1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #083 バットマンズ・グレイブ
2022-01-29 47:00

#083 バットマンズ・グレイブ

~ 美意識は買えん
~  『ウルトラマントリガー』が最終回を迎えましたね。
~  番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
00:04
ウルトラマントリガーが最終回を迎えました。
ウルトラマントリガーってのがやってたんだ。
本当に興味がないんだね。
ウルトラマントリガー最終回だったんですけど、
ウルトラマンティガーっていう作品がありまして、その25周年だったこともあってですね。
おー。
世代じゃない?
ティガー?
うん。
あれだよね、平成Aアップだもんね。
Aアップでちょっとよく知らないんですよね。
25周年ということでですね、ウルトラマントリガーは副題がついてて、ニュージェネレーションティガーっていう副題がついてたんですよ。
ティガーっていうのは、1996年に放送してたんだけど、その前はウルトラマン80って1980年くらいにやってたウルトラマンだから、ずっとね、国産のシリーズがない状態だった。
はいはいはい。
で、私なんかもちっちゃい頃だから、ビデオで過去のウルトラマンを見てたんだけど、ティガーは完全新作として、まさに来たぞ、我らのウルトラマン。
僕たち世代のウルトラマンだっていう感じで、平成ウルトラマン第一作なんだよ。
だから、とっても人気がある。
作品ももちろん面白いんだけど、その面白さ以上にそういう思い入れとか。
あーなるほど、久しぶりのオリジナルウルトラマンというか、始まった初代として。
そうそうそう、気持ちが持ってる作品なわけです。
で、そこに来て、ここの2020年にですね、ニュージェネレーションティガーが始まって。
あーなるほどね。
で、防衛隊の名前が一緒だったり、タイプチェンジ?
色変わり。
色変わりのパターンとかも一緒だったりして、なんか似てるんだけど、でもちょっと違う。
これはどういうことなんだ?ティガーとはどういう関係なんだ?っていうのが、やっぱり最初見ていく人たちの物語の推進力だったんだと思うんだけど。
どう関係してくるんだ?どうなる?どうなる?つって。
なんだけど、実際には結局別世界の、よく似た別人だったんですね。
へー、直接ティガーとは何か因縁があるとかではない?
ないないない。防衛隊が同じ名前だったのは、ティガーの世界からトリガーの世界にやってきた人が一人いて、その人が伝えたからっていうことで、ティガーとトリガー自体は別々のものだったね。
それがね、どうもね、ファンの間ではちょっと片透かし感というか。
なるほど、もっとガッツリティガーの要素を回収してくれるような展開を。
散りばめられたティガー的要素が、やっぱりどうしてもティガーの物語の続きっていうのを求めてる人に期待を。
きっと何かあるに違いないっていうのが、物語を一番推進する力でもあったわけだもんね。そりゃ期待しちゃうわ。
CMでね、「ティガーを受け継ぐ新たな光!」っていうフレーズをすごい。
03:04
あるねー。
だから、やっぱりそういうところは。実際私、毎週楽しく見てたし、面白かったと思うんだけど。
確かにティガーの続き、ティガーの物語のその先を見たかった人は、ちょっとね、がっかりしたかもなっていうのも分からなくもない。
だからさっき言った、複大のニュージェネレーションティガーっていうところの解釈がポイントでしたね。
なるほど。
ウルトラマン銀河から続く、今ずっと毎年ね、半年ずつウルトラマンやってるんだけど、そのシリーズ、ニュージェネレーションシリーズってんだ。
今回のこの複大のニュージェネレーションティガーっていうのは、もしティガーが16年ぶりの新作という文脈ではなくて、ニュージェネレーションシリーズの中の一作としてポッと出てきたらっていう意味だったと、最終回まで見て思いました。
なるほど。ニュージェネレーションっていう、今やってるウルトラマンシリーズが主たる文脈であって、そこにティガーっていう設定を入れてみたっていうことか。
なんか極端なキャラ付けのキャラクターたちとか、よく喋る宇宙人とか、そういうのってすごくニュージェネレーションっぽいなって。
歴代のヒーローの力を込めたオモチャとか。そういうニュージェネレーションシリーズが今まで作り上げてきた文脈の中にティガーという作品を置いたらっていう。
でも面白そうだけどね、話聞いてると。
面白かった。面白かったけど、何を期待して始めるかって、受け取る姿勢の問題だったなって思ってる。
なるほどね。
でね、ウルトラマンってマルチバースシステムを採用してるんだけど、それって結構ただの異世界っていうパターンが多かったんだけど。
