00:04
こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。
こんばんは。
えー、今週何食べたのコーナー。
イェイ。
このコーナーは、今週摂取したエンタメを報告し合う、そういうコーナーでございます。
はい。
最初はグー、じゃんけんぽい!
じゃあ私から。
お願いします。
えーっとですね、9.19高梨雅宏20周年記念大会。
ほう。
見てきました。
えー。
プロレスですね。
プロレス選手の20周年をまあ、えーっと、記念して行われた自主興行で、
はいはい。
まあ色々面白いところあったんですけど、
うん。
まあ私がなんでその大会に候補って思ったかっていうと、
あの、鈴木実対駿河銘っていうカードがありまして、
うん。
これはいかねばと思って行ってきました。
ほう。
鈴木実はまあご存知だと思うんですけど、
知ってる知ってる、あの風になれの出場。
そうですね、あの、
それしか知らないけど。
それ知ってると言ってるの分かんないけど、入場曲が。
入場曲が風になれって言って、もう今55歳。
へー。
デビューしてから35周年くらいなのかな。
すげー。
もの長くやってる選手で、
うんうん。
あの、まあ色んなこう戦いを今まで重ねてきたから、
うんうん。
すごい人気の選手で海外でも人気あるんだよね。
へー。
やっぱ入場するときは海外、あのアメリカなんかでも、
うんうん。
みんなお客さんが、風になれって言う。
風になれって言う。
台がいいね。
っていうね、そういう選手なんですけど。
うんうん。
まあ非常に恐ろしい選手ですよね。
まあ顔怖いよね。
顔怖いし、
うん。
えっと、仮面ライダーリヴァイスでのね、
ほうほう。
死刑囚の役で出てきましたし。
ははは。
ははは。
へー。
でもその一方で、
うん。
彼はプロレス王を自称してるんですよ。
ほー。
ほほ、すごさがちょっとあんままだ分かんないけど。
でもプロレス王だなと思って。
うんうんうん。
どうして彼がプロレス王なのかって言うと、
うん。
まあ彼らキャリアの最初の20年間ぐらいは、
パンクラスとか、
うんうん。
格闘技よりの、総合格闘技よりの、
ほうほうほうほう。
なんつーの、だからいわゆるエンターテイメントとしてのプロレスよりは、
格闘技としてのプロレスみたいなのを、
はいはいはい。
標榜してやってた。
へー。
まあある時、獣神サンダーライガーとの戦いを経て、
うんうん。
プロレスに回帰してくるんだけど。
ほうほうほう。
あのー、鈴木みのるのプロレス王の王たるゆえんって、
うん。
プロレスを、なんつーの、
プロレスってすごい幅の広いジャンルじゃないですか。
うんうんうんうんうん。
もちろんすごいバチバチのもあれば、
はいはいはい。
えーとそのー、なんだ、路上プロレスみたいなのがありました。
はいはいはいはいはい。
実際、この大会の前日、
うん。
鈴木みのるは新幹線プロレスって言って、
ははは。
ほうほうほう。
名古屋までの東海道新幹線の中でプロレスをしてましたね。
へー、すごー。
新幹線がだいたい350キロくらい。
はいはいはい。
俺のパンチがだいたい150キロだと。
合わせて500キロパンチだと。
ははは。
ははは。
あーいいね。
そこだと思うんですよね。
03:00
プロレスの幅の広さ。
幅の広さを、だからガチもガチというか、なんて言うんですか、
戦い戦いしたこともできれば、
はいはいはい。
そうじゃないプロレスもちゃんとできる。
面白いプロレスもあるもんね。
あるっていうね。
今回その、鈴木みのるの対戦相手はスルガメイっていうのがどういう選手かっていうと、
うん。
ガトームーブっていう団体に所属してる選手で、
うん。
普段は市ヶ谷にある診療所の1階にマットを引いてプロレスしてるような団体なんですよ。
へー。
リングじゃない。
マットなんだ。
すごい。
窓枠とかからダイブする。
はーはーはーはーはーはー。
コーナー、コーナーないから。
うんうんうん。
その室内の窓枠からジャンプするってこと?
そう。
へー。
っていうようなとこでやってる選手で。
そんなんもありなんだね。
ありですよ。
身長147センチくらい。
うんうんうん。
150ない。
うんうんうん。
24歳の女の子なんですよ。
うんうんうん。
元気いっぱいで。
元気いっぱい。
可愛らしい女子レスラーなんですけど。
ほうほうほう。
これと鈴木によって戦うって、もうこれだけで面白いじゃないですか。
おーおーすごいすごい。
極悪人ですよ。死刑囚役をやらされるような。
死刑囚やるぐらいの人ですからね。
そう。死刑囚対女の子ですよ。
おーおーおー。
っていうので、もうめっちゃ面白かったですね。
へー。
相手の手を取って、リングを走り回るスルガメーの特有の動きみたいなのがあるんですけど、
それを食らった後、鈴木ミロルが同じことをやるんですよ。
ぴょーんぴょーんってこう。
面白いじゃん。
ロープを跳ねたりして。
あと、青向けうつ伏せに寝転んで、肘ついてこう。
はいはいはいはいはい。
手に顔を乗せるみたいな、可愛いブリッコみたいなポーズがあるじゃないですか。
これスルガメーがよくやるムーブなんですけど、鈴木ミロルが先にやるっていう。
へー。
可愛いぞ、ミロル!ってこう、観客席から。
あー、追戦編が。
追戦編。
となってやりつつ、最後はきっちりちゃんと鈴木ミロルの鋭いエルボーとかからの締め技みたいなので勝つっていう。
へー。
だからプロレスって世界観と世界観のぶつかり合いですよね。
可愛くて元気いっぱいの女の子の世界観にするか、地形種の世界観にするかって、世界観バトルなわけですよ。
鈴木ミロルはちゃんと一回相手の土俵でも戦った上で、ちゃんと自分のスタイルを見せて勝つと。
これが王ですよね。
はー、なるほど。一旦向こうの土俵に入って、そこで戦った後に、もう一度自分の土俵を作り上げて、そこで勝敗を決すると。
確かに王か。これが王たり言えんか。
この懐の深さ。最高で。もうこの一試合だけで見てよかったなと思ったんですけど、他の試合も最高で。
そもそも試合開始前にデスワーム選手のサイン会が行われますっていう知らせがあって。
いやー、デスワーム選手、ぜひデスワームプロレスで検索してほしいんですけど、なんて言えばいいですかね。怪獣なんですよね。
06:09
ほうほうほう。
ウルフェスにいるようなタイプの。
ほうほうほうほう。デスワームプロレス。
プロレスってやると出てくると思うんですけど。
いやー。
お、出てきた。
出てきた?
