頑張ることの限界
おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者でうつ病診断も受けている僕が、
営業職としてのリアルな日常や日々の試行錯誤を通じて、
発達障害でも人生を生き抜くスキルやマインドを発信しています。
ちょっと最後の最後で噛んでしまいました。
新しいイントロにまだ慣れきっていない本日ですが、
元気に気にせずやっていこうと思います。
今日のテーマは、何でも頑張ることで解決しようとしてしまう愚かさについてです。
自分で言っていて耳が痛い話ですね。
分かっているんですけど、ついついやりがちな悪い思考方法というか、
努力の仕方について、自分を戒める意味でも、
今日はテーマに取り上げて、この配信を自分でも聞き直して、
定期的に自分の行動を修正していこうという考え方でやっていこうと思っています。
まず大前提として、僕は基本的に頑張ることが得意です。
人一倍努力できる自信があります。
普通の人はそんなに毎日できないよということもストイックにやれる覚悟を持っている、
自負をしているのが僕自身です。
そこが自分の強みということで、長所ということで、
これまで結構難しい場面も乗り切ってきたし、
過去自分の人生を遡っていくと、受験勉強だったり就職活動だったり、
僕が就職活動していた頃は氷河期で、リーマンショックだった頃の氷河期で、
本当に100社エントリーして1社内定帰るかどうかという時代だったんです。
今と全く違うんですけど。
その就職活動をどうやって勝ち抜いていくか、
それから就職した後は営業職だったので、
どうやって営業マンとして商品を売るか、新規顧客をゲットするか、
どうやって数字を積み上げるかというところなんかも、
自分のフットワークとか努力できる、
自分の強みをフルに生かして生き延びてきたというところがありますので、
僕自身はここにかなりアドバンテージを持っているというふうに捉えています。
ただしこれはボロ派の剣なんですね。
頑張ることで一定の成果は確かに出るんですけど、
頑張りすぎることで消耗してしまいます。
消耗した挙句の果てに僕はうつ病になりました。
なので一定の限界を超えてしまうと、
それは頑張っているんじゃなくて無理をしているという、
それだけなんですよね。
なので自分の体力の限界を超えて努力していると、
やっぱり人間は壊れてしまうわけですね。
なのでただただ必死超えて頑張ればいいというわけではない。
そういうことは卒業しようというふうに、
自分はうつ病になってから考え直しました。
日本の教育制度の影響
僕自身はあまり良くない意味でクソ真面目なんで、
言われたことをきっちりやろうとしたり、
相手の期待に応えようとしてしまうので、
こういううつ病になってしまうような性格になってしまったんだろうと思いますが、
要は遊び心とか、ちょっとふざけたり、手を抜いたりというね、
ずる賢く生きるという要素に欠けているのが僕自身なんですよね。
なのでこういうところを性質を持っている方は、
ちょっと注意しなきゃいけないなというふうに僕は捉えているんですが、
なんでこうなっちゃったかというと、
多分日本の教育が基本的にこういうふうに導いていると思うんですよ。
真面目にやりましょうと、ルールを守ってやりましょうと、
みんなで足並み揃えてやりましょうというふうに、
日本の教育制度は整っていると思うんですよね。
なのでみんなが一律同じようなスキルを持っている。
ここを一定のスキルを持った人間を量産するような感じで、
高度経済成長とかを支えたのは、一定のスキルを持っているから、
みんなが読み書きできるとかね、そういうところがあったからこそ、
日本の戦後復興を成し遂げられたというふうに評価もされますが、
逆に何でもかんでも頑張ることで、
みんなと同じように幸せになるという時代でももうないかなと思うんで、
ここはちょっと注意しなきゃいけないなというふうに僕も思っているし、
自分の子供に対してもそこを横並びではダメだよねというふうに感じているので、
自分の子供に対しても良いところ、悪いところを踏まえて、
良いところを伸ばしてあげようというようなスタンスで、
