1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #082 ゴッサム・セントラル:正..
2022-01-22 54:13

#082 ゴッサム・セントラル:正義と悪徳と

「警察はシグナルに触れてはならないし、バットマンの存在も認めてはならない」
 
 番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてTwitterに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。
 これが、ほしい物リストです(小声)→https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1TJIISOS4BR3B?ref_=wl_share
00:04
この番組では、毎週一冊の邦訳アメコミを二人で紹介しております。
はい。お便り紹介いきたいと思います。
お願いします。
ラジオネーム、なしさん。
いつもの方ですかね。
いつもの名前のない方です。
はい。
邦訳アメコミ…あ、失礼しました。
はいはい。
邦訳アメコミ3Ⅰ、邦訳アメコミ2Ⅲ、いつも楽しく聞いております。
上列つけてきたな。
これどっちがどっちでしょうね。
スパイダーマン・ノーベイホーム劇場に見に行きました。
あ、そうですか。
アニメフィクスのデラデビルの人が出たときは、声が出てしまいました。
放送の中で触れられていた電子ソセキが安くなっていたと言われていましたが…
今噛んだ?電子ソセキって言ってたの?ソセキ?
電子ソセキです。
建物作る時代ね、一番最初に置くやつ。
電子ソセキが安くなっていたと言われていましたが、
お二人はどのようなサービスを利用されていますかという質問のお便りでした。
はいはいはい。
Kindleです。
私もKindleです。
確かにいろんなサービスがあるので、他に手を出そうかなと思ったこともあるんですが、
最初にKindleで買い始めちゃったから、別のアプリを使うのは…
分かる。
DMMブックスとか…
DMMブックスが最初に購入したものに限り、半額だっけ?
めっちゃ安くなってたよね。
ものすごいセールをやってたよね。
安々だった。
あの時ちょっと気持ちが揺らいだけど…
揺らいだね、あの時は。
ものをたくさん部屋に置かないように電子書籍を使ったりしているのに、
そっちが半額になったら元も子もないだろうと思って…
デジタル上すら複雑になったらってことですよね。
ちょっとやめちゃった。
DMMは魅力だったんですけど、やっぱり一つにまとめたこの二弁制には負けてしまいましたね。
すべての電子書籍をまとめてくれるアプリがあれば…
それいいね。そこを入り口にどこにでも繋がるってこと?
それがあったらいいな。
いいな。
はい、じゃあ皆さんぜひいろんな電子書籍サービスご利用ください。
はい。
二つ目お便り紹介したいと思います。
はじめまして。
はい。
はい、どうもはじめまして。
はじめまして。
スパイダーマン、ノウェーフォームが面白すぎて、
人の感想を探しているうちにこのポッドキャストにたどり着きました。
そうですか。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
この回は果たして聞いてくれるんでしょうか、この人は。
それから、ベロム、エターナル、シャンチーと聞かせてもらいました。
いろいろ聞いてくださいまして、ありがとうございます。
映画の回ってことね。
MCU系ですかね。
ベロムはあるか。
結構何でも見れるみたいですね、映画系で。
今までは映画を見るだけでコミックスは読んだことはなかったのですが、
これをきっかけに読んでみようと思います。
ありがたいです。
素晴らしい、ありがたいですね。
そこで質問です。
5月にドクターストレージの映画が公開されますが、
予習となるようなアメコミはありますか、教えてください。
なるほど。
予習です。
そうですね。
何かありますか。
えっとですね。
MCUの新しい映画が始まると、
03:00
結構ショープロはなんちゃらかんちゃらプレリュードっていうやつを出すんですよ。
ブラックウィドウプレリュードみたいな。
映画に関連しそうなエピソードを集めたやつ。
編集したやつ。
ドクターストレージプレリュードっていうのがあるので、
それなんかは結構読むと、
コミックスではこういう風に描かれてるんだなっていうのがわかるかもしれないし。
ドクターストレージがどんなキャラクターかっていうのがよくわかるってことですかね。
そうそうそうそう。
あと、ドクターストレージシーズン1っていう、
まさにドクターストレージが若かりし頃っていうか、
ちょうどオリジンを語ってくれる、
オリジンの語り直しというか、書き直しみたいなシリーズがあるから、
ドクターストレージシーズン1なんかは読み始めとしては読みやすいかなと思うんですが、
今月ですね、ちょうどドクターストレージゴッド・オブ・マジックっていう新刊が出ます。
それがドニー・ケイツがドクターストレージを書いて、
かつ、ロキが絡んでくるお話のようなので、
どうやらほら、ドクターストレージの新しい映画の予告編見たらさ、
ロキ関わってきそうな雰囲気だったじゃないですか。
タイトルもマルチバースとか。
そうそうそうそう。だから、どうですかね。
1月の20日か21日とかに発売するんで、
ドクターストレージゴッド・オブ・マジックを読んでみるのは、
今のマーベルの一番勢いのある作家ドニー・ケイツの作品ですし、おすすめですね。
まさに新刊を買うのが今のところ予習としては最適であると。
かなあ。ぶっちゃけドクターストレージのマルチバース・オブ・マッドネスが、
何のコミックスを元ネタにしてるか全然ピンときてないんで。
予告編見てもさっぱりよくわからなかったですね。
でもなんかシュマゴラスみたいなやつ出てきてましたね。
シュマゴラス。
なんか格ゲーに出てきたじゃないですか。
緑色で大きい目がついててウニョウニョしてる人。
緑色で大きい目がついててウニョウニョしてる人。
ググってください、後で。
シュマゴラス。
シュマゴラス。
はい、わかりました。シュマゴラスググりたいと思います。
はい。
参考になりましたでしょうか。
ということで。
また質問のお便り等があればいつでもお待ちしております。
はい。そして今週はですね、全くマーベル関係なくですね、
ゴッサムセントラル、正義と悪徳と扱っていきたいと思います。
前々からちょっとやりたいと思っていたんですが、なかなか時期が見つからず。
そしたらですね、なんと欲しいものリストから送ってくれた方がおります。
そうなんです。ありがたい限りでございます。
あんまりおねだりするといやらしい感じがしちゃうんで言ってないんですけど。
乗せっぱなしでもほっといてたんですが。
実は我々ね、欲しいものリストにアメコミいくつか載っけておりまして、
誰かが買ってくれたんで。
ありがとうございます。
というわけで今日はね、ゴッサムセントラルやっていきたいと思います。
お話としてはですね、ゴッサム死刑のお話ですね。
06:03
スーパーパワーを持っているのではない一般の警察がゴッサムという犯罪都市で
どのように事件と向き合っているかを描いた作品となっておりますので。
面白かったですね。
面白かったですね。
今年続刊の2巻が出るというようなことがYouTube、小プロのYouTubeで公開されてましたので。
ぜひその2巻が出る前にこの1巻手に取ってみてはいかがでしょうか。
ちょうどいいタイミングですね。
おすすめです。
さて、ゴッサム死刑のことどれくらい知ってますか?
