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Taeと、Kumikoのえいようカフェ。
このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなぁと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、Taeさん、今日のテーマは?
入学説明会の体験
はい、今日は、通信制大学の入学説明会に行ってきました、という話をしたいと思います。
どんなところだったんでしょうか?
説明会は、子供について行ったんではなくて、母親が行きたいっていうので、連れて行きました。
連れて行く?
お母さん。
つき添い。
おぉ。
自分でもなく、説明会のスタッフは、私が入学するんだと思って、全部私に説明をしようとしたんだけど、
個別相談会の先生だけは、先生かな、スタッフの方だけは、どちらが入学をされる予定なんですか?って聞かれて、
おぉ、って思ったんだけど、母ですって言ったら、すごい驚かれて、えーって言って。
お母さん、おいくつでしたっけ?
80代なんです。
おぉ、そりゃ驚きますね。
80代の学生はいません。70代はいるんですけど。
じゃあ、最年長だ。
最年長。
すごいなぁ。そりゃ驚きますね。
最年長で、80代で入学されたら、手がかかりすぎて、
オンライン動画で勉強したりするから、手がかかりすぎて、大変って思われるかなと思ったけど、全然そんな雰囲気はなくて、すごくウェルカムな感じで、
へぇー。
ぜひ入学していただきたいです、みたいな感じで、すごいですね。
で、どんなことをされてたんですか?とか、いろいろ聞いてくれはって、
で、母も嬉しくて、いろいろ、こんなやってたんだ、やってたとか言って説明して、
寿命が来るまで卒業できるかわかりません、とか言いながら。
なるほど、それでじゃあ説明会に行って、雰囲気とその動画視聴とか、そのお母さんにとっての学ぶ環境っていうのは、あまりストレスなくいけそうやなという感じやったっていうことですか?
学ぶ環境の利点
そうなんですよ。なんかね、模擬授業みたいなのを受けたんですけど、2人で。
普通に教室の中で先生がマイクを通して説明してくれはったんですけど、
スピーカーが頭の上にあって、すごく音が大きくてしんどかったんですよ。
で、1時間とか座って話を聞くっていう機会がだいぶなくなっているので、
内容はすごく面白くて興味深かったんだけど、ずっと座っているのがつらくて、終わってから母に、
あ、もうお母さん疲れたなって言ったんやけど、私大丈夫とか言って、興味深かったしって言って、
音大きかったやんなって言ったら、私にはよく聞こえてちょうどやったとか言って。
お母さんにはぴったり。
ぴったりやったなっていう。
あと、基本はオンラインで、動画とかオンラインで勉強することになるんだけど、
オンデマンドなので、自分でわからないところはもう1回繰り返して聞いたりとか、スピードもゆっくりにしたりとかできるし、
あー、それはいいな。
ちょうどいいんちゃうかなと。
なんか若い人たちに混じって、一緒に話聞くよりも、ちょうどいいんじゃないかなと思って。
別に家で勉強できるんだけど、家の15分ぐらい歩いたところからスクールバスが出てて、学校も行きやすいし、
ちょうどいいところにしかも興味のある学科があって、よかったなと思って。
来年4月から。
受験して落ちたら科目履修生で行ってよかったと思って。
あー、なるほど。そうか、試験も一応あるわけですよね。
たぶん大丈夫だと思うんですけどね。
うんうんうん。
すごいな。小論文って書いてたかな。
あー、なるほどね。
うんうんうん。
いやー、でもすごいなと思ったのが、今私も学生を大学で教えていて、コロナの頃は動画に授業を撮って、それを流して授業の感想を出させるみたいな感じの年が2年ほど続いたんですけど、
そのときの学生とか、よくネットニュースなんかにもなってたのは、もう若い子は2倍速にして聞くと。
あー。
