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- こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。今週何食べたのコーナー。この1週間で摂取したエンタメを報告し合うコーナーです。
最初はグー、じゃんけんぽい。もうこのコーナー最後かもしれません。
なんなら、もうこのラジオ自体最後かもしれない。なんとですね、風雷の試練6をついに買ってしまいまして。
- 試練好きだったもんね。スイッチ持ってなかったんで、それが唯一の歯止めになってたんですけど、
ずっとDSの試練やって、iOS、iPhoneでもできるようになったから、それでもやってって感じで、
あと途中でね、紹介してくれたさ、スレイザースパイア、ローグライクやってって感じで、やっぱ中毒性あるゲームじゃないですか。
風雷の試練6を買ってしまったので、もう風雷の試練6以外のエンタメを受け付けない体になってしまって。
- 今作どうですか?今作は。非常にやりやすいですね。
- そういうのは難易度が低いとかそういうことではなくて、システムがすごくシンプルになっていて、やっぱりさ、結局同じことじゃないですか。試練って。
- まあ6作出てるけど、やることといえばっていう。スーパーファミコンからどんだけ変わったんじゃいっていうのがありますよね。
- 面白さがさ、もう出来上がってるから。だって1がもうすごい面白くて、今でも出来るくらい面白いんだもん。
- 今でも潜り続けてその記録取ってる人いるよね。毎日更新してる人。
- スマートフォンで出来るのが風雷の試練の1のリメイクと、5の5プラスっていうちょっと追加版みたいなやつなんだけど、
- 1、いまだにやっぱりやって途中で死んじゃって救助を求める人とかいるから、たまに助けに行くもん。
- だから完成度の高いゲームであるがゆえに、もちろん商品のキャッチフレーズとしてさ、1000回遊べるゲーム。
- あったね。- 無限にやってられるんですよ。逆に言うと新作がここまで望まれつつ望まれてないゲームっていうのも珍しいなって思う。
- 新作作るからには新しい要素を加えるしか基本的にないもんね。
- 昼と夜っていうシステムを入れて、昼と夜で戦略がガラッと変わるっていうのがあったり、
- あと武器の成長システムっていって同じ武器使っていくと武器が育つっていうのがあったりするんだけど、
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- 基本的に打速なんですよ。そういう意味で言うと今回は、そういうまどろっこしいシステムなくて、
- だいぶシンプルになってるなっていう風に感じましたね。でもやっぱりそれだけじゃいけないんで、
- 追加の要素として巨大なモンスターが出てくる。でっかい。でっかいのかいは怪物のかいね。でっかいっていうシステムとか追加されたりしたんだけど、
- 基本的に遊びやすさに振ってるなっていうのをいろんなところで感じるようになりましたね。
- これ試練やってない人に全く伝わらないと思うんだけど、道具にギタンっていうお金をお金として拾うこともできれば、お金を物としても扱うことができるっていうのが試練なんですよね。
- ほうほうほうほうほう。- お金を通貨として売買の取引のために使うこともできれば、税に投げもできるっていうのが普段の試練なんだけど、今までお金を物として拾うと、道具を整理するボタンを押したときに勝手に財布に入っちゃうっていうのがあったんだけど、
- だから整理しても、物として拾ったお金は物としたまま扱われるとか。これちょっとニッチすぎてね、やってない人にとっては何のことやらっていう感じなんですけど。まあそういったところとかですね、細々した点でやりやすって思うところがあって、
まだ全然、風雷の試練は持ち込み負荷の99階目指すダンジョンが風雷の試練だと思っているので、まだそこまで行ってないんで、なんかよくわからない村の言い伝えとか、さらわれた女の子とかをちょっとあれこれする段階ではあるんですけど。
- まだ始まってないんでしょ?
- もう序盤だなと思って。
- まだプロローグやってるんだ。
- プロローグだなって。ならし運転だなと思いながらやってるんですけど、そういう意味でかなりやりやすいなと思ってますし、スイッチね、買ったよって周りの人に言ったら、え、今?ってめっちゃ言われましたね。
- そうだよね、確かに。
- なんか出たのはもう何年前?
- 7,8年くらい経ってるんじゃない?
- あ、そんな感じか。
- なんだろ、スイッチ2が出るみたいな話ね、最近。
- そうそうそう、なんか最近さ、スイッチの次世代機が出るんだって言うから、みんな買い控えて、次終わってる段階らしいね。全然買いましたよ。
- いや、いいじゃないですか。スーパーファミコンもね、ほら、次世代機が来る直前の時期が一番面白いソフトが揃ってるって言うし。
- そうかどうか。いやまあ、俺は試練がやりたかったから。
- そうそう。
- あと本当はね、鉄拳やりたいんですけどね。
- 鉄拳、はぁー。
- プレステでしかやってないんで。
- そうなんだ、鉄拳っていうタイトルをもうなんか20年ぶりぐらいに聞いた気がしますよ。
06:02
- あ、鉄拳ってもう現役じゃないの?まだあるでしょ?ゲーセンにあるよね?
- あるんだ。
- もう高校生の時とかもう、猿のように。
- すごいやってる知り合いなんか見た記憶あるわ。
- 貯金箱とさ、ゲーセンの筐体を間違えてさ、100円入れまくっちゃったんですよね。
- 引き落とせる日がいつか来ると信じてじゃあ。
- そう。いや結構上がってんじゃない?
- うんうんうん。
- インデックス投資ですよ。
- よくわかんないけど。
- ということでね、風雷の試練。あのー、遊びやすくなっているので、今までやったことないなっていう人にもぜひ挑戦してほしいですし、
- むきーってなりながら、やめられない。永遠にやってしまう。
- なるほど。
- もう生活は破壊しますね。
- イラつきながらもやめられない。
- やめられない。もう一回ってなっちゃって、永遠にもう一回が続き、寝ることができなくなり、食事の時間がなくなっていき、
- 生活の全てが。
- トイレや風呂に行くのも億劫になり、他のエンタメは摂取しなくなるという。
- なるほど。おにぎりを食うことだけを楽しみに。
- そうやっていってしまうということですよ。
- 私、風雷あんまり通らなかったですね。
- 本当?
