RSGTの体験
小田中育生
あらたま・いくおのマネジメントRadio
Makoto Arata
この番組は、事業とエンジニアリングのマネジメントを探求する2人のEMが、雑談多め定期でお届けするポッドキャストです。
はい、じゃあ20回目やっていきます。
小田中育生
明けましておめでとうございます。
Makoto Arata
2026年もよろしくお願い致します。
小田中育生
よろしくお願い致します。
Makoto Arata
2026年ですって。
小田中育生
そうなんですよ、ついに始まりましたよ、新年が。
Makoto Arata
ポッドキャスト始まるみたいな言い方で新年始まったね。
はい、私たち新年早々のRSGTというカンファレンスに参加しましたね。
小田中育生
そうですね、リージョナルスクラムギャザリング東京というスクラムのカンファレンスで国内最大級のイベントが毎年1月の年初に開催されるんですが、
私はかれこれ7回目の参加ですが、あらたまさんは今回なんと初参加ということで。
Makoto Arata
はい、初めて参加しました。
ようこそ我がコミュニティにいらっしゃいました。
お邪魔しております。
小田中育生
どうでした?初めて参加してみて。
Makoto Arata
これまでスクラムフェスはいくつかお邪魔してたんで、なんとなくノリみたいなのを買ってたんですけど、
各スクラムフェスの色が全部集まって薄まってないみたいな感じがすごい濃くてたくさんあるみたいな感じで面白かったですね。
特に印象に残っているのが3日目、3日連続のイベントなんですけど、3日目の午前中にOSTをやりますって言って、
OSTというのはオープンスペーステクノロジーの略で、みんなが話したいことを持ち寄って、
それを見た私もそれ話したいって思う人がわらわらと集まってお話をしていくと。
タイムボックスだけが切られていて、中で何を話してもいいですよみたいな、そういう回なんですけど、
あれ?なんか500人規模ぐらいでOSTが行われてて、私は別のワークショップの方に参加しちゃったんで、
OST自体も参加しなかったんですけど、準備してるとこ見てたら、まず椅子の数がめっちゃ多い。
小田中育生
そうですね、500人ですからね。500人超えてますからね。
Makoto Arata
同時に走るOSTのトラックの数もめっちゃ多くて、そこが後で写真で見たら全部埋まってる。
みんなそれだけ話したいことがあって、そこに集まってみんなが自然反省的に話をしているっていう、
そういう様がね、みんなの熱量の高さをそこが感じて、印象的でしたね。
小田中育生
すごいわかるな、私も初参加した2020年の時に、セッションもすごい勉強になったし、
RSTって言って海外の著名な方を招きしてキーノートスピーカー、デイワンデイズ配信するというのは伝統的にやってるんですけど、
その時点ですごい学びがあるなって思ったんですけど、最終的に参加していた人たちが自発的にセッションを作っていくようなOSって言って、
ちょうどの列ができるんですよね。
Makoto Arata
喋りたいネタがある人がね。
小田中育生
それが本当に毎年すごいな、だし、初参加の時は衝撃でしたね。
今回のクロージングキーノートにうるしばらさん、素晴らしいお話しされてましたけど、
お話しされる前もやっぱりOSTの熱量に驚いてらっしゃいました。
終わった後、うるしばらさんのお話が終わって、パネルが終わって、
じゃあ集合写真撮りますかって、これも毎年集合写真撮りましょうがあるんですけど、
終わった瞬間にパーッとみんな椅子を片付け始めるんですよ、その写真を撮るために。
で、それをうるしばらさんが、なんですかこの人たちはって、
こんなに本当に自己組織化してるコミュニティって見たことないですって。
いろんなコミュニティをそれこそ渡り歩いていった、いろんなことを経験されてきたうるしばらさんが、
驚くぐらいの光景が広がってるっていうのが、非常に面白い場だなって。
面白い場だしで、僕が初めて参加した2020年からちょっと景色変わったなと思ったことがあってですね、
マネージャーが結構いるな、マネージャーやってますとか、
最近マネジメント始めて悩んでますみたいな方が増えてて、
Makoto Arata
