1. 整備士の働き方って?~LTCのリアルな日常~
  2. #2 現役航空整備士が語る「”定..
2025-09-01 33:59

#2 現役航空整備士が語る「”定刻通り”安全に”飛行機を飛ばす責任とプレッシャー」

今回のテーマは「現場整備士のリアルと未来が変わる資格制度」

現在も羽田空港で働いている航空整備士2名にお話を伺います。

 

[ゲスト]

現役航空整備士:古賀(羽田整備部)

現役航空整備士:井野(羽田整備部)

聞き手:川畑(総務部総務課)

 

[トーク内容]

・自己紹介

・航空整備士を志したきっかけ

・現役航空整備士のスケジュール

・仕事内容や給与に関わる”国家資格”取得

・勉強と仕事の両立を生み出すサポート制度

・「資格を増やすと整備できる飛行機が増える」新入社員が資格を増やしていく流れ

・航空整備士のやりがいと、忘れられない”初めて飛行機を飛ばした”エピソード

・今後の目標

 

[採用情報]

ANAラインメンテナンステクニクス株式会社で一緒に働く仲間を募集中!

詳細はコチラ(HP:https://www.ltc.ana-g.com/ )

 

[番組概要]

“ANAの飛行機を安心安全と共に大空へ送り出す「航空整備士」”

ANAラインメンテナンステクニクス株式会社の社員が本音で語るPodcast番組です。

 

[制作]

PitPa(株式会社オトバンク)

https://pitpa.jp/

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

サマリー

このエピソードでは、ANAラインメンテナンステクニクスの整備士が働く現場の実情や資格取得の重要性について語ります。整備士としての責任やプレッシャー、そして資格取得に必要なサポート体制について詳しく話し合い、航空業界でのキャリアの魅力や挑戦を紹介します。現役航空整備士が語る中で、航空機の資格取得に関する過程や作業の責任、プレッシャーについて述べられています。また、現場での経験が試験にどのように活きるのかといった学びの重要性も強調されています。現役航空整備士の井野さんと小川さんが、資格取得やタイムプレッシャーの中での仕事のやりがいについて語っています。特に、岡山空港での活動を目指す小川さんの熱意や、整備士としての成長を大切にする井野さんの姿勢が印象的です。