- なんか、むきーとなって、それっきりっていうことが多いですね。
- なんかね、あえて攻略情報とか見ないようにしてて。
- なんかこう、知らない腕輪とかが出てくると、
- はいはい。
- おーっ!って。
- あーなるほど。その物自体も何の腕輪かわからんみたいな感じなんだ。
- 新鮮な気持ちになりますね。
- なんか、あれね、やっぱり今ほら、もう配…
- あ、ごめんね、これは当たり前だろうって思われちゃうかもしれないけど、
- スイッチってさ、もうその、配信みたいなのが前提の作りしてんのね。
- へー、そうなんだ。
- キャプチャーとかすぐ取れるでしょ。
- そうなんだ。全然知らない申し訳ない。そうなんだ。
- ゲームやるじゃん、いっぱい。
- でもスイッチやったことないんですよね。
- あ、そうなんだ。
- あんまり任天堂のゲームしたことなくて。
- あ、そうなんだ。いや、なんかそうなんですよ。
- ほうほうほう。
- だから公約情報とかも調べれば一発ですごい出てくると思うのよ。
- はいはいはいはいはい、なるほどね。
- そう、あえてのね。知らんふり見ないふりやってますよ。
- すげーな。
- あとは昔取ったキネずかがあるんで。
- うんうん。
- あー、ここでこのモンスターをわざとレベルアップさせて。
- あー、なるほど。
- そいつを倒すことでレベリングしようかなとか。
- あー、そういうノウハウもちゃんと使えるんだ。
- そういうのをやっていくと、たまに通じない場面が出てきて。
- ほうほうほう。
- おー、新しいなって。
- へー。
- あの、風来の試練ってどうやって泥棒するかみたいなのが。
- あー、なんか聞いたことあるね。
- 面白かったりするんですけど。
- あの、今回店主、普通一つの店に一人の店主なんですけど。
- うんうんうん。
- あの、店主がたくさんいる店。出入り口全てに店主がいる店とか出てきて。
- おー、これは攻略のしがいがあるなって。
- あー、いろんな楽しみ方があるんですね。
09:00
- あー、今めっちゃ夢中で。
- ほうほうほう。
- それ以外のことを何もできなくなってる。
- 今もう順調にね、仕事にも支障出てきてるんで。
- 多分もう、私の姿を見ることは皆さんもないかもしれない。
- はー。
- ということで、今週は。
- 名作ですね。
- 今週はもう風来の試練6し、来週も。
- 風来の試練6を。
- 来週あたりにはじゃあもう99回入ってるから。
- あー、そうですね。
- もう新しいダンジョンに行ってるかと思いますので。
- 今週なんかありましたか?
- 今週はですね、アニメ映画を見まして。
- お!
- ディズニーのですね、ポカホンタスっていう映画を見ましたね。
- 今!?
- 今。
- ポカホンタス?
- ポカホンタス見ましたよ。
- あー、どうして?
- なんか、ポカホンタスって見たことねえなっていうのと、
- あとなんか割とこう、悪く言われてるなっていうイメージあってさ。
- あー、そうなの?
- ポカホンタスってちょっとあんまり良くない映画じゃないかっていう話を聞いたことが。
- なんかネイティブアメリカンを主人公に据えた95年のディズニー映画なんですけど、
- やっぱそのネイティブアメリカンの描き方がすごく差別的だとか、
- なるほど。
- すごく白人史上主義的なところがあって良くないって言われてたから、
- まあ言うてでも見たことなかったから。
- はいはいはい。
- 見てやろうかな。
- 見てやろうかな。一回まあ見てからね、どうなのかなっていう判断できたらなと思って見て。
- いや面白かったっすね。
- ああそう?
- ポカホンタス見たことありますか?
- あるよ。
- ああすごい。私も人生で一回もかすったこともなくて、
- ポカホンタスってなんかよくわからんそういう映画があるらしいなっていうぐらいしかなかったんですけど、
- 見てみたら本当に面白くて。
- えっとまあ異文化交流の話ですよね。
- ネイティブアメリカンの女の子ポカホンタスさんが、
- 自然豊かな森の中で好奇心旺盛な少女として生まれ育っていくと。
- 動物と自然を愛する。木々と語るポカホンタス。
- ああめっちゃプリンセスじゃんって思ったんですけど。
- そうですね。
- そんなある日に村の英雄からプロポーズされて、
- 自分の父親から、パパホンタスからも結婚しろと言われるようになって。
- でも彼女自身はまあ結婚ってちょっとやだな、
- 自分の自由を失うようなことだからあんまりやりたくないなって思っていた。
- そんなある日に遠くから大きな船がやってきて、
- その船の中には金を求めるイギリス人たちがたくさん乗っていたというストーリーで。
- これめっちゃタカラスカっぽいなって。
- ええ?あーまあそのつまりタカラスカというかロミジュリーというか。
- ロミジュリーというかその立場の違う恋愛とかさ。
- あと歌も美味しかったしね。ミュージカルだったしね。
- まあディズニーだからね。
- その中でポカホンタスと船乗りのジョン・スミスっていうのがお互い出会って、
- 文化とか言葉の壁を越えて恋に落ちていくんだけど、
- その二人の恋愛関係が大きな悲劇に見舞われて、
- このイギリス人の探検隊とネイビティブアメリカンの村が対立を深めていって、
- いよいよ争いが始まってしまうと。
- 二人が愛の力を使って戦いを止めるために奔走すると。
- あれ?この話ってさ、ヒレンで終わらなかったっけ?
12:05
- 落ちがすごくて。
- なんとか戦いを止めようとするんだけど、結局止められないんですよね。
- 戦争が始まってしまって。
- ジョン・スミスも捕らえられて、パパ・ホンタスの手によって処刑されそうになるんですよね。
- それをポカホンタスが止めて、それを見たパパ・ホンタスが、
- やっぱり争いはしちゃいけないと、二人の愛し合う姿を見てね。
- それを見たイギリス人たちも銃を下ろして、めでたしめでたしってなるところだったんですけど、
- ジョン・スミスが戦いの過程で怪我をしてしまっていて、
- このままでは死んでしまうと。本国に帰らなければいけない。
- ポカホンタスは一緒にイギリスに行くのか、それともアメリカ大陸に残るのか、
- という決断を迫られて、最終的に残ると。
- 一点は二人は別れて終わるストーリーなんですけど、
- これも宝塚っぽいなって私は勝手に思いましたね。
- 立場の違う恋愛、そして比練で終わる。
- なるほど。
- ありそうって思って。
- 確かにありそうだな。
- 宝塚・ポカホンタスで調べましたもんね。
- あった?