アメコミのマルチバースってさ、イフとかさ、キャラクターがもし悪人だったらとか、性別が女性だったらとか、例えば舞台がスチームパンク的場所だったらとかっていうさ、設定のずらしみたいなのが多いよなって。
あーなるほどね。
もうウルトラマンが今まで描いてきたパラレルワールドって別世界だったんだよ。
全然別の世界の別の人の話だったのが、確かアメコミだとずらしは多いよね。
だから今回初めてずらしの文脈で来たなって。
あーなるほど。
ティガがもし2020年に放送されてたらっていう。
ワットイフをやったわけだ。
そうそうそうそう。
って思いましたっていう話です。
なるほど。
ウルトラマンのマルチバースのシステムもちょっとアメコミ的なというか、これまでは違う見せ方をするようになってきている。
でもこれがあったってことは今後のウルトラマンシリーズもしかしたら、
善悪逆転世界とか、男女逆転とか、ベンおじさんが死なないウルトラマンとかが出てくる可能性もある。
ウルトラマンがゼットンに殺されちゃって、そのままゾフィーが来なかったらみたいなことだね。
06:05
あーなるほど。地球が植民地にもしなっていたらとか。
ゼットン星人の植民地になってたらとか。
あーはーはーはーはー。
っていう可能性も。
これきっかけでまた生まれてくる可能性があると。
わかんないけどね。
じゃあ過去のヒーローを上手く使った作品として、スパイダーマン、ノーウェイホームのあれだと思うんですけど、
あれに関するお便り来ております。
めちゃくちゃ雑な接着をしましたね。
そうですね。過去ヒーローといえばね。
はい。
ラジオネームにんべんさんからですね。
はいはい。
とくさん、とくさつおたくさん、かんさん、かんふまにゃさん、こんにちは。
こんにちは。
スパイダーマンノーウェイホームすごい面白いですね。
面白い。
今のところ毎週末見に行っております。
すげー。
さっきのアニメ放画のように週替わりで入場者特典もあるので、今週末も見に行く予定です。
私これ知らなかったんですけど、そんな特典あったんですね。
我々が行ったときはでかいカレンダーでしたね。
めっちゃでかいカレンダーでしたね。
なんかイラストのカードみたいなやつを週替わりで配ってるみたいですね。
えーそうだったのか。
映画を見て個人的に気になったのが、ドクターオクトバスがエレクトロからアークリアクターを抜いた後、破壊したり誰かに返したような描写がなかったこと。
おー。
今後のスパイダーマン映画に何かしらの影響を与えてくれることを期待してます、なんてメールが来ております。
おー。スタークが作ったんだよね。スタークの技術だよね。
そうだよね。アイアマンのパワーの源。
あれをオッドオクトバスが奪ったというか。
まあそうだね。取り除いてあげたけど、その後どうしたかは描かれなかったかも、確かに。
確かに。
確かにドクターオクトバスは太陽を作るのが目的の方でしたから。
実質人工太陽をついに手に入れたオクトバス。
なるほど。
さあ今後どうなるか。
じゃあこれ侍見世界にアークリアクターが行った可能性があるってことですね。
ありますね。
あのオクトバススパイダーマンのアーマーの技術も取り入れてますから。
おー。
スーペリアスパイダーマン。
もうこれスーペリアスパイダーマンあるな。
ありますね。アークリアクターの力とスパイダーマンスーツの力を使って。
うんうん。
ありますね。
ありますね。
口の悪いスパイダーマンついに映画化。
やった。見たい見たい。
めっちゃ面白そうだな。
これ実写スパイダーバース有名じゃないな。
確かに。
今回で一回グッと集まったスパイダーマンの世界はまたね、それぞれの宇宙というか、
アメイジングスパイダーマン3作られるかもしれませんし、スパイダーマン4が出てくるかもしれないし、
いつかまたスパイダーバース復活の時にあるかもしれない。
妄想かきたてる。楽しみだね。
楽しみだね。
じゃあ久々にあのコーナーやったじゃないですか。
ニュースニュース。
今週のアメコミニュース。
マーベルの新作、ムーンナイトの予告編が公開されました。
見た見た見た。映像が出ちゃった。見ました。
3月30日からですね、ディズニープラスでMCUドラマの最新作、ムーンナイトが配信開始されるということで、
09:04
予告編が公開されましたね。見ました?
見ました。
ちょっとダークな世界か、精神世界をテーマにしたかのような。
ネットニュースでもマーベルドラマ初のダークヒーロー書かれてましたし、
なるほど。
シリアスな雰囲気楽しみですね。
どうやら怪異性同一性障害、多重人格ってやつですね。
かつ睡眠障害っていうキャラクターらしくてですね、
現実か夢か分からないっていうフレーズがね、度々使われてましたよね。
あったねー。
どーんな話になってくるかですね。
インセプションみたいになるのかな?
私は勝手に思ってましたけどね。
なんかちょっと大変そう。見るのが。
え、これはあったの?なかったの?