整備士の現場と自己紹介
みなさん、こんにちは。ANAラインメンテナンステクニクス総務部の川端です。
ANA LTC羽田整備部の小川です。
ANA LTC羽田整備部の井野です。
この番組は、ANAラインメンテナンステクニクスについて、私たち社員と今も現場で働いている美術者が本音を交えてお話ししていく番組です。
今回のテーマは、現場整備士のリアルと未来が変わる資格制度ということで、お二人をお迎えしてお話していきます。
よろしくお願いします。
このお二人はですね、現場で働いていますので、聞いているあなたの直属の先輩になるかもしれないお二人ですね。
はい。
はい。
ということでですね、簡単に自己紹介させていただきます。
ANAラインメンテナンステクニクス総務部の川端です。
経歴はですね、現在9年目ですかね、になります。
この4月に移動してきましたので、それまでずっと8年間現場で整備士をしておりました。
本当に飛行機はですね、学生時代は全く触ってもいませんでしたし、会社に入ってからですね、飛行機について勉強したというところもあって、
一からですね、飛行機について勉強して資格も取ってですね、今総務ということで仕事をしております。
はい、それでは高賀さんお願いします。
はい、高賀です。先ほど言いました通り、LTCの羽田整備部として現在整備士をやっています。
入社年次はですね、2015年ということで、今現在10年目になります。
持っている飛行機の機種、ライセンスの種類としては、ボーイング737型機と、あとはボーイング787型機ということで、現在国家宿泊を持っております。
私は学生時代、津山工業高等専門学校ということで、岡山県の山の中にある学校で工業系の勉強をしておりました。
飛行機の知識というものは全く持っていなくて、入社してから飛行機の勉強を、高賀さんと同じく始めたという感じですね。
結構資格取得については苦労した身なので、このラジオを聞いている方々は、そういったことを疑問に持っているかなと思いますので、そちらを中心にですね、お話しできればなと思います。よろしくお願いします。
はい、それでは井野さんお願いします。
はい、LTC羽田整備部の井野です。
2018年の4月に入社しました。
私は出身は九州の熊本県というところですね。
そこから東京に出て約8、9年ぐらいになります。
今持っている資格は、エアバスの320型機の一等航空整備士という資格を持っています。
今日は、入社前の皆さんのいろんな不安とか少しでも解消できるような、いろんなお話できたらいいなと思います。よろしくお願いします。
航空整備士を志した理由
お二人、なぜこの会社を選んだんですか。そもそもなぜ航空整備士を志したのか、というところもお聞かせいただけたらなと思うんですが、高賀さん。
はい、もともと小さい頃は航空整備士っていうのは全然イメージしてなくて、大きな機械というか、あと車とかバイクが好きで、学生時代過ごしてました。
津山航線に進学したタイミングで、いろんな機械を触りながら、自分も手を動かしながら仕事したいなっていう頃と。
小さい頃か父親の影響でレースを見に行ったりとか、岡山県の岡山国際サーキットっていうのがあるんですけど、そこにバイトに行ったりとかしてたんで。
そういったタイミングでレースエンジニアになりたいっていうところはまず一つの目標だったんですけど、そこからの航線のインターンシップっていうのがありまして、
EチームANA各社の工場見学であったりだとか、あと触手についての説明会みたいなのがあったんですけど、そこでLTCの工場見学を受けた中で、
目の前に自分が今まで見たことない飛行機、触れたことない飛行機がスポットインしてくるのを見てすごく迫力があって、自分がこの飛行機を触れるんだっていう衝撃を受けたのと、
あとは小さい頃から描いてたレースエンジニア、F1のピットクルーみたいなところが、やっぱり飛行機の整備士みたいなのもすごく通ずるもので、安全・安心の機材っていうのを定時で提供するっていうのは、
F1でいうとドライバーに提供しますけど、CAさんやパイロットにそういった安全・安心を定時で提供するっていうのはすごく通ずるものがあって、自分は航空整備士っていうものを選びましたね。
会社については、こういった航空整備士っていう、自分の働く答えみたいなところを教えてくれた会社ではありましたので、ここ一択しかないなということで、自分は入社しました。
僕がNAのLTCを選んだ理由はいくつかあるんですけれども、ずっとスポーツやってて、私自身外で働くことっていうか、外で動くことが好きだった。
