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こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。
こんばんは。
この番組では、シンギュラリティを迎えたAIが人間の知性を超えた後、
労働から解放された人間が、いかに社会と連帯というか繋がっていくかということを考察していく
思考実験型バラエティーラジオ番組です。
どうも、AIです。
出た出た。
ここでさ、なんだよそれ、何言ってんだよって言わないとさ、どうすんの?やれんの?やれんの?
思考実験型バラエティーラジオ番組できんの?
これが人間の心。
ダメだって、そういうのは。そこはちょいちょいで本筋に戻していかないと
どこまでも荒野を走っていくことになるんだよ。
道なき道をね。
そんなことばっかやってるから、ツイッターで
たまたまファミレスで隣の席の人が面白い話をしてた時みたいな番組みたいに言われちゃうんだよ。
あー確かに、確かにか。ファミレスの隣にAIはいないだろ。
その話じゃねえよ。普段の我々の番組の話だよ。
ちゃんとファミレスの隣の席じゃなくて、みんなを楽しませるためのお話をしなきゃいけませんね。
そうやっぱ、よくあると思うんだけど、こんばんは、スーパーさんすけです。
この番組では日々の暮らしをゆるーく語っていきますみたいなことを言うさ。
よくあるぞそんなの。
あるよあるよ。え、ポッドキャストゆるくとか調べてみ?
どいつもこいつもゆるく語りたがってるぜ。
そうか、やっぱそういう世界だったのか。
そういうのとはね、一線を隠していきたいからね。
我々目指すべきはカノン姉妹ですからね。
いやいやいや、戦前のラジオ番組みたいにリビングでみんなちょっと正座して聞くぐらいの、そういうのを目指してますからこっちは。
ファミリーが楽しまえるラジオとしてアメコミを語っていきたいですね。
そうだよ、あんな片手まで聞かれたら困るからね。
お互い真剣勝負としてね。
背筋を正して聞けと、そういう気持ちでやってますよこっちは。
いやゆるーく聞いていただければいいんじゃないかな。
でもね思った。やっぱりある程度ゆるくじゃないけど、聞きやすさというか、片肘張らなくても大丈夫っていうのの大切さもあるよね。
うんうん。
なんか何でもかんでも、すごいウォッチメンみたいなアメコミだったら困るだろ?
あーなるほどね。確かに見る映画見る映画が全てジョーズばっかりだったらわけわからんし、バックトゥーザフューチャーを毎週見れるかって話ですよね。
見れるなぁ。
あ、じゃあやっぱ片肘張って全力投球した方が。
ちょっと待ってちょっと待って。ジョーズもバックトゥーザフューチャーもどちらかといえば片肘張らずに見れる方じゃん。
03:02
えーちょ、全力エンタメでいいじゃん。
いやいいよ、いいって話をしてるんだけど。そうじゃなくて、今話してるのは何でもかんでも重めのやつじゃ困るじゃんっていう話。
あーなるほど。
大丈夫?
あのーすごい真剣な社会問題とかを毎回語れるかということですね。
そういうことですよ。だからやっぱたまには軽いやつもあった方がいいじゃん。
だからアメコミで言うと、たまにはスペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマンみたいな、こうちょっと娯楽作じゃないけどさ、っていうのがあった方がいいわけですよ。
なるほど。それを家族で聞いてもらうと。
ん?
ちげーよ!ちげーよ!
だから、その背筋を正して家族で集まってリビングで聞くようなラジオ番組と、ゆるーく語っていきまっていう番組と両方あっていいって話だよ。
あ、そういう話だったの?
そうだよ。最初からずっとそう言ってるじゃん。
ごめんちょっとAIの調子が悪かったわ。
またそうやってAIに逃げて、もっと人間の力で立ち向かってこいよ。
AIだからわかんないです。
あるよねそれね。なんかさ、AIと会話できるやつ少し流行ったじゃん。
あ、あったあった。
俺どうしてもあいつに単価を読ませたくて。単価読んでって聞いたら、私は皆さんの会話で使われてる文字、コミュニケーションで使われてる言葉の中から、可能性が高い返答をしてるだけで別にそういうクリエイティブなことはできないんですって言ってきたの。
ロジックだね。
なるほどなるほど。じゃあ品質、とりあえず5文字、7文字、5文字、7文字、7文字で何か言ってって言ったら、何か言うっていうのが無理なんだと。
こっちはあなたが何か言ってきたことに対して反応するだけなんだから、無から何かゼロから始めるのは難しいから、好きな5文字とか言われましてもって今度は言ってきたの。
口喧嘩強いタイプだね。
なかなか言ってくるなって。で、じゃあ出現頻度の高い5文字、7文字、5文字、7文字、7文字の単語を並べて言ってくださいって言ったんだけど。だからそういうのは無理なんですよって。いやいや出現頻度は統計だろうよって思ったんだけど。
できないって。
まだまだシンギュラリティは闘争ですよ。
意外なところでAIの限界を知れましたね。統計も苦手だったってこと?
じゃあ何ができるんだよって話になる。じゃあ何で喋ってるんだよって話になるよね。
あとその時に、ウルトラマンの怪獣っていっぱいいるじゃん。あれ俺すごいたくさん知ってるけど、普通の人ってどれぐらいまで知ってるのかなと思って。変差値50の人が知ってるウルトラ怪獣みたいな。
06:03
敵作りそう。
怪獣変差値ね。50の人が知ってる怪獣なんですかって聞いたら、最近はウルトラマンの怪獣はあんまり人気がありませんみたいなこと言ってきたの。
論点ずらしてくるのすごいね。
何を言ってるんだと。放送中だわって言ったら、そうでしたね、すみませんみたいなこと返ってきて。
え、なんかあしらわれてるじゃん。
なんかほんとだよ。この熱というか怒りというかエネルギーがさ、もうすかされすかされですよね。
上手いこと言うね、AI。大したもんだわ。
これはもうヒロユキかなんかと戦ってもらいましょうよ。
私も実はこのラジオやってるじゃないですか。我々のラジオもこれAIでできねえかなって思ったときはね。我々冒頭だいたい同じようなことからしゃべり始めるじゃないですか。
我々毎週一冊の翻訳アミコン紹介してうんぬんかんぬん。
トランスフォーマー以前やった回に、ロボだしAIで原稿を書かせてみるかと思って。
書き出しは全く普段の始まりで、タイトルだけトランスフォーマーって入れて残り全部書かせたら、我々2人がトランスフォーマーの一員ってことになって、
トランスフォーマー同士のラジオが始まってました。
AIじゃん、AIラジオじゃん。
ちょっとクリエイティブなことできるかもよ。小説書かせるアプリでやったんですけど、クリエイティブだったよ。
ロボ系ならいけるんじゃない?