夢かな?現実かな?この時のムーンライトは誰?とかね、ありそうですね。
これまでなかった雰囲気でしたよね。
一応我々が使ってきた作品の中では、フォアットイフBサイドの、
もしメロムがパニッシャーだったら嫌なやつに登場してましたね。
あの話だとあんまり細かい設定知らなかったんですが、
あの後色々調べたら割と苦労人というか、精神的に課題が多い方みたいですよね。
予告が公開された時にツイッターでさ、アルティメットスパイダーマンのシーズン4の24話が
ムーンライトを描いたよーみたいなことを言われて即見たんだけど、面白かったねあれ。
面白かったねー。
月に代わってお仕置きよっていう感じのキャラでしたね。
月の声が聞こえる。
いやー実に楽しみですね。
実にルナティックなキャラクターで素晴らしかったですね。
まさにルナティックでしたね。
まあちょっと法薬本も出てるし、ドラマに合わせて新しい法薬も出るようなんで、
ちょっと我々もね、ラジオでも扱っていきたいと思います。
この番組では毎週一冊の法薬アメコミを取り上げて二人で紹介しております。
今回のテーマはバットマンズグレイブ。
新刊ですね。先日出たばっかり。
ウルトラマンもスパイダーマンもムーンライトも関係ない作品ですけども。
そうですね、新刊。この前出たばっかりですんで、
ネタバレ困るよっていう人は是非買ってからまた一緒にお話聞いていけたらいいかなと思います。
すごい作品でしたね。
バットマンといえば世界最高の探偵ですよね。
よくディテクティブって呼ばれてますし、連載もディテクティブコミックスから始まってますしね。
探偵キャラなんですけれども、
実際のところね、やっぱりダークマルチバースから進行していく敵と戦ったりとか、
多次元宇宙を破壊する敵と戦ったりとかね。
そういうのがやっぱりあるんで。
今回のバットマンはちゃんとその殺人事件に対して。
そうだね。本当に操作する探偵として活躍してましたね。
12:00
してくるんで、そういうことももちろんあるんだけど、
やっぱりちょっとそういう探偵らしいバットマンを。
意外と見る機会が少なかった、探偵バットマンの活躍が見られる作品となってます。
やっぱりミステリー好きだからね、こういうの好きでしょ。
面白かったねー。
意外とバットマン推理うまくいかない時もあるんだなとかね。
そういうのが面白かったね。
ということで、バットマンズ・グレイブ。
ちょっと変わり種というか、バットマンの魅力を引き出している作品だと思うので、
ぜひ買って読んでみてください。
バットマンズ・グレイブ。
即訳すると、バットマンの墓ですよね。
グレイブといえば墓ですよね。
今回も墓にまつわる短いエピソードで始まってますが。
そうだね、本当に一番最初ね。
アルフレッドが墓の手入れをしていると。
トーマス、マーサー。
パパバットマン、ママバットマン。
ママバットマンって意味分からんな。
両親ですね。両親の墓の隣に、ブルース・ウェインの墓も用意されてると。
両親はね、家族をすごく愛してたので。
死んだ後もこの家で過ごしたいというか。
ここでは近くで眠りたい。
だから、ブルースの墓穴と墓標も同時に用意していたんだと。
なかなかすごい家庭ですよね。
これどうなの?
アメリカあるあるなのかな?
あることなの?
わからんな。
あれなんか、なんかの映画でさ、自分の墓標を見つけちゃってショックを受ける話を見たことがあるような気がする。
バック・トゥ・ザ・フューチャーじゃない?
それもそうだけど、文脈が全然違う。
でもまあ、清戦争とかよくあるよ。たまにあるよ。
そうだね、確かに確かに。
まあ用意してるって話も聞くは聞くよね。
まあということで、ウェイン邸にはブルースのお墓が用意されてるんだぜっていうね、スタートですね。
衝撃の始まりではありますね。
オビニもですね、これは死へと向かうバットマンの物語とか、バットマンを死へと誘うとか、なんかこうバットマン死にそうだぞっていうのをやたら煽ってくる。
そうだね、確かに言われてみれば。
感じなんで、墓が最初に用意されてるのは不穏でしかない。
そうね、空気の不穏さはすごいね。
今回すごくアートいいですね。
絵がね。
絵いい。
いいんですよね。
結構チンピラと戦うシーンも多かったね。
アクションシーン豊富なんですけど、その見せ方がやっぱりこれまで読んできたバットマンシリーズと全然違いますよね。
なんかね。
どう言ったらいいんすかね、こまわりを細かく区切るって言ったらいいんすかね。
バットマンがどうやって敵を乗せてるかが伝わりやすいというか。
ブライアン・ヒッチの絵なんですけれども、なかなかね。
効果音とかは一切描かずに。
あ、そうだね。
パオーみたいなやつないですよね。
パオーっていうのがなくて、ただただ殴り合ったり投げたりっていうのを細かく割って描いていくっていう感じで。
15:02
痛そうって思うね。
暴力っていうのが強く出ますよね。
暴力って感じはありますね。
いわゆるアメコミ的なキャラクターが見栄を切るシーンというか。
パンチした瞬間を大駒で見せるみたいなのではなくて、また違う種類のアクションシーンで。
いい感じですね。
面白かったな。
これだけでもぜひ読む価値ありって感じですね。
最初はバットマンがゴッサム死刑の刑事さんがスコーンアーミーと呼ばれる、よくわからないタトゥーを入れている奴らに路地裏で銃を向けられているところをバットマンが助けるというシーンから始まるんですよ。
これはご存知の通りバットマンが映画の帰りに両親を撃ち殺されたことでバットマンになったという彼のオリジンをここで再確認させてくれているわけなんですけど。
見てきた映画が面白いですね。
映画タイトルが背景に書いてあるんですが、ザットって書いてあって巨大なピエロの顔が描かれてますね。
刑事さんがこういうふうに話してますね。
俺たち何考えてたんだ。この子は音楽と綺麗な光と動くものが好きだから、それで映画を見せようと決めた。ピエロのポスターなら子供向きだと思った。
ザット。
まあおそらくスティーブンキング原作。
あれ系の映画ですよね。あとザットって映画あるよね。
ああ、そのイットではなくてザットっていうタイトルのピエロが出てくる映画もあるよね。
パクリ的なアサイラムだかアルバトロスだかが配給してるね。
よく出しがちなやつですよね。
ピエロの映画をやってるってことは、たぶんこの世界にはジョーカーいないんですよね。
もしジョーカーいたらピエロが出てくる映画をたぶん子供には見せない気がするんですよね。
なるほどね。確かに。実はこの作品、いつものバットマンのシリーズじゃないんでね。
ブラックレーベル。
ブラックレーベルなんだっけ?