- なかった。
- なんでないのかなって思ったんですけど、宝塚は大体全てこれだからだろうなって思いましたね。
- わざわざポカホンタスやらなくても。
- いや、なくても貴族と平民とかでいくらでもこれ作れるから、
- 戦争を止めようとしたけど失敗してしまって、
- 二人が別れ離れ、離れ離れになってしまうと。
- もう第二幕始まるかどうかって思いましたもんね。
- ダンス始まるんじゃねえかなって。
- 自分で決断するヒロインというかさ、
- いわゆるプリンセス的なデザインで作られてて、
- それも批判されてたんですけど、
- 衣装とか身体的特徴がネイティブアメリカンではないと。
- なるほど。
- 白人が演じてるネイティブアメリカンだったりとか、
- 黒人のモデルを使ってるんじゃないかっていう批判もされてて、
- あーそうなんだ。
- あんま良くないんじゃないのかっていうのもあったし、
- 厳しいね。
- そのポカホンタス自体が知らなかったんですけど、
- 実際になった話を元にしてるんですよね。
- あ、そうなの?
- 実際にディズニーで初めて歴史的な、
- 実在した人物を主人公にした映画っていう売り方をしてたせいで、
- なおさら批判は殺到しますよね。
- あーそうなんだ。
- 実際にポカホンタスのモデルになった人もいたんですけど、
- ジョン・スミス的な人もいたんですけど、
- やっぱりそれはかなり植民地主義的なというか、
- 当時の時代で考えてもあんまり良くない、
- ほぼ誘拐に近いような恋愛関係だったりもあって、
- それをこういうロマンチックな、
- こういう物語にしてしまうのは果たしてどうなのかっていう批判は確かにあるし、
- それはその通りだと思うんだけど、
- 構造というか物語っていう部分で見ると、
- 自分で決断して、男性から離れて自分の意思で生きていこうとする女性、
- っていう強い女性の姿を描いていて、
- 普通にちょっと面白かったですね。
- 95年にこれ作られるのすごいなって思ったし。
- 確かに。でもその構造、ありそうって思っちゃうな。
- でも95年か。
- 今はもう確かに普通じゃんと思うんだけど、
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- 95年とか考えると面白い、早かったのかなと思うし、
- それが後々の穴行きとかにも繋がっていくのかなと思うしね。
- そうかもね。
- 今ちょっとポカフォンタス調べたら、
- ポカフォンタス2、イングランドへの旅立ち。
- 見つけましたか。
- あるじゃん。
- 超面白かったでしょ、1は。
- で、2があるらしいっていう噂も聞いて、
- これはディズニーあるあるだと思うんですけど、
- ディズニーの名作の2は意外と面白いっていうのが。
- あーわかりますよ。私だってアラジン2とか、
- シンデレラ2とか、
- シンデレラ2、リトルマーメイド2見ましたよ。
- あとピーターパン2とかも超名作なんですよ。
- だからポカフォンタス2も面白いんじゃないかと思って、
- 見たんですが、
- これがなかなかちょっとね、
- なかなか、
- 1の面白さとはやっぱ違いましたね。
- あんまり私は良くなかったかな。
- ポカフォンタスがイギリス上陸っていう話なんですよね。
- ポカフォンタス都会へ行くって話なんですけど。
- だってイングランドへの旅立ちですからね。
- イングランド行って、
- そのジョン・スミスがもう死んでるんですよね。
- ジョン・スミスが死んでて、
- でも別の貴族の男と出会って、
- そいつと果たしてどうなるのかと。
- え、何?ジョン・スミスどうなるの?
- その貴族と、ちょっとこの貴族はですね、
- ちょっと傲慢なというかね、
- イギリス貴族なんですよ。
- そことポカフォンタスとの関係性っていうのがありつつ、
- でも実は、
- ジョン・スミスが死んでいなかったということが途中で明らかになりまして、
- 三角関係になってくるんですね。
- おー。
- 優しくて男らしいジョン・スミスと、
- ちょっとイギリス貴族。
- 貴族した。
- その間で揺れ動くポカフォンタス。
- 果たして結末はいかに?っていう感じなんですけど、
- 三角関係ね。
- あんま面白くなかったですね。
- 私はあんまりちょっと、
- 結局ポカフォンタスがイギリス貴族の方を選んでしまうっていうオチになってくるので、
- あ、そうなの?
- どうかな?
- だってめっちゃ植民地主義的で私はどうかなって思ってたしね。
- なんでただポカフォンタス1はマジで面白かったんで。
- やべー言われたらめちゃくちゃ見たくなってきたポカフォンタス2。
- やっぱ1から見たほうがいいっすか?
- いや全然いいです。だから1は普通に面白いし、何よりも1は短い。
- あ、そうなんだっけ?
- 90分くらいかな?90分ないかもしれない。
- あ、そう?
- で歌ありの90分なんで、ほんと見てる時間はサラーっと終わるんで。
- なるほど。
- 私は夕飯食べながら見ましたね。
- ポカフォンタス2もぜひ。細かいところ見ればいいところもあるし。
- あ、そう?
- 1から続けてぜひポカフォンタス見てみてください。
- いいね。2でジャンルが変わる映画ってたまにあるよね。
- ある。そういう系だわ。それだ。
- そういう感じね。
- じゃあ皆さんもポカフォンタスの感想、あるいは2でジャンルが変わった映画。
- あと風雷の試練6の感想です。
18:03
- 6やってる人は忙しくてメールを書く暇はないかもしれない。
- いやもう、風雷の試練に手を出したらメール打ってる暇なんかない。ないですよね。
- ぜひぜひみんなの感想を教えてください。
- さて、この番組では毎週一冊の方訳アメコミを紹介しております。
- 今週取り上げるのはX-Menインフェルノですね。
- インフェルノですね。
- 電子作品は出ていますし、先日発売されたばっかりの新刊でもあるので、
- ぜひそちらを買って読んでいただいてから続きを聞いていただければと思うんですが、
- これ一冊だとなかなかどうして…
- あ、そうですね。
- そういう感じはしますね。
- 登場するキャラクター云々っていうのもそうですし、
- お話全体の枠組みとしてですね、これ一冊だとちょっと厳しいと思います。
- 厳しいところが、基本的にどんなアメコミもその絵から読み始めればいいんだというのが我々のスタンスでもあるんですが、
- もちろんこれから読み始めてもいいけど、
- いいと思うんですが、なかなかフックが少ないかもしれない。
- ハウスオブX、パワーズオブ10っていうですね、500ページくらいの…
- ゼンジスタンにあたるX-Menのコミックスがこちらも電子書籍になっているんですが、
- それから読み始めればまあいいんじゃないですか。
- ほぼそれの直接的な続編っていう感じですね。
- そうですね。ジョナサン・ヒッグマンっていうライターが担当してきたシリーズ、X-Menのシリーズで、
- そのハウスオブX、パワーズオブXから引き続いてきている感じですね。
- このラジオでもハウスオブX、パワーズオブXやりましたし、その後ももちろん翻訳いろいろあるんですけど、
- このラジオで扱ったので言うと、10オブソーズ、そしてヘルファイア柄、そしてインフェルノという感じですね。
- いや、面白かったと思うんですが。
- そうですね。これがジョナサン・ヒッグマンの書いてきたX-Menの一つの区切りなんで、
- ちょっと面白かったし、今まで見てきた奴らが出てきたな。
- もう一回再結集してっていう感じもして、よかったんです。
- よかったんですが、個人的にはやっぱり難しかったですね。
- 激ムズでしたね。
- X-Men取り扱うためには毎回言ってる気がするんですけど、X-Menは難しいというのが私の印象でして、
- キャラが多いからかな。
- キャラが多くて、歴史が長くて、それぞれの関係性が膨大な量あるせいで、わからんっていう印象になっちゃうんですよね。
- これがX-Men、これがアメコミですよ。
- その奥深さというかね、後派ですよね。
- 後派!後派!
