00:04
トリック・オア・トリート! お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ! 邦訳雨あられです。
今週何食べたのコーナー。このコーナーは、今週摂取したエンタメをお互いに報告し合うコーナーです。
最初はグー、じゃんけんぽい、あいこでしょ!
宝塚月組公演、フリューゲル君がくれた翼を見てまいりました。
ベルリンの壁によって東西に分断されていた、冷戦の時のドイツが舞台のミュージカルですね。
月組のトップスター、今月城かなとが、次の公演で対談が決まっちゃって寂しいなぁと思ってるんですけど、月城かなとが東ドイツの軍人、ヨナスというのを演じてまして。
西ドイツのアイドル、ナディアというアイドルが東ドイツでコンサートをやるんだと。その責任者に任命されるんですね。東ドイツって社会主義側の国ですよね。
すごく性格的にもかなり厳格な性格をしてるんですよ、ヨナスは。だからこのチャラチャラした任務に乗り気じゃないんだけど、実はこのコンサートっていうのは東と西の融和みたいなものの象徴だし、弾いては世界平和のためのものなんだと。
だからこそ実はこのコンサートをテロリストに狙われてるんだよ。もしこのアイドルナディアにもしものことがあったら、東西の対立が深まるだけじゃなくて、弾いては第三次世界大戦の危機がねになるんだと。
世界の危機じゃないですか。 だからヨナスはですね、この任務を頑張るぞって話なんですけど。面白そうじゃん。
ちょっとスパイファミリー意味のある展開なんですけど。厳格なヨナスと資本主義側、自由主義側のアイドルナディアっていう、厳格なヨナスが自由奔放なナディアに振り回されるっていうストーリーで。
次第に惹かれ合っていくっていう。いいでしょ。 もう絶対面白い。
やっぱり東ドイツって、西側に比べるとちょっと遅れてる? 遅れてるっていうか、まあそうね、遅れてるっていうような描かれ方してて。
ダンスとかもダサいの。 オクラホマミキサーがヒットチャートを独占してるとか言って、すごいディスられて。 面白いじゃんそれ。
03:01
コンサートをするにあたってあなたの歌を聴かせていただきましたと。 いくつか変えてほしいところがありますと、歌詞が
「熱い吐息にとろけるあなた。なんと不死だなあなた。すぐこの歌詞を変更してください。」とか言って。
そういうちょっとドサバタコメディー感もあるわけですね。 なんだそのトンチキなハーフパンツとかって、着てる服にも文句を言ったりしてね。
いいね宝塚、面白いね。 いやー面白いですよ。でもこの東と西の文化の差みたいなのは、不思議惑星金座座っていうSF映画、ソ連が作ったSF映画と、エイリアン2、アメリカが作ったSF映画。
両方とも1986年に作られたんだけど、見ると歴然とした差を感じるんですよ。 やっぱ不死だなですかアメリカの映画は。
不死だなですね。 金座座っていうのがもうソ連の終わりぐらいにできた、当時の社会体制批判をSFに託して作られた映画であるのに対して、エイリアン2もう最高だよね。
面白いよね。 エイリアンがわっさわさ出てきて、ロボットでバーンって。 あれ面白いよね。
やっぱりどっちがその人の心を掴むかっていうとね。 そうね、我々は西側の価値観に読されすぎてるのかもしれない。だからエイリアン2が面白く感じていて。
旧ソ連側にとっては、あんな不死だらなハーフパンツ履いて、不死だらなロボットに乗ってってなるかもしれないですね。
大学の時にドイツ語の先生が東ドイツ出身で。 そんな東ドイツ語悪いことばっかじゃなかったよみたいな。まあほら、家とか病院とか教育とか全部ただだし。
ことを言ってたんだけど。でもやっぱり今回の作品では、東ドイツに秘密警察がいてさ。アメリカ製の道具とか、日本のソニーのウォークマンとか聞いてたりすると、行ってくるんですよね。
あとこれなんか別の作品でも見たことあるんだけど、そのアイドルが泊まってるホテル。招聴されてて、タバコ吸いたいなーみたいなこと言うと、タバコ持ってきてくる。タバコいかがですか?お酒いかがですか?これ聞いたことあるよね。
そうだね。北朝鮮に泊まっているゲイ老人とかがよくエピソードトークで言ったりするよね。 社会主義国家って、政府の力がどうしたって強くならざるを得ないのかな。
あーそうね。確かにやっぱり管理せざるを得ない。まあそうね。強権的な国家になりがちとはあるよね。
そもそも人が流出していくと、計画通りにいかなくなっちゃったりするしね。多少なりそういうコントロールが強くなってしまう面っていうのはあるのかね。
06:11
経済的な部分とかを管理していくっていうのが特徴の一つだから、経済の管理ってことは当然個人の自由とかもある程度の制限がかかってくるのかなっていう気もするな。
なんかね、コンセプト良さそうなのにね、社会主義国家。
どうかな。私にはちょっと難しい話はわかんないかな。
だって資本主義もね、結局そのさ、都民の再分配みたいなこと考えていかなくちゃいけないわけだからさ。
社会を維持っていう意味ではやっぱり、あんまり極端な差ができるとね。
ということで。一応そういう舞台は、冷戦の時のベルリンの壁で分断されているドイツなんだけど、ストーリーは結構ポップというかコメディというかコミカルな感じで面白くて。
最後、最後じゃないんだけど、クライマックスのシーンとしてコンサートをやるんだけど、コンサートでアイドルが使っているマイクが最後の曲を歌い終わると爆発するんだっていう。
すごいメッチャなんていうか、エンタメ性の高いテロリストですね。盛り上がってきている。
名探偵コナンの劇場版みたいなさ、盛り上げ方だなと思って。
どうするの?あれか終わらない、めっちゃ長い歌を歌い続けるとかそういうこと?
あの方物のヨナスが、デュエットしてくれるんですよ。一緒に歌って踊ってくれて。その隙にマイクを交換するっていう。
面白い。
そういうね、まあ面白かったんですけど。
そういうストーリーだとさ、やっぱ最終どっちの価値観に傾くかっていうのがあるじゃないですか。
ヨナスが資本主義に毒されてしまうのか、あるいはアイドルの方がやっぱり管理経済は素晴らしいっていう風にいくのか。
あのね、アイドルは最初その私は自分で歌いたいように歌うだけなんだと。だから歌詞の変更なんか聞かないし、みたいな感じだったんだけど。
やっぱその、自分は歌を通して人々にメッセージを伝えることができるんだっていう風になって。
いいね。
最後は、ベルリンの壁の反対側で融和を解くために歌い続けて。
物語がどっちの価値観に最後傾いて終わるかっていうことで言えば、大工?歓喜の歌?
