1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #187 バットマン:キリング・タ..
2024-01-27 57:12

#187 バットマン:キリング・タイム

~ 謎を解け、真実を見極めろ。
~ 丹下和彦『ギリシア悲劇 人間の深奥を見る』を読みました
~
~ 番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
~ これが、ほしい物リストです(小声)→https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1TJIISOS4BR3B?ref_=wl_share
~ Amazonギフトカードは15円から送れます。宛先をamecomiamearare@gmail.comにしてください。
00:04
こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。
今週何食べたのコーナー。
今週面白かったエンタメを報告し合うコーナーです。
最初はグー、じゃんけんぽい。
初勝利。
初勝利じゃん。
私からですね。
はい、よろしくお願いします。
今週忙しくてあんまりエンタメ楽しめなかったんですけど、
じゃあちょっとゲームを始めまして。
忙しいなりに。
まさか。
最近話題になっているゲーム。
パルワールドっていうゲーム。
風雷の試練6じゃないか。
6じゃないですね。
聞いてるよ。
ポケモン的な世界観で、
そうそう。
なんかちょっとリアリティがある。
そうですね。
可愛らしいモンスターたちが存在する世界で、
主人公が生き抜くために、
そのモンスターをゲットしたり、育成したり、バトルさせたりとかしながら、
成長していくっていうようなお話ですね。
ポケモンじゃん。
ストーリーとかは特になくて、
本当に生存が目的のゲームなんですね。
サバイバルなんだね。
箱庭的な島があって、その中でうまいことモンスターゲットしながら成長していくんだけど、
面白さのポイントとしては、
一つはポケモンの面白さがまずあるよね。
ほぼポケモンですから。
ゲットしてバトルしてっていうバトルの面白さがあって、
それとは別にこの生存っていうのをテーマにしているせいで、
生産とか最終の要素があるんですよね。
食べるものを作らなきゃいけない。
住む家を作るための素材を集めなきゃいけないとか。
そういう狩猟最終みたいな要素も、
このモンスターに手伝わせることができるっていう要素がある。
だからたくさん資源が欲しければ、たくさんモンスターを捕まえて、
そいつらを私益して、うまいこと。
家畜だ。
まさに家畜として使っていく。
ただ、私益する動物が増えれば、
当然そいつらを食わせるための食料も必要になるし、
家も必要になって、
より企業を拡大していく必要があると。
同時に、ゲームでレベルを上げていくと、
新しくスキルが、新しい技術がアンロックされていって、
例えば最初は狩猟最終だったのが、畑が作れるようになって、
畑で奴隷労働をさせたりとか、
あるいは電気が使えるようになって、
ライン工みたいな、ベルトコンベアを流してその上でずっと作業させる。
モンスターだし。
というのができて、
ゲームの進行に伴って、
ゲーム性がどんどん変わっていく。
最初はポケモン的な。
そもそも最初の一匹は、
主人公は自分で殴って捕まえるというところから始まる。
おーすげー。
モンスターも主人公を殴ってくるしね。
そこで捕まえて、
だんだん自分の力を高めていく。
そうすると、
共同体も広がっていくから、
それを食わせるためのまた作業が必要になってある。
ということで、
ゲーム性がどんどん上がっていく。
と同時に、
いろんな新しい能力ですよね。
例えば最初は、
たくさん木の実を取れるやつがいいんですよ。
でもだんだん技術が発展してくると、
体から電気を出してくる。
03:01
人間の歴史じゃん。
電気ネズミみたいなやつがいると、
やっぱり生産性が上がってくるんですよ。
つまり、
エネルギーの発展によって、
社会構造が変わっていく。
推力を原動力にした、
小麦粉を作る機械とかがあるんですよね。
そうすると、
水タイプのポケモンを出して、
水を噴き出させることで、
小麦粉を作ったりとか。
狩猟最終の時代から、
古代社会へと。
農耕定住に変わっていく。
そして近代化に進んでいく。
火力を使えば、
炎タイプのポケモンが必要になる。
最終的には、
自分よりも賢いモンスターが、
自分の仮にやってくれるようになる。
全てがモンスターがやってくれるようになる。
最後は言ってないんだけどね。
というゲームで、
使うポケモン、
ポケモンとは言えないのか。
使うモンスターも、
幅広くいろんな種類のモンスターを使わないと、
ゲームが先に進めない。
結構面白かったですね。
まだ途中なんですけど、
今でも時間見つけ、
ちょこちょこやったりしてますね。
それ、あれだよね。
株式会社ポケモンがさ、
生命を出すぐらいさ、
パクリじゃないけど、
みたいな感じで、
言及されてますよね。
でも今の話聞くと、
全然ゲーム性違うような気がする。
違うと思います。
確かにポケモン的な、
ゲットして、
経験値を高めて、
レベルを上げて、
戦わせるって要素もあるけど、
でもそこは本当にゲーム性の一部で、
どっちかというと、
生産性の向上みたいなところが、
私は面白かったですね。
なるほどね。
はい。
以上です。
じゃあもう本当に、
ただ、
嫌な意味で話題になるだけじゃなくて、
面白さがちゃんとあるゲームだってことですね。
ちゃんとその作品なりの面白さを持っていて。
何でできるの?
パソコンと、
何でできるんだろう。
プレイステーションとかでもできるのかな。
私パソコンでやってますね。
パソコンでやってるんだ。
はい。
どうでしたか?
ゲームをやりたいんだよな。
そう、
いや、
風雷の試練やらなきゃと思うんだけど、
やったらもう他のこと何もできなくなって、
ここでも毎週風雷の試練の話をすることになってしまうから。
風雷の試練6ですかね。
最近出たのは。
はい。
え?
不枠って40?