ブラックレーベル的なエルスワールドというか。
普段とは違った世界の。
普段とは違った世界のお話だったんだよね。
最初はそんなこと知らずにさ、普通にディレクティブコミックとかバットマン誌だと思ったから読んでた。
最初の事件、元地方検事局を辞任した検事が殺されるという事件が最初の事件なんだけど。
これの犯人がフラミンゴだったんですね。
よくご存知あげない人なんですが。
フラミンゴはですね、解説によるとバットマンの666話に登場したキャラクターっていうことなんですが、あれです。
グラント・モリソンが書いてたシリーズのバットマン&ロビンっていう翻訳されてるやつに出てくるキャラクターですね。
18:04
人の顔を食うっていうキャラクターでしたか?
あのね、バットマン誌の方ではフラミンゴはピンク色のスーツを着た、派手な伊達男みたいな感じで。今回出てきたフラミンゴさ、なんか不老者みたいな格好をしたじゃん。
え?あんなおしゃれだったフラミンゴが?どうして?って思って。
そういう驚きのあるシーンなのか。
でさ、本編の中でさ、フラミンゴは雑な脳手術みたいなのを受けて、気が狂ってしまったんだって言われて。
え?あのおしゃれだったフラミンゴ、脳手術で不老者みたいになっちゃったの?って思って。
で、家にあるバットマン&ロビンを引っ張り出して、その登場シーンを読んだんだけど。そしたらフラミンゴは、昔は善人だったけど、マフィアに脳を切り刻まれて人間性を奪われた。
で、狂った彼は、自分の妻子、友人、知人を全て殺した。そして暗殺者のキングになった。死神になったっていうふうなことが書いてあって。
じゃあオリジンと一緒に絡めてはいるんだ。
だから俺最初にそれを読んだ時に、え?フラミンゴ、マフィアに脳をいじられて暗殺者になって、もう一回脳をいじられて不老者になったの?って思って。脳をいじられすぎじゃんって思ったんだけど、そうじゃなかったね。
だから、いわゆる生死世界のフラミンゴは脳改造で死神になり、こっちの世界のフラミンゴは脳改造で不老者になったっていうね。
いわゆるプライマースではないっていうことはそこからも読み取れるわけなんですね。
結構それに気づいてから見ると確かにおかしいなって思うところがあって、バットマンがめっちゃ一人で活動してるんですよね。
そうだね。ロビンというか相棒的な存在が誰もいない状態で、アルフレッドとマンツーマンでやってますし、あとゴッサムも、この前ね、ゴッサムセントラルやったばっかりですが、ゴッサムも汚職がすごい。
この事件も相当汚職がっていうことになってるんで、3分の1が汚職に関わっているか、あるいは事件の犯人であるって書いてある。やばすぎでしょ。
どんな警察だよ。とか、ゴードンホームジョーとバットマンの距離感も遠いよね。
そうだね。警察からのバットマンの評価も結構厳しめというか、ちょっと銃を向けられそうになったりとかね。
まあその辺はパラレルワールド異世界だなっていうね。トリガーとティガみたいだな。
関係あるじゃないですか。
なんて思ったりして。
精子との違いで言うとさ、今回アルフレッドが結構いいキャラしてますよね。皮肉をめちゃくちゃ言うんですよね。
21:01
あとめちゃくちゃバットマンを引退させたがってますね。
いくつまでやるつもりなんですか?
いや最高だよ。後半の中盤のシーンになるんだけど、敵の手によってバットモービルがぶっ壊されるシーンがあるんですけど、
ぶっ壊されたんでバットマンしょうがなく歩いて帰るんですよね。このシーンが最高で、朝なのかな?バスを待ってる人たちがめちゃくちゃバットマンを眼見するっていう。
いや見ちゃうわ確かにバットマンいたら。
これがさ、同じコマが連続しているタイトルのコマ割りで、音声一切なしでまたなんかチュールで笑えるんだよね。
で、路地裏でアルフレッドの迎えを待つバットマンもめっちゃ可愛くてしょんぼりしてる。
で、来たアルフレッドがバットマンにね、アプリで運転手をご評価くださいっていうね。
ウーバーの運転手のギャグですよねこれきっと。
ウーバーって日本じゃできないの?
あーあれタクシーの法律あるから。
なんかそうだよねきっとね。
国家だときっていけないよね。
だから映画見てると、ハリウッド映画見てるとあるよねこのタクシーが。
あーあるね。
はいはいはい。
シンプソンズでもあったわ。
あのー個人のタクシーがやってくるみたいなシーンあるよね。
あのバットマンがアプリでその配送を頼んだら、校長先生がバイトでやってるっていうシーンがあって。
で、アプリで高評価もらいたいからめちゃくちゃ親切に接してくれるっていうシーンね。
今回殺人事件が連続して複数起きるわけなんだけど、全員被害者は司法関係のね。
そうだね。
警察官だったり司法検事とか。
司法検事。
警察官だったりとか。
警察、仮装犬。
仮装犬のトップとかね。
確かに確かに。
っていう人たちが襲われてるということで。
で、バットマンは一つ一つ解説していくんだけど。
バットマンの推理法ってこんな感じだったんですね。
ね、初めて知りましたね。
なんとなくイメージとしては最新ガジェットを使って。
指紋探したりとか。
指紋探したり結婚探したり。
あのバットコンピューターがあるからさ。
それでね。
それでね。
カチャカチャっといじって推理するのかと思ったら、このバットマン違いましたね。
被害者に自分を投影して。
被害者ならきっとこういう思考をするだろうっていう風に。
被害者の考えをトレースすることで事件の概要を知っていくっていう推理方法でしたね。
面白くない?
