1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #111 バットマン:イヤーワン/..
2022-08-13 55:19

#111 バットマン:イヤーワン/イヤーツーとタローマン

~ 今回のテーマは、バットマンのオリジンを描いたフランク・ミラーの大傑作「イヤーワン」!
~  現代バットマンのイメージの出発点とも言える作品なので、バットマン好きは必修です。
~  タローマンの影響か、進行がでたらめな感じになってしまいました。聴きにくかったらごめんなさい。
~  
~  番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
00:04
こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。この番組では、毎週一冊の邦訳アメコミを取り上げて、その内容を紹介しています。
命懸けてますか?
命?最近ちょっと懸けてないね。
このラジオですよ。このラジオに、命は懸けてんのかって聞いてんですよ。
ちょっと命までは懸けらんないかな。
そんな危険も何もない、ぬるくゆるゆるな感じでやって、楽しいかと。
岡本太郎も言ってます。
太郎マン。
見た?
見てないの?
もうね、ドハマリしてしまった、太郎マンに。今、岡本太郎の影響をすごい受けて、やっぱり何事も本気でやらなきゃダメだなって。
へー。
そう、そういう風に思ってるよ。
なんかあれでしょ、存在しない特撮番組に関する特撮番組だったな、聞いてよ。
え?何言ってんだよ。太郎マンは1970年代に存在した特撮番組で、今まで誰もそれについて語ってはいなかったし、何の資料も俺見たことなかったけど、でも1970年に放送されてたらしいよ。
なるほどね。
で、ここでNHKが、その、三逸したデータだかフィルムだかを見つけて。
さすがNHK。
まあとりあえず10話分だけね、放送されたわけですよ。
だってあれですよ、あの子役の人、少年隊員役だった人出てきて、もうおじいちゃんになってるんですけど、あの、サカナクションの人と会談して。
へー。
当時のこと覚えてますか?って聞かれて、いや昔のことなんでよく覚えてないっすねって。
怖っ。
会談終わってましたけど。
怖っ。
そんな作品ですよタローマン。
へー。
もっと、命燃やしていこうぜ。
あー。
全力全開でやろうよラジオも。
なるほど、命燃やせって言ってたこのサロンも。
うん。
へー。
え、一話も見てない?
一話も全然見てないです。
あのね、一話5分程度で終わって、あのー、今YouTubeにも上がってるんで、ぜひ見てもらいたいんだけど、スーツアクターの人がパントマイマーなんだよ。
へー。
動きがやっぱり、プロってすげーんだなっていう感じだし。
あと、1970年代に放送されてたとは思えない、1970年代パロ感。
へー。
あのー、1971年に仮面ライダーが始まって、もちろんウルトラマンとかずっとやってて、1970年代って変身ヒーローブームだったんでね。
へー。
で、だから、あのー、今残ってるようなスーパー戦隊だったり、仮面ライダーだったり、ウルトラマンだったりっていうのももちろんあるんだけど、あのー、無性も無性もあるわけじゃないですか。
なるほど、それこそ今には語り継がれていないような、消えていってしまったヒーローたちが。
シリーズ化はしてないけど。
はいはいはいはい。
03:00
だからそういうのの中の一本、それがパローマン。
なるほどね。
え、見てほしいな。
えー、じゃあスタートで見てみるわ。
時を圧縮する魔法を使ってさ、あのほら、あるじゃん、鳩時計の音が鳴る。
はいはいはい。
あれを使うんで、ちょっと1話見てみましょうか。
見てみます。
はい、というわけで、パローマン見てもらいましたけど。
いやー、面白かったー。
面白いでしょ。
同じことを繰り返したら死ねってことですね。
そうですよ。
めっちゃいいこと言ってたわ。
やっぱ燃やしていかないと。
確かに、命を燃やせなくちゃね。
爆発させていかないと。
確かに。
自分の宇宙をね。
命の捨て時は今だね。
そうですよ。
学んだ学んだ。
そうじゃないとね。
いけないということですよ。
なんかあのサブタイがさ、多分岡本太郎の名言みたいなのから引用されてるんだと思うんだけど、
なんか全10話しかないんだけど、見てるうちにどんどん影響が。
なんかものを作りながらあってくるね。
そうそうそうそう。
なんかね、やっぱそういうところが岡本太郎の良さでもあるんだろうな。
その芸術っていう概念をさ、一般の人たちにも届ける強い力があったよね。
メッセージ性というか、アジテーションというか、人の気持ちを動かすよね。
やっぱりオープニングでも上手くあるな、綺麗であるな、心地よくあるなって言ってるけど、
それは確かにちょっと技術論的なものを否定してるようにも聞こえるかもしれないけど、
やっぱ想像の厳選の部分。
心持ちというかさ、パッションが大事なんだよっていう力強いメッセージだよね。
確かに。やっぱ情熱を持って戦いに行かなきゃいけないんですね。
そう。そんな時、我々のラジオがどうかっていう。そういうことです。
確かに。ついつい人に好かれようとかね、好まれようとか考えちゃうけど、
やっぱ好まれるやつほどダメになるって。
岡本太郎も言ってましたよ。
そういうことか。
そういうことです。
ということで、今週のアメコミニュースなんですけども、
なんか聞いたところによると、8月1日ってのはスパイダーマンの日らしいですね。
はー。
なんで?
やっぱ足8本あるからじゃない?
じゃあ、8月がスパイダーマンウィーク…ウィークじゃねえよ。
スパイダーマンスとして。
なんですね。
やっぱ2月は人間の月だしね。
自足方向だからね。
じゃあ10月はイカの日。
10月はイカですね。
4月は…
4月ちょっと多いからね。
なかなか多いけど。
激戦ですよね。
なーんていう。
スパイダーマンの日。
スパイダーマンの日ということで、小学館就営者プロダクションがですね、
スパイダーマン関連の電子書籍最大50%オフだったかな?
おーありがたい。
っていうセールをやってまして、
なんか買いました?
スパイダーマン買いました。
スパイダーマンファンタスティック4を買いましたね。
ファンタスティック4って私読んだことなくて。
ファンタスティック4ってさ、意外と翻訳アメコミ界ではなくない?ある?
