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2023-02-15 10:44

『汝、星のごとく』凪良ゆうさん

読み終わり思わず感嘆のため息でした😭
読了後すぐの感想を拙い言葉で話してます。

感想を話しきれない…でも言葉にならない、もどかしさも含めて誰かと語り合いたくなる、そんな本です。

⭐︎本紹介
汝、星のごとく https://amzn.asia/d/7lDhWVU

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こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書ログや日々の学びを音声配信しています。
今日は、凪良ゆうさんの、『汝、星のごとく』という本について話してみようと思います。
直木賞の候補作に選ばれてまして、残念ながら受賞はしなかったんですけれども、
えっと、《流浪の月》に続く長編大傑作という風に言われてます。
今日仕事終わってから、ご飯食べて7時ぐらいからちょっと読み始めて、
一気に3時間ぐらいで読み終わって、いやーすごい読書体験だったなーって感じでした。
いい本読んだなーと思いました。
えっと、この話はですね、
アマゾンの本紹介をちょっと読み上げますが、
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の秋美と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた貝、
共に心に孤独と欠落を抱えた二人は惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを書き続けてきた著者が紡ぐ一つではない愛の物語。
という風に紹介されてます。
この、何時星の如くっていうタイトルもあるように、
星っていうのは、よいの明星のことを指していて、
遊舌とも言うんですけれども、この遊舌がこの小説ではメタファーになっていて、
それは秋美ちゃんと貝くんが一緒に遊舌を見た時の記憶、
共通の記憶だったり、目指す場所、指針となるもの、それはきっとお互いの存在、
というように、この遊舌がよいしょよいしょで出てきます。
物語の中心になるのは秋美ちゃんと貝くんっていう高校生で、二人が大人になっていく物語です。
貝くんは作家を目指して、秋美ちゃんは転職をつけて、経済的に自立していきたいと。
そういうような大人になっていく過程が書かれてます。
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それだけではなく、この物語には、ヤングケアラーの問題だったり、ネグレクト、毒親、
あとは田舎独特の閉鎖的なコミュニティに縛られる若者というような問題が背景にある物語になっています。
私が思うこの小説のテーマっていうのは、自分で選んだ人生を生きるっていうことがテーマになってるんじゃないかなと思っていて、
いつだって選択肢はあって、それを自分で選ぶことはできるということと、生きていく上でお互いを支え合うことっていうのはできる。
一人で生きていくんじゃなくて、一人と一人、二人で支え合うんじゃなくて、いろんなところに避難場所があってもいい。
それでも生きていくっていうことが、このなぎらゆうさんの希望みたいなものなのかなと、そんなふうに読んでて感じました。
かいくんとは、きみちゃんが過酷な状況の中で、時には大きくすれ違いながら大人になっていく恋愛の話なんですけれども、
そうやって自分の人生を生きていく、どういうことを選択していくかっていうことにずっと迷い続けるんですけれども、
そこで登場してくる東子さんと北原先生がそれぞれ、特にあきみちゃんの方には支えになるような言葉だったり、厳しい言葉だったりをして、
そうやって二人を成長させていく、支えになる人っていうのも出てきます。
その中で、物語が進んでいく中で、普通っていうのは何なのか、正しいっていうのはどういうことなのかなっていうのを考えながら読んでいく感じですかね。
第1章は、二人が高校生の時の話なんで、すごいキラキラしてて、読んでる方がちょっと恥ずかしくなるような物語。
でもそれでもやっぱり暗い問題っていうのは二人につきまとっているというような内容で、第2章はどんどんすれ違っていくので、読んでる側が一番つらい第2章でした。
第3章、第4章になっていくにつれて、これはどこに帰着する物語なんだろうっていうのを考え始めるんですけど、ずっとじりじりじりじり進んでいくんですよね。
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ちょっとじれるような気持ちにもなるんですけれども、それでもやっぱりいろんなことが二人に起こっていく。
その中でも確実に成長していくっていうのが、やっぱり希望として読んでる側に伝わっていきます。
で最後、最後の決断っていうのがあるんですけれども、そこにやっとたどり着いた時に、読んでる側としてはすごい晴れ晴れした気持ちになるというか、
辛い状況には変わりないんですけど、ちょっとすっきりするというか、爽やかな気持ちになる。
その決断をした人が、それが正しかったのかどうかっていうのは誰も判断することができないし、自分で選んだ選択なので、
その人にとってはそれが一番正しいっていうことだと思うんですけど、それをただこう受け入れる、心地よく受け取るみたいな、読んでる側がそういう見守ってる気分になりながら、最後の決断っていうのを読んでました。
たくさん登場人物が出てくるので、誰に感情移入するかっていうのは読み手の人にとってそれぞれあるかなと思いますけど、私はこの東子さんが一番自分と近いのかなぁ、すごい素敵な人だなぁというふうに思ってしまいました。
で、渚優さんは、「ルローの月」を読んだことがあって、それも読み始めたら止まらなくて、なんだこれはっていう感じで読んだんですけど、この「なんぜ星のごとくもやっぱり同じ」で、なんかこの人の小説すごい勢いがあるんですけど、すごい優しいんですよね。
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また読みたいなぁと思いました。
使ってるテーマが、ヤングケアラーとかネグレクトとかドクオヤとか、不倫の話も出てくるし、人によってはちょっと、こんな話を読みたくないっていう人もいるのかもしれないんですけど、私はすごい好きですね。
なので、他の方がどんな感想を持つのかっていうのはすごい気になるし、誰に感情移入して読んだのか、共感して読んだのかっていうのも、絶対人によって違うと思うので、そういうのを共有してみたいなぁと思いました。
いやぁ、ほんと読んでよかったなぁって思う一冊でした。
おすすめです。
えー、ということで今日は、「なんじ星のごとく」という、なぎらゆうさんの本について話してみました。
えー、この配信が気に入っていただけたら、いいねやコメントフォローお願いします。励みになります。
えー、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
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