振り返りの必要性
Makoto Arata
この番組は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、雑談多め、定期でお届けするポッドキャストです。
はい、ちょっとね、番外編的に、いくおさんに相談したいなと思うことを、せっかくなんで録音しておこうかなと思うんですけど、
3ヶ月、足掛け3ヶ月ぐらいのプロジェクト、ふりかえりをやろうかなと思ってまして、かけはしチャートでわかるふりかえりガイドブック、あれ合ってる?
違うな。
小田中育生
大体そんな感じかな。
Makoto Arata
ね、ふりかえりの基本を出しているいくおさんに、ちょっとね、相談したいなと思って持ってきましたと。
で、そのプロジェクトの性質自体が、これまでメンバーがあんまり経験してこなかった、もちろん私もなんですけど、あんまり経験してこなかった性質のもので、結構こう探索しながら進んでいった感じのものですと。
で、当初予定していたゴールにはたどり着けなかったんですけど、一定の学びというか、成果までにはアウトカムまでにはつながらなかったけど、やる前とやった後でちゃんと学びとして得られたことがあるよねっていうところを主眼においたふりかえりをしたいなと思っていますと。
で、普段1ヶ月2ヶ月くらいかかるようなプロジェクトのふりかえりをやるときは、大体KPTのプレイマークを使って、こういうことあったの、これは良かったから次に何かしたいねだったり、これうまくいかなかったから、大体ね、AチームとBチームの情報の受け渡しに何があって、お見合いになっちゃったねとか、そういうのがピーとして上がったりするんですけど、
そういうのは振り返って、じゃあ次どういう、例えば会議体を持てばそこのお見合いがなく進むかなみたいな話をすることが多いと。で、今回はそういう性質っていうよりは、自分たちがやってきたものを、成果は出ないままプロジェクト自体が終了になるので、できませんでしたっていうふうにしたくないという思いがあって、
分からないことが分かるようになったっていうことは、前進なわけで、それ自体は私たちの中に資産として残していきたいんですよね、っていうことを考えたときに、KPTよりもっとふさわしいフレームワークがあるよねっていうふうに思っていて、で、私自身はそのプロジェクトを1回止めましょうって反応するときに、セレブレーショングリッドを使ったんですよ。
はいはい。
あれはその、6証言にマッピングして上手くいった、いかなかったっていうのと、
小田中育生
チャレンジしたことだったりとか、要は自分のミスですっていうのと、チャレンジしたのと、いつも通りやりましたよっていうところと、で、それの結果として成功したか失敗したかっていうので分けているのがセレブレーショングリッドですね。
Makoto Arata
で、個人的な反省としては、止めるにしても、もう1ヶ月は負けたかなみたいなところがあったので、そこは明確に自分の判断が若干サンクコストに引っ張られて、遅くなってしまったなっていう反省があったんで、それは自分のミステイクと、フェイラーのところに置いたっていうのがありました。
で、そのチームでやってきたことに対して、思い出すっていうことは各自事前にやってもらうとして、当日その場でどういう形で振り返っていくか考えたときに、同様にセレブレーショングリッドを使ってみんなでやるっていうのも1個手だと思いますし、また違う手法を使ってやってみるっていうのもいいかなっていうふうに思っていて、
小田中育生
で、どういう形式を使うのがいいですかっていうのを相談したいなと思って、今って感じです。
セレブレーショングリッドの活用
小田中育生
そうですね、セレブレーショングリッドはやっぱりそういう新しいチャレンジしたときはものすごくおすすめで、今、あたまさんおっしゃってた中で事前に何があったかみんな思い出しといてねってあったじゃないですか。
で、それをセレブレーショングリッドやる前にタイムラインをみんなで作るのは1ついいかなって。で、なんでいいかっていうと、同じ出来事に対してもう受け止め方がチームの中で違う可能性があるんですね。
Makoto Arata
で、それを可視化してから改めてセレブレーショングリッドやるとまた違った結果になったりする。で、結構人間って真面目な人が多いんで、なんかその、おきなりセレブレーショングリッドやると、私のミスですみたいな感じでミスゾーンが結構増えたりする。
小田中育生