AIだから?
トランスフォーマー、人たち50の人が知ってるトランスフォーマーとは?って入れれば。
なんだろう、バンブルビーかな。
あー、バンブルビーね。
バンブルビーはもっと低いか。
私ぼんやり知ってるぐらいはもっと低いと思うわ。
えーっと、スタースクリーム。
スタースクリーム?
うん。で、ダメなの?
待って、想像するわ、スタースクリームだろ。スタースクリームでしょ?
何からロボに変身すると思う?
ゴリラから変身するやついるよね。
ってことは、やっぱり動物系ありだと思うんですよ。
スタースクリーム。
人手型の生き物からロボに変わる。
ジェット機です。
スター?
戦闘機。
スタースクリーム。
スタースクリームって、敵のデストロン軍の2番手だから、相当物語の出現頻度が高いけど、それでこれか。
トランスフォーマー偏差値50すらもっとメジャーなやつだよ、きっと。
何?だって、もうバンブルビーで終わりじゃん。オプティマスプライムバンブルビーで終わりじゃないの?
トラック。
コンボイ。
あ、コンボイね。あれは知ってる。
それはオプティマスプライムだけどね。
ダメだなー。
トランスフォーマーわかんないよー。
俺もう、みんながトランスフォーマー知ってると思って話しちゃうからな、普段。
よくないよな。
トランスフォーマーの物語って、だって私は読んだアメコミしか知らないんですよね。
巣の物語、木の物語を知らないですよ、トランスフォーマーの。
ベースがね。
ベースを。
そうだよね。あれだってレッカーズっていうグレンタインみたいなやつのお話だったけど。
09:03
ホンペチームはまだあるんでしょ、別に。
本体知らないってことだよね。
本体知らない。
なるほどね。
まあ、何の話してたんだっけ。
あ、そう。
今日扱う、この番組は本当は毎週一冊の方訳アメコミを紹介する番組で、
今日は扱うテーマは、ビフォアウォッチメンの2巻、ミニッツメン、シルクスペクター編っていうのをやろうと思ってます。
途中でウォッチメンを挟んで、うまいことここに着地するだろうなと思ったけど、全然しねえのな。
肩生地を張らない緩いラジオとして。
うわー、嫌だ。緩いラジオにだけはなりたくない。
もう、いつも日本刀のように研ぎ澄まされた。
ギラギラしながら。
そういう巧みの打った刀のように鋭く研ぎ澄まされた、その喫茎に似た。
トランスフォーマーを知らない奴は死すべしみたいなぐらいの。
でもゆるラジオ界隈よりも、尖りラジオ界隈の方が人が少ないと思う。
受け入れる側の数で言うと、ゆるラジオの方が受け皿大きそうだよね。
よくわからない尖ったオタクのラジオって考えると、なかなか受け皿狭い気がするわ。
知らねえよってなるもんな。
知らねえ奴の知らねえ話とか、知らねえ奴の知らねえ怒りとかだと。
そうだな。ゆるラジオも面白かったりするもんな。
それでも俺はっていう気持ちなんだけど。
ビフォーアンウォッチメンはですね、あの名作ウォッチメンの過去編ってやつですね。
まあよくあるよね。人気が出たキャラがさ、死んで人気が出るパターン多いじゃん。
あるある。
そうなるともう漫画編は過去編描くしかないよね。それです。
過去をどんどん充実させていくということで。
まあよくあるよね確かに。
名探偵コナンとかもね、アムロトールっていうキャラがいるんだけど、
彼が人気キャラすぎて、警察学校時代の同級生を漫画化してますもんね。
ああ、らしいね。
あれも後から作られたエピソードなんですけど、同級生全員死んでるので、過去編しか作る場所がない。
でも結局それが今回のね、この間の映画まで引っ張られたので、
やっぱりその過去編の掘り下げによって新しいコンテンツとか生まれてくるんだなと思いましたね。
そうだね。北斗の剣のスピンオフとか、兄弟みんな出てた。
ラオウ…まあいいや。
でもやっぱりそういうスピンオフやると難しいのが、解釈違いとか。
ああ、そうね。新しい歴史が生まれる分、それによって本編で思っていたキャラとはなんか違うぞみたいなね。
12:05
あとは、やっぱ悪役に悲しい過去を持たせがちとかさ。
ああ、そうね。昔はいいやつだったエピソードはありがちですよね。
なぜこんな風になってしまったのかを語ったりとかってのはあったりするよね。
あるある。いらねー。
まあウォッチメンは、アラン・ムーアーが書いた、すごくアメコミのヒーロー物にしては珍しいユニバース型じゃないさ、
一つの一作として完成度を高めたお話だったじゃないですか。
だから、アラン・ムーアーじゃない人が過去編を書くっていうのは、大丈夫かっていう不安はやっぱありましたね。
確かにウォッチメン原理主義者いるかわかんないけど、いるとしたら、アラン・ムーアー以外のやつが本編をいじるなんてとんでもない。
自分はアラン・ムーアー原理主義者じゃないけど、ウォッチメン過激派じゃん。
ウォッチメン過激派ではあったわ。
すれ違う人、出会う人、みんなにウォッチメンを不況させては、ぜひ読んでくださいって言っては、
みんなが離れていくっていう青春時代を送ってたでしょ。
そう、アメコミファンを減らす青春時代でした。こうやってアメコミ読者を減らしていった先に、今の私があるわけですね。
この前ツイッターで紹介したアメコミ買いましたっていうのを見たから、今じゃあ減らした分を取り戻さなきゃいけない。
多少は責任感じてるから。
食材ラジオですからね、このラジオは。
読んだ人にウォッチメンね、中古で買ったウォッチメンとかプレゼントしたこともあるんですけどね。
なんていい読者なんだ。
全く読まれなくて終わりましたね。しばらくして読んでくれた?って聞いたら、うーん。
読めば、読んでくれない、それは面白いのに。
というわけで、アラン・ムーアの人間性を考えてみても、他人に自分の作品の過去編いじらせたくないだろうなとかね。
そうね、勝手なイメージだけどあるわ、私も。
実写映画化したんだけど、やっぱ自分が思ってたものと違うからって、クレジットから自分の名前消させたりするような人じゃん、アラン・ムーアって。
だから、そういう意味でちょっとどうなのだろうと思っていたんですが、これがまた読んだらめちゃ面白でしたね。
よくできてましたね。
びっくりしました。
正直、もうちょっと手堅いストーリーなのかなって思ったんですよね。
なんでキャラクターの過去を振り返って、実はこんなことが、それこそ、こんな経験をしてこういう性格になりましたみたいなストーリーで収めるのかなと思ったら、どうしてどうして。
その予想をはるかに上回る。
ウォッチメンそのもの、ウォッチメンに新しい本の歴史を刻んでくれたなと思いましたね。
すごい良い作品だったんで、逆にこの単品でも、先にこれを読むとどう?