なんかエビみたいな怪人ですね。
そうなんですよ。
へー。
これもね、触れ合えるし。
ダークマッチにはカッパ小僧っていう選手がね。
カッパなの?
カッパですよ。
まあおそらくカッパなんで、バックグラウンドは相撲ですよね。
あー確かにそうだ。
相撲的なムーブが見え隠れしたりとか。
あとは赤井崎VSDJニラっていう試合が真ん中ぐらいにあったんですけど。
はいはいはい。
DJニラ選手ってのはビニール傘を狂気というかアイテムとして持って入ってくるんですけど。
試合が始まる前にそれがレフリーに刺さっちゃって、レフリーが致命傷を負うんですよね。
ほうほうほうほう。
スタートの時点でレフリーが死んでるっていう状態で。
あ、それ毎試合そう。その試合が偶然?
その試合は偶然そうです。
あ、事故とかが起こったんですね。
事故が起こって。
ほうほうほう。
戦ってたんですけど、途中で戦いのショックだか何があったかわからないんですけど、DJニラ選手がボケちゃうんですよね。
ほうほうほうほう。
あれ?じいさんはどこだい?って言い始めて。
そうするとどっからともなくじいさんが登場して、リング上にご老人が6人ぐらい並ぶっていう異様な世界観になって。
哀れに思った赤井佐紀選手はデイケア施設みたいなのを建てたっていう試合でした。
え、どこで終わるのそれは?
いや、俺もよくわからない。夢見てたのも。
ちょっと意味がよくわからないですけど。
俺も意味がわからなくて、だがその施設のオープンの前日、全員独殺されたのだったって言って。
ほうほうほうほう。
ナレーションとともに暗転して、パッてついたらみんな死んでって、リング上で。
そこからも一展開二展開あったんだけど、もう別に話すようなことじゃないかと思ったり。
ああ、そういう幅の広さが。幅なのかなそれは確かに。
わかんない。あと楽しかったんで、ツイッターで行った人の感想とか見てたんだけど、大問題作と言われてましたね。
え、それどこの工業だったんですか?
高梨選手の自主工業なんで。
ああ、じゃあ自分たちで選手も呼んで。
そうですね。高梨選手がDDTの所属だし、ガトームーヴとかいろいろ出てるんで、関係ある選手がいろいろポツポツ出てて。
だから団体には縛られないから。
新宿フェイスっていうライブ会場にもなるような、そんなに大きくない会場だったんだけど、もちろん満席で立ち見も出るぐらい。
おお、すごい。
すごい良い工業だったんですけど、最後の試合の話はいらなかったです。
09:00
その試合も良かったとか良くないとかじゃないじゃん?
そうね、戦いだしね。戦いに良いとか悪いとかないし。
もちろん勝ち負けでもないし、見てる側とやってる側の戦いだったなとは思った。
ああ、こっちに対する挑戦があったわけだ。
この球受け止められるかっていうね。
プロレス界の信頼感みたいなのも確かに高そうですよね、プロレスって。
そうだよね、風になれの大合唱しかり、そういう感じでね。
へえ。
とっても面白い一日でした。
なるほど、良かったです。
何かありましたか?
私はですね、最近漫画読みまして。
漫画、はい。
美術のトラちゃんっていう漫画。
ああ。
ツイッターでちょっと話題になって。
はいはい、美術英文の人が多いですね。
今だと現代美術の美術英文っていう漫画連載してる人なんですけど。
あれですよ、過去の連載。
美術のトラちゃんっていうのをまとめた単行本出まして、先日。
それちょっと買って読んだんですよ。
電子なかったんですけど、すげえ本がでかくて。
あれって電子ないんだ?
電子なかった、私が買ったときは。
紙質も分厚くて、すごいの来ちゃったなって思ったんですけど。
これがね、面白かったですね。
一応美術の美術英文、ご存じない方にご説明しておくと、
絵画コンクールに入賞して自尊心が非大化してしまった結果、
トラになった小学生男児トラちゃんと、
トラちゃんのお父さんが人間に戻るために現代美術を学んでいこうっていう学習漫画ですね。
トラちゃんのお父さんは現代アーティストなんで、最初から自意識が非大化しきってトラになってるんですけど、
トラ2匹が現代美術を学んでいこうっていうお話ですね。
面白いポイントとしては、基本的にツイッターに載った漫画の書き下ろしを紙にしたっていう形なんですけど、
注釈がめちゃくちゃ充実してて、新書1冊分じゃ聞かないぐらいの分量の注釈が載ってるんですよ。
その注釈を読むだけで、現代美術がわかった気になれる。賢くなった気になれるっていう作品なんで、
正直現代美術とか全然知らんしわからんかったんですけど、これ読むと、なるほどね、確かにスープ缶がいっぱい並んでるってすごいことだったんだなとか。
ウォーホルとかのすごさがわかった気になる。
たぶん何にもわかってないと思うし、一方でこうやって解説書というか、こういうの読んでわかった気になるっていうのはたぶん現代美術が最も意味嫌うものなんだろうなと思ったわ。
やっぱり現代美術って文脈ありきなところあると思うから、歴史とか社会状況とかそういうものをいかに破壊して、実体化というか実体のない作品もあるんだけど、形?格好付けの形にしていくっていうのが現代アートだと思ったんで。
12:04
そういう現代アート全般の見方みたいなのも学べて、美術館とか行ってみてもいいかなって思いましたね。
現代アートってやっぱり単品で見てもわからないんだよね。
わからん。
色じゃんとかね。
色じゃん。
ゴミじゃんとか。
そう。
すごい昔にイギリス行ったときにテイトモダンっていう現代アートのすごいでかい美術館がロンドンにあるんですけど、そこ行ってあれ見たんですよ。
泉、デュシャンの。
デュシャンの泉、はい。便器。
便器だったね。
私が行ったとき偶然なのか常設なのかわからないけど、テイトモダンで元々発電所だったところを利用してて、上に上がってくるような構造なんですよ、下から。
上がっていって上の方にデュシャンの便器が置いてある、便器じゃない泉が置いてあるんだけど、結構小さめの部屋にこれが有名な便器で、いや泉ですって感じで置いてあるんだけど、もうね、素晴らしい泉でしたよ。
どう見ても便器。
泉はさ、コンセプトっていうかさ、さすがに我々ぐらいの疎い人でも文脈、意図というか文脈も知ってたから、それ踏まえてみて、とはいえって感じですよね。
だって物自体は便器だったもんね、既成品のね。
その作品の凄さが結局目の前にはない状態で。
やっぱり面白さがそれまで読んだ泉に関する批評とかさ、評論とか解説の文章のことを思い起こして、ああ確かに凄いなっていう楽しみ方だったんで。
