入学時の思い出
イラストレーターの原あいみです。皆さん、おはようございます。お疲れ様です。 今日もやっていきたいと思います。
今日は水曜日。毎週水曜日は、私が絵を描いていますシリーズ絵本 鬼の子ニコちゃんのアナザーストーリー漫画
今日もニコマルケがXの方で投稿になる日です。 今日はどんなお話でしょうか。
URLを貼っておきますので、ぜひ見てみてください。 新学期がスタートしました。
ご入学おめでとうございますという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。 うちの娘の小学校でも入学式がありました。
うちの娘の入学した当時のことを、ちょっと今日は思い出して話してみようかなと思います。
小市の壁なんて言われていますが、わりとうちは、小市はすんなりと行ったんですよね。
なので、そんなにめちゃくちゃ苦労したっていう記憶はないんですけれども、 ちょっと当時のブログを見返してみました。
そんなに苦労しなかったっていうのは、記憶から消えていただけで、当時のブログを見るとですね、やっぱりなかなか大変な様子でした。
毎日入る娘からのクレームっていう日記を一つ書いておりました。
毎日毎日、慣れない小学校の準備に親子でヒーヒー言ってますっていうふうに書いてましたね。
この入学直後はですね、私の数々の失敗がブログに残っておりました。 その娘からのクレームっていうのをちょっと参考にお話ししていこうかなと思います。
娘のクレーム
まずクレームその1、私だけ防水頭巾のカバーが真っ赤で恥ずかしかったというクレームでした。
これはですね、一応学校用品の指定のお店を選んで買ったつもりなんですけど、ちょっと古いお店で買ったんですよ。
真っ赤っかの防災頭巾のカバーがついているのを、それしかなかったので買ったんですけど、他の子たちを見たらですね、
なんかもうちょっと新しくなっていて、ネイビーのかわいいチェックとかね、なんかみんなそんなに真っ赤っかは一人しかいなかったんですよね。
それが恥ずかしかったっていうふうにね、クレームが入りました。 いいじゃん目立って可愛いじゃんって言ったけど、みんなと同じがいいってね言われました。
まあそうですよね。 クレームその2はですね、学校指定の子供用携帯みたいなのを持たされるんですけど、
それの登録、親がやらなくてはいけない登録が私だけできてなかったというふうに言われました。
これもねすいませんって感じでしたね。なんか説明書読んでね、あのやったつもりなんです。もういっぱい紙のプリントがね、お知らせがきますよね、学校からの。
で、やったつもりだったんですけど、なんかうまくいってなかったみたいで、自分だけお友達とね、みんなと違う画面だったそうですね。
そしてクレームその3、雑巾が白じゃなかったのが私だけだったというふうに言われました。
まあね、これ別にいいんじゃないって思いましたけどね。 これも量販店でね、売っていた入学準備セットみたいなので選んだんですよ。
で、白雑巾とカラフル雑巾というのが売っていて、なんかカラフルの方が可愛いなって、こっちの娘が喜ぶんじゃないかなって選んだんですけど、
娘以外はね、みんな白だったそうなんですよね。もうどうでもいいじゃんって思うんですけどね。
で、まあでも娘も最初の頃はね、結構本気でブーって怒ってたんですけど、だんだんね、もう私の失敗がこういうちっちゃい失敗が多いので、
なんか慣れてきていて、なんかもう笑ってましたね。別にいいやっていう感じにだんだんなっていきました。
次の失敗がですね、学校から画材のね、画材セットの図工で使う絵の具セットですね、それの申し込み用紙がまた紙で入ってたんですよ。
で、それは学校指定ではないので、ご自身でネットとかでね、好きなのを選んで買っていただいても大丈夫です、みたいな風に書いてあって、
で、そのね、学校指定のやつがね、なんかあんまり可愛くなかったんですよね。で、娘はもう私はみんなと同じ一番人気がこれだったから、みんなと一緒でこれがいいって私にちゃんと指差し確認して、もう指示をしてくれてたんですけど、
なんかね、自分的にはなんかね、あのあんまり可愛くないから普通にネットで調べたら色々あったんで、こっちからも提案してもっと可愛いのあるよっていう風に見せて、
その中から選んでもらおうかなーなんて思ってたんですよね。もうこれが失敗でした。もう忙しいのにね、すぐ頼めばよかったものを、そんなことを思ってしまったんですよ。
そしたら、申し込みのね、締め切りが過ぎてしまっていたんですよね。もう本当ね、防災頭巾だって、雑巾だって、みんなと一緒がいいって言ってたね、言ってた娘ですよ。
だからみんなと一緒のこれがいいって私に言ったのに、私はね、そんなことを考えてしまって、締め切りをね、過ぎてしまったんですよね。