私もあなたも。
小田中育生
そう、私もまだマネージャーで。
で、スクラムの中で結局マネージャー不要論みたいなのがあったりとか、
人によってはマネージャーはチームの外に出ててくれみたいな論が、
そういったことを言う方々もいらっしゃったし、今もゼロじゃないと思うんですけど、
よりインクルーシブになって、当たり前にマネージャーが、
しかも上から押さえつけるタイプのマネージャーじゃなくて、スクラムのカンファレンスにいらっしゃるので、
チームと共にあるからこその組織とチームの間のトランジションの悩みみたいなところで、
何かヒントだったりとか、何か新しい考えを得られないかなって、
RSGTに集まる人が増えてるのは面白いなっていうのと、
マネージャーとして参加し始めた時に結構孤独感を感じてた僕は、
すごく仲間増えたやんって嬉しかった。
Makoto Arata
いいですね。
インポスター症候群の理解
小田中育生
ありましたね。
Makoto Arata
すごく感じたのは、もちろんスクラムギャザリングって言ってるんで、
スクラムとかアジャイルの話は通想提案としてはあるんですけど、
そこじゃないっていうか、特にスピーカー陣はそうだなって思ったのは、
焦点はそこじゃなくて、さらにもっと先にあって、
価値をいかにたくさん早く出すか、それを正しいものにするか、
っていうところの眼差しがすごく感じられるようなトークが多くて、
今流行りのプロダクトエンジニアとか、POの方もたくさん来てるんで、
POというロールではないにせよ、PDMっていうロールを持った人とか、
そういう人ももっと来たら面白がれそうだなっていう感じがしました。
なので、性質としては、PMコンフとEMコンフ、
それぞれプロダクトマネージャー向けのカンファレンスとEMのカンファレンスですけど、
のエッセンスをはしばしに感じられるというか、
神話性があるなあみたいなことを感じたりしてましたね。
小田中育生
そうですね、本当に、もちろんスクラム、新玉さんすごくいい、
まさに言えてみようだなって思ったのが、やっぱり通想定論としてスクラムがある。
スクラムって何ですかというよりは、実践をしていたりとか、
出てくるキーワード概念はもちろんある程度知っているという前提は強調してるし、
かつそこの価値を生んでいくっていうところとか、学ぼうっていう姿勢、
そこも共通してるんだけど、その在り方として、
じゃあスクラムのプラクティスの話を始終してるかっていうと、
そうではないなっていう、多様性があるところが、やっぱりこのカンファレンスの面白いところかなと思ってますね。
Makoto Arata
面白かったですね。
小田中育生
よかったです。
ありがとうございます。
という、RSGTに行ってきましたよっていう中で、
やっぱりその場でマネージャーの方といろいろお話しさせていただいたり、
あと僕自身もセルフマネジメントについて今回お話をしたんですけど、
その中でマネージャーって結構悩みやすい立ち位置にいるなって、
成果がなかなか手応え、手を動かしてものを作ってるところと比べると
手応えがえづらいよねみたいなところとか、
正解が一つじゃないよねとか悩みポイントが無限にあるんですけど、
その中である程度経験を積んだりして、
それなりにチームもドライブできるようになってきてるねっていうときに、
少なくないマネージャーの方がかかるのがインポスター症候群かなと思ってます。
Makoto Arata
インポスター、詐欺師っていう意味なんですけど、
小田中育生
自分は実力がないのにたまたま評価されてるだけなんじゃないかみたいな、
そういう不安感だったりとか、そういう気持ちになっちゃうっていうマネージャーの方っていうのは、
今回もそういった方いらっしゃったし、これまでそういえば結構いたなと思ってて、
抜け出すためのヒント
Makoto Arata
ちょっと今回そこを話してみたいなって思ってます。
聞かせてもらおうじゃないの。
インポスター症候群のゴンゲーたる新玉さんが聞いてやろうじゃないの。
小田中育生
そうだ、まさに新玉さんってそういうインポスター症候群的なことになったことありますかってとこを聞いてみたくてですね。