06:04
確かに。
ファンタスティック4のタイトルってことだよね。
あんま見たことないなと思って。
ギャラクタスとかシルバーサーファーとかよく見るけど、
確かにファンタスティック4ってそんなにね。
だんだんドクタードゥームの方が詳しいなって私思うもんね。
あーなるほどなるほど。
っていうのがあったんで、ファンタスティック4を1個読みたいなと思ったら
ここでスパイダーマンファンタスティック4が出てたんで、
これは買いましたね。
あーなるほどなるほど。
私はスパイダーマン、
アルティメットスパイダーマンと、
我々のよく知るアース616のピーター・パーカーが初めて出会う。
あー初回行の回なんだ。
初回行の回ですね。
ドクター、あとスパイダーアイランドとか、
ちょっと気になるスパイダーマン関連の本買ったんですけど、
面白いですねスパイダーマン。
面白い。面白かった。
面白い面白い。
で、あと結構ピーター・パーカー周りの環境ってさ、
ライターによっていろいろ変えられてるんだなと思って。
前にアシェットの第1巻ってことでやったさ、
なんだったっけ、ホームカミング。
あーあったね。
学校の先生になってたじゃないですか。
よく知る設定だとスパイダーマンやっぱ写真、
カメラマン的なイメージあると思うし、
私が読んだスパイダーマンのスパイダーアイランドだと、
スパイダーアイランドだと科学者として結構成功したりとか。
科学者のイメージでもあるね。
自分の会社持ってた時もあったりするよね。
あと研究所に所属してた時もあったりするし。
だからそういう風に結構スパイダーマンって長いからね。
確かにいろいろあるね、読んでみると。
1962年デビューって今年60周年なんだね。
だからやっぱり60年間で結構いろんな環境というか、
いろんな設定をクリアしてきてたんで、
そういうのをいろいろ見てみるとあーって思うなと思う。
それからこのラジオでも扱ったけど、
スパイダーマンライフストーリーも
スパイダーマンの一生を描いた、一生というか、
これまでの歴史を一人の人生として描いた作品ですよね。
コミックスでは途中でいろんなクライシス的なイベントが起こって、
年齢の設定なんかがリセットされたりすることって結構あったんだけど、
そういうのなしでスパイダーマンが実際に年を取ってったかっていうお話だけど、
あれは面白いよね。
スパイダーマンの重要エピソードをさ、さらってくれて。
読みやすかったし面白かったね。
唯一の欠点は、いい表紙なんだけど、
表紙にデカデカと書かれてるおじいちゃんは出てこないっていう。
ジジイスパイダーマンはさして出ないっていうのがありましたね。
ぜひぜひこれを機にチェックしてみてください。
09:00
8月の15日くらいだっけ?までやってるのかな。
この配信があった時点ではあと数日って感じか。
お盆休みに帰省する時に電車の中で、新幹線の中で。
そうそう電子書籍だからね。
ぜひぜひ買ってみて、また感想なんか教えていただけるといいかなと思います。
感想待ってます。
さて今日のテーマはスパイダーマン関係なく、
バットマンイヤー1、イヤー2ですね。
バットマンの古典的名作として、
私も名前だけは聞いたことがあったんですけど、
恥ずかしながら読んだことはなかったんですね。
すごい大嵐なんだけど。
雷が鳴ってますね。
初めて読みましたね。
面白かった、面白かった。
バットマン自体は1939年デビューなんだけど、
1985年にフランクミラーがバットマンダークナイトリターンズという作品を書いて、
これがアメコミの質を変えた作品だと言われてますよね。
その翌年に同じくフランクミラーが書いたのがこのバットマンイヤー1。
かなりリアリティを重視した作品で、
よく名前聞くってさっき言ってたけど、
現代に語られるバットマンのオリジンの基礎の部分っていう感じかな。
いろんなバットマンがこのイヤー1を参考にして、
ここからキャラクターと打ち立てていったと言えるような作品なんじゃないでしょうか。
見てみて思わなかった?
見たことあんなっていうかさ。
めっちゃ騎士感は感じましたね。
これ読んだこと知ってるなっていうシーンいっぱいありましたよね。
やっぱり今まで何度か映画化されてきたバットマンだけど、
このイヤー1っていうのを無視しては成立してないんじゃないかな。
私これ久しぶりに読むにあたって、
なんとなく気分を盛り上げるために、
Amazonプライムでバットマンビビンズを流しながら読んでたんですけど、
すごい贅沢。
途中でどっちの話かわからなくなってきちゃったけど。
そういうバットマンがバットマンになる話。
バットマンがなぜバットマンになったのか、どういう風になっていったのかを描いた作品ですよね。
似たようなコンセプトとして、バットマンゼロイヤーっていう作品もやりましたね。
やったやった。
あれは、現在に続く世界観。
NEW 52っていう世界観でのバットマンのデビュー戦を描いた作品だったんだけど、
似てるところもあったような。
ありましたね。
前半は結構似た雰囲気あるんじゃないかな。
汚色まみれのゴッサムにゴードン警部がやってきてっていうようなお話。
確かに確かに。
だから最初はバットマンではなくて、変装して悪人と戦っていたなんていうのもゼロイヤーで確かに描かれてたよね。
12:04
描かれてましたね。
ゼロイヤー。
どんな話だったか覚えてますか?
