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Taeと Kumikoの栄養カフェ。
このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなぁと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、Taeさん、今日のテーマは?
はい、管理栄養士の仕事はものづくりなのかなっていうことを考えたので、話してみたいと思います。
そういうふうに思った何かエピソードがあったっていう感じですか?
エンジニアの方の4人ぐらい、インタビューをする機会があったので話を聞いたんですけど、
全員が、ものづくりが好きだっておっしゃってたんでしょう。
子供の頃からものづくりが好きだったっていう全員、4人とも、そういう仕事なんやなって、
ものづくりが好きな人たちを集めている会社の方々のインタビューだったんですけど、
振り返ってみると、私はものづくりが好きなんじゃないかなって思い出してきて、
ちょっと自分の管理栄養士としての仕事を振り返ってみたんです。
でも別に栄養指導とか保健指導とかもの作ってなくて、話を聞くのが好きだっていうのはあって、
それで楽しいなっていうのはあるんだけど、
料理をするのは調理師さんたちで、そのための準備の帳表を印刷したりとか、
患者さんのテンシカルテのデータから取り出して帳表作ったりとかっていうのはあるけど、
あんまりそういう作業的なことはあんまり楽しくないっていうか、普通なんだけど、
すごく楽しいなって思うところがあって、それはマニュアルを作ったり、
今週ほぼ完成したのが、エクセルで主食のご飯とか南パン、天かゆ、かゆゼリーの4種類の主食をそれぞれの患者さんのために炊いてるんだけれども、
その数を必要提供数から必要なお米の重さを出す計算を電卓叩いてやってたんですけど、
それをエクセルで自動化して印刷できるようにするパイルを作ったんです。
そういうのとか、完成したってなったらすごい嬉しくって、完成したのが嬉しいんじゃなくて、
作る過程が楽しくって、チャットGPTに関数、これこれこういう数値を出したいのですが、何の関数を使えばいいですかとか聞いてみたりとか、
YouTubeで関数の使い方を調べてみたりとかマクロの使い方を調べてみたりとかして、そういう過程がすごい楽しくって、
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なんかそういう楽しさってやっぱりものづくりが好きっていうところにつながってるなと思っていて、やっぱりものづくりが好きなんやなと思いました。
だから管理用紙の仕事って、ものづくりをする仕事やってたぶん一般的には考えられへん。
管理用紙で仕事で料理をしてる人もいると思うんですけど、どっちかっていうと、こんだて作成とか、
違う思いがちやけど、実はその中でもものづくりとして動いている部分があって、それがすごく私には合ってるなっていうふうに思ったんですけど。
なるほど。実際そのお米のグラムをね、自動化するファイルを作られたっていう話を聞いて、
20年前私も電卓1個持ちながら、電卓叩いて計算したなっていうのを思い出しましたよ。
思い出しました。
思い出しましたよ。今日のお昼お米何キロですって調理場に行ったら、りーちゃんそんなわけないって現場の人の方が詳しいんでね、聞いて。
そんなことないやろうと思いながら、もう一回電卓叩いたら私の計算が間違ってたってことはありましたよ。
こんな少ななるわけないって。私、え?でも計算したし。あ、すいません。間違ってました。とか。
こんなんね、食数から全部自動化でお米まで出してくれるなんて、すごいありがたいですよ。こんなの。実際もう使われたんですか?それは。
使って、それで今メンテナンスというか、ちょっと調整中、必要なお米の量、ご飯のお米何キログラムとか書いてあるお米の量が印刷されるようになってるんですけど、それにコメントが入るようにしたりとか、
チェックリストも入れてるんですけど、ちゃんと日付を確認したかとか、これの食数を入れたかとか、そういうチェックリストを入れてるんですけど、
それも昼ご飯を昼食だけチェックリストが出るようにする項目とか、朝食だけ出るようにするとか、なんかそういうのを微調整を一緒に働いてる人たちと、
こうしてほしい、ああしてほしいとか言って言われながら作ってるんですけど、それもすごい、その過程も一緒にこう、より良いものにしていくっていうのは過程も楽しいし、
先週は動画を作ったんですけど、管理栄養士のお仕事っていうタイトルのスライドをパワーポイントの資料、もともと今の職場で作ってあったので、それを使うには栄養士が一枚一枚スライドを表示させて、
説明していく、口頭で説明していく作業がいるんだけど、次々学生さんが来るので、毎回同じことを言い続けないといけないから、そうすると私たちの仕事が進まなくって、そこに時間を使わないといけないから、それを自動化しようと思って、
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それをパワーポイント、合成音声入れて、10分ぐらいの動画にしたんですよ。学生さん来られたときに、時間があるのでこの動画を見ておいてくださいって言って、資料も渡して、その間私たちは作業ができる、仕事ができるっていう時間確保のために。
動画見終わった後も、メモったりとかね、資料もう一回見直したりとかね、いろいろこう自習されるので、10分動画見てもらったら15分から20分ぐらい、学生さんたちがそれだけで自習してもらえる時間確保できて、横で電話かけたり、電子カードで入力したり作業ができるっていう時間確保になるっていうので、そういうのを作ったんです。
それもすごい楽しかったし、動画を作るっていうのが楽しかったなって。思い起こせばノーションにはまったりとか、マニュアル作ったりとかするのも。