リスナーの皆さんからすると、それこそ本も出してるし、
昔からさまざまなコミュニティで発信したり運営をされたりとか、
実際自分でも立ち上げたりとか、さまざまな八面六臂の活躍をされている新玉さんが、そんなインポスターとかになるんですかって。
Makoto Arata
この下りされてる最中ずっと苦い顔してますからね、私。
ああ、やめてくれやめてくれ。
ってなります。
過去にファインディさんのメディアに寄稿した記事があるんですけど、後でショーノートの方に貼っておこうと思いますけど、
そこで自分が新卒の頃に感じていたこととか、取っていた振る舞いとかが、
まさにインポスター症候群だったなって、
ずいぶん経ってから振り返ってやっと気づくみたいなことが過去にありましたと。
で、その時のその立ち現れ方と今自分が感じていることって、
小田中育生
どちらもインポスター症候群として説明できると思うんですけど、微妙に違ってて。
Makoto Arata
で、前者は新卒の頃のやつは、自分は一番の下手くそな環境に、幸いにも身を投じることができましたと。
それはもともと希望していたことなので、ありがたかったんですけど、問題は周りが強すぎて、眩しすぎて、
目が暗くなって、目があってなって、現状位置がわかんなくなって、
そういう環境にいたから、私もそれなりに戦力となるために、いろいろと頑張ってたし、
ありがたいことに評価ももらってたんですけど、全然納得いってなかった。
小田中育生
納得いってなかった。
納得いってなかったし、何が評価されてるのかもわかんなかった。
評価されるって基本的にはポジティブなことのはずじゃないですか。
なんだけどインポスター症候群の真っ只中にいると、評価されててもう嘘でしょーみたいになっちゃう。
Makoto Arata
評価って基本的にいいとこともっと頑張ろうねのとことセットじゃないですか。
それはベース良かったから次のステップを踏むためにこういうチャレンジもしましょうねみたいな話し方だったり、逆だったりみたいなことがあると思うんですけど、
いいものを全部聞き流して悪いのだけ受け取って落ち込むみたいなのを普通にやってた。
自分についているはずの実力も客観的に評価できなかったから、何が起きたかっていうと自分ができることは周りの人みんなできると思って、
できなかった相手に対してすごい非難するような物言いとかしちゃってたんですよね。
小田中育生
あーなるほど、なんか自分は大したことのない人間だから自分ができることって誰でもできるでしょ。
だからやってないってことはさらに能力が欠けてるもしくは努力が足りないとか。
そうそうそうそう、サボってるとか。
Makoto Arata
良くない、良くないですよ。なんか自分だけがこんな辛い思いするんだったら、おのれで乗り越えなさいよみたいな話なんだけど、
その周りに対してそういう振る舞いをしちゃってたっていうのはマジで良くなくて、反省しきりっていう感じですね。
小田中育生
この話、なるほど、当時の、一旦ちょっと当時の話を聞いて今思ったのが、
インポスター症候群って聞いた時に自分のことを小評価してしまうみたいなのがやっぱりメインではあるので、
そうなると辛いですよ、あなたはちゃんと頑張ってますよって温かい働きかけが必要であると同時に、
インポスターになってる人って周囲に対してもちょっとそういうことを、
自分のようなものでもできることをやっていないということはあなたに問題があるんですみたいなことを、
Makoto Arata
ナイフのように尖った人間になってしまう。
若かったねっていうには、あまりにもそれだけで片付けるのはもったいないなと思って、
そうやって整理してたんですけど、そういう状態からどうやって抜け出していきましたかっていうと、
すごいそれ言きたかった。
それをやったから脱死もしたっていうわけではなくて、
気づいたらなんとなく大丈夫になったような気がするので、振り返ったらこの3つが大事だったように思いますっていう感じの話なんですけど、
3つあって、1個が自分自身を客観視するスキル。
これはね、さっきお話しした通りですけど、これスキルなんで身につけられる。
その鍛錬によって身につけられるものだなって思いますと。
で、2個目が定量化できるような成功体験。