正直ね、今喋りながら何とか思い出せないかなと思ってたんですけどね。
リドラーが街を支配して洪水を起こした、ですよね。
あれは多分ゼロイヤーの次の話か。
そう。
ゼロイヤーではないな。
法訳的にはゼロイヤーの2ページくらい入ってますけどね。
あんまりストーリーね。
ザ・バットマンが公開されるっていうことでゼロイヤーを扱ったと思うんだけど、
1週間に1冊ずつアメコミ読んでると、どれが何の話だったかなっていうのがすごい混乱してくるんですよね。
めっちゃわかりますね。
今回もさ、バットマンがバットマンになるときに、父さん僕はコウモリにやれよっていうシーンあったじゃん。
これ何回も見てる気がして、実際は多分4回も見読んでるんですけど、
どの話がどれに載せたのかもう曖昧になってきてるんですよね。
そうね、それやっぱり名台詞、名シーンだから、やっぱりいろんなところで引用されてるんだけど。
繰り返し使われすぎて、バットマンリップでも多分あったよね。
あったかなぁ。あったような気がするなぁ。
あったかなぁ。
リソン・バッツのどこかで、やっぱり自分のバットマン人生を振り返る回があったから、確かにあったはずだよね。
ありそうな気がする。
だからさ、「あ、このシーンはここでも引用されてましたよね?」みたいなことを話せればいいんだけど、
どれで引用されてたのか。既視感はあるが、どこで引用されてたかはわからないっていう。
どのタイトルのどこに入れてきたのかがだいぶ曖昧になってきてますね。
今回、ゴードン警部の息子が出てくるじゃないですか。
これも赤ちゃんで出てきますが、後ほど大きくなってサイコパスのアンゾイ者として再登場するよね。
あれもなんか我々マスカットに出てきましたよね。
ジョーカー王かな?
いや、バットマン風ラフズじゃないか?
風ラフズかな?
っていうことがね、あるわけですよ。
シーンシーンは覚えてるんだよね。
チョスイチでね、ゴードンの息子も出てきて。
っていうのは、シーンシーンは覚えてるんだけど、どの作品だったっけ?みたいな。
もうヤバいよ、あれはね。
ヤバいね。どんどんアホになってきてるね。
どんどんアホになってきてる。
漫画ばっかり読んでるとアホになるって本当かもね。
親がよく言う。
どのバットマンにどのシーンがあったのかって、かなり曖昧になってきてるもんだ。
何度も読み返さないからかな。
確かに。
復讐がやっぱ大事だな。定着には復讐が大事だって言いますもんね。
定着には復讐が大事とはよく言いますね。
何事もそうなんですね。
というわけで、今日は命燃やすぜ。
命燃やすぜ。
ということで、初心に。
初心大事ってことでね。
初心に帰ってね。
初心に帰って。
あと、一応111回目なんで。
111ってことで。
111-1か。
15:00
バットマンイヤー1をやっていきたいと思います。
このイヤー1物語のスタートはゴードンが電車に乗ってゴッサムにやってくるシーンから始まるんだけど。
不倫してくるとこからですね。
この電車もさ、ザ・バットマンのスタートを思い出す。
あーなるほど。
確かに。
画面の暗さっていうのかな。
はいはいはいはいはい。
これ多分、やっぱゴッサムはこういう風に描くよね。
暗くて汚い街のイメージ確かにあるし。
メトロポリスはこういう風には描かないもんね。
確かに。
メトロポリスの駅って見たことないけど、なんかもっと清潔というか明るそうなイメージだな。
多分明るくて清潔だと思うんだけど。
とかっていうところから始まるんだが、街は腐ってる。
警官は汚職をしまくって、犯罪が浴び込んでいるような感じですね。
ブルース・ウェインもそれをなんとかしようと思ってるんだが、まだコウモリのコスチュームはまとってない。
なんだこれ、黒人男性に化けてるのかな。
肌の色とまめの色を変えて。
顔に目立つ傷を入れることで、そこに注目を集めるという方法ですよね。
映画で見たことありますね。
それで時計団活動。ほぼ通り場に近いような活動ですよね。
これはなかなかヤバい感じしますけど。
街を歩いて、絡んできたヤツを殴るという活動をバッと回してますね。
一方でゴードンは汚職をしないがために仲間たちから疎まれて、闇に紛れてボボにされてしまうという。
いやーゴッサムで働きたくねー。
ゼロイヤーでも刀剣の対戦相手にして賭けられたんですよね。
あったね。犬と戦わされるシーンがあったね。
同僚に俺はお前に賭けてたよって言われるシーンがありましたよね。
今回ゴードンは奥さんが妊娠中ということで家族を結構揺すられたりしてますね。
家族を脅迫されたりみたいなことをやってますよね。
一方でブルースも犯罪者に恐怖を与えなくちゃいけないということを学び、有名なシーンですね。
悩んでいたところにコウモリが窓を突き破ってやってきて、
怖い。これだ。そうだ。父さん。僕はコウモリになろう。というこの名シーンですね。
父親の胸像の上にコウモリが泊まるシーンですよね。
父親の胸像なの?何回か見たことある記憶がありますね。
このシーンは繰り返し繰り返し語られているので、見たことあるなぁというところなんじゃないでしょうか。
やっぱバットマンコウモリの格好を手に入れてからイキイキしてますよね。
18:03
確かにやっぱりノリノリですよね。
それにバットマンと対峙した犯罪者たちも必要以上にバットマンを大きく見てるというか、怖がってですね。
瞬く間に街がバットマンに。
バットマンの恐怖をみんなが持つようになっていくというやつですね。
でもこれ警察がまた腐ってて怖いんですよね。
これ警察いいよ。めっちゃゴッサムセントラルっぽいなって読んでて思いましたね。
え?ゴッサムセントラルっぽい?
警察官同士の関係性みたいなのに注目していて、もちろん汚職警官はゴッサムセントラルじゃ出てこない。腐敗が終わった後の話ではあるんだけど。
警察に着目したストーリーが結構長めに撮られてて面白かったですね。
確かに警察ってこういうヒーローものだとさ、そんなにちゃんと描かれることなかったりしてね。
もっとバットマンメインの話かなって勝手に思ったんだけど、読んでみたらかなりゴードンに注目・比重が置かれたストーリーになってて、これ意外でしたね。
そうだね。やっぱゴードンが警察を正常にしていくっていうのと、ブルースがバットマンになっていくっていうのが並行して語られてるから、警察内部の描写思ったより多いよね。
面白い。ゴードンが汚職警官にリンチをされた後に異種返しに行くシーンがあるじゃないですか。
お礼参りやるシーンがありますね。
バットを持って闇打ちをかけるっていうシーンがあって、これもちょっとなんというか、これ逆に知らないゴードンの姿だったんで面白かったですね。
意外とこういうことを彼やるんだっていう。
やっぱライターがフランク・ミラーナだけあってハードゴイルドですね。
なるほどね。ゴードン実はめっちゃ強いっていう描写もあったりして。
ちゃんと訓練を受けた警官なんですよね。
暴力も触れるんだっていうところが描かれてて、これちょっと意外で面白かったですね。
あと当時の本部長、まだゴードンがそのおじさんに座る前の本部長は、事件があると特殊部隊みたいなのをすぐ出動させて。
現場にいる人たちを皆殺しにしてしまうっていう。
これもちょっと怖くて面白かったですね。
やばすぎだろ。
本当にやばい街ですね。
でもこの本部長結構好きですね。
本当に?
