2023-03-09 09:31

年功型賃金の功績

日本経済新聞の経済に関する記事はたいてい間違っているが、きょうはめずらしく正しい記事。

 年功型賃金の功績について書かれている。 

日本型経営や日本型雇用を否定し、カイカクを続けた結果、日本経済は停滞し国民は貧困化し、少子化が進展した。

この事実に目を向けるべきだ。 


 賃上げ議論、肝心なのは来年

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQO...


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あんちゃんの何でも言いたい放題
みなさんこんにちは、あんちゃんことあんどうひろしです。
本日もあんちゃんの何でも言いたい放題ということでお話をしていきたいと思います。
今日は日経新聞に珍しくいい記事が出ておりまして、これを紹介したいと思います。
十字路というコラムですね。
これ今日3月9日の11時半に配信されている記事なんですけれども、
値上げ議論、肝心なのは来年というタイトルで書かれてます。
要するに、今年はいいかもしれないけれども、じゃあ来年どうなるんですかと。
今年は賃上げができたかもしれないけれど、来年不景気だったらもう無理ですよね。
だとしたら、今年仮に給料が上がったとしても、
それはちょっと取っておこうと、使うのやめておこうと、貯金しておこうと、
そういう風になるんじゃないですかという投げかけなんですね。
ここですごくいいのはですね、こう書いてるんですよ。
いつかはクラウンという言葉。
多分若い世代の人はそんな言葉知らないと思うんですけれど、
いつかはクラウンに乗れるみたいなね。
ちゃんと年収が上がっていくから、今は乗れなくてもいつかはクラウンに乗れるぞと。
そういう風なイメージですね。
この時はいつかクラウンに乗ってやろうというような、そういう意気込みもあったと思うんですけれども、
こういう言葉がかつてはあったわけですよ。
こういった必ず来年は給料が上がるんだという、こういう所得の予見ですね。
だから将来の見通しが立てられるということは、これはものすごく重要だったと思うんですね。
だけれども、日本からこのような所得の予見性が失われたのは1990年代後半だと。
バブル崩壊後の日本型経営への批判から成果型賃金に移行した。
所得の変動リスクは一気に高まり、数年先の所得を見通せなくなった。
結果的に92年から98年にかけて家計の所得は7%増えたが、消費成功の低下で消費はほとんど増えなかった。
この時期を境に日本はデフレ境に突入していくと。
この時消費税も上がってますから、これも大きな要因だったと思います。
これから賃金が上がったとは言っても、大企業の人の賃金が上がったけれども、
他の人たちは非正規労働になったりとか、そういった所でバラバラになって低賃金化が進んだわけですね。
03:00
特に男性の低賃金化が進みました。
これによって結婚もすることもできなくなって、そして女性の賃金は確かに底上げになったかもしれないけれども、
男が下がって女性が上がってということで、低い方にどんどん揃っていくと。
そういう感じになったわけですね。
なのでそれで所得の二分化も進みましたね。
なので単純に家計の所得が増えたから消費が増えるかって言ったらそんなことなくて、
中間層が没落していって中間層がどんどん低所得の方に行ったと。
そして高所得の方に行く人は少なくなっていったと。
そのように分かれていったということですね。
だからトータルで見たら高額所得者はものすごく稼ぐようになったので、
トータルで見たら家計の所得は上がってるかもしれないけれども、
個々の家計で見ると低所得の人の方が増えたと。
それで高所得の人はそんなに消費するかって言ったらいくらなんだって、
1日には大抵の人は3食しか食べませんよね。
4食も5食も食べる人はいません。
なので消費するものは変わらないわけですよ。
そんなに所得が増えたって、
こっちの高所得の人の所得が増えたところで消費は増えません。
むしろこの中間層から低所得になってしまった人の方が、
お金は収入に対しての使用する比率は高いわけですよね。
だけれどもそういう人たちはむしろ賃金が下がったので、
そういう人たちの消費が減って個人消費が伸びなかったと。