自己成長のバランス
僕はちょっと子育てに当たっているんですが、
それでも若い頃は、少なくとも学生の頃までは、
何でもいいからとにかくがむしゃらにやれば一定の成果は出るという、
そういう環境にいると思うんですよ。
ここはちょっと学生と社会人とここの差が結構大きく出るかなというふうに
思っています。
学生の頃って要は未成年の頃は学業が最優先ですよね。
受験勉強にしても受験しないにしても、
学校のテストで良い点数を取るための勉強にしても、
やっぱり出題範囲が決まってますよね、問題って。
こっからここの範囲で問題が出されますよ。
なのでそれを解けるように勉強しておきましょうということで、
範囲があらかじめ決められている中で、
テスト勉強する、受験勉強するということになるので、
その範囲内で勉強すればするほど、それは知識はつくし、
記憶力も良くなるし、得点は伸ばせるという、そういう期待ができます。
だからやればやった分だけ成果は出ると思うんですよ。
ここはどれだけ頑張れるかの違いだと思いますね。
他にも、例えば部活動をやっていましたという場合、
それが体育会系であろうと文化系であろうと、
基本似たような状況で、例えば僕はバスケ部でしたから、
毎朝アサレンをやっていまして、シュートを死ぬほど打っていましたけど、
僕の場合は毎朝100本シュートが入るまで打ち続けていました。
なので高校1年生から3年生までの間で、中学校からやっていましたけど、
高1から高3の途中までずっとアサレンでシュート練習をしていたので、
最初の頃は別にシュートは自分の武器ではそれほどなかったんですけど、
高3の頃には結構僕の武器はミドルレンジのシュートになっちゃいました。
それを図らずもそうなりました。
だからそこは必死に周りの人よりも早く朝来て、ひたすらシュートを打ち続けるという、
脳死で何も考えずにそれだけやっていれば結果はついてきたんですよ。
例えばこれが体育会系じゃなかったとしても、
バイオリンをやっている方だったとしても、ひたすらバイオリンを弾いていれば、
それがその努力の仕方があったようが間違ったようが触れていれば、
それなりにやっぱり上手になると思うんですよね。
最終的にはいい指導者がいるとか、
その個人のセンスとかそういうところが組み合わさって、
その人の実績とかパフォーマンスは決まると思いますけど、
それでも1日1時間練習する人と1日10時間練習する人では、
圧倒的に10時間練習した方がその人の能力は伸びると思うんですよね。
ここもやっぱり必要よりも量がものを言うと思うんですよ。
だからひたすら練習する、ひたすら打ち込むということをやれば、
ひたすら頑張れば、それなりに結果が出てくるという世界を生き延びてきた僕らだと思うんですよね。
だとしたら、その方向性で何も考えなければ、
その考えのまま、その思考方法で社会に出てくるわけです。
社会に出てきて、僕らはそのままとにかくがむちゃらにやれば結果は出てくる、
なんとかなるだろうというふうに思ってやってしまいますよね。
そのままやってしまって、そこそこ上手くはいくと思います。
特に社会人1年目とかは、もう右も左もわからない。
その業界のことも大して知らないし、
その社会というかその企業のこともね、
自分が入社した会社のこともほとんどわからないと思うんで、
とにかくやればやった分だけ失敗もするけど成功もする。
失敗から学べば知識や経験も身につくわけで、
とにかく1年目、2年目、3年目ぐらいはがむしゃらにやった方が絶対的に成長すると思うんです。
思うんですが、このスタンスで10年とかやってしまうとやっぱりね、僕みたいになるんですよ。
だんだん知識が増えて視野も増えてくると、
同じレベルの努力をあっちこっちでやろうとしてしまいがちなんですよね。
ここがちょっと僕のアホなところなんですよね。
同じような努力のレベルで今までやっていたことを全部やろうとしてしまうんですね。
ここでやっぱり無理が生じてしまう。
例えば僕の場合は、営業職としてどうやって売り上げを伸ばすかということに一点集中していました。
仕事中はもちろん知識を習得して、フットワークでひたすらお客さんを訪問して、
この人はどうやったら買ってくれるか。