みんなありがとうって言ってますじゃなくて、
例えば自分が参加した、メインの実装者として参加した開発のプロジェクトが、
ユーザーさんにめちゃめちゃ喜ばれて超売り上げが立ちましたみたいな。
あとはコスト削減めっちゃやりましたとか、
そういうのって定量的に評価できるっていう意味で、
もうなんか逃げようがない。
インポスターしようがないというか。
誰が見ても同じだよねっていう事実に向き合うことで、
その面を背けない状態に強制的に持っていくっていう。それが2つ。
で、3つ目が周囲からの承認。
インポスター商工群は周りからの評価をうまく受け取れないんですみたいな話ではあるんですけど、
例えば1人の城長からめっちゃ評価されてますみたいなのがあったら、
城長との相性がたまたま良かっただけなんですわみたいな感じになって。
2つ目って複数の人から、承認なんでありがとうでも評価してるよでもなんでもいいんですけど、
自分を客観視する重要性
Makoto Arata
必要とされてるんだなであるとか、自分がやったことっていうの意味があるんだなっていう風に感じられるような承認を認識できること。
で、この3つが揃わないと、
どんなに、私は1が全然なくて、2と3が結構あったみたいな状態だったんですよ。
なのに1がないがばっかりに全部受け取れなくて、流してしまっててもったいないことしたなっていう感じだった。
1つでもかけると多分そこから抜け出すっていうのは難しいんじゃないかなって思ってます。
小田中育生
ありがとうございます。確かに聞いててその3つすごく大切だなと思うんですが、
自分を客観視するスキルっていうのは、スキルだから身につけられるっていうのはその通りだなっていうのありつつ、
要はそのスキルを身につけるのが難しいから結構人間は苦しむなっていうのはあって、
それは具体的に客観視するスキルis何と、
改さんの場合はどうやってそれを身につけていったんですか。
Makoto Arata
えーとね、1年やそこらでできるようになったわけではないです、前提ね。
で、これも振り返ってみてシリーズなんですけど、
というか、さっきからずっと振り返ってみてこうみたいな話してますけど、
振り返るってこと自体は、自分を客観視するスキルを磨くための入り口、最低要素だなと思います。
振り返りって難しいじゃないですか、特に自分自身の振り返り。
なぜなら自分を見つめる鏡はいつも曇っているから。
そうですね、何回か前にそういう話もしたなと思い出しましたが。
曇ってると、インプットもアウトプットもできてないとか、ボケたことを言い出すわけです。
なので、できることからね、今日の自分どうだったかなみたいなところでもいいですし、
週次であったり、会社で評価のサイクルがある人だったら半年なり1年なりでやってると思うので、
そこに重ねるような形でもいいんですけど、振り返りっていうのをやっていけるといいと思いますし、
自分の人生自体の道作りっていうところ以上に、
企業に勤めている、何らかの共同体に所属している身としては、やっぱりその共同体からの要請っていうのがあるんですよね。
なので、そことあまりにも自分のやりたいことが入りしてたら辛いと思うんですよ。
小田中育生
自分はエンジニアとして働きたいと思ってるけど、全然行動欠かせてもらえないとか、例えばね。
Makoto Arata
そういうのはやっぱしんどいなって思うんで、でもそれって自分が書きたいこと、やりたいことが分かっています。
周りから求められることも分かっていますっていう状態で、まず結構外相が高いんですよ。
小田中育生
そうですね。
Makoto Arata
どっちも分かんないことも全然あるから。
小田中育生
なんかなんとなく手が動かないとか、なんとなくやる気出ないとか、なんとなく月曜日が来るの嫌だって、
そのなんとなくの状況の原因が客観視できてなくて分かってないと、
あ、自分こんなやる気出てないの、ダメダメダメ人間だみたいな気持ちになる。
Makoto Arata
すごい悲しいスパイラルですね、それは。
小田中育生
そう、だからそこの自分自身への解像度が低いと悲しいスパイラルに入りやすいっていうのを難しくさせてるな。
Makoto Arata
