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TaeとKumikoのえいようカフェこのラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなぁと感じたテーマについて、
10分ほどでお届けします。では、くみちゃん、今日のテーマは、
はい、講師業を継続して得たものについて話したいと思います。
講師業ですね、何年ぐらい続けてあるんですか?
20年は行ってないか、でも20年近くになるのかな、初めて手を出したときからカウントすると。
もともとは、長くなったね。
もともとは病院の栄養士をしていて、患者さんに教えるとか、病院だったら糖尿病集団指導とかで、
20人とか、そのぐらいの人に栄養士として、前でしゃべるみたいな経験はあったんですけど、
好きだったかっていうと、心臓を口から飛び出しそうな感じで、得意では当然なく、
できるかな、私に聞いてくれるかな、質問されたら答えれるかなって、
20前半ぐらいのね、まだ新卒2、3年目のころってめっちゃ不安やったところが、
人前で教えるみたいな集団では始まりだったと思うんですけれども、
それから縁があって、大学で教える教員側になったんですね。
大学で教える側の教員になっても、助手とかだから、メインは先生が教えて、
私は補助に入って、学生の間でサポートをするとか、
90分自分が一人で授業運営をするっていうことはなかったんですよ。
先生見ながら、すごいなって思いながら、私には要請はって思いながら、
後ろでくっつきながら雑務をするっていうのをしてたんですけども、
20半ばの時に、講演の依頼が来たんですね。
それが、私栄養士なんですけれども、薬剤師さんの前で禁煙指導をするっていうのが、
元々カウンセリングを学んでいたので、そちらの先生からの紹介で、
おじいさんやってみない?って言われたのが、ちょうど25ぐらいの時だったんです。
先生が私に振ってくれるんだから、できると思って、依頼してくれてるんだから、やろうって思って、
できる見通しはなかったけど、なんかやりたいなって思って、
わかりました、じゃあやりますって言ったんです。
90分の講演だったと思うんですけれども、
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パワーポイント当時作って、ストップウォッチで全部セリフを決めて、
測りながら、途中でワークも入る講演だったから、
じゃあ隣の方と2人組になって、今からこういうのをやるので、
じゃあお二人でやってみてくださいねっていうのも想像しながら、
10分ぐらいで終わるかなとか、ストップウォッチで測りながら、
ここで盛り上がらへんかったら、どうサポート入れたらいいんだろう?みたいなことを考えて、
もうね、ずっと準備をしてたんですよ。
すごいプレッシャーやったんですよ。
めっちゃプレッシャー。
だから、コーナー演が山ほどこちらの中にできて、
同業種だったらあれだけど、違う職種だし、しかも全員年上なんですよ。
なんとか研修みたいな感じだったんで、
新人の薬剤さんの研修じゃなく、キャリア研修みたいな感じだったから、
あれ、私はいって言ったものの、これ来る人みんな、めっちゃベテランの人たちやん。
大丈夫かなって思い出したら、ストレスでコーナー演はできるし、
当日私しかいないし、サポート来てくれる人はいないので、
アイスブレイクングってどんな話したら、あの人らは笑ってくれへんのやろ?みたいなことも考えながら、
当日を迎えて、なんとか乗り切ったんですよ。
考えていたアイスブレイクも受けるというか、受け入れていただいて、
やれやれって思ったのがあったんですね。
やってみて、できたっていう満足感とか充実感はあったんだけれども、
それの前の準備とか、口の中のコーナー演とか考えたら、
人前で教えるとか話すって相当大変なことなんやなって、
ワークがあるから巻き込まなあかんしね。
そういうのがあったんですよ。
でも、今思うと、スタートにあまりにも大きな課題をクリアしたから、
結構その後も、あの時よりは全然楽だよねって思えるようになったというのは、
今思うとね、よかったんだけれども、
その時は、こんな二重半ばの私が受けたらあかん仕事やわってことは、