買ってもらうためには一定の貢献、何か先にギブをしておかなきゃいけない。
どんな情報をお届けしたら喜んでもらえるか。
どんなことをしたらこの人の役に立つことができるか。
どうやったらこの人の笑顔を引き出せるか。
ここだけをひたすら考えてやっていました。
そのためにプレゼンスキルとかコミュニケーション能力とか、
あとは業界知識とか、この辺を僕は休みの日も本を読んだりして勉強していました。
それがむしろ僕にとってのゲームみたいな感じで、
自分の数字を伸ばすためにそこから逆算して何ができるかっていうのをゲーム感覚でやってたんですね。
だからやらされてるっていうよりも自ら楽しんでやっていたっていうところがありました。
結構しんどかったですけど、それは何をやっても同じことで、
部活でもやっぱり練習はしんどいですよね。
しんどいですけど、やっぱり勝利のために頑張るとか、みんなで頑張るとか、
ここで一定の達成感とかこの辺の喜びをかみしめるために、
そのプロセスは多少きつくても頑張るっていうね、
そういうところがあったので、僕は必死になってそこを自分の自己検査を通じて結果を求めていたというわけです。
これによって僕はそれなりの営業成績を残すことができたと自分では振り返っているんですけども、
あるときそれなりに評価をしてもらうことができて、
後輩指導とかいろんな業務とかを掛け持ちするような役につかせてもらいました。
ってことは自分の業務は増えるわけです。後輩の面倒も見なきゃいけない。
その中で必死こいて同じようなスタンスで営業としての活動をしようとするとやっぱり無理なんですよ。
今自分の24時間そこから睡眠を削ってほとんどの時間を自分の営業活動のことだけに一点集中して生きてきたわけです。
そこに何を削るわけでもなく、別なことをさらにプラスアルファやろうとすると絶対に回らないわけなんですよね。
回らないんだけど、今まで努力して頑張ってきたから今回も努力すれば、
何とかやりくりすれば絶対生きるはずだっていうね、自分には努力しかないんだと。
そこで周りとの差別化を図ってきたのに、それができなくなってしまったらもう終わりだということで、
頑張りすぎの危険性
僕はもう自分に鞭打ってそこをやってしまったわけです。ここがね、ちょっと僕のね、アホなとこだったんですね。
これをやってうまく回らなくなったと。で気づいたらあっちもこっちも業務が滞っていて、で上司から怒られるわけですね。
そうなるとだんだんだんだんうまくいかないことがたくさん出てきて、泉があちこちに出てきて、でそのうち指摘されることが多くなって、
で上司もね、仕事が回ってないのをだんだんね、気になってくるから、僕への当たりも強くなってくるわけですね。
で、僕はうまくいかないもんだからガムシャラにやるんですけど、だんだんこう、ケアリー・スミスもね激増してくるんですね。
もともと多かったのにさらに激増するということで、もうだんだん上司も怒ってくるし、
僕のケアリー・スミスは一向に減らないし、一生懸命やってるのにどうしてうまくいかないんだということで、
僕は僕でもうね、機嫌が悪いんですね。ストレスをいっぱい抱えてしまっているわけです。
でこの時僕は初めて自分がこれなんか病気なんじゃないかっていうふうにね疑い始めたんですね。
まず頭が回らなくなってきたし、でなんかミスもやたら多いし、てかもともと多かったじゃないかっていうふうに思って、
これは何か変なものを持ってるんじゃないかっていうことで調べたらADHDっていうところにぶち当たって、
診断を受けたらまさにそういうことだったんですよね。
でうちとADHDの同時診断を受けるということで、そこで僕は挫折したわけですね、一回ね。
そこから這い上がろうとして今必死に頑張っているわけですが、
そういうことで、そういうプロセスを経て今の僕が成り立っているというか、いるわけですね。
それを振り返った時に今の僕が過去の自分を見て、何をやめるべきだったのか、
何を改善するべきだったのかっていうと、そもそも同じレベルで全てをやろうとしたことがそもそもの間違いですよね。
僕自身は常に120点を目指して何でも当たってきたわけです。
