1. 邦訳アメコミ雨あられ【毎週土曜深夜更新】
  2. #232 『バットマン:アースワ..
2024-12-14 51:03

#232 『バットマン:アースワン』/M-1グランプリ2024準決勝/杉浦 次郎、うめ丸『ニセモノの錬金術師』

~ 「悪い警官と悪い警官さ」

~

~ 番組への感想やリクエストなどがあれば「#邦訳雨あられ」をつけてXに投稿するか、amecomiamearare@gmail.comまでお願いします。

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サマリー

エピソードでは、M-1グランプリ2024準決勝の観戦経験や、杉浦次郎と宇名丸が漫才の面白さや競技性について議論します。また、漫画『ニセモノの錬金術師』にも触れ、異世界転生ジャンルの新たな視点が提供されます。『バットマン:アースワン』では、バットマンのオリジンが新しい視点で描かれ、主人公のブルース・ウェインが未熟なヒーローとして現れ、リアリティを重視したストーリー展開が特徴です。『ニセモノの錬金術師』を題材にした作品では、異世界での経済やマーケティングの挑戦が描かれています。エピソードにおいては、ゴードン本部長が汚職に染まったゴッサム市警の中で苦しみながらも、バットマンとの出会いを通じて正義の心を取り戻そうと奮闘します。さらに、ハーヴィーブロックや新たに登場するヴィラン、バースデーボーイとの対決が展開され、キャラクターの成長が描かれます。また、『バットマン:アースワン』についての議論が行われ、バットマンの成長や特徴的なシーンについて語られています。アースワンの今後や多様なバットマンの設定進展にも触れています。今回のエピソードでは『バットマン:アースワン』とM-1グランプリ2024準決勝に焦点を当て、杉浦次郎と宇名丸が『ニセモノの錬金術師』について語り、アメコミの深いインサイトと漫才の面白さが融合した内容になっています。

M-1グランプリの準決勝
- こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。今週何食べたのコーナーよ。この1週間で一番面白かったエンタメをお互いに報告するっていうコーナーですよ。最初はグー、じゃんけんぽい!
- お願いします。- じゃあ私ですね、12月の5日に行われたM-1グランプリの準決勝をですね、配信で見まして、昨年もその話したと思うんだけど、職場の同僚を誘ってですね、みんなで採点を
採点というか、31組だったかな?31組の中から決勝に進む9組を当てるっていうやつをやりまして、私は昨年と同様4組しか当てられなかったんですけど、周りの人たちはだんだん精度が上がってきてですね、今回一番当てた人はですね、7組当ててました。
- すごい、ほぼピタリ。- 大したものですよね。やっぱ面白いんですよ。
- 準決勝って日本で一番チケットが取れないお笑いライブだって言うんですよね。- あ、そうなんだ。
- お笑いの一番面白い上積みが、上積みの上積みが来るからみんなチケット取りたがるとはいいよね。
- 確かにもう3回戦も結構ネタ度が上がってるよね。- 3回戦ぐらいからもうほぼ出るんじゃないかな?
- 順々が全部で当たったと思うんだけど、やっぱりそれは上積みも上積みよね。めっちゃ面白いから見るっていう。
- あと、見た後に感想戦っていうかさ、なんでそれを選んだかとかって話してるとさ、その人の好きなものとか傾向みたいなのが見えてきたりとかさ。
- あと大会時代の面白さなんかも見れたりして。今回結局決勝に進出することになったのは、真空ジェシカ、トム・ブラウン、ヤーレンズ、エバース、ダイタク、レイワ・ロマン、ママタルト、バッテリーズ、ジョック・ロックということでね。
- そうそうたる面々なんですけど、トム・ブラウンがみんな当てれてなかったですね。真空ジェシカなんかはやった人みんな自分が選ぶ9組の中に入れてたんだけど、トム・ブラウンってなんかわからないもんね。
- どう評価していいかわからないとかさ。他の人たちはさ、展開がとかボケの数がとかさ、なんとなくそういう自分なりの軸みたいなのを見つけてさ、ここが良かったとかさ、ここが面白かったとかさ、こいつと比べるとこう違うとかって話ができる。
- トム・ブラウンなんか違いすぎて、全然あれでしたね。準決勝でやったネタを決勝でもやる人が多いので、あんまり言うとネタバレになっちゃうんであれなんだけど、トム・ブラウンはホストクラブで飲みすぎちゃう女の人の肝臓を守りたいっていうネタで、やってることは結局昨年の準決勝でやったのと同じ。
- とにかく布皮を殺して、その後道を自分で死ぬっていう。それを繰り返すネタだったんですけど、面白いよ。でもなんだろう、もうなんかよくわからないよね。これでいいのかみたいな。これで認めていいのかどうかっていうようなところがありましたよね。
- 決勝まで行くんだからね、やっぱり期待されてるってことなんでしょうね。
- 多分、本当の審査員の人は放送作家の人だと思うけど、どういうつもりで選んでるんだろうね。
- 一枠はこういう枠が必要だ。8枠選ぶ側も責任重大ですもんね。この選び方組み合わせで盛り上がり盛り下がりも変わってしまうわけで。
- 私ママタルト好きなんですよね。
- ああ、ママタルト決勝行きましたね。
- ママタルトまさか決勝行くとはと思ってるんですけど、やけすごいネタが好きだし、やっぱり声でかいのいいですよね。声がでかいだけでちょっと面白くなるっていうのは結構私好きですね、あの仕組みというか。
- われわれなんかいつもボソボソ喋ってるとか。
- そう、やっぱ大声を出す。聞こえる声ではっきり喋るっていうのも大切なことなんだなって。考え合わされましたね。
- 私大沢好きですね、双子のコンビ。いつも双子ネタとか家族ネタとかをやってるんですけど、なんかもう仕上がってるよね。
- 確かに、何年一緒にいるんだって話ですもんね。
- そう、やっぱ面白いですね。漫才、不思議な文化ですよね。プロレスと一緒ですよね。
- その心は?
- 漫才ってさ、こうさ、2人の人がさ、マイクの前でさ、さま初めて会話をするかのようなことを言うわけじゃないですか。
プロレスがどうかっていう話はちょっと一旦置いておくんだけど、なんかそういう、会話のフェイクでしょ?