あとから思ったけど、
わからんからやるってすごいいいなって思いました、そういう意味では。
その先生、依頼してきた先生からのアドバイスとかチェックとか、
めちゃめちゃしてもらいましたよ。
やっぱめちゃめちゃしてもらったんや。
それがあるっていうのがね。
やり方とかはなかったけど、できたパワーポイントを見せたら、
先生は当然わかるから、こんな形で進めようと思うんですっていうのは見てもらって、
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でもセリフとか、そんなのは一切なかった。
あれは全部自分で考えたんですけどね。
そういうことがあったんです。
その後、いろいろ子育てをして、出産子育てを経て、
今度は自分が90分授業しきる側の非常勤奉仕になっていったんですね。
その時に、初めての授業で、学生が聞く気がない感じのところでしゃべらんといかんと思ったんですけれども、
1年目のフレッシュの私は、わけもわからないから、
とにかくわかりやすく説明してあげようと思って、
いっぱい準備をしていったんだけれども、
何回毎週授業に行っても、聞かへんのですよ、みんなが。
聞かないだけならいいけど、寝る。
学生の8割9割が、みんな寝るんですよ。
しかもつっぷして。
8割9割って、ほぼ全員。
そう、なかなか過酷でしょ。
それもストレスで、私、やっぱり講師に向いてへんねやわ、と思って。
例えば、起きなさいとか、そんないたたんやげへんどえとか、君ら何考えてんねん、みたいな、
学生を統率できるような声が大きかったり、威圧感のある先生だったら、
こういう場で学生起こすんやろなって思ったりするんだけども、
私はそれが、なかなかようできなくて、
20代にするやつ?
そう、そのときは30なってたかな。
でも、私、向いてへんかもしらんなと思って、そういうのを見て、そういうことも学生によう言わんし、
でも、逆の学生の立場やったら、寝たい放題、やりたい放題じゃないですか、
そういう先生来てくれたら、怒られへんし、みたいな。
だから、あー、よくないな。
毎週頑張って、何をしゃべったら役に立つかなと思って、頑張って授業準備はするんだけど、
聞いてくれないから、私はね、向いてへんのかなって、正直思うことは結構あったんですけど、
でも、それを毎年毎年やっていく中で気づいたのは、8割は寝るんだけど、目線が合う子がいるんですよ。
授業を聞いてくれる子。
別に、その子がまじめっていうか、周りが寝てるだけでね、普通の授業聞くから、
聞いてくれる子が、目を合わしてくる子が、何人か毎年いて、
その子がたまたま1回の授業で目合うんじゃなくて、やっぱりその子は1年とか教えてると、ずっと目が合うんですよ。
あら、聞いてくれてる子はいるわって思って、
で、そういう子のフィードバックとかね、授業のあとにしゃべったりとか、感想を聞くと、
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めちゃくちゃ私が大事で、ここ知ってほしいなと思って、しゃべった教科書に載ってないネタとかを、
いや、その話が聞けてすっごいよかったとか、そこを拾ってくれてるから、来て聞いてるわっていうのもわかるしね。
それで、そういう子って、おしなべて成績がいいんですよ。
そうだね、やっぱり。
それを経験して、全員が私の話を聞いてほしいって、最初はこうして、そうしなければいけない。
それって授業評価にもなるから、みんなの満足度を上げることも大事だなと思って始めたけど、
でも寝ることに関しては、私の責任では当然ないし、生活背景で眠たくなる場合としているとか、もしかしたらいるかもしれないから、
そこをどうかするよりも、この授業を聞きたいなと思って聞いてくれる学生さんの満足度を高めて、
働き出したときの役に立てることをやってあげるんだったら、私できるなって思ったんですよ、その時。
キャラを変えて怒るとか、唐突する系で寝かせずにみんな聞かせるんじゃなくて、聞きたいと思っている子を一人でも増やしたり、
その子が満足できることやったら、私毎年その学生の評価を聞いているとできるなって思ったんですよ。
それを何年も継続しているうちに、どうなったかっていうと、
