幸福度のカテゴリ分析
こんにちは、お願いします。
こんにちは、よろしくお願いします。
今日は、話したいことがあって。
もちろん、どうぞ。
過去の幸福度の研究から、4つのタイプですね。
貧困から貧困、貧困から浮遊、浮遊から貧困、浮遊から浮遊という4つのタイプに分けて、
そういったそれぞれのカテゴライズして、その時にどれが一番幸福度が低くて、
どれが幸福度が大きいのかというのを調べたので、それを聞いてください。
質問とかしてください。
なるほど、興味深いですね。
どのカテゴリーに属する人が一番幸福度が高いとか、逆に低いとか、結果はどうだったんですか?
どう思います?
私の予想では、貧困から浮遊に移行した人が一番幸福度が高そうですけど、
逆に浮遊から貧困に落ちた人は幸福度が低そうですよね。
でも、実際のデータはどうだったんでしょうか?
おっしゃる通りですね。
実際もその感じで、一番いいのが貧困から浮遊ですね。
社会的流動性の向上が幸福度を最も高め、
年収増加や生活満足度の向上が直結すると。
2番目が、ここからどんどん落ちていくんですけど、浮遊から浮遊ですね。
経済的安定と社会的支援が持続し、幸福感が高い状態を維持する。
3番目が貧困から貧困、相対的貧困の継続により幸福度が低く、社会的不公平感が影響する。
最後が浮遊から貧困、経済的損失や社会的地位の低下が幸福感を急激に減少させるらしいです。
まあ、結構予想通りっちゃ予想通りですね。
予想通りといえばそうですが、やっぱり貧困から浮遊になると幸福度が上がるのは納得ですね。
逆に、浮遊から貧困への移行が一番幸福度を下げるというのも社会的な影響が大きいんでしょうね。
この結果を知って何か感じたことや考えたことはありますか。
幸福度の保護点について
そうですね、やっぱり社会的非核というところがやっぱり人間として影響してくるんだなというのが思いましたね。
あとは、得る喜びよりも失う痛みの方が大きいという行動経済学の考え方というか理論とも一致すると思いました。
そうですね、人間は失う痛みに敏感だという行動経済学の理論はこういうデータでも裏付けられますね。
社会的非核が幸福度に与える影響は無視できないですね。
こういう知識を活かして、例えば日常生活で何か工夫しようと思ったことはありますか。
そうですね、それで言うと、やっぱり右肩上がりに上がっていくっていうのは幸福度が大きいんだなって思うので、そこを意識して右肩上がりになるようなアプローチをとっていけたらいいなというのが思いました。
一応ちょっと補足的に言うと、幸福度の保護点についてお話ししたいんですけど大丈夫ですか。
もちろん幸福度の保護点についても聞きたいです。どんな内容なんですか。
2010年の、これ結構引用されたりするんですけど、2010年のプリンストン大学の研究で年収7万5千ドルを超えると幸福度の上昇が鈍化するとされています。
しかしペンシルベニア大学の研究では年収7万5千ドルを超えても幸福度は上昇し続けるという結果が出ています。
2023年の共同研究では幸福度が頭打ちになるのは不幸を感じている層に限られ、その年収は約10万ドルとされています。
日本での調査では年収800万円、約7万5千ドルを超えると幸福度の上昇が鈍化する可能性が示唆されています。
貧困と幸福度の関係
富裕層においては所得が増えるほど生活満足度が高くなる傾向があります。
数百万ドルから数十億ドルの純資産を持つ人々の平均的な人生満足度は年収10万ドル前後の人々と比較して高いことが示されています。
研究によって結果が異なるのも興味深いですね。
年収が一定水準を超えると幸福度が頭打ちになるという意見もあれば、高収入ほど満足度が上がるという結果もあるんですね。
日本の調査でもある程度の収入で幸福度の伸びが鈍るというのは実感としても分かる気がします。
本当ですか?実感として分かりますか?