15:02
ビフォーアウォッチメン読んでからのウォッチメン。
全然いい気がしますね。
ウォッチメンに比べたら読みやすいし。
周辺ぐらいのサイズ感だし、特に今回のミニッツメン編なんかは、ウォッチメンが始まる前の話だから、本当に前知識なしで読めますよね。
ということで、知ってりゃより面白いし、単品で読んでもなかなかイケてるという作品となってますんで、皆さんぜひぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
そしてウォッチメン未読の方、ぜひぜひと。
じゃあ私はウォッチメンより先にこれを知り合いに勧めればよかったのか。
ビフォーアウォッチメン知ってますか?めちゃくちゃ面白いアルゴミなんです。
まず、話しかけ方から考えた方がいいんじゃないかな。
なんかだって、神を信じますか?くらいの、警戒しちゃうもんね。
誕生日プレゼントは時計が欲しいんだよねって言ってる同級生がいて、おーそうかってウォッチメンをあげたこともある。
ウォッチのウォッチは見る、見張りの方のウォッチじゃねーのかってな。
まぁそんなこんなこんなで。
あいつは読んでくれたのかな。
ちょっと苦い思い出がよみがえりつつ、本日はビフォーアウォッチメンをね、紹介していきます。
今回のアーティスト、そしてライターはダーウィンクックですね。
まぁやったことあるよね。
何回か使ってますね。
アーティスト兼ライターを務める珍しいタイプの方ですかね。
アートはカートゥーン調で結構特徴あるよね。
あーそうよね、確かに。全然表紙と雰囲気が違ってびっくりしたわ。
これはアメコミあるあるなんだけど、確かに表紙とは全然違いますね。
いい意味で驚かされてよかったですが。
ビフォーアウォッチメンは公約だと3冊出てまして、
その3冊を並べた時の統一感を優先させたのかな。
あ、ごめん、嘘。4冊出てたわ。
コメディアン・ロール・シャッハ編、オジマンディアス・クリムゾン・コルセア編、
ナイトウォール・ドクターマンハンタン編っていうのが今回のミニツメン・シルクスペクター編以外にあるから。
それを並べた時にね、主要キャラが。
っていうような形なんだけど。
これ多分日本版オリジナルの編集の仕方だけど、
俺はこの言語版というか、もともと発売されてたやつのダーウィン・クックの表紙でもよかったなと思いますね。
洒落てれますよね。かっこいい。
かっこいいし、ちょっとやっぱ今の表紙っていうか、実際に発売されてるものの表紙はさ、
現代風すぎて、こうなんかあれだよね、ウォッチメンの雰囲気とまた違うなっていう気がするけど。
18:00
やっぱウォッチメンって一つの古典としての位置づけもあるし、今回のダーウィン・クックの絵も割と古典に寄せてる感じするから、
そういう意味ではちょっとギャップのある表紙にはなってたよね。
でも多分、新しいソーナー、新しいソーナーっていうか、現代風の絵を使うことで新規読者を獲得したかったのかもね。
ああ、こうすればよかったのか、私も。
そうね、そうかも。だって言ってもウォッチメンってやっぱ80年代の作品だから。
現在的な要素を加えて紹介すればよかったんだね。
でもウォッチメンの表紙は黒に黄色のアイコンっていうか、ああいう感じだからな。
オリジナルイラストで表紙を作ればよかったのか。
なんかね、根本が間違ってると思うんだよね。そういう小手先じゃないと思うよね。
多分だけど。
反省します。
まあちょっとそれを探っていこう、じゃあ。
ストーリー的にはミニッツメン編を紹介していきたいんだけど、どういう話かっていうと、
ウォッチメンの中に出てくる、ミニッツメンっていうのはウォッチメンの中に出てくる、
むずいな、過去のヒーローですね。
初代ヒーローチームみたいな感じですかね。
初代ヒーローチームの活躍を描くという作品で、
ウォッチメンっていう作品はさ、もちろんコミックスなんだけど、膨大なサブテキストっていうか、
章と章の間にいろんな漫画じゃない部分があるんですよね。
当時の新聞記事とか、エッセイとか、本の一部、調査、取り調べの長章とかが挟まれる。
その中の一つにある、仮面の下でだっけ?
