1. 土壌医あさひのオモテじゃ語れない農業トーク
  2. 〇〇を知らないと土壌診断書は..
2025-11-06 09:50

〇〇を知らないと土壌診断書は読めない

ブログ記事
https://green0017.conohawing.com/hokkaido-soil-analysis-guide/#index_id10

#農業 #肥料 #土壌 #土壌改良 #土づくり #北海道 #土壌医 #農業経営アドバイザー #CEC
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サマリー

このエピソードでは、土壌診断書の重要項目であるCECについて解説し、CECの高低が土壌の特性や経営に与える影響を考察しています。特に、CECの値が肥料の保持能力や作物の収穫にどのように重要であるかに焦点を当てています。

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おはようございます、あさひです。
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CECの基礎知識
今日のオモテじゃ語れないトークは、土壌診断書に出てくる大事な項目、CEC、これが読めないと土壌診断書は読めない、こういうテーマでやっていこうと思います。
今回も私が書いてアップしたブログ記事、これを参考にお話ししていきます。
ブログ記事だけではわからないプラスアルファの話なんかもしていきますので、ぜひ最後まで聞いてください。
まずタイトルの空欄、これについてはCECが答えであるとわかったと思いますが、それぐらいこの項目非常に大事なんですね。
ではまず基礎的なところ、CECとは何かというところなんですが、これは石灰、駆土、カリのような溶イオンと呼ばれるものですね。
これを土壌が保持できる容量を示しています。
よく土の胃袋の大きさと言われたりしますね。
もっと噛み砕いて言うならば、缶の100g、乾いた土が100gあったとして、この100gの土が保持できる石灰、駆土、カリの割合の合計がCEC、ミリグラム当量という単位で呼ばれます。
実はこのCECの測定には結構な手間と時間がかかるんですね。
なので分析項目にはない場合もあるかなと思います。
ただしこれがないとちょっと難しいんです。
何が難しいかというと、その診断書が意味するところをCECがないとちょっと判断できないんですね。
仮にpHが高いだとか低いだとか出た場合にも、CECがわからないとどれぐらい石灰が売れていいのかわからないということがよくあるんです。
なので分析項目にCECがない場合、もし有料オプションをつけることでそれを測定してもらえるなら、必ずこれはつけてほしいなというのが私の思いです。
CECの高低による影響
それではこのCECが高い場合と低い場合、どのような違いがあるのかこれについて解説していきます。
土壌的な意味と経営的な意味の両方の観点からいこうと思います。
意味するところはこれは同じなんですけど、ちょっと違う表現でお話ししていきます。
まず土壌的な観点でいくと、CECが高い土壌というのは、肥料をたくさん保持できます。
胃袋が大きいので、たくさん石灰、駆土、カリーなんかを入れたとしても保持できるんですね。
よく砂地であれば肥料がよく流れやすいというふうな表現もされるんですが、砂地はまさにこのCECが低いんです。
胃袋が小さいので、たくさん肥料を入れても多くが流れちゃうんです。
胃袋で言うならば、胃袋が大きい人というのはたくさんのご飯を食べられます。
だけど胃袋が小さい人というのはちょっとのご飯しか食べられないんですね。
胃袋が小さい人にたくさんのご飯をあげてもほとんどは食べきれず捨てる羽目になってしまいます。
これが肥料がたくさんあげても流れてしまう故障の特徴です。
経営的な意味で言うならば、たとえばせっかく農業なんで、
玉ねぎの例えでいきましょう。
玉ねぎをたくさん在庫しました。この玉ねぎをたくさん販売してお金に買いたい。
だけどCECが低い保障では、せっかく収穫した玉ねぎがどんどん腐ってしまうんですね。
在庫としていっぱい持ちたいのにどんどん腐ってしまう。なのでお金に変わらない。
だけどCECが高い保障であれば、倉庫みたいな感じですね。
倉庫が大きければ良質な環境の中でいつまでも良い玉ねぎを良い品質のまま保管できるというような感じです。
そして一番大事なことは、このCEC、高いところ低いところあると思うんですが、
簡単には数値が変わらないっていうのが一番大事なポイントです。
よく砂地などでCECが低い場合、このCECを大きくするにはどうしたらいいのかみたいな観点、
考え方を持つ方もいるんですが、簡単には変わりません。
CECの数値っていうのは土壌中の粘土鉱物の種類や量によって影響されます。