歓喜の歌。
可愛いねけーんって歌いながら、ベルリンの壁が崩れるシーンで最後終わるんで。
すごいね。面白いね。
まあまあだから歴史を覗ってるんでね。当然、民主主義側が勝っていくストーリーにはなるんだけど。
芸術の力っつうのは素晴らしいね。
面白かったら、コミカルではあるんだけど、主人公ヨナスのお母さんが、実はかつてナチスの党員としてホロコーストに参加してたってことが分かって。
09:12
なんかちょっとそういうふうに、要所要所ちゃんとこうなんつうんだろう。歴史的というか。
メッセージ性強めですね。
私、世界史とか歴史の勉強ちゃんとしたことないから、だいたい宝塚で世界史を把握してるんで、革命のくだりばかりだと思う。
社会体制が大きく変化するとき、やっぱロマンスが生まれるというしね。
もうね、フランス革命何度も見たよ。
やっぱ宝塚のフランス革命はだいたい同じような流れになるんですか?
いや、それが意外とロペス・ピエールどう描くかとか結構あるんで。
へー、あーなるほど。いろんなロペス・ピエールが出てくるんだ。
そうそうそうそう。だから、やっぱ人間っていろんな面があるんだなって思いながら。
どこの一時資料を取るかによって解釈が変わってくるってことか。
あと、調べてびっくりしたんだけど、マイクが爆発するこのくだり、フィクションらしいんですよ。
あら、なかったんだ。
なかったらしい。
ベルリンの壁が歌で崩れるのは?
わかんない。崩れるとき大工寛起の歌歌ってたかな?歌っててほしくない?でも。
歌ってないって話は聞いてないからね。
そうだよね。
ってことは歌ってる可能性は多い。
あと、壁も結構な距離あるんで、どっかで歌ってたかもしれない。
一度に全部ぶっ壊れたわけじゃないのかもしれない。
どっかの壁ではきっと大工を流しながらライブ中に壊していたのかもしれない。
知れない。
まあ、なかなかタカルツがチケット取りにくいんだけど、11月の19日に千秋楽のライブ配信があって、これはお家でも見れるし、東宝系は劇場でも見れたりもするんで。
前半はそのミュージカルで、後半はまたレビュー。歌と踊りのショーですよね。
そっちもシーナリンゴとか、最近の曲を使ったショーだったんで、比較的見やすいと思うので。
すごい振り幅が。
おすすめです。やっぱり最初そうやってミュージカル見て、いろんな気持ちになって、後半は華やかな部分を楽しむっていう。
楽しかったって書いてある。
タカルツが満腹セットで。
いいね。
ぜひぜひ。
あともう一個だけ言っていい?
来週、ゴジラマイナス1公開なんですけど。
もう来週ですね。
それがあったのか何なのか。
まさか。
え?
まさか芝居の中で。
いやいやいや。違います違います。
宝塚の劇場の前にグッズ売ってる場所みたいなのがあって、そこに小林一蔵っていう宝塚歌劇団作ったおじいちゃんと初代ゴジラが並んで展示されてて。
え?宝塚ってそんなゴジラと関係あるんですか?
ありますよ。何言ってんすか。宝塚ってそもそも小林一蔵が鉄道を作った時に鉄道を利用してもらいたくて劇場を作ったんですよね。
12:08
だから実業家なんですよ。東京宝塚っていうのを作って、その東京宝塚が映画事業をやっていくんだよね。現在の東宝です。東京宝塚で東宝です。
へーそうなんだ。
小林一蔵先生がいなかったらゴジラもないし。
へー。みんなじゃあ宝塚のDNAを引き継いでいろいろ生まれてるわけだ。
そうです。まあそうよね。親戚ってか兄弟みたいなもんですよね。
めっちゃ近い親戚だね。じゃあ宝塚版ゴジラとかあるの?
今はない。
まだない?
まだない。
へー。なんかじゃあありそうだね。
でもその権利の関係で言えば全然あるでしょ。
確かに。
だってハイ&ローとかやってたし。
ルパン三世とか。
ルパン三世もやってたし。今度はRRRやるからね。ファイナルファンタジーとかもやるし。
それに比べたらゴジラなんてもう。
ゴジラなんて近いもんだって。
ほんのすぐ隣のお兄ちゃんぐらいなもんだって。
そうそうそう。いつでもできます。
へー。ゴジラ楽しみですね。
そうですね。宝塚もおすすめです。
なるほど。
なんか今週ありました?
私今週、私もちょっと申し訳ないけどミュージカル見まして。
ミュージカルかと言うか。
ミュージカルかと言うかって。ちょっとあれだったんですけど。
今私Dアニメストア入ってて。
はいはいはい。
テニスの王子様のミュージカル。
おー。
手に身をちょっとポチポチ見てたんですよ。
ついに。
やっぱ2.5次元見るからには手に身も知らないとなと思って。
やっぱ源流ですからね。
あれなんかきつくてね。うーんって思いながら見てたんですけど。
あれ刀剣乱舞ミュージカルとは違いますか?
そう。刀剣乱舞とはやっぱ違う。時代が時代だからね。
20年20年差があるからしょうがないっちゃしょうがないんですけど。
そんな昔のあれを見てるんだ。
あ、そう昔のを見てたんですね。ところがですよ。
ところがですよね。
Dアニから昔の手に身がなくなりまして。
あら。
配信が止まって。
新しい手に身になっちゃったんですね。
2020年とか2016年7年とかさ。
新しい手に身に入れ替わっちゃって。
はいはいはい。
普通に面白い手に身なんですよね。
あーなるほど。そのファーストアルバムの荒削りの部分が。
そう荒々しい。やっぱデビューアルバムが一番面白いじゃないですか。
それがなくなって本当に面白い良い話になってて。
んーでもこれを求めてねーんだよなーって思って。
もっと未完成な。
未完成なもっと荒削り物をって思ってたんですけどね。
で、まあまたちょっとそれで刀剣ラブミュージカルに戻りました。
で、見たんですよ最近。
最近私が見たのが刀剣ラブミュージカル。
ひげきりひざまる早期出陣っていう作品です。
はいはい。知ってますよ。ひげきりとひざまるは兄弟刀ですね。
さすが。
で、鬼を斬った?
えっとーひげきりの方は試し斬りでワーッと首斬ったら首と一緒にひげまで斬れたからひげ斬り。
どういう状況?
試し斬りで斬ったらどう斬ったんでしょうね。横に斬ったのかな。
15:00
膝がひげがめっちゃ長かったのかもしれない。
あーなるほどなるほど。
ひざまるっつーのも同じように罪人を試し斬りで斬ったら両膝まで一刀で斬れた。
おほほほほ。
どういう状況?