クラシックトイ集めるの趣味なんですよね。
そうそうそうそう。
全然本編とは関係ないんですけど、古いおもちゃでいっぱいのオフィスのシーンが、なんかいい趣味してんなって思っちゃいますね。
ちょっとその辺の外した感じが人間味があっていいんですかね。
そうかもね。
ちなみに、バットマンとかと直接対峙したりストーリーに大きく関わったりはしないんですが、バットマンが街に現れたことでセリーナがキャットウーマンになるっていうのが描かれてますよね。
21:03
さっき言った本部長のクラシックトイのコレクション盗まれるんだけど。
買い手がつかないっていうか。もう売ることができないから処分に困るっていうシーンがありましたね。
当時はまだゴッサムシティには、いわゆるフリークというか、スーパーヴィランというか、そういう人たちがいなくて。
ゴッサムの悪者といえばギャングなんだけど、そのギャングの幹部というかボスにキャットウーマンが傷をつけるシーンがありますよね。
これ映画ザ・バットマンでも同じ。
あれではさ、実は親子だったっていう設定の改編が行われてたけど。
確かに言われてみれば同じだね。あと語り直されてるんだね。
だから、現代のバットマンを語る上でイヤーワンは外せないですね。
警官に囲まれてピンチになっちゃったバットマンが逃げるためにコウモリを呼び出す装置を使うっていうシーンがあるんですが、これもバットマンビギンズで。
あったか、そんなシーンも。
これは間違いなく、私これ読みながら流してたんだ。
あ、これ同じシーンだって思いました。
だから、かなりいろんな映像作品のイメージソースにもなってるかな。
このイヤーワンでは、まだゴードンはバットマンの正体を知らないんだけど。
ブルースの方はブルースの方で、一人でやるのはきつい。やっぱり味方が必要だっていうふうに考えてる。
で、ゴードンってやつは今までの警察官とはちょっと違うんだ。
信頼に足るやつなのかなーなんていうようなことは考えてるんでね。
で、ゴードンは誠実に街を良くしようというふうに行動するから、この街ではね、警察と政治家もギャングもみんな繋がってるから、全員から狙われて。
それこそ家族にね、間の手が忍び寄るっていうのがクライマックスシーンですね。
いやー、やな街ですね。
ほんとやな街ですよね。
ゴードンがちょっとした事件で、全然寝てないのに本部長から出動を命じられると。
で、ゴードンが家を出たぞと言って、ゴードンが出勤してる時に自分の家の方向に向かう怪しげなバイクがいると。
これは!あ!家族が危ない!って戻るんだけど、そしたらちょうど娘?奥さん?さらわれるとこでしたね。
そうそう、ちょうどさらわれる瞬間で、ゴードンも銃を抜いてそれに対抗すると。
24:04
さっきすれ違ったバイクのやつは撃ち殺すんですけど、躊躇なくて怖いね。
容赦なく撃ちますね。
実はこのバイクに乗ってた人物は、ブルースインだね。
ゴードンの家の家族がピンチだって事を知って、彼も現場に向かってたんだけど、現場に向かう怪しい影ということで、ゴードンは敵の一味だろうと思って撃っちゃったんだよね。
よかったね、ここでちゃんと防弾直撃で。
防弾直撃でよかったよね。これで撃ち殺されていたら、またバットマンのストーリーが変わってしまうところでしたが。
さらわれた子供を助けに向かうために、ブルースが乗ってたバイクをゴードンは取るんで、ブルースは移動手段がなくなっちゃうんだけど、そこで活かすのが、チャリンコ借りるっていう。
自転車を借りて、バットマンが追いかけていくっていう。これもいいシーンですよね。
いや、いいシーンですよ。バットマンというか普通に素顔なんで、ブルースウェインですね。ロードバイクみたいなのに乗って、追っかける。橋の上。
子供がいる状態で、マフィアとゴードンがやり合うんだけど、子供が橋から落ちてしまう。橋はやめてくれってな。
アメコミと橋はね、人は死にがちですからね。
やっぱりグウェンステイシーのイメージがあるから、橋から落ちると首の骨を折ってしまう気がしてね。
ちなみに平成仮面ライダーだと、水に落ちるのは生存フラグですね。
水に落ちると死なない。
何週間か後に、記憶失ってたりするパターンもあるけど、とりあえず生きてる。
じゃあ、仮面ライダーと戦う時は水辺で戦うのがベストってことか。
いやいや、仮面ライダーと戦う時は水辺で戦うと生き延びちゃうからダメだと。
あ、そうか。やられる方は水辺でも関係ないの?
