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2024-01-14 07:37

【葵の本棚】本紹介#1 「流浪の月」

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皆さん初めまして!葵と申します!今回紹介するのは凪良ゆうさんの「流浪の月」です。

サマリー

このポッドキャストでは、1週間に1回おすすめの本が紹介されます。ジャンルは自己啓発本からライトノベルまで幅広く扱われています。著者の葵さんは19歳の専門学生で、大好きな本を紹介することが目的とされています。

自己紹介とポッドキャストの紹介
みなさん、はじめまして。 葵と申します。
このポッドキャストでは、
1週間に1回おすすめの本を紹介できたらなと思っています。
ジャンルは、自己啓発本からライトノベルまで様々紹介できたらなと思っています。
時々漫画も紹介しようかなって考えているので、よろしくお願いします。
少し自己紹介をすると、
今、19歳で専門学校に通っている専門学生1年生になります。
ものすごく本が大好きで、
もうこの19歳19年で、
2000冊3000冊ぐらいは本を読んできたのかなと思います。
正確な数字はわからないんですけど。
そんな自分が今まで読んできた本や、
これから読む本で面白いなみんなに紹介したいなという本を、
みなさんに紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。
本紹介のはじまり
じゃあ、もう早速本紹介に参りましょう。
記念すべき第一冊目紹介する本は、
渚優さんの「ルローの月」という本になります。
この本、実は2020年に本屋大賞を受賞していて、
2022年には映画にもなっているので、知っている方も結構多くいるのではないでしょうか。
そんなルローの月、読み終わった一番最初の感想は、
善意って何だろう?でした。
みなさん、善意って何だと思いますか?
そうですね、例えば、
友達が風邪をひいたのでお見舞いに行った。
おばあちゃんが重そうな荷物を持っていたので代わりに持ってあげた。
これは一般的に世間で善意と呼ばれる事柄です。
じゃあ、辞書にはどう定義されているのかなと思って、
ちょっと調べてみたんですね。
すると、日常用語としての善意とは、
相手にとって喜ばしいであろうとすることを行う思いやりのこと、
って書かれていたんですよ。
ここで大事だなぁと思ったのは、
相手にとって喜ばしいであろうことをする、って言うんです。
善意を受けた相手っていうのは本当に喜んでいるんでしょうか?
相手が喜ばない善意、
相手の気持ちを考えないでする善意っていうのが、
この世の中には存在するんだなっていうのを、
この本を通して痛感しました。
そして、その相手の気持ちを考えないでする善意っていうのを、
我々は自己満足と呼びます。
例えば、先ほどの出した事例で考えてみましょう。
友達が風邪をひいたのでお見舞いに行った。
この時、何も買わずに、
相手をただ励ますために会いに行ったとしましょう。
その時、相手はどう思うでしょうか?
風邪をうつさないために休んだのに何でわざわざ来たんだと、
ゆっくり安静に寝てたのに無理矢理起こされたと、
感じる人も一定数はいるかもしれません。
もちろん、そのお見舞いに行った人は、
100%その人のことを心配して、善意で行ってます。
でも、その自分の善意が、相手にとっては善意じゃない場合もあるんですね。
実際に世の中でそういう事例がないのかと調べてみてあったんですね。
結構有名な話があって、
東日本大震災で起きた事例なんですけど、
東日本大震災って岩手県や宮城県でとてつもない被害が出ましたよね。
そこで地域の人たち応援するために、
学校とかでセンバズルを追って、震災があった地域に送ったそうなんですよ。
この時、善意のずれ、自己満足というのが発生していて、
センバズルを追った人たちは、心が疲弊している人たちを和ませるために、
また、このセンバズルを見て元気になってほしいと思って、
一刻も早い復興を願って、ツルを追ったんだと思います。
でも、実際に震災にあった地域の方々は、
大量に送られてくるセンバズルの対処に困ったそうなんですね。
それなら食料品を送ってくれよって思った方も少なからずいたらしいです。
こんな感じで、善意、良かれと思って行った善意が、
自己満足へと変わってしまうケースっていうのがあるんですね。
ちょっと話長くなっちゃったんですけど、
このルローの月っていう本はそんな、
本当に相手にとって大事なものは何なのか、
相手が幸せになるって何なのかっていうのを
見極めていかないといけないなって、そんなことを感じる一冊でした。
最後に少しあらすじを紹介して終わろうと思います。
主人公は、カナイサラサという女の子です。
カナイサラサは、両親のもとで温かく幸せに満ちた生活を送っていました。
自由を愛する母と、そんな母を愛する父。
周りからは変な家の子として扱われていましたが、
そんなことは気にならないくらいサラサは愛情を受けて育ちました。
しかし、そんな幸せも長くは続かず、ある事情で両親を失ってしまいます。
そして、おばの家に引き取られてしまったサラサなんですけど、
おばの家での生活が今までの生活と真逆すぎて、
戸惑いを隠せずに家に帰りたくないなって感じてしまいます。
そんなある日、ある青年から家に来ないかって誘われるんですね。
これ聞いたら、ただの誘拐じゃねえかって思う人いると思うんですけど、
実際そうなんです。
その青年の名前は佐伯文と言います。
文と一緒に生活を始めたサラサなんですけど、
そこでの生活は、そのおばのところで生活していた頃よりも、
もっと自由で安泰な生活でした。
でも、そんな生活も長く続かず、
養女誘拐事件の犯人として文が逮捕されてしまいます。
で、そこから時が結構流れて、
大人になったサラサは、この世の中の常識・固定概念、
そして周りの人からのねじ曲げられた善意に苦しさ・息苦しさを覚えて、
そして傷つきながら生活をしています。
そんなある日に、サラサは文と再会します。
世間から見ると、被害者と犯罪者という関係です。
でも、この二人の間には確かな何かがあって、
二人の運命の歯車はまた動き出す。
と、こんな感じのお話になっています。
また興味を持った方は、ぜひ本買って読んでみてください。
以上、あおいのほんなのでした。ありがとうございました。
07:37

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コメント

aoiさんって、あ、そういうことか! うわー、話すのうまい!すごい!

aoi aoi

ありがとうございます〜! 一緒に頑張りましょー!

jkondo jkondo
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