1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #095 ゴッサム・セントラル:狂..
2022-04-23 55:39

#095 ゴッサム・セントラル:狂気と哄笑と

~ バットマンが英雄になるたび、刑事たちが死んでいくーーー。
~  大ヒット公開中の『劇場版 名探偵コナン ハロウィンの花嫁』と同じく、名探偵を擁する犯罪都市で命をかけて正義のために働く刑事たちのお話です。
~  
~  番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
00:03
今週のアメコミニュースよ! DMM BOOKS スーパーセール 2022 開催決定ということで、まあ開催中かな。
ゴールデンウィークに合わせて DMM BOOKS がスーパーセールを開催するそうです。
なんとびっくり、対象作品30%ポイント還元。さらに一部作品は還元率がアップということで、今回アメコミ作品もたくさん対象に入っております。
小学館収益者プロダクションから出ているアメコミは大半DMM入ってますもんね。
ヤングアベンジャーズ、チャンピオンズ、ハウスオブX、フォークアイとか。我々がラジオで扱った作品も、そうでない作品も30%オフ。
ブラック・ホワイト&ブラッド、ウルアリーのやつ。新作ですよね。新しいやつもセール対象ということで。
あ、そうか。新刊も対象なのか。
これをきっかけにいろいろ読んでみるのもいいかもしれません。
ポイント還元ね。
ありがたいね。
これ、あれだよな。アメコミニュースではないよね。
やっぱり多くのアメコミ作品が対象になってるんでね。アメコミ読者であればぜひ。
ちなみに5月19日までやっておるので、ゴールデンウィークやることなんもねえなっていう素敵な人はこれをやってみるのがいいかもしれない。
ちなみに私のおすすめ作品を取り上げていいですか。今回のセール対象。
これアメコミじゃなくて小説なんですけど、ピエロ・ドメニコ・バッカラリオが書いた小説。コミック密売人っていう小説があるんですよ。
はい。知ってます?
全く知らないし、今一文字も入ってこなかった。コミック密売人ね。
コミック密売人。密売する人ね。ディーラーね。小説です。
これね、今回のセールきっかけに買った小説なんですけど、まあ面白い。面白かった。
1989年のブタペストを舞台にした作品なんですけど、アメコミの密売をする少年の話なんですよ。
当時、社会主義体制下になったブタペストでは、アメコミが禁書なんですよ。
アメリカのプロパガン。思想を広める悪書であると。
とはいえ、面白いのは間違いないわけで、それを密売する少年の話。
これね、面白いんですよ。
一応フィクション?
多分フィクションなんだと思う。ちょっとまだね、細かい作者の情報とか読み切れてないんですけど、
目次振るってますよ。目次だけでもちょっと紹介していいですか?
いいよ。
第1章、ミスター・ファンタスティック。
ほうほうほう。
シークレット・アイデンティティ。ファンタスティック4というふうに目次によっているタイトルがほとんどアメコミ由来。
うわー、ほんとだ。へー。
しかもこのアメコミをテーマに、いわゆる青春小説というか、男の子たちが成長していくというスタンドバイミー的な鉄板ストーリーでもあるんだけど、
1989年当時のブタペストが一体どんな街だったのか、全く私は知らなかったんですけど、そういうことも学べるし、
03:01
あるいは当時の人たちがアメコミを、当時の西側諸国か、東側諸国の人たちがアメコミをどういうふうに享受していたというか、
どういうものとして扱っていたのかなんていうのがちょっと読み取れて。
へー。
完全なリアルではないと思うんだけど、ちょっと違った視点が楽しめるいい小説でしたね。
はー、プレゼンうまいな。
普通に面白かったです。
ちょっと読みたくなったな。
一番私、今回の本を読んで勉強になったのが、ブタペストという街は、ブタとペストという二つの地域が一緒になって生まれた場所らしい。
え、そうなんだ。
川を隔てて、ブタ地区とペストという場所があって、それが一緒になってブタペストになったそうです。
へー。
ということで、なんと読むと賢くなった気持ちも味わえるいい小説でした。
ちゃんとアメコミのヒーローがね、この子供たちの現実を直接は救わないんだけれども、その心、精神をちゃんと救っているんだっていう話になっていくので感動します。
アメコミ好きにも刺さる。
そしてDMM Booksのセールディムも大賞。
大賞。
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
読んでみようかな。
どんどんアメコミから離れてしまった。
完全に電子書籍ニュースでしたね。今週の電子書籍ニュース。
結局DMM Books入ったんだ。
そうね。入ろうかなって思って、これきっかけに。結局まだ入ってないんですけど。
じゃあ今の紹介は大賞になってるけど、自分は…
別の場所で買いました。
なんか前に電子書籍の話題になった時にね、DMMよくセールやってていいって思うんだけど、いろんなサービス使うのが本棚いっぱい持つみたいで嫌だっていう話したよね。
なかなかね、動画配信サービスとかも似てるとかあるかもしれないんですけど、いくつかも同時に入っていくとなんかもうだんだんわけわかんなくなってきて、
情報整理するために電子化してるはずなのにっていうことがあるので、ちょっと今回はDMMさんには大変申し訳ないんですが、
普通にKindleで買いました。
別にDMMに何もさ、お世話になってないから申し訳ないって思う必要なんかないけどね。
みんなが好きなメディアで買えばいいと思うな。
まあそうだね。いい本、アメコミに限らずね。いっぱいあると思うんで、何かあったら教えてください。
教えてください。お便り等お待ちしております。
前回スパイダーマンのカミングホームやったと思うんで。
実は収録して長い間放置してたんで、収録したのはだいぶ前なんだけど。
公開された私も久々に聞きましたね。
感想のお便りがいくつかあって。
ありがとうございます。
やっぱスパイダーマンは刺さるっていうか、
再生数も多いみたいですよね。
気持ち多めだったんで。
いつもありがとうございます。
やっぱ農営ホームが公開されてね、スパイダーマン熱みたいなのが盛り上がってるのかもしれないですね。
ソニースパイダーバース、やっぱ人気ですもんね。
じゃあその中から一通読ませてもらいますね。
お願いいたします。
前田さん、上原さんこんにちは。
こんにちは。
06:00
これはこの人が我々の声だけ聞いて、想像で。
なるほどね。
この前田声だなって。上原声だなって。
どうも上原です。
俺が前田か。
一つ言っとくと本名にはかすりもしてないです。
でもなんとか顔みたいなのってちょっとあったりするよね。
へー、なるほど。
いや、こいつ鈴木っぽいなみたいな。
そういうか、狸顔とか狐顔とかいうあれじゃなくて、名前がそういう顔を表す。
今一緒にテシガファラの絵を描けって言われたら、
テシガファラさんね。
なんとなくそれを。
似てくる気がするわ。
そうでしょ?