そうそう。
あー、なるほどね。
やられる方も関係あるな。そうね、水辺は生存フラグ。
で、子供が落ちたんだけど、それをブルースが勘一発のところで助けると。
よかったよかった。
よかったよかった。
この騒ぎを聞きつけて警官が集まってくるんだけれども、ゴードンがこういうわけですね。
メガネがないと何も見えなくてね、サイレンが近づいて、もう行った方がいい。
まあ、こうやっておそらくゴードンはバットマンの正体に気づいたんやろうと。
気づいたんやろうと、おそらくね。
おそらくね。
で、正義のケンジ、ハーヴィーデントと、正義の警察官、ゴードン警部と、そして、覆面の正義のヒーロー、バットマン。
この3人によって、まあ、マフィアが一掃され、侮辱警官もいなくなりと。
27:07
ゴス様がどんどん正常化していくんだっていうもんね。
まあ、ご存知の通りね、ハーヴィーデントはこの後、あれがあれじゃないかと。
あれがあれして、トゥーフェイスになってしまうわけなんですが。
それからこの時ね、落ちたところを助けた子供も、実はこの時頭を打ってたのが原因だったのか何なのか、サイコパスの犯罪者になってしまう。
この悪者が変わっていくちょうど時代の変わり目だったということですよね。
そうですそうです。
ギャングが一掃し、侮辱警官もいなくなり、次に現れるのは、ラストも名前だけ出てきますが、道化師のピエロの格好をした悪役だったりとか、トゥーフェイスだったりとか、サイコパスとか、キャットウーマンとか。
そういう新しいフリークたちが出てくるようになるんだっていうオチでもあるよね、バットマンが生まれたことによって。
あれ?なんかさ、ザ・バットマンのオチってさ、リドラーがアーカムに入ったら、隣の部屋にジョーカーっぽい人がいたっていうオチだったよね。
あー、そうだったね、確かに。
そうだよね。バットマンビギンズのオチも、ゴードンがバットマンにこういう奴が現れたらしい、劇場型の犯人で、こういうのを残してたってトランプに渡してきて、めくると、ジョーカーかって。
終わったし、このイヤーワンも最後、どこかの強人がゴスターの貯水池に毒を入れていると脅迫してきたの。犯人はジョーカーと名乗っている。しかし私には力を貸してくれる友人がいるって終わるじゃん。すごいな。
やっぱ、イヤーワンってかさ、最初の敵を倒したらってか、一つお話が完結したら、次はジョーカーなんだな。
バットマンが生まれたら次に戦うのは必ずジョーカーになってくる。
それもこのバットマンイヤーワンのアイディアだったのか。
引き続く伝統なのかもしれないね。
なるほどね。
そしてこのバットマンイヤーワン、何度か翻訳、2回だっけな。ジャイブか何かで翻訳されていて、我々が今回読んでいるのはビリッジブックスから出ている翻訳なんだけど、こっちの方にはバットマンイヤーワンだけじゃなく、イヤー2という作品が閉録されてますね。
これはイヤーワンの続編ですよね。2年目の活躍を描いた作品ってことになるのかな。
イヤーワンがバットマン誌で連載されていたのに対して、バットマンって人気者だから連載している雑誌が複数あるんだよね。
ディテクティブコミックスの方でもバットマンが連載されているんだけど、イヤーワンはバットマン誌で連載されて、その後イヤー2としてディテクティブコミックスで連載されたシリーズですね。
30:06
途中にコラムみたいなものにも書いてありますけど、イヤーワンとイヤー2ってタイトルとしても繋がってるし、確かにバットマン2年目みたいなお話なんだけど、テイスト全然違うよね。
全然違ったね。全然違ったね。
これがまたいい味出してますよね。
正直、イヤーワンよりイヤー2の方が読み応えというか面白さでは勝ってたかもしれないですね。
イヤーワンはもちろん古典的な、現代に続くバットマンのスタートという意味で面白かったんですけど、イヤー2は普通にストーリーがめっちゃ面白くて。
確かにね。たぶん今までバットマン誌ってこういうイヤー2的なノリの話が多かったもんね。
それに対してフランクミナーのダークナイトリターンズ、イヤーワンってきて。だから徐々にここからイヤーワン起点の話が流星してくるんじゃないかな。
なるほど。
そういう意味でイヤー2面白いですね。結構エンタメしてますしね。
エンタメめっちゃしてた。
どういうストーリーかってあらすじを簡単に説明すると、バットマンが活躍するようになったゴッサムシティに、実は20年前に悪役を悪即残する必殺仕事人みたいなリーパーと呼ばれる副面の怪人がいたんだと。
リーパーする?
リーパー。
すごいね。
なんて訳すんの?切り裂き?
切り裂き魔?
切断神?
切り裂き魔かな。
リーパー。マジで骸骨みたいなマスクして、巨大な鎌っていうか。
トゲトゲのついた鎌を両手に装備している。
しかもこのトゲトゲのついた鎌、銃撃てるよね。
いやーこれもちょっとやりすぎかなってめっちゃいいよね。こういう武器最高。
殺意満々ですね。
彼はバットマンと同じように街の悪人を倒しているヒーローというか人間だったんですが、彼とバットマンの違いは、とにかく殺人を厭わないというか、少しでも罪を犯したら、その罪を加倍立てする奴がいたら皆殺しにしていくっていう、実にゴッサムらしい活動をしていた人なんですよね。
でこれが復活したっていう話ですね。20年前にいたリーパー。バットマンはこのリーパーとどう立ち向かうのかっていうことなんだけど、やってること一緒じゃんお前らってところですよね。
まず一つ目はそこですよね。いや一緒じゃん。殺しするかどうかの違いはあるにせよ。いや一緒じゃん。
だからそこでどう主張の差を見せつけられるかっていうところなのに、ところじゃん。
ここで普通は価値観のバトルに繋がった感じですからね。
殺しはいけないんだみたいな。
33:00
なぜ殺しはいけないのか。自分の両親が殺されてるから殺しはダメなんだっていうのをぶつけ合うのかと思いきやさ。
当然その展開は私も予想してたんですが。
最初の対峙でなんとリーパーに圧倒されてしまうんですよね。ボコボコにされちゃうんですね。
で何をバットマンが思ったかっていうと、やっぱこういう奴らを倒すにはこっちも殺す気でやるしかないんだって。奴らの流儀で戦うしかないんだ。
やっぱ命かけるってそういうことなんですね。岡本太郎も言ってたわ。
バットマンの装備品に銃は当然ありませんから、何の銃を使うかって言ったら、なんと両親を打ち殺した銃。
これすごいよね。バットマンといえば殺しはしないっていうのも一番のルールだけど、同時に銃をすごく嫌っているっていう話も何回も何回も読んできたから。
1話のラストでもう銃出てくるの?っていうの。割とノリ軽く出てくるんですよね。