早く、まあ先生そんなにうまくしゃべれるわけじゃないから、まあっていうのはリアルだとあるけど、そのリアルのまあとオンラインでのまあって全然ね、シーンってなるから、学生にとってはそれがこう無駄な時間とか間延びして聞こえるから、若い子は2倍速にしてガーッと授業を受けるみたいなのはよく言われていたけれども、
逆にお母さんのような世代には、ゆっくりできることのメリットっていうのもあるんやなと思って、今ちょっとハッとしましたね。
さらにね、やっぱり止めて何度も見返せるっていうのがオンデマンドの良さだし、自分がこう何か学びをするときも、聞き流せる、理解できてるところはそのペースで行って、ここもう1回聞きたいなっていうところは、対面だったら後で先生に聞きに行って確認しないとわからないことが、その場で止めて10回でも聞けるっていうのはね。
学びの喜びと意欲
そうそう。
なんか学び方として、すごくある意味真実というか丁寧ですよね。
で、それをずっと長く座って聞くのがお母さん苦痛じゃないっていうところが、学ぶスタンスがある方だからだろうなっていうのは思いますね。
やっぱ80代で1時間座るとしんどいですよ。
しんどいでしょうね。だいぶしんどいはずやったと思うんやけど、それ以上に多分勉強したいっていう。
勝った。
学びたいっていう方がね、強いんやろうなって。
素晴らしいな。
いや、なんか今のね、たえさんの話を聞いて思ったんですけど、個別相談をしてくれたスタッフの方がすごくウェルカムな感じ。
で、頭からたえさんが入学をして、お母さんはついてきたって、決めて話をしないっていうそのスタンスがすごく素敵だなと。
あー、そうそうそうそう。
こちらの方が入学されるんですか?っていうその一言、そういうなんか言葉がけひとつも、やっぱ通信生っていう大学のスタイルはあるけれども、
それに参加した側としては、そんなちょっとした配慮みたいなのもやっぱ嬉しいですよね。
そうなんですよ。それ思いました。だから気に入ってね、母も。
じゃあ次の春からは家で学んだり、たまにはスクールバスに乗って学校に行ったり。
そうそう。やってもらおうと。
うーん、生き甲斐ですよね。80代になって好きな学びができると腰も痛くなることよりも知りたい欲が増さるって。
たぶんね。
栄養士の世界でもよく言うQOLの向上ってまさにこういうことなんでしょうね。
うーん。
好きなことを知りたい、没頭したいっていうような欲って、何も若い時代の特権ではなく、
寿命くるまでに卒業できるかなみたいな、そういうなんかこうユーモアも出るぐらいずっと学びたいっていう楽しみなんでしょうね、お母さんにとっては。
そうなんですよ。楽しそうでした。
うーん、こんな感じでね。
あとなんかね、勉強したことを自分のコミュニティで発信をしていこうっていう計画もしてて、
そのコミュニティはもう辞めてしまおうかなって言ってたんだけど、せっかくやし継続して続けて欲しいっていう要望もあるしって言って、
なんかね、80代でそんだけ色々ね、楽しく過ごせたらいいなと思って。
コミュニティがあることもすごいですよね。そういう場を持ってるっていうのはね、すごい。
そしたらこの学ぶこともまた、これは誰かに伝えないとっていう思いが乗ると、よりアウトプットの必要性を感じると、インプットってすごく伸びるって言われるので、
なんか生きた能トレですね、お母さんにとってはね。すごいなぁ。
ね、どんな感じか。もしかしたらもうしんどくってプレッシャーでやっぱり難しいし、やめるわってなるかもしれへんけど、それはそれでかもへんし、
またどうだったか、半年後ぐらい報告できたらなと思います。
楽しみだ。でもどうなるかじゃなくて、スタートできる、スタートするっていうところが素晴らしいなって思いますよね。
ね、皆さんもなんかもう年だから無理とか、これは若い子のやるもんだとか、もうこれは一度私は諦めたからもうってなってしまうと、すごくもったいないことってね、身近にあると思うので、
なんかね、どんなちっちゃなこと、大学に行くみたいな大きなことじゃなくても、やりたかったこと、興味があることをちょっと一度ね、振り返ってみるのも一つなのかなってお話を聞いて思いました。
ではまた。