路上を握る警官がひどい目に合いがちとかは知ってますか?
具体的なキャラクターとしては。
キャラクターでいうとね、ゴードン本部長、あとハーベイブロック。
ちょっとがたいのいい私立探偵やってる人ぐらい。
あとは全然知らない。
ってことは今回のこのお話の中だと、ゴードン本部長はもう引退してて、
ハーベイは辞職してたよね。
辞職して探偵になってるって話でしたね。
ということは知ってる奴がゼロの状態だったってことですね。
あとは全員はじめましてでしたね。
後半のお話では主人公にあるレニー・モントーヤはもう知らないか。
全然知りません。
そっか。結構よく出てくるキャラクターだと思うんだけど。
ハーレイ・グウィーン華麗なる覚醒だっけ?
映画あったね。
あれにも出てきたよね。
ちょっとキャラクターは違ったけど、名前は同じレニー・モントーヤが出てきたし。
あとあれですよ。クエスチョンっていたじゃん。
服面かぶってるヒーロー。
ノッペラボーのヒーローになったこともあるね。
レニー・モントーヤは。
全然知らなかったです。
そうなんだよ。
だんだん全員初登場キャラだと思ってました。
解説書によるとですね、マギー・ゾウヤとかって何となく聞いたことあるなって気がするけど、
結構みなさん初出があるっていうか、この作品でぽっと出じゃない?
なんかね、ちゃんと経歴があるというか、以前から登場してたっぽくて。
やっぱゴッサム死刑というのも層が厚いんだなって思いましたね。
ひどい目に遭う警官ばかりじゃないんだなって。
そうだね。
まあ確かに苦労は多そうなとこですよね。
本編でもね、ちょっと気苦労が描かれてましたけど。
いや、なかなか難しいよ。
敵はヤバい奴。
ヤバい奴らだもんね。
ちょっと普通じゃ考えられない能力を持ってたり、精神的にヤバかったりする奴が多い中。
すごいスーツ持ってたりとかね。
あとバットマンの存在ね。
確かに。
世界一の探偵、しかもものすごい実力行使してくる奴が同じ街にいるっていうのはまた警察としては。
やりにくいだろうね。
やりにくいだろうね。
やりにくかろうね。
という我々が抱くこの感想を実際に作品に落とし込んでくれたのがこのゴッサムセントラルですかね。
09:07
確かに。まさに読みたかったものに答えてくれた作品ですよね。
今回大きく分けると、職務っていうお話と動機っていうお話の前半と人生の半分っていう、レニー・モントヤーが主人公の後半に分けられてて。
1冊読むと2つの事件というか、エピソードを終える感じかなって思うんだけど。
あと冒頭にさ、ローレンス・ブロックっていう人の前文というか。
書いてある寒冬文というか。
前書きみたいな。
前書きみたいなのがありますね。
わかんないけど、この人たぶん小説家なんだろうね。
ゴッサムとはニューヨークのことだっていう。
そうね。読んでびっくりしたわ。
お話でしたね。
江戸川乱法がさ、ニューヨークのことをゴッサムって呼んでたらしい。
呼んでたらしい。
らしいですね。
ゴッサムがあんな犯罪都市なのは、そこがニューヨークだからだと。
カリフォルニアにミスター・フリーズがいるか?いねえぞっていうことをね。
あんまりピンとこないんだけど、リドラーがノース・ダゴダにいるか?
いや違う。やっぱりニューヨークだからあいつらがいるんだよってね。
多分これはアメリカ人的にはあるあるなんですかね。ニューヨークならおかしくないってところなんですかね。
確かに鳥取とかにビランいなそうだもんな。偏見かな。
でもコナンはいるから。
コナン?
鳥取コナン空港じゃなかったっけ。
え?なにそれ。
青山豪商の出身地だった気がするな。
あ、そうなんだ。それでネーミングライツ的な感じで。
そうそう。コナン空港があるし、コナン君を知ってるらしいよ。
そうなんだ。コナン君がいるってことは、
当然、犯罪も。
犯罪もあるわけだね。地略を凝らした殺人事件とかが起こってるわけだ。
そうそう。密室殺人とか起こってるんじゃないかな。
砂漠で。
砂漠で。
砂漠?
