アメリカンナイトGOLD
アメリカからこんばんは、NAKAMURAです。この番組は、アメリカ研究留学4年目を迎えた私、NAKAMURAが
ゲストとお話ししながら、アメリカ留学の魅力を再発見し、お聞きのあなたにお伝えすることを目指しています。
最近、僕、ジムにハマってはいるんですけど
ジムとは別で、テニスを最近軽く始めまして、父親が
テニスの顧問なんですよ。高校の。昔からソフトテニスなんですけど、ソフトテニスは若干やってて、できるんですけど
たまたま出会った僕のビルディングの2階にいる、何知らないけど、ヨーロッパ系の人が
「えい」って言って、「な、何?」って言ったら、「テニスやる?」って言われたら、「うん、やるよ、テニスできる。まあ、人並みぐらいにはできるよ」って言って
そしたら、「じゃあ、明日やるからおいでよ」って言われて、そっから毎週土曜
朝9時10時ぐらいから
ゴールデンエントパークの方に無料のテニスコートがあって
そこでテニス1時間ぐらいやるっていう感じで、公式ですけど
ラケットとか僕全部持ってないんで、貸してもらってやってっていう感じで、結構テニスはやっぱ面白いですね
やっぱりね、なんか
いつやってたの?俺中学生とか高校の時やって、遊びですけどね
それで結構、やっぱ力加減が難しくて
なんかね、テニプリとか見てるとさ
もうハイパワーでできるじゃんね。あんなことやったらホームラン撃っちゃうからさ
結構パワーをなんかだいぶ30%ぐらいにして撃たないと、どっか行っちゃって
だからそこら辺が難しいなと思うのと
あと全員と後援、ダブルスでやってるから、全員と後援で
未だになんか、全員は分かるんだよ、全員はなんか突っ切り勝手に動けばいい
後ろの人がサポートしてくれるから、だから後ろは
マジ全員が勝手に動かれると、何やっていいか、どこに行っていいか分かんないっていうのが
ちょっと苦しいんですけど、あと英語でのそのコミュニケーション、テニスで
なんかまあポイント取ったときはイエーイとも
ポイント取られた時とかミスした時とか、普通にボールなんか当たっちゃった時とか
日本だと、あ、ごめーんとか、なんか軽い感じで言えるけど
英語でこれ何て言うんだろうって思って
オーソーリーとか
それで今のとこは済ましてるんですけど、なんかそこら辺もなんかちょっと学んでいければなっていう
感じで、今いろんな外国人の人と遊んでるっていう感じです
今月8月雨後1周年記念スペシャルマンスとして
Cheers to our San Francisco supportersと銘打って
私たちにゆかりのあるゲストの皆様に毎週一人ずつ登場していただきます
今週はUCSFの山田俊道さんのお話を2回にわたってお伺いしていきます
山田さんはポスドクの先輩として、また私たちが所属する
サンフランシスコの日本人コミュニティのバスの先輩としても
留学当初からお世話になっている先輩です。今週もよろしくお願いします
アメリカンナイトGOLD、Cheers to our San Francisco supporters
それでは今回のゲスト山田さんです
よろしくお願いします
山田さんよろしくお願いします。初めまして
そうですね、初めまして。ここでは始めます。山田さん自己紹介をお願いします
生まれも育ちも東京で、普通に東京で過ごして
東京って言っても、いわゆる山の線の方じゃなくて、もっと随分西側の方で育ちました
大学が東京大学の理科二類に進学して
2年生の時の新振りで理学部の化学科に進学して
そのまま修士博士で分析化学の大沢研究室というところに所属していて
そこで博士をとって
その後同じく東大の明見県というところへポスドクをして
2020年に
今UCSFのウェンデルリム県に
一応、僕と山田さんはUCSFのバースという団体で
一回手巻き寿司もごちそうになって
あったね、去年、去年かな
あれ良かったですね
やっぱサンフランシスコだからこそ手に入る刺身というか
あとあそこは美味しいよね
美味しかったですね、普通に
そんなに高くないし
そうそうそうそう
なかなかね、寿司、刺身があんまり美味しくないですもんね、こっち普通に買ったら
あんま買ったことないけどね、スーパーとかでね
寿司屋はたくさんあるけどね
寿司屋ありますね
食べたいけど
寿司屋は何かもう、何て言うんだろうな、寿司じゃないですけど
たまに行くぐらいにはいいかなっていうぐらいの
クオリティーですね
寿司屋さん行くの?