うーん、やっぱ難しいなって思ったよね。
結局その日の帰りに、物販で買った鉛筆の削り方の本が個人的には心が動かされたもんね。
その本はいろんな鉛筆の削り方が紹介されている本で、面白い、こんな削り方あるんだ。
またすげえ本買ってんな。
面白かったですね。
そういう現代アートを関心に出てきたなっていうのと、今回我々はアメコミを扱っているラジオなんで、アメコミとの関連で言うと、ニューヨークってめちゃくちゃアーティストがいるんだなっていうことが。
ああそう、スーパーヒーローだけじゃなくて。
スーパーヒーローだけじゃなくて、例えば水玉の草間弥生さんとか、ニューヨークですごい大活躍してた人ですし、アンディ・ウォーホルもニューヨーク拠点で活躍されてて。
やっぱりニューヨーク、ヒーローとわけわからない犯罪者だけじゃなくて、アーティストもいっぱいいるんだな。
そして多分アーティストの集合とヒーローの集合、犯罪者の集合ってだいぶ被るところがあるんだろうなと思いましたね。
絶対いるもんな。
そう、バットマンの悪役でデザイナーとかいたじゃん。
いた。
あいつもきっと。
まあそもそもキャットマンは美術品を盗むしね。
ああ確かに。草間弥生の水玉もスパイダーマンのスポットとかと考えると意味深に感じますよね。
ああなるほどね。
それはあれだけど、でも現代アートの面白さというか見方みたいなのがあって、もちろんツイッター連載の漫画だったんで、見開き1ページくらいで完結する読みやすさもあるし、
15:04
その解説の充実具合も本当に新書を読んだ気になる。新書を読んだ気になるって褒め言葉じゃないか。
本当にわかりやすく解説してくれてるんで、学習漫画として良かったなって思いましたね。
いいなあ、読みたいなあ。
大きいんだ。
結構でかい。
まあなんか最近本棚がやばいんで。あ、でかっ。
でかい。アメコミサイズだね。
ああ本当だ。アメコミよりはちょっとだけ小さい。でも厚い。サイズ揃えてくれないと本棚に入れにくい。
電子欲しかったなっていう気持ちもあるけど、たぶん紙質とかこれこだってるっぽいね。
ああなるほどね。発色良くないといけないもんね。
そうそうそうそう、フルカラーだから。
まあ紙で1冊ぐらいあってもいいかもしれません。
読みたいけど別に部屋には置けない。
もう置けないんだ部屋。
もうちょっと物がありすぎて。
本の収納問題ありますよね。
宿借りなのかな俺。
宿借りだった?
うん、なんかどんどん体がでかくなってくるから、どんどんでかい部屋に住まないと。
ああなるほど。部屋でかくなるとそれに合わせて体もでかくなってくるもんね。
そう、そうなんだよ。
ワンルームに住んでたんだけど、卒業してすぐ。
もう手狭い、無理だもんね。今ワンルームに戻れないもん。
で、あと服とか増えねえのな。
ああ、めちゃくちゃ分かりますね。
もう増えるの怪獣のフィギュアと本。本っていうかもう漫画っていうかもうアメコミ。
服増えないなあ。
服増えない。
減ってるまであるわ。捨てる量が多いかもしれない。
マジで15年前の服とか平気であると思う。
学生時代と全く同じ服あるわ。
でしょ。
普通に着てるし。
やば、もうなんかさ。
こうやってやばい大人になっていくのか。もう大人だった。
アラサー、アラフォーとかでさ、もうちょっとなんかちゃんとした方がいいよね、きっとね。
ちゃんとしなきゃいけないよね。
そんな反省を抱えつつ、このラジオでは。
この前職場の後輩に。
なになに。
Yシャツって1枚2000円くらいで買えるんですかって言われて。
逆にどんくらいするんだよって思ったよね。
私でもYシャツいいの着てるかもしれない。
あ、本当に?あんまりYシャツ着てないじゃないですか。日頃。
昔買ったのが綺麗なまんまずっと残ってるから、いざ着なきゃいけないっていう時は新品をのせる。
なるほどね。
着たらもうほぼ着ないからすぐクリーニング出して。
着れた状態で帰ってくるから。
ちゃんとした服装してるって大事だよね。
大事大事。もうそれだけでやっぱ、この人ちゃんとしてる人だなって思うよね。
自分ちゃんとしてないし、自分服装ちゃんとしてないからもう見た目で判断するのは正しいよね。
正しいと思うわ。あとどうやったらちゃんとなるかも全く見当もつかない。
18:01
ここまでなってしまうと正解のルートがわからないから。
わからなくてね。もうこのまま貴重いおっさんとして。
貴重いおじさんだという自意識を認める方が簡単な気がしちゃうよね。
というわけでそんな我々二人が毎週、ほうやくアメコミを紹介する番組なんですが。
先ほどね、私は今週見たプロレスの興行の話をしましたし。
美術のトラちゃんも比較的最近発売された。
もうすい先日発売されたばかり。
本ではございますが、なんと今回ボトルメール会となっております。
未来に向けて。
はい。
そうです。普段は新鮮な、なるべく早く配信をかけてるんですけども。
一月か二月に一回ね、ずっと先のやつを録音してて。
我々に何かあった時の保険にしてるわけなんですけど。
一周準備ができるようにね。
というやつです。
という回です。
なので、今その話してるのかとなっちゃうかもしれないですけど。
ダセーなってなるかもしれないけど、いいんです。
ダサいおじさんだからいいんだ。
もう開き直ったら終わりだと思うけどね。
そうね。そうなんだよね。
じゃあダサいシャツでいいやってなったらやっぱり人間として終わる気もするんだよね。
もう片足踏み込んでますけどね。
踏んでるけど。
ちゃんとした大人でありたいっていう気持ちは忘れたくないね。
そうね。あと、ちゃんとしてる方が偉いんだっていう気持ちは忘れないようにしようかなって。
ちゃんとしてないと。
逆転し始めると人間終わるよね。
自慢というか誇り始めたらもう終わりですよ。
ちゃんとしてない自分のすごさをとか言い始めたらもう終わるね。
今し目も込めて。
謙虚な2人でお送りする時空乱れ系ポッドキャストでございます。
今週のテーマはサバキスタンですね。
電子も出ていますし、今年になって発売されたコミックですね。
ちょっぴり私の周りでは話題にもなってましたね。
今回はアメコミではなくて、ロシアの作家が描いた漫画。
しかも独裁国家を描いた漫画っていうこともあって、時期的なものも含めて。
帯にはこんなことが書いてありますもんね。
迷える大国ロシアから届いたアンチ独裁グラフィックノベル。
これ結構気になってたんですけど、アンチ独裁って書いてあるじゃん。
アンチじゃないパターンってあるの?