で、特に3ヶ月経ったりしてると、人間の脳って強烈な記憶のものが残ってくる。強烈なのは良い意味では強烈なものだけど、やっぱりうまくいかなかったこと。で、特に今回プロジェクトの当初目的達成できなかったっていう意味では、みんなが自分の行動に対して何か責任感じてる可能性はまあまああると思うんですね。
ってなると、素朴にやるとそのミスゾーンに増えちゃうんだけど、おそらく今回振り返りでやりたいんだってそういう反省会じゃなくて、何学んだかとかですよね。
Makoto Arata
次に活かしていくためにどういうことができるかっていう話をしたい。
小田中育生
だとすると、プロジェクトの最初にタイムラインで、どんなことがあったよねっていう、まず事実を書き出す。で縦で横軸は時間でこれがあったよねっていうのを貼りつつ、縦軸に感情で上の方がハッピーしたが。
Makoto Arata
モチベーショングラフ的な。
小田中育生
そうそうそう、みたいにして貼ってあげたときに、同じ事象に対してハッピーな人とアンハッピーな人いたりとか、一人が貼っててアンハッピーなんだけど、それを理由話しながら聞いてる中で、
なんかこれちょっと自分がミスっちゃって、だとすると、周りの人が嫌なあなた個人の問題じゃないよみたいなカバーがあると、ちょっとそこをフラットにキャリブレーションした状態で、
本題であるセレブレーショングリッドに入っていけるんで、2、3ヶ月みたいな長いときはまずタイムラインやるのはすごいおすすめ。
Makoto Arata
なるほどな。タイムラインだけでも言って話せる感じもしますね。
小田中育生
タイムラインだけに絞るのも全然ありですよ。
タイムラインって1週間のリズムがある中だと、いきなりはいセレブレーショングリッドとか、はいファンダンラーンとか全然いけるんですけど、どうしても長い期間だとそこの思い出しから入るので、思い出す流度とか、どこに対しての思い出しの力点があるかが人によって違うんで、
実は同じこと振り返っているようでみんな違うこと振り返っちゃったりしてるんですよね。なのでその静かに合わせる意味でもタイムラインやるのはすごくおすすめ。逆にタイムラインやっちゃえばその後につけるパーツは、学びを得たいならセレブレーショングリッドすごくいいですし、あとは結構おすすめファンダンラーンあれはもうポジティブリフォースしかないので、
振り返りの時間配分
小田中育生
逆になんかうまくいかなかったっていう言い方するとあれですけど、プロジェクトに対しての何かやりきれなかった部分はあるっていうのはみんな所有の結論としてわかってることなので、なんだけどその中で楽しかったことは何とか学んだことは何っていうのは話す価値はある。でその前段でタイムラインやるっていうのは一ついいんじゃないですかね。
Makoto Arata
うんうん。良さそう。ありがとうございます。多分タイムライン作るのにもその流度感にもよるけどそこそこ時間がかかりそうなので、そのタイムラインの方をメインに置きつつ、ラストそのラップアップするような意味でもファンダンラーンを軽くやって、で締めるっていうのは良さそうだなって思いました。
小田中育生
ちなみに2、3ヶ月の振り返りどのくらいの時間でやろうとしてるんですか。
Makoto Arata
今はとりあえず1時間を枠としては取っていて、なんですけど、多分タイムラインやったらそれだけで1時間使っちゃうから、どうしようかなって思ってるのが今。
小田中育生
そうですね、絶対足りないと思います。2、3ヶ月でしょ。
Makoto Arata
そう、2、3ヶ月。
小田中育生
丸1日取れとは言わないですが、多分まあ最低2時間ぐらいは話した方がいいかなと。
1時間だと思い出すとか、みんなが自分の頭にあることを吐き出すので終わっちゃうんで、結果1時間取ったよりには結果出ないんですよね。
Makoto Arata
ああ、もやっとして終わる。
小田中育生
そう、もやっとして、みんなが反省を持ち寄って終わるみたいな。
Makoto Arata
それ悲しいね。
小田中育生
で、2時間ぐらいになるとイベント性も出てくるし。
Makoto Arata
そうね、2時間かな。
最低2時間は取ってもいいんじゃないかなと。
ちょっとその方向でいこうかなと思います。ありがとうございます。
小田中育生
頑張ってみてください。
Makoto Arata
こんなようにですね、突発的に私がお悩み相談をイクオさんにするみたいなのも今後はちょいちょい挟んでいこうかなと思うので、
そういうね、取り上げてほしい話題があるよっていう方は、ハッシュタグあらたまイクオで投稿してもらえると嬉しいなと思います。
小田中育生
じゃあ今日はこんなところで。
Makoto Arata
はい、ありがとうございます。