- なんかその、何なのな。
- あの、SFの中でもさ、ハードSFとか。
- あ、そうね。
- 少し不思議からハードSFまである中で、これハードアメコミですね。
- ハードアメコミですね。
- だからそういう意味では多分、なんというか、アメコミ好きな人はめちゃくちゃハマるんだろうなっていう思いも、
21:03
- ハマる気もするし、実際ハマるんだと思うんだけど、
- 私みたいな庭科ぐらいだと、迫力にKOされてしまって。
- そうですね、圧倒されますね。
- すげえもの読んだなっていう印象の方が、面白さよりも高かったですね。
- あの、自分が理解できている気がしないというね。
- まるでわからんっていうのが正直なところでありまして。
- もちろんただ、要素要素でね、その知っているキャラ、
- 例えばTen of Swordsに出てきたキャラクターがもう一回登場しているとか、
- House of X、Power of Xで出てきたエピソードがもう一回繰り返されているところとかは、
- 発見があると、これそういうことかっていう驚きがあって、
- そちらももちろん面白さとしてあったんだけど、
- その読者の能動的な読みというか、前延びにならないと楽しみきれないんだろうなとも思いましたね。
- そうですね、そういう意味では、アメコミを読みたい。
- うん。
- だからこれも一ついいんじゃないですか。
- 確かに。まさにこれがアメコミだというのを読みたいと言えばいいと思いますね。
- 特に小学館終焉者プロダクションは、House of X、Power of XからずっとこのX面包訳してくれて、
- ここでジョナサン・ヒッグマンが担当していた時期は終わるんだけど、
- ここから先のX面も包訳の予定に入っているので、ほぼ月間X面状態なんで、
- すごい。
- だから、月1アメコミを置きたいという人は今はX面ですよ。
- ほー。
- か、バットマン。
- バットマンも毎月?
- バットマンも毎月ってことじゃないけど、ちゃんとオンゴーイングというか、読み切りじゃない連載みたいな形でやってくれてるから、
- すごいな。
- この辺りがいいんじゃないかなって。
- 毎月X面の新刊が出るって思うとすごい時代になったなって。
- アベンジャーズじゃないんだね。
- ね。
- X面なんですよ。
- すごいな。
- ってことはこれを毎月追っていけば、今わからないエピソードもだんだん理解できるようになっていって。
- どんどん輪郭が見えてくるんじゃないですかね。
- なるほどね。そういう意味では。
- そういう意味では。
- やっぱり一番新しいやつからね、読んでいくのが多分一番それは大事だと思うので、ここから読み始めるっていうのもありなのかもしれないですね。
- 今回はあんまり外の人は出てこない話でしたかね。
- X面を始めとするクラコ派の人々しかほぼ出てこないですね。
- 前回に当たるのはトライアルオブマグニートか、その前がヘルファイア柄なんだけど、ヘルファイア柄はね、いわゆる映画とかでもよく見るアベンジャーズの面々なんかもね、たくさん出てきてくれてましたので。
- 祭り騒ぎ、パーティーの話でしたもんね。
- やっぱりそうやって一本軸があるとな。読みやすいというか、把握しやすいというか。
- 確かに。
- そういうのがないと、ユニバースを見失っちゃうからね。
- 方訳では最新のマーベルユニバースに触れなかったら、今はX面だと思う。
- あーなるほど、確かに。
24:00
- そういうわけでね、X面おすすめでございます。
- はい。
- 今回どういうお話かというと。
- どういうお話でしょう。
- これむずいな。どういうお話だ?