寿司屋さん、2、3回行きましたね
あ、ほんと
俺一回だけ行ったことあるんだけど
なんか、アモントレで
なんかね、あのね、刺身は美味しいと思うんだよね
あのなんか、普通に日本から輸入してるとか、あとまあ
どっかその、結構いいクオリティ使ってると思うけど、あと米がね、なんかね
おにぎりみたいな、あの米、なんか、何て言うのかな、なんか
何なんだろうね、なんか違うんだよね
確かに、水分がないんですかね
うーん、なんか寿司の詳しいことは俺よくわかんないけど、なんかほんとおにぎりの上に
刺身が乗っかってる感じで、なんかちょっと日本の寿司と違うんだよね
だってなんか魚とかはなんか結構、あの築地とかは豊洲から仕入れてるらしい
ああそうだよね、魚自身のクオリティは変わらない気がするよね
うんうん
もっと多分高級なお店行ったら美味しいんだろうけどね
一回だけ行ったんですけど、まあ普通、普通でした
そうなんだ、そう、高級なとこ行ったことないからな
なんか山田さんとちょこちょこセミナーでも会うんで
そうだね、でも俺あんまりなんかその、最初会ったのがいつだか覚えてないんだけど
いつあったのかな
鈴木潤司さんの送別帰ってきました
あ、いたいたいた、あのあざすね
あざすそこです、たぶん
ああ、あれいつ
あれが22年の8月で僕が来た直、直ですね
そんなんですか
ああ
でもそのときたぶんあんま喋ってないよね
そうっすね、あんま喋ってないですね
いや、たぶん山田さんと仲良くなったというか、仲良くなったのは
去年から今年にかけてすげえなんか距離が縮まった感はあるんですけどね
そっか、そうかもね、確かにね
なんかより、より距離が縮まった
普通に喋ってはいましたけど
距離が縮まったのはなんかここ1年ぐらいかなっていう感じがしますね
うーん、まあそうかもね
そうかもね、確かにね、最初あんま喋った記憶ないもんな
まあ飯食ったり、セミナーの後にちょっと雑談したり
ああ、そうだね、あとはファカリティジョブの一緒に聞いたりしたもんね
そうですね、ファカリティジョブに来てる人たちの発表を聞いて、その後に論評するっていう
そうだね、論評会してた
あの人通るかなーとか
そうだね、まだ決まってないよね
決まってないんじゃないですかね、聞いてないですね
おそらく出るのかな、今年
一応たぶん出るっていう話は聞いてます
ただ数が決まってない
まあいつも決まってないらしいですけど
いや、大変だよね
いや、すごい人ばっかだったんで
まあどこでも多分オファーはあるだろうなっていう
そうね、例年ならね
山野さんあれなんですね、化け学に、化け学だったんですね
そうそうそう、そうなんだよ
えっと、シンクリ、え、てか、リニーだったんだけど
リニーって生物系する?