まあこんな感じにですね、数々の失敗を繰り返してきておりまして、そうするとなんか娘はね、だんだんみんなと一緒じゃないと恥ずかしいみたいなのが薄らいできていたというか、
なんかそんな感じに見えますね。あの私の方が今で言うとね、もうこれみんなと一緒じゃなくて大丈夫?恥ずかしくない?とか言っていろいろ聞くんですけど、別にいいんじゃない?みたいな、なんかそんな感じで、いい感じに図太くなってくれたなという感じがいたします。
個性の受容
なんか自分の子供の頃を思い出すと、自分の方がね、結構繊細だったというか、なんかちょっと優等生チームにいたからかもしれないですね、小学校の頃は。
なのでなんか失敗が許されないっていうようなね、なんかプレッシャーが大きかったなっていう気がするんですよ。
でもうちの娘はなんかすごくひょうひょうとしていて、なんか例えばですけど、上履きをね、学校から持って帰ってくる時に、上履き袋が見当たらなくて、見つからないから仕方がないから、手でそのまま持って帰ってきたりとかするんですよね。
なんか自分が小学校、1年生とかだったら気にしないかもしれないですけど、4年生とかね、そのくらいになってきたら、なんか男子でもないのに、こう上履き手で持って歩いて帰ってくるってめっちゃ恥ずかしいって思うんですけど、全然ね、平気なんですよね。
なんかね、うらやましいなっていうか、いい性格だなぁと思ってね、私はもうちょっと気にしてよって思う気持ちもあるんですけど、こんなところもね、娘のいいところかなぁなんて思っております。
それでちょっと一つね、思い出したエピソードがあるんです。
私ね、小学校の多分3、4年生くらいの頃だったと思うんですけど、学校で理科の実験に氷砂糖がいるので、各児、お母さんお父さんに頼んで用意してもらって、氷砂糖を持ってきてくださいっていう授業があったんですよね。
氷砂糖ぐらいね、学校で用意してくれればいいのにって、今だったら思いますけど、私は氷砂糖というものを当時知らなかったんです。
存在をね、知りませんでした。
氷砂糖だから、勝手にね、想像して、砂糖氷って頭の中で転換してしまったんですよね。
で、砂糖水を凍らして氷にしたものっていう風に、なんか思い込んじゃったんですよ。
なんでそんな風に思ったのかわからないんですけど、自分の中で氷砂糖ってなんかすごい素敵は美味しそう、砂糖の氷みたいな風にね、ふわーってなっちゃったんですよね。
で、家に帰って母親に一生懸命説明したんです。
あの、砂糖水を作って、それを凍らせて持っていくんだって、なんかね、めっちゃ必死に説明した記憶があるんですよね。
で、うちの母親は、そんなね、溶けちゃうんじゃないの?本当にこれで大丈夫?とかすごい聞かれたんですけど、大丈夫?とか言って一生懸命説得して、
で、砂糖氷をね、オリジナル砂糖氷をタッパーに入れて作ってもらったんですよ。
で、それをうちね、めちゃめちゃ家が遠かったんですけど、あの、溶けないように一生懸命なんか包んでもらって持っていったんですよね。
で、母親もね、渡すとき本当にこれで大丈夫?とかすごい聞かれたんですよ。
ね、うちの母もね、それで私が砂糖氷って言ってたからね、一生懸命説明したから気づかなかったのかもしれないですよね。
氷砂糖ってね、気づいてくれればよかったんですけどね。
で、私はオリジナルの固まって、凍らせた砂糖氷を持って行ったんです。
そしたらですね、クラスのみんなはもちろん、もちろんスーパーとかで買ってきた氷砂糖を全員持ってきてたんですよね。
で、私だけなんかよくわからないタッパーに凍らしたものを持ってきてしまっていたんですよ。
もう恥ずかしくて恥ずかしくて、もう誰にも言えませんでしたね。
あれどうしたのかな?なんか、なんか、なんかね、うまくしのいだんですよ。
あの先生に忘れちゃったとか間違えたとか、もちろん言えなくて、そんな失敗したなんてもう一言も誰にも言えなくて、必死に隠しながら、確かに分けてもらったんだと思います。
でもうちの娘だったら、もしかしたらこんな失敗をしたとしても、みんなの前でちゃんと言えるかもしれないし、そんなに恥ずかしがらずにやっちゃったってできるかもしれないなぁなんて思いました。
でもこのみんなと同じじゃないとすごく恥ずかしい、すごく失敗したって感じるのって、
やっぱりね、日本の小学校がみんな同じっていうルールを作っているからなんじゃないかななんてね、改めてちょっと思いましたね。
なのでうちの娘はみんなと同じじゃないとすごく大失敗だっていう風に感じないっていうのはね、なんかとってもいいなってね、自分のこの佐藤合理事件を思い出してもそんな風に思いました。
はい、今日のお話は以上です。イラストレーターの原江美でした。また話します。