砂漠で出来死してるとかね。
何回か見たことある気がする。砂漠で出来死って。
物語の構造としては、まさにミステリーですよね。
あ、そうだね。
謎を掲示して、それをゴサムシ系の人たちが操作して、
謎を解決していくという感じで。
レンドラーとかで見たいなって。
そうそう。警察が主人公で、
ミステリーのジャンル的には、いわゆる警察小説って言われるやつに近いのかなって思いますね。
とにかくこのリアリティを重視してて、
取り調べとか、聞き込みとか、検視。
あとは法的手続きとか、
例状の手配とか。
そういうのを使って、何とか何とか犯人を追い詰めていくっていう群蔵劇を、
いわゆる警察小説って言われてて。
アメリカだと、1950年代にすごいヒットした形式なんですよね。
12:02
警察小説で?そうなんだ。
ミステリーって、大体1920年代から30年代が黄金時代って呼ばれて、
アガサ・クリスティとか、
ノックスの10回なんかもその時代に作られてるんだけど、
いわゆる謎解きパズルみたいな小説がいっぱい書かれたんですよね。
それに対して、レイモンド・チャンドラーっていう人が、
いやいや、それはちょっとおかしいんじゃないかと。
簡単な殺人法っていう有名な一生で、
ちょっとそれはリアリティがないんじゃないかと。
実際の俺たちが生きてる世界っていうのは、
もっと汚くて、嫌なことがいっぱいあって、
ギャングスターたちが葛藤する場所なんだと。
だから小説でもそういうものを取り入れて、
その汚い世界で正義とか名誉を保つような人間を描く必要があるんだ。
ハードボイルド。
ハードボイルドをそれで生み出して、
探偵とか犯人とか被害者の内面に注目するのを書き始めたのが、
1940年代なんですよね。
30年代が黄金時代で、
40年代からいわゆるハードボイルドブームが始まるんですよね。
トリックとかよりも、人間の内面描写とか動機とかっていう方に、
描写の重きを置いたね。
そっちを掘り下げていく。
いわゆる謎解きゲームとして見ると、
質は落ちるんですよね、正直。
トリックの奇抜さとか。
それを砂漠で歴史するとかはない。
リアリティ重視だからね。
リアリティのある事件。
リアリティのある私立探偵。
そういうのを描いていく延長線上に、
リアリティのある捜査手法っていうのが、
当然繋がるわけですよね。
そうなってきた時に、
50年代になってだんだん出てくるのが、
警察小説。
警察を舞台に、
まさに実際の捜査手法と同じやり方で、
事件を描いていく。
一番有名なのが、
アメリカのエヴァンハンターっていう人が書いた、
87文書シリーズっていうのがあるんですよ。
これも50年くらい連載が続いてて、
2006年に作者が死ぬまで続いて、
そこから今でも新刊というか、
続編みたいな。
誰かが書き継いで。
そうそう、書き継いで、
今でも続いているシリーズ。
この小説すごくて、
冒頭にこんな風に書いてあるんですよ。
この小説に現れる都会は架空のものである。
登場人物も場所もすべて虚構である。
ただし、警察活動は実際の捜査方法に基づいている。
かっこいい。
わざわざ書いて小説がスタートした。
じゃあもう本当にリアルな、
これがリアルな捜査なんだぜっていうことね。
やってこれがバッと流行ったんですよね。
87文書シリーズ、
舞台はアイソラっていう場所なんですけど、
実際はニューヨークが舞台の。
ほら、やっぱそうなんだね。
実際ゴッサムを舞台にした警察小説。
87文書。
なんですよね。
それをすごく思い出したし、
リアリティ重視の警察の活劇ですよね。
活劇ですね。
面白かったね。
ミステリー好きだからね、刺さった。
そういう文脈で考えるとね。
バットマンの登場が何年くらいですか?
40年ですか?
1939年ですね。
まさにミステリーの黄金時代が終わる時代。
ハードボイルドが始まるという時代に生まれた
15:00
ヒーローが警察小説にも登場してくる。
歴史の流れを感じる展開でしたね。
そうか。
そういう大いなる文脈の中で読めるわけね。
そうそう。
やっぱり歴史を知るのは大切だなって思いましたね。
前半の主人公はマーカス・ドライバー刑事。
このゴッサム・セントラルが初登場のキャラクターのようなんですけれども、
彼は相棒のチャーリーと一緒に誘拐事件を起こっている。
14歳の少女が誘拐されてしまった。
その犯人らしき奴がいるという情報をもらって、
アパートの一室に踏み込むんですね。
そしたらそこにいたのが、あの大物ヴィラン、ミスター・フリーズ。
それがゴッサム死刑で働くということなんですね。
やだよこれ。
ミスター・フリーズはご存知のように冷凍獣を使う。
めっちゃ物を冷たくできる人ですよね。
自分自身もずっと低温の状態にいないといけないから、
そういうスーツを着てるんでね。
このミスター・フリーズの手によって、相棒のチャーリーは凍らされ、
しかもその凍った状態で倒されたのかな。
せいで体が砕けてバラバラになってしまいます。
これ通常の職務の中で起こる出来事ですもんね。
過酷な仕事ですよね。
いやーとてもじゃないけどやってられんのはね。
仕事つらいなーとかたまに思うけど、
これ見ると少なくとも凍らされてバラバラになることはないなって思える。
お客さんがいきなり冷凍獣振りますってことはないからね。
恐ろしいわ。
この最初の数ページでゴッサム死刑の苦労が伝わってきますよね。
そうね。
ちょっと刑事ドラマしつつDCコミックスしてるっていうところですね。
ちょうどいいバランスだよね。
まあそういうことでですね。
Mr.フリーズが何か考えてるだろうと。
何も考えずにただただそのホテルに泊まっていたわけはないと。
何かやってるに違いない。
マーカス、ドライバー刑事を活かしているのにも何か意味があるんじゃねえかとか。
なんやかんやということでですね。
Mr.フリーズの思惑というか何を狙ってるのかってことをゴッサム死刑が追っていくわけですね。
そうですね。警官殺し仲間殺しの事件でもあるので今回ゴッサム死刑に出てくるフルメンバーがほとんど登場して。
みんなで協力してこの犯人を追っていくというキャラ紹介も兼ねた展開になっていて。
ああなるほど。
実に美しいですね。
そういうことか。
なるほどいい導入なわけですね。
18:04
結構会話のシーンとかでそれぞれのキャラクターがどういう関係性かみたいなのを感じさせてね。
テンポをよく紹介してくれて。この辺もちょっと刑事ドラマっぽいよね。
ああそうかもしれない。
ドラマっぽさを感じますよね。
はいはいはい。
で、追っていくわけなんですが新たな被害者も出たりして。
そうだね。聞き込み、検視その他いろんな情報収集まさにリアリティのある情報収集をしながらMr.フリーズを追っていく。
はいはいはい。
昔の仲間とかね。
そうだね。Mr.フリーズのスーツの燃料をダイヤモンドなんですけど、そのダイヤモンドを扱っている人たちのところに行ったりとか。
まさに聞き込みですよね。この屈辱を擦り減らすタイプの操作で。
なるほど。
名探偵ではないわけですよね。
で、そんなようなことをやってたらですね。このなんか登場人物のさ一言からパッてこう閃くっていうのは結構あるあるじゃない?