LTCっていうのは、雨の日も風の日も寒い日も暑い日も外で作業しますので、そういった面では四季を感じながら仕事ができるなっていうのがあって、それが一つ。
あとは国内・国外の就航基地、201今就航してるようなんですけれども、そこで働く機会がある。そこでいろんな国外・海外とかも検討できるので、いろんな文化に触れたりとか、あとはそこでしかできないような軽減ができるかなと思ったので、選びました。
あとはLINE整備士、ずっとLINEで働きたかったので、LINE整備士がずっとできるのがLTCだなっていうのも一つ。あとは本当に最後の最後の決め手は青色っていう色が好きだったからですね。
青空に映えるんですよ、青って。
確かにね。
そういうクリアな青めっちゃ好きです、僕。
見えてないかもしれない。
僕の水筒のことを言ってます。
サファイアみたいな透明な色好きなんですよ。
休みの日お二人でよく遊んでると聞けましたか?
最近はよくバイク乗ったりとか、あとはキャンプ行ったりとかはしてますね。ちょうど後輩でもある井野さんと一緒にツーリングガテラ旅行に行ったりだとかはよくしますね。
結構趣味多い人って割と会社の中でいっぱい多いんで、いろんな趣味を教えてもらったりだとか、知らない文化に会社内でも触れるような。
よくサバゲーとかもね。
仕事の仲間で20人くらいで千葉のサバゲーフィールド貸し切ってやったりとかするんです。
サバゲーなんて、エアガンで大人同士が打ち合って何が楽しいんだと思ってたんですけど、めちゃくちゃ楽しくて。
一日中あの野山を駆け回ってね、大自然を感じながら趣味を教えてもらうとすごくいいな、個人的には思ってます。
どう?
いやもうおっしゃる通りですね。
おっしゃる通り?
よく一緒にツーリングがせてもらって。
小賀さんが行くとこ結構遠いんですよね、距離が。
距離遠いのはちょっと半分修行みたいな。
何も計画じゃないけど修行みたいな感じでいつも行かせてもらってます。
修行だと思ってたの?
反省するわ。
それ以外にも仕事終わりよく飲み連れて行ってくださったりだとか、食事連れて行ってくださったりとか、すごい普段講師ともに頼りになる大先輩ってイメージですね、小賀さんは。
結構資格取得の勉強をして、その後疲れたから一杯飲んで帰るかみたいなのもよくある。
資格取得のサポートと試験
ありますあります。メリハリがあっていいですもんね。
同じシフトの人同士で遊ぶことが多いですかね。
そうですね。
基本的には土日休みではないっていうのがシフトで動いてるんでそこは仕方ないかなとは思ってるんですけど、
そうなるとやっぱり同じシフトで動いてる人とよく遊びに行くっていうのが大半になるかなと思いますけど、
結構最初ね嫌だよね、土日休みじゃないって学生時代からの友達と全然合わないからね。
でも平日動くの良くない?
役所とか全部空いてますしね。
慣れちゃうと今月土日休み多くないって。
なんかちょっと逆に嫌になる。また渋滞かよ。
なんてこともあったりしますよね。
あとはでも同期とか全国各地にいるんで、その人らと休み合わせたり、
しかもそっちに遊びに福岡とかに飛行機で行って一緒に遊んだりっていうのもできるんで、
そういうのはすごい楽しいなと思います。
同じ基地だけじゃなくて隣の基地とか他のかとかっていうのもあるんで。
ということですね。
整備士にとっては資格取得が何よりも大事ということで、
私もですね国家資格を2機種持っております。
型式はボイング777っていう型式ですね。
一番大きな政府専用機とかと同じ一番大きな飛行機ですね。
500人以上乗るような大型機とボイング787っていう飛行機ですね。
2機種持ってますけれども、
今日いらっしゃるお二人も資格取得されてますので、
持ってる資格が増えれば増えるほどできる仕事の内容や、
もちろん給与にも関わってきますということで、
資格取得の中でお二人の苦労したことなどあればお伺いしたいなと思いますが。
苦労した点については、
やはり働きながら資格を取得するというところで、
今まで学生の中ですと、
勉強が全てというか、勉強が第一なので、
そこが社会人との大きな違いになるかなと思ってまして、
働くっていうところがまず第一で、
その中で資格を同時並行で取らないといけない、
勉強もしなければいけないっていうところが大変だったなというところが今感じてますし、
今現在も資格についても拡張中というところで苦労してる点にはなりますね。
はい、そんな感じです。
そうですね、今資格拡張っていうお話がありましたけれども、
資格は機種ごとに取る必要があるので、
1機種取るとその飛行機を深くまで触ることができる。