不枠は40かな。
そうか。
40までやんならやめようかな。
マジで。
惑わされちゃうからさ。
確かに試練って選択の連続だしね。
惑わせなくなった方が安定感が上がるのかな。
今週ですね、
本当はさ、
演劇とかコントとか見たいんだよなと思いつつ、
結局やっぱり映画を見る毎日なんですけど、
奈落のマイホームっていう、
2021年に公開された韓国映画ですね。
見たんですけど、
シンクホールって言って、
たまにネット動画とかでもバズってるんだけど、
急に大きな穴が街に開いちゃうっていう現象があるじゃないですか。
たまに事件というか出てくるよね。
あれで自分の買ったマンションがですね、
引っ越して2週間で沈むっていうお話で、
面白い。
500メートル沈んだマンションから、
06:03
残ってた住民たちで力を合わせて脱出しようっていう。
面白いじゃん。
で、ちょっと画面のチープさみたいなのは確かにあるんだけど、
やっぱり次々にピンチが訪れてきて、
キャラもちょっとシリアスな場面もありつつ、
コミカルな感じで進んでいくし、
なかなかちょうどいい感じ。
ちょうどいい映画を。
ちょうどいい家帰ってきてからね。
ご飯食べながら見るかにちょうどいい映画でございましたね。
そういう欠陥住宅ディザスタームービー。
そういうジャンルがあるんだ。
見てて、もちろん映画としてシンプルに面白いところもあったんだけど、
韓国社会の現実みたいなのがチラッと知れたのも良かったなと思って。
韓国って都心部というか仕事がいっぱいある街に自分の家を持つっていうのがめちゃくちゃ難しいんだって。
だからみんなかなり郊外みたいなところが、日本も一緒なのかな。
でも多分それがきっともっともっと過劣なんだろうね。
だから都心にマイホームを買ったんだって言ったら、部下とかからめっちゃお祝いされて、
みんなが遊びに来て。
あー面白い。
引っ越し祝いパーティーですか?みたいなのをやってまして。
そういう外国の文化みたいなのを知れると面白いですね。
主人公が引っ越した日雨降ってるんですけど、
引っ越しの日なのに雨なんて大変ですね。
でも雨の日に引っ越しをすると機運が上がると言われてますからみたいなセリフがチラッと入るとさ、
おーなるほどみたいな。
そういう文化で価値観が生まれるぐらい引っ越しというものを大事にしてるし。
だってないもんね、そんなことね。
引っ越しの日に雨降るとは機運は上がるんですよ。
聞いたことない。
聞いたことない聞いたことない。
大難とか物滅とか気にするか?それもあんまりないかな。
それよりも現実的なスケジュールの方を優先しちゃいます。
仕事のスケジュールとか気にしちゃうな。
あと、家が歪んじゃってガラスが割れちゃうんだけど、
それをビニールで補修するんだけど、
は?キムチ用のビニール?って言うんですよ。
キムチ用のビニールっていう別があるんだなと思って。
ちょっと良くないビニールっていうことなの?
ちゃんと補修しないでキムチ用のビニールで間に合わせてるなんてっていうニュアンスだと思う。
これ結構、他国の文化じゃ置き換え不可じゃん。
ビニールの格とか考えたことないもんね。
良いビニール、悪いビニールってあんまりわかんないもんね。
09:01
そういう感じでね。
韓国映画って結構面白いですよね。
面白いよね。
多くは見てないけど、たまに見たりすると文化的に近い分違いが目立つよね。
そうかもしれないね。
こんな風に考えるんだみたいな違いが目立って面白さ生まれるよね。
同じマンションに住んでる別の家族の男性のこと。
兄さんとかって呼んだりするところとか。
なんか韓国っぽいなって。
ちょっとそういうプチ旅行じゃないけど。
そうなんだ、こういう文化なんだなみたいなことを思いつつ、
話の流れとしてはピンチの連続で。
かつ、ちょっと熱いものもあったりして。
良い映画。ちょうど良い映画でしたね。
そのストーリー聞いてさ、
シーナ・マコトのSF小説で、家族陥没っていう小説があるんですよね。
知らないけど。
これも今言ったストーリーとだいぶ似てる家庭ディザスターものかなって今思ったんですけど。
それはどういう話かっていうと、ほぼ一緒。
マイホームを買った男がある日突然自分の家の周りだけ陥没し始めるっていうストーリーがそれ。
どんどん陥没が深くなっていって、どうやってそこから脱出しようか。
っていうか、脱出しないと出勤できないから、最初は梯子をかけて出勤するんだよね。
でも今度は梯子も足りなくなって別のもので代用したりして。
そうすると当然日本中で話題になってニュースになって、
いろんなところから支援物資が届く。
やたら古着が届くなとか。
戦場ずるなんてどうすればいいって言うんだよみたいな感じで。
ありがた迷惑感みたいな話とか。
なんかちょっとそれも皮肉というか現代社会を切ってる感あるね。
切ってる感ある。
シーナマゴトの小説ありましたね。
ちなみにオチはどんどんどんどん沈んでいって、急にまた戻り始めるんですよ。
そのうちだんだん周囲からの関心も薄れていって、
元に戻る頃には普通の誰からも相手にされない、そういう家になってました。
翌日、男が出勤しようとすると足がつまずいてしまう。
シュワッと見ると家が1センチ上に上がっている。
っていう風に終わる小説でしたね。
なんかそれもちょうど良さそう。
ちょうど良いSFです。家族貫没。
はい、ということで。
この番組では毎週1冊の公約アメコミを紹介しております。
今週のテーマはようやくですね。
バットマンキリングタイムですよ。
色々あってなかなか扱えなかったんですが。
去年の年末に出版された作品を扱っていきたいと思います。
ライターはトムキングですね。
トムキング。
こちらのこのラジオでも度々紹介している、もうハズレのない。
押しも押されぬ人気ライターだとは思うんですけれども。
どれを呼んでも面白いと。
今回の作品どうでした?
難しかったね。
難しかった?
ちょっと難しかったかな。
そうかそうか。
なんかオビニーは謎が謎を呼ぶ本格サイコサスペンスが開幕するという風になっていて。
12:07
これが確かにトムキングに求められているものなのかなと。
あーそうね。
トムキングといえばやっぱりサイコロジカルファミリーホラーだっけ?
ビジョンですね。
ビジョンかな?
はい。ワーベルコミックスではビジョンっていう作品書いてて。
それはサイコロジカルファミリーホラーっていうジャンルになってて。
確かにその通りの謎を散りばめつつもちょっと怖い。
そして笑ってしまうところもあるっていう。
なんかいろんなジャンルを内包しているような作品でしたね。
あと傑作だなと思ったのはミスターミラクル。
あれ面白かったですね。
この現実と虚構っていうのがわけわかんなくなりつつ、
何からでも抜け出すことができる脱出の天才ミスターミラクルを主役に据えて、
神の話から家の話までっていうすごい行ったり来たりというかね。
ものすごい小さな小さな話と世界中規模のものすごく大きい話を同じレベルで扱うっていう作品でしたね。
あれも面白かったですね。
素晴らしかった。
それから最近やったのはなんだっけ、ロールシャッハとか?