なのでこの土壌鉱物の量を降り出すのは簡単ではありません。
というかほぼ不可能に近いです。
なのでたくさんの有機物を入れれば数年単位で変わることはあるかもしれませんが、
人為的にこれを大きくしよう、少なくしようっていうのはなかなか難しいです。
無理と言っても過言ではないかもしれません。
じゃあどうするのかというと、これはセヒ設計で対応するしかないんです。
セヒ設計で変えるとはどういうことか気になりますよね。
まずCECが大きい高い補助の場合、この場合は元火に一発たくさんの肥料を入れても、
この土は肥料を蓄えることができます。保持できます。
そして干渉能が大きいというのは数日前の配信でもお話しした通りで、
この干渉能が効くので肥料焼け、根痛みも非常に少ないと思われます。想定されます。
もちろん絶対ではないですが、比較的そういうトラブルというのは起こりにくいかなという風に考えられます。
なので元火にたくさんの肥料を入れてもそれが長々と効いていることが多いかなという風に、
そういうセヒ体系が効くんですね。効くというか可能です。
追肥をしなくても何となく長くダラダラと肥料を効かせられることが多いかなと思います。
一方でCCが低い土壌の場合、こういう土壌であれば元火一発ドカンと肥料を入れたとしてもほとんどが流防してしまう可能性が高いです。
もちろん作物が吸える部分は吸うと思うんですね。
吸い切れない部分は流防してしまうと思います。
流防するということは環境汚染にもなりますし、
何よりお金でせっかく買っている肥料を捨てているということになってしまいがちです。
なのでこういう場合は元火にたくさんの肥料を入れてもなかなか効果的ではないです。
ではどうしたらいいのか。これは追肥というか分泌の発想ですね。
分けてセヒしていくしかないんです。たくさん入れても流れてしまう。
であれば少量を高い数に入れていくのが一番ベストなんですね。
それからこういう土質の場合は先日観光性肥料は使うんじゃないというようなテーマで
趣旨で配信したエピソードもあるんですが、こういう場合に限っては観光性はありかもしれません。
もちろん追肥するんであればそっちの方が私は絶対にいいと思うんですが、
なかなかセヒ体系的に作業体系的に追肥は難しいということがあると思います。
理想論は別として現実的には無理だということがあると思うんです。
そういう場合には観光性肥料を頼るしかありません。
肥複要素だとか自信アンジアミドだとかいろんな観光性肥料の種類があるので
コスト的に一番安価なのは安く済むのは自信アンジアミドではないかなと思うんですが
何日タイプっていう肥複要素これは目処が立てやすいので計画が立てやすいので
これも多少効果かもしれませんけどこういう場合には有効に選択肢をしてね
使うのも一つの手段としてはありかなと思います。
要するに手間をお金で買っているということですね。
肥料を考えるときにはこういうことCCと絡めながら他の要素他の項目ですね
分析項目の数値も考えていかなければならないんです。
リン酸だとかカリだとか過剰だったり欠乏していたりすると思うんですが
欠乏している場合CCが低いと少ない量の補給で満たされる可能性が高いです。
一方でCCが高いのに養分が過剰ということは胃袋がでかいのに相当肥料が入っているというような観点もあります。
なのでCCという項目を見るときには単独ではなくて
他の項目との掛け合わせで補助全体を考えていくのが一番いい土壌診断書の見方かなと思います。
以上がこのブログでも紹介している内容になるんですが
せっかくここまで聞いてくださった方にはプラスアルファの情報として
知っている方ももしかしたら多いかもしれませんが
土壌と除草剤の関係
除草剤ですね、特に土壌処理剤
こういう剤については土壌中に一定の処理層を作って草が生えてくるのを抑えるという土壌処理なんですが
これの効き目が砂地の場合は強く出てしまうことがあります。
なので比較的強い土壌処理剤、除草剤を使う場合
この砂地だとかCCが低い土壌では略害が起こるリスクが高まります。
なのでどんな除草剤を選ぶかこれもCCとの絡みが結構大事になってきます。
除草剤のパンフレットをよく読んでみると
実は砂地の場合は略害が出やすいので注意してくださいというようなおふれが書いてあることがあります。
こういうところがありますので除草剤は使う前によくその注意事項なんかを見た方がいいかなと思います。
土壌改良とは直接関係ありませんがちょっとした豆知識でした。
では今日の内容は以上となります。
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励みになりますのでよろしくお願いします。
では引き続き農業経営の勝ち筋を一緒に考えていきましょう。
ではまた。
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