うんうんうん、そうなんですよね。
マネージャーの役割と責任
Makoto Arata
で、例えば入社するタイミングでは、ここが自分のいるべき場所だってめっちゃ実感できる状態で入社したかもしれないけど、
なんか時が経つと状況って変わっていくし、会社自体も変わるだろうし、
その自分がいるチームとかもね、人が入れ替わったりとか、その事業のヘーズが変わったりとかで、またまとめられることも変わっていきますし、
そのチームの中で自分はどういう振る舞いをするべきかっていうのも、観察を続けないとどんどん変わってっちゃう。
なんか面白くない気がするなぁ、じゃあ転職すっか、みたいになると、またね、1年2年とかでそれを感じてしまうことになっちゃうので、
そういう意味でも、自分と向き合うっていうのが大事だし、自分と向き合うときのハウで始めやすいものかつ一番タフなものが振り返りだと思うし、
それを繰り返していくことで自分を客観し、ある程度ね、客観しているスキルが身についていくのではないかと。
小田中育生
めちゃくちゃいい話だし、実際それで当時新人で、やっぱり経験があまりなかった中でしっかり評価されるようになったって本当は嬉しいことなんだけど、
自分自身でそれを信じられなくなって、外側にも攻撃しちゃったりってなってたところから、立ち止まって振り返り、
定量的にこういう成果出してるよねっていうところを見つめたり、周りから黙ってるよってちゃんと評価してくれる人がいたっていうのが、
インポスターから作ってくれたのかなと思いながら今聞いていたんですが、ここからちょっと後半はですね、
今の当時のインポスターと今のは違うよという話をされてて、それこそ定量的な成果でみたいなところで言うと、
マネージャーって定量的なところが指向指標だったりするから難しいよねとか、また違った難しさがあるなという感覚があるんですけど、
あらためてじゃあ、昔と違う今なのかちょっと前なのかのインポスターについても、あらたまさんお話しいただいてよろしいでしょうか。
Makoto Arata
はい、ちょっとインポスターのネタにはこと書かないことで有名なあらたまさんですけれども、
2つあるんですよ、もしかしたら2つ目の話は今日はしないかもしれないけど、
他方の方が感じている方多いと思うので話していこうかなと思うのは、チームが失敗したらマネージャーの責任で、チームが成功したらチームのものになる。
小田中育生
あるじゃん。
Makoto Arata
あるね。
あるじゃん。
あるじゃん。
しんなりなんだけど、正しいんですよ。正しいんだけど、それを100%信じ込むと辛いぜっていう。
めちゃくちゃわかります。
実際そうだし、チームメンバーが100%、もしかしたら120%の力がその場を出せて、それの重なりによって成果が生まれましたと。
評価もされました、やったねってなって、ワーイみたいな、あるかもしれないですけど。
で、その時に、実際に例えばプロダクト作るチームだったら、プロダクトを形にしていったのは、PDMでありデザイナーでありエンジニアなんですよね。
そこにマネージャーの姿はないのである。
ってなると、自分のせいかって思えないじゃないですか。だって手動かしてないもん、みたいな。
なんですけど、その人たちが120%の力を出すその仕組みこそを、あなたは整えていたんじゃないですかっていうところですよね。
そうじゃないんだったら、本当にメンバーのせいか何かもしれないし。
小田中育生
マジで、ソリティアしてたら成果出たんすだったらそうだな、だけど、たぶんそうじゃないはず。
そう、ある意味ね。
失敗したらマネージャーの責任です、成功したらチームの成果ですって、すごく美しいし、そのスタンスでいること自体は全然いいし、
すごく簡単にチームという構造をモデリングすると、たぶんそうなるんだろうなとは思うんですけど、
解像度高くシステムとして取られた、システム思考で見たときに、じゃあマネージャーの作用って不要だったんですかっていうと、
さっき言ってくれた、本当にその仕組みを作ったりですとか、マニュアル障壁を取り除く方向づけをするだったりっていうところが、
力を引き出していたんだとしたら、それは立派な成果だと思うんですよね。