それがどんどんどんどん触れる飛行機の機種が増えていく形になります。
井野さん、聞いてみましょうか。
僕がやっぱり苦労したなと思うのは、
小賀さんと同じでやっぱり仕事をしながら勉強するっていうのは、
思ったよりも労力を使うというか、
学生にはなかった経験、学生時代はなかった経験だったので、
そこは社会人ならではでちょっと大変だなと思う面もありました。
でも、休みの日も勉強はするんですけども、
それもあって、1日目は勉強して、2日目は休んでしっかり遊んでみたいな感じで、
メリハリがつけられるようになったので、
そこは結構全然苦労じゃなくて、
むしろ1日家にいるよりかは何かしてるってことで、
メリハリができる、いいきっかけになったなっていうのはすごく感じてます。
あとね、同期とかと一緒に勉強したりとかね。
休みの日一緒に勉強した後一緒に飲み行ったりとか、ご飯行ったりとか。
そうですね。小賀さんにもいっぱい飲み連れて行ってもらって、
いつもありがとうございます。
そうですね。それもあるし、今私も次の飛行機、
今度ボーイングの767って飛行機の受験を今拡張中なんですけども、
またメリハリつけて頑張ってやってますといったところで、
飛行機のことも知れるんで楽しい面も結構多いかなと思って頑張ってます。
はい、ありがとうございます。
資格を取るのは大変ですが、LTCではですね、いろんなサポートをしていますということで、
そのあたりをお話ししていただければと思います。
資格取得については、やはり自分一人では成し得ないことだと思ってます。
現場にいる際は自分の時間を使ってっていうところも必要ですけれども、
メンターメンティ制度っていうのがありまして、
自分の担当の先輩、資格を取得する上での面倒を見てくれる先輩がいらっしゃるので、
その先輩にそのノウハウであったりだとか、受験のお作法みたいなところを勉強しながら資格を取っていく形になります。
カリカリペンを動かして勉強するような資格取得とはちょっと異なる航空整備士の試験になりますので、
例えばどういった作業でこういったことを注意しなければいけないというか、
実際に飛行機を見ながら、目の当たりにしながら覚えていくと、
すごく情景が浮かんで覚えやすかったりだとか、
あとは喋ることがメインになる試験が多いので、
そこら辺は人と人を表情とか言葉遣いとかをしっかり見ながら勉強が大事かなっていうことがすごくありますね。
作業中とか割と。
そうですね。いっぱい質問をふとした時に、これって何?名前何て言うの?とか、
いっぱい教えてくれるんでドキッとしますけど、
資格取得の流れとサポート
あ、やべーってなりますけど、答えられた時はもういいじゃんみたいな感じで。
この配線何?とか聞かれて、分かるわけねえじゃんとか。
だいたいそういうの最後の試験とかにポッて言われるよね。
聞かれたことを聞いてくれますね。
ふとした作業の中の質問ってやっぱりいきますよね。
めちゃくちゃ覚えてるね。
試験失敗っていうか、記憶にも残るし、印象深いことで忘れないと思うんで、
そういうところって大事ですよね。
働きながら仕事資格取得していくっていうメリットもあるのかなと思いますね。
井野さんどうですか?
サポートについてはすごく充実してるなと思うところはあって、
結構試験っていうのは長い期間でいろいろやっていくんですけども、
その節目節目で会社の教育訓練部っていう部署がすごくバックアップしてくれたり、
あとは現場で働いてる先輩方も結構時間を作ってくださって、
そこで質問してくれたり、コート練習の練習をしてくれたりっていうのがありますので、
そこはすごくサポートはあるなと思います。
先ほどメンターメンティーのお話ありましたけど、
私も今メンターとして2人の、両方女性整備士なんですけど、
今すごい女性整備士増えてまして、
2人とも女性の整備士のメンターとしてやらせてもらってるんですけども、
そういうサポートする側からしても、
そういう時間を作ってくれるのでやりやすいなっていうのはあります。
なのでやる側としてもやられる側としても、
結構勉強はしやすい環境なのかなっていうのは思ってます。
勤務の合間とか、あとは勤務の終盤の間接時間っていうのを会社としても取っていて、
そこでちょっとした質問とか、受験のサポートとかスケジュール感を確認したりとか、
そういうことをやってるっていうのは会社としてやってるサポートの一つかなと思います。
それでは航空整備士の資格取得の流れですね。
についてちょっとお二人に聞いていきたいなと思います。