- だから昔の漫才コンビとかだとめっちゃ仲悪くて、楽屋も別で、舞台の両側から出てきて、帰りも別みたいな話あるよね。
あれはでもあれか、プロレススーパースター列伝みたいなもんか。
- いや、わからんけど、まあでも、なんつーんだろう、でもそれでやれるからそうしてる。
- あーなるほどね、確かに確かに。
- つまりさ、われわれのさ、このさ、具にもつかない会話はさ、コンテンツになってるのか、今。
- 聞いていただいてますよ。
- そうか。
いや、まあそういうコンテンツもあるよね、そのトークライブとかさ、本当に対談とかっていうのがコンテンツになることもあるんだけど、
まあそれを言ってみれば格闘技じゃん。
- あーなるほど、なるほど。
- でも漫才はプラスエンタメだよね。
- 楽しませなきゃいけないからね、練習もしなきゃいけないし。
ニセモノの錬金術師の展望
- まあ練習の話は一旦置いとくんだけど、つまり格闘技なり会話なりっていうベースがあって、そこに過剰な味付けをしていくっていうかさ、ある種のパロディーというかさ、じゃん。
- 会話というもののパロディー。
- 本当に会話してるわけじゃないんだから。よく言うよね、ネタが頭に入りすぎちゃっててさ、会話としての間を守れなくなってるとかさ。
- 本当の会話とは何かっていうところもね、あったりするんですけどね。
- そういう哲学に近づいていくっていうかさ。
- 思想ですね。それとの思想のぶつかり合いが、価値観のぶつかり合いがM1グランプリと。
- ある種偽物であるがゆえに、純粋な根源的な疑問に、哲学に到達するっていう。
- 偽物であるからこそ逆に本質が見えてくるってあるもんね。
- そうそうそう。
- 確かに確かに。
- そういう意味では、今日本で一番洗練された会話が目撃できるのがM1グランプリなのかな。
- なるほど。
- あとやっぱ決勝さ、タラタラしてるじゃないですか。
- スポンサーの関係とか広告の関係があって、どうしても段取りがあるからね。
- 審査して、喋って、続きはCMの後とかやってとかって。
- ネタじゃない会話しなきゃいけないパートとかね、あったりするよね。
- 準決勝はさ、マジですごいスピードで次々だから。
- ストイックな。
- そういう意味では、勝を取るための戦いをショーアップしてるわけじゃないから、
- 本当にそういう意味ではストレスなく永遠と面白い漫才を見続けるっていう、それもまたいい感じですね。
- なるほどね。
- 今回Aブロックにはですね、ワイルドカード枠っていうことで、
- 視聴者投票で選ばれたロングコートダディで参加したりしてたんですけど、
- Aブロックからは結局誰もですね、上に上がらなくなって。
- 後半の方が有利みたいな話とか、やっぱあんのかな?わからんけど。
- でもそういうさ、一種の競技性なんかも楽しめるポイントだと思うんで。
- 確かに。
- 3500円だったかな?配信。
- だから私は職場の同僚を誘って、カラオケのパーティールームみたいなところで酒を飲みながら見てたんだけど。
- 結構楽しんで、来年もやると思いますし、ぜひ皆さんもやってみてはいかがでしょうか。
- 友達を誘って、みんなで準決勝を見ると。
- なるほどね。
- 私の今年一押しは真空自死化です。
- なるほど。ちょっと楽しみだな。
- 決勝は普通に毎年見てたんだけど、準決勝を配信かと思ってあんま見てなかったんだよね。
- 見るのも面白そうだね。
- 面白いよ。ただ見ると、やっぱり敗者復活と決勝、同じネタをやるコンビが多いから、
- 本番の日に少し楽しめなくなっちゃうっていう弱点はあるな。
- 人とやいのやいの言いながら見るってのも面白いと思うので、気が向いたらやってみてください。
- 今週はM-1グランプリ準決勝でした。何かありました?
- 今年は、今年じゃないや。今週はですね、結構バタバタ忙しかったんですが、
- YouTubeのショート動画ってあるじゃん。
- あるのは知ってる。
- YouTubeはちょこちょこ見てたんですけど、YouTubeのショート動画の存在は最近知りまして、
- ちょこちょこ見てたんですね。10秒、20秒、30秒くらいか。30秒もないのか。
- で、ぽんぽん出てくると。それぞれ切り抜き。芸人のラジオ番組の切り抜きとかさ、
- あるいは雑学系の30秒でも流れる雑学みたいなのを見てたんですけど、
- ちょっとこのコンテンツの消費の仕方が良くないなと。
- 半時間で雑に色んなものを摂取しちゃってるなっていう気がして。
- ファストな感じがね。
- 良くないな。この大局に位置するもの何かなと思って色々調べたんですけど、
- YouTubeにですね、ロジスティックスっていうコンテンツがあるのをご存知ですか?
- 知らない。
- ロジスティックス、物流そのままずばりなんですけど。チャンネル名もロジスティックスだったかな。
- 何かっていうと、スウェーデンから中国の深圳までコンテナを輸送していくんですけど、
- それを最初から最後までずっと撮ってるっていうコンテンツで、
- 1動画あたり8時間あるんですよ。8時間でそれが本当にスウェーデンを出発してから、
- 深圳からスウェーデンに辿り着くまでをずっと流し続けるっていう。
- 全編見続けると1ヶ月以上かかるっていう。
- 面白いの?
- 全く面白くない。もうね、ずっと海の上でコンテナ船が動いていく様子が見られる。
- へぇー。
- 私もダイジェストしか見てないんですけど。
- 結局、ダイジェスト見てるんじゃないか。
- 見切れんだと思って。
- 何だよそれ。この話全部何だったんだよ。
- なんでね、そんなこともあったんですけど、すげぇ動画があるぞって話ですね。
- で、漫画読みましたよ今週。
- えー、今の話全部。
- 漫画読んだんですよ。
- ちゃんとコンテンツは見なきゃいけないし、選ばなきゃいけないので。
- 長けりゃいいってもんでもないし、短けりゃいいってもんでもないんだなってことで。
- なるほどね。
- 最近読んだ漫画はですね、偽物の錬金術師っていうのを読ませて。
- 知らねー。
- もう我々ある程度年齢重ねてきてるので、正直根性のゴールはだいたい見えてきてるじゃないですか。
- まあまあまあ。
- 異世界転生ものをちゃんと読まなきゃ。
- あー、異世界転生ものなんですね。
- 2週目についてちょっと考えてきたなって思い始めておりまして。
- 2週目、異世界で転生する予定なの?
- えー、だってこの世界に生まれる確率よりもさ、マルチバースに生まれる可能性の方が絶対高いでしょ。
- えっ、ブッダはどう言ってんの?