あるあるだよね。
何気ない一言から。
今何て言った?ってやつね。
それだよ!
めっちゃ見たことあるわ。
言われた方は何のことかわかんないでね。
え?何?
何?解決するって言ってね。
今回もMr.フリーズがドライバー刑事を追い詰めるときに言ったね。授業開始だ!
ゴッサムの警官には教養が足りないゴッサム式の上級レッスンを何て言ったのを見てピンとくる。
あ!Mr.フリーズが狙っていたのは学校だと!
素晴らしいね。
ゴッサム州立大学の卒業式か。
卒業式ですね。
卒業式でエアコンにサイクをして全員を氷漬けにしてやろうという計画だったって。
凄まじいテロ行為ですね。
ここがなんだかそういうちょっとバカバカしい犯罪なのはあえてかな?
そうかもね。
ビランの高等無形さとゴッサム式のリアリティっていうのの温度差をね。
結局Mr.フリーズが何でみんな氷漬けにしようとしたかっていう動機もはっきりと書かれてないんですよね。
なんかあったんでしょうけど。それはもうどうでもいいという扱いになってるんでしょうね。
そのMr.フリーズの狙いがわかって、ゴッサム式もちろん現場に急行するんだけど、それと同時にあの人をね。
あれを使うわけですね。
あれを使うわけですね。バッドシグナルを。
バッドシグナルは死刑に置かれてるんですか?あまり詳しく知らないんですよね。
バッドシグナルは基本的に死刑の屋上にあるんだよね。
ゴードン本部長がいたときはゴードンが転倒させて、そしたらバッドマンが来てくれて、ちょっと事件の話をしているうちにバッドマンはいつの間にか帰ってるっていう。
21:02
あるあるですね。見たことある気がするわ。
実はゴードン本部長めっちゃ気にしてたもんね。人の話の途中で帰るんじゃねえ。
それで悪オチしたこともありますよね。
闇オチしたこともありますよね。
これちょっと面白かったのは、警察官はこのバッドシグナルに触っちゃいけないみたいな話が。
警察はバッドマンの存在を認めていないので、バッドシグナルの存在も認めちゃいけないってことなのかな。
操作するっていうことはそれを認めたことになるので。
操作しないんですね。
操作しない。別の人間に操作させるっていう。
なんか署内にいる一般人の人にやらせてますよね。
そうだよね。なんか絶妙な力関係というか。
秘書及び受付を担当している民間人。
警察官ではないわけですよね。
屋上のバッドシグナルを点灯するのは彼女の役目である。
警察とバッドマンの微妙な関係があって。
違法行為ですからね。バッドマンのやってることは。
確かに。
だからやっぱり警察としてはっていうことでしょうね。
ミスターフリーズみたいな奴を倒すためには呼ばざるを得ないという感じなんでしょうかね。
で、無事にバッドマンはミスターフリーズを阻止して
卒業式は無事に行われるんだけれども
ドライバー刑事は複雑なことをね。感情を抱いてますね。
あの、最後のシーン。
ドライバー刑事が車に乗ってるんだけど。
そこでね、彼と相棒が追った誘拐事件の
誘拐された女の子の遺体が見つかったっていう連絡が入って
これ次の事件のね、危機なんですけど。
何もかも最低だって。
バッドマンがずっと横にいるから
あんたも最低だってね。
さて、次。エンド。
味わい深いよな。
味わい深いね。
だからその、本人としては相棒の仇を討ちたかったし
警察としてはバッドマンの手を借りたくないけれど
スーパーヴィランがいる以上は
スーパーヒーローの力を借りざるを得ない側面もありっていう。
ちょうど相棒がね、バッドマンに警察が頼っているのは
よくないんじゃないのかなんてことを言っていたらしいよね。
そうそうそうそう。
相棒の意思を引き継ぐためにも
バッドマンにこの件は言わずに捜査しようっていう風に言うんですよね。
この話、ちょうど朝の6時から始まって
夕方の6時に終わるっていう12時間の事件の話なんですけど
その半日間でバッドマンを呼ばずに
なんとか解決しようって言いながら放送するんだけど
最終的にバッドマンを呼ばざるを得なくなってしまう。
事件は解決したけれどもっていうところなんでしょうかね。
そうですね。
この話、バッドマン、ちょろちょろ
本当に数コマずつぐらい出てくるんですけど
またいい存在感出してますね。
24:02
いい存在感ですよね。
バッドマン主役のコミックスを読むと
バッドマンの内面みたいなところに踏み込んだり
どうしてもしがちじゃん。バッドマンの因縁とか。
だけど今回は出番が少ないからこそ
一般の人たちにバッドマンがどう見えてるのかっていうのが
よくわかるね。
いいよね。
お前はもっといろいろ喋れ、話せって思いますよね。
もっといい関係性ないのかって思いますけどね。
ちゃんと挨拶して説明してあげるのって大事だよって思いましたね。
そういう意味でバッドマンファンにもお勧めできる作品ですね。
誘拐事件から殺人事件に切り替わったこの事件なんですけど
この話を追っていくサブタイトルが
動機ですね。
まさにあれじゃん。
トリックとかではなく動機。
ワイダニット。
なぜ殺したのかっていうことを探っていくんですね。
言われてみれば。
今回女子高生が殺されちゃったんだけど
なんで殺したのかっていうところがなかなか見えてこなくて警察も。
そうだね。
殺した後にミノシロキンの容器をしている。
なぜミノシロキンの容器をしたのか。
なぜ殺したのかっていう操作をしていく。
本当に警察小説ですよね。
犯罪の理由を探っていくっていう感じですね。
どうやら金属製のもので後ろから殴られているようだとか
そういう断片的な情報が集まっていくんだけど
一つの像を結んでいかないと。
めちゃくちゃ警察もの、刑事ものって感じでしたね。
バットマンもほとんどこちらの話では登場しなくなってくるんですよね。
そうですね。
でもやっぱりバットマンの影はあって
ファイアーバグっていうヴィランが
放火?