- 説明しづらいなとも思っていて。一応基本大筋としては、この世界においては、いずれ未来において機械生命体による破滅が待っていると。
- はい。
- その機械生命体の破滅を防ぐために頑張らなければいけないというのが多分大枠であって。
- はい。
- その頑張り方が結構色々人によって違っているので、物語の混乱というか、何だこれはって説明しにくさがありますよね。
- マーベルの世界では、ミュータントはホモスーペリアということで、ホモスサピエンスの次の世代の新人類なんだという位置づけですよね。
- 今は人類に抑圧されている。でも自分たちで独立国家を手に入れて、交渉する材料を手に入れて、徐々に自分たちの地位を認めさせていっている。
- ただ、未来においてはさらに進んだ機械人類というものが登場してしまい、ミュータントはそれに敗北する運命がある。
どうしても旧人類は機械人類と争いになり、ミュータントは負けるというのが決まっちゃっているんだという設定なんだよね。
この設定を支えているのがモイラというミュータントで、天聖能力を持っている。
- 彼女もミュータントで天聖という力を持っている。死ぬ度に生まれ変わりができる。生まれ変わると同時に生きていた世界をリセットすることもできるという能力者。
この前彼女は過去10回天聖を繰り返してきていて、今この世界が10回目でラストチャンスであるというところからパワーオブテンとかが始まっているのかな。
分かりにくいですね。すごいストーリーですね。
- だから彼女は彼女でミュータントを救おうといろんな活動をしてきた。でも何かうまくいかない。
- 過去10回失敗してるわけですもんね。
- 機械人類が未成熟のうちに仕留めようと思ったら、今度は機械人類はその機械を過去に送ることですごい機械の誕生を早めたりとかして、何かうまくいかないですよね。
- なんかうまくいかない。
- そういう苦しい閉鎖的な状況の中で、今回は違うぞっていう話でこのミュータントの楽園クラコアが作られ。
- そうですね。これまでになかった要素として、チャールズとマグニートが協力してクラコアという一つの理想郷、ミュータントにとっての独立国家を作って、ミュータントたちの力を結集させるとともに万能薬、薬を開発することで、他の国の国家との政治力を身につけて、ミュータント全体の力をいろんな意味で高めてきていると。
27:17
- 今回こそは、その機械人類の誕生を防いで、機械人類に勝利できるんじゃないかというところで、いろいろ頑張ってきているというところですよね。
- ただ、果たして今回それがどうなるのかというところからが、このインフェルノのお話が始まっていくという感じですかね。
- 天聖者、モイラには天敵がいるんですよね。
- そうですね。過去、天聖を繰り返す中で、こいつが現れると失敗してしまうと。自分にとっての天敵、自分を何度も殺してきた相手でもある。
- 誰かというと、ミュータントの一人、デスティニーですね。彼女は予知能力を持っていて、未来を見通すことができる。
- なので、モイラの行動ですね。モイラは世界を守るというよりは、ミュータントを守りたいというところなんですかね。
- デスティニーの考え方とは対立することが過去あって、その結果として殺されてしまったりとか、計画の邪魔をされたりということが多かった。
- 今回の今の世界では、デスティニーは今死んだままなので、このままうまくいけば、デスティニーと会うこともなく、ミュータントたちを守ることができるんじゃないかというふうに考えていますよね。
- これ大丈夫ですか、みんな。話ついてきてますか。
- これがハードアメコミの恐ろしさですね。私も喋りながら、一体これは誰に向けて何の話をしているんだろうかと思っちゃいますが。
- 人生何週も何週もしている奴がいる。そいつの未来を見ることができる奴がいる。その未来、人の未来を見ることができる奴が、何週も何週も生きている奴の未来を読むとどうなるか。そうすると、次の周回の未来も見える。
- そういうことですね。
- そういうことですね。転生する奴は記憶引き継いで何回も何回も人生を歩むことができて、ミュータントの能力を消す薬とか作ったりしてるんだよね。
- そうですね。ミュータントがいなくなることによって機械人類の誕生も遅らせるんだっけ。
- 機械人類は、人類がミュータントを恐れて。
- そうかそうか。人類とミュータントの対立の先に機械人類が生まれているので、ミュータントがそもそも生まれなければ機械人類が生まれることもない。
- だからミュータントってのは治療の対象だっていう考え方を持ってた時期もある。
- ただ未来を見通すデスティニーに沿ってみれば、自分たちの大切なアイデンティティでもあり、自分たちの身を守るための武器でもある能力を消そうとするとはとんでもない奴であると。ミュータントの敵であるということで。
30:11
- それができちゃうっていうことが潜在的に脅威であるというふうに言ってましたね。
- すごいドラマですよね。すごいな。
- まあでもあんまり関係ない気にしなくていいですよ。その転生する奴と未来を読める奴っていうのが敵同士。
- ダメだ、もう設定の固みかけがすごくて。この次に私が今何を言おうとしていたかというと、今の世界観だとミュータントは死なないんですよね。
- そうなんですよね。
- 生き返らせることができる。
- これは比喩的な意味ではなくて生き返らせることができる。
- ミュータント能力の組み合わせによって生き返らせることができるんだと。
- デスティニーには恋人がいて、ミスティークっていうね。
- 映画にも登場した。
- 恋人がいるわけなんですけど、ミスティークはデスティニーを生き返らせたい。だけどデスティニーが生き返ると転生を繰り返すモイラーと対立しちゃうから、ミュータントの偉い人たちはデスティニーの復活だけはさせない。
- 何としてもそれだけは阻止しなければいけない。デスティニーの復活が先々の破滅に繋がっていくんだということで、ずっとそれを食い止めていたんですが、今回ついにデスティニーが復活してしまうというところが一つの山場として描かれますね。
- ミュータントっていうのはね、Xメンの敵キャラがマグニートであるってことからもわかるように、敵が結局身内なんですよね。ミュータント同士っていうのが争っちゃうっていうことがどうしてもあって。
- だからこそ今回の世界ではクラコアというミュータントの楽園を作って、ミュータントが団結して、そのことによって人類への影響力を持って、それからミュータント自身も死なないっていう能力を獲得することができてっていう形でやってたので、デスティニーを生き返らせないっていう。
- またそこも分断を生んでしまう?
- そうですね、デスティニーを復活させないっていうことの大義が通らないんですよね。どんなミュータントたちも基本的には甦らせてっていう風にやってきたので、なんでデスティニーだけがダメなんじゃいっていうのが同意を受けられないんですよね。
この先々の機械人類による滅亡があるんだっていうこともみんなが知っていることではないし、もちろん恋人であるミスティックの立場にしてみれば、なんで自分のパートナーだけが蘇ることができないんだというところもあるだろうし。
偉い人たちの大義と個人のすごい狭い範囲の幸せとの対立っていう意味では、物語自体複雑ってわけじゃないんですが、そこに至るまでの設定と積み重ねが膨大な量あるので、パッと読んだときにどういう話なのかが分かりづらいところもありますよね。
33:20
最初読んだときさ、誰の視点で読めばいいのかが分からなくて。
そう、それもあるんだ。それがX-Menの面白さでもあると思うんだけど、いわゆるこいつに感情移入して、こいつの視点で追っておけばいいっていうのがない。
ないんですよね。すごい作劇の上手さだと思うんですけど。
すごいよ、これ。
モイラーの言い分ももちろん分かるし、チャールズとマグニート、これはクラクワの代表作たちの意図というか考え方ももちろん分かるし、もちろんミスティークの大切な人を蘇らせて幸せな生活を送りたいんだっていう気持ちも分かるように描いていくんで。
なおさら読み始めたときは、一体誰の何の話なんだっていうのも分からなくて。
分かんないね。
これがやっぱりちょっと甘い優しいアメコミを読みすぎたのかもしれないですね。めちゃくちゃ歯ごたえがありましたね。
歯ごたえあるよ。
いやすごいよね。
すごいすごい。本当にすごい。
これまでしかも特に説明なく進んできますもんね。
優しくないぜ。
優しくないですよね。
最初さ、機械人類のところにミュータントの攻撃部隊が攻めていくっていうところから始まるんだよね。
何度も何度も失敗するのに何回も何回も来て同じことやってる。こいつら生き返ってるよね。
同じやつが来るんですよね。何回も何回も。
何回も失敗してるのに同じことやるってことは、こいつら記憶引き継いでないなと。
そんな風にして機械人類がミュータントの復活のからくりにちょっと気づいていくあたりとかから始まるから。
おーなるほどなるほど。機械人類対ミュータントの話が。
あーそうねそうね。どうやってこれを攻略していくのかっていうところで話が進んでいくのかなと思いきや。
次の章ではモイラの過去編ですよね。
かつて転生した、転生する前の話か。つまり彼女が人類、世界、ミュータントを救おうとして失敗してしまった時の話が始まるんですよね。
これなんだ?