そうそうそうだね、えっとね、そうだよね、そっからだよね
東大の場合、たぶん今もそうだと思うんだけど
リーチ、リニー、リサンってあって
まあリサンはわかりやすくて、リサンのあるコースで
リーチとリニーの違いは、自分の理解だと
リーチの方がどっちかっていうと物理数学系で
その工学部とかに行く人たちが多くて
リニーは生物要素が入ってきて
農学部とか薬学部に行く人が多いけど
まあでも一応別にリニーに入っても工学部行けるし
まあ一応どこでも行けるんだけど
枠としては、リニーの場合は農学、薬学に行く人が多い
結構そこ、自分のキャリアの中でもポイントなんだけど
結局なんかいろいろ迷ったといえば、化け学に行ったんだよね
東大、高校の時、大学入試も物理科学で
俺、別に生物やってないし
あ、そうなんですね
うん、そうそうだね
あんまり生物そんなに全然、高校の時とは興味ない
そもそもその中、英語を取ってないイメージって
もしかしたら違うかもしれないんだけど
生物とかどっちかっていうと、なんかこう
あ、あ、覚えるのが大事みたいな
まあ確かに、暗記科目っすよね
暗記科目、そうイメージがあって
俺、暗記あんま得意じゃないんだよね
いやいや
いやいや、本当に、本当に苦手
人の名前とかも未だに苦手だし
どっちかっていうと数学系の方が得意っていう
そうだね、得意っていうか
物理とか、そっちの方が考えればいいからというのは
確かに確かに
そうだね、だから物理
だから理人に入ったけど、入試の科目は物理化け学で
大学入って生物の授業も
そこまでなんか、そんなになんか面白いと思わなくて
で、迷った末
ただ物理は、なんかそのやっぱりなんか
素粒子とかなんかああいう方に出てくると
ちょっと、やっぱなんかついていけなくて
ちょっと違うなと思って
間を取って化け学で、暗記したから
化け学でそんな好きだったかっていうと
別にそうでもない気がするんだけど
その化け学専攻に行って何を研究したんですか
でも、化け学に行ったけど
かなり生物寄りのラボに入ってて
うちのその尾田先生のところでは
えっとなんていうのかな
ざっくりした感じで
まあ結構いろんなことやってるラボだったんだけど
自分のプロジェクトとしては
そのRNAのイメージング
わかる?
タンパク質ってさ、GSPくっつければ見えるじゃん
そうですね
でもRNAにGSPは直接はくっつけられないから
RNAとタンパク質だから
で、だから意外とトリッキーなんだけど
あのライブでね
そのRNAに結合するタンパク質に
その蛍光タンパク質をつけて
見るみたいなことをざっくり言うとそういうことや
そういう手法を開発する
ということをやっていて
でも結構なんかいろいろ混ざってますね
化け学も生物も工学もなんかいろんなやつが混ざって
いわゆるその化け学だと
なんていうのかな
多分有機合成して
例えばその蛍光の化合物を作ってみたいなのが
より化け学だと思うけど
それよりはだいぶ生物寄りだと
エンジニアリング寄りだと思う
あくまでタンパク質使ってるからね
それをずっと大学院までやってたんですか
そうだねそうだね
だいたいそうだね
あとそのもう1個ポイントが
自分の大学院時代のプロジェクトのポイントは
たぶんその1個は
そのRNAを標的として
それをライブセルでイメージングできるような
手法を作るっていうのと
あともう1個はその一分子レベルで見るっていうのが
多分もう1個キーワードで
やっぱりそこは化け学に行ったからだと思うんだけど
やっぱその細胞でも何でも
やっぱこう分子からなるじゃない
その一分子レベルなんですか
そうそうそうそう
1個の分子
1個のタンパク質
1個のあれね
それは結構昔から見ようと思えば見れるんだけど
その1個の分子
1個見てて
どうやって生命現象が見えるかっていうような
ことを考えてたかな
研究資金を抱えてるなんてすごいよね
どうですか周りの人は優秀でしたか?
ウェンデル県はねビビるぐらい優秀だね
ウェンデル県は優秀だろ
優秀だね
優秀ってどういう
山田さんが思う優秀って何なんすか?
まずうちにいる子育てとかやっぱ大学院生とか見てって思うけど
いや確実に総大院とかに比べると全然レベルが違うよね
はるかに優秀だと思うけど
優秀の定義は何だろうなぁ
やっぱ単純にやっぱ研究推考能力が高いから
単純にやっぱそこのレベルが全然違う気がする
だからバンバンデータ出してきちゃうみたいな
まあそうだねデータもなんかみんな取るのは早いし
やっぱどうやって論文にするかやっぱ常によく考えてるし
大学院生とかでも
ボスの力も大きいけどね
今のラボにした理由って何かあるんですか?