ちょっとミヤミヤ感じになってくる気がするな。
細身で、眼鏡で、前髪分けてそうじゃない?
分かる分かる。
ゴリゴリマッチョで色黒で趣味サーフィンですっていう2ブロックにはならないと思う。
確かにあるわ。
そういうのの声版で、前田上原で。
どうもどうも。
どうもどうも。好きに読んでください。
スパイダーマンカミングホームの感想です。
ジョン・ロミータの絵柄がアメコミっぽくないっていう話をしていましたが、
私はアメコミの絵柄にしか見えませんでした。
大変申し訳ございません。
お二人の考えるアメコミらしさとは何ですか?
おっしゃる通りでございます。
アシェットのおまけのところに色んなアーティストが描いたスパイダーマンの絵が並んでてね。
その時に言ってましたね。
あまりアメコミっぽくないですねって。
俺もそんなことないなってちょっと思ってたんだけど。
話の故障を負るのをためらっちゃって、そうだねって言っちゃったんだよね。
いや、アメコミっぽくなかったよ。
でも冷静に考えたら。
アメコミ顔ってあるじゃん。
じゃあアメコミ顔だから。
何を持ってアメコミとするんだろうかな。
最初に読んだアメコミ体験とかいうのもあるんじゃないかな。
我々は多分90年代アメコミらしいのがアメコミって思うのかな。
私最近実家に帰って知ったんですけど、全然記憶がなかったんですけど、
幼少期にX-Menのアニメやってましたよね。
やってたよ。
それを見ていたらしい。
見てたの?
全然記憶がない。ビデオがあったんで。
ってことは、ちょっとバタ臭い感じのX-Menが私にとってのアメコミ原体験なのかもしれない。
幼少期の擦り込みが。
今度さ、あのX-Men、90年代にやってたアニメのX-Menの続きを。
マジで?すごい。
ディズニープラスで始まるらしいよ。
今は昔の、おそらく見てたであろうX-Men。ディズニープラスに入ってるから。
じゃあ見れるんだ。
見れる見れる。
じゃあ当時の封印されていたトラウマとかが思い起こされる可能性がある。
見たら閉じてた記憶が開いちゃうかもしれない。
ぜひチェックしてみてください。
そうだったんだ。ちょっと見てみようかな。
ラジオってさ、真実を話すメディアだと思うんですよ。
09:04
よく、何だっけ、あの人。
須田まさきのラジオのCMで、僕は本当のことを喋ります。
レディオイズトゥルー。
そういう芸人さんとかのラジオでも、キャラクターから降りて話す。
リスナーと話している人の近しさみたいなのが、ラジオってメディアの売りだと思うんですよ。
意外な一面を知れたみたいな感想が多いですよね。
確かに、芸能人のラジオの感想とか見てると。
我々はさ、意外の前にあるはずの、こうあるべきっていうのがないから。
元がないからね。
何話しても意外にはならないとは思うんだけど。
それにしたってやっぱり、嘘は嘘はっていうか、本当のことを喋った方がいいと思う。
なんだなんだ、どういうことだ。
よくさ、知ってるのに知らないふりしたりするでしょ。
あー、そうね。日常生活全般そんなところあるからね。
じゃあいいのか、これがトゥルーなのか。
仕事ならそう。やっぱり仕事の影響とかもあるよね。
本当のことを知らないふりを。
知らないで。初めて聞きました。
なるほどね。
あ、話を知ってる知ってるで言うとさ、2人とも知ってる話だと説明しなくなっちゃうから、
聞いてる人に不親切になるというふうに考えて知らないふりをしてくれてるのかなって俺は今までずっと思ったの。
だって一緒に見たはずの作品のこととか知らないふりしてるから、なんでこいつ知らないふりしてんだろうって思いながら喋ってたんだけど。
初めてね、その回から聞く方もいらっしゃるんでね。
そういうね、配慮なのかなと思ったんだけど、
そうじゃなくてただそういう振る舞いが染み付いてるだけだったの。
あとたまにマジで忘れてることもある。
そっか。まあそういうわけでね、真実のラジオ目指してやっていきましょう。
ラジオイズトゥルー。
はい、この番組では毎週一冊の翻訳アメコミを紹介しております。
今月の新刊ですね、今日扱うのは今月の新刊、ゴッサムセントラル狂気と交渉とです。
1月ぐらいだっけ、ゴッサムセントラルの1巻やりましたね。
正義と悪徳と。
正義と悪徳とを扱ってその続編ということですね。
ゴッサム死刑のなんでもない、スーパーパワーを持たない人々を主人公とした刑事者。
警察24時ですよ。
警察24時ですね。
1巻ではミスターフリーズとか、ファイヤーバグ。
ああ、はい、放課前ですね。
放課前、あるいはめっちゃ凍らす人、そういう人たちの活躍が描かれてましたね。
あとトゥーフェイス。
トゥーフェイスもいたか。
確かに。
第1話の冒頭でいきなりミスターフリーズによって警察官が凍らされて殺されるというシーンから始まる衝撃的なエピソードでしたが。
嫌な職場だなっていうね。
ゴッサム働きたくねーっていう感じになりましたけど。
12:01
今回はその続編で、表紙見ればわかると思うんだけど、今回はなんとついに、ついにというか早えーよって感じですが、ジョーカー登場ですね。
みんな大好きジョーカー登場ですね。
他にもペンギン、マッドカッターなどといったおなじみの。
バットマンの悪役たちが出てくるんですが。
大活躍でしたね。
やっぱさ、バットマンだったら早々負けないっていうかさ。
はいはいはいはい。
対等に立ち向かえるけど。
一般の警察官から見たこいつら、ヴィラン。