放火っぽいですね。
アパートを焼いてて。
ゴッズもやっぱりやべえな。
空飛ぶ放火魔がいるとかたまらんな。
バットマンが住人を救助してくれると。
ここでまたドライバー刑事とバットマンが対面するんだよね。
バットマンちゃんとドライバー刑事の名前覚えてるんですよね。
これ後から出てくるけど
バットマンは警察のことはきちんと把握してるみたいですね。
顔と名前が一致してるらしい。
じゃあもっとちゃんと挨拶しろよ。
もっと色々喋ってやれよ。
多分ブルース・ウェインの顔で少し援助してるって。
なるほどね。
表の顔というか。
そっちの金持ちの方の力を使って助けてあげてるのか。
かもしれない。
ありそう普通に。
でもやっぱバットマンが活躍し始めた頃のゴッサム死刑は
汚職にまみれててっていう設定だもんね。
ゴードン警部が唯一信頼できるケースだってことで
27:02
そういう経緯で?
2人は手を結んで
相棒っぽくなってるんだ。
ゴードン法務長はどんどん汚職を追放していってっていうようなことがあるよね。
あとバットマンがこの事件に絡んでくるといえば
全然直接的ではないんですけど
どうやらこの女子高生は学校で揉めてたと。
あったね。
同級生にいじめられてるなんてことが日記を読んで分かってくるんですよね。
これをドライバー掲示追ってくんだけど
結局なんでこいつらが揉めてたかっていうと
学校にキラークロックが来た時があって
ハチウルヒ系の怪物ですよね。ワニだっけ?
ワニ。めちゃくちゃだよな。
その時に
ゴッサムなら学校にキラークロックが来ると。
やだよね自分が授業を受けててさ。
老化が騒がしいと思ったら
老化が騒がしいなと思って見たらキラークロックがあがって
ロビンが退治してくれたと言うんだけど
その時にロビンが使ってたバッタラン
バットマンが使ってるコウモリ型のブーメランですよね。
あれを被害者のボニーが拾ったと。
そのバッタランが欲しくて揉めてたってことね。
バッタランだぜって言って
ボニーは女だよ。これは男が持すべきものだろって書いて
やばい発言が高校生にして。
結構そういうさ
今回はこれは男女の話だけど
人種の話とか性的マイノリティの話とか
結構そういうのがゴッサムセントラルのスパイスがありますよね。
いい感じのスパイスになってますよね。
それもリアリティなのかな。
バッタランの話もそうなんですけど
どうやらバッタランはめっちゃネットで高く売れるらしいんですけど
バッタラン関連グッズはどうやらネットで人気みたいですね。
高値で取引されてるみたいな話がありましたね。
この辺もちょっとある種のリアリティというか
バットマン本編では描かれない部分ですよね。
確かにバッタランあったら私も欲しいですからね。
でも事件現場とかの後にはきっと落ちてるよね。
ありそう。バッタマン痕跡残さなそうなイメージも。
回収してんの?
勝手に爆発するとかするんですよ。
バッタランそういうこともあったりとかですね。
ホームレスに聞き込みに行ったりバイト先に聞き込みに行ったりとか。
あとは警察小説っていう文脈でいうと
彼らが所属しているのはいわゆるスーパービラーに対応するMCUっていう部署なんですよね。
でもそのMCUっていう部署は他の部署の人間からはやっぱり気に入られてないっていうのも
つまりエリート集団だから
俺たちのことお前バカにしてんだろって他の部署の人間に思われている
っていう話も出てきて
こういう組織内の対立みたいなのも
30:00
警察モノはあるあるじゃないけど
今でもテレビドラマの相棒とか見てると
そういう文脈で描かれてるじゃないですか。
これもあるあるでやっぱいいよね。
でもそういうところがやっぱり組織の
軍造劇っぽさありますよね。
いろんなキャラクターがいろんな考えを持って行動して
それが全体の事件解決につながっていくっていう
FBIとかも出てくるもんね。
FBIとMCUの関係とかどんなのなんでしょうね。
確かに。
FBIって何?
連邦捜査官?
アメリカってめっちゃでかいから州をまたいで事件を捜査したりとか
州の力強いって言うもんね。
法律とが違ったりするもんね。
あとやっぱり州の警察では手に負えないような大きな事件は扱ったりとか
っていうのがあるらしいけど。
MCUは重大犯罪課。
メジャークライムズユニット。
ゴッサムでの犯罪を捜査する特別チームって感じだよね。
なるほどね。
じゃあやっぱスーパーヴィランたちはFBIじゃないんだ。
町から出ない限りは。
ああ、そうだよね。
町から出ない限りはその死刑が対応するんだ。
ゴッサムからほとんど出ていかないから
確かにFBIの出る出番は意外と少ないかもしれない。
身が重いよね。
大変だ。
嫌だな。
だってジョーカー1人いるだけで嫌なのにさ。
そうね。
キラークロックとかトゥーフェイス、ペンギン。
ファイアバグとかね。
ファイアバグ、カレンダーマン。
カレンダーマン?
そういうゴッサムのクレイジーな奴らがね。
いっぱいいるわけだね。
気苦労もありますわ。
あとこの操作に煮詰まって最初の現場に戻るとかさ。
あるあるって言うね。見たことあるわ。
あるあるだよね。
そしてまたあれやってますね。
ボニーが別の場所で殺されたのよって。
そこが第一の現場だわ。
そうか。え、君は天才だ。
このやりとりも私100回くらい見た記憶がありますね。
この君は天才だっていうのを
マジで100回見たような気がするんだけど。
めっちゃ見た記憶があるわ。
アメリカ人はなんかあれなんかな。
もうDNAに刻まれてるのかな。
アフとした一言で気づきを得る。
そして相手を天才と呼ぶ。
君は天才だっていうね。
言わないよな。
言わないよな。
なかなか。
アメコミをより深く理解するためには
そういう言葉遣いも我々真似していった方がいいかもしれないね。
君は天才だってね。
え?