うん、言われてましたね。ものづくりという形の一つやったんかもしれないですね。
今、ノーションに、まだ稼働してないんですけど、ノーションに栄養指導の資料をバーって入れて検索して、糖尿病って打ったら糖尿病の資料が出るようにデータベースを作ってるんですけど、
そういうのとか、誰に何か言われて作るのではなく、自分でこういうのを作りたいなと思って作り出してハマってしまうっていうことを繰り返してます。ものづくりが好きな人は向いてるかも。
なるほどね。パソコンとかネットとかの環境にものすごく詳しい田江さんと、一見栄養士っていう包丁でジャガイモ切るとかね、ごめ洗ってよそって提供するみたいな、絶対オンラインの世界ではできない仕事、リアル対面が当たり前っていう、
そういう職場の中であったとしても、自分の好きなことでそれを生かせる部分はやっぱりあるっていう感じですよね。
そうですね。
人によったらこういうのはとっても苦手で、誰か作ってくれる人がいて、それを使うほうが嬉しいとか、それを作ってくれる過程で自分の意見が言えるともっといいものができる。
これもこんな機能あったらめっちゃ嬉しいですとか言う人やけど、実際はできないみたいなね。
でもそういう意見も一人でやると自分の中にないから、それって人は欲しがってるんやとかいうのもね、分かるから。
グループの中でより良いものができると、それは一人でものづくりするより嬉しいですよね。
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そうなんですよ。
この人がアドバイスしたり欲しいって言ってくれたものまで形にして提供できるとかって。
そう、それで私が作ったファイルを他の栄養士がうまいこと使っているのを眺めるのが幸せっていうか。
別にすごい便利になったとか別にそんなね、賞賛してもらえたら嬉しいけど、別にそれなくてもよくって、それでちゃんと使ってもらえてるなっていう。
横で見てて嬉しくって。
エンジニアですね、たえさんはたぶんね、今の話を聞くと。
でもそれはエンジニアにならないとできないことじゃなくて、自分がやってるところでその力が開花できると、多くの人はその分野でできないからね。
エンジニアはエンジニアの世界の畑の人だけど、栄養士の世界に行けるエンジニアだからお米の量が自動化できたりするわけで、
そういうプログラムって一般には栄養計算ソフトを開発してる人がやることじゃないですか。
病院でね、調理したり栄養指導してる人は普通はできないけど、それを掛け合わせるから、業者に頼まなくても私の会社では、私の病院ではこういうことできますし、みたいなね。
それはすごい強いですよね。それは強いし喜んでくれるに違いない。なぜなら自分が困ってるから作ってるからね。
お困りごと、私これやったらいいなぁを形にできるものづくりのやりがいだら半端ないなぁって聞いてて思いましたね。
そうですね。昨日もね、なんかまた思い出したけど、記録用紙を作ってたんですけど、作るのめんどくさいな。3つの記録用紙を1つにまとめようと思ってて、だいぶ時間かかるしな。
とりあえず昨日は、もう今回はちょっと資料集めるだけにしようって思って、もう今日は帰ろうって思ってたのに、やり始めたら止まらなくなっちゃって。
結局最後まで作ってしまって。それもエクセルで作ったんだけど、チェックボックス作ってみたりとか、ハマりがちなんですよ。
ハマりがち。
で、思い返したら、よく言ってるんですけど、これは高校の時に栄養士かプログラマーのどっちにしようかって悩んだ時があって、結構悩んでたんです。
でも栄養士を選んだんだけど、栄養士になってよかったって、プログラマーを選ばずに栄養士になってよかった。
なぜなら、人の生まれてから死ぬまでずっと関われるし、健康のために、幸せのために関われる仕事っていうところで、気に入っているのでよかったと思ってるんだけど、
でもやっぱりエンジニア、プログラマーの仕事っていうのも、やっぱりいいなって、パートナーがそうなので、いいなって思うので、ちょっとかじってみたりするのをまた楽しんでる。
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昔のように一つの仕事専門家はそれしかできない時代ではないから、
やっぱりこれだけできることとか、やれることが広がってる世の中では、昔やりたかったことを今の職場で叶えることだってできるような典型的なストーリーだなと思って、今聞いてました。
一つをあきらめ、昔だったら栄養士になったらプログラマーなんかそもそもできないはずなのに、こうやってお米を自動化計算するって、まさにこれプログラマーですからね。
なので、やりたいことは一つに絞る必要はなくて、掛け合わせたら赤と黄色で、金色作ったっていいんじゃないみたいな感じのことが。
そうかもしれないですね。
友達は栄養士で女優になりたかったっていう子供の時なんですけど、その栄養士の仕事の中で、患者さんとか施設の利用者さんたちに楽しんでもらうためにイベントをして、自分はコスプレしたりとか、そういう掛け合わせてやってるっていう人もいましたね。
栄養士とかで女優になりきれそうですよね。素敵。
タエさん自身がものづくりが実は好きだった。で、プログラマー化、栄養士で栄養士になったことには、すごく自分ではそれは気に入って、人のね、生死、健康に一生かかわれる代物だからいいなとは思いつつも、心のどこかでは好きだったプログラマーもいいよなあの気持ちが形にできたら、そりゃ嬉しいし、
なんか自分はものづくりが好きなことも栄養士でできるんだなあっていうことにつながるんだなあってお話聞いてて思いました。
皆さんはやりたいこととか昔の夢は何だったでしょうか。それが今いる環境でももしかしたら視点を変えるとね、叶えることはできるかもしれないので、そういう視点でものを見てみるのも楽しいのかなって思います。
ではまた。