- あー、まあいずれはね、リンデ先生繰り返せばどっかにまたこの時代に来るかもしれないけど。
- この時代、この世界に来る可能性よりも、じゃない方に行く可能性の方が絶対高いからね。
- なるほどね。
- 異世界転生で予習しておくべきかなって、読んだんですけど。
- これはですね、まあ面白くて、結構よくできてて。
- あの、異世界転生ものっていわゆるチートスキルを持って転生しますみたいな。
- あ、そのイメージすごくありますね。
- すごいパワーを手に入れて異世界に行って、まあいい生活を送りますという感じなんですけど。
- これはですね、まあちょっと、たぶんそういう系のパターンが行き着くと思ったことで言って、ちょっと逆に振り切った作品なんですよ。
- 主人公はですね、異世界転生したんですけど、彼の能力は錬金術。
- 何か魔法を作り出すことができる。
- 何かを混ぜ合わせたりとか、素材を加工することで、すごいものを作り出せる。
- これは欠点があると。
ニセモノの錬金術師の挑戦
- 例えば、彼は完璧なものを作れるんですね。
- 薬を作ろう、調合しようと言うと、完璧な薬を作れる。
- 他の人が例えば、100点の薬草を作れるとしたら、彼は1000点とか1万点レベルの薬が作れるんですよ。
- だから、彼がその商品を作ることによって、効果はすごく高い。
- それはこの世界で生きていくには邪魔でしかないんだと。
- なんで?
- つまり明らかな、よそ者であることがバレてしまう。
- ああ、なるほど。目立っちゃう。
- そう、目立ってしまうと、自分のこの能力のことがバレてしまう。
- 当然、その世界には同業者がいっぱいいるんですよ。
- 同じように錬金術というか、薬剤師に近い仕事なんですけど。
- そういう仕事を生業にしている人がいて、その人たちの業界団体とかもあるんですね。
- 業界団体に目をつけられると、やっぱり商売ができなくなってしまう。
- 薬を作りましたと、最高の薬ですってなっても、その薬に効果がありますよっていう証明書をもらわないと販売できない。
- これは現実でも一緒なんですけど、その証明書の発行にすごくお金がかかってしまう。
- だから、新しい薬とかは売れない。
- だから、もう巷で売られているものと同じレベルのものを作らなければいけないんですよ。
- だから、いわゆるチートスキルを持って異世界に来たんだが、それがなかなか発揮できない。
- でもお金は稼がなきゃ、当然生活できないということで、
- 自分の能力を隠しつつ、その世界でどうやってお金を稼ぐのかというところで主眼を置いた作品で。
- これがなかなか面白い。高い商品を作るには高い素材が必要である。
- そのためには投資しなきゃいけない。でもその投資のためのお金があれば、そういうわけにはいかない。
- かといって、じゃあ誰でも作れるような薬を作る。
- ってなると、それはやっぱりみんなが売っているものだから値段が安い。
- やっぱり収入率が上がらない。
- すごい力があるんだけど、うまく発揮できない。
- でもそれをどう活かしていくのかっていうところで、結構面白さを作っている作品で。
- マーケティングとか、そういう経営っぽい話とかも出てきて、なんか面白い。
- なんか良くなった気がする。
- なるほど。ブラックジャックみたいになれよ。すごい金取って、めっちゃ金持ちしか相手しない。
- やっぱりですね、能力を持っている人たちが他にもいて、その能力を持っている人たちに目をつけられると、その能力を奪ったり奪われたりっていうことがあったりして、
- とにかく目立っちゃいけない。
- とにかく目立てないのか。
- っていう制約がある中で、とはいえお金が必要だし。
- 祭りだけに制約がね。
- 制約があるということで、これが結構面白い作品でしたね。単なる経営だけの話じゃなくて、まだ今3巻しか出てないんですけど、
- 例えば途中でバトル展開が始まったりですとか、全く戦闘向きじゃないんですけど、じゃあバトルをどうしようかとか話があったりとか、
- あるいは今やっているのはゾンビがいっぱい出てきちゃったから、それをどうしようかって話をずっとやってますね。
バットマン:アースワンの新しい視点
- 面白いんだね。
- 面白いですね。すごい力があるんだけど、その力がすごくピーキーというか、ある特定のポイントにしか強みがない。
- それを発揮するための状況を自分で作らなきゃいけない。
- なるほど。
- 条件がすごくたくさんある中で、どうやって自分の力を発揮するのかってもがいていく様子が面白かったですね。
- なんか異世界転生者ばかにしちゃいけないなって思いましたね。
- なので、本当に面白い詩ですし、電子書籍も出てるし、もともと確かツイッターかなんかに出てた漫画なのかな。
- ウェブ発信の漫画で、もしかしたら1話とか2話とか無料で読めるかもしれない。
- 偽物も。
- 偽物も連載中ですし、面白いのでぜひ読んでみてください。
- さてさて、この番組では毎週一冊の公約アメコミを紹介しております。
- はい。
- 今週のテーマはバットマンアースワンでございますね。
- ライターはジェフ・ジョーンズ。このラジオもたびたび取り上げている。
- 今日、滑舌悪いですね。
- 気持ち悪いな。
- たびたび取り上げている。
- 取り上げている。もう本当に名作どろい。
- はい。
- それを読んで面白いということで。
- そうですね。
- ニュー52のね、ジャスティスリーグのシリーズを書いていたジェフ・ジョーンズですけど。
- これ、時期的には2010何年とかで、まあニュー52の時期なのかな。
- 2012年7月に発売。書き下ろしの作品ですね。
- いわゆる我々がよく見る世界とはちょっと違う、別のアースでのお話ということで。
- タイトルもバットマンアースワンということで。
- アースワンですね。
- 読んでみたらまあ確かに全然違いましたね、バットマン。
- はい。面白かったですね。
- 面白かったですね。この作品初めて読んだんですけど。
- こういうバットマン像もありなのかと。
- 私はだいぶ前に翻訳されてからたときに買って、久々に読んだんだけど、面白いんだよな。
- 面白かったね。
- 一応このバットマンアースワンっていうシリーズは3冊ぐらい出たんだと思うんだけど、
- 翻訳されてるのは1巻だけで、まあでも別にね1巻でね、まあちょっと振りはあるものの綺麗にまとまってていい感じですよね。
- しかもこのアースワン世界のバットマンのオリジンというか。
- はいはいはい。
- なので読みやすいかな、非常に。
- 確かに。
- バットマンちょっとでも知っていれば薬とくるようなネタも仕込みつつって感じですよね。
- そうですね。
- バットマンをもちろん知らない人にも楽しめるし、知っている人であれば知っているバットマンとの距離感でやっぱ面白さが生まれますよね。
- やっぱこれですよね、膨大な文脈というか、ハイコンテクストな面白さがあるというのがアメコミの面白さであり、単品でもちゃんと面白いという素晴らしい一冊ですね。
- そのアメコミの良さみたいなものを凝縮した一冊だったと思います。
- いわゆる我々がよく知る世界がアースゼロ。
- アースゼロ、はい。
- このアースワン世界っていうのは、何ですかね、ちょっと現代風リメイクの世界って感じですか?