でも120点のものを一つ持っていれば、それはそれで素晴らしいとは思うんですけど、
120点のものを一つだけじゃなくて、それを二つ三つ、あっちもこっちも120点取ろうとしたら絶対無理なんですよ。
でも賢い人たちは120じゃなくてもいいや、80点ぐらいでいいから、
80点も取れれば十分だから全てうまくやろうというふうに普通は考えたわけです。
でも僕はアホだったのでそういう考えができなかったんですね。
全部で完璧を目指してやろうと、完璧主義がここで災いしたということになります。
これまで学生の頃はテストであれば出題範囲が勝手に決まっていました。
そうですよね。国語の範囲はここ、英語の範囲はここ、数学はここっていうふうに1章2章とかいう出題範囲が決められていました。
だからその範囲の中で頑張ればよかった。範囲は誰かが設定してくれてたわけです。
ただ社会に出るとそんな範囲は誰も設定してくれません。
自分で考えて自分でここを頑張るぞと、今年はここを頑張るぞと、来年はここをやるから今年はここというふうに自分の中で計画性を持って行動をしなければいけない。
だから自分で努力する範囲を決めなければならない。
努力する範囲を決めるということはやらないことを決めるということの裏返しでもあるわけですよね。
だから僕はそこを切り捨てる勇気を持っていなかったということになります。
ここが一番のダメだったところかなというふうに振り返って思います。
だから一言で言うなら、あれもこれもやろうとするな、そしてすべてで完璧を目指すなと。
この一言に尽きるわけなんですが、当時の僕はそんなことを全く知り惜しみません。
すべてを完璧にこなそうとしていた。
ここで無理が生じたというね、この結果、結論これにつきますね。
先日の配信でもお話ししました2倍成長と10倍成長の話ありますよね。
あれで僕はまさに悪い方、2倍成長をやろうとそういう思考法で生きていたわけです。
今100の結果があった。
それを2倍にするためには活動量を2倍にするしかない。
そういうふうに自分に鞭打ってやろうとしていた。
でも今本当に必要なのは2倍成長じゃなく10倍成長。
やるためにはこの10倍を目指すためには2倍の活動量を増やすだけでは絶対に成し遂げられない。
何かを辞めて何か別なアイディアを持って注力するべきところをポイントを絞って
そこに注力したらもしかしたら10倍になるかもしれない。
そういう思考方法で自分の努力のやり方も変える。
こういう方法が多分必要だったんだろうなというふうに思っているので
この10倍成長は改めて僕は実践していきたいなと思っています。
しかも2倍成長よりも10倍成長の方が簡単だってこの本の著者が言っているぐらいなので
わざわざ難しい方に大変なのに注力する必要はないですよね。
もっとシンプルにテコの原理を活かすような感覚で
10倍成長の思考方法を実践していきたいなというのが今自身の僕のスタンスというか立ち位置ですね。
ということで何でもかんでも頑張って解決しようというのは
明らかに愚かな考えであるというふうに僕は今感じていますし
過去の自分に教えてあげたい。
人一倍努力できることは素晴らしい能力だと思うし
僕もそれは自負しているし周りに差別化するための大きな武器だと思っていますが
その努力の仕方をちゃんと考えないとただの消耗になってしまう。
ここは本当に神一人だなと思うので気をつけましょうと
自分に言い聞かせるつもりで皆さんにも共有しておきます。
気をつけてください。
何でもかんでも頑張るといつか消耗して鬱になってしまうかもしれないし
万が一鬱じゃなかったとしてもバーンアウト
効果的な成長の考え方
燃え尽き症候群になる可能性があります。
燃え尽き症候群は世界的にも結構発表があって
科学的にも発表があって
一時かなりキャッチーだった話題かなと思いますので
日本人も結構真面目に頑張ってしまう方が多いかなと思いますので
気をつけていきましょうということで
今日の内容は以上になります。
参考になるところがあれば嬉しいなと思いますので
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よろしくお願いします。
ではまた。