幸福度ランキングの傾向
みなさん、こんにちは。あらやでございます。
今日は、幸福度のランキングがあります。
世界の幸福度ランキングは、みなさんは見たことがあると思います。
このランキングに騙されないようにしようと、話しましょう。
よく、日本は幸福度ランキングが低いと言われたり、
フィンランドやスウェーデンなどの国は、世界一幸せな地域だと言われています。
幸福度ランキングが高いと言われています。
日本は、40位とか50位といって、めちゃくちゃ低い、先進国の中で最低ですよ、と言われています。
でもね、こういうのって、ポジショントークだったりとか、統計だったりとかって、印象操作のところがあったりするんですよ。
実際にね、日本に住んでて、なんでしょうね、そこまで不幸か?っていうことなんですね。
あなたは、今、日本に住んでて、すんごい不幸ですか?ってことなんです。
じゃあ、どこと比べるか?っていう話はあるんですけどね。
例えばね、戦争やってる地域でね、明日死ぬかもしれない、今日死ぬかもしれないって地域の人と、
今、僕たちが日本ですので、どっちが不幸か?なんて比較し始めたら、絶対に僕の方が幸せだと思うんですよね。
で、このランキング自体、そういう極端なレイヤーを置いといても、根本的におかしいんですよ。
これ何でかっていうと、よく他の統計見ると、北欧ってめちゃくちゃ自殺率高いんですね。
とか、あとは別のね、研究とかですと、寒い地方って基本的に自殺者増えやすいし、鬱になる患者って寒い地域の方がなりやすいっていう研究があったりとか統計があったりするんです。
自殺者が多いってことは、幸せじゃない可能性の方が高いじゃないですかね。
鬱が多いんだったら、鬱の人幸せかって言ったら、絶対幸せじゃないんですよ。
私、鬱なのにめっちゃ幸せですって鬱の最中に言えるかって言えないですからね。
鬱ってめっちゃしんどいんでね。
で、じゃあね、この幸福度調査って5段階評価だかね、何段階評価って、1が不幸です、5が超ハッピーですみたいな質問の仕方していくんですけど、
日本ってね、そもそもこういうのやった時に、私1ですとか私5ですって、何でしょうね、極端に0か100かで振る人めちゃくちゃ少ないんですよ。
なんか日本でね、そもそも謙遜する文化とか、あんまり本音で言わない文化、私超ハッピーなんですって言うと、なんだよあいつみたいな感じになりがちな同調圧力がある文化なんで、
基本的には、最近どうですかとか、最近調子どうですかって聞かれたら、まあまあですねみたいに答える方がすっごい多いと思うんです。
あとは、最近儲かってますかって言われて、いや儲かってますよなんて言う人、あなたの周りとか、あなたが自信持って、いや全然お金ないです、1ミリもお金ないです、もうあの借金がこんだけあって、
もう借金取り立てに追われてて超大変なんですよなんてはっきり言う人もいないし、いやもう今月1000万儲かっちゃって、もううなぎ登りですわ、めっちゃ金あるんですよなんて人もあんまりいないと思うんです。
Xとか見てたら極論で増える、なんていうんでしょうね、どっちもいるんですけど、実際に対面でとかなんか調査で、公的な調査で聞かれた時に、そんなになんでしょうね、極端な、0とか100とかで言わないんですよ。
一方でアメリカ人とか欧州ヨーロッパの人っていうのはめっちゃいいですよ、エクセレントって答える人いるし、不幸な時はもう本当に、本当に不幸なんだよってことを、彼らは本当になんでしょうね、ちゃんとはっきり答えるというか、極論で振り切って言う文化なんですね。
だから幸福度ランキングって実際の幸福度が測れるかどうかっていうと、文化的な表現の違い測ってるだけなので、ちょっと微妙なんですよね。
で、これってビジネスの世界では全く同じことが起きてるんですけど、日本人ってね、いやちょっと分かんないですけどできるかもしれません。
ひとまずやってみますって言うけど、アメリカ人とか欧州の方って、まあ任せてください、超できますよって言い切るんですよ。
まあ海外の人、そういう人、そういう文化のところの方が多いかな、まあそうじゃない国もあるのかもしれないですけど、わりとね、どこの国の人と会話しても、いやできます、めっちゃできますって言うけど、
実際やらせてみると日本人のがちゃんとはできてたりするっていうのがあります。
だからこの文化的な違いを理解しないで表面的な数字だけで判断すると、めちゃくちゃ間違うっていうことですね。
で、なんでこんな話してるかっていうと、それっぽいデータなんていくらでもあるし、ポジションを取ろうと思えばそっちのデータを引っ張ってくるっていうのがたくさんできるんですよ、人間っていうのは。
個人の幸福感と考察
なんで、あんまり偏らないでほしいなって思います。
偏っていくと仕事ってうまくいかなくなるし、人生ってやっぱりあんまりうまくいかなくなるなって思います。
中庸の視点を持つことが僕は大事なんじゃないかなっていうところですね。
それっぽいデータがどういう基準やどういう方法で取られたかっていうことを見ないと、印象操作とかに簡単に乗っちゃうし、陰謀論とかに騙されたりとかしちゃうんですよね。
別に一般的に消費者として生きてるんだったら別にいいんですけど、販売者、ビジネスを自分でやっていこう、これが副業だろうが独立的業だろうがどっちでもいいんですけど、
どっちでも一緒なんですけど、こういうデータのリタラシーっていうか、常に何らかの糸が働いてやってるっていうことを身につけないと間違った戦略を立てちゃうよってことですね。
まとめると、僕は北欧が幸せ、日本が不幸なんて思わないんです。
実際に住んであることある人に聞いてみてください。それぞれ良い面悪い面あるって答えるはずです。
日本の税金高いって言うけど、北欧もめちゃくちゃ高いですからね。
日本ほど自由で、宗教も自由で、仕事も自由で、何好きかって言ってても大丈夫って国ってなかなか世界見ても少ないんじゃないかなと思います。
大切なのは表面的な数字に騙されずに、あなた自身の目で見て、目で見るだけじゃなくて、あなた自身の頭で考えることですね。
あなたは、もしこれ別に日本人同士でもいいですよ。あなた今幸せですかっていうのを、人とか他国との比較じゃなくて、あなた自身の感覚としてどうなんだろう。
もし不幸に感じているなら、何が不幸なんだろう。この不幸はどうやったら取り除けるかなとか、幸せだって答えるなら、何がなくなったら私は幸せじゃないかなっていうのを、一度自分に問いかけることで、自分が何をしていったらいいのかっていうのが見えてくるようになります。
今回のお話は以上になります。次のラジオでまたお会いいたしましょう。