ほんと厄介ですよね。
ヴィランのことを、警察の人たちはフリークって呼んだりしてますね。
かなり嫌ってる感じしますよね。
強いというか、強敵ですよね。
今回のゴッサムセントラルのシリーズって、悪役の魅力みたいなのも存分に引き出してくれますよね。
バットマンの力って先読みと推理力だから。
敵の強みを発揮させないのがバットマンの強さじゃないですか。
例えばフラッシュと戦うってなったら、床めっちゃツルツルにしましたみたいな。
走らせなくしちゃうみたいな。
そういうのがヴィランに対して向くやるけど。
普通の警察官だから、相手は好き勝手にできるというか、
自分の強みを存分に発揮して、戦いの場に出てくるから楽しいよね。
ヴィランな活躍っぷりを満喫できるシリーズでもありますよね。
そうだね。ヴィランがヴィランたるところっていうのを見せてくれる作品ですね。
というわけで、今週はゴッサムセントラル、狂気と交渉を見ていきましょう。
話の中心となるのは、ゴッサム死刑の重大犯罪家、メジャークライムスユニット、MCUの面々で、一般と二班がいるんだよね。
午前勤務と午後勤務みたいな。夜勤と日勤か。
エドブルベイカーとグレッグルッカっていう二人のライターがいるんだけど、それぞれが一般、二班を担当してっていうような形で、
舞台や人間関係も共有してるんだけれども、別々の事件を別々の人が描いてるっていう描き方ですよね。
最初にですね、登場人物説明みたいなページがあるんですけども、ほとんどの登場人物の紹介文が、何とかの相棒っていう描き方をしてますね。
警察官って基本的に二人で相棒を組んで活動するって言いますもんね。
そうなんだ、この二人一組のバディ制度って。
私は小説でしかアメリカの警察知らないんだけど、アメリカの警察だとバディを組んで、お互いがお互いを監視するっていう意味合いもあるらしい。
なるほどね、ゴッサムなんかそうだよね、汚職を謳講してたから。
確かに。
でもこれすごいよね、エリック・コーエン刑事の紹介がアンディ・カシンスキーの相棒。
15:03
アンディ・カシンスキー刑事の紹介文がエリック・コーエンの相棒。
とんだたらい回しですね。
辞書とかでたまにありますよね。
あるある堂々巡りしちゃうやつ。
関連って調べたら連関みたいなやつ。
なんだよってやつね。
それですか。
どうですかね、キャラクターとしては前作に出てきた人も出てきてて。
ほとんど引き続き登場じゃないですかね。
マギー・ソウヤ警部はメトロポリスから来た。
スーパーマンの知り合いですよね。
それからレニー・モントーヤは前作でメインを張ってた。
あーそうだね。
トゥーフェイスに同性愛者だったってことをオーティングされた人ですよね。
あれも面白かったなぁ。
それからマーカス・ドライバー刑事は前作相棒をミスター・フリーズに殺されてしまった人ですね。
あとはジェームズ・ゴードン、元本部長ということでもう引退してますね。
ゴードンさんも登場してます。
あとはハーヴェイ・ブロック。
ハーヴェイ・ブロック出てましたね。
ゴッサムシティの警察官を辞めた後のハーヴェイ・ブロックですよね。シリスタンテイストで活躍している状態で出ておりましたが。
この辺は他の作品にも登場することがあるんで、お名前ね。
お名前、顔見たことあるかなーって感じはしますが。
あとはまあちょっと、なかなかね。
やっぱこのシリーズってリアリティ重視じゃないですか。
リアリティ重視、リアリティ重視。
前回のラジオでも話したと思うんですけど、アメリカのいわゆる警察小説、ツイリー小説の一文屋である87文書シリーズ。
エド・マクベインかな、エド・マクベインが書いた87文書シリーズみたいなのに近い警察官がたくさん出てきて、その人たちがリアリティのある捜査をするっていうのが見どころの作品なので。
ゴッサム・セントラルもとにかく登場人物、警察官多いんですよね。
私は正直あんまり見分けがつかない。
海外の小説読むときあるあるなんですけど、最初に登場人物一覧が出てくる。
誰それのメイド、探偵、館の主とか出てくるけど、誰が誰だかわからなくなるっていう現象が今回もある。
そのページに戻って、「ああそうだ、この人はこの人だ」っていう。
居た居たっていうパターンがある。
海外小説読んでるときはあるね。
めっちゃある。それと同じ現象が今回も正直ありました。
でもまあそんなにメインどころがわかってれば、そのエピソードのメインどころがわかってればまあって感じですかね。
我々が読むディテラシーがまだあんまり身についてなかったのかもしれない。
今回まず最初に短めのエピソードがありまして、「無双化と理想化」っていう作品なんですが、
こちら主人公はステイシーですね。
ステイシーさん。
ステイシーはですね、前作でも登場しましたが、警察署内で受付とかを担当してるんだけれども、民間人。
18:07
はいはいはい。派遣会社からやってきた普通の民間人ですね。
彼女は警察ではないんだが、重要な職務になってます。
ゴッサムセントラルを象徴するキャラクターですよね。
確かにね。彼女の仕事、すごく重要な仕事があって、それが何かと言いますと、
バッド・シグナルの転倒。この設定がまたいいんですよね。
これも決まってるよね。かっこいいよねこの設定。
バッド・シグナル、実は警察署の屋上に設置されてるんですよね。
屋上に置いてあるんですが、警察のものではないっていうことになってるのかな?