こうなんだ。足の方まで入ってたのかな。
あのーFのシーンで試し斬りの下りあったけど。
あったね。
本当にそういう試し斬りで刀の異名みたいなのがつくんだね。
あー確かに。試し斬りも大事なことだったんですね。
っていう話で、この二振りが登場するミュージカルなんですね。
刀剣乱舞っていうのはご存知の通り、歴史を変えようとする時間速王軍に対して刀から生み出されたツクモガニが戦って歴史を守るというストーリーなんですが。
悲劇にひざまる草薙人はそのうちの悲劇にひざまるだけが登場するミュージカル作品。
二振りが。
はい。なのでその二振りのファンが楽しみだなーってこういうお芝居なんですね。
私もよく知らなかった。初めて見たんですけど。
これはすごくてですね。何がすごいかって。
ストーリーが蘇我物語なんですよ。
マジか。
蘇我物語っていうのは古典というか、中世文学になるのかな。
兵役物語の舞台のお話がだいたい終わって、鎌倉幕府ができましたっていうぐらいの世代かな。
そうですね。軍紀?
軍紀物の一種ですね。
頼朝の孫世代になるのかな。
はーそうか。
で、蘇我兄弟という二人の男の子たちのお父様がニックキーに斬り殺されてしまって。
それに対して荒討ちをするっていうのが蘇我物語の大まかなストーリー。
ただ荒討ちでもなかなかうまくいかなくて。
18年かな。18年間荒討ちができず死腹の時をずっと苦労して苦労して苦労して。
ようやく荒討ちを達成しました。
ただその時の兄弟のお兄ちゃんが斬り死にをして弟が、当時その仇だった人間が鎌倉幕府側の人間だったんで、
その弟もまた打ち首に殺されてしまいましたという悲劇の物語なんですが。
ほぼ一緒なんですね。
何が起こるかっていうと、刀剣男子が出てくるんですけど、時間装甲軍も出てこないし、刀剣男子の衣装も着ないんですよ。
あら、じゃあもう蘇我物語。
蘇我物語の舞台なんです。
じゃあもう歌舞伎じゃん。
ほぼ歌舞伎なんです。
で、メイクとかも、いわゆるミュージカルに出てた頃の悲劇にひざまるのメイクじゃなくて、熊取りとかしてて。
はあ、歌舞伎だ。
歌舞伎なんですよ。で、衣装とかも当然いつもとは違うし。
だからイメージとしては、悲劇にひざまるが歌舞伎を演じるのを見るっていう。
なるほど。
すごいちょっと複雑なコンテンツになってて。
ちょっと入れ子になっててね。
最初見てて、ストーリーめっちゃ蘇我物語っぽくて面白い。これどう時間走行群に関わってくるんだろうなって思いながら見てたんですけど、何も関わらずに終わって。
もうずっと悲劇にひざまるの、いや蘇我物語。
18:02
蘇我物語の、蘇我兄弟の話が続いてて。
せめて衣装チェンジ。裸打ちのシーンとかでいつもの衣装を着替えて。
はいはいはい。
待ってましたっていう展開かと思ったら、それもなく。
ほう。
だから悲劇にひざまるが演じる歌舞伎を見ました。
そのまま終わってくの?
そのまま終わり。
すごい攻めてるなあ。
めっちゃ尖ってるなと思って。
尖ってるねえ。
これ見てる人たちはどういう気持ちで楽しかった。
悲劇にひざまるのファンが見に来てるから、まあいいっちゃいいのかと思いつつ。
でもみんなが見たい悲劇にひざまるはこれなのかと思いつつ。
はあ。
宝塚と一緒で前半そが物語があって、裸打ちが終わって2人とも死んでしまいましたっていう悲劇の物語ですね。
それが終わったら後半レビューですよ。
歌と踊りで。
そこでは初めて衣装を着て、いつものメイクをして、キャラクターの名台詞みたいなこともちゃんと言ってっていう感じで、
気持ちよくお客さんを返していくっていう宝塚システムで終わったんですけど。
なるほど。
だいぶ尖っててびっくりしましたね。
すごいなあ。
なんか思ってたのと違うなって思っちゃってもおかしくないよね。
おかしくないと思う。台詞とかもほんと歌舞伎寄りなんですよね。
へえ。
普通に聞いてても聞き取れない箇所とかって。
はいはいはい。
なんなんだって。
はあ。
ということで、刀剣乱舞ミュージカルの奥の深さをまた一つ知ることができました。
すごいね。
誰向けのコンテンツなんだって改めて思いましたね。
やっぱ今一番尖ってるコンテンツ、刀剣乱舞なのかもしれないなあ。
そが物語のストーリー知りたけばあれ見れば確かに。
いいかもしれない。
なんかすごいね、平成ライダーみたいな枠の壊し方というか。
確かに枠壊してるよね。
なるほどね。
ファンからの評判とかどうなの?
私この作品はずいぶん、公開された当時に全く刀剣乱舞知らなかった頃に知り合いが面白いよって言ってくれたんですけど、その知り合いは普通の歌舞伎のファンだったんですよね。
なるほど、それは面白いわ。
歌舞伎のファンが何かで見て、面白いよって言ってたんですよね。
当時はへーって思ってたんですけど、今を振り返るとそういうことだったんです。
そういうことかってなるね。
なるほど。
新しいお客さんに届くっていう意味では、すごい尖った演出の意味があるのかなと思いつつ。
なるほどね。
Dアニメストアで見られるんで。
おすすめ。
お暇があればぜひ。
おすすめ。面白い。そが物語だから面白いんですよ。
普通やっぱ古典だけあって。面白いし感動的だしね。母親に仇討ちを反対されるんですよね。
そんな仇を討ってどうなるんだと。どうせ死ぬだけなんだ。でも俺たちは仇を討ちたいんだっていう会話するシーンとか。
日本人好きそうだね。物語ですね。
古典だから当たり前なんですけど、鉄板ネタしかないんで、結構心を動かされる面白いお芝居ではある。
ちょっと見てみたいと思います。
お時間あればぜひ。東京南部ひいきりひざまる早期出陣。
21:00
はい、というわけでね、この番組では毎週ミュージカルの話してるんだっけ?
毎週本当はね、翻訳アメコミの話をしていたんですが、今週扱うのはバットマン、ロングハロウィーンですね。
まあちょうどね今ハロウィーンですから。
確かに。あまりハロウィーンに馴染みのない人生を歩んできたんですけど。
そうね。
なんかやっぱ話題ですよね、ハロウィーン。
話題。なんだ、ハロウィーンってなんだよ。わからないけどね。
まだによくわからないままなんとなーく過ごしてるけど。
俺らが子供の頃なかったよね。外国のお祭りってイメージだったけど。
シンプソンズにしか見たことなかったね。
そうそうそうそう。シンプソンズのハロウィーンスペシャル見て。
ちょっとグローいっていう。
ハロウィーンって怖くてグロくてって思ってたけど、なんかいつの間にかソフォーラ中でやったり。
かぼちゃの置物ありますよね。
やったり、お菓子、なんかね、あるよね、ハロウィンフェアとかセールみたいなのとか。
最近もう一周回って渋谷行き前にここはハロウィン会場ではありませんってカモ出てる。
あーらしいね。まあひでえもんですからね。
一周回ったなって感じですよね。
でもハロウィンって確かケルト系の宗教のお祭りだよね。それをキリスト教がというかヨーロッパ社会が吸収したっていうような感じ?