あとは実務の面でも、うまくいかなかったときに、じゃあマネージャーが100%私の責任ですって、
じゃああなたの責任ですって全部受け負ったときに何が起きますかっていうところで、
それってじゃあ次の成功確率を高めるアクションにつながりますか、それがイエスならもうどうぞ責任をすべて被ってくださいなんですけど、
実際には何かミスがあったりですとか、コミュニケーションパスのところでうまくデリバリーできなかったりとかって、
全体の行動だったり、そのシステムの中での不都合が失敗につながっていたりするわけで、
そこをもちろんじゃあマネージャーが成功するようにちゃんと整備しようねはその通りなんですけど、
でもその仕組みがなくても成功するチームがあるのもまた真なりなので、今いるチームでじゃあ成功確率を上げるためにはどうしようか、
みんなで考えていく、みんなで責任を負うところではあるので、一人で過剰に責任を負わなくていいのと、
Makoto Arata
あと成功したところに対して、むしろ貢献してるよっていう手札を持つべきだな。
なんか若干話がそれますけど、責任をみんなで分散させるみたいなのってすごい大事というか、みんなで当事者意識を持ってやっていくって、
実際にその当事者意識がいつ芽生えますかっていうとオーナーシップが生まれたときで、オーナーシップってやっぱ責任なんですよね。
オーナーシップの意義
Makoto Arata
なのでそれをみんなで持つっていうのは実際とても大事であると。
それを額面通りとらえすぎて合議に走ると、それはそれで凡庸な意思欠点になっちゃうんだよねっていうのもあると思ってて、
マネージャーに必要なのは手のひらクルーする力なんじゃないかっていうのを思うんですよ。
小田中育生
新年からいいこと言うじゃないですか。それはめちゃくちゃそう。
発言とか意思決定に対しての一番やっぱり説明責任を持つっていうのはマネージャーがすごく大事な仕事。
新玉さんおっしゃった通り、じゃあ本当全員でオーナーシップ持っていこうっていうときに、
全員でなんとなくの塊オーナーシップ持とうだとすごく荒っぽいので、すごい意思決定に時間かかったり、
ボールが間に落ちまくったりしちゃうから、そこをじゃあ誰に何のオーナーシップ持ってもらうんでしたっけっていう、
自分たちがオーナーシップをもうスコープを分け分けして適切にデリゲーションして移情していくっていうのはマネージャー大事な仕事だし、
そこのうまく移情が機能している状態を作れたなら、それは素晴らしいマネジメントの成果なのかなって。
Makoto Arata
うん、ですね。なんで手のひらくるって言ったかっていうと、高速にスタンスを変えないと切り抜けられない時っていうのがあるなって思ってて、
さっきの失敗はマネージャーのもの、成果は自分のもの、みたいなことを本気で信じる瞬間もないと多分切り抜けられない場面であった。
なんだけど、それ一辺倒だとしんどくなっちゃうから、自責と多責もそうじゃないですか。
自責しっこって美しいけど、そればっかりだと問題の本質見落としちゃったり、必要以上にしんどくなっちゃったりするから、
だから適度に多責にするっていう、なんだけど多責にしてばっかりだと自分が成長するチャンスがなくなっちゃうから、
適切なとこにスライダーを置くっていうのを、適切さを探すために一回自責薬に振って、その後多責薬に振ってみて、
いや、さすがにちょっと極端だったかなみたいな、落とし所探るみたいなのは結構いいプラクティスだなって。
小田中育生
その反復言うことがやっぱりすごく大事だなって思うの。
一辺は自分で受け止めて何かできることはなかっただろうかって考えるのはすごく大事なんだけど、
考えた時に、あ、無理だわっていうのは全然あるじゃないですか、自分のスコープの外側だったりとか、
もっと大きな営みの中で発生してるから、少なくとも今の自分には手を出せないなっていうものの時は、
過剰に自分を責めないことで、そこが例えば自分の今後のキャリアの中で、
1年後そこを扱えるようになってたいなぁだったら、じゃあそこを扱えるようになるためには、
どんなスキルを身につければいいんだろうだったり、あとスキルだけじゃなくてどういうロールだったり、
どういう人と関係性を築いていることが必要なんだろうかっていうところ。