そうですね。バットマンは警察署の捜査官ではないので。
警察官がバットマンを呼ぶわけにはいかない。
バッド・シグナルの装置は警察署の屋上になぜか置いてあるが、みんなが見てみるふりをしている。
そして警察官はそれのスイッチを入れるわけにはいかない。なぜならバットマンを認めていないから。
故に彼女には大事な仕事が生まれる。すなわちバッド・シグナルの転倒係。
これもゴッサムセントラルがどういう作品かっていうのがよくわかる設定ですよね。
リアリティをすごく大切にしているって感じが。
裁判でそういうことになった。つまり警察の人間だっていうふうにはできない。それは人権侵害になっちゃう。
民間人が。でもこういうことって現実にもありそうだよね。
あるかもね。
法の運用上の問題でしょうもないことって。
この仕事は直接はこの権利を持つ人間が決断を下すわけにはいかないみたいな。ありそうだな。
ステイシーは常に警察署内にいるので、ステイシーの1日の動きを追いながら刑事たちの人間関係を説明してくれるっていう2巻なんだけど、最初の1本としてふさわしい読みやすい設定を1話に持ってきましたね。
登場人物がとにかく多いので、正直これを読むとどんどん頭が混乱してくるというところもないことはない。
例えば、署内で三角関係があるんだとか。
1巻のラストでちょっとその気配見せてましたけど、サイコメトリーを使える人がいるんですよね。
特殊能力者も実はいるらしいっていう話が明らかになりますね。
今回の作品でそういう特殊能力が活躍することはないんで。
失くしたマグカップを見つけるっていう形でしか使われてないので、あんまり能力者って感じではないんですが、そういった話も出てきたりとか。
三角関係、あるいは誰それと誰それが相棒であるとか。
すごいな、こう見ると本当に短い作品なんですけど、怒涛の勢いでキャラクターが出てきますよね。
21:00
一応事件の話もありまして、死体が消えるなっていう事件があって、それを解決するのがこのエピソードなんですが。
そんな別にトリックとかじゃないから、さっとネタバレしちゃうけど。
大学生かな?
大学生かな。学生がお化け屋敷を作る。あ、高校生だね。
高校生か。
ゴッサム高校。
高校生がお化け屋敷を作るのに、リアルな死体があったら怖いだろうということで。
霊柩者から死体を盗み出していたというオチでしたね。
やば。
やっぱゴッサム高校は治安が悪いんでしょうね。
でも本人たちは悪気がなくて、遺族たちが悲しんでいる姿をあえて見せつけることで反省を促したという話なんだけど。
高校生ってこういうところはあるかもなってちょっと思った。
そうね。
若気のいたりってかさ。
若者が集まっているとその場の勢いとかで動いたりしがちだもんね。
自分たちもそうだったのかなと思うけど、やっぱ高校生とか大学生とかが群れているとイラッとするもんね。
今現在の話。
確かにね。なんだこいつらってなる大人もいるのも気持ちはわかるよね。
そういう感じの話。
私この最初の短編はMr.フリーズの裁判の話が良かったですね。
つまり前作でMr.フリーズは警察官を殺したと。
しかも大量殺人もしていると。
通常であれば当然そういった人は極刑ですよね。
アメリカのゴッサム州の、法律よく知らないですけど、死刑とか終身刑とかあるのかな。
そういうのに処制られるはずなんですが、やつはフリークであるということで、結局アーカムに送り込まれて終わるんだというふうに刑事が嘆くシーンがあって。
バットマンの世界を刑事の視点から見るとそういうふうに見えるんだなというのを改めて見せつけている導入ですよね。
どんなに警察が犠牲を払ってフリークたちを捕まえたとしても、どうせアーカムに行くし、どうせ何度も脱獄するんだという話が出てくるので、
これは世界観というかどういう話かというのがよくわかるエピソードだったな。
やっぱりゴッサム死刑がリアリティを持って動けば動くほど、このリアリティから少し外れた部分、冷凍獣であったりとか、やらかしてもやらかしても脱獄してくるというところの歪みが見えてきますよね。
一気にやるせなさというか悲しい哀愁を帯びてきていいよね。ゴッサムセントラルシリーズ。
あとは、実はステイシーはバットマンが好き?バットマンになんて言えばいいのかな?
自分の人生があまりうまくいっているとは思ってないんですよね。
24:00
だからバットマンがイマジナリ恋人として、バットマンに精神的な支えにはなっているという感じなのかな?バットマンという存在が。
直接彼女がバットマンに恋人同士になるとかないんだけれども、バットマンの存在が辛い仕事というか、辛い人生の支えとして存在しているんだというふうに、ゴッサムにおけるバットマンがどういう存在かが描いた短編だと思います。
続いて収録されているのが、狙撃ゲームソフトターゲットという名前の作品ですね。
こちらいよいよジョーカーが活躍するお話でもありますが、これ私正直今回収録されている作品の中では一番好きかもしれないですね。
ああ、俺もそうだな。
全体の流れがすごくよくまとまっていて。
面白かった。
特に冒頭からトークシャーをグッと掴みますよね。冒頭はどんなシーンから始まるか。
本部長とゴッサム市長がお話をするシーンから始まる。
どんな話かというと、最近警察の給料が低すぎると、残業手当をちゃんと払ってくれという交渉を本部長が市長にするというシーンから始まります。
でも市長としては予算の削減のためにそんな警察官を無駄に働かせるわけでいかないんだと。
お前らって無駄に残業してるんじゃねえの?
おそらく世界中の企業で同じ会話がされてるのではないかという部分でもあるが。
いい仕事をするためには残業代が必要なんですと。
でなければ汚職が蔓延して警察官の質も低下してしまう。研究率も低下してしまう。
だから残業代を払ってくれ。
これなあ。どうすかねえ。やっぱねえ。公務員の給料なあ。税金だからなあ。
なかなかねえ。
なかなかねえ。
市長もいい性格してるんですよね。
以前、MCUの刑事が凍らされた事件があったよな。
あの事件は残業勤務中に起きたんだ。手当が欲しくて命を落としたのさ。
いやあ、こいつ。
いい性格してるわ。
ほんとだよね。
本部長に対して。
なんで話をしていると市長がバーン。射殺される。
狙撃されてしまうというところからお話が始まりますね。
はい。
そしてこれをきっかけに連続狙撃事件が起きていくといったお話ですかね。
映画のバットマンでもザ・バットマンか。
ザ・バット。
でも市長殺されてましたよね。
ああ、確かに。
ゴッサム市長にはならないようにするわ。
確かにこういう治安の悪い街の市長って長生きできなさそうだよね。
しかもさ、パフォーマンスのために殺されてるじゃん。
確かに。
ちょっと変わった犯罪者が多い街だと狙われやすいのかもね。
アイコンだもんね。
確かに。市長を殺して人の目を引こうという発想、マジやばいよね。
27:03
ゴッサム独特の文化なのかな。
市長が狙撃され、その次は公立学校の校庭の管理人さんが打たれ。
打たれ。
なんていうことがあって、どんどんどんどん人が殺され。
ほぼ無差別の殺事件ということになるんですよね。
市長が殺され、あるいは校庭の管理人ですから全然社会的立場も違う人が殺される。
ゴッサム市民は不安になる。同一犯人ですか?それとも別の犯人なんでしょうか?