おそらく。地元の地場の宗教のお祭りとかをキリスト教が取り込んでいく一環でって話は聞いたことあるよね。
だからまあアメコミ的には結構重要な祝日ってことだよね。なじみ深い。
確かに確かに。
お盆みたいなもんでしょ?
死者が蘇ってやってくるみたいなやつなんだよね、たぶん。
たぶんね。
よく知らないけど。
もうなんか我々からするとね、若者がゾンビとかのコスプレして迷惑をかけるイベントだっていうイメージだけど。
そういうしかないか。死者が蘇るから仮装してごまかそうみたいなことなのかな。あんまりよくわからないけど。
まあでもそういうぼやっとしたイメージだけ聞いてもゴッサムと相性良さそうというか悪そうというか。
もう四六十ハロウィンみたいなもんですもんね。仮装したやつばっかりいるし。やつらばっかりいるし。
ということでね、今日は自節柄というか。
タイムリーダー作品ですね。
タイムリーダー作品としてバットマンロングハロウィンをやっていきたいんですが、
ビレッジブックスからだいぶ前ですね。2009年に初版が出てるということで。
私もだいぶ昔に買いましたね。
ちょうどバットマンダークナイトが公開されてヒットして、
翻訳アメコミ界少し盛り上がってた時期だったんじゃないかなと。
2009年とかってそんな時代か。
前書きとかでも触れられているように、このバットマンロングハロウィンという作品すごくダークナイトの物語に影響を与えてますよね。
まあそもそもトゥーフェイスの誕生編ですしね。
24:06
ライターはジェフ・ローブ。
それからアーティストはティム・セイルということで。
あれ?ジェフ・ローブの作品って何回あったっけ?
私知ってる作品だとなんだろうな。
なんかやった気もする。ティム・セイルの絵柄もなんかに載ってた気がするな。
バットマンエゴとかだっけな、忘れた。
バリアントカバーとかでは見た記憶はある。
どちらも一流のアーティストでして、さらにこの作品はバットマンイヤー1ですよね。
フランク・ミラーが作った近代バットマンのオリジンというかね。
バットマンの歴史の中では欠かすことのできない作品ですけれども、その続編という形で作られている。
そもそもゴッサムっていうのは結構ギャングというかマフィアが支配する街だったんだけど、
バットマンが出てきて、ゴードン本部長が来て、街が浄化されつつマフィアたちの力が落ちてきてると思ったら、今度はフリンクが出始めたという。
まさにそういう作品でしたね。後半のバットマン・ミラーの大集合のところとか。
ちょうど過渡期を描いた作品だから、前半はギャングとバットマンとゴードンとハーディネントが戦うというお話なんですけど。
その戦いがどんどん激しくなっていて、多くの人間が死ぬうちに今度はフリークたちがどんどん力を高めていくと。
リアリティラインが変わっていく話なんですね。
そうだね。
前半はギャングの、解説でも書かれたけどノワール映画というか、ギャング映画みたいな話で始まっていくんですけど。
だんだんだんだんギャングが殺し合いの中で力を失っていって、今度は特殊なフリークたちがどんどん力をつけていく。
途中でね、ギャングがフリークに仕事を依頼するシーンがあって、それを部下からめちゃくちゃ言われるシーンがありましたね。
あんな奴らに金を出すなんて、とんでもないことだって。
最終的にはフリークたちがゴッサムを支配し始めるたんだって言われ方なんで。
このリアリティラインの移り変わりとかね、すごい面白い作品でしたね。
ほんとね、面白かったなぁ。
名作名作と言われてたんですけど、初めて読んだんですよね。
なんとなく読む機会を失っていて。
昔買った本だったんですけど、2冊もあるし、名作名作言われすぎてて逆に手が出にくいというかさ。
わかる。重いんじゃないかって。胃もたれしちゃうんじゃないかって。また今度また今度にしてるうちに。
気づけば数年経ってたんですけど、やっぱ名作と呼ばれるだけありましたね。面白かった。
27:01
なんか今の話聞いてて、鎌倉時代の始まりを思い浮かべましたね。
鎌倉時代?
やっぱ貴族たちが武士を雇ってブルームをつけていくうちに、気づけば政治のメインは武士の世論家になっていたんだ。
確かに。鎌倉幕府だ。つまりトゥーセイスは源の寄り友だったと。
そういうことになりますね。
あとごめん、話の流れめっちゃ変えちゃうけど、思い出した。持ってるのに読んでない本。
私、エンペラージョーカーまだ読んでないんですよ。
あら、名作なのに。てかこのラジオで扱ってるのに。
あれじゃないですか、ジェフ・ローブ。
あれそうか。
確か。
あらー。意外なところで繋がりましたね。
ということでね。そんな名作、バッドマン・ザ・ロングハロウィンをやっていくんですが。
物語のコッシーとしては、マローニとファルコーネという2つのマフィアの組織が。
ギャング組織が2つあって。
こいつらがゴッサムを支配してるし、この2つの対立っていうのがいろんなところで悪い。
犯罪のきっかけというか、犯罪の温床になっているんだ。
これはイヤー1までの話もそうだったよね。
ゴッサムの過ごしにくさ、よく出てくる話なんですけど。
そこに謎の連続殺人犯、ホリデイというのがやってきて。
このホリデイは祝日に人を1人殺すというシリアル。
殺人鬼なんだけどかっこいいよね。
ちょっとこの設定すごいなって思ったね。
祝日に1人殺す。
これ毎月1人ずつ殺していくんですよね。
ロングハロウィンという名前の由来にもなってるんですけど、
10月のハロウィンに最初の殺人が起こって、
次の年のハロウィンまでを描いて、毎月1人ずつ死んでいくんですけど。
連載期間も同じ1年間だったみたいですね。
10月始まり、10月終わり。
リアルタイムで読んでた人たちは。
楽しかっただろうね、その1年。
ホリデイね、逆に正体をなかなか明かさないんですよね。
誰だ誰だっていう引きで物語が進んでいくんで、
ミステリー的な面白さも感じましたね。
だから都合13回殺人が起きるのかな。
犯人が誰かっていうのは明確にされない。
当然犯人が誰だっていうので話が進んでいくんだけど、
最後まで読んでもちょっとわからないんでね。
謎が残る終わり方にしてますね。
犯人、誰だ誰だで未だに盛り上がれるやつですよね。
我々の推理も今日は公開したいですね。
30:02
じゃあその前にちょっと良かったシーンなんかを話していきましょうか。
私はですね、バットマンの描かれ方ちょっと印象的でしたね。
2年目っていうところもあるのか、
割と今回バットマンはいろいろやられるっていうところが印象的でしたね。
そうですね。そもそも年間通して連続殺人を許してしまうわけですから。
そうね、確かに。