- そうでしたね、確かに。
- 多少リアリティを。
- うん、重視して、時代も現代に寄せて。
- アルフレッドが言っていた戦争がなんか砂漠の戦争だったみたいな感じがあったから、割とアフガニスタンとか2000年代以降の戦争をイメージするような描写もありましたよね。
- 今風。
- 同じ世界の物語としてスーパーマン、アースワン、ワンダーウーマン、アースワンも翻訳されているし、
- 他にもグリーンアローとかあったんじゃなかったかな、ごめんちょっと忘れちゃったけど。
- ということでね、アースワンからアメコミ始めてみるのも悪くない。
- 確かに、ここから始めたらね、本編というかアースゼロの話を読んだら、それはそれギャップがあって面白いのかもしれない。
- アースワンのバットマンの特徴は、やっぱり未熟?
- あーそうでしたね。これまでいろんなバットマンのオリジン読んできたけど、その中でもかなりトップクラスの未熟さ、ダメさみたいなものを描いてましたね。
- それがもう身体的にもそうだし、精神的にもそうだし、装備もそうだし、あらゆるところでダメバットマン。
- バットマンの強みみたいなものを何一つ持っていない状態から始まるっていうのは面白かったですね。
- まあ最初がいいよね。バットマンの武器といえばグラップルガン。
- ワイヤーが飛び出るあの銃。
- ワイヤーを射出して、それでバットマンは飛ぶというか、スイングしていくんですけど、まずグラップルガンが絡まるところからスタート。
- 確かに考えてみればね、こんな勢いでワイヤー射出したら絡まる。
- 絡まるわな。だって釣竿でさえあんな絡まるんだからな。
- 確かに。あんなに効率的な釣竿でさえ絡まるのに、謎の機構で動く銃なんて。
- 絡まる。それから犯罪者を追ってビルを飛び越える。
- 飛びますね。
- ビルからビルへ飛び移る。飛び移ろうとするんですが、失敗して落ちて怪我する。
- バットマンとしてはなかなか見えない姿ですよね。
- 落ちて怪我した後、強盗を見つけるんだけど、見て見ぬふりをする。もう怪我しちゃったからね。
- あとお偉いからね。
- 元気ないからね。最後、ホームレスの人に殴らないでって言われて、自分が情けなかったんでしょうね。
お金を渡して帰る。
- 最後のお金渡すシーンすごく良かったですね。バットマンの正義の姿が描かれてましたね。
- めちゃくちゃ情けない姿でしたね。
- こういうちょっと一味違うバットマンの姿が楽しめるのが、たぶん今作の魅力だと思いますね。
- バットマンのコスチュームも普段とは違って、瞳が見えるタイプのマスクですよね。
- リアリティ重視だからなのか、実写のバットマンかのような目が見える。
- バットマンのマスクから瞳が見えると、一段と変態っぽさが増しますよね。
- なんか急にコスプレ感っていうか、何だろう、異常者っぽさが増して、
- コスチュームもね、全身タイツを着たヤバいおじさん感が増していて、
- 異常者っぽさが強いのが今回の面白さでしたね。
- 特徴なのかなと思いましたね。
- そうですね。ペンシラ、絵を描いているゲイリー・フランクのちょっと写実的なというか、
- リアリティのある絵も相まって、その辺の変さがね、めちゃくちゃ。
- 他の部分でリアリティがある分、この変さもすごくいい味出してましたね。
- あと目が見えてるの実写っぽいっていう話をしたんですけど、結構最新のバットマン映画、
- ザ・バットマンと似ているところはありましたよね。
- 普通のバットマンと同じようにですね、両親が殺されてバットマンになることを目指すんですけど、
- ほら、映画のザ・バットマンでリドラーが曝露したトーマス・ウェインの秘密ってさ、
- トーマス・ウェインが自分の家族を探ってたやつをマフィアに殺させたんだ。
異なるバットマン像
- その隠したかった秘密っていうのは、実はマーサー、ブルースのお母さんがアーカムの血筋だった。
- 今回もそういう設定でしたね。
- 確かに、アーカム一族とウェイン一族の血管の中で生まれたのがブルース・ウェインだったって話になってましたね。
- バットマンというある種の狂気を説明するために、血筋っていうものを引っ張ってきたって感じですよね。
- これはいわゆるアースゼロの世界とは違う設定ですから。
- 確かに。そっか、これザ・バットマンと同じ設定だったのか。
- そうそうそう。
- ザ・バットマンも忘れちゃってたな、なるほどね。
- ザ・バットマンも確かお父さん視聴戦かなんかに出ようとしててさ、スキャンダルもみ消すためにそういうことをしたんだって話だったよね。
- 確かに、言われてみれば。
- このアースワンのトーマス・ウェインも視聴戦で出ようとしてますからね。
- この視聴戦のトーマス・ウェインの応援するバッジが黄色地に黒でちょっとバットマンのマークに似てるの面白いよね。
- ああ、そういうことなんだこれ。
- 遠目で見るとさ、バット・シグナルっぽいデザインになってましたね。
- まあ、よく知る普段のバットマン世界の人たちもいっぱい出てくるんだけど、結構立ち位置変わっててその辺の方ですね。
ゴードンの変化
- そうですね。アルフレッドとかも出てくれるんですが、設定としてはトーマスの友人という枠ですかね。
- 非常に頑固な、頑固親父っていうキャラで出てきていて。
- めちゃくちゃハードボイルドですよね。
- すごく暴力的だし、こだわりも強いし頑固だし、サンドイッチは作らないタイプのアルフレッドですよね。
- アルフレッドといえばね、やっぱりバーコードヘアでさ。
- バーコードヘアで親子的で、イギリスで演技を学んできましたみたいなね。
- こたるごとにご飯作ってくれる。
- 困ってるといろいろ作ってくれる人なんですが。
- これ羊じゃないもんね、もうね。
- そうだね、元軍人として出てきてますもんね。
- めっちゃ銃使うし。バットマンが銃使わないことに対して言ってくるよね。
- 指導する機会がありましたね。正しい目的を達するには正しい手段をつかなければいけないんだと。
- 偶の音も出ない正論ではありますが。
- まあでも一応ブルースを鍛えてくれた人ということで。
- アルフレッドがですね。
- あとみんながよく知ってるゴードン本部長も出てきましたね。
- 出てきましたね。
- まあ良くない警官でしたね。
- ビジュアル的にはね、よく知るゴードンの感じなんだけど、
- なんかすっかりゴッサムに染まってるタイプでしたね。
- 汚職はびこるゴッサム死刑の警察官といえばこうなってしまうのかということで、
- 彼自身も犯罪をもみ消したりだとか、犯罪を見逃したりとか、繰り返すような警察官であると。
- アースゼロというかね、よく知るバットマン世界と比べると、やっぱ違いが目立って面白いですよね。
- イヤー…ゼロイヤーだっけ?あれイヤーワンだっけ?