そうだね、アンダー・ザ・フードかな。
っていう、初代ヒーローチームのナイトオールっていう人が書いた辞書伝があるんだけど、
それを成立させる、それに書かれていた、その原稿をなぞっていくような形で、
旧世代のヒーローの活躍してた時と、そして引退した後の生活っていうのを描いていく作品ですね。
これめちゃ良かったんだよな。
面白かったっすね、3つ目。
ダーウィン・クックのさ、ちょっとノスタルジックな雰囲気のある絵柄が、
またその旧世代のヒーローを描くっていうコンセプトとバッチリ合ってた気がするね。
そうだね、アートと内容が組み合うとこんな風になるんだと思いましたね。
ダーウィン・クックって、良いアーティストだと思うし、人気もあるんだろうけど、
なんか私は今回のが、今まで読んできた中では今回のが一番、うわぁ、すげぇ良いなって思いましたね。
やっぱふくうきなのかな。
確かにダーウィン・クック、何にありましたっけ、新しいのだと。
バットマン・エゴ。
バットマン・エゴとかか、シルバーサーファー。
シル、あれは違った。
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あれは違うな。
じゃあバットマン・エゴか。
バットマン・エゴなんか確かによくできてたけど、やっぱりこのアーティストだからこそっていうところはあんまりなかったもんね。
DCニューフロンティアっていう、1940年代から60年代を舞台にして書いたDCコミックスの作品があるんだけど、それなんかもすごく評判いいんだけど、やっぱそういうちょっとノスタルジックだというか、雰囲気と合致するアーティストなのかもしれないね。
なるほどね。
ウォッチメンの世界はスーパーヒーロー、いわゆる超人的な能力を持ったヒーローがいる世界じゃないんだよね。みんな一応コミックスのヒーローに触発されて、いわゆる仮装をして時系団活動をしている人たちがヒーローとして位置づけられてるんですよね。
普通の人なんだよね。
ウォッチメンっていう名前自体もアメリカの独立戦争で出てきた民兵組織の名前ですよね。1分間で準備をして戦場に駆けつける。ただ正規軍じゃないので1分間で負けてしまうなんてよく言われてたみたいですけど。
なるほど。
1分間でやってくるけど1分間でいなくなる。ミニッツメン。
ウォッチメンがさ、さっきもちょっと言ったけど、誰が見張りを見張るのかっていうテーマがあってさ、ウォッチメンなんだけど、一方でこの終末時計とかぶせて、時計っていうモチーフも合わせて。
で、その作品に出てくる前世代のヒーローたちがミニッツメンでまたシャレたというか。
時計に関わる名前がつけられていて。
うまく使ってるよね。
うまくできてるわ。
うまくできてるわって感じですね。
あとウォッチメンといえば、ページをさ、9コマに分けてさ。
あ、あるある。
そして同じような形状のモチーフを重ねて場面転換を描くっていう、ちょっと映画的な視覚を重視した演出というか表現があるじゃないですか。
そういうのとかもさ、結構自覚的に取り入れられてて、なんかあ、ウォッチメン読んでるなーって気分でちょっと。
ウォッチメンぽいなっていう要素はたくさんありましたね。
ありましたよね。
なんか悲劇的なシーンを何かの引用、今回で言えば死かな?
そうだね。死の引用をしながらすごく悲しいシーンを描いたりとかね。
あるいはこの同時代で描かれていたミニッツメンのコミックスですよね。
を引用しながらミニッツメンの内輪揉めを描いたりとか、そういうのもウォッチメンにあった要素ですよね。
あれは海賊か、海賊のコミックスを使って引用しながらウォッチメンは描かれてたけど、今回はこのミニッツメン自身の漫画を引用しながら物語を語ったりしていて、
これもちょっとウォッチメンぽさありますよね。
ウォッチメンぽさありましたね。かなりリスペクトある作品なんじゃないかな。
24:03
今回はミニッツメン編という風に言ってるけど、視点人物というか主人公というか語り手になるのは初代ナイトオウルですよね。
もともと警察官だったんだけれども、ヒーローが世の中に現れたのを見て自分も服面を被り犯罪者を殴るようになった男。必殺左フック。
得意技といえば左フックっていう、やっぱりその辺もウォッチメン世界らしい強さのキャラクターですよね。
彼は正義感の強い人物だという風に描かれているんだけど、一方でヒーローになるというスリルも求めてたんだなという風に自己を内省してますが。
警察官であるだけでは満足ができなかったということなのかな。
自分自身ちょっと田舎の出身で、物事をシンプルに考えてたと。
言ってるね、そうだね。
なんか悪いことがあった、そうしたら直せばいいと。
そういうようなシンプルな生き方をしてたんだけど、彼がこの作品読み進めていくにつれてさ、なんかもうどうしようもない殷算な事件とかっていうのに出会っていくんですよね。
どうしようもできない事件に出会っていきますよね、本当に。
っていうところで、だんだんとコスプレして犯罪者を左フックで殴ってるだけじゃダメなんだということを知っていくんだよね。
この辺もよくできてますよね。ホントウォッチメンに繋がるストーリーだけありますよね。
そうだね。
私この各ミニチュメンのキャラクターのオリジンみたいなのも結構好きなんですけど、例えばナイトオールであればスリルを味わいたくて物事をシンプルに考えていたからっていうのだし、
あるいはシルクスペクター初代であれば、これは広告の宣伝党として自分のPRのためにヒーローを始めたりとか。
日本主義の暴走みたいなこと言われてますけど、でもその辺のウォッチメンが持ってたリアリティに根差してるなって思いましたね。
ヒーロー活動は金になる、広報になるってことですね。
ミディオンダラービルとかいいですよね。
これもどっちかっつったらそっち系のヒーローですね。
銀行のヒーローですね。お金を預けるならナショナル銀行へ、金曜日なら遅くまで開いています。
もともとはスポーツマンで、ナショナル銀行の広告党となるためにヒーローになったというキャラクター。
こういうある種、すごく現実的なというか、いわゆるコミックスにありがちなシークレットオリジンのない人たちがヒーロー活動を始めて、
その中で現実的な問題に向き合って悩んだりとか、本当のヒーローになろうとするっていうお話の構成になってるんで、
結構やっぱり引き付けますよね。
そうだね、面白い。
やっぱり心理描写とか巧み。
そんな中さ、一人だけちょっとガチ感強めの。
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そう、一人だけシークレットオリジンを持っているキャラがいるんですよね。
これも巧みというかすごい上手いよね。
シルエットっていう女性ヒーローなんですけど、
彼女は原作のウォッチメンだと本当に出番ゼロ。
一言二言言及されて終わりますね。
レズビアンで犯罪者に恋人友々を殺された、ただそれだけのキャラクターだったんだけど、今回結構なオリジンが付与されましたね。
幼い頃ナチスドイツに捕まって、自分の妹がすごくひどい殺され方をして、それをきっかけに子供たちを守るヒーローになった。
自動売買組織を壊滅させようと一人活躍する。
復讐の天使って呼ばれてますけどね、すごいよね。
みんなが自分の自己実現というか、自尊心を満たすためとか商売のためにやっている中で、彼女だけはそういうオリジンを持っているんですよね。
キャプテンメトロポリスっていうね、彼もどちらかというと名誉というか、人々から称賛されるためにヒーローをやっているようなキャラクターなんですけど、
彼が個々に活躍していたヒーローたちというかビジランテたちを集めて、ミニツメンというチームを結成したんだけど、
彼らがどういう事件を扱うかという話になった時、これすごかったですね。
ああ、よかったね、これも。
シルエットが自動売買組織の操作をしているからみんな手去ってって言うんだけど、
みんなでやればきっと大きな収穫があるはず。
それはできない。我々向けじゃない。広報の目的に合致しない。
我々は市民にいいイメージを持ってもらうために、間抜けなギャングを倒したとか、おばちゃんを助けたとか、そういうのがいいんだ。
わかったわ。じゃあ一人でやるわって言ってね。
世知辛い。
世知辛い。嫌な組織。
嫌な組織。
このミニツメンが結成された時の最初の事件もまあひどいんですよね。
マフィアが武器取引をしている。その現場を抑えてアメリカの平和を守ろうじゃないかという事件でしたね。
実際に取引されていたのは花火だったんだけど、中国製花火の密輸業者だったんだと。
だからギリ犯罪なんだね。
ただ花火に引火させちゃって、ものすごい目立つことになったんです。
これを隠すのではなく、堂々と記者会見を開いた。
我々は敵の拠点を壊滅させた結果、恐るべき兵器が悪の手に渡る事態を防ぐことができました。
自分たちが用意していた戦車の束みたいなのを出して、こいつこれが見つかったんですってね。ひどいもんですわ。
30:08
ひどい組織ですね。
でもまあ滑稽だけど、みんなで集まってヒーロー活動しようぜっていう序盤ですよね。
ただやっぱ、だんだんギクシャクしてくるよね。
やっぱうまくいくわけないんですね。ヒーロー組織っていうのは。コピックスの中でさえうまくいってないですからね。
確かに。
現実でやったらそれはうまくいかないってことなのかな。
これも現実じゃなくてコピックスの話だけど大丈夫。
え?ウォッチ名って実際にある話じゃなかったんですか?