この人前では怒られへんわとか、大きな声では言われへんって思ってた私の心臓に毛が生えて、
今や一人しか目が合わなくても、なんなら全員寝てても、同じテンションでしゃべれるようになったんですよ。
それはすごいね。
いかにも全員、同じテンションで。
同じテンションで、一人が起きててうんうんってうなずいてくれてるときと、全員がうなずいてくれてるときと、全員が寝てるときと、同じテンションで同じトークができるようになったんですよ。
すごいレベルやな。
なんで起きてくれへんねやろとか、私しゃべるの下手かもとか思ってたあの頃のそういう私は、
心臓に毛生えて、何でもできるよってなったので、コロナのときオンラインで授業を、オンデマンドって言うんですかね、録画して学生が見るみたいな、
家の中で30分動画をただ回すみたいな授業もいっぱい撮ったんですけど、全然楽だったんですよ。
私これできるわって思って。
そうなんや。じゃあほんまに人前でしゃべる雰囲気で話しかけるように動画を撮れるの。
できるようになったんですよ、これが。
すごいな。
最初の話に戻るんですけど、別に病院で20人の糖尿病の患者さんの前に立ったときは心臓バクバクするし、
声もどっちかって小さい方だからかき消されるしね、人前に立つことに全く得意でもないし、やりたいでもなく、
やらなあかんからやらされて手汗かいて頑張ってたあの頃の私は、別にもともと好きなタイプではなかったんです。
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でも、そうやってチャレンジしていって、コーナー作りながら、やりきったとか、学生が9割寝る前でしゃべってどうしようって思う中で、
継続してやっていくうちに、できるようになっていった。
だから、得意だったから今しゃべってるでは全然なく、
ほんと最初の授業なんて心拍数いくらあったやろみたいな、どこどこどこしながらしゃべってたけど、
やっぱり数重ねていって、全員に自分をなんとかするじゃなく、
やっぱり大事だと思って聞いてくれてる人が変わればいいなっていうふうに変わっていったので、
今では別に大きな声も出さないし、みんな寝てくれても全然いいけど、
でもやっぱり聞いてくれる子はいるから、その子の役に立とうっていうふうに話すと、
寝られてる9割に対してダメージを受けるより、起きてくれてる1割の子に対して私は100注ぐぞってしゃべるので、
グループワーク放置されてもなんも感じひんし、授業妨害されたらね、大声出されたり、それは起こりますけど、
そうじゃなければ、もう1割の子に全部集中みたいな。
たまに9割の子が起きてくれて、先生、今なんの話したん?とかムクッと言ってくれたりしたら、
よっしゃ、だいたい気になって起きてくれたなみたいな。
そんなふうにシフトチェンジしていったら、
だから20代、30代初めで、私あってへんわとか、無理やわって言ってやめなくてよかったなと思って、
たぶんそれは、どこかで前に立つのが好きではないけども、
自分が経験したことを人に伝えることで、その人の役に立ってたらいいなっていう気持ちはすごく自分の中では強くて、
大きな研究をまとめるとかね、そういうことが得意な人もいると思うんですけど、
私、あんまりそっちには情熱がいかなくて、
終論で終わっちゃったんですけどね、
でも、目の前の人がよかったってこれ聞いて、こんなふうに役立ちたいですとか言ってくれることなら何でもやりたいなって、
いう気持ちが、私はだから、対1とか対20、対100は変わるかもしれないけど、
人が変わる、目の前の現場が好きな人なんやなって、
いうのはすごく共通して、それが慣れていったら1でも100でもできるようになったっていうところがありました。
そっか。
クミちゃんが、私は本当にクミちゃんがいてくれるから、
講師業っていうほどのことはやってないけど、サポートしてもらいながら続けられてるのは本当にクミちゃんのおかげやなと思っていて、
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やっぱりすごいなと改めて今日の話聞いて思ったんだけれども、
どこでも喋れるっていうクミちゃんって、最初は私と同じようにできるのかなとか、
