土壌診断の課題
おはようございます、あさひです。
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、土壌診断についてです。
土壌診断の大事な土取りですね。土取り、これまだ、補助から5カ所取りしているの?というテーマでお送りしていきます。
よく土壌分析、土壌診断のマニュアルを読むと、1つの補助、1筆から5カ所ですね、土、四隅プラス中央の5点取りをして、1つの検体として混ぜてね、
補助の平均値を出すというようなやり方が一般的に良しとされてますよね。この通りにやっている方がいるかどうかはさておき、これが正しいという土壌の土の取り方ですね。
ただし、私はこれを全く推奨しておりません。これはやめた方がいいのではないかなというぐらいの気持ちでいます。
実際どうでしょうか?皆さんはちゃんと5点取りで土壌診断の土採取していますか?
基本的にはそんなのやってられるかという方が多いような気がするので、補助から1点取りしているんじゃないかなと思うんですが、私もそれを指示しています。それでいいんじゃないかなと思っています。
なぜかというと、今補助の広さって非常に大きいですよね。1つの一筆の補助が何ヘクタールにもなっているケースがどんどん増えてきています。
その広い畑の平均値を出してどうなるんだというのが私の考えなんですよ。平均を出したところで一体何をしたらいいのか私はよくわかりません。
この補助の平均値の分析値なんですけど、土壌診断書なんですけど、施費を考えてくださいと言われても当たり障りのない施費にしかならないと思うんですね。
もちろんその補助が平均的な収量が良いということで特別問題がないのであれば現行の施費でいいかなと思いますし、多少コストカットできるような施費設計はご提案できるかもしれませんけど、
それだったら私でなくても皆さんでできるんじゃないかなと思うんですね。
これからの時代、特にスマート農業において大事なのは土壌分析の土は1点取り、スポット的な1点取りが大事だと私は考えています。
なぜかわかるでしょうか。今スマート農業によってすごく繊細な施費ができるようになってきましたね。繊細というかいわゆる可変施費ですね。
セクションコントロールも似たようなところがあるのかもしれませんが、こういうことをすることで1枚の補助であってもここは厚めにヒリを巻く、ここは薄めに巻くということができるわけです。
1つの補助といっても、先ほど言ったように何ヘクタールの面積ですから、こっち側は生育いいんだけど、こっち側がいつも生育悪いんだよね。結果的に収量も劣るんだよねということになってきますよね。
そうなったら、その1つの補助の平均値の土壌診断書を出したところで全く使い物にならないわけです。そうではなくて、あっちの例えば東の端っこと西の端っこで全く結果が違うのであれば、生育の結果、収量の結果が違うのであれば分析値も違うはずなんです。
だとしたら、そこここに合わせた施肥をしていかないと全く意味ないんですね。ただ、可変施肥をするにしてもどれくらいの窒素、リン酸、カリを入れたらいいのか分かりませんから、そういう意味では西の端と東の端で、その補助の両極端で土壌分析の結果を出して、それに合わせた施肥設計を事前に組まないと可変施肥が意味ないわけです。
そのために土壌分析はスポット的に取った方がいいと私は考えています。
データの蓄積と施肥設計
その代わりに大事なことは、毎年、毎年じゃなくてもいいですが、土壌診断をする際には定点観測をすることですね。
ここから土を取ったというのを、Googleマップを使うのがいいと思うんですけど、ピンを刺しておいて、次回取るときもほぼほぼ同じところから土を取りましょう。
そうすることで、そのスポット的な分析の結果、これを傾向を観察することができますね。
石灰を撒いただとか、何か特別な資材を撒いたんであればそれが反映されるのか、それともあまり変化がないのか、これを見ていくことができます。
リスナーの皆さんは可変施肥を実施していますか?
今、ザルビ王だとか、警察のようにGPSのシステムもすごく優秀なものが増えてきているので、使いこなす方が難しいと思うんですが、
一生懸命勉強してやろうと思ったらできると思いますし、実際にやっている農家さんも一定数いると思うんですよ。
なので、せっかく出てきたこういうITツール、これはできれば使いこなしていきたいですよね。
それを使いこなす上で、やはり土壌診断書というのは大事なデータになってくるわけです。
それを使うのに補助の平均値があっても全く役に立たないと私は思いますが、皆さんはどう思いますか。ぜひ意見をお聞かせください。
北海道も間もなく雪が降ると思いますので、土を取れるのは今ぐらいがラストかなと思います。
来年のためにぜひ土壌診断をしておきましょう。
毎年じゃなくてもいいです。全補助じゃなくてもいいです。
大豆が終わった後とかビートを取った後とか、何か決め打ちで毎年のように取っていくのがいいかなと思います。
そうすることで全補助じゃなくてもローテーションで土壌診断をすることができると思うので、
そういうところでデータを蓄積していけたら、可変性費だとかもできるようになってくるのではないかなと思いますので、
全筆じゃなくていいのでやっていきましょう。
はい、ということで今日の内容は以上になります。
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