ロールシャッハとかバットマンとか。
トムキングバットマンもやりましたね。
ということでね、やっぱりそういうサイコロジカルとか、
なんかちょっとこうツイストというかひねりの効いた話が持ち味なのかなと思うんですが、
今回どちらかというとエンタメ?娯楽色強めでしたよね。
そうですね。ストーリーとしてのひねり、面白さというよりは娯楽。
場面の面白さ、戦いの面白さ、状況シチュエーションの面白さとか、
なんかそんなのを重視しているような印象でしたね。
新キャラとして登場したキャラクターも結構立ってましたよね。
いいキャラしてましたね。
カラマチがすごくて。
めっちゃいいキャラなのにこれ初登場なのかって感じましたね。
トムキングバットマン、バットマン誌って言うんですか?
いわゆる本筋のバットマンを書いてたこともあるんですが、
今回のこのキリングタイムに関してはミニシリーズ、読み切りみたいなもんですよね。
バットマンの活動2年目の出来事を描いてるっていうことなんで、
この1冊だけで前後の文脈関係なく読めますし、
そんなに…だからサイコかなっていう感じで。
サスペンス…まあサスペンスか。
確かに黒幕は誰だという大きな謎があるんだけどね。
そんなにこうなんて言うんだろうな、
気張ってみなくてもいいというか。
気楽に肩の力を抜いて読める作品ですね。
というようなお話でございましたので、
今からもしかしたらその黒幕の正体含めてね、
ネタバレ気にせず喋ってしまいますので、
まだ読んでいない方は読んでからこの先を聞いていただければと思います。
15:04
今回の物語はキラークロックが銀行強盗をするところからスタートするんですけれども、
なんていうかバットマン2年目忙しいっすね。
確かに、今回そのヴィランというか敵役、
結構豪華にいろいろ出てくるんですよね。
キラークロック以外にも、例えばリドラーも出てくるし、
キャットウーマンも出てくるし、ペンギンも出てくる。
それ以外にもいろんなキャラクター出てくるんですけど、
2年目の段階でこんなにいるのかとは思いましたね。
最初はマフィアギャングたちと戦ってたんだけど、
もう2年目になるとこういうフリークたちが活躍するようになってきて。
よくバットマンが言うからフリークが集まり出したなんて話、定期的に出てくるじゃないですか。
それを思うとやっぱ2年でこんだけゴッサムをめちゃくちゃにしたバットマンの責任は軽くはないなと思いますよね。
我々が使った中でも、リーパーっていう犯罪者絶対殺すマンと戦うバットマンイヤー2。
それからちょっと世界線は違うんですけど、バットマンの偽物が現れるバットマンインポスター。
あれも2年目か。
あれも多分1年ちょっと2年目とかだったと思うんでね。
あと何がありましたっけ。ロングハロウィンも2年目じゃなかった?
あれもそんな初期。あ、そっかそうだね。そんな話した記憶あるな。
結構序盤から大変ですよね。
そういう意味ではじゃあ今回の2年目でこんだけいろんな奴が出てくるのも当然ちゃは当然なのか。
実はこのキラークロックの強盗は妖道で、本当はキャットウーマンやリドラーが裏で糸を引いているもう一つの事件があって、そっちが本命だったんだぜというような話ですね。
このストーリーさ、結構いくつかの事件が同時進行していくじゃないですか。
やっぱりその語り目というか語り順番として、全然こう煩雑にならない構成になっているのすごかったですね。
そうですね。時系列をずらしていく作品、トムキングでいえばグレイソンなんかもそんな感じでしたね。
そうだね。グレイソンでもあったね。
あれはあれか、お尻から語ってきて。
逆に逆転しているっていう構成でした。
構成でしたけど。
ポイントポイントで逆転させたりとか、ちょっといきなり昔の話を入れてみたりとか。
期限前まで入れながら進んでいくんで、最初はどうなるのかなって思ったんですけど、全然ストレスなく複雑な時系列がスッと頭に入ってきて読みやすかったですね。
そうですね。この構成というか表現の仕方、やっぱすごいなと思ったのは、真の計画というか、本当の目的を牽引付けるために、やっぱりどうしたって過去の話をしなくちゃいけないんだよね。
18:09
なるほどね。
ただこれ、もし時系列順に並べたら、序盤めちゃくちゃ退屈になっちゃうんだよね。
そうだね、確かに。
だから、読者が頭混乱しない程度に時系列をシャッフルさせることによって、驚きと面白さを両立させてるっていう、そういう語りの上手さっていうのは感じましたね。
確かにね。とにかく面白い、飽きないというか、だれる瞬間なく進んでいくもんね。
そうそう。定期的にバトルや人の死が描かれるんで、「お、それからどうした?」っていう感じで先に先に進めましたね。
でさ、必ず1週間前とか7分後とか、午前5時54分とか、そういうことで語り手が語ってくれるんだけど、これがまたね、「こいつは誰なんだ?」と。
そうね、語り手がそもそも誰なのかっていうところですよね。
これも大きな謎としてひとつね、引っ張られていくんで。
だからリードラーたちの真の目的は何なのか、そしてさらにその裏にいる黒幕とは誰なのかっていうところがひとつ謎が謎を呼ぶ。
タイトルにある通りの部分なんですかね。
なるほどね。確かに散りばめられた謎は多いですよね、読者にとって。これ何だろう?誰なんだろう?みたいな。確かにそうか。
そういう意味では、ストレスなくすためにその伏線をたくさん貼るとかなくしたってことなのかな。
時系列がたくさん入り乱れてくるから、例えばこの黒幕の正体は誰なんだろうって考えたときに、なかなか実はあの時の伏線がこうでみたいな構成だと読みにくさが漁っちゃう可能性あるもんね。