犯人は何を目的としているのか。
なんていう取材が警察にも殺到するわけですね。
その警察対応とかも描かれているのがやっぱりゴッサムセントラルの特徴なのかな。
そうですね。マスコミに対して警察がどういうふうに説明していくかっていうのがね、一つ大事なファクターとして。
そうね。どこまで情報を出していくのかっていうのも面白さですかね。
私これくらいの話を読んでいて、気にしていたのはですね、一体どれがバットマンの変装なんだろうって思いながら読んでいたの。
前作でね、バットマンは実はゴッサム市警の…
警察官の全員のコア色を真似することができるっていう。
警察の動きをいつも完全に把握しているっていう設定がありました。
警察署の中にバットマンも実は入り込んでいるっていうのが面白いエピソードだったので、今回誰か変装してるのかなって思ったんですが。
そう。その探し方はしてなかったな。
全然誰もいなかった。
全員怪しく見えてくるな。コマの後ろの方にいる人とかね。
私はね、これちょっと取材としてみんなに同行するマスコミ関係者なんですね。
これバットマンかなって俺は読んでたんですけど、本当にただのマスコミの人でした。
マスコミにあてに犯人からちょっとしたメッセージが届いて、これは犯人はジョーカーだなと。
いわゆるジョーカーの言うダジャレとかね、ジョークを交えた犯行声明書が送られてくる。これはジョーカーに間違いない。
っていうところから犯人探しになっていくんですが、これ私面白いなと思うのが、
ここから一気に漫画的にというか、リアリティのレベル変わってくるんですよね。
ジョーカーが犯人だっていうことが、無差別狙撃事件が起きました。
どうやらジョーカーが犯人らしいっていうところまでは、いわゆる警察の捜査によってできるんですけど、
ここからいわゆるジョーカーが登場して、リアリティのレベルが変わってくる。
つまり、どんなことが起こるかっていうと、ジョーカーによる狙撃生配信サービスが始まるんですね。
はい、生配信始まりますね。
ゴッサムシのどこかの場所、8箇所が同時中継されている。
そしてカウントダウンが行われている。
つまり、このカウントダウンが終わった時に、この8箇所のどこかで狙撃が起こるんだろう。
という判断をして、警察がそれを捜査していくっていう流れになるんですけど、
なんか急にこの部分、映画的というか、漫画的というか、なんか滑撃っぽくなってて、
30:01
それはそれで別の面白さがあってよかったですね。
まあ確かに、ジョーカーすげえなと思いました。
狙撃の力もすごいし、いろんなところにカメラを用意して配信をかけて、
結構たぶんちまちました作業も少なくなかったと思うんですよね。
そうね。
そういうのをやったんだろう。
ちょっとふざけたやつみたいな印象を持ってたけど、これだけの下準備をして、いろんな仲間を動かして、
仲間は今回動かしてないのか。個人でやってるからすごいよね。
すごいよ。
ちゃんと準備を積み重ねてやってるマメな性格なんだね。
ですね。で、一箇所だけどこだかわからない。
そうね。狙撃ポイント一箇所わからない。
で、カウントダウンが始まってると。
うわーどうしようっていうことなんだけども、事件が進展しないことで警察は攻められることになってしまう。
マスコミからね。
で、じゃあそれをどうやって封じ込めるかっていうと、おそらく無関係だろうけど、
ジョーカーとかつて一緒に仕事をしてた奴らをマスコミの目の前で逮捕する。
臨時市長から言われるんですよね。貴様ら警察が無能だから市民の不満が高まってるとパフォーマンスが必要なんだ。
お前らがマスコミの目の前でジョーカーの元仲間たちを捕まえろ。
いやーその冒頭の作業台の削減といいで。
作業台の話といい、こういうこともあり。だってごさむしけはみんなこいつら無関係だってわかってんのに。
みんながわかってる。
やらざるを得ない。そこに部下を派遣してるんですよと。
そうすることで当然本番というか、その狙撃ポイントはやっぱりわからないわけですよね。人員が裂かれちゃうから。
治安も悪化するわ。
しかも何が悲しいって、このジョーカーの謎かけというか、一人だけ最後どこにいるかわからないっていう風にしてるのは、
別に警察を困らせたいわけじゃなくて、ただただバットマンと遊びたいがためにやってるんだっていうところ。
ジョーカーの行動原理としては確かに、我々よく知るジョーカーの普段通りの行いなんだけれども、警察の視点から見ると、
こんなにも。
この野郎っていう。
ねえ。
そりゃバットマンへのヘイトも溜まるわ。
今回この作品の帯、バットマンが英雄になるたび刑事たちが死んでいくっていう風に書いてあるんだけど、名キャッチコピーですよね。
これで勝ちですね。勝ち確ですよ、このコピーは。
つらーってなる。
いやー本当にね。結局事件は解決するんだけど、警察たちもね、最後にバットマンからのヒントもあって、最後の狙撃ポイントというか、爆弾が仕掛けられてたんだけど、そこがわかって、
33:12
ギリギリのギリギリで人質を助けに行くんだが、爆発してしまう。
間に合わなかった。
間に合わなかった。
その結果一人の警察官が。
殉職。
殉職。人質はバットマンが救出していたっていう感じ。
やるせないよー。
やるせないわー。つらいわー。
最後ね、彼が英雄になる一方、警官たちが死んでいく。そんなのは間違ってる。
ええ、でもここはそういう街です。
ゴッサム。
ゴッサム、いやバットマンもね。
いやー前回扱った時思ったけど、やっぱバットマンもちゃんとコミュニケーション取れよって思いますよね。
ねー。
挨拶ぐらいするよ。
ほんとだよー。
そういうとこやぞ。
これメトロポリスだとまた違うんだろうなーって。
ゴッサムセントラル、メトロポリスセントラルだったらちょっと面白そうだね。
メトロポリスセントラルだったらもうちょっと明るいかな?