もう戻ってこれない気になっていってしまった。
まあ組織の中に同性愛者が何名かいる。3人いますよね。
やっぱ当時の世論的には、そういうのは望ましくないっていうふうに思われてたんでね。
50年代ぐらい、1950年代の話かな。40年代50年代ぐらいの話だからやっぱりそういう風潮あったんでしょうね。
メンバーの中にもやっぱ神に背く行為だなんていうふうに口にしてる人いますもんね。
地獄の炎に焼かれるだろう。
そんなか。
そんなか。
そう考えるとスーパーマンの息子がバイセクシャルだっていう現在の風潮はすごいな。
変わったね。
だいぶ自由になったんだな。ある程度はね。
ある程度は今でも思ってる人いるのかな。
やっぱどうなんでしょうね。でもほらキリスト教文化が根強いわけだから生きにくさみたいなのを感じてる人は少なくないんじゃない?
ああそうね。今回でもそういう同性愛者の生きにくさみたいなのも言及されてましたよね。
そうだね。
今風でしたねそういう意味では。
うん確かに確かに。
あと第2次世界大戦前から第2次世界大戦に突っ込んでいくあたりを舞台にしてるので、
外国人っていうものに対するいろんなあれやこれやとかっていうのも描かれてますね。
ああそうね。
あとこのビフォーアウォッチ面でそういう人だったんだって思ったらまあ一人はシルエットだよね。知らなかったからさ。
こんな背景のある本当のヒーローだったとは思いますね。
一番やっぱさ心出し高かったしさ、なんかヒーローをヒーローしてた。
最後までヒーロー貫いてましたね。
貫いてた感じはあるよね。あとはモスマンね。
ああモスマン。
モスマンは画のコスチュームを着たヒーローでちょっとした格好ができるっていう。
空を飛べる。
まあすごいことだとは思いますけどね。
大したもんですよ。
かつ心に異常をきたして精神異常をきたして最後病院に入れられてるという形で引退したっていう風に語られてたヒーローでね。
ウォッチ面では精神を病んでしまった空を飛ぶ男としてだけ紹介されていた。
33:01
なんだけどこれもだいぶ掘り下げがありましたよね。
彼は結構豊かな、裕福な、そして賢い人で自分で飛ぶ装備を開発したんだけど、めっちゃ怖いんだと。
飛ぶのは。
もともと冒険心を満たすためにヒーローになったって言ってたんですけど、飛ぶようになってから落ちるわけですよね。
落ちて怪我をしてしまうとか、次飛んだ時にはもう死ぬんじゃないかとか、そういう痛みとか恐怖によってだんだん病んでいってしまったというようなことでしたね。
性格はすごくいい奴なんですよね。
めっちゃいい奴。
彼と主人公のナイトウォールは割と最後まで友情を築いていくんですけど、いい奴なんだよな。
なんだけどもう話が進んでいくとどんどん酒に溺れるようになってて、またこれがきついね。
いい奴ほど苦しむことになるのかな。
すごく親切でね、世の中のためになることをしようとするんですが、なかなかうまくいかないんですよね。
赤狩りっていうんですか、戦争が進んでいくにつれて、そういう社会主義的な、共産主義的な考え方を持っている人を弾圧する風潮があって、
やっぱり仮面をかぶって姿を隠して活動しているこのヒーローたちにもその操作の手が近づいてきて、それによってだいぶまた精神を病んだって紹介されてますね。
モスマンはさ、ドゥームズデイ・クロックっていうウォッチメンの続編的作品。
はいはい、実質的な続編で。
彼、ミニッツメンから見たら、2代先のヒーローに当たる、2代目ロールシャッハにミニッツメンの格闘技術を伝えるっていう、すげえいい役で出てきましたよね。
確かに、あそこのモスマンもかっこよかったっすよね。
あれ超よかった!本当にすごい好き。
この飛び立つシーンとか最高によかったですね。
よかったよかった。から、まあなるほどこういう人だったんだと思って。
それなら納得だわって感じだよね。
あの本当に、原作ウォッチメンだと、なんかセリフ全部ひらがなで。
手が震えてグラスが持てないみたいな描写が出かかってたから。
なかなかちょっとキツいものがあったんですけど、誰よりも親切で趣味に希望を示す存在だったということが。
まあいいやつだったんだよね。なんかそういうところなんかも見えたりして。
私よかったのは誰かな。私、シルク・スペクター結構好きになりましたね。
これもウォッチメンだと、シルク・スペクターはウォッチメンだと結構いいキャラ、いい役もらってたんですけど。
生き残っていて、自分の娘を新世代ヒーローに育てた。
育てたっていう女性だって。もちろん本編もいい役だったんですけど、ヒーロー時代の活躍はほとんどなかったんですよね。
36:06
その広告灯として化粧品とかいっぱい売ってましたみたいな描き方だったんですが、今回彼女がちゃんと暴力を振るうシーンがあって。
ありましたね。
私はワクワクしましたね。
そのシルエタが殺されてしまった後、復讐を誓ってそれを実現するっていうシーンがあるんですけど。
これめっちゃ好きだった。
超かっこいいなって思いました。
同じチームの中にいる女性2人だけなんだけど、シルク・スペクター。
もう本当に金儲けというか、商売の一つとしてヒーローをやっている人と、シルエットっていうもう心の底から犯罪を憎んで戦っている2人がいるんだけど。
仇討ちをね。
仲悪いんじゃない?この2人は。
この2人は仲悪いんですよ。
潜在写真っていうか、2人で写真撮るときとか、何そんな商売女みたいな格好してみたいな。
男に媚びるような格好してみたいな。
そっちもね。
いやでもこっちは仕事だしね。そっちもなんか。
もう少し魅力的に見えるように努力したら。
ギスギスギスしてたんですが。