そういう意味では謎に対する伏線というところじゃなくて、本当に楽しさ、面白さ、場面の派手さで引っ張っていく印象がありましたね。
そうですね。これは全部で何話だったかな?全部で6話の作品なんですけど、やっぱり章ごとにね、ひと盛り上がりとフックをひとつみたいな感じでやってくれてますもんね。
例えば今回、最初の第1話で言うならば、銀行強盗が発生したということで、ゴードン本部長がライトを照らしてバットマンを呼ぶシーン。
ここは1ページ丸々使って超かっけえバットマンが見れますね。
なるほど、確かに。
いいよね、このゴッサムのビルに映るバットシグナルと、マントを広げてコウモリのシルエットになっているバットマン。
確かに伝統芸能ですね。
21:02
今回、アーティストはデイビッド・マルケスということで、折り返しのところによると、我々が扱った中だとシビル・ウォー2のアーティストですね。
やっぱりいいよね、こういう現代的なアメコミの絵柄ですよね。
リドラーとかもめちゃくちゃイケメンだもんね。
リドラーの描き方ってサーデルキーしますよね。
ジム・キャリーが演じてたじゃないですか、映画では。
そういうコメディ感強めの小悪党な時もあれば、すごい知的なおしゃれイケメンの時もありますもんね。
ジェントルおしゃれイケメンの時もありますもんね。
今回はどちらかというと後者ですかね、おしゃれ感強めのリドラーの姿が。
ただそんなに知能犯じゃなかったな、今回。
そう、今回読んでて、なんか思われかもなかったのが、リドラーの頭の良さキャラがあんまり活かされてないなと思ったんですよね。
もうちょい絡めて使ってさ、バットマン苦しめる時もあるけど、翻弄されてましたよね、状況にね。
そうだね、2年目だからあるかもしれないんですけど、リドラーも割とバータリー的だし、バットマンも結構いいようにやられるんですよね。
そうですね、バットマンは作中でも突っ込まれてるけど、やっぱりちょっと弱いっていうか、負けてますもんね、今回ね。
普段のバットマンであれば、後出しジャンケンの強さですよね。そんなこともあろうかと、実はこんなところにこういう用意をしていたんだっていうのが必ず出てくるんですが、今回はなかなかその力が発揮できず。
基本的にバットマンはリドラーとキャットウーマンを追い続けることになるんですが、追いつけないんですよね。
常に一歩先を行かれてしまって、ずっと後手後手で後を追いかけるっていう展開になってるんで、いわゆる普段読むバットマンと比べると若手感出ますね。
そうですね。リドラーもさ、途中で想定外の出来事に陥って致命傷を負ってしまったりしてますしね。
ああ、確かに。みんなまだ2年目で若手だったってことですね。これからみんなキャリアを重ねて。
ね、自分が社会人2年目だった時どうだったかっていうことを思い出すと。
社会人2年目でさ、こんなコスチューム着れますか?
いや、社会人2年目は着れないです。半ズボンです、半ズボン。赤いシャツと緑の半ズボン。
アイデンティティを示すような服装をできないなっていうつもりだったんだけど、まあ確かに半ズボンだね。
確かに現実の会社でも、やっぱ若手のうちは地味なというか、あんまり主張のないスーツとか着てるのもいる。
漏れようとしちゃうもんね。すごいよ、彼らは2年目から。
だってバットマンがいるから彼らが集まってきたわけでしょ?
そうだね。
ってことはバットマンいなければこういう格好をするやつは普通いないわけじゃないですか。
24:02
パイオニアですよ。
よし、明日から猫の格好をしようって。
コウモリがいるんだったら、じゃあ俺ペンギンで行こうかな。
ペンギンで行くか。
俺謎々好きだし、ハテナって書いてあるスーツ着るわ。
やば。やば。
いや、いいっすね、ゴッサム。
若手時代。
なんかゴッサムはやっぱこういう変な奴がいっぱいいるみたいなことを、ゴッサムの中の人も外の人も今回作品の中で言ってましたよね。
ゴッサムの変な人大集合という要素があるんですけど、今回の新キャラ、何人かいるんですけど、私一押しはヘルプ。
ヘルプ。
ヘルプ君。
彼はさ、いわゆるゴッサムにフリークが集まる前から活動している人だから、コスチュームないんですよね。
そうですね。
タキシードを着て。
タキシードを着て、ステッキを持って、それで戦うっていうキャラクターなんですけど、こんないいキャラが今回初登場かよと思いましたね。
めちゃくちゃ大物感出てるんで、てっきりいる奴かと思ったぐらいですね。
ものすごく完成されたキャラクターで、フリーの殺し屋みたいなキャラなんですかね。
そうですね、傭兵的な。
依頼を受ければどんな人の依頼も受けるし、必ず仕事をやり遂げると。
今回はペンギンに雇われて登場してくるんですが、だからこういう服着てるの。
あ、合わせるのか、上司に。
上司に合わせるのかな。
そういうことか、プロですね。
終盤の一番の見せ場のシーンで、いろんなヴィランの手下が集合するシーンがあるんですけど、やっぱり自分のボスになぞらえた格好をしてるじゃないですか。
確かに、ユニフォームだもんね。
じゃあそうか、ペンギンと働いてるから今回はタキシードで、リドラーの下に着いた時はやっぱり。
はてな背負うんじゃない?
はー、プロ意識。
キャットウーマンに雇われてほしいですね。
猫耳とかつけるんかね。
猫耳つけるんだ、猫耳おじになるのか。すごいな。
このヘルプってキャラは何がすごいかって、バットマンの先輩格なんですよね。
すごいジジイっていう設定なんですよね。90超えてるんだっけ、80歳超えてるぐらいですよね。
そうですね、75年前にすでに、75年前に痩せっぽっちの子供だったって言ってるんで、80ぐらい?