世界一の名探偵と今バットマンよく言われるけど、
まだそこまで推理力というか、パッと犯人が分かったりってこともないし、
あとおそらくこのフリークたちとの戦いもおそらく初対決とかになるのかな。
全然慣れてない感じはありましたね。
だいたい向こうのいいようにされてコテンパにやられるっていう展開が多かったんで。
ポイズンアイビーなんかにはもうまんまと。
完敗でしたね。
操られてましたからね。
今のバットマンなら絶対これ何かの伏線というか、操られてるフリーっていうパターンかと思ったら。
対抗策用意してますよね。
本当に操られてたし、キャットウーマンがいなければとんでもないことになっていたという終わり方だったんで。
バットマンが若いって思いました。
確かに。
バットマンの若さというか、バットマンの話で言うと、結構今回の作品って信頼とか信じるみたいなのがテーマとして繰り返し出てきて。
そうだね。
ハーヴィーを信じてるとかゴッサムを信じてるとかって出てくるんだけど。
確かに。
バットマンって信じないキャラじゃないですか。
そう、確かに。
というか疑うキャラ。
だから中盤くらいで、このハーヴィーが犯人なんじゃないかって。
ハーヴィーが連続殺人をホリデーとしてやっていたんじゃないかっていうことを疑って、ゴードンとちょっと揉めるっていうシーンがあったんですけど。
そういうバットマンっていうキャラクターの面白さを感じましたね。
だって普通ヒーローは信じてなんぼじゃないですか。
ああ、なるほどね。はいはいはい、確かに。
でもバットマンくらいまで来ると疑ってた方が面白くなるっていう。
バットマンが、今回結構信じるっていう言葉を使うんですけど、こいつにもこういう時代があったのかとは思いましたよね。
若さなんですかね。
ハーヴィーを信じる。ゴッサムを信じる。全く信じてないからね、今のバットマン。
いや、そんなこともないでしょ。
そこら中に監視カメラ仕掛けて。
だからそのバットマンっていうキャラクターの難しさを感じましたし。
あとは2年目の話でしたっけ?バットマンデビュー。あれ?何年目だっけ?なんかそんなもんだよね。
2年目か3年目にかかるのかな?
なんかジョーカーはやっぱもう最初からバットマン大好きですよね。
おお、そうね、確かに。
ホリデーが街を騒がしてるんで、なんか面白くないなと思ったジョーカーは、もう無差別に人を殺しまくって。
その中にはホリデーもいるだろうっていうことかな、これ多分。そこら中で毒ガスを撒けば、きっとホリデーも死ぬに違いないっていう。
33:06
大晦日の夜にね、とんでもないことをやらかそうとするんですけど。
飛行機に乗ってるジョーカーをバットマンが追っかけてきて。バットマンすごいな。飛んでる飛行機に乗ってくるんだよ。
え、すごいな。さすがバットマンですね。
さすがバットマンですね。
でもジョーカーね、ちょい待ち時計が12時になったら、あたいにキスしてちょうだいなっていうシーンがあるんだけど。
この辺のジョーカーのバットマンからかいなんかも良かったですね。
ああ、なるほど。こんな初期からやられていたのか。
あとキャットウーマンと結構イチャイチャしてて、バットマンが。
そうね。結構キャットウーマンヒロインとしてずっと出続けますよね。
結構フリークというか、いわゆるバットマンの悪役たちって、1話だけ出てきてもう出てこないっていうパターン多かったんですけど、キャットウーマンだけは最初から最後までずっと出続けてて。
なんか意味ありげにね、バットマンが真相に近づこうと行動してると、そこにキャットウーマンもいるっていうね。
これも結局何でいるのかってあんまり分からずに終わるんですよね。
やっぱそうだよね。何でこんなにいるのか分からなかったね。
何かを、何か目的があっているらしいが、それが何かは分からず。これ続編というか先の話があるのかな?
なんかキャットウーマンフェンインローマみたいなタイトルの続編なのかな。スタッフは一緒で世界観もつながってる感じであるみたいだね。
もしかしたらそれ読んだら。
それ読めば分かるのかな。
あのさ、映画ザ・バットマン。一番新しいバットマンの映画。
ザ・バットマン。はいはいはい。
あれもさ、かなりこのロングハロウィンの影響を受けてるんじゃないかなって思ったんだけど。
へー。そんな話だったっけ?
気にしない?だってファルコンに出てきてさ。
おー。
で、あれだとキャットウーマンがファルコンの娘っていう設定だったよね。
はいはいはいはいはい。
で、ここに顔に傷をつける。
顔に傷をつけてってあったね。
あったよね。
あったあったあった。
で、あれもほらギャングの時代が終わってって、リドラーとか。
はいはいはい。
まあおそらくペンギンとかの時代になってくんだっていうような。
言われてみれば。
ストーリーだったじゃん。
世代交代の話だったね。
そうそうそうそう。
鎌倉幕府の話だったね。
そうそうそうそう。だからなんかちょっとそういう映画との絡みで考えると、なんかキャットウーマンにそういう執事に関わるような。
ああ、因縁があっても確かにおかしくない。
ってちょっと思いながら読んでたんだけど。
えー面白い。
特に説明なかったよね。
もしかしたらなんか私読み飛ばしちゃったのかな。
結構ね情報量の多い作品なので。
そう。
なんか抜けてたりするのかなと思うんですよね。
大事な情報を抜けてるような気がするな。
そう。じゃあちょっと推理の話に行っていい?
うんうん。
あのーホリデーってまぁ全部で13回犯行に及ぶんだけど。
はいはいはい。
なんかこう、銃を持ってる手が違うとか。
36:02
あーそうね。なんか利き腕が右手と左腕両方出てくるんだよね。
であと、作品の中で自分がホリデーだっていう風に言うやつが2人いる。
うんうんうんうん。
犯行を、まぁ読者に向かって犯行を実況する人が2人いる。
であと、カレンダーマン。
カレンダーマン出てきたね。
はい。
めっちゃ怖かったよねカレンダーマン。あんなやつだったんだ。
カレンダーマンってなんか、不思議の国のアリスのトランプの兵隊みたいな格好をして、その日にちなんだ犯罪を犯すコミカルな敵キャラだと。
バチの名物おじさんみたいなやつじゃないですか。
勝手に思ってたんだけど。っていうかまぁ多分そういうキャラクターでもあったんだろうけど、今回なんかもう羊たちの沈黙のレクター博士みたいなキャラクターになってましたね。
サイコキラーみたいに扱われてましたね。
一応この時はアーカムに入れられてるのかな。で、そうやって記念日とかに詳しいキャラだからってことで。
犯罪捜査への協力を言われてましたね。
でなんか意味ありげなことをすごい言ってね。
男または女。あれなんだっけ。
彼女って。ん?