私には向いてへんとかって思ってたんかとか、
人前で喋りたい人じゃないからね、私ね、別に。
最初からね、そんな上手に喋れると、この人は最初からそんなふうに上手に喋れる人やとか、
人前で喋ることが得意やし、好きないわって思いがちなんですけど、でも実はそうではなかったっていうのを聞いてて面白い。
そうではないですよ。人の目は気になるしね。
どう思われてるんだろうって思うしね。
最後にね、たぶん、講師、人前で喋ることが得意な人っていう人は多くないと思うので、
得意な人よりも少ないと思うので、
クミちゃんが最初に、自分って向いてへんわ、人前で喋ることなんかとか思っているような人たちに、
初心者の人たちに声をかけるとしたら、どんなふうに言ってアドバイスしてもらいたいなと思うんですけどね。
なんか昨日もそんな話を、授業でそんなこと言ってたんですけどね。
学生さんに、私もみなさんの頃は人の目が気になるし、こんなふうに喋ったらどう思われるかなとかっていうのが、
性格的にめちゃくちゃ気になる系の、それが平気な人じゃなく、全然無理、むしろ隠れてたいみたいな、
誰かやってくれるんだったら、どうぞどうぞって言いたくなるような学生時代を過ごしてた人が、
教宅に立ってるってすごい不思議な感じしませんかって、昨日ちょうど話してたんですよ。
そうなんや。たい無理やね。
そう、だから、全然今の自分だから、私にはこんなことはできないやとか、教えるだけじゃなくてね、
自分の性格は変わらへんわとか思わなくてよくて、なんかやってたらこんなふうにもなるんだから、みたいな話はしてて、
だから、決めつけなくてもいいし、無理やわって思ったけど、やめなかったのは、
どっか、ありがとうとか、よかったよとか、参考になりましたって言われることが、私はたぶん好きやったんやと思うんですよ。
特に自分のやりがいみたいなものを、たぶん私が見出せたから続けてて、
でも実際、公式を嫌でやめちゃう人もいると思うんですね。
それは、そういう楽しさを、その人が単にそこに思わなかっただけで、その人の強みを生かす場所は別にあるんやと思うんですよね。
そういうことだと思うし、あとは、私は素敵だなと思う人をめっちゃまねましたね。
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この人のしゃべり方、好きだなとか、こんな先生みたいにしゃべりたいなとか、
そういうのをいっぱいまねていって、数を重ねたらいつのまにかできるようになったっていう感じで、
今しか知らないと、最初からしゃべれる人だと思われることもよくあるんですけど、
何の何の、あのコーナー演の量見したりたいわって思いますよ。
あの準備量見ます?みたいな、どんだけやってる?ってぐらいやりましたからね、最初はね。
そうですよ。
そういうことで、聞いてる方はやっぱり人前でしゃべることが苦手って思っておられることもたくさんいると思うんだけど、
数をこなせばまた違う景色が見えるので、その中数をこなせるようになるまで、
やりがいにつながる、自分がうれしいな、楽しいなって思うところを見つけていってはどうかなって思いました。
あとそうそう、自分が緊張してるって自分にフォーカスされてるってそうじゃなくて、相手のためになんかしてあげようって思うと緊張は取れるのがありますね。
自分はどう思われるだろうって、見られる目を気にしてると永遠に緊張は取れないけど、私がこの人たちに影響を与えるんだって思うと、
役に立ちますようにってしゃべると、どう思われようが関係なくなるので、そのものは結構大事かもしれないです。
エネルギーを出す感じ。
そう、こう見られるんじゃなくて、私からあなたたちに出すって。
出す側に。
そうやってると、どう思われるっていうことを気にする暇がない。
なくなる。
そう、そうするとね、結果的に評価は気にならなくなります。
これおすすめかもしれないですね。
おすすめ。
コツを教えていただきまして、ありがとうございました。
皆さんもぜひやってみてください。
きっと誰かのね、参考になると必ず思います。
私も。
ありがとうございます。
勉強になりました。ありがとうございました。
今日はちょっと長めの放送になりました。
聞いていただけたらいいと思います。ありがとうございます。
ではまた。