これすごいよね。
どうなんですか?ミステリーとかでこういう人いるんですか?
いるかいないかで言うと、いる。
確かにメジャーなのは犯人の行動を想像して、それから現場の状況を推理していくってパターンが一番多いんだけど。
中にはやっぱり被害者かなっていうパターンもいる。
24:01
ただメジャーではないよね。
だからバットマンはそっち寄りなんだっていうのは一つの発見ですよね。
羊たちの沈黙はさ、凶悪犯を捕まえるために凶悪犯の知恵を変えるっていうパターンだったじゃん。
でも今回バットマンは、犯罪者の思考なんかわかんねえよって、被害者に寄り添う。
これってすごいバットマンらしい。
バットマンらしい。これすごい発明ですよね。
確かにバットマンならそうやりそうだわって。
だって被害者だもんね、彼自身がね。
両親を強盗に殺されたからこれをやってる。誰よりも被害者のことはわかる。
故に殺された犯人の被害者を想像する。
オリジンとがっちり噛み合った、いい操作方法だよな。
これきっと本市に輸入されると私は予測しますね。
これ、この作品オリジナルの設定だよね、たぶん。
ああ、そうか。実は原作で使われてた可能性もあるのか。
今までやってたことあるのかな。
そうかもしれない。
まあもちろんね、いつも通りの金持ちムーブもかますんですけどね。
バットコンピューター駆使したりとかね。
被害者の部屋を360度スキャンするガジェットとかさ。
自分の屋敷の中で被害者の部屋を再現して現場検証するとかね。
やってましたね。
アルフレッドがね、このバットマンの装備を死刑に提供したら、
警察に提供したら、
仕事減るんじゃないの?みたいな。
あなたがもうちょっと時間で辞められるんじゃないですか?ってすごい言ってるけどね。
渡したら自分を捕らえるために使うから嫌だって。
俺はバットマンらしさ変わらずですね。
そうね。
あとさっきさ、バットマンのいつもの仲間たちいなかったっていう話。
ああ、はいはいはい。
したけど、一つありましたね。
生死にもいるバットファミリー。
バットファミリー?
アルフレッド以外に。
バットハウンド。
ああ、バットハウンドね。
エースですよ。
エース、ワンちゃんね。
ワンちゃん。
まあエースじゃなかったんだけど、
この世界でのバットハウンドはドローン。
巨大ドローンですね。
しかもちょっとぼんやり犬っぽい格好をしてる。
四つ足っぽさがある巨大なドローン。
しかもめっちゃ数がいっぱいあるっていう。
バットハウンド隊っていう風に言ってるもんね。
最初それを使ってくれってアルフレッドが頼むんだよね。
ああ、そうだね、言われてみれば。
結構バットマン戦いによって傷ついてるから、私のためだと思ってバットハウンド隊を出してくださいと。
なんでバットマンがバットハウンドを発進させることを拒んだかっていうと、見た目が怖いから。
市民の恐怖を煽ってしまう。
しまうからって言ってますね。
機能は街の監視っていう、これはこれでやばいドローンではありますけどね。
とある殺人の被害者のところにスマートスピーカーみたいなやつがあるんですよね。
ああ、そうだね。アレクサ的な。
グーグルホーム的な。
27:01
グーグルホーム的な喋るスピーカー。
レックスコープ製っていうね。
レックスコープはあるらしい、この世界にも。
この世界ってゴッサムの外側どうなってんだろうね。
ああ、そうだね、確かに。
ヒーローはいるのかな?
わかんないけど。
でも、この話が出てきた時にね、ウェインテック社でも作ろうとしたんだけど、
アレクサ的なやつをね。
競合するレックスコープの製品には勝てなかったって話がありましたね。
技術力はレックスコープの方が上だったのかもしれない。
しかも、アルフレッドに突っ込まれてますけど、スマートスピーカーがもし普及したら、絶対バットマンの活動に使ってたよねっていうね。
アメリカってさ、愛国者法かなんかあって、こういうことにすごく厳しいっていうか嫌悪感みたいなのあるんじゃないの?
あるんだろうね、盗聴盗撮的なものやっぱり。
嫌なんでしょうね。
意識が日本以上に強そうだよね。
日本もあるけどさ。
バットマンは被害者の意識をトレースすることでどんどん事件を解決していくんですが、
犯人を一人ずつ捉えていくことになるんですけど、中にはプロフェッショナルの人もいまして。
殺し屋?
殺し屋なのかな?
軍人?
軍人?なんかあれか。傭兵的な?