あれカレンダーマンなんて言ってたっけ。忘れちゃった忘れちゃった。
なんかそもそも最初に性別をね。彼女だなんて言ってなんで女だとわかるみたいなこと聞かれたりしてましたね。
あったね。
とかなんとかかんとかとかって言って、彼女はまた殺すだろう。どうして女だと断言する。彼のスタイルだからな。注目を浴びたいのさ。
誰も彼女が誰かを知らない。それなのに今や彼は有名人。あるいは彼女はね。
なんかわかんない。煙に巻かれたような感じだ。でもこんな感じでなんか色々ね。
ヒントをね。
謎を提示してくれるんですけど。でもまあどうなんすかね。犯人というか。
誰がどの殺人を起こしたかって。
まあぶっちゃけ論理的に答えが出せるような作品ではないのかなと思ってるんだけど。
そうね。作品内だけでは多分情報が足りないというか。まあ多分それ推理させるのが目的で犯人が誰だっていうのを出すのはそんなに大事な部分じゃなかったんだろうなと思うよね。
これが誰がやったのかみたいなのを語ること自体が作品を楽しむことになってるみたいなことなのかな。
多分まあそんな感じするよね。
多分さ、ハーヴィーがやったかやってないかってところが論争になるところだと思ってるんだけど。
最後にねハーヴィーが言うんですよね。
ホリデーは二人いる。
39:01
ホリデー一人じゃなかったの。その時点で一応反抗期辞教してる奴が一人いたんですよね。
でもその後でハーヴィーイベント、その時点でトゥーフェイスになるんですけど、二人いるんだと。
それが誰かは分からないという終わり方で。
しかも最初に辞教してた奴も13件の事件のうちどれをやったのか明確なのは1件だけかな。
そうね。読者にとって顔が見えてたのは1件だけ。
残りの12件は誰がやったのか分からないという状態なんで。
ハーヴィーもこのうちの一部、ハーヴィーイベントかトゥーフェイスになる前からこういう殺人をしてたんじゃないかという余地が残るし、
逆に全然別の人間がいるのかもしれない。
辞教した奴もホリデーとして殺人を犯そうとするんだが、その事件はうまくいってないんだよね。
1件しかやってない。だから他の犯人がいるんじゃないか。
ハーヴィーもやってたんじゃないか。あるいは別の人もやってたんじゃないかという推理が広がる余地がある。
犯人当てゲームしたくなるよね。
まあ俺はこう考えるよみたいなことで結構盛り上がれる作品ではあったんじゃないかなと思います。
ちなみに私はハーヴィーはやってた派です。
やってた派?
やってたと思わない?
私はハーヴィーはやってない派なんですけど。
結構さ、言葉の節々にさ、死んだ奴に対して当然の報いだみたいなことを言ったりさ。
まあ割とストレスも溜まってたようですし。
そうね、家庭生活、仕事でもストレス溜まってて。
だから街を変えるために一戦を超えたんじゃないかなっていう。
なるほど。私は推理小説あるあるとしては犯人っぽいやつは犯人じゃないっていうところが一個あったので。
ああ、そっかそっか。
あと私推理小説って、やっぱり推理小説じゃないんだけどさ、作品の最初の方に出てくるルールって大事だと思うんですよ。
キャラクター間で取り決めるルールみたいな。
それはやっぱり最後まで活かし続けて欲しいっていう気持ちがある。
途中でルールをひっくり返すと作品としての魅力が下がっちゃうなって思いがあって。
どういうことかっていうと、この作品の最初の方でバットマンとゴードン本部長とハーヴィーがビルの屋上で約束を交わすシーンがあるんですね。
つまりギャングを捕まえたいんだけど奴らは法を超越した存在であると。
だから一戦を超えるしか奴を逮捕する方法がないんじゃないかっていう話になってくる。
まあ確かにバットマンっていう法を超越した存在を見てハーヴィーもそう思った可能性はあるよね。
正義を成すためにはバットマンのような方法が必要なのかなって。
でもそれに対してゴードン本部長が釘を刺すシーンがあるじゃないですか。
42:02
これだけははっきりさせようと。
ファルコーネを逮捕したい気持ちはみんな同じだ。そのために法を曲げても構わない。
だが法を破ることは許さん。それをやってしまえば我々は奴の同類になる。
ハーヴィーがその通りだ。バットマンすら良くない。
法を破ることはしないっていうルールは一応ここでゴードンが示してみんな同意してるじゃないですか。
だから少なくともハーヴィー伝統の時代はしてないんじゃないか。
トゥーフェイスになるまでは人殺しはしてない。
ストレスはいっぱいあるだろうし大変だっただろうが。
ただただに私がハーヴィーを信じてるだけかもしれませんね。
なるほどね。
一応物語上で自分の犯行を告白しているのはアルベルトっていうギャングの息子と、
ハーヴィーの妻ギルダなんですよね。
最終的にこの二人が犯行を辞去しているので、この二人がやったと考えるのが妥当な解釈なのかな。
ハーヴィーはやってない。この二人がやったという解釈。
ちなみにハーヴィーがやったと考えると、最後のギルダの証言はどういう扱いになるんですか。
ギルダがこういうふうに言ってるよね。ギルダが最初の序盤の殺人をやったと。
最初の三件は自分がやった。
ジョリービーティー、感謝祭、クリスマス。大晦日の晩にアルベルト・ファルコーネが撃たれた。
これはギルダはハーヴィーがやったと思ってるよね。あなたは遅れて帰ってきて髪が濡れてた。
はいはいはい。
だからギルダがやってたのをハーヴィーが引き継いだんだっていうふうに言ってるね。
でさ、ギルダの最後のセリフがさ、ハーヴィー、私はあなたを信じてるって言ってるじゃん。
この信じてるっていうのはさ、あなたがホリデーを引き継いで街を浄化しというか、強硬な手段に出たんだっていうふうに信じてると。
なるほど。
2人が平穏に暮らすようになるためには街が浄化されないといけないわけじゃん。
だからその2人の幸せな時間のために手を汚してくれたんだと信じてるっていうことだよね。
だからハーヴィーを信じるっていうセリフがその最後のこの場面によって反転してるっていう面白さなんじゃないかなって。
なるほど。街を検察として守るハーヴィーではなくて、写真によって街を綺麗にしようとする。
ハーヴィーを信じるっていう形に反転してる。
そういう話だと思って。
物語として美しい。
ハーヴィーが。そうそうそう。え、よくない?これ。
面白い。納得しそうになってきた。
とか言ってね。ぜひ皆さんの考えも聞かせて欲しいなと思いますけど。
45:02
私は利き腕に注目したいと思いますね。
はいはいはいはいはい。
腕だけホリデー出てくるんですけども、右手で殺人するパターンと左手で撃つパターンと両方あるんですよね。
はいはいはい。
両利きのやつはいるのかな?