これはまさにさっきのデスティニーの手によってモイラが殺されてしまったっていう過去の記憶なんですが。
そういう話が描かれて。その後ではまた現代のモイラの話が戻っていって。
彼女がいったい今現在何をしているのかと。視点がどんどん飛んでいきながら。
36:00
でも最終的に大きな一つの筋になっていくと。これはなかなか歯応えがありますよ。
我慢が必要ですよ。
そうね。
今見たコマの意味を今知るなんてことは不可能なんですよ。
あーそうですね。できませんね。
これまでの過去のエピソードを読んでいても、そのシーンの意味は理解できないですよね。
だからもうちょっと。一回もういいから読む。
とりあえず先に進んでいく。何も分からなくても前に進んでいくことで見えてくるものがあるかもしれない。
アメコミは人生とはよく言いますからね。何も訳も分からずとりあえず前に進んでいくしかないというところですね。
そうすればきっと面白いポイントも見えてくるし。
あーこういうことだったのかみたいなのもね。
納得も得られるし。
気づけるかもしれません。
でですよ。通してみると、ウォーロックが、じゃないサイファーが主役だったんじゃないかって思いますよね。
あーわかるー。サイファー完全に主人公してましたね。
皆さんサイファー覚えてますか?
サイファーね。
私は初めましてはテン・オブ・ソーズが一番彼女の印象的なシーンですかね。
そうね。テン・オブ・ソーズではクラコアの代表選手として10人の中に選ばれて、決闘の会場に向かうというキャラクターで。
非戦闘員ですよね。
特技というか能力としては言語が得意、言葉が得意、いろんな言葉を操ることができるというのが強みですかね。
実はミュータントの楽園として機能しているこのクラコアっていう島なんですけど、これは生きている島なんだよね。
人格というか島格というか意思がある。
意思を持つ島。
このクラコアと会話というかコミュニケーションを取るためにサイファーが活躍というかずっと準備してくれてたわけですね。
そうですね。樹木との会話もできる言語。言語っていうのはかなり広い意味での言語なんですよね。
コミュニケーション全般ができるという、コミュニケーションという概念を操るミュータントなので。
究極のコミュ力。
究極のコミュニケーションですね。
なので島とのコミュニケーションを取って、ここをクラコアとしてミュータントの楽園として作っていくための通訳兼、通訳か、戦闘員じゃないですね、通訳としてずっとこのエピソードに出てきた人なんですが、彼の活躍が見られるのがまさかこのインフェルノだったとはという感じですね。
テイン・オブ・ソウズでも結構ね、非戦闘員でお前戦いに出たら死ぬぞぐらいのことを言われつつですよ。
めちゃくちゃいじられまくってましたね。
やってたんですけど、テイン・オブ・ソウズではね、結婚してましたよね。
その究極のコミュニケーションを生かして、究極の戦闘員、究極の戦士ですよね。名前何でしたっけ?
39:06
仙血好きのベイ。なんて読めばいいんだかわからないけど。
最強の戦士とコミュニケーションを生かして結婚するっていうエピソードがありましたが。
ベイは異世界というか魔界というか地獄というかの戦士で、戦うことばかりやってきたから、言葉が武器なんですよね。
言葉も使って戦うと。
しゃべると破壊しちゃうんで。初めてしゃべった時に山壊したらしいですね。
しゃべる言葉も破壊構成になってしまうという。
ただこのベイちゃんはですね、やっぱりかわいいところもあってですね。
そういう全身力でありながら、理解されたいと本質的な望んでる。
いいですね。
彼女のしゃべる言葉は言葉ではなく攻撃になっちゃってるんだけど、テレパシーみたいなことがあると。
人に伝わるんだよね。理解されたいという思いがあるから。
でもなぜかハイパーコミュニケーションを持っているサイファーは、言語を言語として捉える能力であるがゆえにテレパシーは効かないんですよ。
私はわからん。だから何を言ってるか、彼女の言ってることだけがわからないんですよね。
めっちゃいい関係性だな。
で、初めて言ってることがわかんない奴に出会ったサイファーは、ものすごくこのベイのことが、なんて謎めいたミステリアスな人なんだということで。
面白え女ってやつですよね。
気になっちゃうんですよね。これでこの二人、よくわかんないけど、戦ってる最中に結婚をすることになりまして。
息統合してね。
だからもうめちゃくちゃバトルタイプの妻と非戦闘員の夫婦。
魅力お化けがすごい夫婦ですね。
っていう関係があるんですけど、そのサイファーが今回めちゃくちゃ活躍しました。
はい、大活躍でしたね。
プロフェッサーX、チャールズとマグニートは、モイラをクラコアの中に隠してるんですね。
というのは、モイラが見つかると、さっきの未来予知のデスティニーとかに命を狙われて殺されると、今まで積み重ねてきたものがまた転生してリセットになっちゃうから、隠しとく必要がある。
モイラだけは守らなければいけない。クラコアの面々にも隠しとかなければいけない。
クラコアは生きてる島なんで、クラコアの中で起こったことは、クラコアが感知しちゃうんだよね。
隠す場所ないんだけど、隠す場所もあるって。これもよくわかんないな。
42:01
クラコアでも理解できない、クラコアでも感知できない秘密の部屋っていうのを作ると。
我々も内臓の中で何が起こっているかは理解できないじゃん。身体の中でも。
確かに。そういうことか。そういう沈黙の臓器ってよく言うもんね。
そういう部屋を作って。そういう部屋を作ればね、みんなここで秘密会議を開くだろうという予測もあってね。
案の定そこで秘密会議を開くようになるんですが、サイファーのもう一人の相棒というか、ウォーロックか。
このウォーロックの力を借りて、クラコアの感知できない部屋もサイファーは全て読み取ることができると。
新しい彼の設定とか能力がここで明らかになりますね。
彼の前には秘密は何もなかったんだと、クラコアの全てをサイファーは知っていた。
そうですね。ウォーロックはね、TEN OF SWORDSではサイファーの武器になる。
しゃべる剣でしたっけ?
