【森】なんかめっちゃ興味深い話やなと思って、私も聞いてましたけど、やっぱり一つの指導、人とか場所は違ったとしても、対面の前の人を良くするためにどう関わるかっていう指導、私たちだったら栄養指導を、やっぱり20年30年重ねてきたからこその今っていうのがめっちゃ、
そこがあるから、なおさらこのなんか面白さにつながるんやろうなと思うんですよ。ただの例えば畑違いの仕事を、今はAIがあるから、全く何も知らない自分でもこんなにできますっていう感動じゃなくて、
ベースの知識があるからこそ当たりもつけれるし、そこに自信持って言えるその自信が、ただ単にエビデンスがこうだからじゃなくて、やっぱり私が思ったここって当たってたんやみたいな、この過去からの経験値が乗ってくるから単に、
昔は調べ方がアナログで時間がかかったのが、今はAIですごく回転早くできる、このすごさすごいでしょうじゃないところの方が多分興味あるんやろうなって聞いてて思いました。
そうか。だからなんか一つのことを続けて模索してやった自分のその、なんていうかな過去というかストーリーがあるから、今やってることのすごさがよりわかるし、昔一つ論文読もうと思ったら大変でしたもんね。
大変でしたね。
海外の英語やったらそんな質問されたからちょっと調べときますねの、いつその回答できんのっていうのが、今や瞬時に論文を教えてくれ、日本語でわかり、用詞もわかりみたいなね。
そうなんですよ。
なんならよく似た論文まで広げてくれみたいな。
そのなんかすごさがあって、今目の前のボクサーの人に役に立ててるっていうのは、そりゃなんかドーパミンめっちゃ出るやろうなって思います。
そうなんですよ。
ねえ。
出てます。だいぶ出てるなと思って。
実際教えてみて、感触というか相手からの変化とかプラスのそういうものっていうのはあったりします?
そうですね、なんかね、これもすごい驚きやったんですけど、試合直前っていうのもあって、とにかく強くなりたいっていうのもあるし、
で、軽量があるので、そこまでになんとかしてその体重を持っていかなあかんっていう必死さがあるので、私の話をめっちゃ真剣に聞いてくれるんです。
なるほどね。
びっくりする。
自分ごとや。
びっくりするぐらい聞いてくれはって、こんなんなかったなって、今までの病院で働いてきた中で、
月、多くて月2回、月、まあまあだいたい月1回やるので、そのときに説明して、「わかりました、こうします。」ってなっても、次の月やからコラッケ反応は、で、また担当が違ったりとかもするから、
だからやっぱりそんなに10人説明して、1人成果出たら万全やなみたいな感じやけど、
おにぎり食べたほうがいいですよって言ったときに、何のおにぎりがいいですかねって聞かれて、竹おにぎりがいいしって伝えたら、もうその直後に竹おにぎりを食べましたの写真を送ってくれて、
え、こんなすぐ聞いてくれるんだよって思って、それがすごい嬉しくってね。
なるほどね。
ちゃんと聞いてくれはるんや、こんなに私の話。
若い人やから、ぼくさんの人、20代の男の人と高校生の男の人なんて、全く栄養になんて興味ないよ、一般的に。
男性の欠職率の一番高いのは20代の人。
そうですよね、ほんとにね。
だからそんな全く興味のない、食事に興味のない、高校生だってお母さんがやってくれはるしん。
それなのに、この私の話を聞いてくれるっていうのは、ものすごい届けるっていうのは、すごく効率がいいなと思って、
必死に学ぼうとしてもらっているときに、いろいろ説明して、
私はもうずっと病院で働いてて、病気の人の支援と、あと高齢者の栄養管理をやってたから、
将来、健康でいてほしいとか、ずっと栄養をよくしてほしいっていうのがあるから、
そこのゴールをエッセンスをちょっと入れつつ、本人の目標の、
基本は目標、CIで勝つとか、計量をクリアするんだけど、その中にもちょっとそういうエッセンスを入れつつっていうのが、
素晴らしい。
そんな感じでやっております。
なるほどね、そりゃやりがい感じますね。
中にはね、病院の患者さんでも聞いたことをすぐに実践してくれる、珍しいタイプではありますけど、
中にはいてくれますけど、多分ね、病気になったものを回復させるっていうのって、悪くならないようにするための指導じゃないですか。
一方で、特にスポーツ栄養の中でもアスリートで、もう減量して体重クリアしないと試合に出れない、強くならないと負けるみたいな、
これ以上ない自分ごとの目標がもう直前にあるっていう人の、目標の明確さ、いくら明確に期限を切ってあるか、それが超えたらプラスになるっていうのと、
病気の人の場合、その目標をクリアしたら悪くならない、なるのを食い止められるって、このモチベはね、多分めっちゃ違うからなって思います。
そういうことね、なるほど。
ヘモグロビンA1Cを3ヶ月でいくつ戻しましょうって、戻ったらそれは嬉しいけど、
嬉しいけど。
でもその人たちの人生のゴールって、例えば、なんかハイキングもっとしたいなとか、歳とっても旅行したいなとか、80なっても居酒屋行ってみんなと飲める体と体力とか欲しいなっていうのがゴールだと、
ヘモグロビンがちょっと戻ったことって、よっしゃーという感じにはなかなかならないですもんね。
ならないですもんね。
でも鮭おにぎり食べて減量できて勝ったみたいな、うわー、たえさんに聞いた話そのままやったらすごかったみたいなことに、
すごい繋がりやすいだろうし、男子で20代、高校生だから、より全くフレッシュすぎて何も知らんから言われたことが、
ただただ、さーっと入ってきやすいのもあるんかもしれないですね。
そうは言ってもこっちの方がカロリー低いやんとかもわからんみたいな。
いやー、いいな、この頃にそうやって聞いたことが、これって体にいいんだって思ってもらえると、まさになんか一番入りやすい職域の形ですよね。
そうですよね。しょっちゅう伝えるのがね、アスリートで栄養教育を十分に受けてなかった人が、
中年とか高齢者になって、やっぱりその頃のやり方をやってしまってて、人機能が悪くなったりして、
鳥船あたりとかして来られてたっていう、住みされてたっていう方の吉野もやってたので、それを時々言って、
今、ちゃんと食事、栄養の知識をつけて、ずっと元気でいられるようにっていう願いを込めてやってるっていうのもあるんですけど。
いや、それも最初の話じゃないですけど、ずっとやってきたからこそ伝えられる一言アドバイスであって、そこはね、どんなAI駆使してもそんなアドバイスは出てこないですよ。
そっか。
その人が持ってる、語れるストーリーみたいなの、体験談。
エビデンスを調べてくれる、論文を引っ張ってくれるのはね、今の技術でできるけど、こんなこと20年したらさっきこんな人になっちゃうから気付けてねーわね。
やっぱ自分こそ言えるエッセンスやと思いますね。
だからそこが融合できるから、なおさらAIっていうツールに使われるんじゃなくて、使いこなしてるんやろうなって。