独裁こそが素晴らしい。
独裁ファンみたいな。
でもあるんじゃないかな。
あるか。なきゃ独裁なんて生まれないもんな。
独裁とは言わないまでも、優れた人間に政治や決断を任せたい。
優れた人間に任せた結果、国家がうまくいっていくストーリー。
ナロー小説とかそういうのありそうじゃない?
あるね。
偏見だけど完全に。
あるよ。一国をまとめあげる異世界転生者とかいるもん。
あるもんね。銀河英雄伝説もさ、あれも結局帝国側の方が独裁性敷いてるけど、
21:05
あれは優れた独裁と愚かな共和制とか民主制のどちらかっていう価値観バトルだったけど、
独裁性の方がファン増えるもんね。
ヤン・ウェンリーファンはいるけど、とはいえ。
ヤン・ウェンリーなんかそんなこと言ってたよね。
優れた独裁よりも、
最悪の民主主義が勝るみたいな。
勝るみたいなことは言ってたよね。
それを言わせなきゃいけないくらいファンとしては独裁性いいなって思わせちゃうんじゃないかな。
まあそんな感じで、いろんな意味でホットなロシアから届いた漫画ということで、今回はこのサバキスタンをやっていきます。
このサバキスタン、全3巻なんですかね。
翻訳予定だと3巻あるみたいですね。
我々が今収録している時点では、2巻までしか。
まだ公開というか発表されていないので、そこまでの内容でちょっとご紹介というかお話できたらなとは思いますが。
1巻で一つ区切りになってて、2巻でまた時系列が変わるって感じですね。
そうですね。
1巻は独裁性が惹かれているまさにその最中のお話ですね。
地球というか世界のどこかにある独裁主義国家サバキスタン。
50年かな、数十年にわたって世界から孤立していたんですが、今回初めて世界中からジャーナリストを招いて取材を受け入れるといったところからお話は始まっていきますね。
この世界、国ごとに動物がいるというか。
サバキスタンは犬の国なんですよね。
そもそもサバーカが犬の意味なんだっけ。
犬っていう意味だっけ。
なんとかスタンは現実でもそういう名前の国いっぱいありますけど。
土地とかそんな意味だっけ。
ストレートに国みたいな意味だよね。
犬の国ですね。
国によって動物も違ったりするんですが、サバキスタンは犬。
この国に世界中からジャーナリストが集まって、果たして何が起こるのか。
いいお話ですね。
国ごとに動物を分けるのって、これ読んでて私思ったんですけど、日本の漫画あるよね。
ある。
私読んだのと、キャットシットワンっていう漫画が。
それ前も話したの?
全く同じでしたね。
動物を国ごとに表す。
例えばアメリカだったらウサギ、フランス人ブダ、東南アジアは猫、日本人シンパンジーみたいな感じで。
国を動物で例えるなんていうのがあったんですけど、今回はサバキスタンは犬ということで。
独裁制に従う国民は犬であるっていうことなのか、犬がふさわしいっていうことなのかな。
やっぱり群れで過ごす習性があるし。
習性心も強いしっていうことなんでしょうかね。
あとあれだよね。ワンワン物語の話。
はいはいはい。
このラジオ初期の頃よくしてましたけど。
24:00
あれもアジア系がシャム猫だったりとか。
はいはいはい。
そんなようなやつ。
イタリア人が、イタリア系ちょっと忘れちゃったけど。
人種を犬で表すってやってましたよね。
目新しい表現の仕方ではないよね。
よくある比喩の一つなのかなっていう気もするが。
今回ちょっと面白いなって思ったところとしては、ジャーナリストが取材に来る。
なんで来るかっていうと、独裁者、同志相棒だったかな。
同志相棒という独裁者の政善相がある。
その政善相の取材に世界中のジャーナリストを集めるということなんですが。
やっぱり50数年鎖国してるだけあって、外部からやってきたジャーナリストと
サバキスタンの国民との間のギャップみたいなところは悲しさもありつつ。
そうですね。
ポリティカルフィクションとしての面白さは感じましたね。
全然話が通じないもんね。
取材の最中も、いわゆる自由な取材はできない。
例えば空港に着いたら、この出口から出てください。
この車乗ってください。
ちょっと右側見ないでください。
左側だけ見てみてください。
それはちょっと面白かった。
こっち側見ないでくださいってね。
反対側には、どんなによく見せようとしても、実際にはこの国は貧困にあえている人たちがいるんだよね。
左側は、そういう苦しい生活をしている人たちがいるから、
こっち側だけ見てください。綺麗な建物を見てください。
こっち側を見てくださいって言った方に、
満面の笑みで青春を満喫している学生みたいなのがいて、
この演出の過剰っぷりを笑っちゃう。
面白い作品でしたね。
他にも、生前荘、葬儀のリハーサルをしているんだけど、
全員分のブーツがないので、後ろの方にいる人たちは、
肌をブーツの色で塗っている。
ペンキを塗りますとかね。
貧しい国の悲しさみたいなのがありますよね。
めちゃくちゃ滑稽に映るけど、
本当にこういうような国威を示すために、
虚飾をしているのってあるのかね。
あるんだろうね。
よく独裁政治を成立させるためには、
美術のトラちゃんじゃないけど、
あらゆる芸術作品というか文化的ものを利用していくっていうね。
例えばかっこいい音楽とか、
ユースフォーな音楽とか、かっこいい建物、
でかくて左右対称とか、
でかくてかっこいい絵とか、
あとは彫刻、でっかい彫刻とか。
そういうあらゆる芸術的な作品を利用することで、
それを見て感動するのは間違いないから、
その感動を国家への忠誠感動意識への結びつけていくってよく言うよね。
確かに昔ドイツのオリンピックのPR動画みたいなの見たけど。
27:11
映画だよね、すごい有名な。
めっちゃかっこよかった。
名作だっていいよね、あれ。
そういうことなんだな。
私が最近読んだ本だと、
近代国家ができてくるにつれて、
人間の理性っていうのを信じられてくるようになる。
そうすると、芸術っていうのは理性から離れた存在だから、
政治の場からも排除されていくんですよね。
芸術はいらない、役に立たないものだから、