確かに。
確かに。警察官もちゃんと救ってそうだね、スーパーマン。
ねー。
すごいな、言われてみると。
全然違うな。
これ確かにバットマンだから、ゴッサムだから成り立つ嫌な。
嫌さ。
嫌さだよね。
他のDCコミックスのヒーローではなかなか成立しないよね。
フラッシュとかでもちょっとね、もともと監視器だけど。
同僚っていう面もあるだろうしね。あんまりイメージしづらいよね。
ねー。
バットマンならやりかねないっていうところ。
ゴッサムなら怒りかねない、そういう。
だからバットマン好き、やっぱゴッサムっていう街に対してね、見方が深まるよね。
そうね、解釈が深まる、解像度が高まりましたね。
最後に載ってるエピソードが、未解決。
未解決。
これ良かったね、これも私好きだな。
前作で相棒を失ったドライバー刑事が、犯人が立ちこもり事件を起こしてて、ドライバー刑事を呼んでると。
来てくれということで向かうと、高校の同級生?
弟の親友とかかな?
弟の親友がいて、銃を持って立ちこもってる。
最終的にその人は自分の持ってる銃で自分を撃って死んでしまうんですけれども。
ドライバー刑事の目の前でね。
実は過去にですね、ゴッサム高校でロッカー爆破事件というのがあった。
本当治安悪いよね。
いやー怖すぎるぜ。
ゴッサム高校野球部が優勝した後なのかな?
ロッカールームに爆弾を投げ込まれたことがあって、選手がほぼ全員死んだことがあると。
一気に起こったのは二人だけ。
そのうちの一人が今回自殺した。
36:00
当時の事件が何か関係があるんじゃないのか。
といって未解決、犯人が分かっていないこの事件をもう一度想像し始めるというのが今回のこのお話ですね。
いやーひどすぎでしょ。笑っちゃ悪いけどすごいよね。
実はこの事件を当時最後に捜査していたのがハービーブロックだということですね。
バットマンにもよく出てくる体の大きなシリス探偵ハービーブロック。
彼はゴードン本部長が撃たれた事件があった時に、その犯人の情報をマフィアに流して、マフィアに殺させるように仕向けたっていうことがあって、この事件のせいで
やめさせられた、やめたのかな?警察から出ていったというキャラクターですね。
なかなかいいキャラしてますよね。
いいキャラしてますね。
捜査の手法は乱暴だけれども、能力はあるというような描かれ方でしたかね。
ハービーブロックっていうキャラクターは私はほとんど知らなかったんです。あんまりちょこちょこ出てくるシリス探偵ぐらいのイメージだったんですけど、こんな優秀な奴だったのかって。
面白かったなあ。
ちょっと見る目変わりましたね。
これもなんかちょい役だったり、ゴードンの部下的なポジションで。
バットマンに不満を持っているキャラとして。
そうそう、そういうイメージだったけど、今回は彼の警察としての能力。
警察官から見たブロックが一体どんな男なのかっていうのがよくあるステー。面白かったなあ。
面白かった。
やっぱりハービーブロックの特徴って暴力的な捜査方法とかがあるし、それは良くないものとして同僚も当然理解してるんだけど、一方で今回のゴッサムセントラルのエピソードだと、
例えばジョーカーが隠した爆弾の位置がわからんってなった時に、じゃあここから最後の取材に出るって言って、同僚がバッチと銃を置いてジョーカーをボコボコに殴って拷問するっていうシーンがあったりして。
いわゆる捜査手法の延長線上としてハービーブロック的なやり方もあるんだということを示してるから、ハービーブロックのおかしさみたいなのが薄れるよね。
誰しもそういうことをやる可能性があるんだと。ゴッサムで警察官もやる限り。
だからそのブロックのやり方も本当にただただ悪いやつっていうわけじゃないんだっていう見方に変わりましたね。
なるほど。いやーでもすごい事件だな。犯人というか、そんなことをする動機がどこにあるのかみたいな。
なぜ高校生に爆弾投げ込むんだっていう話になった時に、実は賭けの対象になってたとか。この高校の野球チーム。
甲子園も賭けの対象になるとかよく言われるけど。
あ、そうなの?
あるよね。
えー。
そんでチームのメンバーにヤオチョーが、お金が振り込まれて。
39:04
ピッチャーとショートかな?ピッチャーとショートのコミの口座にお金が振り込まれてたと。
ヤオチョーがあったんだけども、そのヤオチョー破りが。
ヤオチョーが勝っちゃったと。優勝しちゃった。そのせいで爆弾が投げ込まれたんじゃないのか。
ゴッサムすげー。
ゴッサムすげー。
って思いますけれども。
まあそうやってですね、追っていくんですけど、新しい証拠が見つかるんですね。
うんうんうん。
それが、死んだ、さっき立てこもり事件を起こして銃で自殺したケニーの野球棒にマットハッターの、なんていうのかな。
マットハッターっていうビランは帽子屋さん、不思議の国のアリスの。
狂った帽子屋さん。お社会してる人ですよね。
に影響をすごい受けてる人で、人を操る帽子を使う。洗脳して犯罪を犯すキャラクターですね。
私よく知らなかったんですけど、このタグですよね。タグがついてる帽子を被せれば操れるみたいな感じの能力。
なんですかね。
私もよく知らなかったんですが。
あれだね、バットマンホワイトナイトかなんかで出てきた時も、みんな操ってなかった。
そんなこと知ってない。
洗脳する時に出てきがちですよね。
クレイフェイスを操って、そのクレイフェイスを粉々にしてみんなに飲ませて。
飲ませるっていうシーンがあったよね。一斉に操るってやり方がありましたけど。
だからマットハッターが死んだケニーを操って爆弾を仕掛けたんじゃないかと。
つまりケニーは高校時代の野球帽を今でもずっと大切にしてたってことなんでしょうね。
ん?
じゃないの?
ゴッサムの。ケニーが当時被っていた帽子?