80ぐらい。我々の世界のバットマンと同い年ぐらいだ。
そういうことになりますかね。
今度さ、グレートコジカっていうさ、プロレスラーがさ、電流爆破デスマッチを行うんですけど、
グレートコジカって、リキドウさんの弟子なんですよ。
ほー、へー。
つまり、もう本当にレジェンド。リキドウさんが日本のプロレスをスタートさせたわけなんで。
へー。
今年、82とか83とか。
27:00
やば、ヘルプじゃん。同世代じゃん。
完全にヘルプなんですよ。
すげー。
で、電流爆破?下手したら死ぬよね。
死ぬでしょ。
全日本プロレスの工業でその試合組まれてるんだけど、公式ツイッターで、市場最高齢、サンズノ川電流爆破デスマッチって書いてあって。
わー、いじってやるなよそこ。
いじったほうがいいのかやってみてね。
チケット、一番安い席4000円なんで。
4000円でサンズノ川見れるんだよ。
やばー。
これ収録してる時にはもう間に合わないかな。
収録じゃない、配信した時にはもう間に合わないかな。
現代の剣闘士ですね。
ぜひね、グレートコジカ。
命かけてるね。
でも、そのグレートコジカを思うと、やっぱヘルプは動けますね。
そうね、確かに。
だって活動2年目のバットマンって30いってないとかでしょ。
20代だよな、確かに。
多分ね。
このキレ。
圧倒してますもんね。
圧倒してますよね。
すごいね。
すごい。
こうありたいもんね、これ。
将来はヘルプとして。
このヘルプもさ、すごく魅力的な新キャラだったんだけど。
もう一人また魅力的な新キャラいましたよね。
はいはいはい。
クソ捜査官。
クソ捜査官。
これもう本当にそう呼ばれてるのすごいよね。
クソ捜査官。
コト。
名前なんて言ったっけ。
クソ捜査官のインパクトが強すぎて。
とにかく口が悪い。
ヌーリーですね。
もう何でもクソっていう。
二言目にはクソという。
クソゴッサム、クソ野郎、クソ爆弾みたいな感じでね。
もう何でもクソっていうんですけど。
品がない、品が。
このヌーリーは政府に、というか大統領を直属のエージェントみたいな感じですかね。
アメリカ政府を代表する存在として登場しますね。
いるんかな、やっぱこういう人本当に。
ああ、我々の世界にも。
大統領を直属のエージェント。
いるのかな。
想像できるものは大体存在するっていうもんね。
ご存知の通り、トムキングはCIAのテロ対策センターが何かで働いてて、で、セカンドキャリアがコミックのライター。
この振り幅が。
すごいよな。という異色の経歴の持ち主なんで、やっぱこうスパイ描写にはリアリティがあるのではないかと。
ということはこのクソ捜査官もいるのかもしれない。
口が悪いやつはいそうだよね。
ストレスが多い職場だから、言葉遣い悪いやつとかいそうな気がするわ。偏見かなこれ。
リドラーと交渉するために、こういうお店なんて言うんでしたっけ。
ダイナーみたいな。
30:00
ダイナー。そう、ダイナー。ダイナーってアメリカの映画とかだとよく出てくるよね。
よく出てくる。
カウンター式でさ、よくわからんコーヒーとか。
コーヒーをなんかくれるやつよね。
ウエトレスの格好したおばちゃんがくれるやつね。
だいたい暴力事件が起きてる気がする。映画の中だと。
一回行ってみたいな。
確かに。よくわからん目玉焼きとよくわからんコーヒー飲みたいね。
ダイナーで落ち合うというか、交渉するんだけど、その時お金を払って、
店員と客を一回全員みんな外に出させて、自分たちの部下を配置して、
全部入れるっていうシーンがありましたね。
囲むっていうシーンがあったんだけど。
こういうのって映画とかじゃありがちだけど、やっぱあるのかな?
トムキングが言うくらいはあるんじゃないですかね。
25,000ドルでスタッフとお客、一回外出ろって言うんだけど。
相場感がわかんないですよね。
25,000ドルだぜ。
すごいか。2時間のことで。
めちゃくちゃすごいよ。200万円でしょ。
確かに。そうか。
今もう200万円じゃねえか。すごいよな。
私はそのダイナーのシーンで、リドラーを無駄に便下するシーンがあるじゃん。急に便下する。
これなんか普通に取り調べの方法でありそうだなって。
もう有無を言わさずね。
とりあえず殴って尊厳を傷つけていくっていうやり方。
なんかありそうって思って。怖かったですね。
10人近く部下を配置してたわけなんだけど、キャットウーマンがみんな排除してくれるんですよね。
いやーすごい。
こんな強かったか。
すごい。2年目です。
若手の頃から実力あるんでしょ、こいつたちは。
イヤーワンでセリーナ、バットマンの活躍を見て、私もそういう風になろうって思った。
そういうシーンが描かれてるから、キャットウーマン2年目ですよね。
すごいな。
伸びる奴は若手の時代からしっかりしてるんですよ。
そうかそうか。そういうことなんだね。
若手が奇抜な服装してきても、こいつは将来のリドラー、将来のキャットウーマンなんだって思って。
なるほど。
大人としてのたしなみなのかもしれない。
うちあんまり服装自由…。でも結構自由なのかな?何着てもいいのか?あんまり派手な格好してる人いないな。
うちいるかな?いるか。
いる?
いるね。結構いるいるいる。ジャージばっかり着てる人とかいるわ。
お前大人だぞって思わなくはないんだけど。
大人ね、ほんとだよね。
それは将来のリドラーに繋がっていく。緑ジャージのリドラーになるかもしれない。
そうか。
ならねえだろうな。結構ベテランだったりするからな、そういう人。周りが何も言えなくなってくるんだよね。
ああ、そうね。そういうのあるかもね。
うち男性はみんな何やかんやネクタイ締めてる。
ネクタイね。ネクタイないな。私も締めないもんな。
33:04
まあいいや。だから服装とかじゃなくてな。
能力と内面で。
見ていこうよということで。で、なんで政府のエージェントがこの事件に絡んでくるのかというと、
結局キラークロックの銀行強盗を擁堂にして、リドラーやキャットウーマンが狙ってたのはキリストの目だったんだということです。
手に入れるとスタンド能力が目覚めるやつですよね。
キリストの目だっていうのが分かった時にすぐ思ったよね。
あ、スティールボールだ。
見た見た見た。透けて見えるやつだ。壁の向こうが。
透け透けだってありましたよね。
あったあった。
最終的にリオが持っていくやつですよね。
そうだね。あったあった。
やっぱなんかあるのかね、そういうキリストのミニラみたいな。
確かに聖遺物というか、聖人の体の一部みたいなものって信仰の対象になりがちだよね。仏教とかでもそうだもんね。
あ、そうなんだ。あ、そうそうあるよね。ブッダの骨とか、全国にあって合わせるとすごい。
ブッダの歯はね、割ると2つ同じサイズの歯になるらしいよ。
え、ポケットの中にはビスケットが的なこと?