もっと理性で、立地的に物事を決めていこうという流れがある中で、
独裁的な主義主義を持つ人たちは、
その芸術の力を利用して、
自分たちの力強さみたいなのを演出して、
政権を取っていったって話は聞いたことありますね。
なるほど。
でも確かに、多くの人間はそんなに大した理性を持っていないので、
ポピュリズムとかっていうのは、
そういう芸術とか視覚的快楽とか聴覚的快楽みたいなことを
進めていった方がいいのかもしれないな。
私も鈴木実の試合行った時、風邪になれって言っちゃったもん。
思わずね。
王を叩いてしまいましたもん。国民じゃないのに。
確かに、鈴木実のやってることってまさにそれだよね。
みんなが一体となって風邪になれって言ったら、
なんか気持ちいいもんな。
高揚感あるし、しかも強い怖い鈴木実が戦ってくれるわけでしょ。
ファンのために。
そりゃもう応援しちゃうって。
確かに。
やっぱあと、四つ打ちが鳴ってると体踊りだしちゃうもんね。
あるー。
理性なんかないからさ。
ドゥッドゥッドゥッって鳴ったらもうそれで踊っちゃうよね。
125BPMが鳴り始めるともう体動いちゃうからね。
あるー。
いやー意外と簡単に独裁者になれるかもしれないね。
なかなか安高とかすぐ独裁者になれますよ。
確かに。
知らん曲でも乗っちゃうもんね。
乗っちゃうもん。
びっくりしたもん。パフュームのライブ行った時さ。
全曲知ってるわけじゃないけど。
知らん曲ばっかりだったけど。
なんかいいな。
めっちゃ楽しかったーってなって。
気持ちいいなーってなって。
やっぱそういうならないためにも常日頃から色んな芸術を摂取して。
感動に慣れておく。感動に麻痺しておくっていうのが大事なのかもしれないね。
まあこのぐらいのものはあるよなーみたいな。
やだなー。
やだなー。
全員現代美術みたいなことをちゃんと学んでいこうと。
そうだね。
勉強することが大事だと。
サバキスタンも国民の忠誠心を高めるために色んなアートとか彫刻とかをコマの端々とかに描かれてて。
この辺も結構ロシアから出てきた作品だってことを考えると、我々が読むのとはまた違うリアリティがあるのかもしれないよね。
30:00
まあやっぱりロシア、そしてソビエト。
ソビエトの歴史。
またロシアになってっていうね。
歴史を踏まえると。
歴史がありますからね。
本当にあるのかも。なんかこの巨大な銅像がさ、この街中にあるんですけど。
その街中がなんか収容所というか再教育施設みたいになってるみたいなとこありましたよね。
はい。あの、そうね、街の中に子犬の像みたいなのがあるんだけど。
そうそう。
それは秘密警察の基地になってるんだよね。
まあなんか象徴的ですよね。
ああ、そうなのかな?
なんか街中を監視する巨大な象。
街のどこからでも見える象が市民を監視しているっていう構造がさ。
なんだっけ?パノプティコンみたいな。
パノプティコンみたいな。
なるほどね。
読んでて思ったんだけどさ、
視点人物というか、主人公というか、
読者が内面を知れるキャラクターがほとんどいないっていうのがまた怖いというか。
確かに。
最初はこの取材できたジャーナリスト、特にカメレオンのテレビキャスターかな、
というのが中心になってくるのかなって思ったんですけど、
やっぱり外部からの視点という形で読者も共感しやすいし、
なんかあんまり出てこなくなるんですよね、途中から。
そうそう。
代わりに今度は秘密警察のマスクで顔を隠してるやつね。
かっこいいよね。
かっこいい。
この人が割と物語を動かし始めることになるんですが、
これも内面というか過去とかもよくわからないので、
このキャラめっちゃ好きとか、このキャラの行動をすごい共感できるみたいなところがあんまりないんですよね。
外部から眺めてる感じがして。
外部から眺めてるような感じがするね。
すごい客観的な映画家ですね。これからでちょっと面白かったですよね。
カメレオンのジャーナリストは独裁者、同志相棒が、いや間違えた。
独裁者、親愛なる我らが同志相棒が。
正式に言われると秘密警察来るからね。
これも本文の中でね、あの方のことは親愛なる我らが同志相棒って呼んでください。
それ以外の呼び方は許されませんって言われてるのに、このカメレオンは同志相棒って呼ぶんだよね。
やっぱり他所ののはこれだからダメだな。
で、カメレオンは綺麗な花の咲いてる枝があって、それを折るんですよね。
綺麗だなって言ってね。
で、こう匂い嗅いだりしてるんだけど、そしたら実はそれは親愛なる我らが同志相棒が幼少期に植えた伝説の木だと。
大事な木ですよ。これを折るなんてとんでもないと。
ということで、逮捕。裁判にかかることになるって言うんだけど、こんな独裁国家で逮捕なんてされるなんてめちゃくちゃ怖いよね。
どうなることやらって話ですよ。
というわけで、逃げるわけなんですが。
33:01
分かんないんだけどさ、なんでそんなことするの?
花を折るほう?
花を折ったやつを逮捕するほう。
独裁者ってさ、なんでそんなことするの?
もうちょっと譲ったほうがコンティニティじゃなくて、サスティナミティっていうか、維持できるじゃん。
やっぱり厳罰主義というか、罰厳しくしていかないと判断とかほころびが生まれてくるんじゃないのかな。
花を折っていいなら、じゃあこれもやっていいのかなっていうことになっていくんじゃないのかな。
なるほどね。
秩序を守る、特にギリギリの国家運営を今回しているようなので、反乱分子もいるみたいだから、国家の安定のためには些細な悪も見逃さない。
なるほどね。
宝塚ってさ、ベルサイユのバラももちろんそうなんだけど、フランス革命をテーマにした作品めっちゃあるんですよ。
ほー、へー。
だからさ、こんな王とか独裁者とかさ、うまくいくわけねえのになって思っちゃうな。
あーなるほど、いっぱい物語で革命の話を見てるから。
確かに、継続性、サスティナビリティであっているのかな。
やっぱ最終的に多くの人たちが幸せになるような体制じゃないと、結局長続きはしないのではって。
フランス革命もさ、結局その後、ほら、タスコレオン皇帝とか生まれてるから、やっぱり嫌なんじゃない?