そうね。バットマンはやっぱり両親を銃殺されているので、本当に銃を嫌うってシーンは今でもたりたり描かれますよね。
銃を持ったらこれはバットマンにとってはすごく大きなイベントというか意味があることだっていうニュアンスなんですけど。
さらっと出てきますね。
この銃を使うしかないんだ。
しかもやっぱりリーパーを追い詰めるために、なんとバットマンは裏社会と繋がりを持とうとするわけですね。
ギャングと協力してリーパーに立ち向かおうとする。
これもちょっとすごいよね。
あんまり今のバットマン像からは想像しにくいところ。あんまりイメージなかったですね。
まずさ、他の人の力を借りようとするっていうのがあんまりイメージない。
あんまりないよね。誰も信用しないっていうのがバットマンらしさだと思ってたんで。
利用するとかだったらありそうだけど、本当に正式に手を組もうって言って手を組んでるもんね。
まだ2年目だったからね。いろいろ。
完成してないんですかね。
しかもその手を組んだ裏社会の奴らの中になんとジョー・チルがいるっていう。
これもすごいよね。
ジョー・チルはご存知の通りバットマンの両親を殺した相手ですね。
第2話のラストでジョー・チルが登場して2人が手を組むと。
すごいな。
めっちゃ美味しい展開の連続ですよね。バットマンが銃を出す、ジョー・チルとコンビを組む、そしてリーパーと戦う。
そうなんだよ。この畳み掛けるようなエンタメ展開、やっぱ確かに面白いね。
面白かったな、やっぱり。
あと途中からアートがドッド・マクファーレンに変わるんですけど。
ドッド・マクファーレンはスポーンを作ったことで有名かな。
やっぱりこの時代、ダークナイト・リターンズ、ウォッチメンっていうドデカイ名作が次々と発表されたことでコミックがすごい盛り上がっていくんだよね。
36:11
それと同時に、やっぱり1940年くらいからずっとコミックスをやってるわけなんだけど。
第一世代のクリエイターが作ってきたキャラクターたちを好きでこの業界に入ってきた、第二世代、第三世代っていう人たちが出てきて、だからコミックスのクオリティとかがすごく上がっていくんだよね。
オタクが業界に入り始めるってことか。
そして、ドッド・マクファーレンなんかはアーティストとしてすごく人気が出るから、この後スポーンとか作って独立していくようになるね。
だからドッド・マクファーレンの描くバットマンが見れるのもイヤー2の良さ。
見て、この長いマント。
すげーマントしてるな。すげーマントだ。
いやー活かすよね。
活かすね、確かに言われてみれば。
これが90年代を接見していく。
いやーかっこいいもんな、確かに。
確かに、マントすごいな。今言われて気づいたわ。
そうなんだよ。
アーティスト変わってからのマントのデカさやばいね。
このトゲトゲ感。たまんないでしょ?
はーかっこいいかっこいい。
確かにリーパーのマントもどんどんデカくなってるね。
あーめっちゃいいなこれ、面白い。
そうなんだよ。活かすでしょ。
それも含めて名作なんですよ。
すごいことになってるな。
でもこっからやっぱスポーンとかX-Menとかものすごく盛り上がっていくわけだから。
そういう意味の原点でもあるんだね。
そういう時代の匂いがしてきますね。
ちょっとストーリーの方に話戻すけど、
このバットマン、イヤー2さん、やっぱ盛りだくさんですよね。
盛りだくさんですね。
まずやっぱバットマンとやってることは似てるんだけど殺しを厭わないリーパーという新しい怪人が出てきて、
いいテキサラですよね。
で、バットマンが自分もそっちの方向に行かなくちゃいけないんじゃないかって両親を撃った銃を持ち出す。
リーパーを追い詰めるために協力するパートナーは自分の両親を殺した犯人ジョーチル。
そして、実はこのリーパーの正体なんだけど、自分の恋人レイチェルのお父さんだった。
盛りすぎ盛りすぎ。
盛りだくさんだね。
ドラマチックを盛りすぎなんですよ。
めっちゃ面白いよな。
なんだけど、これがね、ちゃんとガチッとハマっていく。
このストーリー展開の巧みさですよね。
面白い。
面白い。
90年代?80年代?
80年代かな?87年だっちね。
39:00
今のアメコミと全然違うよね。雰囲気というかなんというか。
それはない。
出し惜しみしないよね。全力で面白い設定どんどんぶち込んでくるよね。
なんかテンポが早いような気がするな。
うんうんうん。
あとやっぱ、なんだろう。やっぱ今の方がキャラクターを大事にって言ったら変だけど、あんまりいじれない感じがあるのかな。
確かに。
バットマンに銃使わせたり、ジョー・チルと組ませたりとかって。
今なかなかね、よほどの大型イベントとかじゃないと扱えなさそうな気もしちゃうけど。
この両親を殺したジョー・チルとの決着というのはバットマン3ジョーカーズでも語られましたよね。
あったねー。あれもよかったねー。
あっちだとジョー・チルはずっとウェイン・フサイを撃ち殺したことを後悔してたというキャラクターになってましたけど。
なってたねー。
こっちだと全然われぶるいてなくて。
全く覚えてなかったですね。
ずっとチンピラのままだし、罪償ってなくて。
まあどっちのジョー・チルも魅力的だなと思いますけどね。
いいキャラしてますけどね。
でも、なんだ、まあ宇宙何巡化してるからな。
ジョー・チルもね。
いろんなジョー・チルがいてもいいのか。
最後まで特に罪償わずに終わるもんね。
すごいですよ。
ということでね、リア2もおすすめでございますね。
またヒロインとの別れもちょっと悲しいんですよね。
レイチェルってさ、そういえば、バットマンビギンズから始まるダークナイト3部作のヒロインの名前がレイチェルでしたよね。
そうだっけ?レイチョーズって。
バットマンビギンズとダークナイトでレイチェル役者さん変わってるんだよね。
全然覚えてないな。ダメだな。
ダークナイトは面白くて、バットマンブームに起こした作品だと思うけど。
また、こんだけアメコミ読んだ今見てみると。
またね、知ってるキャラとか面白さ変わってくるかもね。
かもしれないですね。
オススメなんですが、今回はイヤー1、イヤー2だけじゃなくて、タイトルにないんだけど、もう一作入ってるんだね。
贅沢な作品だ。
短めの作品なんだけど、バットマンフルサークル。
大断円。
フルサークルって大断円って訳すんだ。サークルが円だから。
かっこいい。
なんか気になって調べたんだけど、フルサークルって巡り巡って元の場所に戻ってきておしまいっていうようなイメージなんだって。
42:02
だから、なんとなく大断円っていうのが言葉の互換的にもぴったりくるから、フルサークルを大断円って訳す役の人?翻訳家の人が多いみたいだね。
このフルサークルっていうのは、イヤー2の続編って感じですかね?