減らないんだ。だから歯がいっぱい増えてくる。
あ、そうなんだ。めちゃくちゃいっぱい、サメみたいな感じだったんだブッダは。
一生生え変わり続けたのかもしれない。
そうか。やっぱそれをアメリカ合衆国が手に入れるんだって言って、一生懸命やるっていうのもまたね。
このキリストの目を持っている人は世界を支配するという、そういう偽れがあるらしいですわ。
で、このキリストの目がどうして今ここにあるのかっていう話もシャッフルされた時系列の中でね。
あ、そうだね。
語られていくんですね。
だんだん真相が明らかになっていくという構成なんですが。
ここでさ、何回か言及されるお芝居でさ、バッコスの侵略が出てくるじゃないですか。
はいはいはい。
これはギリシャ悲劇に出てくる実際にある作品で、バッカイとも言われるらしい日本語だと。バッコスの侵略、あるいはバッカイと言われるやつで。
すごい有名な名作と言われる作品らしいんですけど。
それが今回時系列を崩したストーリーの合間合間に挟まるんですよね。
そうですね。
実際にそのバッコスの侵略の出来事が歴史的に起こったことなんだ。起こったのかどうか実際は分からないけど。
っていう体で話は進んでいくんですけど。
これの構成、私あれ思い出しましたね。
ビジョン。
はいはいはい。
トムキングが書いたビジョン。でも作品の中で途中途中でシェイクスピアのベニスの商人が。
ベニスの商人が引用されてましたね。
36:00
古典を引用して作品のテーマみたいなのと関連付けていくみたいなのがあったじゃないですか。
今回もそういうことなのかなと思って読んでたんですけど。
バッコスの侵略って読んだことなくてストーリー調べたんですけど。
結構いろんな解釈というか翻訳があるみたいなんですけど。
大まかなストーリーとしてはディオニソスという神様が都市国家の定売というところの女性を頭を狂わせて怪しい儀式をさせていると。
それに対して定売の王をやってたペンテウスが。
それを邪教だと。外部からギリシャの外からやってきた宗教なんかとんでもないということで。
それを弾圧しようとするんだけど。
その結果ディオニソスの怒りに触れて頭がおかしくなって。
女性の儀式の場を助走して訪れてそれを見ていると女性たちに見つかって。
獣が見てるって誤解されてやつ咲きにされてしまうというお話。
この作品に対する解釈がいろいろあるみたいなんですけど。
私がちょっとさっきパラッと読んだ本だとこのディオニソスとペンテウスの戦いっていうのは
一つはギリシャ的な価値観と外部からやってきた価値観との戦いであると。
言い方を変えれば宗教と政治の戦いでもあるし。
次は狂気と秩序。ディオニソスが体現する頭がおかしいっていう言い方はちょっとおかしいかな。
ルールから解放される。束縛から解放される。
貧富の差とかさ。いろんなルールから解放されるっていう価値観と
共同体を守ろうとするペンテウスの戦いっていうテーマのお話っていうふうに書いてあって。
なるほどなと。確かにそう考えると今回のキリングジョークじゃなかったキリングタイムのストーリーと綴る部分あるんじゃないかなと。
確かにその狂気と秩序っていうのはバットマンのねそもそもの大きなテーマ軸になりますよね。
確かにそもそもそうか。
バッコスの神竜のストーリーの中だとその神竜の登場人物に言わせると
人間の知識にとって測り知れないものがあるんだと。世の中には。
だから人間の知識で神々に挑むとひどい目に遭ってしまうんだなんてセリフが出てきたりするし。
これは確か作品の中でも引用されたセリフなのかな。
解説書でも神を愚弄すると悲惨な目に遭うぞっていうのが教訓となってるんだって書かれてますね。
そういうふうに考えるとこの目玉争奪戦。
誰がこの目玉を手に入れて世界を支配するんだというふうなものと対比して考えると
目玉で世界中を見通して世界を支配するって世界を秩序立てていく考え方じゃないですか。
全部俺のものにしてやるじゃんってね。
それに対してそうじゃない奴らっていうのが後半どんどん集まってくるじゃないですか。
狂気に犯された奴らですよね。
仮面をかぶって普段とはしないような服装をして犯罪行為を繰り返す奴が集まってきて
39:04
そことクソ捜査官、アメリカ政府、秩序と混沌の戦いに流れ込んでいくっていう構成がバッコスの心理を対応してて
トムキングっぽいって思いましたね。
確かにこれ秩序と混沌っていうような二軸で見てくると
引用されたバッコスの心理を響いてくるみたいな。
最初読んだ時よく分かったんですけどね。何やってんの?何の話?って思ったんですけど
調べたらそういう話だったみたいですね。
そして自分が獣の首だと思っていたものが実は息子の首なんだよね。
自分の息子の首だった。
こういう物心化というか、物をちゃんと見れないっていうのも一つテーマになってますよね。
なるほどね、確かに。
キリストの目の争奪戦なんですけど、実はこのお話の黒幕、誰なのかっていう部分なんだけど
誰だ誰だ!
これさ、読めました?
ん?
つまり黒幕が判明するのが第5章?
だいぶ後半ですよね、最後の方に。
第5章の最後のページでようやく黒幕が判明するんですけど、予想ついてました?
知らん人でしたね、なんだか。初めましてでしたね。
誰だ誰だ!って思って、おー知らんやつ出てきたな。
結局黒幕はですね、クロックキングだったんですね。
私はこのクロックキング出てきた時に、クロックキングかーって思いましたね。
クロックキングは、その名の通り時間にこだわりが強い犯罪者で。
確かにクロックキングって名前で時間にだらしなかったらちょっと面白いもんね。
別に時を操ったりするキャラじゃないんですよね。
そうなんだ。てっきり予言者キャラかなんかだと思ってて。
今回の作品だとめちゃくちゃ物事を見通してて、こんなやつだったっけって思いましたね。
思わず違うキャラなんだった。
先の先まで見通して、何秒後に何が起こるか。
私の知ってるクロックキングは、顔が時計なんですよ。
アンパンマンのキャラクターじゃないですか。
時計版です。
今回はアニメシリーズと同じ、時計の眼鏡をかけてるキャラクターになってましたね。
確かに時計の眼鏡かけてるやつだと思うとだいぶヤバいやつですね。怖いわ。
さっきもちょっと話したけど、語り手が黒幕なんだが、午後4時31分とか。
42:10
まず時の話から語りを始める。これで気づくべきでしたよね。
なるほど。
あ、クロックキングかってね。
勘のいい人だったら、この作品、最初の一コマ目で気づいたんじゃないですか。
ほう。
あ、クロックキング。
それもすごすぎるでしょ。ほぼバットマンでしょ。
3月4日、午後4時33分。
ん?
