのに、午前中から頭がぼんやりする。やらなきゃいけないことがあるのに、なんとなく集中できない。
言葉がすっと出てこない。判断が遅い。なんとなくやる気が出ない。
疲れているわけでもないのに、頭の中になんとなく霧がかかっているような感じ。
こんな日ありませんか?私は結構当てはまりますね。
実はこの状態、英語でbrain fogと呼ばれているんですね。
直訳すると脳の霧。
これ、医学的な診断名ではないんですけれども、
頭の中に霧がかかったように、思考がクリアにならない状態を表す言葉ですね。
具体的には、こんな症状があります。
集中力が続かない。言葉や名前がすぐに出てこない。判断や決断に時間がかかる。
なんとなくぼんやりして、頭が回っていない感じがする。
記憶が定着しにくい。やる気や意欲が湧かない。
これってただの疲れじゃないの?って思うような一見、そんな感じかなと思うんですが、
ただ、ファンクショナルメディッセンという機能性医学という分野の視点では、
brain fogは体からの警告サインというふうに捉えているということですね。
そして、その原因が意外なところにあるということが、最近の研究で分かってきています。
その意外な原因というのが、腸なんですね。
腸と脳は、瞑想神経という神経を通して、双方向につながっているんです。
これを、ガットブレインコネクション、腸脳相関というふうにも呼びますね。
聞いたことがある方もいらっしゃるかなと思うんですが、
腸の状態が悪いと、炎症のシグナルが脳に送られるということ。
腸内細菌のバランスが乱れると、脳の働きにも影響が出る。
そして、腸の状態が整うと、脳の働きにもいい影響が出る可能性があることが、研究で示されています。
頭のぼんやりは、頭の問題と思いがちですが、実は腸から始まっていることがあるということなんですね。
腸の状態を乱しやすい食べ物と小麦の影響
じゃあ、腸の状態を乱しやすい食べ物は、何か知ってますか?
この、機能性医学の第一人者の、ドクターマーク・ハイマンという方が、挙げているものをご紹介しますね。
1つ目が、アルコール。
2つ目が、スーパープロセスフード。
3つ目が、人工甘味料。
4つ目が、乳製品。
5つ目が、小麦です。
今、聞いていて、毎日食べているものばっかりという方もいるんじゃないでしょうか。
私も、もちろん、いくつか当てはまります。
今日、特に注目したいのが、小麦です。
最近、日本でも、グルテンフリーという言葉、よく聞きますよね。
グルテンフリー、何かというと、これは小麦とか大麦などの、穀物に含まれるタンパク質の一種、グルテンを摂取しない食事法のことを言います。
もともとは、セリアック病とか小麦アレルギーの治療食だったんですが、
現在では、健康管理とか体調改善のために、広く取り入れられているものです。
このグルテンという成分が、腸の粘膜に影響を与えることがあるんだそうです。
この腸の粘膜が傷つくと、リーキーガットと腸漏れという状態になって、
本来は通過しないはずのものが血液中に入り込んでしまって、炎症が全身に広がっていくんですね。
その炎症が脳にまで届いてしまうことで、頭のぼんやりとか集中力の低下、気分の落ち込みにつながることがあると。
このセリアック病は、グルテンに対する自己免疫疾患なんですが、
それをお持ちの方は特に顕著ですけれども、そうじゃない方もグルテンの感受性によっては似たような症状が出るということが報告されているんですって。
パーソナリティ自身の体験とバナナ・卵の効果
ここで私自身の話をさせてください。
私はですね、週の半分くらい朝食にパンを食べてます。だって美味しいですもんね。
で、最近残りの日はですね、バナナと卵を食べてるんです。
特に実験しようと思ってやっていたわけじゃないんですが、ここ最近やっていてね、気づいたことがあるんですよね。
それが、パンを食べない日の方が午前中の集中力が高い気がするということなんですよ。
で、なんでだろうと思って調べてみたんですね。
そうすると、バナナと卵には脳にとって嬉しい栄養素が含まれているんです。
で、卵に含まれるコリンというのが、記憶とか集中に関わる神経・伝達物質の原料になる。
あとは、バナナに含まれるビタミンB6が脳のエネルギー代謝をサポートしてくれる。
なので、バナナと卵の日の方が、頭がクリアなのはある意味、理にかなってたんですね。
で、私の感覚的にはですね、このグルテンを消化するために体が必死で働いてるから、脳まで余裕がなくなる感じかなと思ってたんですよ、パンを食べた日はね。
で、ちょっと詳しく調べてみると、ちょっと違っていて、
先ほどお伝えした通り、グルテンが腸で炎症を引き起こして、その炎症が血流に乗って脳にまで届くことで、頭のぼんやりにつながる可能性があるということでした。
感覚はね、あってたんですけど、ちょっと仕組みは違ったかなというところですね。
これもね、ちょっと実験で確かめていきたいなと思います。
朝食から小麦を減らす実験の開始と今後の展望
科学的にきちんと確かめるというところまでは難しいですけど、
あとは個人差もあると思うんですが、でも気になったら実験してみるっていうのが、この私と暮らしの実験室のスタイルになりますので、
今日から実験を始めることにします。
で、実験の内容はシンプルです。
まずは、朝食から小麦を減らしてみる。
パンの代わりにバナナと卵、あるいはお米にしてみようと思います。
ハードルを上げすぎず、まず朝食だけ。
で、今後ですけれども、ちょっと平日のランチでも実験していきたいなと思ってるんですよね。
だって、ランチ食べた後って頭がものすごくぼーっとする日ありませんか。
もう眠くなっちゃって、集中力がガタ落ちするっていう日。
仕事をしなきゃいけないんだけど、どうしてもぼーっとしちゃって、もう無理っていう日、なんかあったりしますよね。
で、あれも絶対食べてるものと関係してると思うんですよ。
で、朝食での変化をまず見ながら、次のフェーズとしてランチでも試していこうかなと思ってます。
どれくらい続けるか、体の変化を見ながら決めようと思ってるんですが、
まず観察するのは、午前中の集中力と頭のクリアさ、食後の眠気、気分の変化などかなと考えてます。
結果はね、またエピソードでご報告させてください。
もしこのエピソードを聞いて、私も頭がぼんやりすることがあるなぁと感じた方がいたら、ぜひ一緒に試してみませんか。
ほんと難しいことはしなくて、全然大丈夫で、まず1週間ね、朝食の時だけ小麦を減らしてみる。
私と同じにするんだったら、パンをお米にしたり、バナナにする、卵にするとかね、それだけです。
変化があったかどうか、ぜひ感じてみてください。
頭のぼんやりが食べているものと関係しているかもしれない。
そう思うだけで、毎朝の朝食の選択が少し変わってくるかもしれませんよね。
はい、今日はね、ブレインフォグ、頭のぼんやりの正体と腸と脳のつながりについてお話ししました。
私自身の実験、朝食から小麦を減らしてみるを、今日からスタートすることを宣言しました。
結果はまたね、別のエピソードでお伝えします。
ぜひ楽しみにしていてください。
今日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次のエピソードでお会いしましょう。
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