傭兵的な方ですかね。
プロとして雇われて、彼も殺人を犯してるんですが、真犯人をイカメンバットマンは捕まえなきゃいけないので、
黒幕をね。
黒幕を捕まえなきゃいけないということで、この傭兵を襲撃、拉致、監禁し、
拷問。
拷問をするシーンがありますね。
時間がない。話せと。
ということで拷問します。
お前が喋らないと膝から下が骨まで見えることになる。
全身を縛られて謎の電気コードみたいなのに繋がれてるんですね。
彼は言ってます。
ここは貴様の拷問部屋か?むしろ手術室で。私は下界だ。
あのバットマン今回結構容赦ないですよね。
容赦ない確かに。
もちろん負殺っていうバットマンのコアの部分はね、守られてて。
実はアルフレッドが部屋の中に睡眠銃。
ゴム弾とか殺さない銃みたいなのがあったんだけど、それにも嫌悪感を示してるね。
銃を置くなんてみたいなことは言ってるし、ゴードンとかにも足を狙いみたいな。
頭を打つなみたいなことを言ってますね。
その、複雑は貫いてるんだけど、死ななきゃ何してもいいだろうみたいなところがありますよね。
実戦をちょっと超えてるところがね、バットハウンド隊の一般市民の監視もそうですし、拷問のシーンでもね、結局拷問します。
電源ボタンを押して骨の髄まで溶かすんですが、実際は足は大丈夫。電流で痛覚を刺激した。
怖えーよ。
怖いよ。怖いよ。
痛みだけ直接与えてたっていう。
怖すぎます。
すごい後遺症が残りそうだけど。
30:01
確かにね。
バトル結果、真犯人についにたどり着くことができるということになります。
そうですね。
真犯人、どんな人かというと、バットマンと同じようにコスチュームを着た謎の人物っていっぱいいるんですがね。
顔にマスクをしていて誰だかわからない。
ベルトのところにさ、なんか入れられるポーチみたいなのがついてて。
確かに確かに。いっぱいポケットついてますね。
ユーティリティーベルトってやつですよね。
バットマンっぽさありますよね。
そうだね。確かに。本人も俺たちは似ているんだみたいなことをよく言うんですよね。
言ってますね。
なんですが、
彼との戦いの中でブルースはこいつの血液を採取することに成功する。
そしてその彼の覆面の下を知ることができるんですね。
その正体は誰かっていうと、かつてゴッサムで暗躍していた殺し屋のグッドシングキラー。
なんか解説書によるとオリジナルキャラクターみたいな。
グッドシングキラーという男の息子だったってことが明らかになるわけですね。
グッドシングキラーというのは実はかつて警察隊との銃撃戦の中で自分と妻が打ち殺されてしまったという事件があって、
そのきっかけに息子が真犯人というか、
警察組織に対して復讐をしようというふうに考えたんですね。
親が銃で打ち殺されてその相手に復讐をしようという構図はバットマンと一緒だと。
全く同じですね。
バットマンが犯罪というものに対して戦いを挑んだのとは逆に、
バットマンが警察というか司法というものに対して恨みを抱いて、それを破壊しようと企んでいるわけですね。
対極の存在だとバットマン自身も自分で言ってますね。
なので、スコーンって呼ばれるんですけど、この黒幕はバットマンを積極的に倒そうとはしないんですよね。
そうなんだよね。バットマン自身には特に彼らは興味ないんですよね。
バットマンが邪魔をする正体を追ってくるので結果的に戦わざるを得ないんだけれども、スコーンの立場としてみれば彼は司法関係者でもなんでもない。
それもすごくない?
こんだけ殺人事件解決して犯罪者取り締まってて司法関係者じゃないって、それは組織図には居ないけどさっていう感じだよね。
ゴッサムセントラルと似てるというか、テーマとしては近いものがあるかもしれない。
バットマンとは何なのかっていうところで、警察に協力するけど警察関係者ではない。
しかもやっぱり汚職がたくさんあるっていうこともあってか、この人の考えに賛同する人がプロは問わずいっぱいいるんだよね。
これ面白い設定だよね。
面白い面白い。街の中にですね、スコーンが支配するなんていうグラフィティ?落書き?書かれてるシーンとかあったりして。
33:05
警察関係者の良くなさみたいなのも本編で結構描かれるんですよね。
バットマンに向けて銃を構えようとする警察官とかいたりとか。
あるいはバットマンが捕まえた真犯人を暴れたということにして射殺してしまったりとか。
こいつはお前の銃を盗んだから射殺した、いいなって。
で、撃ち殺すとか。
やべーぜ。
やべーぜこの世界。
バットマンの正義もちょっと相対化されますよね、それによって。
あ、そうだね。
助けてる司法関係者も実はこんなに酷いことしてる。
まあでもバットマン自身も確かにあいつは悪徳賢治だ。だけど死んでいいってことはないって言ってるからね。
まあその辺の割り切れなさがあることだと思うんだけど、もうバットマンは死ななきゃいいってこなきゃいい。
死ななきゃ何をしてもいいと。
敵がね、いろんな人を狙っていくわけなんで、バットマンを守るの大変だし、自分に目を向けさせようと思うけどね。
そうだね、司法関係者に対する恨みではなくて、バットマンへの恨みに変えれば、スコーンの力を自分に集中させることができる。
結果的に街を守ることができるっていう考え方ですよね。
ということで彼がやったのは、アーカムアサイラムの所長に就任。
アーカム所長がこの一連の事件の中で殺されてしまったので、一日所長を務めると。
この所長のデスクに座るバットマンのシーン。
これめちゃくちゃ面白いよね。