誰か優れた人に、自分の頭で考えたくない、誰か優れた人に導いてほしい、強い人を求めるっていうところは、普遍的なものとしてあるのかもしれないな。
まあ確かに、サラリーマンとして生きてて、政治のことまで考えなきゃダメっすか?って思っちゃうよね。
思うー。政治までかーってなると。
でもそれが民主主義社会を生きる人の義務だと言われればそうなんだが。
そうなんだが、でも誰かが全部やってくれて、しかも素晴らしい芸術、文化まで生み出してくれるなら、応援しちゃうかもな。
うわー、本当だ。応援しちゃうかもしれない。
崇拝とカルトとカルチャーって確か語源一緒だよね。
へー、そうなの?
崇拝とカルチャー、確かラテン語で同じ語源でできてるやつ。
へー、カルチャー。
カルチャーと、カルトと崇拝はほら、一緒なんだけど、あとカルチャーも確か同じ語源のはずだから。
そうなの?へー、タガヤスみたいな意味じゃないの?
わかんねー。まあいいや。
へー、そうなんだ。
なんかそんなの聞いたなー。
あー、なるほどねー。なんかちょっと示唆的というか。
そんなの聞いちゃったなー。
これちょっと自分に惹きつけてめちゃくちゃ読んでしまった。
そういう意味でいろいろ考えさせられる。
考えさせられる。
いい作品なんじゃないかな。
これ読んでちょっと考えない、なんか強制的な意味で考えさせられる漫画だなと思ったよ。
36:04
確かに。
客観的なだけにどんどんこう、自分で考えちゃうよね。
我が身に惹きつけて逆に。
だってもうオビにね、迷える大国ロシアから届いたアンチ独裁グラフィックノベル。
なぜ不幸の中の自由は幸福の中の不自由よりも良いとお前たちは考えるのだって書いてあるもんね。
こんなに考えさせてくる漫画もなかなかないじゃん。
確かに。いやー。
ロシアだからさ、これ誰読むのかなともちょっと思ったんだよね。
どういうこと?
やっぱこうロシアの歴史もソ連ロシアの歴史も踏まえると、
強権的な国家というか強いリーダー像を求められてきた歴史があるじゃないですか。
そういう中で独裁ってよくないよね。
逆か。これを見ると自分たちの優れたリーダーは素晴らしいなっていう方向に行くのかな。
そうはなるんか。
そういうのってちゃんと見直していかなくちゃいけないんじゃないのっていう啓蒙の漫画なんじゃないかな。
なるほどね。目覚めさせてくれるのか。
実はですね、さっき言った秘密警察、ハーモニー?
メロディーかな。
メロディーっていう犬だったんですけど、彼女だよね。
多分女性なのかな。
最終的にはなんと裏切りというかですね、独裁を這いしていこうってなるんだけど。
ここちょっと微妙だなって思ったんだけど、実はさ、この独裁国家、子犬たちの歌声による洗脳によって
成り立ってたんだみたいな話になってくるよね。
そうね。芸術の力を生かしたっていうのを一歩さらに進めて、女の子たちなのかな、子どもたちの歌声が国民を洗脳して反乱する機運を収めていたと。
しかも今回はその取材が入っているってこともあって、全世界に向けて国際放送でこの
ロシア語むずいな。ブリズニア主役合唱団によるサバキスタン国家っていうのが放送されることになると。
世界中がサバキスタンの素晴らしさを理解するというところが今回の取材の目的だったわけですね。
すごい良いよね。
なんかちょっと雑だなと思って舞台装置として思っちゃった。
ここ何しなくてもよかったのにと思ったよね。なんかもっといろんな展開の仕方ありそうな気もしたけど。
結局阻止されるしね。そういうような感じで1巻は独裁国家の崩壊みたいな。
反乱分子が行動を起こしたぞっていうところで終わりましたね。
どうなるどうなるっていう感じで。
そして続く2巻なんですけど、サバキスタン2巻、子犬たちですか。探偵者でしたね。
39:00
しかも少年探偵が出てくるお話でしたね。
1巻のラストからかなり時間が飛んで、未来?時間が飛んだサバキスタンで暮らす子犬2人がある日偶然、謎のピンバッジを拾うんですね。
そのピンバッジには見たことのない犬の顔が描かれている。
これって何だろう?って大人に聞くんですが、大人はそれを答えてくれないんですね。
いろんな写真に犬の顔のバッジをみんながつけてる。
みんながそのバッジをつけてるのに誰もそれを教えてくれない。
2億部発行されたノートの表紙にもその犬の顔が載ってる。
でもある日、突然捨てられたみたいに何もかもがそれがなくなった。
ノートも途中まで使われていて途中から使われなくなっている。
街に馬の像があるんだけど、昔の写真を見るとその像の上に犬が実際にはまたがってた。
またがっていた彫刻なのに今では単なる馬の彫刻になってしまっている。
もちろんこの犬っていうのは我々が信頼になる同志相棒。
元の独裁者だっただけなんだけど。
つまり国全体でその歴史を隠してるんだよね。
子供たちがそれに気づいちゃって探っていく。
革命はおそらく成功して独裁者を追放することはできた。
しかしその歴史は厳重に隠されていて、子供たちがそれを推理して操作していくっていう展開ですね。
面白いSFだと思う。
ある?実際こういうことした元独裁候補家ってあんのかな。
独裁制が終わって過去を消す。
でもどこもやりそうだよね。
確かに招臓が外したり、彫刻引き倒したりとか、完全にはなくすっていうのは珍しいのかな。
やっぱり新しい政府にとっては、昔の政府がいかにダメだったかっていうことを残しておいた方が正当性生まれるもんね。
江戸幕府がどんだけひどかったんだっていう情報を教育した方が明治政府に対する忠誠心が深まるもんね。
悪者にしといた方がいいというかさ。
すごい良さそうなんですが、なぜかこの国では全て消している。
それはそれで怖いなって思っちゃうね。
怖いよね。全然自由になってないじゃんっていう。
全然自由じゃない。
統治の方法が変わっただけでちょっと怖い。ホラーもありホラー要素も感じましたね、そういう意味では。
42:00
それで真実を探っていくっていうのがマニカンだね。
だからこれ落ちどうつけるのかなと思って。
そう、2巻では結局落ち着かないんですよね。
落ち着かないですね。
