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TaeとKumikoの栄養カフェ。
このラジオは、私たちが日常生活で、これって興味深いなぁと感じたテーマについて、10分ほどでお届けします。
では、Taeさん、今日のテーマは?
今日のテーマは、高齢者施設は怖いところ、というテーマです。
高齢者施設のイメージですよね。
そうなんですよ。どうですか、くみちゃんは?
私も、おじいちゃんを施設に入ってた時期があるので、行って見てるからイメージはわかるけど、ニュースだけしか知らなかったら、たぶん全然違うやろうなとは思いますね。
ニュース、どんなニュースがあります?
あんまり、いいイメージのプラスで明るい、ニュースで取り上げられるのって、だいたい逆が多いから、
マイナスのイメージでテレビで見るところばっかりフォーカスされて、こんな良い面がありますよ的な扱いをそもそも受けるところは流れないからっていう、
切り取った部分だけが入ってくるから、それで自分の中で妄想されるのかな、みたいなのもありますよね。
そうですよね。虐待されてるとかね、そういうのが多く出てるんで、でも、本当に高齢施設は、おだやかで明るくて、すごくいい雰囲気なんですよね。
私、栄養士の学校の養成施設の授業で、高齢者施設の紹介をさせてもらうことが毎年あって、授業の最後に感想文を書いてもらうんですけど、
半分以上は、高齢者施設ってもっとピリピリして怖くて、高齢者がいつも怒っているような、そんな施設だと思ってましたっていうことを書かれて、いつもびっくりするんですけど、
そういうふうに思ってはる人多いんかなと思って、違うよっていうのを伝えたくて。
自分の知らないものは、入ってきた情報で自分の中の世界ってできますよね。
たとえば、保育園に子どもが預けたことなかったら、保育園ってこんなとこだろうみたいな印象も、ニュースでもそうしたら、たぶん、この高齢者と同じようなことも起こるかもしれないですよね。
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だから、身近にそういう人がいなくて、いないと保育園も高齢者施設も、そもそも本人が足を踏み入れることはゼロだから、知ろうにも知れないみたいなところは。
それが、たとえば、役所だったら、行ってみたらわかるから、ニュースを聞いても、自分は行ったことがあるからね、太陽がどうだとか、人の多さがどうだとか、待ってる人がすごくどなっててとか、でも、行ったことあるから、そこのそういうもんだなとかわかるけど、
子どもいないと保育園のなかなか絶対入らないし、自分の親戚がいてなければ高齢者施設なんて、一回でも入ったことはないから、ニュースの力ってそういう意味では怖いですよね。
そうですね。私ももともと病院で働いてて、どういうところかわかってなかったんだけど、やっぱりね、スタッフがすごくみんな明るくて、特に介護士さんが一番多い職種なんだけど、介護士さんっていう職種が本当にすごくて、それまで病院であんまり介護士さんと話すことなかったんだけど、
施設に行ったら、ほとんどの介護士さんと一緒に何かするっていうことが多くて、本当にすごいなと思ったのは、僕たちはエンターテイナーですからねっていう、ひかごい介護士さんがいて、エンターテイナーどういうことって思ったんだけど、
エンターテイナーっていうのは、高齢者ってやっぱり体がしんどいから動きたくなくて、できれば人にやってほしいって思ってしまう方も多いんだけれども、その中でいかに意欲を出して自分でやろうと思ってもらえるかっていうのは、それを引き出すっていうのが自分たちの仕事だっていう考えで、
いろいろね、なんか面白いことを言ったりとか、おみこしを作ってお祭りの雰囲気をね、子供のときの思い出を思い出してもらって楽しい雰囲気にして、ちょっとベッドから起きてもらおうとか、いざかやイベントっていうのを毎年やってるんだけど、
ノンアルコールビールとかを用意して、いざかやの雰囲気を楽しんでもらおうとか。
それは喜ばれそうやな。
すごいなって思ったのは、ご飯食べてるときにくしゃみが出てしまうんですよね。
変なところに、私たちは大丈夫なんだけども、鼻のほうに食べ物が行ってしまってくしゃみが出てしまうことがあるんだけれども、
解除してるときに、突然お年寄りがくしゃみをしてしまったときに、
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食べ物が体に解除している介護士さんたちの腕とかについてしまうんだけど、
普通だったらもういいやなって思うと思うんだけど、
介護士さんは、わーありがとう、後で食べるわ、調味おいしくなるわ、僕の体、みたいな感じで思う。
すごいそれを笑いに変えたりとかして、本当にすごいなっていう。
そんなふうにして、盛り上げて盛り上げてって、日々の生活が楽しめるようにっていうふうに一生懸命考えてある人たちなんですよね。
すごいな、具体的にそれぐらい意欲が高いというか、自分のやってる仕事に対して信念があるというかね、
そういう人ってどのぐらいいる感じですか、ほぼみんな同じ方向を向いてるんですかね。
えーどうなんでしょうね。
それは施設によっても当然違うとは思うけれども、
例えばどうなんやろ、ただの作業をやってるみたいな感じの人がいるかとかですかね。
たぶん学生がマイナスのイメージを持ったりするのって、ニュースで取り上げられるのってどっちかってそんな感じじゃないですか。
介護士がいかに負担が大きな仕事で、みたいな人数が少なくて、大変だっていうので捉えられてる印象のイメージから言うと、
こんなみたいな人ってたぶんおらへんやろなって一般にはね、思われてそうなイメージで、
でもこんな人が働いてくれてたら、そりゃ明るくなるわなとも思うしね。