いいよね。私がアーカムの所長を務めるとか言って。
所長って書いてある型書きの紙が前に置いてあって。
テーブルに置いてある役職示すやつね。面白すぎるよ。
この世界の人名のアーカムの所長は、バットマンのことをパラノイアだと認識しているので、
バットマン用の病室を常に開けているらしいですね。
用意しているから、いつでも入っていいよみたいな。
バットマン自身も強制入院させられた時のために、アーカムのおじいちゃんが完璧に頭に入っているっていう設定ですね。
面白いよな、やっぱり。
シリアスなギャグっぽさが全編通じてありますね。
さっきのバットオーブル爆破されて徒歩で帰るところもそうだし、
真剣なんだけどね、ちょっと笑えていいかもしれないですね。
スコーンを呼び出すためにバットマンがやった次の手は、彼は自分と似ているってことが分かっているので、
自分がやられたら一番嫌なことをやろうってことに決めるんですよね。
こういう人への嫌がらせなんてバットマンの得意技なところがありますよね。
何やったかっていうと、一つは正体を明らかにするっていうことをやりましたよね。
一体どこの誰なのかということで、名前と顔を公開する。
バットマンはこれやられたくないよね。
やられたくないでしょうね。
もう一つ、何よりも重視というか、一番相手の憎しみを駆り立てるためにやったこと。
36:04
彼の両親が実は自殺だったんだ。警察の手を使った自殺に過ぎなかったんだってことを明らかにする。
警察がこんな発表するんですね。
匿名の市民からの情報が寄せられましたと。
グッドシングキラーとその妻の死因というのは、実は警察に追い詰められたグッドシングキラーが妻を射殺し、その後自分の命を絶った自殺だったんだ。
ですから、警察を恨むのは岡戸違いなんだっていう情報を公開するんですよね。
でももちろん、スコーンにしてみれば、自分の愛する両親がそんな死に方をしたなんて信じられないし。
そもそもこんなお職人を見れたゴッサム死刑が本当の情報を言ってるのかっていう疑惑もなくはない。
これ本当なのかな?
本当なのかな?どうなんだろうね。
ちょっと分かんない。
ちょっとどちらとも分かんない書き方になってるんですよね。
まあでも、バットマンもさ、そういうエピソードありましたよね。
父親が死んだのは、
医療ミスを隠すためだったとか。
そういうのあったよね。そうするとやっぱりバットマンも自分がこの自刑活動を始めたきっかけの部分が由来じゃって。
バットマンパパがもし悪人だったらってなった場合に、バットマンが自刑活動をする正当性がなくなってしまうっていうのが言われてるところではありますよね。
そういう描き方されることもあったよね、今までもね。
今回はそれを相手に対してやるっていうね。
でもスコーンはこんなこと言ってますね。
お前は親父のこと知らないと。自分の親父は福祉活動に関わり、近所の子供を集めてパーティーをしていたんだぞ。
親父もお袋も立派な人だった。それを貴様らが殺したんだ。
殺人をしてたこと自体は間違いないと思うんですけど、福祉のパーティーもしてたのかな。
だってそれに対してバットマンは殴り返しながらね、あの夜お前の父が幼い少年とその家族と一緒に殺害したことを知ってるか?って言いながら殴ってますから。
ここは平行線ですよね。
最後、戦いの果てにスコーン、グッドシンクキラーの息子は警察に取り囲まれる。銃を構えた警察にね、取り囲まれて。
バットマンはそれを救おうとするんだよね。銃を渡せ、お前を助けたい。でもスコーンは自死を選んでしまう。
悲しい話だ。
悲しい話だね。
これ、スコーンに対してバットマンが被害者のトレース操作をするシーン、振るってますよね。
いや、これね、すごいよ。
最後にバットマンが推理をするシーンですよね。
スコーンがいったいどこに現れるのかっていうのを推理しなきゃいけないって言った時に、鏡を見つめながらいつもの操作をするんですよね。
お前は被害者だ。
39:01
いつも通りのこと、街に出るたび、親父はお袋のように死ぬことになるかもしれないと思う。いつか本当に死ぬだろう。
だがそれ以外にできることはない。両親の思い出を胸に、両親のようなものを増やさないために。
これね、バット警部の鏡の前でやるんですけども、ここでの被害者っていうのはね、スコーンを指してるわけなんだけど、言ってる言葉が完全に自分自身に。
同時にね、バットマン自身の、ブルース・ウェイン自身の言葉でも刺さってくるっていうね。
二人が同じ存在なんだっていうのを、改めてここで強調されますよね。
いやこの作品、バットマン作品として結構仕上がってますね。
すごいと思うよ。
最初にね、導入もさ、バットマン自身のオリジンを思い起こすようなところから始めてた。
はいはいはい。
バットマンのオリジンと彼の操作方法と敵の設定っていうのがガシッと決まってるよね。
確かに。
カッチリハマってるよね。
ハマってる。
素晴らしいな。
いい作品ですわ。
ラストシーン、警察隊に囲まれたスコーンが、お前がやるべきことをするんだってバットマンに言って、頭に銃を向けて自殺するシーンに入るんですが。
スコーンは左手で銃を持って自分の頭を撃ち抜くんですよね。
この一連の事件の中で、地方検事の人をさっきのスマートスピーカーを使って自殺に追い込むっていうシーンなんですけど、その時にこんな放送を入れるんですよね。
なすべきことをなせ。良きことをしろ。良き右手でそれをなせ。正しいことは右手でやるんだ。