ちょっとできるだけ使ってみる。
使っていきましょう。取り込んでいきましょう。
結局真犯人はですね。
バイト先、バイトっていうかなんだ。
BBシッターかな。
BBシッターかな。
BBシッター先の夫。
雇い主。
雇い主。
人ですね。
がですね、オークションでファイヤーバグのコスチュームを買って。
いろいろな誤差も燃やしていた。
燃やしていた。
33:00
趣味の活動が。
ファイヤーバグって俺知ってるかな。
ファイヤーフライって両方いるんだよね。
似たようなキャラ。
ファイヤーフライってなんか私も聞いたことありますね。
これは空飛んで火つける人ですね。
ファイヤーバグも空飛んで火つける人でしょ。
一緒じゃん。
確かにね。
まあいいや。
で、この殺された女の子もね。
そのBBシッターで行った家を漁るっていう悪役があって。
で、漁ってるうちにファイヤーバグの衣装を見つけちゃって口封じのために殺されたっていう事件だったわけですね。
まあでもそうやって一つ一つバラバラだった証拠がどんどん結びついていってこの事件を解決するっていうのはやっぱり刑事者らしい読んで楽しさがあったし。
全然関係ない事件がいくつも同時進行なんだけど最後にグッと収まる感じが面白いね。
面白いね。
あとやっぱゴッサムセントラルらしさといえばラストのシーン。
この事件を無事に解決したドライバーケージは一人屋上でバットシグナルをつけてバットマンが来る。
ファイヤーバグをさっき逮捕した。あんたの手を借りることなく。
やっぱさっきの相棒を失った事件でね。
さっきのフィッシャーフリーズの事件ではバットマンの手を借りずなかったけれども今回はバットマンの手を借りずに事件を解決することができた。
っていうことをバットマン相手にぶつけていくわけですね。
これもスカルなりの相棒の弔いなのかもしれないですよね。
すごい良いシーンなんでね。そしてバットマンがマジでクソ嫌な奴なんだよ。
フリークどものせいでケージが死んだのに。言うことはそれだけか?
いや、このシグナルは緊急事態の時だけ使うように。
なんだよ。
フィールズケージは気の毒だった。だが私は暇じゃない。
最悪だよ。最悪だわ。
じゃあ仕事でやってみなぞって話ですよね。
そういうギャップとかどこにもぶつけようのない矛盾や苛立ちみたいなところが奥行きを感じさせる。
バットマン本編とは全然違う魅力が出てていいよね。
ゴッサムという街を描いてるよね。
そして後半は人生の半分。
最初にちょっと話したレニー・モントーヤ・ケージのお話ですね。
レニー・モントーヤ・ケージはなんて言えばいいんですか?レズビアンって言っちゃいけないんだっけ?
クイアー?
クイアーのキャラクターですね。
同性愛者の女性として描かれてますね。
同性愛者の女性ですね。
バットファミリーで言うとバットウーマン。バットガールじゃなくてバットウーマン。
36:06
あんまりバットウーマンって…
あんまり私見たことないかもな。
そうだね。赤毛のキャラクターで。
ブルース・ウェインのいとこにあたるんだったかなっていうキャラで、それも同性愛者のキャラクターで。
2人が付き合ってたこともあるって解説に書いてあったかなっていうキャラクターですね。
今回は事件の中でアウティング。
あんまり知らないことを語らない方がいいのかな。
でもその話をせずにこのお話が語れないもんな。
アウティングのストーリーですもんね。
アウティングっていうのは本人の同意を得ずに性的思考を暴露することというようなことですけれども。
事件の中でそういうことがあって、レニー・モントや刑事は刑事として働くっていうこともそうなんだけど、いろんな悩みに直面していくというようなお話ですね。
こちらが2004年度のアイズナー賞、ハーベイ賞、それからゲイラクティック・スペクトラム賞を受賞したということで。
確かに面白いしね。
面白かったね。
あと自流に合ってるっていう部分もあるのかな。
社会の関心が高い部位の出来事でもあるしね。
やっぱりアメコミって結構そういう政治的な問題を取り上げたりすることってすごく多いし、そういうのも一つの魅力ですよね。
そうですね。
ここに出てくるゴッサム死刑の人たちが結構嫌な奴らというか、普通に嫌な感じの差別というか、ひどい発言と言ったらいいのかな。
そうね。
とても人に言っちゃいけないような言葉をたくさんモントーヤにかけるんですよね。
注釈読まなかったらわからなかったんだけど、ダイクって言葉が出てきますね。
ダイクって初めて知ったわ。
これは女性の同性愛者を意味する言葉で、レズビアンよりも差別的なニュアンスが強いという言葉だということですね。
私この警察小説としてゴッサムセントラルがこれまで2編2編含まれていて、それがあってのこの人生の半分に繋がっているのがいい感じに機能しているというか、前振りになっているのかなと思って。
警察小説って群蔵劇的な側面があって、ゴッサムセントラルでもいろんなキャラクターがいろんな事件の捜査をしている。
やっぱり警察の仕事って仕事だからさ、大量の事件を処理しなきゃいけないじゃないですか。
そうだね。
捜査官の掲示板があったじゃないですか。
反当処理事件が書いてある。
でもすげえ量の事件をガサンと処理する。
びっくりした。警察ってそうなんだね。
そういうシステムなんだっていう感じでたくさんあって。
とりあえず仕事だからそれをやらなきゃいけない。
当然残酷な事件もゴッサムだから起きるわけで。
かといって彼らにとってやっぱり一つの仕事でしかないっていう面もあるんですよね。
39:04
なるほど。
例えばその事件で、作中でもあるんですけど、悪者には悪者の正義があるんじゃないかと。
犯罪者は自分のやってることを正義、悪いことだと思ってないんじゃないかという議論を、
冒頭でありましたね。
シーンもあるんですけど、それも途中で途切れるんですよね。
いや、もう議論なんかしてる場合じゃないから。
なるほど。
犯罪者が正義か悪かなんて喋ってる場合じゃないから。
なぜなら仕事だからですよね。
で、行って仕事に戻っていくっていうシーンがあって。
やっぱり警察が舞台のお話だから、
例えば名探偵が主人公だったらさ、
それ実に面白いねって言って自分の興味感じられる事件を追っていけるんですよ。
なるほど、なるほど。
だから、ちゃんと一つ一つの事件に注目して、
一人一人の被害者や殺され方に注目して、
それを操作するのが名探偵じゃないですか。
でも警察官だからそれはできないんですよね。
だから大量で無名の事件って言ったらいいの。
小有名人なんかどうでもいい。
しかもその大量の事件を処理しなきゃいけない。
でもそれが警察の仕事だと。
そしてそれが同時に組織としての強みでもある仕事だから、
今回昼勤と夜勤で分かれてお仕事しているという点もあったけど。
で、セクシャリティに関する話題って、
まさにその人固有の超個人的な問題じゃないですか。
そうだね。
だから警察官が大量の無名の、名前なんかどうでもいい、
そういった事件を処理している、
そういう仕事をせざるを得ない人たちにとっては、
そんなにいちいちセクシャリティへの配慮とか、
やっている場合じゃないっていう伏線として生きてきているなって私は思う。
なるほどね。
だからこそ、全く彼女が受け入れられない、
そしてそれを苦しむっていう様子のリアリティというかさ、
すごくありそうな嫌さが出ているなって思ったんですよね。
これ回数に書いてあったんだっけな。
すごくゴッサムシ系って、
白人男性上主義っぽい環境だよね。
ある。
その中でモントーヤは、
スペイン系とかでしたっけ?