今の自分を責めるんじゃなくて、未来できるようになるために足りないことを探すっていうのができるといいんだろうなって思います。
Makoto Arata
ですね。なんかよく強くてニューゲームするとしたらみたいな声を立てる人が多いです、私は。
小田中育生
うん、あー、なるほどね。
Makoto Arata
今の記憶とそのスキルを持ったまま過去に戻ってみて、そしたらこういう無双をするんだけどな、みたいなやつ。
じゃあその無双できるのがめっちゃいい理想だったとして、どこにギャップがあったかっていう。
例えばその情報が全然ギャップがあって取りに行けてなかったな、みたいなのがあるんだったら、
最初のうちから情報を取りに行くような工夫っていうのを次のプロジェクトでやったらいいわね、みたいな。
で、アクションに落としていく。
小田中育生
うん。
Makoto Arata
そうやってやっていけば、マネージャーがやっている仕事にも自分自身で意味を感じられるようにするかな。
小田中育生
いいですね。
すごくそのアプローチ、反復横跳びしたりだったりとか、ちゃんと意義を見出していくっていうので、
マネージャーになったりとか、新人の頃とはまた毛色の違ったインポスターも克服していけるんだろうなっていうのは今聞いてて思ったんですが、
インポスター症候群に感知しますか。
Makoto Arata
いやいや、全く。
小田中育生
おそくとありがとうございます。
Makoto Arata
なんか3歩進んで2歩下がるどころか、3歩進んで4歩下がることも全然あるんで、もうほんと厳しいなって。不審の病ですよ、これは。
小田中育生
なんかそう、言わせてごめんねって感じはあるんですけど、僕もそうだと思ってて。
インポスター症候群の認識
小田中育生
だからインポスターになって深刻になってくると、なんか自分自身を客観的に見れないなんて自分はダメだみたいな、またスパイラルに入ってきちゃうし。
なんか自分はインポスターになったら気が済むんだになるんだけど、なるんですよね、そこはどうしても。
Makoto Arata
こんなに振り返り大事ってみんなに言ってんのに全然振り返りできない、つらいみたいなの超ありますからね。
小田中育生
うん、医者の不要状的なね。
Makoto Arata
そうね。で、そういうときどうするかっていうと、ステ寝します。
小田中育生
大事、コーピングですね。
Makoto Arata
無理に、そういうときに無理にやろうとしてもあんまりいいことないんで、さっさと温かくして寝ちゃって。
で、なんか体が元気になってくれば、心もなんとなく元気か思って錯覚し始めるんで、そうね、そういうときこそ健康にぐーたらしましょう。
小田中育生
いやめちゃくちゃわかる。なんかね、疲れてるときって仕事のエラー率も上がるし、なんかうまくいかなかったときに健康状態も損ねていると、
何だろう、100個ある仕事のうちの1個たまたま失敗してるのに、あ、なんてダメなやつなんだ、こんな仕事もできなくてみたいな。
Makoto Arata
ある。あるし、マネージャーってそもそもエラー率が高くなると思ってるんですよ。
なんせコンテキストスイッチの鬼だから。
小田中育生
そうですよね。
Makoto Arata
私はね、何度か自分の書いたコードで障害を出しているので、その度にもう元気いたしますって泣きながら悪いんだけど、
それもね、自分がそのコンテキストスイッチだらけで、集中して事にあたる時間が年出できてない中でそれをやろうとするってこと自体がそもそも正しい選択だったのかいみたいなところまで落とし込んで振り返れないと、ごめんなさい言っちゃうから。
小田中育生
そうなんですよね。そういうなんかちょっと自分の実際にできていることと、なんか自分のできていると思っていることのギャップが大きくなるとすごいインポスター症候群に陥るなと思ってるんですけど。
で、なんかそういう状態にじゃあ、メンバーがなってたらあなたどうしますかって。
Makoto Arata
どうしますか。
小田中育生
って言うと、たぶんまず話を聞くのと、そういう状態ってまさに客観的な事実と自己認識が乖離している状態だったりするじゃないですか。