トゥーフェイスになってから両利きになったんじゃないか?みたいな解釈もあるらしいから。
おーなるほど。
基本はいないし、トゥーフェイスが出る前から左利きの殺人は起こってるんですよね。
私の解釈としては、序盤の3件はギルダがやってる。
教授通り。
教授通り。ギルダも右利きだし、右手でこの3件は銃を持って撃ってる。
で、その後アルベルトが知るんですけど、アルベルトは、これは私自作自演派ですね。
あーハーヴィーじゃなくてね。
ハーヴィーじゃなくて、やっぱ死体の上がらない殺人は大体生きてるっていう。
これもよくあるあるでもあるんですけど。
しかもカモメに顔を食われてぐちゃぐちゃだったぜ。
これ生きてるな。自作自演です。
その後、また事件が続くんですよね。
今度はマローニの手下たちがバレンタインとセイ・パトリック・レイで殺されて、
その後リドラーも殺されなかったが、撃たれるっていうシーンがある。
ここでマローニの手下たちは両方とも左手で撃たれてるんですよね。
ただギルダもアルベルトも右利きであるということで、
私の解釈としてはここで3人目の犯人が出てきてるんじゃないかなと思うんですよ。
それはハーヴィーでもない?
ハーヴィーでもない。
クリスマスの時ですね。
クリスマスですかギルダが最後に殺人を犯した時にジョーカーが新聞読むシーンがあるんですけど、
そこでホリデーキラー、ホリデーという殺人鬼が現れたんだ、みたいな新聞が報道されてるんですよね。
おそらく殺人が起きる。月に1回。祝日にちなんだ殺人が起こる。
3件も続いたら、やっぱりこれは偶然じゃないんだ。こういう意図を持った奴がいるんだ。
なるほど。ここで連続殺人認定されたってことね。
認定された。2回までは偶然だが3回目は必然だってよく言うじゃないですか。
これが必然であるということで報道に入りました。
この時代はまだフリークはいないはずなんですよ。この時代はほとんど。
ギャングの時代ですから。
もし自分がギャングの殺し屋だとして、こういう祝日にちなんだものを置いて殺すっていうやつが現れたら、
それになりきるんじゃないかなって思う。自分の仕事をしやすくなる。
新聞を見ると、ホリデーの犯行の祝日にそったものを置いていくわけなんですけど、そういうのとか書いてあるから、これを読めば誰でも真似できるよね。
模倣犯になれる。しかも偶然この時はギルダがもう殺人をやめている時期でもあるので、運良くというか。
つまり2月のパレンダイン、3月のペデパトリックデーは、模倣犯として殺人を犯すことができた。
これはちょうどハロウィンの仮装というテーマとも通ずるものだから、ホリデーになりきった誰かがいたんじゃないのかな。
48:06
なるほど。
左利きの殺し屋が。
リドラーが右手で撃たれてるんで、これ誰かなっていうのはちょっと、リドラーの扱いは難しいなと思ってるんですけど、
ただこれは正直誰でもいいのかな。殺してないしね。
その後、ガン・スミスが殺される。ガン・スミスは左手で殺されてるのね。
ガン・スミスは何してたかっていうと、この殺人で使われる銃を作ってた人。
同じ光景の同じ改造銃を作っていた人という設定なんですけど、彼の殺されたコマには同じ銃が大量に置いてあるんですよね。
で、この人は毎月一張その銃を売ってたのかな。売ってたっていう話なんですけど、
でも同じ銃がたくさんあるっていうことから考えれば、同じ銃を買ってる人が他にいてもおかしくないんじゃないのかなと。
そうですね。
犯人が一人である、あるいは犯人が二人で三人以上いてもおかしくないのかなとも思うし。
だからこのガン・スミスはもしかしたら三人目のホリデーとして、身元がバレるのを恐れた犯人が打ち殺したのかもしれない。
なるほど。
で、基本的にこの左手の殺人犬はマローニ一家の人間を殺し続けてるので、父の日はマローニパパを殺すし。
なるほど。
で、7月8月で、7月は検事官が殺される。これはアルベルトを検証した人。
彼は右手で殺されてるんで、アルベルトが身元をバレるのを防ぐために殺したっていうのが。
そうですね。
8月にはカーラビティ、ファルコーネの妹かな、が殺されるんですが、これもたぶんアルベルトが自分の身元を隠すために殺して。
なるほど。
これも右手で殺されてるしね。
はい。
で、最後9月にアルベルトがサルバトーレ・マローニを殺して、彼の事件は終了。
そうですね。
だから私の解釈では、アルベルトが殺したのは3人かな。
マローニ、マローニパパ、検事官からマローニパパとマローニ本人か。
あ、そうね。
で、4人。
4人か。っていうところかなって思うんですよね。だからほら、よく言うじゃないですか。
レムズ作、我々は難解な事件で陥りがちなミスを犯したんだぞ。それは言い口で間違えてしまったな。
我々はこれはホリデーを1人あるいは2人だと思っていたせいで、横犯人探しで誰だ誰だってなっちゃうけど。
なるほど。
フリークか、ギャングの時代からフリークの時代に移り変わるっていうところを考えれば、やっぱり序盤はギャングによる殺人と考えた方が妥当であると。
なるほど。確かにマローニの手下を殺した2月3月の殺人なんかは、ギャングの構想ってな。
思うのが妥当なんじゃないかな。
51:00
なるほどね。
リドラーに襲ったのは何だったのかっていうのは、あんまりよく分からなかったんで。何なんでしょうね。
いや、リドラーを逃したのは、リドラーを使ってホリデーの正体を暴こうとしてるぞっていうことをアピールするため?
あー、なるほど。
とか?
なるほど。
分からん。
確かに。
いやー、でもそうか。でもこれさ、本当に整合性を求めようとするとむずいんだよね。トゥーフェイスもさ、ホリデーは2人いたって言うけど。
2人で足りるか?っていうところがあるし。
あと、ギルダが言うても普通の女の人じゃん。
そう。そうなのよ。
がさ、そんなギャング殺せるかっていう問題はあるよね。
確か病院で入院してる時期なんですよね。家を爆破されて。その後病院から抜け出して、ギャングの何かを打ち殺してきました。
ほんとか?