- ゴードンが汚職まみれのゴッサム死刑にやってきて、それを変えていくっていうのを結構見たじゃないですか。
- あーありましたね。
- 犬消しかけられたりとかしてましたね。
- はいはいはい、あったあった。
- そんなのに比べるとだいぶ染まってる感じでしたよね。
- 馴染んでますね。
- そう、今回はアースワンだけどさ、アースワン以外にもアース1とさ、アースワンとさ、イヤーワンとゼロイヤーがあるじゃないですか。
- アース1はアースワンのことだ。
- これはまたアースワンとは違うアースワンじゃない?
- いやこれはアースワンだよ。
- あれ?
- ニュー52の52個ある世界のうちの…
- あ、これそういうことなの?
- そうそうそう。
- あ、なるほどね。
- いつもの世界、1がこの人たち、2がバットマンとスーパーマンが幼馴染みの世界、3が善悪逆転世界避。
- あ、なるほどね。じゃあ私勘違いしてたわ。
- なるほど、これがアースワンか。
- これアースワン。
- じゃあこれとは別にイヤーワンとゼロイヤーがあるのか。
- そうそうそう。
- いろいろ読んできましたね。
- いろいろ読んできましたね。
- どれかにありましたね、犬消しかけられて他の警察官から疎まれる。
- ゼロイヤーだっけな。
- ゼロイヤーかな。
- それを思うとかなり馴染んでいるゴードンの部長でしたね。
- そうですね。
- で、まあでもこのゴードンが変わっていくっていうのがこのアースワンの一つの面白さでしたね。
- 確かに。やっぱりゴードンとバットマンのコンビが誕生するまでを描いている作品なんで、
- やっぱりゴードンがね、どんどん正義の心を取り戻していくのが非常に読みどころでしたね。
ハーヴィーブロックの登場
- 読みどころでしたね。
- で、このゴードンを変えていくきっかけとなるキャラクターがハービーブロック。
- いやー、素晴らしかったですね。
- びっくりしました。僕の知っているハービーブロックと全然違うから。
- 彼はスター警察官、スター刑事という役所で。
- いるの?そんな人。
- いるのかな?アメリカではいるのかな?
- ハリウッドで、ハリウッドの事件を解決していた警察官、刑事なのかな。
- テレビでも特集が組まれて、ドキュメンタリーが放送されていたと。
- それが番組が打ち切りになって、一発逆転を狙って、犯罪と自己スタムになってきたと。
- 調子もんキャラなんですよね。
- めちゃくちゃ張り付いたような笑顔で出てくるキャラですね。
- 街の有力者とかにもへらへら近づくし、あるいは犯罪を見かけたら、後先考えずに犯罪現場に突入してしまうという感じで。
- 警察官としては良くないんですが、彼の行動をきっかけに行動本部長が変わっていくというのは非常に面白い構造でしたね。
- そうですね。ウェイン夫妻の殺人事件を解決することで、映画化されようと言っていて。
- ちょっと好きになれないなと思うんだけど、意外とゴッサムの汚職とかを見逃さないという一面もあったりして。
- 非常に良いキャラでしたね。
- ハーヴィーブロックって、いわゆるアースゼロでは、もっと武骨な感じのキャラクターですよね。
- ゴードンの懐刀と言いますか。やらかして私立探偵とかにもなったりしてましたよね。
- どっちかと言ったらハードなキャラなのに、こんな軽薄なキャラに読み換えられているのは面白かったですね。
- 調子もんでしたね。
- 彼らが協力しながらウェイン夫妻の殺人事件を追いつつ、かつ現代で起きている連続幼児誘拐事件にも追うことになっていくと。
- 現ゴッサム市長がペンギンなんですよね。ペンギンとは呼ばれていないか。コブルポット。
- コブルポットと呼ばれていますね。
- 鉛筆服を着ているのでペンギンスーツと呼ばれていると見て、いつものペンギンを知っている人は母だと思うわけですよね。
- 確かに。
- 結局こいつが全部の黒幕なんだけど。
- この連続誘拐犯めっちゃ怖いよね。
- 今回初登場と言われていましたね。
- バースデーボーイ。
- バースデーボーイか。バースデーボーイ。
- 誘拐してきてケーキのロウソクを吹き消させると。願い事は言葉にしてはいけない。
- めっちゃ子供みたいな服を着ているのにムキムキの巨漢でズタ袋みたいなのを被っているっていうビジュアルの怖さがやばいですよね。
- いやー怖いね。ジャンルの違いの怖さがありますよね。
- 肉切り包丁みたいなのをベルトに挟んでいるしね。で、ロウソクを吹き消させようとしてくる。願い事をしろって。
- いいですね。ゴッサムのビランって感じですね。
- リアリティラインを上げたゴッサムにはこういうやつが出てくるのかっていうのは。
- ちょっと解説でも言われてたけど、バットマンに描かれる精神異常者というか、人たちの描かれたらちょっと差別的であるんだったけど。
- こんなことやってたらそれは言われちゃうよね。
- でもこのバスデーボーイとの戦いと、コウルポッドとの戦いと、あるいはゴードン本部長がいかに正義の心を取り戻すのかっていうのが今回の見どころですかね。
- そのゴードンの変化のきっかけになるのが、娘のバーバラが誘拐されるということでね。
- 本気でやろうっていうふうになるんですけど、この時ね、ハーヴィーがやらかすのを。
- このハーヴィーがね、ゴードンの名前を語って余計なことをしてしまうっていうことがあったんですよね。
- そのせいで今までおとなしくしていたゴードンが余計な動きを、余計な操作をし始めているということでバーバラが誘拐されてしまう。
バースデーボーイとの対決
- 真相に近づこうとしてるってことね。市長のパワーで。さっきのバースデーボーイを使ってさらわれちゃうんだけど。
- めっちゃ住みにくい街だな。
- 市長ってそんなことできるの?