なぜそんな風になったのかとか、どうして相棒が一体どうなったのかとか、そういうのは一切言及されずに終わっていくんですが、
3巻ちょっと気になりますね。
3巻気になる。最後インターネットで検索してみようで終われるね、確かに。
サバキスタン外の国はサバキスタンのことを記録として残してるよね、きっとね。
探偵役の子犬が2人いるんですが、犬ひきいるんですが、2人でね、同志相棒について書かれた本を読むシーンがあるんですけど、
国内で書かれた本では、いかに素晴らしい制作をしたかということが書かれていて、
海外で書かれた同志相棒に関する本が手に入ってそれを読むんですが、
それではいかにひどい独裁者だったかということが書かれている。
結局それはどちらが正解なのかというのはもちろん子犬たちには分からないんですが、
でもいずれにせよ真実を探していくことが大事なんだという方向性になっていくので、
3巻ではきっと…。
あ、でも落ちか。
分からんね。
分からんな。
ちょっとそういう意味で続き気になって3巻は読みたいなと思うんだけど。
あとちょっとごめん、ピンときてないんだけど、
この2巻の主役である2人、ウーフとハニー・スイート・ラブ。
はい、ハニー・スイート・ラブ。
これもなんか多分人種的なあれあるよね。
ありそうだよね。
ウーフの方は多分割と貧しい人だよね。
貧しい出身で狭いアパートに暮らしているみたいな感じで。
一方ハニー・スイート・ラブは多分外から来た人だよね。
めっちゃ金持ちだけどちょっと馴染めてない。
パパが海外の仕事をしてるんじゃないかなんて噂になってますもんね。
でもきっとロシアの人が読めばこれああいうことなのかなっていう風に共感できる部分なのかな。
我々も映画とかアメコミとかでなんとなくアメリカの人種の感じってこうなんだなとか。
アメリカンボーンチャイニーズとかそうかと思ったけど、
ロシアにもあるんだよね、きっとね。
我々ロシアを舞台にした漫画、小説、アニメ、映画、全然読んでないもんな。
いやー、ロシア関係の作品ってなんだろう。
それこそ宝塚の神々の土地っていう、ロシアがソ連になる時のお話。
それも革命のお話。
あとは不思議惑星金座座。
あれロシアなんだっけ?
ソ連が作ったSF映画だよね。
有名だよね。
アメリカがエイリアン2作ってる時に、ソ連は不思議惑星金座座を作ってたんだよね。
45:02
あれもすごい息苦しい国内の中で、SFという形でそれを枯渇するような作品にした。
だからストレートには描かれてないんだけど、そういうモチーフが見て取れるっていうカルト的な映画だよね。
面白い。見たことないんだよね。
リメイクされてましたよね、つい最近。
そっちは見てないんだけど。アニメかなんかで。
面白いかって言われると、微妙というか、エイリアン2の面白さとは違う。
エイリアン2と並べるとどっち見るかって悩みますかね。
さっき言った人間の気分を高揚させるという意味では、エイリアン2の方がすごい作品なんじゃないかな。
エイリアン2面白いもんな。
面白いもん。エイリアン2はロボに乗りやすいよね。
リブリーが逆光のパワーローダーに乗って、最高だよ。
高揚感生まれちゃうよね。
1であんなに怖かったエイリアンが、実はソルジャーで、マザーエイリアンがいて、エイリアンがいっぱいいたんだっていう展開。
より強いのが出てくる展開とかね。
お手本のような2でしたよ。
あれでリブリーが選挙出たら確かに投票しちゃうな。
パワーローダーに乗って公演会場に来たら。
熱狂しちゃう。逆光の中で来たら。
そういうことですよ。視覚的快楽。
強いよね。
強いですね。
なるほどな。
なんかロシア関連の。
ロシア関連の?
ロシア文学になっちゃうかな。私もロシア見たんですけど。
ドストエフスキーとか。
そういうのですよね。
現代ロシアじゃないもんな。
めちゃくちゃ古いもんね。1800何年とかだからね。
現代ロシアの状況とかなかなかわからんよね。
今回ウーフがよくわからん薬やるシーンあるじゃん。
あるね。接着剤か何か書いてるのかな。
シンナーってことか。
シンナーかな。
やるシーンありますけど。
ロシアもそういうところはあるんだね。
ロシア人めっちゃ酒飲むみたいなイメージあるけど、酒飲む国なら確かに薬物系にも身近に接しそうな気もするよね。
わからんね。
我々ね、マリファナマンとか扱ったこともありますが。
各々扱ったこともありますが、それぞれのコミュニティでそれぞれのルールに従っていただければというのが我々の立ち位置ですかね。
こんな風に見えるんだシンナーやると。
確かにアメコミ読んでると薬やってるシーンとかたびたび出てくるよね。
あと普通に薬やってるライターいますよね。
薬やってる話書いてたりするよね。
こんな感じで先が気になるんだけど、2巻は謎を振りまいて終わりますね。
48:06
先々への伏線だけ張ってどうなるのかなっていう感じで終わっちゃうんで。
気になる。先を見たいですね。
3作目読んで評価が定まる作品なのかなと思いましたね。
というわけでサバキスタンでした。
まだ完結してないんでね。
ぜひ完結までおいたいなと思うんですけども。
ロシアの作品をもっといっぱい読まないといけないなって改めて思いましたね。
前にミズマーベルをやった時に
イスラム文学みたいなものを読まないと相互理解が成り立たない。
相手方への想像力が生まれないっていう話をどこかでしたよね。
それだなと思って。
作品カルチャーを通じて相手方のタッチ位置というか想像力を理解するっていうこともきっと大事なんだろうね。
それが物語を読む意義の一つであると思うし大切なことだと思うからね。
やっぱり日本文学ってロシア文学の翻訳から生まれてるじゃないですか。
ゴーゴリーの街頭柄が翻訳してきっかけで近代文学が生まれてきてるから。
われわれの自意識って日本近代文学から生まれてるとかあるじゃん。
そう考えると。
そこから美術のそらちゃんまで繋がってるわけですからね。
近からず遠からず。
三月期まで繋がって。われわれの自意識にも繋がって。
今ちょっと調べたらさ、ゴーゴリーが小説を書いてたのって1850年代くらいなんですけど。
この当時ロシアの識字率90%から95%が全文網だったそうです。