そしたら、それこそあれですよ、箸休め会のAさんという方が、インプットもアウトプットもできてないんですよって。
なんかまさか本を執筆して書いた人からそんなことだっていうのがあったんですけど。
Makoto Arata
やめてくれー。
そうね。あの時もその事実としてどうなのかっていうのをね、自分のKindle本棚を見ながら話をしていたわけですけど。
そうですね。事実と感情を分けて考えられなくなってるんで、往々にしてそういう時って。
なんでそれを分類する、分けて考えられるようにする手伝いっていうのが、マネージャーとしてはできるといいんでしょうね。
小田中育生
そう。で、なんでメンバーに対してはそういうことをしてあげてるから、自分にもやっぱりそれをしてあげるといいのかな。
そこに新玉さんが前半で言ってくれた、自分自身のことはただ客観視がそもそも難しいっていうのがあるので、
その営業的なところだったりとかを突き出したりする、それこそ振り返りをしたりするっていうところはすごく大事になってくるかな。
周囲の支援の重要性
Makoto Arata
あとね、メンターを持つといいですね。頼れる相手を。で、自分のことを定点観測してくれてる人がいいですね。
小田中育生
そうですね。
Makoto Arata
それは上長なんだったら上長でもいいし、斜めの関係の人でもいいし、横の関係、他のチームのマネージャーとかでもいいし、社外でもいいし、
コミュニティの話、前にもしましたけど、そういったところで会った人とたまに話をしてみるとか、
そのコミュニティに出かけていくことで、なんか元気の多いメンバーってことを言われ、元気がない自分に初めて気づくみたいなこともある。
小田中育生
ありますよね。
Makoto Arata
なんで、そういう周りを利用するじゃないですけど、やっぱね、人って鏡なんで、そういうのも活用していくといいんじゃないかと思いました。
小田中育生
素晴らしい。
Makoto Arata
今日私が言ったこと全部自分にブーメランだからね。
小田中育生
いやだからいいんですよ、その場に今言葉として吐き出してるんで、新玉さんが今後もしまたうってなった時に、
じゃあもう新玉さんが名刺に出たら僕これうって聞かせますわ。
Makoto Arata
いやーなるなる。最短明日なる。
小田中育生
全然あり得ますよ。
Makoto Arata
今日は私の話ばっかりだったけど、相対的に多分イクオさんの方が頻度は少ないんだけど、
定点観測している限りね。なんだけど、でもイクオさんもやっぱあるからのみが。
小田中育生
あるある。だって結構あったもん。
Makoto Arata
あった。
小田中育生
RSGTって3日間ある意味で、ということは3日間場を外すわけじゃないですか。
Makoto Arata
はいはいはい。
小田中育生
で、その仕事のとこでやり取りされてるところで、ちょっとメンション来てたのがあって、
すごい慌てていたかつ3日分のコンテキストちゃんと理解しない状態で、ちょっと脊髄で反射しちゃって、
全然違う、昨日寝ながら寝る前に返信して、全然違う返信しちゃったって言って朝慌てて、
ちょっとあんまり良くないけど朝慌てて訂正するっていうことをしたりしてたんだって、
Makoto Arata
やった瞬間めちゃくちゃ落ち込んでたんですよ。
一の失敗だね。100の成功一の失敗の一側だね。
小田中育生
まさにそうだ。今日僕も偉そうに言ってたのは、フレッシュな取り立ての朝の経験でございました。
Makoto Arata
いやー三地直走でございましたね。
小田中育生
三地直走でございますよ。
Makoto Arata
じゃあこんなとこでしょうか。
小田中育生
こんなところです。なかなか新年一発目にして濃厚だったんじゃないですか。
Makoto Arata
そうですね。もうちょっと軽い話で終わるかなと思ったんですけど、
いやでもうまくエピソードとかも引き出してもらえて良かったです。
小田中育生
僕も楽しかったです。
Makoto Arata
ではお便りご感想、間違えちゃった。
ご意見ご感想は、ハッシュタグあらたまイクオでどしどしお寄せください。
ありがとうございました。
小田中育生
ありがとうございました。今年もご愛聴ください。