そういう分析が本当はできるんだろうと思います。
そしてこの記事で面白いのはですね、
こう最後に書いてるんですよ。
年功賃金に戻すべきだと言いたいわけではない。
いや違うでしょう。
この人は多分年功賃金に戻すべきだって言いたいんですよ。
ただそれを言うと今、世間から占められるんで、
いやいやそんな年功賃金に戻せるなんて言ってないよって言ってるんだろうけれども、
本音は年功賃金に戻すべきだって言ってるんだと思います。
この後ですね、年功賃金に戻すべきだと言いたいわけではないと書いている。
その後に、ただ日本の家計との相性の良さは認めるべきだ。
90年代後半の経験から、
所得の安定的な増加がもたらす効果は大きい。
昨今の賃上げ議論には継続性の視点を強く求めたい。
ということで、確かに私は昭和62年に就職してます。
だから1987年か、1987年に就職してるんですけど、
その頃、私はその会社で大体8年間いましてね、
その頃の我々の考え方、普通のサラリーマンの考え方は、
来年はどんだけ給料上がるかなっていうね、
春党でどんだけ上がるかなっていうのが、
06:00
期待っていうか希望だったわけですよ。
だから春党をやれば、4月になれば必ず給料上がるんだって、
それが常識だったわけですね。
それがもう世間一般のサラリーマンの常識だったと思います。
だから今年よりも来年の方が豊かになるっていうことをみんな信じてたわけですよ。
だから例えばローンだって組めただろうし、
今年ちょっと贅沢しても来年はもっと給料上がるはずだからそれで大丈夫だというね、
そういう安心感があったわけですね。
だから今賃上げで必要なのは今のこのコラムに書かれているように、
今年も上がったら来年も上がる。
再来年はもっと上がると。
そういう予見性が持てるっていうことが大事だっていうことを言ってるわけですね。
まさにその通りなんですよ。
そしてそのように毎年給料が上がっていくっていうのは、
日本以外の国はみんなそうなってるんですよ、今でも。
日本だけなんですよ、こんな停滞してるのは。
だから賃上げをすることをみんな経営者も忘れてしまって、
賃上げするのが恐ろしいと。
賃上げしたら来年そんな給料払えるかどうかわからないから、
賃上げするのはやめとこうと。
もし業績が良くてもボーナスだけにしとこうかみたいなね、
そういうことをしている。
私もJリシュやってる時に、
そういうことを社長さんにアドバイスしたこともあります、確かに。
それが確かに今は身を守る方法だったと思ったからですね。
だけれどもこれからは政府も率先してやってもらいたいですけれども、
毎年給料は上がっていくんだという、
当たり前の普通に経済が、資本主義の社会で経済が成長していくっていうことは、
給料が上がっていく、所得が上がっていくっていうことですから、
そういう資本主義の当然の状況を取り戻さなくてはなりません。
だから今こそ政府の方も人事院勧告で民間が上がったから上がるではなくても、
逆に政府が率先して毎年3%ずつ給料を上げますということをやっていったら、
民間の企業は公務員の給料に準拠して賃金を決めているところも多いですから、
そうなってくると民間の賃金も上げざるを得なくなってくるわけですね。
それに合わせて政府がいろんなものを発注して、
民間からものを買ってますから、
その値段も少なくとも毎年3%ずつ上げていくと、
発注単価も上げていく、購入単価も上げていくと、
そういうことをやっていけば民間の給料も上がっていきます。
なので政府がやはり率先して賃上げをしていかなくてはいけないと思いますし、
珍しく日経がですね、たまにこういう正しい記事を書くんですけれども、
日経の中に大体間違った記事の中に珍しく混ざっている真っ当な記事を見つけるっていうのは、
宝探しみたいなもんで楽しいと思いますので、ぜひ皆さんやってみてください。
はい、ということで、本日もご覧くださいましてありがとうございました。
09:02
ぜひ皆さんチャンネル登録と高評価、そして通知設定もよろしくお願いいたします。
それではワンちゃんの何でも言いたい放題、また次回お会いいたしましょう。ありがとうございました。
09:31

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