そうですよね、なんかそんな、私からしたらそのニュースに出てくるような人はちょっとありえへんっていう。
逆に。
逆にありえへん、異常やなっていう感じですね。
ということはやっぱりニュースで取り上げられてるところが、なんか大半やってもしかしたらイメージがつくから、もっと怖いとこやと思ってたみたいなね。
そうかもしれないですね。
でも大半のニュースに取り上げられないというか、多くの施設そんなになんか待遇が悪いとか、当然人員が足りてなかったらどこもピリピリすると思うけどね。
そうではないところであれば、そんなふうにスタッフ、介護士さんたちができるだけその人のADLを自立させるとかいうことを自分の仕事のポリシーに思いながらやってくださってる方がいたら、それは穏やかで明るい施設になりますよね。
そうですよね。やっぱりね、体調を崩しやすい人たちもたくさん、そういう人たちなので基本的に急に体調崩すっていう。
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で、看護師さんはそういう感じではなくて、なんか面白がらせようっていうのはないんだけれども、やっぱりもう本当にね、目を光らせているっていうか、体調管理に。目を光らせていて、施設って病院みたいに主治医がそれぞれで別れててっていうんじゃなくて、一人なんですよね、施設長。
で、夜中は病院みたいに医師がいるわけじゃなくて、看護師さん、私が仕立たれている施設は看護師さんが夜中に一人だけいるんですよ。勤務してて、その人がすべて責任持って見ないといけないので、それはそれは多分ね、責任が重い仕事なんだと思うんですよね。
でもね、それでもやっぱりみんな優しくって、あの浴槽できたりとかね、したらちゃんとケアさはるし、お腹が痛かったらちゃんとね、お腹のケアとかも、排泄の管理とかもきっちりやってはるんだけど、でも基本的に穏やかで優しくって。
で、ある人はいつもね、高齢者のことだけじゃなくて、よく私の挨拶するとき、ちょっと今日はしんどそうやねみたいな、私の健康チェックみたいな、気分チェックもあるみたいにしてくれるんだけど。
一回ね、その看護師さんがいるときに、学生実習があって、学生実習のときに倒れはったことがあったんですよ。
利用者さんの横で、緊張と脳貧血みたいな感じで、倒れてしまったときに、私はもうすっごいパニックになって、どうしようってなったんだけど、そのときに廊下にすぐに出て、看護師さん来てくださいって叫んで、すぐ対応してもらったんだけど、
もうそこが、今まで穏やかな看護師さんが、一瞬スイッチがバシッと入った感じで、すごい素早く対応して、車椅子持ってきてーとか言って、朝から何食べた?お茶飲んだ?とか言って、朝食べてないです。朝食べへんかったからやろう、ちゃんと食べなあかんよーとか言って注意して。
車椅子に座らせて、畳の部屋に行って血圧測って、それで大丈夫、これならちょっと休んでたら、横になってたら治るからって言って、すごいなと思って。
で、あとからね、ちゃんと看護師さんって大きい声で読んだのは正解やったよ、とか読めてもらって、急に表現してね、さすがやなって思ったことがありました。
すごいですね。仕事にみなさん、ちゃんと自分のプライドがあるというか、
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で、その看護師さんは、看護師さんとして自分たちがやるべきこと、看護師さんは、自分がそこでやるべきことっていうか、それにプライドをしっかり持ちつつも、スタッフ間がそれを認めあえてるからこそ、温かくて明るい雰囲気ができてるんじゃないかなって。
でね、そうでもなければ、なかなか看護師がAOCに声かけて、あなた大丈夫とか、殺伐としてそうじゃないですか、もっと。
あー、そうかもしれん。
だから自分のやるべきことをきちんと、自立してやれてる人たちの集団だから、相手がやってることを温かく見守れるし、だからそこに来られる利用者さんたちもたぶん温かいだろうし、預けてる家族の方もいい施設やなって、たぶん思われるんちゃうかなって思うんですけど、
実際に来た学生さんはそんな印象持ってるけど、実習に来た後にイメージ変わったりとかっていうのはあったりします?
もうそれはね、だいぶ多いで、ほとんどがそうで、もう施設で働くなんて考えてなかったけれども、ここで働くのを考えて、こういうところで働きたいと思いましたとかいうのはよく言われますね。
やっぱりじゃあ、それだけすごく世の中のよく一般的に思われてる施設のイメージと真逆なことができてるような、たぶんすごくいい施設なんだと思いますよ。
そういう施設ばっかりだったら、あんなニュースなんて絶対とりあえずならないはずだけど、だからスタッフ間のコミュニケーションがすごくできてる施設だなっていうふうにも思いましたね。
そういうのってやっぱり雰囲気でわかりますもんね、入ったときはね。
だから、老犬の施設って基本的にネーミングも穏やかな施設の名前がついて、中も明るくてクリーム調でみたいな、そういう穏やかさを見たときの印象、相手に与える印象はあるけど、結局そこが殺伐としてるかどうかって人で決まるところは大きいと思うので、
だからやはり自分の仕事にプライドを持って、やらされてるとかめんどくさいとか、何かに対して不満を持つんじゃなくて、自分はこうしたいと思う専門家のプロフェッショナルな集団の人たち同士が手を取り合ってやると、そこまでいい施設にもなるし、
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それがうまくいかないと多分真逆のことも起こるんやろうなっていうのを今話を聞いてすごく思いましたね。
世の中で思われてる印象と実際の中ってこうやって違うんだよってことも聞いてみないとわからないので、すごく貴重な話だったんじゃないかなって思います。
ではまた。