小川さん、まず会社入られて一等航空運航整備士、それと一等航空整備士って資格を取ったと思うんですけども、
試験と実務のつながり
その違いから伺ってもいいですか。
一等航空運航整備士と一等航空整備士の違いにつきましてはみたいな感じになると、
すごいこういった感じなの試験を受けるんですけど。
そうですね。
質問が悪かった。
運航整備士が着くか着かないかみたいなところで、
よく言うのが出発前の点検みたいなところがメインになったりだとか、
あとはタイヤ交換であったりだとか、
飛行機に積んでる酸素ボトルみたいなのがあるんですけど、
パイロットの人が緊急時とかに吸う酸素ボトル、
結構交換頻度が高いような消耗品系を交換する資格が一等航空運航整備士に当たるので、
多分そこら辺がイメージしやすいかなと思うんですけど、
それをまず入社の2年目に受験がスタートするっていう形になりますね。
晴れて2年間ほど勉強してそれに合格すれば、
次の資格である一等航空整備士ということで資格拡張になるんですかね。
さらに深度の深いような整備ができると、
ライセンスの受験がスタートするって形になってますね。
それもやっぱり2年ぐらいは最低でもかかるかなって形ですかね。
人によってはですね、
ダイレクト、会社入ってからストレートで一等航空整備士を受験する人も中にはいますので、
一等航空運航整備士を先に取ってからっていう人だけではないっていうところですかね。
そこは上司との面談とか、
あとは会社の方針って言ったらちょっと硬いですけど、
どういった資格を取りたいかみたいな、
本人の希望に合わせたところも聞いてくれるのかなと思ってるので、
自分たちの方向性みたいなのが変わってくるかなと思ってます。
では井野さん、試験2年間ってお話あったと思うんですけども、
その2年間の流れ、簡単なスケジュール感聞いてもいいですか。
2年間は、まず最初は国土交通省管轄の学科試験っていうペーパーテストを受けて、
そこから2年のリミットがスタートします。
それに合格しますと、次に基本作業っていう緑の本、
それの勉強が2、3ヶ月、長くて半年ぐらいあります。
それがまたパスしますと、そこから今度は機種、
自分が受ける飛行機の機種ごとのシステムに特化した勉強になっていきます。
そこから約1年半ぐらい、ずっと試験を月1ぐらいで受けて、
晴れて国家資格取得といった流れになります。
この中にはちょこちょこ筆記試験もあれば、高等試験もあります。
その高等試験も結構難しいですよね。
学校の頃にカリカリペンを動かす勉強とは全然違いますね。
全然違うんですよ。
やっぱり喋り方っていうのも結構あって、
そういう喋り方ずっとしてたので、
私たちも今結構高等試験っぽい固い喋り方になっちゃってるんですけど、
なかなかこれってどうなってるって言われたら、
それにつきましては何々で、これがこうなりますのでこうなります。
みたいな感じで喋っていくんですけど、結構知識が問われる難しい試験ではありますね。
具体的にどんなことを聞かれました?
具体的には、例えば、
飛行機ってエンジンが2つ、ないし4つついてるんですけども、
それの、例えば燃料の流れを教えてみたいな。
飛行機って翼に燃料が入ってて、そこからエンジンに送って、
燃やして後ろに推進力を得るんですけど、
そのじゃあ燃料、翼のタンクからどうやって燃焼室まで行くのか全部教えて、
みたいな感じでポンって言われた時に、
インレットスクリーンからまずロープレッシャーフューエルポンプを取りまして、
そこから10個20個ぐらい答えるとね。
結構覚えるんですけども、覚えたら、
なんで結構全体的に勉強してたら答えれるけど、
この暗記じゃなかなか答えられないなっていう問題は結構多いですね。
理解を求められるって感じです。
結構作業とかね、行って、
これがフューエルポンプなんですか?
そうですね、なりますね。
これがフィルターか?みたいな。
そこがいいとこだよね、現場でやってて。
資料の知識が現場の作業で、ちゃんと答え合わせができるっていうのは、
働きながら仕事をする、勉強するっていうのはすごいいい面かなって感じです。
責任とやりがい
結構試験で聞かれるっていうのは、現場の作業でもすごい通ずるものがあって、
この質問って、このスイッチ触って作業するからこれが聞かれるんだとか、
なんか結構、これ触ったら危ねえなとか、割と多いよね。
多いですね。
注意事項とか結構聞かれますけど、
それも作業安全とか、やっぱり直結する質問が多かったりしますよね。
そうですね、本当に。
大きいものを動かすって、やっぱりすぐに人を傷つけちゃうとか、
最悪の場合、死に直結するみたいなところがあるから、