- すごいよね。何和金融道で読んだ知識だと、県議会議員とかになるより市長のほうがいいとは聞くよね。
- へぇー。
- 県議会議員とかになってもできる仕事は、例えば何だろうな、公務員の圧戦とかさ。
- そういうしょうもない仕事ばっかりなんだけど、市長になると公共事業とかに絡めるからすごく美味しい。何和金融道には書いてあった。
- そうか。何和金融道が言うならそうなんだろうな。
- かもしれない。だからゴッサムでやっぱり市長がめっちゃ力があるのか。
- でもきっかけはどうあれね。ここで真相を暴いていこうっていうか、正義を成していこうって思うゴードンとハーヴィーのコンビはいいですよね。
- めっちゃ良かったっすね。一度は見逃したシンピラをボコボコにして情報を引き出すっていうね。
- このシーンマジで好きだ。この良い警官と悪い警官かっていうシーンね。ここはゴッサムだぞ。悪い警官と悪い警官だ。
- これをきっかけにゴードンも正義の心を取り戻して、バットマンとパートナーになっていくということですね。
- この直前のシーンでバットマンがコブルポッドの操作に失敗してゴードンを殴りつけてしまうというシーンがあったんですが、
- それが今回は2人が協力し合ってバースデー・ボーイを撃ち倒すというシーンに繋がってきましたね。
- 最後にバットマンもバースデー・ボーイを追い詰めるシーン。世界最高の探偵の片鱗みたいなのを見せてていいですよね。
- ハイ病院で隠し部屋みたいなところを見つけるシーンですね。ここからだんだん頼りがいのあるヒーローになっていくのかなって思うんですね。
- そうですね。アルフレッドに言われてましたもんね。お前はまだまだアマチャンであると。戦う技術も何もないんだ。お前は伝説にならなければいけないんだ。
- と言われたけど、伝説の始まりを味わえる作品なんじゃないですかね。
- でも難しいよな。これさ、ダメダメバットマンクソバットマンが伝説になっていくっていうお話。これはすごく面白いんだけど、
伝説になった瞬間にアースゼロと境目がなくなるんだよ。存在意義がなくなっちゃうんだよね。
- 長期連載には向かないのか。どっかで違い付けないとね。
- だから3作で終わっちゃってるのかな。
- なるほどね。そういう事情もあるのか。確かにバットマン完成されちゃったらもう完成形はあるもんね。
- そうなんですよ。普通のバットマンが面白いからな。もちろんこのね、アース1のバットマンも面白いんだけど。
- そこに至るまでの話でやってしまうのか。なるほどな。
- あと、ハーヴィがさ、今までの被害者になった女の子たちを見つけるシーン。当然みんな死んでるわけなんだけど、
- 結局それでアルコールに溺れることになるのかな。かわいそうだよね。
- やっぱこうした目で働くっていうのは大変なんだなって思いますね。
- 結構その直前までの、まず軽薄な奴として出てきて、真実を追い求めるキャラクターとして、
- ゴードンを発奮させて、オチがこれかっていうちょっとかわいそうさがあるな。ここから先立ち直ってくれるのかな。
- ハーヴィとゴードンの物語として見るとやっぱ面白いですよね。彼らのキャラクター性がどんどん変わっていって。
- 面白い。確かにこれ本当にそんなに熱くない一冊なんだけど、やっぱりみんなが変わっていく物語になってていいよね。
- あとペンギンにとどめを刺すのがアルフレッドっていう。
- これ意外でしたね。バットマンに銃を使えって言ってたアルフレッドが、最後は自分が銃を使って問題を解決するっていう。
- ショットガンですかこれ。
- 活かすシーンがありましたね。
- これさ、もう師匠を打ち殺してるわけなんだけど、大丈夫なんですか?
- アルフレッドは大丈夫なのかな?いや、バットマンも許すんですかね、こういうのは。
- いいのだろうか。
- バットマンの変化っていう意味だとさ、ペンギンのパーティー会場に乱入するシーンでガラスをぶち破るシーンがあるじゃないですか。
バットマンの成長
- 脱出に失敗してガラスをぶち破ってパーティー会場に落ちちゃうっていうシーンがあるんですが、後半バースデーボーイとの戦いでさ、壁をぶち破ってバースデーボーイを取り押さえるっていうシーンがあるんですよ。
- 見開きのいいシーンですよね。
- 壁破るっていうのを2回繰り返すことでバットマンの違いがあるんですね。
- 成長をね。
- 成長をこうやって描くのか。面白さがありましたね。
- ラストはね、バーバラがバッドガールになる。
- これもなんか唐突な気がしますけど。
- これかなり唐突だなと思いましたね。
- あ、でも師匠なんですね。あれバーバラが師匠なのって何の設定だっけ?
- バーバラが師匠なのは、どのタイミングだっけ?
- アニメのキリングジョークでは師匠やってましたね。ほら、空手と柔道の本借りてますよ。
- 通信教育でバッドガールになれるもんなの?
- ジムとか道場とか通わなくていいのかな?