左利きの検事に右手を使わせて自殺させるっていうシーンがあったんですけど、やっぱりスコーン自分撃つ時は左手で撃つので、やっぱりスコーンとしては自殺は納得いくものじゃなかったんじゃないですか。
良き右手を使うわけにいかなかったんじゃないですか。
ほんとだ。
すごいよく気づいたね。
今ちょっと読み直してたら、グッドシングキラーも左利きっぽいんですよね。
お父さん。
お父さんも。その辺のところもあるのかな。
なるほどね。
というわけで、バットマンズ・グレイブでした。
はい。
さっきも言ったけど、設定とかこれまでのオリジンとかがガチッと噛み合った良い話だし、パラレルワールドというか異風の世界の設定なんで、あんまりDCコミックスというかバットマンのキャラクターに詳しくなくても。
そうだね。
だってアルフレッド、バットマン、ゴードン本部長だけだからね。
メジャーなキャラクターは。
そうそう。ダークナイトとか見て、アメコミも読んでみようかなと思った人には。
1冊目にもちょうどいいかもね。
ちょうどいいかもしれないね。
バットマンのオリジンさえあと知っていけばもう読めるもんね。
結構厚いっていうのは、本が分厚い。ページ数の多い作品なんだけど、アクションシーンも素晴らしいし、一つ一つの事件を解決していくバットマンの姿も面白くて、ぐいぐい読めちゃうかなっていう。
42:05
そうだね。ちょうどザ・バットマンも公開されるしね。
あ、そうですね。
その前に読むバットマン1冊。これ読んでも。
まあね、ザ・バットマンがどういう話になるかは知らんけど。
全く見当もつきませんが。
まあでもいいかもしれないね。
でもまあ一つちょっとやっぱ、ラストシーンというかの解釈の部分ですよね。
これね。
最後、スコーンが自殺してしまうんだけど、スコーンアーミーの残党にね、バットマン自身もゴミ収集車みたいなので引かれちゃって、破片みたいなのが背中にブサッと刺さって。
結局その方法の手入れというか、這うようにして最初冒頭に出てきたブルース・ウェインの墓にたどり着くところで、ジ・エンドなんですよね。
まあ、どうなんだろう。名言はされてないけど、さすがにバットマンは死んだのかな。
死んだのかなー。
っていうところなんですが、ここをどういうふうに解釈していいかっていうのが、正直かなり唐突感があって。
そうだね。
アルフレッドにね、今から帰るって言った瞬間に、横からトラックがボーンってね、マン・ガタロウかよっていう。
最後にトラックがぶつかって、チュドーンって。
これちょっとまだうまく私の中の回収しきれてない部分でもあるんですけどね。
スコーンとの鏡写しっていうのをものすごく強調してたから、バットマンがスコーンを殺すのであれば、スコーンがバットマンを殺すっていうので、対照性を維持して終わる。
そうね、どちらかが死ぬということは当然、もう片方もいずれ死ぬだろうということが明確に示されるわけでもあるもんね。
それからアルフレッドがたびたびバットマンの活動じゃなくて、犯罪と戦えばいいじゃないですかと。
言ってましたね。
技術提供であったり、福祉事業への投資であったりとか、そういうことじゃないんですかって言ってたけどやっぱり無視し続けたんで、その結果としてはね。
最後はもう死ぬしかないっていう、そのバットマンの背負ってる業みたいなものを示した終わり方でもあるのかなーなんて思ったりして。
あなたの最終目標は?なんてアルフレッド聞いてますもんね。
街には日々新たな犯罪者が現れています。敵が尽きることはないでしょう。
50歳になって、1時間おきに手洗いに行く間にも空飛ぶネズミの服を着て、釣りや露出橋を追い回すおつもりで。
確かにその通りで、バットマンの活動ってもう終わりないんですよね。
終わりないね。
どんな時代だって犯罪者は現れるし、そこで戦おうと思えば終わりのない戦い。スコーンと同じですよね。スコーンも警察、司法という決して破滅することのない敵と戦うわけですけど。
人間の秩序との戦いだからね。
45:00
そりゃ終わりはないわけですよね。
それを思うと、自殺したスコーンのようにやはり最後は死ぬしかない。
そしてその瞬間が偶然、今この瞬間だったスコーンと同じ時に死んだんだっていう解釈も成り立つけど、そう見るとめちゃくちゃ悲しい話だな。
そうなんだよ。なんか救いがないんだよな。
ちょっとこの辺のラストシーン、皆さんがどういう風に読んだかなんかもね。
新刊なんでね、日本語で読める感想もあんまりないので、もしメールやツイッターで書いていただけたら嬉しいですね。
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本当にいい作品だったので、みんな読んでくれたら嬉しいなって。
おすすめです。
ぜひぜひ。
それではまた次回。さよなら。
さよなら。
鏡写しという技。スコーンのロゴマークというか、シンボルマークのSの字あるじゃん。ちょうど刃物で刻んでSみたいな字になってるんですけど。
これってさ、ちょうどバットマンが両親を襲われる直前まで見ていた映画、鬼血ゾロ。
Zマーク。レイピアを使ってシャシャシャって書くんですよ。
あのロゴを鏡に写した時に出てくる形だよね。
スコーンとバットマンが鏡写しであることが。
鬼血ゾロとスコーンのSが重なるんじゃないですか。
なるほどね。やっぱり今回のお話、オリジンにもかなり踏み込んでるんで。そういうメッセージになってるわけだ。
47:00

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