分が1分単位まで語られてる。これは時間にこだわりが強い。クロックキングだ!って。
すげー。
いたんじゃないかな。
すごいからだな。
クロックキング時間にこだわりが強いんで、お家に訪問するときもピッタリチャイムを鳴らさないといけないっていう変質っぷりを発揮してましたね。
厄介だな。
今回実は全てをクロックキングが仕組んでて、キリングタイムっていう今回のタイトルなんだけど、めちゃくちゃかっこいいタイトルだが、これ時間を殺す、暇つぶしって意味なんだよね。
かっけー。かっこいい。
暇つぶしとキリングタイム。やっぱあれね、日本人は横文字に弱いんですかね。
キリングタイムしてくるわ。
かっこいいと思うもんね。
ということでね、動機も別になかったっすね。
そうね、ちょっとそれ面白かったですよね。
こんだけ大騒動を起こして目玉を追いかけ続けたわけなんですが、結局クロックキングは目玉にの執着は全くないんですよね。
途中で乗ってた飛行機のCAさんにあげちゃうぐらい。
彼にとっては本当にキリングタイムができればよかった。王者の風格ではないですか、これは。
いやーすごいですね。回数でも言われてたんだけど、トムキングB級ビランをパワーアップさせるというかさ、格上げするのが上手よね。
あーなるほど。あんまり人気がないというか注目されてこなかったキャラクターの格を上げて、こいつやっぱりすげーな。新しい魅力を引き出す。
バットマンの連載をトムキングが担当してた時はカイトマンですよね。
あー、ヘルイエーっていうやつか。
確かにカイトマン。
カイトマンってタコを飛ばす技術がすごい人ですからね。
これタコ飛ばすっていう能力だけで格好良さを上げていったもんね。
確かにそうだわ。めっちゃ格好良かったわ。
今回も時間にきっちりしているっていう、ただ一点でここまで。
ちょっと今回盛りすぎた気もするけどね。ほぼ預言者になっちゃってるけど、確かにマイナーキャラの格を上げるっていう意味では最高のシナリオでしたね。
45:08
最後ちょっと時計の針がずれちゃってたことでバットマンに捕まるっていう。
いいキャラしてましたよね。
キャラに注目してみると魅力をいっぱい引き出してくれるストーリーでしたよね。
リドラーもキャットマンもバットマンも含めてだけど、若手時代のうまくいかなさとか。
そういうのを磨いてくれるし、よく知らないキャラクターというかマイナーなキャラクターの魅力も高めてくれて。
新キャラもバッチリ。
新キャラもハマるし。
最終的に数百人単位で人死ぬじゃないですか。
100何十人死んだと言われてましたね。
これをやったんだな。
クッキングがすごいことですよね。
あともう一個やっぱりこのお話、こんだけみんなが追い求めてたキリストの目の正体が判明するんですけど。
ここも上手じゃなかった?
壮大で良かったですね。
途中で語られるバッコスの侵入。
そしてそれをギキョクとして初めて演じた時に使ってた石仮面。
ギリシャ悲劇仮面つけてやるからね。
ギリシャ悲劇仮面の目玉。
ギリシャ悲劇って仮面をつけて演じるっていうそういうものなんだ。
それも読んだ本に書いてあったんだけど、役者が当時ものすごく少なかったんだって。
一つの公演も3人ぐらいで回すしかなかったらしくて、仮面を付け替えて何役もやって。
ヒーローショーと一緒だ。
そうだね。ヒーローショーはギリシャ悲劇から始まってますね。
戦隊モノって5人ヒーローいなくちゃいけないじゃん。
だけど、序盤は3人しか来ないんですよ。
代わりに戦闘員がいるんですよ。
中盤1回客いじりのコーナーが挟まるんだけど、その間に戦闘員が2人いなくなり、ヒーローが5人になるんですよ。
いいね。ギリシャ悲劇です。
ギリシャ悲劇ですね。仮面を付け替えることで。
人格を変えていくと。
今回はその仮面ですね。
すごかったよね。
最初はそのギリシャ悲劇の公演で使っていた、バックスのシーンで使っていた、これ誰の目玉って言ったっけ?ペンテウスの目かな?
殺された。
ペンテウス役を演じる時の仮面の目王がそもそもの始まり。
それがまた壮大で面白いのが、アテネがスパルタに滅ぼされた時に、アテナの目、女神の目として、この目を持つ者は世界を支配するっていうような感じでスパルタ王のところに行くんですよね。
48:13
手渡されることになり。
それがまた後々、コンスタンティヌス一世の手に行ったのかな?当時の教皇でしたっけ?
え?皇帝?ローマ皇帝として?
ローマ皇帝、コンスタンティヌス一世か。
コンスタンティヌス一世とかスッと言ってるけど、知ってる?これ結構常識?
わーわからん。世界史選択だった時代の高校生の頃を思い出しました私は。教皇だったか皇帝だったかそんなのかなって。
私はコンスタンティヌスって言われても全然ピンとこないんですけど。
なんかキリスト教をローマ帝国に広めたとかなんかした人じゃなかったっけ?
ああそうなんだ。
全然違ったら申し訳ない。
いやあってんじゃない?ローマ帝国の皇帝として初めてキリスト教を信仰した人。
ああじゃあそうか。
らしいですよ。
元々は全然関係ない演劇の目玉だったのがアテナの目玉として渡り、それがキリストの目としてコンスタンティヌス一世のところに行き、
なんやかんやという形でここからも旅をするんだけど。
キリストの目としていろんなところに流れていって。
ラーザーズグールが手に入れ、それをバットマンが受け継ぐという流れだったんですね。
バットマンの持っていた目玉だったんですよね。
そうそうそう。
ラーザーズグールの、今回登場しますけど、ちゃんと後継者として認めてたんだなっていうのを改めて感じましたね。
そうね。
プレゼントとか渡すタイプじゃないと思ってたんで。
いやあ結構やっぱラーザー好きなんじゃないんですか?
そんな評価してるんだね。
うん。探偵って呼びますよね。
ああ。
一応なに?義理の息子?
義理の息子なのか?一応?