- 通信教育の頼物なんだろうな。
- あと最後ね、リドラーが出てきて、バットマンの正体はまさにリドルって終わるんですけど。続きを見て。
- 続きを見たいね。このリアリティラインちょうどいいですね。
- バットマンのうまくいかなさみたいなものを描かれても、普段のアースゼロのバットマンを見ていると、失敗とか苦しみとか見てもなんとかなるんだろうな。
- 普段のバットマンはグラップルガンが絡まったぐらいじゃ焦らないよ。
- 確かに。わざと絡ませるぐらいやりかねないとこあるもんね。
- 骨とか折れても絶対捕まえるもんな。
- それを思うと、ここはバットマンがピンチに陥った時に、「え?大丈夫?」って思わせてくれる。バットマンのピンチにリアリティがある、いい世界ですね。
- そうね。だって、我々が読んだ最新のバットマン、単独で大気圏突入してたもんね。
- してたね。このバットマンじゃきついだろうね。
- 絶対無理。
- この世界、月に基地とかなさそうだもんね。
- なんかその辺りも面白いですね。
- 確かに。今の展開とかを踏まえてみると面白さがまた違うのがあるかもしれないですね。
- ちょっと続編ないんですが、電子書籍で手に入れやすい本でもあると思うので、もし読んでない人がいたらぜひ読んでみるとまた違う面白さがあるかもしれません。
- というわけで、バットマンアースワンでした。
アースワンの行方
- 先日の本編というか大型イベントでね、あらゆるマルチバースが復活したこともあるので、いつかまた本の世界の話が出てくることも全然あり得る。
- もちろん。
- というかもうこれもあったよってことになったわけだもんね。
- そうね。どっかには。
- どっかにはあるんだ。
- ってか、アースワンってどうなったの?この後。
- どうなったんだろうね。
- メタルとかでどうなったんだろう。
- どっかのタイミングで消えてそうだよね。
- ね、なんか、アース2はさ、バットマンとスーパーマンが仲良かった世界。
- ありましたね。
- アース2はダークサイドが滅ぼしたよね、確か。
- そうだったね、そうそうそう。
- アース3も。
- アース3も、アース3もそうだよ。アース3もダークサイドが襲ってきたから、アースゼロに逃げてきたのね。
- そうだよね。
- アースワンなんてさ、もう、なんか、いわゆるアースゼロのちょっとしたビランだったらすぐ制圧できそうだ。
- 確かに。
- あ、でもスーパーマンいるんだ、この世界。
- スーパーマンはスーパーマンとしているんだ。
- うーん、能力はやっぱりスーパーマン。
- へー。
- え、じゃあまた今度スーパーマン、アースワンもやってみましょうかね。
- 確かに、ちょっと面白そうだね。
- バットマンの端付けは終わったので、次はスーパーマンがどうなるのか。
- あとアースワンがどうなったか知ってる人いたら教えていただけると嬉しいかもしれない。
コミコンとアメコミの文化
- でも、やっぱ長くさ続けてるとさ、やっぱこういうオリジンとかさ、ちょっとずらしの世界みたいなのが欲しくなるときはあるよね。
- 確かに本編泣き読んでるとね、やっぱり疲れちゃうからね。
- あの、まあマーベルでもね、アルティメットユニバースの昔やってて。
- 今ね、なんかバットマン、じゃないや、DCコミックスはさ、アブソリュートユニバースっていうのやってるみたいだよね。
- へえ。
- またちょっとバットマンなんだけど、みんなが知ってるバットマンとはちょっとずれたバットマン。
- ちょっと違うバットマンが入るかもしれない。
- 入るかもしれないということでね。いやー面白いね、やっぱアメコミね。
- 面白いっすね、文脈ありきのね、ハイコンテクストの面白さみたいなのを味わえる作品でしたね。
- DCね、この前ダーククライシスやりましたけど、また来年もイベントやってくれるのかな。
- あー年末ね、年末恒例オーバーデイベント。まだ予定は出てないか。
- まだ出てない、あ、あれじゃないですか、あのなんだっけ、コミコン。
- コミコンあったから。
- コミコンでなんか出したかな。
- なんか出してるイメージあるね。
- ね、いつもコミコンで翌年の予定出すイメージあるよね。
- 確かに。
- コミコン、あ、コミコン昨年行ってたよね。
- 去年は行きました、初コミコン。
- いやー私もさ、行ってみたいと思う一方でさ、なんか明るいイベントだよね。
- あー明るいイベントすごい、ステージとかあったしね。
- プロレスもやってるよね。
- プロレスもやってた。
- 行きたいなと思う一方で、ちょっと無理かなって思って、なんかあんな明るいアメコミオタクがいるんでしょう。
- まあ確かに。
- アメコミオタクってみんなあんな感じで明るいのかな。
- 洋のね、アメコミオタクたちが。
- なんかすごいちゃんとしたスタイルよくあったりしてる人がコスプレとかしたりしてるでしょ。
- コスプレ好きな人とか、あとあれだよね、えっと、有名人通販のパートボリュームその中に。
- ハリウッドスターとかさ、セレブがいっぱい来るから、そういうの好きな人とかも来るから。
- ね、なんか洋、洋のイメージがある。なんか無理な俺多分、あんま馴染めないと思う。
- いやでも、大丈夫だよきっと。
- そう。
- キモイオタクもいっぱいいるし。
- え、他のイベントで例えるとどんな空気なの?
- え、他のイベントで例えると?
- なんか洋の、なんていうか、明るく元気っていう人も確かにいるんだけど。
- インもいんの、インの?
- インのものもいるよね。
- あ、ほんと?
- アーティストアレイとかやっぱすごいよね、なんか。
- え、アーティストアレイはもう無理だよ。俺ピーチ桃子先生とかに何か書いてくださいとか頼めない。
- あ、そう。行った時さ、でもすごいサイン欲しいとか言ったんだけど。
- 友達と行ったんだけどさ、私が緊張しまくってしまって、話しかけられない様子を見てめっちゃ気持ち悪がってた。
- 話しかけられない。
- いけよ。そこにいるんだから。話しかけろよ。
- いやー恥ずかしいよー。
- 話しかけられない気持ちわかるなー。
- っていうことがありました。
- でもマットフランクにはもらってたね。
- で、マットフランクにサインもらってきました。
- いいなー。いいなー。
- サインです。
- マットフランクはでもわかる。なんかゴジラファンっていう同じ目線な気がしちゃう。
- いや、私マットフランクすごい緊張したなー。
- そうか。
- ほら、私怪獣はあんま詳しくないからさ。
- そうかそうか。なるほどねー。
- いうキモい自意識を持ってる人もいるから、大丈夫だ。
- このラジオを聞いてる人の中でもね、コミコン行った人もいるんだよね。
- やっといると思いますよ。
- じゃあ、いつものお願いします。
- はい。番組へのご意見・ご感想あれば、
- X、ハッシュタグ、方訳雨やられよる…
- 今日やばいっすね。
- 今日よくないなー。
- 今日よくないっすね。
- X3、ハッシュタグ、方訳雨やられをつけてツイートしていただくか、
- メールをいつでもお待ちしております。
- メールアドレスは、
- アメコミ、雨やられ、マーク、gmail.com
- アメコミ、雨やられ、マーク、gmail.com
- アメコミのコミはcomiです。
- 語ってほしいアメコミのリクエスト。
- コミコンの感想。
- コミコンの感想。
- アースワンの行方。
- アースワンの行方。アースワンこうなりましたとかね。
- あれば教えてください。
- 教えてください。ぜひぜひ。
- 来週は、
- 来週は、
- 映画クレイブンが公開されたということで、
- そうですね。もう先週?