そうですね。イヤー2の直接の続編ですね。時期は結構空いてるっぽいんですが、イヤー2のキャラクターがそのままフルサークルでも引き続いて登場してますね。
リーパーがさらにまた復活したっていうお話ですね。ネタバレしまくっちゃうと、正体はジョーチルの息子。
ジョーチルの息子が2代目リーパーとして復活するって話でしたね。
実はジョーチルの息子は、ジョーチルがリーパーに殺されるシーンを見てた。なんやかんやってバットマンに復讐してやろうとそういう話ですね。
この時のバットマンはもうすでにだいぶゴッサムシティでバットマン活動を続けているようで。
バットマンのイメージに近い、我々のイメージするバットマンに近い存在ですよね。
傍らにはロビン、ディック・グレイソンがいますね。
ディック・グレイソンがロビンやってるのは初めて見たかもしれないですね。
ああ、そうか。今までやってきた作品だとディックは大きくなって、独り立ちしてたから、この短パンのディックってなかなか見なかったか。
だいぶクソガキムーブが多くてびっくりしたわ。
ああ、でもあれか。黒の事件簿とかで見たじゃないですか。
ああ、そっか。あれディックか。
なんかそういうイメージに近かったんじゃない?
今回は、すごいな、ロビンっていうキャラクター。
バットマンは時系活動っていうか、犯罪者と戦う現場にロビンを連れていくわけじゃないですか。
いわゆる見るとやっぱりヤバいよね。時代の変化を感じるぜ。
リアリティを出せば出すほどヤバいなっていう気持ちになってきちゃうもんね。
ヤバいよね、これ。
当然銃をこっちに向けて撃ってくるので、ロビンははしゃいでるんだけど、マントに穴が開いちゃうんだね。
撃たれたマントに当然穴が開くと。
あんな風に敵の目の前に身を晒すなんて素人のやることだって、おしょきっていうことで外出禁止令みたいなの出されるんだけど。
ヤバいな。
ロビンが登場した歴史的な背景を抑えると、犯罪とかをコミックスで表現することが難しい時代があったんだよね。
規制が強まった時代があって。
45:01
そうなった時に、作品は明るくしなくちゃいけないと。
バットマンがニューヨークの負の側面であるゴッサムシティを舞台にして戦う作品だから、当然嫌な暗さがつきまとったわけなんだけど。
じゃあ明るくするためにどうしたらいいか。よし、明るいやつ追加しようって。
ということで出てきたのがロビンだよね。服の色も赤とか緑、黄色。
敵からは変わってますよね、ロビン出てから見ると。ペンギン型の飛行船に乗った男とか。
だから戦いもコミカルになっていくんだけど。
巨大恐竜ロボと戦うとかね。
そういう出版史上の歴史を踏まえて、ロビンがバットマンにとってどういう存在なのかっていうのを解釈するときって、
やっぱルースっていうのは復讐のために戦う暗いネガティブな存在だから、そういう彼の人生に光をもたらすのがロビンの大切なんだよっていうことだよね。
なんかバットマン読んだときにロビンたちもそんなこと話し合ってたよね。
言ってた。
俺たちの役割はバットマンを明るくすることだ、みたいな。
言ってたよね。これもまたどの作品だったか忘れちゃいましたけど。
ちょっと忘れちゃったけど。
ルール・オブ・エンゲージメントだっけ?
あ、そうだかな。結婚の話かな。
ね、ロビン。あ、そうだよ。
俺たちロビンっていうのがいて、ロビンはあの人のことを、ブルースのことを明るくするのが役割なのに、
それを怠ったから、結婚するとか言い出しちゃったみたいな。
ああ、言ってたね。
そんな流れだったね。
バットマンやっぱりヤベェ奴だな。
そうそう。
でさ、時代が進んだらさ、自浪愛者みたいな言われ方したりさ、散々だな。
散々ボロクソ言われてますもんね。
ねえ。なんか、マーベルズじゃないけどさ、お前たちはどうしたら満足なのかって言ってやりたくなりますよね。
お前らバットマンに救われてないのかと。
ねえ。絶対にさ、バットマンのこと好きじゃない人がそういうこと言うわけじゃん。
なんかやっぱ、良くないよね、そういうキャノペルカルチャーって。
確かにね。昔のことを挙げつめらうのはあんまりね、褒められたもんじゃない気がするよね。
ねえ。
まあ、というわけで、今回も親子っていう軸がありつつ、まあ結構イヤー2に出てきた登場人物たちがガンガン出てきて、綺麗にまとまって面白いですね。
それも面白かったですね。今回、ラストになっちゃうんですけど、最終的にバットマンは銃との決別っていうオチもね、しっかりつけて。
やっぱりロビンがいることで、もう銃なんかいらなくなったということなんですかね。
そうだね。まあ、でもこういうバットマンの誕生のお話とか、ジョー・チルとの決着のお話、それから銃との決別のお話も、全部何回かずつ見たことがあって。
48:04
確かに。バットマンが銃を持ち出してびっくりしちゃったのがさっき来ましたけど、よく考えたら、たぶんバットマンが銃を撃つシーン何回か見てる気がする。
あとね、ジョー・チルが、俺がバットマンの親を殺したせいで、バットマンが誕生したんだみたいなことをうっかり言っちゃって、犯罪した連中から、お前のせいでバットマンがあって、殺されちゃうっていうオチもどっかで見たことあるし。
あと、両親を撃った銃を鉄のコウモリ型のプレートにして、自分のコスチュームに仕込んで、両親の命を奪った憎い鉄だけど、今は俺の命を守るために使ってるんだみたいなエピソードとかも何かに残ってたな。
バット警部に銃を展示してなかったっけ?両親が撃った銃って。あれパパバットマンか。
パパバットマンは息子を殺した銃を基地に置いてたのか。
置いてた置いてた。もうダメだ。いろんな世界を見過ぎたせいで。
正しい世界がわからなくなっちゃった。
正しい世界がわからなくなってきた。
時間旅行とか平行宇宙に旅してる旅行者はこうなりがちだって言うもんね。正しい歴史がわからなくなるって。
ちょっと待って。平行世界とか時間旅行をしている人ってこうなりがち?