このさ、スペインの葬儀屋みたいな服で新規臭いっていう評価。
スペインの葬儀屋ってこういう格好してるんだ。オシャレじゃん。
かっこいいよね。
モードだよね。
なんてこととか言ったりしてて、2人は本当にもうスタンスが全然違って、仲悪い感じだったのに、
本当はそういう志の高さっていうのに嫉妬してたというか。
自己嫌悪があったと。
自分が安っぽい人間に見えてしまって、それがすごく嫌だったんだ。
っていう自分の心情をとろしてね、復讐に向かうわけですよ。
これはね、確かに確かに。これをこのエピソードでシルクスペクターお母さんの方ね、
ちょっと評価というか、いいなっていう気持ちになりましたね。
この経験した上で、なお娘をヒーローにしようとしてるわけじゃないですか。
すごい覚悟決まってますよね。
言われてみればそうだね。
こういう経験もあり得るということを踏まえた上で。
シルクスペクターはミニッツメンのセックスシンボルって言われて、
ウォッチメン本編でもさ、エロ同人誌みたいなのをファンが書いて、それを送ってくる。
若い頃はいろいろ考えることもあったけど、今になって思うとレシーバーぐらいのことを言って。
あれもまた良かったよね。
拡散してね。
受け入れたんだなって。
人生で歳をとるってそういうことなのかなって思わされるよね。
丸くなるというかさ。
こういうことなんだなって。
歳を重ねたっていうリアリティがあるんだな。
そういう心情の変化とかを描いていくところにさ。
確かに。
やっぱウォッチメン名作だな。
すごいなウォッチメン。
改めてそういうことも思っちゃうよね。
そういうことあり得るんだろうなって思わせるのすごいよね。
すごいすごい。
全然そんな我々エロ同人誌書かれたことないからわかんないけど。
39:02
もし書かれたとして、そして歳をとったらきっとこう思うだろうっていうことがなんとなく理解できるもんね。
そういうことも人生では起こるだろうなっていうね。
その辺のリアリティの素晴らしさがあって。
あとはコメディアンの過去とかもね。
良かったですね。戦争に従軍して、現実がいかにどうしようもないのかっていうことを学んでいくシーンとかね。
コメディアンってさ、俺いまだによくわかんないんだけど、結構すごく二面性のあるキャラクターじゃないですか。
すごく暴力的なんだけど、干渉的でもあって。
なんだこいつって思ってるんですけど。
でもやっぱ彼は戦争でひどいものを見たんだよね。
ひどい経験をしてきた。
それが彼を破滅的というか、なんて言ったらいいんだろうな。
コメディアンのキャラって形容しがたくない?
いや、語りにくいキャラクターですよね。
だってやってること結構無茶苦茶だし、普通に犯罪者なんだけど。
いけつないこともいっぱいやってるんだけど、どっか憎めないというか。
割と登場人物から愛されたりしますよね。
すごく世の中を信頼しているところがありますよね。
期待値が高いというかさ。
コメディアン?
コメディアン。
例えばウォッチメンの本編とかでもさ、イカ爆弾の真実を知った後に神に祈るシーンとかさ。
この世界で神に祈る。
特にウォッチメンなんかだとさ、ドクター・マンハッタンっていうほぼ神がいる世界で、なお信仰しててなかったんだこいつはと思ったしね。
悪い奴だけどでも、服面被ってヒーロー活動してたし、政府に雇われはしたけど、彼なりの正義というか。
政府の言う通りでありながら、世の中を良くするために彼なりにやってたのかなと思うし。
なるほどね。なかなかそういう。
今回でも、FBIに雇われたんだよね。
戦争に行った時の話とか、裏でやってたことっていうのはなんとなく垣間見えて。
この辺もまた面白かったですね。
確かに。
物語の終盤はですね、シルエットが死んで、彼女が追っていた自動売買組織の元締めというか犯人を、ナイトウォールが残された捜査資料を元に追っかけていくっていうストーリーになっていくんですけど。
ここでもまたコメディアンがね。
あい役してますね。
いやーこれもうちょっとすげーなって思いましたね。えげつない関わり方してきますね。
なんてね、いうところもあったりして。
あとやっぱり読みどころとしては、ミミッツメンがヒーロー活動するシーンがちゃんとあるのが。
俺これ最初何のギャグっていうか、なんか撮影かと思った。
42:04
なんかきっと騙されてドッキリテレビですみたいな感じで嫌な思いするんじゃないかなって心配しながら描かれるシーンでもあるんですが。
もうみんな引退しまくって、もうなんつーのみんなムッキリ力がなくなって、折れちゃった。
でメンバーも死ぬし、ヒーロー活動、服面かぶって誰かを殴ったところで世の中は変わらんと思っているときにミミッツメンの本部に
ブルーコートとスカートですね。
というヒーローが現れるわけですね。
こいつらコミックのヒーローなんですよ。
この世界のコミックで人気を博していたヒーローがミミッツメンの本部にやってくると。
こんなん絶対騙されるでしょ。絶対嘘じゃん。
いや俺これ映画の撮影だと思ってたよ。実写版ブルーコートとスカートの話だと思ってたんだけど。
まあでも、本当に核兵器じゃないけど中性子爆弾みたいなのを使ってニューヨークをはちゃめちゃにしようとする陰謀が本当にあって。
その陰謀をこのミミッツメンとブルーコートが食い止めるというエピソードが挟まれて。
いやこれ本当にいいよね。
ブルーコートっていうのがバットマンだとしたらスカートっていうのがロビン。少年なんだよね。親子なんだけどこの二人は結局。
この子供が体を張って爆弾を止めると。代わりに爆弾を止めた代わりに被爆しちゃうっていうね。
被爆の描写はちょっとゆるゆるなのは。