名前すら書けない。
じゃあほとんどの人はゴーゴリーなんか読んじゃないんだ。
読んじゃいない。当時のロシア帝国の人口は4000万人。
このうちの400万人がゴーゴリー、ドステフスキー読んでたかって言ったら当然読んでないわけで。
全然読む人いない中で彼ら小説書いてたんですね。
すげーな。
すごいね。すごいなこれ。
なんかもうちょっとわからんなそういう文化とか。
95%が読めない、字が読めない中で小説書いて。
しかも19世紀?もう近代化してるじゃん。
そうか。
でもそこでもドステフスキーは。
ヒョードル・ミハイロビッチ・ドステフスキーは。
フルネーム言えるやつなかなかいないよね。
小説書いてたわけですね。
ドステフスキーもトルストイも小説書いてたんですね。
全然読む人いなかっただろうけどそれを書いた結果それが日本で訳されて日本文学が生まれて
51:00
3月期がかかれ美術のトラちゃんのトラキャラになり今の我々のラジオにもつながっていると。
そうか。遠いところまで来たなドステフスキーも。
やっぱりロシア文学ちゃんと読まなきゃダメだね。
それが今後未来の何かにつながっていくかもしれないし。
今我々がロシア文学って言われてポンポン出てくるのってやっぱ19世紀の作家なんすよね。
確かに。
それより前もそれより後も一人も知らないわ。
確かに。だから当時の明治の知識人が読んでたやつしか知らないわ。
狭い。
狭い狭い。やっぱそういう意味ではサバキスタン読んでるだけ我々は一歩前に進んだよ。
確かに。
21世紀ロシア文学をやっぱ読まなきゃ。
その一作目としてサバキスタン。ロシアを知るためには。
常にニュースでロシアの名前聞かない日ないですからね。
その時に国の人々の考え方とか想像力を知るために作品を読むのが一番。
そういうことだ。
そういうことだな。
なんか今日社会派だったな。
サバキスタンに栄光あれ。
まあいいか。たまにはボトルメール会だし。
ボトルメール会だ。
いつものお願いします。
はい。
語ってほしいアメコミのリクエスト。アメコミというかコミックの感想。
何がしかの感想。日々の思い。
日々の思い。
何でも送ってください。お待ちしております。
あのさ、空気会談のラジオでさ、コドオジってコーナーがあって、
孤独なおじさんが送ってくるコーナーなんだけど、
本当に日々の落ちとか何にもない、
ただ自分のつぶやきみたいなのを送ってくるコーナーがあって、
そういうのでもいいかなって。
そういう路線がいいかもしれない。かっこいいシャツが買えませんとか、
シャツの買い方が分かりませんとか。
シャツの買い方が分かりませんとか。
それは私なんですけど、完全に。
いいと思います。待ってます。
10万円とか出して服を買う、スーツとか揃えるっていうのの、
どうやったらそんなことができるのかが分からない。
心のどこを刺激すればその決断を下せるのかっていうのはちょっと興味ありません。
10万円あればちょっといいゴジラのフィギュア3個くらい買えるなみたいな。
10万の使い道ってもう想像できないもんな。
心が貧しい。
心の貧しさが。
あのさ、ハッシュタグがついてないつぶやきは紹介しない方がいいのかな?
どうなんでしょうね。
何でもかんでも見られてるのはやっぱ怖いよねきっとね。
確かに。
54:00
独裁者みたいで。
独裁者みたいで。
じゃあ紹介するのやめとくね。
やめとくか。
なんかちょっとね、プロレスのことを喋ってるツイート見つけて。
ぼやかして紹介すればいいんじゃない?
前に、いやぼやかせないそんなにたくさんあるわけじゃないから。
検索したらいっぱい立ち入っちゃう。
前にコナカペールワン選手っていうさ、
選手を紹介したことがあったと思うんだけど。
全然覚えてない。
申し訳ない。
と、会ったことあります?っていうツイートがあって。
へーすご。
へーどんな狭さでつながってんだよと思って。
知り合いの可能性すらありますけど大丈夫かな。
ということで。
いやでも本当にね感想をつぶやいてくれたりするので。
本当にハッシュタグあるなし問わず本当に感想とか色々書いていただけると本当に嬉しいです。
イエルでも何でもね。
お待ちしております。
次週は。
来週は。
来週はですね。
来週10月の28日ですよ。
おー。
月末ですね。
もう冬服出さないとですね。
そうですね。
今日めっちゃ暑かったよね。
めっちゃ暑かったすげー汗かいた。
というわけでハロウィンですよ。
あ、ハロウィンね。
なるほど。
バットマンロングハロウィンをやります。
やりましょう。
私まだ未読なんで楽しみではあるんですが。
そうですね。バットマンの中でもミステリー色の強い作品って言われてますね。
上下巻で、あれビレッジから出てたんだっけ?
確かビレッジだったような。
持ってんだよね?
一応買ってはいたんですよね。
置きっぱなしだったんですけど。
読んでないのか。
そう。
出たの結構昔だよね。私アメコミ買い始めて初期の方に買ったよ。
へー。
じゃあ歴史のある。
歴史のある。
確かバットマンもデビュー数年目みたいな感じだったと思うな。
そんな古い作品なんだあれ。
設定的に。
あーなるほど。
設定的にそんなんだったと思うんで。
ほうほうほう。
ちょっと新鮮な気持ちで。
新鮮な気持ちで。
やりたいと思います。
改めてバットマン読んでみたいと思います。
ちょっと手に入りにくいかもしれませんが、もしよければ一緒に読んでいきましょう。
それではまた来週。さようなら。
バイバイ。
小中ペールワン選手ってどんな人だったっけ?
暗黒プロレス組織666にいる。
はいはい。
パキスタン式レスリングを得意とする。
あーわかった。あれだよね。ヨガキャラ。
ヨガキャラ、ヨガキャラ。
と、名古屋のスポルティーバっていうプロレスリングが置いてあるバーみたいなところで会ったことがあるっていうツイートを見つけて。
あーへー。
うわーって思った。
スポルティーバって、安部文則とかイリエシゲヒロとか、結構今インディーで活躍してる人がデビューしたバーでもあって。
へー。
一種のちょっとした聖地的な。
聖地、オオタク体育館みたいな。
それと比べられちゃうと。