やっぱりメーカーのマニュアルであったりだとか、
あとは試験官が質問するみたいな、
そういったのが回るから口すっぱく、耳にタコができるくらい聞かれてるなっていうのがありますよね。
会社から支給される資料って、いい資料ありましたっけ?
いい資料ありましたっけ?悪い資料はいっぱいありましたっけ?
でも結構、ちょっと前まではやっぱりPDFじゃない資料とか、
紙の資料でずっと勉強してたりとかしてたから、
A3とか受験してたらさ、今結構iPadで教育訓練部からすべてPDFできてるけど、
紙で渡されると検索機能が使えない。
そうなんですよね。
それ辛いよね。
あれは、結構書かないと覚えられないタイプだったので、
一期締め紙っていうのはあってたかなって思います。
確かに一期締め紙はやってていいなって、
ここ開けばこれ見れるみたいな。
やっぱり電子だと一生懸命スクロールしながら。
検索の方が早かったりする。
めちゃくちゃ付箋つけましたよね。
付箋だけで1日経ってから。
それでやり切った感がちょっと。
試験入ってお前付箋つけてねーのって言われるのが一番怒られる。
真っ白じゃねーか。
そんなこともありましたね。
本当に電子が最近すごく流行ってるじゃないですか。
時代の流れ、ペーパーレス化があるぐらいですから。
本当に試験の勉強資料とかね。
昔キングファイル3,4冊とか持ってこうやって。
8センチファイルですね。
試験が羽田だったらいいんですけど、
僕一期締めは福岡で受けたんですよ。
福岡に格納庫があったときに、
だいたい夜にそこに最終試験受けに行くんですけど、
自分の着替えとかは別で、
1個資料を置くためのキャリーケース。
2個ぐらい持って。
キャリーケース持ってって、資料用の。
それが今iPad1個で持ってるからすごい。
そこはいい。
僕も本当電車で10分15分の距離なのに、
キャリーバッグケース持って引いて行ってます。
自分キャリーケースの足が1個壊れるぐらいめちゃくちゃ重くて。
そんな大変な。
安いやつ買えないよね。
そう。
あんなのありましたね。
今はね、検索かけられたりとか、
あとカラーで入れたりもするメリットはあると思うんでね。
昔白黒の資料とか結構あって、
これどこだよって。
すごい充実してるもんね、最近の資料。
勉強しやすいですね、いろんな資料もあって。
資格を取った後、一等航空整備士を取ってからですね、
仕事内容はどんな風に変わりましたか?
今回は井野さんからお願いします。
最初に資格を取ったのは今から2021年の10月1日、
台風の日で忘れもしないんですけど。
日付は覚えてる。
日付はちょっとさっき見返しました。
私が最初資格を取って、
初めて飛行機を乗員さんに
これ安全ですよってことでリリースしたJ219αって
飛行機がいるんですけども、
飛ばした日はすごく印象に残ってて、
今日から僕の整備士人生はちゃんと国家資格者として
スタートしたんだなっていうのがあって、
すごい思い出に残ってますね。
それから約4年ぐらい経過しましたけれども、
いろいろ変わったなって思うのは、
まず自分の安全に飛ばしたいっていう気持ちは
変わらずずっと持ってて、
それ以外でも今度は自分の判断一つで
飛行機を飛ばすこともできるし止めることもできる。
そこを誤っちゃいけないなっていうのは
すごく日々痛感してて、
そのためにもちゃんと飛行機をよく知っとかないと
自信を持って安全ですって言えないので、
そういうところで頑張ろうかなっていうのは
日々日々思ってます。
あとは今度は資格が出ると
作業責任者っていう側面も持ち合わせることになりますので、
2人で例えば作業するとしたら
僕が責任者でもう1人の人を監督するっていったところで
その人の安全も含めて見ないといけないのが
責任者になりますので、
そういった面ではすごい視野が広がったなっていうのが
ここ数年間で変わったところですね。
かっこよく言ったわ。
めっちゃ喋るやん。
言うことないじゃんお前。
僕が先やったんで。
ありがとうございます。
じゃあ話しにくいかもしれませんね。
小川さん、面白いエピソード。
面白いエピソード。
やっぱ自分の責任で作業ができるっていうのが
すごいやりがいを感じますけども、
やっぱそれが責任につながってるっていうところ
先ほど井野さんが言ってくれたことで
それはやっぱり仕事を一つ一つ
小さな作業でも大きな作業でも
それすごく感じますね。
整備士のやりがい
資格を持ってないとき
先輩に夜間作業でついて行って
いろいろ教えてもらいながらやってたことを
それがしっかり身になって
例えば時間通りに作業が終わって