そうそう。
非白人だし、同性愛者だしっていうことで、
結構大変な苦労があるんだろうな。
でもその白人男性主義っぽい職場に適応しようとしているというか、
立派に適応できている面もあって、
その辺の割り切れなさというか複雑さはあるよね。
親が敬虔なカトリックなんでね。
部屋にでっかい十字架がありましたね。
同性愛なんて地獄に落ちるよみたいなことを言ってるっていう。
42:06
すごいよな。
すごいストーリーですよね。
なかなかこんなに個人というものがぶつかっていく壁としては、
つらいものがあるよね。
彼女はアウティングをされた後に殺人事件の容疑者として逮捕され、
つまり自分のアウティングのきっかけになった写真を撮った奴らが殺された。
お前が殺したんじゃないのかということで捜査の対象になり、
次々と殺しを証明する材料が出てくる。
彼女の銃が現場から見つかったり、
現場にあったはずの麻薬が彼女の部屋から出てきたりとかっていうことがどんどん起きてくる。
極めつけは裁判の最中に誤想中に誤想者が襲われ、
彼女だけがいなくなるっていうことになりまして、
いわゆる逃亡者となってしまったわけですね。
すごいよな。
どんどん追い詰められていくんですよね。
この事件の連続と同性愛をきっかけとした周囲からの圧力というか、
孤立というか。
孤立みたいなのが同時に描かれてるんで、読みごたえあるよね。
もうやめてくれって言うくらい追い詰めていくよね。
そして謎がやっぱり残るんですよ。
じゃあ誰がなぜこんなことをやってるの?っていう謎の提示にもなってるから、
先へ先へとついつい読みたくなってしまう良さがありますね。
でもこれさ、結構読んでてさ、
オチどう思った?オチっていうか。
真犯人。
最初読んだ時はめちゃくちゃ唐突だなって。
そう思うんだよ。
この話だけ読んでる人にとっては結構唐突だと思うんだよね。
翻訳されてるもので言うと、
バットマンのノーマンズランドっていう震災が起きてゴッサムがアメリカから孤立してしまうっていう。
設定だけ言うととんでもないけど、めちゃくちゃ面白いから。
インフラとかがなくなってしまって、無法地帯となったゴッサムが
ゴッサムの中で色んな市民であったり、ヒーローであったり、ヴィランであったりっていうのがどういう風に過ごしているかっていう。
小さいエピソード積み重ねでノーマンズランドっていうゴッサムの現状を描いていく作品なんだけど。
めちゃくちゃ分厚い。
ウォッチメンぐらいの厚さの翻訳本が4巻あるっていう。
すげー。
マジで。大ボリュームなんだけど。これ面白い。
それを読むとどうやら、それとかを読んでいくと黒幕の関係なんかも見えてくるんだけど。
なるほどね。
だからすごい章をたくさん取ったって書いてるけどさ、みんなわかるのかなとかちょっと思ったりして。
私読み終わって後にちょっと思ったのが、選択の話?選択ってことはチョイスの選択?の話なのかなともちょっと思っていて。
45:06
なるほど。
つまり彼女は同性愛者ってことがバレた後に弟に責められるんですよね。
なんで同性愛者が公開されちゃったんだと。両親が悲しんでるよって言われて。
言ってたね。
いや私には選択肢なんかなかったんだと。選択肢がなくてこうなるしかなかった。
同性愛者でこう生きてくるしかなかったんだと。
っていう風に言ってて、でも自分の意思でその道を歩んできたんだみたいなことを言うシーンがあったじゃないですか。
それに対して今回トゥーフェイスっていうのが敵じゃないですか。
トゥーフェイスじゃないですか。
なんとなくぼかしてたけど。
トゥーフェイス。
黒幕はトゥーフェイスだったね。
トゥーフェイスなんですけど、トゥーフェイスって私あんまり詳しく知らないんですけど、コインの裏表で物事を決めるやつじゃないですか。
ダークナイトにね、大活躍してましたからね。
コインを振って表が出たか裏が出たかによって相手を殺すかどうかも決めるみたいな。
あらゆる物事をコインで決めるキャラクター。
だから彼にとっては全てのものを選択肢を一応用意してるんですよね。
つまりやるかやらないかをコインで決める。
だけど彼のその選択肢が、その選択できるのはなぜかっていうと、彼のコインがすごいわけじゃなくて、彼が大きな力を持ってるからじゃないですか。
それはもちろん物理的な自由とか武力的な力もあるだろうし、あるいは彼もやっぱり白人男性っていう一つの属性として強さがあるわけ。
そういう強さに支えられて彼は選択肢があるかのように振る舞ってるけど、実際こう相手に選択肢はないわけですよね、彼に対峙した人間にとって。
なるほど。
モントーヤも途中でトゥーフェイスに監禁されることになるんですけど、そこで殺すかどうかまたコインを振られたりする。
でも結局それは選択肢があるように見せかけてるけど、結局のところトゥーフェイスの力によって、社会的なあるいは物理的な力によって選択肢があるかのように見せつけてるだけにすぎないわけですよ。
それに対してモントーヤっていうのは最初から選択肢がなかった。でも自分の意思でそれをすべて選んできたっていう意識を持ってる人間なんで、選択肢の選び方というか選択肢の歩み方という、選択肢に対する向き合い方といったらいいですかね。
モントーヤはもう選択肢はそれしかなかったから、それを受け入れてその道を進むしかないと。でもデントはそうじゃない。選択肢は常にあるんだ。なぜならコインの裏表で物事が決められるんだっていう考え方をしている。