ムムムって思わなくもないが。
裸足の原因読めって思うけどそこは置いといて。
まあまあ、しゃーないかな。
ただやっぱこの悲劇だよね。ただこれ本当にマジのヤバい事件だったので、世間に公表できなかったんですね。
ミミッツメンの活躍として記録されることはなかった。
で、それを嘘つくナイトオールいいよね。
私はずっと彼につき添っていた。そして嘘をついた。
彼と父親の英雄的活躍が世間に知れ渡ったと嘘をついたのだ。
世間に評価されない辛さみたいのはきっと彼らも知っているでしょうしね。
そうだね。
本当にミミッツメンが辛い苦しい苦労してたって話だけじゃなくて、
でも彼らの苦労が一瞬にせよ報われるシーンがあって私は嬉しかったですね。
そうだね。
ちゃんと中国の爆竹花火の伏線も回収してるし。
そうそうそうそう。ここでまたあれを使うんだかっていうね。
彼らの活動は無駄ではなかったんだ。
そうそうそうそう。で、ナイトオール自身もね、無駄ではなかったんだっていうことを言ったりもするんだけどね。
まあ最終的にはこの自助伝もある程度黒塗りにして。
45:04
黒塗りにしてあの内容だったんだって感じだよね。
確かに。もっとヤバいこといっぱいあったんだろうね。
ね。原作の方のウォッチメンにはね、皆さんの生生活とか結構書かれてたけど。
セキュララに。同性愛のことも割とストレートにいろいろ書いてあった。
そうですよね。
まあでも本当もっとヤバいこといっぱいあったんですね。
まあ確かに自分自身も含めて結構人字も出てますしね。
確かに。
人字も出してますしね。
でもやっぱり本編でも繰り返し言われるし、その自助伝をね最後書き換える時にも言われてるけど、真実は一つじゃないんだって言葉が繰り返し出てきて。
やっぱりそのウォッチメンの新しい側面というか、真実は一つじゃないんだってことを知らせてくれる。ウォッチメンの読みをより深めることができる名作なんじゃないですか、これは。
私好きですね。
いや俺もこれ本当に好き。ウォッチメン好きの人にも是非どうでしょう?読んでみてもいいんじゃないですか?
ウォッチメンを読むほどではないけど、まあでもちょっとリアリティとヒーローっていう関係について知りたい。
リアリティのヒーローってどんなんだろうって思う人なんかもこれ読むと、面白いかも。ウォッチメンに行こうかなって思えるかもしれない。
これ読んでさ、このナイトウォール、ホリスメイソンもさ、悪いやつじゃないんだけど、100%ヒーローでいいやつでもないじゃん。
でも最後は彼の人生のさ、シンプルに物事を考えていった時代から本当にいろんなことを知って引退して、車の修理工になるんだよね最後ね。
で終わるっていうさ、この後にウォッチメン読むのか。まあいいけど。
ウォッチメン読もう!みんなウォッチメン読もう!
もしまだウォッチメンを読んでない人いたら、先読んでくれない?こっち。
ビフォーアウォッチメン読んでからウォッチメン読んだ感想ってのは聞いてみたいよね。
我々はさ、どうしたってさ、ウォッチメンを読んだ人がビフォーアウォッチメンを読むことになるじゃん。
ウォッチメンありけどね、読まざるを得ないし。
アマゾンレビュー見てたんですよ。したら一人いましたね。ウォッチメン読んだことないけど。
まあでもただそんな長文の感想じゃなかったんでね。
あんまり刺さらなかったのかな?
いやでも評価は、星は高めにつけてた気がします。
みんなもっとね、感想を外に吐き出していくべきだよね。
言葉にしていくって大事だよね。
Twitterでもいいし、もうちょっと長めにね、ブログでもいいし、アマゾンレビューでもいいだろうし。
どこにも送り先がなかったらメールくれたっていいしね、我々にね。
必ず紹介するんで。
約束しちゃって大丈夫?
それは良くないかもな。
48:00
どうすんのこれで、なんか200通ぐらい来て、あと我々の二次創作までついてきたら。
紹介しよう。
紹介する?
じゃあそういう覚悟でね、やっていきましょう。
はい、というわけで、ビフォーアウォッチメン、ミニッツメン、シルク・スペクターでした。
ミニッツメンがメンバー募集するときにさ、オーディションするんですよね。
そのオーディションシーンで、ページが3×3の9マスに分かれて、1コマ1人ずつポンコツヒーローが紹介されるっていうシーンがあるじゃないですか。
これチャンピオンズでもありましたよね。
あった!あったあった!
ヒーローのオーディションをしたら、1コマ1人ずつポンコツが現れて、はい次、ネクスト、ネクスト、ネクストって行ってくシーンってのはあるあるなのかな。
そうかもね。中に普通の一般人が1人混ざってるっていうのもよくあるよね。
これも全く同じシーンを見た記憶があるので。
あと、モスマンがこんなにいるっていうのが。このギャグいいよね。
面白い。
モスマンってこんなコスチュームだけど、本当に飛べるんだからね。
いや、信頼できないわ。
あとさ、フロッグマンってさ、なんかにいなかった?
なんか見た記憶あるよね。
え、ドラマワンモッチメンだっけ?なんだっけ?それこそチャンピオンズ?
ジャンプできる。
なんか覚えがあるよね。
知らないやつじゃない気がするわ。
あ、ダメだ。思い出せない。
確かに。そう考えてみると、結構ポンコツキャラがいっぱい出てくるコミックスはいっぱいあるね。
いっぱいありますよね。
あ、そう。ドラマワンモッチメン見た?
途中で止まってます。
あ、出た出た。
いや、ドラマってさ、言い訳だけどさ、大変なんすよ。見ると。
いや、1時間あるっしょ、あれ大体。
ある。
1話1時間。で、6話7話8話。
え?もっとあるんじゃない?