ってなるよね。
なるよね。
でも、実況難しいな。ギルダの実況はさ、独り言なんでね。
そうね。
読者に向けてだから、そこに嘘があるっていうのもなんとなくちょっと変な感じがするけど。
誰に聞かせるってわけでもないから、ここは信頼していいような気もするが。
でもなんかちょっと精神的におかしくなってそうな気配も感じるし。
バットマンの世界だし、あり得る話ではあるよね。
まあ難しいですね。
でもこういういろんな話ができるのは、やっぱりロングハロウィンが名作たのゆえなのかなと思うし。
まあちょっとその推理パートみたいなところをふわっとやっても、つまり2人ってアルベルトとギルダのことなのねで終わらせたって別にね。
全然面白さは何にも変わらないしね。
でもそのバットマン誌っていうゴッサム誌、ゴッサムの歴史みたいなのを考えたときにやっぱり面白い作品ではあるよね。
マッドハッターとかさ。
マッドハッターとかね。スケアクロウだっけ。
スケアクロウとかも出てきますね。
有名ヴィラン勢揃いだし、読み応えもあるし、バットマンファンならみんな読んでるんだろうなと。
そうね、まあでもダークナイトとコミックをつなぐ物語にもなってるかなって気がするし。
さっきも言ったようにザ・バットマンのね、なんか原案にもなってそうな空気もあるし。
ぜひぜひおすすめでございます。
おすすめです。
はい、というわけでバットマンロングハロウィーンでした。
はい。
ミステリー好き、まあミステリーとはちょっと違うのか?
そうね、ミステリー、まあミステリーとは何かっていうのも非常に難しいアレではあるんだけど。
まあ謎はある。
謎はある。
謎を解くためのヒントもある。
ただまあ明確なこれが答えだっていうのはないので、まあそれでも許容できるというか。
やっぱ謎は全部解決しないと気持ち悪くて嫌だっていう人も当然いるわけなので。
54:00
そういうのでもいいかな、でもちょっと面白いミステリーっぽいの読みたいなって人なんかにはきっと挟さる作品なんじゃないかな。
なるほど。
いやー、まあぜひそういう。
え?探偵者としてバットマンをこう消費してる人ってやっぱりいるのかな?
いるのかな?いるか。
でもディテクティブコミックだもんね。
まあね。
まあでもスーパーヒーローか。
スーパーヒーロー枠なのかな。
たまに推理してる姿見るとワクワクするけどね。
ね。
殺人事件とかの推理をちゃんとして、あの謎をガジェットじゃなくて。
はいはい。
ちゃんとロジックで考えてる時とかもって感じでいいよね。
バットマングレイブとか面白かったですよね。
面白かったー。
読んでて思ったんだけど、やっぱバットマン振り幅すごいあるなーと思って。
ほうほうほう。
平行世界を股にかけた神様みたいなのと戦ってたかと思えば、
そこまでいかなくても宇宙人とかと戦ってたかと思えば、こうやってギャングに苦戦することもあるしね。
この作品から宇宙の基地とかに暮らすようになるバットマンってすごいよね。
確かにね。
宇宙基地とかある世界でゴッサム地元の平和守るぜって。
モチベイジーするのがすごいよね。
すごいね。
平行宇宙知ったけどやっぱり地元は俺がって。
うん。
すごいね。
これが両親との誓いですよ。
なるほど。
呪いですね。
ある意味ではね。
トーマス・ウェインの話とかも出てきたりして。
あーありましたね。
やっぱりゴッサムっていうのを語っていく上では欠かせない一冊だと思いますんで、
ゴッサムファンぜひ、我々もね、またゴッサムセントラの新刊出たから。
確かに。
やりましょう。
買わねば。
はい、じゃあいつものお願いします。
はい、番組へのご意見ご感想あれば、
ツイッターハッシュタグ、方訳あめあられをつけてツイートしていただくか、
メールをお待ちしております。
はい。
メールアドレスは、
あめこみあめあられ、
あめこみあめあられ、
あめこみのこみはcomiです。
語ってほしいアメコミのリクエスト。
はい。
あるいはロングハロウィンの真相はこれだ。
うん。
私の考えた新犯人。
うん。
お待ちしております。
はい。
あの、リクエストというか、
はい。
ちょっとプレゼントいただいたようですね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ラジオを聞いていただいた方から、
はい。
プレゼントを届けました。
ラジオネームないんですかね。
ラジオネームないですね。
多分これ本名かなーって感じなんで。
じゃあちょっとやめときましょうか。
はい。
何いただきました?
バットマン作品ですね。
はい。
バットマンハッシュを。
あれ?バットマンハッシュ?
いただきました。
ジェフ・ローブじゃん。
本当だ。
ジェフ・ローブバットマンハッシュ。
めっちゃいいタイミングでいただきましたよね。
ありがとうございます。
えー。
えー、これ扱います。
そうですね。
ぜひやりましょう。
うん。
結構ハードカバー。
あれだよね。
ケースに入った。
そう。
ケースに入った。
うん。
いい本です。
いい本ですね。
じゃあちょっと近々。
近々。
年内には。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
まああんまりおねだりするとね、
いやらしい感じになっちゃうから、
普段は言ってないんですが、
あのー、
Amazon欲しいものリストからね。
はい。
アメコミを送ることができますので、
57:00
気が向いたら。
気が向いたら出ていただけると。
はい。
嬉しいです。
必ず扱います。
はい。
ハッシュを送ってくれた方もありがとうございます。
ありがとうございます。
本当にありがとうございます。
はい。
で、来週なんですけども。
来週は。
あのー、序盤で話しましたが、
はい。
ゴジラマイナス1が公開されますので、
それに合わせてゴジラコミックをやりましょう。
ゴジラコミック。
はい。
というわけでAがゴジラマイナス1と、
うんうん。
えー、
えー、
Aがゴジラマイナス1と、
平行してですね。
はい。
ゴジラレイジアクロスタイムをやりたいと思います。
はい。
これはー、
何ですか?
アメコミ?
え?
アメコミ。
アメコミですよ。
ほうほうほう。
えーと、ゴジラが、
うん。
歴史のいろんなところで顔を出していたんだっていうね。
それ、
え、
ゴジラってでもそういう話じゃないですか?
いやいやいや。
ゴジラは、
歴史のいろんなところにやっぱこう出てきてませんか?
いや、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年以降、
1954年日、
1954年以降、
1954年1月2日
2月14日
3月20日
3月22日
3月29日
3月30日
1月29日
Advent calendar
1:00:03
Advent calendar
カフェが舞台の作品だったので 公園デザート ペロリンワールナっていう
くるみのお菓子でした 毎回こういうしょうもないダジャレ
のお菓子を出してくれるんですよ