そうそう、当時被っていた帽子だよ。
あ、そっかそっか。
あの、証拠保管庫の中で見逃されてた証拠品の中に、実はこのタグがあるってことを。
あ、なるほどね。ごめんごめん。じゃあ縦籠り事件で被っていた帽子は普通にゴッサム高校の野球帽だ。
うん。
失礼失礼。
ということですね。
なるほどね。
ケニーはだから頭の中から声がしたんだみたいなことを言ってるっていうことですね。
こわ。
あー、そうですね。
で、そのマットハッターを対象に操作をしていくことになるんですが、どうやらマットハッターも黒幕がいるらしいということがだんだん明らかになってくるんですね。
はいはいはい。
マットハッター自身の考えで爆弾を投げ込んだわけではないらしい。
誰かを助けるためにやったんだと。
友達のためにやったんだ、なんてね。
ということなんで、じゃあそのマットハッターに頼んだのは誰なのか。
真犯人は誰なのか。
ということを操作していくと、みんな爆殺されたときに喜んだ奴が二人いたと。学校でいじめられてたんでしょうね。
42:06
最初の容疑者ですね。いじめられていたオタク二人。彼らの葬式で大喜びをしていたからこいつらが犯人なんじゃないのか。
マットハッターもちょっとオタクっぽいところあるから、きっと奴らは友達だと思って彼らのためにやったんでは違いないと。
やっぱり警察の操作ってそういうところあるんですね。見出し並みちゃんとしようと思いました。
あんまオタクっぽい振る舞いとかしないようにしないとな。
そうか。やっぱオタクってだけで容疑者になることもあるんだな。
あるいは葬式で騒がないってのも大事だなって思いましたね。
まあこれに関してはこいつらが悪いと思うけどね。いくらそんな嫌いな奴だったかなって。
まあでもアメリカのスクールカーストって激烈だって言うもんね。
言うよね。なんか銃撃っちゃったりとかね。よく聞くもんね。ランチャー事件でみたいな。
はい。ということなんですがそれもまあどうやら。
どうやら違っていたらしい。
じゃあやっぱりギャンブルの八王朝試合のせいでギャングがやったのかってことで今度はペンギンのところへブロックが行って
お前が犯人かと言ってまた某にするんですけど。
だからどうもペンギンもそんなに関係がなさそうだな。
じゃあ犯人は誰だっていう風に。結構ミステリッチ自体で読み応えがあっていいんですよね。
あの容疑者が2点3点していく感じが読んでて面白かったですね。
これも違う。あいつも違う。あれじゃあ一体誰がってなった時に予想外の展開が起こるんですよね。
マッドハッターがまだマッドハッターになる前に下宿してた家。
家。下宿していたアパートのオーヤさんなのか。
的な感じかな。
のが間違わないというか。
いわゆる意外なオチっていう意味では文句なしですよね。
このキャラクター自体も中盤ぐらいに登場していて、急なポットでのキャラじゃないんですけど、
実はそのマッドハッターが暮らしていたアパートの管理人だった老婆が犯人だったと。
犯行の動機としては結構辛いものもあるんですけど、
自分の娘がゴッサム高校のピッチャーと交際していて子供ができてしまったと。
そんなことを母親に言ったら殺されてしまう。
レイプされたことによって子供ができてしまったんだというふうに自分の親に相談してしまった。
爆弾を投げ込む。
全員殺す。
ということで、実はあの事件が起きていたんだと。
娘が保身のためについた嘘をきっかけに大きな悲劇が実は起きていたんだと。
45:03
お母さんがかなり人の行動を束縛し、すごく脅迫観念が強いタイプの人として描かれていてね。
白人と白人が付き合うのもおかしいみたいなことを思っているという描かれ方をしていましたね。
刑事が聞き込みに来たら、結婚前の男女が部屋借りるなんて言語道断だよ、みたいなことを仰ってましたからね。
まあそういう感じだったんでしょう。
ちょっとおかしな人なんだけど、リアリティーのラインとしては現実によっているだろうなという癒さがありましたね。
そう、いるんだろうな。
辛い。
マッドハッターと洗脳装置以外はリアリティーラインがちょうどいいところが攻めてますよね。
そうですね、現実にあり得る範囲内だったんで、より嫌だな、気持ち。
癒さが。
癒さが。
でも事件はこれで終わりません。最後、ハービーブロック。
やっぱりペンギンが怪しい。
確かにここからちょっとマジかよって感じですけど、ペンギンがおかしいと。
こいつが全ての犯人に違いないってことで、もうペンギンを殺すと。
ハービーブロックとしても警察を辞める時に最後まで印象に残っていた事件がこのゴッサム高校の爆破事件だったから、何としても犯人を見つけたい。そのためには何でもやるんだと。
そして、ペンギンが全然認めようとしないから、もう殺す。俺が殺す。
ということで、このブロックがペンギンを殺そうとするのを同僚だった警察官たちが説得して止めるという展開があるんですよね。
ここも良かったですね。それじゃあ犯罪者と同じよ。そこまで落ちぶれたの。
ブロックすごくいいキャラで、私このおかげでもう一個好きなところがあって。
ゴッサムセントラルに出てくる警察官たちに、お前らがだらしないんだっていうシーンがあるんですよね。
俺がいた頃は、こんなにバタバタと刑事が巡職することなんかなかった。
お前らがだらしないから警察がダメになったんだって話をするシーンなんですけど。
メタ的に言えば、警察官に注目した作品がなかったから。
死ぬこともなかったというか、描かれなかった。
描かれなかったわけで。でもそれを改めてブロックが言うことで、過去の展開を実はブロックの優秀さみたいなもので回収したっていうのが一個面白かったです。
一方でブロックめっちゃ優秀なんだなっていうのを見せつける話としてもすごく良くできてるなと思いつつ。
ブロックの優秀さを描いてきた最後の打ちが、結局ブロックはもういいと。じゃあ俺は自殺する。ダメなんだっていう時に、周りの同僚がどんなに説得してもそれをやめようとしない。
最後の手段。ねえ、見てバットよ。やめろーと言って、銃を奪うっていう。
48:03
バットがいるって嘘をつくことによって、ハーディブロックの気をそらすっていう自殺の染め方だったんで。
これ、つまりブロックの優秀さを描いてきた分、でもバットマンは特別なんだっていうブロックにとってもね。
それが描かれてて良かったですね。
やっぱりハーディブロックのやり方っていうのはすごい古いやり方なんだと思うんですよ。
それに比べて今作で描かれているMCUの人たちって、すごくしがらみの中でやってる。
ああ、そうね。書類いっぱい書いて、勤務時間も限られて、残業代も出るのか出ないのかわからない。
市民たちへのアピールもしなくちゃいけない。
なんかすごく現代人の社会人の人たちの中に共感できる人も多いんじゃないかな。
確かに。
なんかやっぱさ、昔はさ、もっとさ、コンプラとかもさ、良いとか悪いとかじゃないんだけど、ゆるゆるでさ、ガッハッハッハみたいな。
ハーディブロック的な働き方からは日勤夜勤とかなく働き続けてたんでしょうね。
そういうのが許されてた時代だったと思うんだけど、もう今はそうじゃないじゃないですか。
そういう時代の変わり目を描いた。
なるほどね。
感じ、そういうリアリティもあったなーって。
古き警察と良さとは限らないか。
良さとは関係ないと思うけどね。
古き警察と新しい警察の関係性みたいな感じか。
なるほどねー。
もうなんか良いとか悪いとかじゃないし、傷ついたり上手くいったりいろいろあるけど、こう生きていくしかないよなっていう。
どんな時代でもみんな嫌な思いしてるけど、こうやってやるしかないんだっていう。
そういう話だったのか。
あのー、だからさ、スカッとはしない。この話を。
そうね。
よっしゃ!やったぜ!