そうですね。例えば生活必需品が十分に満たされるとそれ以上の収入があっても相対的な幸福度の上昇は感じにくくなるかもしれません。
ああ、なるほど。確かに確かに。それはあるかもしれないですね。
確かにまあ結構年収800万とか超えてくると不幸が減らせるって言いますよね。幸せが増えるというよりも感じている不幸を減らすことができるのでそれによって幸福度も上昇するっていうのを聞いたことがあります。
確かに不幸を減らすことで幸福度が上がるっていう考え方、納得感ありますね。
収入が増えることで生活の不安が減るのは大きなメリットですもんね。
そこですね。不安を消せるっていうのが一番大きいですよね。
そうですね。安心感が増すと心にも余裕が生まれますしそれが幸福度につながるんでしょうね。
そうですね。幸福度を左右する要因っていうのも書かれていて、幸福度は経済、社会状況、心身の健康、人間関係、所得格差、人生の意味など多くの要因によって左右されます。
経済社会状況には貧困、重環境、教育、雇用などが含まれます。
心身の健康状態は幸福度を大きく左右し良好な人間関係、家族や地域との関係は幸福感に不可欠です。
所得格差が大きい社会では不公平感が増し幸福度が低下する可能性があります。
所得が低い人ほど人生の意味を見出すことが幸福感に強く結びついています。
幅広い要因が影響してるんですね。
特に人間関係や精神的な健康状態は収入だけでは補えない部分も大きいですからバランスが大事ですね。
人間関係というところでいうと、80年ぐらいに及ぶハーバード成人発達研究という
すごいめちゃくちゃ長いことやってて今も継続中の研究がありますけど、それでもやっぱり一番人間の幸福度に影響するのは人間関係だというデータも出ているので、そこすごく大事なんだろうなと思いますね。
ハーバード成人発達研究有名ですよね。やっぱり人間関係が幸福度に与える影響は長期間の研究でも実証されているんですね。
関係性を大切にすることが日々の幸せにつながるんでしょうね。
そうですね。あとは貧困と幸福度の関係っていうのもあって、中国の研究では絶対的貧困を減少したものの相対的貧困は依然として存在し、幸福度を低下させる要因となっています。
地域間の貧困格差も個人の幸福度に影響を与える可能性があります。
貧困からの脱出は幸福度を高める手段となりますが、経済発展だけを目標とすることは不十分です。
なるほど。絶対的貧困が減っても相対的貧困が残ると幸福度にはまだ課題があるんですね。
経済発展だけでなく人々の生活の質を向上させる取り組みが大切ですね。
本当にそう思っていて、今エリート過剰生産が国家を滅ぼすっていう本を読んでるんですが、そこでも指摘されていたポイントで、絶対的貧困が減っていて世界はどんどん良くなっているって言われたとしても、
今の自分の生活を見たときに、SNSとかでいろんな人の成功者と呼ばれる人たちの生活が見えることで、そこと比べると自分の生活は依然として不満であると。
どんなに衣食、住が足りていたとしても相対的貧困ですよね。あの人と比べたら自分はっていう思いがあると、絶対的貧困が減少したとしても幸福度には何らいい影響を与えていないっていう指摘もあるなと思いました。
確かに、SNSで他人の華やかな生活を見て、相対的に自分が満たされていないと感じることはありますよね。そういう比較が幸福度に与える影響も無視できないですね。自分のペースで満足できる生活を見つけることが大切かもしれません。
政策への支度というところもあって、貧困の幸福度を高めるには、所得向上だけでなく、健康、教育、社会参加などの下面的な支援が必要です。
所得格差を是正し、社会の公平感を高めることが、社会全体の幸福度向上につながります。GDPなどの経済指標だけでなく、幸福度などのベルビーング指標に基づいた国づくりが重要です。
そうですね。経済的な成長だけでなく、健康や教育、社会的な公正さを重視する政策が求められますね。ベルビーングを指標にすることで、よりバランスの取れた社会が実現できそうです。
というぐらいですね。はい、今日はありがとうございました。話し聞いてもらって。
こちらこそ、とても興味深いお話でした。また何か気になることがあれば、いつでも話してくださいね。
じゃ、ありがとうございました。さよなら。
はい、ありがとうございました。さよなら。