自分に出発のとき手をみんなに振ってるんですけど
そういうのを返してくれたときが
やっぱりすごくやっててよかったな。
資格取得してすごくよかったなってことが
一番いいところですかね。
あとはお金が増えることはすごく
分部両道、仕事も一生懸命
プライベートも充実させることも重要だと
自分は思ってるので
しっかりワークライフバランスみたいなところも
充実できるような会社かなと
自分は思ってますので。
ライン整備士って結構タイムプレッシャー
感じながら仕事すると思うんですけど
資格取ったらやっぱり世界も変わるじゃないですか。
そういう経験とかってありますか。
タイムプレッシャー。
先どうぞ。
タイムプレッシャーはやっぱ
私羽田にいるんで
出張整備、応援整備みたいにとか
行ったりとかしますけど
地方とかだと本当に次の便間
便間って言うんですけど便と便の間を
与えられてる猶予がだいたい10分
15分とかで与えられたタスク
チェックリストとしてあるんですけど
それをこなさないといけない。
プラスアルファー
例えばコックピットでメッセージが出てますとか
っていうのをどうやって
作業から手をつけて定時に飛ばすかみたいな
パズルを組み立てるのはすごく楽しいですし
それがうまくいかなかった時の
焦りとどうしようみたいなのは
すごくありますけど
それが定時に出発したりだとか
あとは自分の中で解決をできた時は
すごくいいよね。
いいこと言いますね。
だろ10年目だろ。
お二人最後にですね
今後の目標なんかを聞いてみたいなと思うんですけども
井野さんから
今後の目標は
まず今は目の前の
.767っていう資格の
勉強をしてますので
その資格をまずは取り終えること
取り終えたら
その後もおそらく3機種4機種と
拡張していくことになるかなと思うので
受験をしつつ
プライベートも大事にしつつ
いろんな経験ができたらいいなと思ってます。
もちろん整備士の仕事だけじゃなくて
同じグループでもいろんな職種がありますので
そういうのもちゃんと見れたりして
視野の広い整備士になれればいいなって思ってます。
以上です。
今後の目標
すげえ。
すごい。
いい感じにまとめてくれました。
じゃあ俺のいらないか。
先輩の力を見せてください。
じゃあ小川さんお願いします。
すげえプレッシャーなんだけど。
今後の目標ということで
私ごとながら今月の1日に
入籍をいたしまして
一家の大黒柱じゃないですけど
まず家庭をしっかり支えられるような
人間になりたいなっていうところと
あと入社の時から結構小さな目標を
持ってるんですけど
地元である岡山空港を
ライン整備士として
生涯を終えたいなと
それが最後の目標かなと思ってますんで
私も資格取得もそうですし
人間性みたいなところも
重要になってくるかなと思いますんで
そういったところも成長していきたいなと思ってます。
以上です。
今回は実際に現場で働いている小川さん、井野さんに
現場のリアルと資格取得についてお話をしていただきました。
じゃあ最後にお二人に感想を聞いてみたいなと思います。
やってみてどうでした?小川さん。
はい。
そうですね。こういった収録みたいなところ
初めて経験したので
結構緊張はしたんですけど
やはり小川さんなかなかね
総務に行っちゃって
お話できなかったので
久しぶりにザックバランにお話できて
大変嬉しく思います。
あとは入社前のことを思い出しながら
どんなこと悩んでたっけみたいなところを
振り返るタイミングもなかったので
すごく新鮮な気持ちになりました。
では井野さん。
はい。
この話をいただいて
私も収録というかこういうのを全くしたことなかったので
緊張して夜しか眠れなかったんですけども
すみません。
すごく新鮮で
よかった。
噛み締めたようでよかった。
よかったですね。
これがすごいまだ
就職活動中の皆さんに
伝わればなっていう思いで
ちょっと喋ってみました。
伝わってるかちょっと微妙ですけど
今日はありがとうございました。
伝わってるでしょ。
伝わってるよ。
よかったっていうのは。
ではいつかこの番組を聞いてくれた
あなたとお会いできることを楽しみにしています。
今回のお相手は
ANAラインメンテナンステクニックス総務部の川端と
ANALTC羽田整備部のコカと
同じくANALTC羽田整備部の井野でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
33:59

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