この2人のそういう考え方はちょっと差が対象的だなとは思いましたね。
交わらないもんね、実際この2人はね。
白人男性が顔半分たられてるけどっていう部分でもちょっと対象的な位置づけなのかなとは思いましたけどね。
なるほどね。
あとこの事件はまたバットマン絡んできますね。
確かに。
しかも今回は自分から来てくれる。
48:01
呼ばれもせずに来てくれる。
呼ばれもせずに来てくれる。この絡み方ちょっと面白かったよね。
バットマンはゴッサムシ系の刑事の声真似ができる。
全員の声真似ができるらしい。
コンウェイのことか。
うまいこと同僚から情報を聞き出し。
また話の途中でいなくなっちゃってね。
いなくなっちゃって窓枠を見たらドローン付いた靴跡があって黒い影が飛んでる。
窓から飛び降りる黒い男といえばもう1人しかいない。
この街でそんなことするやつは1人しかいない。
しかも警察がちゃんと追って来れるような範囲内でゆっくり移動してくれて
無事にさらわれたモントヤを助けることができるということですね。
この辺りも面白かったですし
あとさっきさ、もう少し優しくしろよみたいな話があったけど
今回はめられてレニ・モントヤが裁判を受けることになった時に
ブルース・ウェインが弁護士を出してくれましたね。
こういう支援はしてるんですか?
してるのかな?お借金もブルース・ウェインが払ってくれるはずみたいなこと言ってたもんね。
注釈によると192ページにこの人物は
手前左にいるのはブルース・ウェインっていう注釈なんだけど
わかんねーよって思ったけど
裁判所から出ていくシーンでさ
めっちゃ長いリムジンに乗ってるんだよね
ほんとだ
絶対あいつじゃんっていう
ちょっと面白さが
ほんとだ全然気づかなかった
ブルース・ウェインセリフなしだけどね
これでも注釈なかったらわからなかったな
これアルフレットかもしかして
ドアを開けてる人ですね
隣の人?確かに
まあそういう主張しすぎないバットマン・ブルース・ウェインっていうのもゴッサム・セントラルの魅力かな
はいというわけでゴッサム・セントラル正義と悪徳等でした
まあなんか全4巻なのかなこのゴッサム・セントラルね
とりあえず2巻の法訳が決まってますんで
ぜひぜひまたちょっとね
続きも読んでみたくなりましたね
なんかでもサイコメトラーみたいなキャラクターが
触ったものの記憶を読めるみたいな
みたいな残留思念を読み取れるっていうキャラクターが出てきたんで
もしかしたらまた少しこれから先経路変わっていったりも
雰囲気が変わる可能性も
あったりするかもしれない
まあでもとにかくリアリティというか
一般市民目線でのゴッサムという街
51:02
スバットマンというヒーロー
警察の気苦労、仕事の大変さ
なんだろうね日頃仕事でさ
この人たちほどじゃないけどさ
嫌な思い辛い思いしてるのにさ
なんでそんなの読んじゃうんだろうね
フィクションでもね
仲間がいるっていう
そういう癒しなんか
冷凍床ぶっ放されるよりはマシだなっていうところかもしれない
自分よりもきつい人を見て
まだマシかって思うね
しかもなんかアパート
こんな良い地域
高級住宅界には
家持てないわ我々の給料じゃ
みたいなこと言うシーンもあったりして
こんな危険なことやっといて
給料も低いのか
辛いな
それでもやっぱ正義の志を持ってね
社会を少しでも良くするために
働いてるわけですもんね
お金じゃない
お金じゃないっていうセリフもありましたね
ゴードンが言ってましたね
言ってましたね卒業式のスピーチ
良いこと言うな
いつものお願いします
番組へのご意見ご感想あれば
ツイッターハッシュタグ
仕事の疲れかもしれない
冷凍床打たれちゃったからさっき
番組へのご意見ご感想あれば
ツイッターハッシュタグ
方訳あめあられをつけてツイートしていただくか
メールをいつでもお待ちしております
メールアドレスは
アメコミあめあられ
アメコミのコミはcomiです
語ってほしいアメコミのリクエスト
あと我々への質問疑問
などあれば何でも送ってください
映画バットマン
ザバットマンか
公開も控えてますしね
ちょっとまたゴッサムやバットマンについても
話す機会
使いたいですねバットマン
バットマンの意外な一面もしてみたんで今回
警察とどういうふうに接してるか
ということでまた次回
さよなら
今回珍しく表紙にさ
ライターの名前がでっかく載ってるよね
あー確かに
エドブルベイカーとグレッグルッカ
で解説によるとさ
ヒルキンムの第一版の物語は
グレッグルッカが書いて
ヨルキンムの第二版のことは
エドブルベイカーが書いて
ストーリーを交互に担当してたなって書いてあるんだけど
この作品の作り方面白いよね
確かに
仮面ライダーリュウキって作品があるんだけどさ
井上俊樹っていう
脚本家と小林役子
っていう脚本家がいて
お互いにこう書いて
お話書いてくるんだけど
片方の回で登場したキャラクターは
もう片方の回で殺すっていう
めっちゃ面白い
お互いそういうギスギス感があって
すごい話になったんだけど
でもそうやって2人がさ
上手い具合に交互に書くと
またグルーヴ感みたいなのが生まれそうだね
なるほどね
コミュニケーションが生まれて
54:00
いい話が生まれるわけだ
交差する時もあるだろうし
そういう意味でゴッサムセントラル
続幹出るってことなんでね
楽しみですね
楽しみです
54:13

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