か。ねえ。
そうか。同意のないあれなのかという気もしなくはないが。
バットマンとタリアの子供がダミアンだもんね。
うん。
タリアのお父さんだから、ダミアンから見たらおじいちゃんだもんね。
おじいちゃんだもんね。
バットマンから見たら義理のお父さんですね。
そうだね。息子の印として、後継者かこの時はまだね。
バットマンにこの目玉を渡していたと。
目玉自体は本当にただの石?仮面の部品でしかないんですよね。
別に力とかないわけなんだけど、
すごいこの歴史の流れの中でどんどん意味が付与されていくんだよね。
どんどん格が上がっていって、単なる石ころが。
これ面白い。
しかもそれがペンテウスの目なのもいいよね。
そこがすごいなと思って。
真実を見極められなかったペンテウスの目によって、
いろんな人たちがまた同じようにね、過ちを繰り返すと。
51:02
呪いの品ですよね。
呪いだよね、これ本当。
これかなりの力技だったけど、
バッコスの侵入とキリングタイムのバットマンの物語を繋いだよね。
繋いだね。
このストーリーテリングの手腕はやっぱすごいよ。
冷静に考えると関係ねえじゃんっていうか、
すごい虚無なんだよね。
ただの仮面のワンパーツだった目玉を、
みんなが権威あるものとして必死に取り合って、
そのせいで何百人も死んでいく。
何百人も死んでいくっていうこの何というか、
虚しさあるよね。
やっぱトムキングってそういうさ、
ドライというか、
虚無主義的なところありますよね。
そうだね。
イギリズムというか。
そうだね。
確かにこの最後の、
いろんなヴィランたちの下っ端と警察が戦うっていうシーンでも、
その虚しさというか、
その一人一人の死にざまみたいなものを
淡々とずっと描いていくシーンがあるじゃないですか。
あるある。
そこなんかもなんか虚しいなっていう気がするよね。
悲しいな、何の意味もないんだなっていう気がしちゃって。
やっぱりその戦争とかそういう策略とか、
CIAとして関わった時の経験が、
彼の人生観とか姿勢観みたいなのに反映されてるのかな。
確かに。
そう思うと、この本の帯に書いてある
真実を見極めろっていうのもなかなかね、
意味深いものに感じられますね。
確かに。
なかなか真実は見られねえってことですね。
そうですね。
はい、というわけでバットマンキリングタイムでした。
なんか喋ってたらめっちゃ面白いなって気がしてきたね。
私も読み終わった後に、
まずちょっと、最初にね難しいとかって言ってたけど、
なんかこれどういうお話なのかなっていう風に。
なんだこれって思ったところはなくはなかったんですけど。
こうやって整理してみると結構そのやっぱ軸があって、
ストーリーテリングの上手さもあって、
キャラクターが面白くて、お宝をいろんな陣営が取り合うっていうのは。
騙し騙され追いかけっこみたいなね、良さはあったけど。
シンプルに面白かった、最初から面白かったんだけど。
全体を通して作品としての完成度みたいなのがあるって思ったね。
確かにその軸がちゃんと一本筋通ってたんだなっていうのを
改めて発見できましたね。
なんか話してるとこういう発見があるからいいですよね。
面白い。
ちょっと黒幕とかネタバレしちゃったけど、
最後この目を誰が手にするかとかっていうところにもまたね、
ひとツイストあって。
そうですね、そうだね。
最終、本当の最後に誰が手にするのかって誰が。
そういうあたりも含めて、もしまだ読んでない人がいたらぜひ。
54:01
ぜひ読んでみてほしいですね。
これ電子になってんのかな?
あ、そっか。もう電子化してるもんね、DCも。
そう、DCコミックスも今や日本語、方訳が電子書籍で読める時代ですよ。
ありがてぇ。
本はね、勝手に増えていきますからね。
本とブッダの歯は勝手に増えていくんですよ。
確かに似てるところあるよね。
あ、まだ買えない。電子じゃなかったら。
まだ電子になってないか。いずれきっと電子になると思うので。
ぜひぜひ。ということでございます。
はい、それじゃあいつものお願いします。
はい、番組へのご意見ご感想あれば、
Twitter、ハッシュタグ、まあTwitterX、ハッシュタグ、
公約アーメンあられをつけてツイートしていただくか、
メールをいつでもお待ちしております。
メールアドレスは、
あめこみあめあられ、
あめこみのこみは、
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語ってほしいアメコミのリクエスト、
あるいは読んだアメコミの感想などなど、
何でもなかんでも送ってください。
お待ちしております。
はい、お待ちしております。
それ何でもかんでもね。
まあでもやっぱそうよ。語っていく中で、
あ、これってこうだったのか、そういう話をしてくれればいいんですかね。
あ、これってこうだったのかっていうね。
言葉にしていくとね。
自分の思いもやらなかったところにたどり着いたりするから。
はい。
まずはやっぱ喋ったり書いたりすることがいいのかもしれません。
いいのかもしれませんね。
はい。来週はいかがいたしますか。
来週は、来週は、何か何やりましょうかね。
なんか決めてたような気もするな。
デビルズキャンディーって書いてあります。
あーデビルズキャンディー。
はい。
やりましょう。
これは電子書籍になってますね。
DCでもマーベルでもないアメコミ。
でも日本語で読めるということで。
なんかちょっとこう、漫画っぽい、日本の漫画っぽい感じですね。
私は表紙を見てめっちゃ秋田書店っぽいなって思いました。
チャンピオン系列。
チャンピオン系列の匂いを感じて、ちょっと楽しみですね。
あ、これ、そっか。分かんないけど、作画も、つまりライターもアーティストも向こうの方なのかもしれないですね。
国籍とかそういうのも関係ないんだね。
そうなんですかね。どうなんでしょうか。分かりませんが。
まあちょっとね、やっていけたらなというふうに思います。
はい。
それではまた来週。さよなら。
バイバイ。
この作品で目玉はさ、世界を見通して世界を支配するものとして扱われてるじゃん。
そうですね。
この作品で唯一作中で目玉を失ったキャラがいるじゃないですか。
クソ捜査官ですか。
クソ捜査官。最終後終盤のドタバタの中で目玉を失って、バットマンへの復讐を誓って終わっていくじゃないですか。
そうですね。なぜかめっちゃ可哀想でしたね。クソとバットマンしか喋れなくなってしまったんで。
これ再登場してほしいね。ヴィランとして。
57:00
まあ確かに一回で使い切るには惜しいキャラでしたね。
ファックウーマンとか。
そうもなかった。
57:12

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