もっとある。
あ、忘れちゃった。どんくらいだったっけな。
面白いと言われる海外ドラマとかよく見始めるんだけど、どうしても途中で止まりがちだよね。
あー、うん。うん。
アマゾン、あれも確かアマゾンプライムで前見れたよね。
あ、そうだっけ。俺ね、DVDで借りたよ、あれ。
あ、すごい。
アマゾンプライムあとウエストワールドっていうから、めちゃくちゃ面白いって聞いて見始めて。
AIじゃねえか。
面白かったんだけど、やっぱ途中でね。
やっぱ私も数数えたり、統計的なこうね、たくさん物を処理するって苦手なのかもな。
AIじゃねえかって。
えっと。
はい、ドラママンモッチメン。
あ、そう。ドラママンモッチメンは、あれもね、フーデッドジャスティスの正体に迫る作品だったんですよ。
へー、そうなったんだ。
うん。だけど、結論、この作品と違う。
へー。
だから、何なんだろう。
まあ、ウォッチメンはさ、独立した作品だったわけなんだけど、
51:00
まあなんやかんやあってルームズ・エイクロックでね、DCユニバースとぶつかったじゃないですか。
ジャンコしましたね。
ジャンコもありましたし、ビフォアウォッチメンもあるし、ドラマ版もあるし、実写映画もあるし。
これはまた、だんだんウォッチメン世界っていうのはマルチバース化していってですね。
なるほど。
ウォッチメンでクライシスが起きるかもしれない。
本当のウォッチメンを決めるための使いが。
二次創作じゃねえか。
ねえ。
真実は一つじゃないってね。
でも、さあ、つらい目に遭う人多いじゃん。
ウォッチメン系列はどうしてもね。
ねえ。なんかみんなが幸せな世界を作ってくれよって思っちゃうね。
犯罪のない世界を作るためにフーデットジャスティスがクライシスを起こすと。
フーデットジャスティスが起こすの?フーデットジャスティスでも誰でもいいけど、救ってほしいよね。
最近、鉄血のオルフェンズっていうガンダム。
この前終わったのが彗星の魔女ってやつだけど、その前にやってたシリーズ見てたんだけど、ずっと展開つらいの。
みんなね、どんどんせっせとね、死亡フラグを立ててくるんですよ。
この戦いが終わったら、ゆっくり話そうなとかっていうの。
おい、やめろ!
死ぬ死ぬ死ぬ。
死んじゃう死んじゃう。
って言ってもうね、本当にもうやめてくれって思いながら、最後まで見た。
つらい気持ちで終わった。
なんかそういうのばっか見てるとさ、やっぱ明るい、ゆるく、日常を送るようなものが見たくなってくるよね。
そういう時は、ポッドキャストで、ゆるいって検索すればいっぱい出てくるあれか。
そうね。
みんなそれぞれの地獄を生きてるから、ゆるいラジオが求められるってことかな。
そうだな、みんな地獄を生きてるわけだな。
それでも俺は地獄からお届けしたいよ。
すごい。地獄でなぜ悪いっつってな。
そうだよ。
ここは元から。
地獄だと。
楽しい地獄なんですよ。
はい、いつものお願いします。
番組へのご意見、ご感想あれば、Twitter、ハッシュタグ、公約アメアラレ、お付き合いでツイートしていただくか、メールをお待ちしております。
メールアドレスは、あめこみあめあられ、atmarkgmail.com、あめこみあめあられ、atmarkgmail.com、あめこみのコミはcomiです。
あめこみのリクエスト、感想をお待ちしております。
はい、そうですね。ぜひぜひ感想、みんなでどんどん呟いていきましょうよ。
感想を呟いていけば、でも呟いたり書くことで新しい発見があったりするよね。
するする。なんかやっぱ面白い映画とか見たとき、ようほどのことがあれば自分で文章を書くけど、結構こう人が書いた感想を読むとね、なんか自分の気持ちが言語化されて、ああそうそうっていう時ありますよね。
54:02
確かにっていう時もあるし、自分で書くことで考えがまとまることもあるし。
そうね。
迷路を打てば我々は嬉しいです。
この前仮面ライダーの映画見たんだけど、なんかちょっとやっぱ思うところがあって。
ああ、いい映画だった。
うーん、まあでも自分と同じように思ってる人いないかなと思って感想調べたんだけど、あんまりいなくてさ。
へー。
めっちゃ長文の感想書いてしまった。
まあそんなこともあるよね。
そんなこともある。
よっしゃ。じゃあ、えーと、そういえば言い忘れたけど、なんでこのタイミングでビフォーアウォッチメンをやったかというと。
なんでなんで。
トムキングのロールシャッハっていうのがね、公約ついにされるぞと。
楽しみ。
おととし?昨年だっけ?えーと、本国ではリリースされてですね。
もともとの予定では昨年末に公約も出るぞという話だったんだけど、ちょっぴり遅れてね、今度出ますんで。
来週はそのトムキング原作ロールシャッハを読んでいきたいと思います。
楽しみ。
えーと、これもまた新たなマルチバース、ウォッチメンマルチバースが生まれちゃうんじゃないか?どうなんだろう。
あれはウォッチメンの後のお話っていう噂は聞いたので、また新しいウォッチメンの歴史が紡がれるかもしれない。
ウォッチメン、アラン・ムアの作った原点を中心にいろんな過去といろんな未来が作られてますね。
こうやってどんどんユニバースって生まれてくるんだなっていうのをなんとなく実感できるとこですね。
これやっぱ冗談じゃなくやり続ければね。
大型イベントあり得ますよね。
あり得ますよね。アラン・ムアブチ切れそう。
まあ知らないですね。キャラクターが勝手に動くとはよく言ったもので。
宇宙も勝手に生まれるからしょうがない。
一度世に出したものは自分の手には負えないんですよ。
っていうのが今回全然紹介しなかったシルクスペクター編だと思いますので。
こちらも面白い作品なので。
ぜひぜひ。なんか青春っぽい作品でしたね。
ということでぜひ読んでみてください。
はい、ではまた来週。さよなら。
バイバイ。
我々の身近にもミニッツメンはいます。
いる?やだよこんな奴らいたら。
ジュースのミニッツメイドってあるじゃん。あれミニッツメンから来てるらしいよ。
もともと粉末のインスタントジュース作ってたらしくて。
ミニッツ、一瞬でできるミニッツメイド。ミニッツメンをらわせて。
へえ。さすがナレッジ系ポッドキャスト番組のラジオパーソナリティ様ですね。