やったぜ!やったぜ!ってなんない。事件は解決するんだけども。
痛み、苦しんだ人も傷負った人もたくさん出てくるしね。
そういう人たちが救われることはないんだよね。
そうそうそうそう。でもそういう辛さ、傷みたいなのを抱えて、みんな毎日生きてるんだっていうしかないし、より良い世界のために警察の仕事をやるしかないんだっていう。
そういう話だな、ゴッサムセントラルは。
明日から頑張ろうって思ったわ。
ほんと?
ラジオは。ラジオイズトゥルーですからね。
ラジオイズトゥルーですからね。
はい、というわけで、ゴッサムセントラル狂気と嘲笑、じゃない、好笑とでした。
まあね、ゴールデンウィーク近づいてまいりましたんで、ちょっと時間も取れる方はですね、結構ボリュームある作品なんで。
そうね、意外と分厚い。
一巻二巻と読んでいただいて。
明日への活力としていただいて。
いやー個人的にはゴールデンウィーク前半がいいんじゃないですか。
自分を見つめ直す意味でもね。
51:01
そうそうそうそう。中盤もちょっと明るく希望に満ちたお話やっていただいて。
ちょっと代行的になる作品ではありましたね。
でも逆にこういうのを読んだ方が良しっていう気分になる人もいるのかな?
あーそうね、フィクションの中ですごく嫌な思いをしておいて、現実はまだマシかなっていうやり方もあるだろうしね。
みんな辛いんだなとかね。
警察が巡植したり活躍したりする作品といえば、名探偵コナン。
日本で一番売れてる推理漫画、名探偵コナン。
新しい映画やりましたね、ハロウィンの花嫁。
ハロウィンの花嫁。
私も見てきましたよ。
いやーいい映画でしたね。
そうね。あ、あれもバディ組んでたな。
あー確かに。バディモノではある。
バディモノではあるよね。
そして、傷を負いながら、人を失いながら前に進んでいこうとするお話でしたね。
まあそうね、ベイカーセントラルってことで。
あの映画もかなりベイカー街の治安の悪さが強調されてましたね。
あの、やっぱりこの街はおかしいぜみたいなことを言うシーンがありましたよね。
セリフ突っ込みがあってちょっと面白かったね。
なんか、墓参りした帰りに立てこもり事件だっけ?爆破事件だっけ?
なんか、次から次へと凶悪事件が一つの街の中で起こりますから。
コナンが扱ってるのもほんの一部だったんだなっていうことが分かりましたね。
あーそうだね、確かに言われてみれば。
コナンがいないところであんな大事件も。
いやー、そういう意味ではゴッサムセントラルに近いものがあるかもしれないですね。
コナンを見た後はゴッサムセントラルを読んでみたり。
ゴッサムセントラルを読んで警察官を応援しよう。
そうね、警察学校編ですよ、言ってみれば。
はははは、全然違うか。
はい、以上のお願いします。
番組へのご意見、ご感想あれば、ツイッター、ハッシュタグ、公約あめあられをつけてツイートしていただくか、メールをいつでもお待ちしております。
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はい。
語って欲しいあめくんのリクエスト、コナン映画の感想などなど。
あれは作品の感想ね。
作品の感想。
入ってよかった電子書籍サービスあったら教えてください。
はい。
お待ちしております。
お待ちしてます。
そうですね、なんでもいいんで。
なんでもいいんで。
送ってくれたら読んだり読まなかったりします。
いつもありがとうございます。
ありがとうございます。
先週はスパイダーマンカミングホームが配信されたわけなんですけれども、
アシェットのね、マーベルグラフィックノベルコレクションもまたちょっとやりたいなと思ってて。
あー確かに。
リクエストもありましたね。配信の中でもやったんだけど、8月の10日ぐらいにマーベルズが。
マーベルズ、ぜひやってくださいってメールいただきました。ありがとうございます。
ちょっとそれに合わせてはやりたいかなと。
でもね、私個人的にも思い出深い作品なんで、ちょっとやってみたいな。
54:00
結構あれだよね、アメコミ読み始めぐらいに。
初めて読んだマーベル漫画じゃないかな、私。
あーほんとほんと。
人生初マーベル。
そっかそっかそっか。
本当にかけねなしの名作なんでね、またそういうのも紹介していけたらと思ってます。
それでは、また来週。
さよなら。
さよなら。
バイバイ。
これってさ、やっぱ怒られるのかな?何かを侵害してるか。
何の音なの?知らない音だわ。
コランが事件解決した後の。
エピローグじゃないけどね、解決編の音ね。分かる分かる。
来週はですね、もう収録してるんですけど、サピエンス全史。
サピエンス全史。
サピエンス全史をやります。
大ヒットした本の漫画版。
これめちゃくちゃ面白かったんですけど。
超面白かった。
で、DMMの。
こちらもセール対象というかポイント還元。30%還元されます。
対象になってるらしいんで、いかがですかね。
ということで。
ぜひ事前に予習していただいて。
これ本当に面白かったです。本当に面白かった。
漫画として面白いっていうね、なかなかいい作品だったと思います。
今回は95回ですね。
もう次は96。
一応100ってね、いい区切りだと思うんですけど。
何やりましょうこれ。
100日なんだ。
なんかあれば教えてください。
55:39

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