- 先週?あ、今週か。
- か、かな?
- えっと13…あ、そうだ今週ですね。
- 今週金曜日公開された。
- ばっかりなので、やります。
- クレイブンズラストハントを来週やれたらなと思っております。
- まあスパイダーマンのクレイブンが死にそうになって、
- 最後にスパイダーマンを狩るみたいな話で、
- 最後の獲物はスパイダーマン。
- 名エピソードなんだよね。
- らしい。
- 知らんけど。
- そんなことはない。
- クレイブンってさ、核がちょっとよくわかんないじゃん。
- でもなんか、
- わかんないね。
- 強いイメージはあるよね。
- あれなんだっけ?なんか最近読んだやつでクレイブン大活躍してましたね。
- あれか。えっとスパイダーマンレインか。
- あースパイダーマンレインで確かに。
- 年を取ったクレイブンが大活躍する話もありましたが、
- あれ見るとやっぱ核わかんないよね。
- スパイダーマンライフストーリーでも結構いいポジションで出てたはず。
- へー。
- 結構核なんじゃないかな。
- あんまり映画とかでレイブンって匂わせとかもないもんね。
- ないから、やっぱりどうなんだろう。
- グリーンゴブリン、ドクターオークとかする。
- あーそれはもうメジャー。
- これに続くぐらいの。
- あー3番手。
- あーすごいなそうすると。
- ねー。ベノムはちょっと別として。
- 映画だとサンドマンとか出てましたよね。
- あーサンドマンもよく見るけど、サンドマンの核が高いイメージなくない?
- 確かに。確かにそうだわ。
- 今までまあそうか、トビーマグワイヤーのやつから見ていくと、実写初登場ってことなのかな。
- クレイブンは初登場かな。どんな活躍をするのか。
- そしてクレイブンっていうのがまあアメコミの中ではどういうやつなのか知るために。
- クレイブンズラストハントはアシェットから出ている。
- マーベルグラフィックノベルコレクションの何号だったか忘れてたけど結構前に。
- 結構前に出てましたね。
- バックナンバーは公式サイトから買えると思うので、我々はね、もうこのクレイブンがやるっていうふうに思ったから買っておいたんですけど。
- なかなか映画が公開せず。
- 俺まだ読んでない。買ったけど。ずっと本棚で。
- 私も本棚差しっぱなしだな。
- なので、まあぜひぜひ。まあ手に入るのかな?公式サイトだったらね。
- 多分公式サイトから買えると思うので。
- ぜひぜひ買って、読んで、また映画も見て聞いていただければと思います。
- はい。
- それではまた来週。さようなら。
- はい。
- なんか気づけばさ、すげえ年末じゃない?
- もう年乗せですよ。24年もおしまいだ。
- ねえ。あのさ、年末になるとさ、このポッドキャスト配信するアプリ。
- はいはいはい。
- Spotifyのアプリでさ、1年のまとめみたいなしゃらくせえやつ出してくるじゃないですか。
- ありがたいっすね。ほんとに。
- なんかまあ、ぶっちゃけこう、再生数がさ、ここ最近横倍ちょいマイナスぐらいじゃん。
- なかなかのみ悩んでましたね。
- でもあれってリスナー増えてるんですね。
- 全体的に見ると増えているそうです。
- あれか。過去のやつを切り切っちゃった人が多いから。
- 最新回を切って。
- それでちょっとそういう、初回ボーナスみたいなのが減っちゃってる感じなのかな?
- そうですね。たぶんそういうことなんでしょうね。
- 最新回だけ聞いて、過去回はもう全部切っちゃったよってことで、思ってるかと思います。
- このSpotifyがまとめてくれる年末のやつだ。
- いろんな情報を教えてくれるんですけど。
- はいはいはい。
- われわれの番組以外に、われわれの聞いてる人がどんなの聞いてるかっていう。
- ああ、ありますよね。
- 映画関連ばっかだね。
- 映画好きな人多いんですね。
- アメコミ関係とか漫画関係の聞いてる人はほんまにいないんですね。
- ねえ。なんかさ、アメコミのポッドキャットも結構あるな。
- あるある。いっぱいある。
- なんとなくさ、アメコミのファンの人たちにあまり気にならないというか、なっていう気はしてたんだけど。
- これでデータ閉めたれると、われわれはアメコミのラジオしか見られてないんだなっていうことがよくわかりましたね。
- アメコミフォローって聞いてるんだけど。
- アメコミの仲間には入っていませんでした。
- どっちかったら映画ファンに聞かれてるのかもしれないね。
- なんでもいいんだけど。
- でさ、われわれのポッドキャットで聞いてる番組で、われわれの番組が一番聞いてるよっていう人が何人かいるっていう。
- いや、ありがたかったですね。
- 大丈夫なの?つまりスポティファイに起動したら、この番組聞く機会が一番多いっていうこと?
- そう、スポティファイを通じて聞いてるのはこれってことだね。
- 流行るよ、スポティファイにコンテンツとかにも。
- 流行るって本当に。もっともっとあるって。
- まあ、わからないけどね。
- あと、世界で聞かれてること言うけど。
- お?
- 誰が聞いてるの?
- 他の国に住んでる日本の人が聞いてるのかな?
- 住んでくれるってことなんだけどね。
- 日本語の練習としてこれ聞いてるってことはいいの?
- いや、よくないね。よくないよ。
- アメコミの話題だし、勉強中の日本語だけど話題が近いからわかるかなと思って。
- ああ、なるほど。知ってる話喋ってくれるかなって期待して聞いて。
- 全く具にもつかない。
- なんだこいつらの話は。
- 滑舌も悪いし。
- M1グランプリとかね、言われてんもんって感じ。
- まあでもちょっともしそういうのあったらね、メールいただけたら嬉しいですね。
- そうですね。大概で聞いてますので、人がいたら嬉しいですね。
- あと最後のクリエイタータイプ。
- いやー素晴らしい。私たちはクリエイターだったんですね。
- あなたのクリエイタータイプは?
- 匠な語り目。
- ちょっと待って、外に出てんじゃねえか。
- ありがたい。
- 何でそう判断したんでしょうね。
- ペラペラペラペラ喋ってるからかな。
- 匠な語り目だって恥ずかしいでもなくて。
- 匠でもねえし語りも上手くないですからね。
- 変色活動というかね。
- はい、私は匠な語り目です。
- クリエイターとしてクリエイタータイプ匠な語り目とよく言われます。
- まあいいや。皆さん良いお年を。
- 良いお年を。
51:03

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