機械生命体ですね。しゃべる剣、しゃべる武器なんですけど、彼がクラコア全体にネットワークを張っていて、実はサイファーは全部知ってたんだっていうね。
これちょっとかっこよかったですね。
そう、なんかこれだけ、このトリックというかさ、この仕組みだけ話すとさ、何でもありじゃんってなるけどさ、積み重ねとさ、サイファーのキャラでさ、おーってなりましたね。
納得感すごかったですね。確かにありそう。
今回のインフェルノも顕著だったんですけど、このシリーズ全体的に内側じゃないですか。内側かつ政治ゲームみたいな要素が。
多かったですね。
結構お互いの密談とか、秘密の取引とかして物事を進めていくっていう。会議が主体のお話なんですよね。
言われてみればそうね。寝回しと会議が。
寝回しと交渉と会議で話が進んでくるとね、インフェルノは。
だからその秘密の相談みたいのがいっぱいあったのが、実はそれはサイファーが全部知っていたっていう話につなげていくのはすごい納得感もあったし、
面白ポイントでカッコよさですよね、サイファーの。
実は。
その前ずっと会議ばっかりで欲張った感じだったのが一気に解放された気がしましたね。
大義というかさ、ミュータント全体の勝利のためにって言ってたんだけど、もちろんその気持ちに言えそうはないんだけど、
そのためにメンバーに秘密を抱えて、こっそり裏でいろいろやっていたプロフェッサーXとマグニートが、この秘密を全部周りの人たちに知られてしまうというか。
そういうお話でしたね、インフェルノね。
そうですね。
ここから第1部間っていう風になってましたけど、これで一応モイラの存在も先々の話も一応全員と共有したということで、果たしてこれからどうなるのか。
45:00
でもやっぱ真に団結が必要っていうことを考えると、これが必要な過程だったんですかね。
確かに。秘密を抱えているとろくなことにならないっていうのは、我々はアメコミを通じて学んできた。
これさ、前も似たような話ありましたよね。秘密を抱えているからうまくいかないんだみたいな。
あったねー。
なんだっけ?
バットマンじゃない?
バットマンか。
バットマンじゃなかったかな。
ジャスティスリーグだっけ?
ジャスティスリーグでありそうだね。
なんかありましたよね。
メンバーに秘密を抱えていたせいで、ジャスティスリーグじゃないかな。
ジャスティスリーグだ。パーペチュアとの戦いのやつ。
そうだそうだそうだ。
あったね。
やっぱアメリカっていうのはそういう感性があるのかな。
やっぱ組織の中で秘密を抱えていると、あんまり良くないことが起きるぞと。
どっちも多分秘密を持つという目的が私利私欲のためってわけじゃなくて、ちゃんと全体のためにだけど。
みんなのために秘密を持っていたんだけれども、それが結果より大きな悲劇につながってしまう。
思い出した思い出した。パラレルワールドっていうのがめっちゃあるっていうことを人々に黙って、ジャスティスリーグの中だけで共有して何とか対処しようと思ったけど、失敗したんだ。
思い出してきたわ。
思い出したわ。その結果あれだ。みんなもパラレルワールドのことを理解するようになって、いろんな世界のホップを使ったビールを売ってたわ。
ああそうだ。資生の人たちがマルチバースを当然のものとしてしゃべるようになってたんだ。
なってたなってた。
こんな世界にいたら頭おかしくなるよねって話をした記憶が出てきたな。
だからアメリカの理想ってのはやっぱりそういうことなんだろうね。
みんなで情報を公開して情報を共有して、より良い方法を考えようと。
民主主義を信じているよね。
ああ確かに。
だから一部の力を持っていたり、一部の状況を理解できる人だけがそれを知っていてやるんじゃないんだよっていう。
ああなるほどね。確かに。
民主主義だ。
民主主義だ。すごい。
でもそう考えると本当に民主主義が一番良い制度なのかっていうのは。
これ読むと民主主義の過酷さというか残酷さみたいなのを感じますよね。
民主主義って結構ストロングスタイルだよな。
強い市民じゃないと生きられないんですよ。
ねえ。
弱い市民だったらマルチバースのポップが入ったビールを見て発狂する気しますもんね。
俺もう正直無理だよ。
もう本当に税金を納めるのでさえ宿泊してるからマルチバースのアウターでも絶対についていけない。
いわゆる保険の仕組みすらあんまり理解してないのに。
マルチバースなんて増えた日にはもうわけわかりません。
それをちゃんと理解できる人じゃないと良き市民にはなれない。
大変な世の中だ。
本当ですね。
もう全部丸投げしたいけど、そういうヒーローに全て任せるのが良くないっていう話もあったもんね。
ウォーターゲート事件だっけ?