やっぱざっくりと
いや俺なんかこう話してって思うけど
毎回毎回やることがすごい変わってるなと思うけど
いやそうっすか
今やってることは大学院の時とも
日本で秋道研でやってることと全く関係がないことやってるんだけど
やっぱりせっかくアメリカに来るんだったら
そういうさっきのアドバイスとかを元にすると
新しいことをやろうかなと思って
言うてやっぱり自分としては大学院の時エンジニアリング寄りのことやって
秋道研ではだいぶバイオリジン寄りのことやったけど
そうやってみてやっぱり自分はエンジニアリングのほうが肌に合うかなって
それちょっと秋道先生申し上げないけど
秋道研はすごい良かったんだけど
自分の肌感としてね
ひょっとしてやっぱりテクニック寄りとかエンジニアリング寄り
コテコテのモリキュラルバイオリジンとか生物寄りは
応用を意識したようなところとか
ツール開発してるようなところで考えてて
あれに最初にオファーをもらったのがエンジニアリングの研だった
今やってること教えてもらってもいいですか
今やってることはさっき言った流れとは全然違うことやっていて
ステムセル幹細胞からオルガノイド臓器とかエンブリを作るっていうのが
インビトロで要は体外でそれを作るっていう流れが来てるんだけども
多くの手法って結構その
培地に培養してる系に直接刺激を加えちゃうんだよね
刺激を加えるっていうのはドラッグを加えたり
グロスファクターを加えたりっていうことが
普通はそういうことをやってるんだけども
その場合って結構基本的にはその培地中に存在する細胞が全部刺激を受けちゃうんだよね
そうですね
全部のステムセルが割と特定の方に分化していっちゃう
それって全然その生体内で起こっている発生の仕組みとは違ってて
実際の生体内エンブリオジェニスとかだと
刺激の原点って割とかなり極端的に
数個とか10個とかの細胞が極端的に分泌中してるって
そういうような系を自分たちで再構成しようっていうのが
今やってる研究の大きな流れで
人で起こっていることを人の外でやってみようみたいな感じじゃないですか
そうだね生体内で起こっていることを
自分たちの手で位置から作り上げてみようっていう感じかな
生体内で起こっていること自体はもう自発的に起こっちゃうから
自分たちで言うとコントロールとかできないじゃん
生体内で実際シグナルを出すような細胞の
シグナルを出すタイミングとかシグナルの種類とか
そういうのはコントロールできないんだけど
そこを完全に自分たちの手で置き換えるっていうのが
今自分のラボがいるシンセティックバイオロジーの
結構キーとなる考え方なんで
だから基本的には試薬を加えて
出すシグナルの種類をコントロールしたり
タイミングとか種類とか
インダクションのレベルをコントロールするっていうのが
できるように置き換えてやるっていうのがポイントかな
今までにそういう研究って
なんかやられてそうですけど意外とないんですか
それはいいポイントで
例えばその自分がやってるようなさ
一応今回自分のプロジェクトも
シンセティックオーガナイザーっていう名前にしたけど
スピアマンGOLDのオーガナイザーは
もう100年の歴史があるじゃない
それこそ高校の生物の教科書とかに載ってると思うんだけど
載ってるよね
そういう意味ではその100年の研究の歴史があって
でも結構たぶん自分たちがある意味
その発生とかのバックグラウンドがないからな気がするんだけど
結構それを完全になんか
一から置き換えようっていうような試みって
ほとんどされてないんだよね
結構やりがちっていうか
似たような論文である何個かあるのは
オーガナイザーって基本さ
エンブリオの一部を取ってきて
エンブリオの別の場所にくっつけると
脳ができますみたいな感じだ
ごめん二つ頭ができますみたいなもんだけど
それを想像の元に考えるとさ
インビトロのオーガナイザーの系とかで考えると
エンブリオニックステムセル二つを
アグリゲートを二つ作って
で一個の方になんか自分のターゲットとなるシグナルを
オーバーエクスプレッションさせてくっつけるみたいなことは
何人かやってるんだけど
それって結構実はトリッキーで
やっぱそのステムセルをシグナルのソースに使っちゃうと
ステムセル自身がどんどんどんどん分化してっちゃうし
別になんか自分のターゲットとなるシグナルを
オーバーエクスプレッションさせたとしてもさ
それ以外のシグナルも出るんだよって出しちゃったり
だから目的によるんだけど
それがそれでいろんな応用が考えられるけど
特定の自分がターゲットとなる
ターゲットとするシグナルのグラディエントを
自由自在に作れるかっていうと
ES細胞を使っちゃうとなかなか難しい
完全に自分のターゲットとする系統は
完全に独立した系で作らないと
なかなかエンドの系と混ざっちゃうと難しいから
難しいと思うんだけど