時間旅行あるあるじゃない。
時間旅行ってあるの?
あんまり平行宇宙とかマルチバース旅行しすぎると、正しい歴史とか正しい世界というのがわかんなくなっちゃうって。
これ何?なしなしあるあるの話?
あるあるあるあるある。
あるあるあるあるの話?
あることのあるある?
あることのあるある?
あ、そうか。
はい、ということで、皆さんもぜひ読んでみてください。
はい、というわけでタローマンでした。
いや、今日タローマンの話したくてさ。
タローマンもね、ちゃんと見たいと思います。面白かったです。
バットマン、イヤー1、イヤー2でした。
今日の作品さ、喋るところいっぱいあったじゃん。
うんうん。
めちゃくちゃ面白いよね。
楽しく喋れたわ。
イヤー1とイヤー2の音度差、結構あると思うんだけど、どっちも面白いから、バットマンの魅力の触れ幅みたいなのを知る上でいいかなと思うし、ぜひ読んでほしい。
バットマン、ダークナイト・リターンズ、フランク・ミラーが書いて、これがすごくコミック誌に影響を与えてるんだけど、その翌年に書かれたのがバットマン、イヤー1。
両方ともリアリティ重視で書かれた作品だっていうふうに言われるけど、リアリティの質は全然違うよね。
あー、はいはいはい。
分かる?言わんとすると。
分かる分かる。
ダークナイトってさ、人々の動きだったり政治的な部分だったりするところがリアリティあるんだけど、とはいえスーパーマンとバットマンの一騎打ちとか、そういう意味ではリアリティないじゃん。
51:04
リアルにあった政治状況とか、リアルにある問題とかを取り入れてる感じはするよね。
一方でバットマン、イヤー1は、まあ人間がこういうことをやろうと思ったらこうなるよなっていうリアリティがあるよね。
あるある。イヤー1の方が時代を越えて読まれそうな気はする。
あー、なるほどね。
ダークナイト、リターンズはめっちゃ面白かったけど、100年後読んだ時に多分分かりにくいところがあると思う。これがリアルだと言われたことに対する。
冷戦の状況とかがないとまた分かりにくかったりするかもしれないね。
イヤー1はとりあえず治安が悪い街があるんだってことは知っていれば、多分100年経っても読み継がれていく強さがある気がするな。
そうね。人間が治安、人間が完璧な治安を手に入れない限り、バットマンイヤー1の魅力は共感されるのではないかってことね。
まあ人間は愚かだからな。これからも間違い続け治安は悪いものかもしれない。
ということで。よろしくお願いします。
今日はすごい名作だし、しかもやっぱりテイストが違う2作品が閉録されてるから、話すこといっぱいあるし、面白かったね面白かったねって感じなんだけど、めちゃくちゃ漫然と話してる。
もう1時間くらい話してるよ。
でもオカモス太郎も言ってたよ。デタラメをやってもらうって。
なるほど。心地よくあるなって言ってるもんな。
今日だからリスナーの人たち聞きにくいって。何言ってんだこいつらって思ってるかもしれない。
そういうことだな。
太郎マンを見るべしということですかね。
はい。
じゃあ太郎マンぜひ見てみてください。
はい。いつものお願いします。
番組のご意見ご感想あれば、ツイッターハッシュタグ、翻訳あめあられをつけてツイートしていただくか、メールをお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられ、あっとマークgmail.com、あめこみあめあられ、あっとマークgmail.com、あめこみのコミはcomiです。
はい。
あめこみのリクエスト、太郎マンの感想、その他いろいろお待ちしております。
そうですね。
面白かったスパイダーマンの電子書籍とか。
ああ、それは本当に教えてほしい。
全部買うことはやっぱりなかなか難しいので、お勧めあれば買いたいな、知りたいな。
でも意外と買ってんなとは思った。
あの、アブソリュートカーネージとかも。
ああ、セールアイスだっけ。
うん、セールの対象になったし。
あれは結構大きいクロスオーバーで、キャプテンアメリカとかもいい役で出てくるから。
お勧めですね。
お勧めですね。
はい、ということで。
よ、ヨゴさんですか?
いいですかね。
はい、じゃあまた。
なんだこの締まらない感じ。
また来週。さよなら。
太郎マンさ、なんだこれはっていう。
ほう。
54:00
まあ、岡本太郎のあれなのかな。
なんだこれはなんだこれはみたいなBGMがあるじゃん。
そう、ほうほう。
あの、ウルトラマンシリーズでさ、戦闘機とかが出る時にさ、ワンダバって呼ばれる。
あー。
わかる?
聞いたことある。
ワンダバだ、ワンダバだっていうのさ。
なんだこれはなんだこれはみたいな。
重なってる感じのさ、パロディー感とかいいしさ。
あとやっぱ、あの、アクターさんっていうかさ、パントマイムの人多い。
ああ、なんか全スーツアクターのね、動き。
そう。
全然私の想像するなんとかマンとかなんとか戦隊と違った。
やっぱ質な感じがして、あれいいよね。
あの、やっぱさ、スーツアクターさんみんなすごいかっこよくて、スタイルもよくて、アクションできるけど、
あの、シンゴジラでさ、野村満載だった。
あー、やってたね。
で、太郎マンもパントマイムの人でした。
なんかそういう、なんて言うんだろう、かっこいいとかとはまた別路線のスーツアクターさんがいるのもいいのかなっていう気がしてきた。
可能性を広げる意味でも。
そうそうそうそう。
確かに。
ねえ、プロレスラーとかってさ、こうマッチョな人もいれば、飛べる人もいれば、まあちょっとコミカルな人もいたりする。
ああいうノリでね、スーツアクターの世界ももっと多様性があって良いのではないかと思いました。
55:19

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