48:02
あれもまたちょっと違うか。
でもとにかくそういう上に立つ人が秘密を抱えてるっていうのは悪だっていうのが。
そうね、確かにありますよね。
なんかあるんだろうね、空気感として。
そういう秘密をないようにしなきゃいけない。
ウォーターゲート事件も、あれその情報提供あったのはやっぱり政府側の偉い人のところからリークというか情報が出てきてたから、
いろんな背景があったと思うんだけど、あの事件にも。
そういう情報公開すべしっていう基本的な価値観はあるのかもね。
そういう意味ではアメリカのコミックらしい作品とも言えるんじゃないですかね。
サイファーの今回の能力なんてね、民主主義的な秘密をなくす、全部公開する。
かっこいいよね。
これさ、モイラが殺されそうになるシーンでサイファーがかっこよく登場するじゃないですか。
コブラかと思ったね、私は。
いるさ、ここに1人なのと。
後ろからバッと登場するシーンで、かっこいいセリフを言いながら出てくるじゃないですか。
かっこよすぎてちょっと笑っちゃいましたね。
ディスニーがモイラを殺そうとするんですね。
さよならモイラ。永遠に死になさい。
かっこいい。これもかっこいい。
それに対してサイファー。永遠に?そりゃ不吉だね。
まあ確かに不吉な状況ではあるけどさ。
永遠に死ぬ?マジでやばいね。
いやーかっこよすぎる。笑っちゃう。
ポーズもめっちゃかっこいい。
壁に寄りかかってベルトに手を当ててます。
いやーやっぱりコブラとサイファーしかできないですよ。こんな登場。
サイファーね、テイン・オブ・ソースではもうちょっと悩っとした。
ヘタレキャラでいじられてたのに。
いじられてたのに、もう今めちゃくちゃかっこいい。
まあ後ろに奥さんいるんだけど。
結婚して家庭を持って変わったんですかね。
そうね。ミスティー君にね。
少年、お前なんか寝てる間に殺せるわって言われるんだけど。
この二人も。で、後ろに鮮血月のベイがいますかね。
はい、グーシャーの人が出てきてね。
彼らを殺すのはそう簡単じゃないと思うけどな。
このシーンだってデスティニーが未来を予知するじゃないですか。
この場でサイファーを殺そうとしたらどうなるのか。
おおむね全員死ぬっていう予言になるのはやっぱりこの鮮血月の強さを感じられていいですよね。
どの未来を選んでも大体みんな殺されてしまう。
ベイに負けるのは恥でもなんでもないよ。僕の妻は超やばい。
めちゃくちゃ虎の胃を飼ってますよ。
サイファーめっちゃいい。すごい好きになりましたね今回。
でもまあそうだよね。この状況を作ったのはサイファーですからね。
彼の作戦勝ちですよ。
結構そうね。知的というかそういうね。
勝ち方もスマートですよね。
スマートスマート。
転生の能力者から殺したら問題解決しないので、
ミスティークはそのミュータント能力を治療する薬を打ち込んで殺そうとするんですけど、
51:03
でもコラージュはもうミュータント能力を失った人間であると。
人間を殺すのは法律が許さないんだと。
クラコア法でね。
クラコア法で禁じられている。
って言ってこの2人に勝つっていうそのロジックの組み立ても、
理屈で勝つっていうところのサイファーの言語の強さが際立ってて。
サイファーファンになりましたね。
本当にサイファーがかっこいいの最後の最後の本当に終わりのところなんだけど、
それまでもサイファーちょろっと出てくるんだけど、
クラコアがどうやってできたかみたいな話だったから、
それが一気にバーって回収されて、
あ、これサイファーの話だったのかって思いましたね。
視点人物誰にすればいいかわからんっていう感じが最初あった分、
最後のサイファーにギュッとまとまっていく感じはカタルシスありますよね。
ジョナサン・ヒッグマンがクラコアっていう舞台を作って、
異世界で検討大会開いて、
サイファーとベイの結婚なんてギャグシーンだと思ったもん。
そう、完全にギャグでしたね。
まさかここでね、サイファーが一つ暴力を手に入れることが、
ちゃんとオチに向かってたんだ。
この結婚がなければクラコアの未来もなかったということで、
素晴らしいお話でしたね。
はい、ということでエックスメン・インフェルノでした。
さっきもちょっと話出ましたが、我慢が必要な作品なのは間違いないと思うんですが、
その最終的なカタルシスの気持ちよさはやっぱり群を抜いて高いですし、
私はマグニートーとチャールズが協力して機械生命体と戦うシーン、めっちゃ熱かったですね。
やっぱりスルメ的な。これまで読んで、またもう一回ハウスオブエックスから読み始めたって。
結構コマの描き方というか、似せてるシーン多かったですよね。
そうですね、セリフをリピートするシーンとかもあったりして。
立ち姿を重ねてたりとか結構あったんで、
多分2冊一緒に読めばまた新しい発見とかもあるんじゃないかな。
そしてやっぱりこのシリーズだと10オブソーズ読んでほしいですね。
そうですね、一応この第1部なんとなく読んできたけど、一番面白かった、一番おすすめは何かって言われたら、
10オブソーズですね。
10オブソーズもマイページ面白かったもんね。
なんですかもうギャグとシリアスというか。
シリアスとギャグがずっと続くから、なんか楽しみ。めちゃくちゃ長い話ではあるんだけど。
あと新キャラの魅力ね。ベイもそうだし、あとは不敗のイスカー。
不敗のイスカーね。負けないっていう能力者。
最高にギャグにもシリアスにも使えるキャラですからね。
面白いんですよ。ぜひぜひ。
10オブソーザーもあれ1冊で楽しめる作品もらってると思うんでね。読んでもらえたらと思います。
54:01
いつものお願いします。
番組へのご意見ご感想あれば、ツイッター、ハッシュタグ、方訳あめあられお付けでツイートしていただくか、メールをいつでもお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられ、あっとマーク、gmail.com。
あめこみあめあられ、あっとマーク、gmail.com。
あめこみのコミはcomiです。
語ってほしいあめこみのリクエスト、読んだあめこみの感想、なんでもお待ちしております。
なんかメールとか来てないんですか?
ちょっとメールあんま来てないですね。
そうか。メールもね、来たらね、いつもね。
なるべく読むようにしてた。
思ってるんですけどね。
なかなか最近メールも減ってしまいまして。
気が向いたら送ってください。
はい、いつでもメール送ってください。待ってます。何でもいいです。
来週はストレンジアカデミー3。
ストレンジアカデミー3。
ということで。
魔法学校の話ですね。
はい。
1、あれ?やってみるんだっけ?
いや、やった。
やった?
やった。
やった?
やった気がする。
あ、違うよ。あれだよ。やろうって言ってたんだけど、2人タイミング間違えて読んじゃって。
あ、そうだ。
で、私読んだんだけど、私読む前にやったよね?
やった。
あれ。
あれですね。ストレンジアカデミー3。
ドクターストレンジが校長をやってて。
今回も出てきたね。Xメンのマジックちゃんも先生としてね。
やってました。
生徒たちに地獄を見せるって。比喩的な意味じゃなくて。
社会科研学部に行くって話もありましたね。
地獄を見せてくれるっていうね。
魔法学校の話ですね。
保護者としてロキがいたりとかですね。
あったね。
そうだそうだそうだ。親戚の子供なんだよね。ロキの。
そういう愉快な作品となっておりますので。
こちらも電子書籍で購入することができますので。
ストレンジアカデミー3、ぜひ読んでいただいてラジオを聴いていただければと思います。
それではまた来週。さよなら。
バイバイ。
モイラ10回しか転生できないのちょっと気の毒ですよね。
作中でそんな風に設定言われてましたね。
もっと何十回も転生してたらさ、きっといい方法もっと見つかると思うんだけど。
風雷の試練だってさ、1000回死んで1人前なわけでしょ。
まあそうだね。
それ思うと10回でベストな選択を目指すモイラすごいよね。
確かに。風雷の試練はモイラの気分も味わえる。
アメコミですね。
アメコミです。