宿題の支援
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
私の13年ぶりの個展、ひめまる家が後半集に入っております。娘の夏休みもいよいよ今週で終わりということで、月末に向けてのお仕事と娘の夏休みの宿題ケアということで、昨日は一日在牢をお休みさせていただきました。
おかげさまで、娘の夏休みの大物の宿題が、昨日終わりました。やったー!ギリギリ間に合いました。
娘は、おっと、すいません。鳩時計が鳴ってしまいましたが、このまま参りたいと思います。娘はですね、ポスターコンクールに出したいということで、任意の提出なんですけどね、参加は。
それに取り掛かっていましたが、昨日無事完成いたしました。今日はその話をしていこうかなと思います。
自分のね、母親の得意分野こそ、口出しをしてはならぬというお話です。
今回はね、私、上手にできた気がします。娘の宿題のサポート。今までいつもね、絵の宿題はどうしても口を出しすぎてしまって、大体うまくいかないんですよね。
でも今回は、私が個展の最中ということで、とても忙しかったので、正直丁寧に構ってやることができなかったのが、ちょうどよかったのかなというふうに思いました。
今回は、私のアトリエ兼事務所にやってくる形で、私がお仕事している隣でですね、何日かかけて制作をしておりました。
私がやることは、もう技術面というか、何て言うんでしょうね、画材の提案ですかね、それ以外はなるべくやらないようにしました。
そして下書きは、プランはiPadで娘は作っていたので、そのiPadで書いたラフスケッチを拡大して原寸大に引き伸ばしてプリントアウトしてあげて、
それを私が姫丸家の作品を作っていた時と同じ方法で、チャコールペーパーを引いて紙に画用紙に写し取るというやり方で書いたんですが、そのやり方などを教えてあげたという、そんな感じですね。
色はiPadでもうプランを決めていたので、それに見合った画材は何がいいかっていうのを、これにしなっていうわけではなく、例えば水彩、透明水彩絵の具だとこんな感じだよ、アクリルガッシュだとこんな感じだよ、みたいなのを見せてあげたり、自分で試させてあげて、
どれがいいかは自分で選びな、みたいなそんな感じを終始しておりました。
なので、こっちのがいいんじゃないとか、それはダメだよとか、そういうことは言わずに、ただ選択の幅、選択肢を提示してあげたという感じですね。
それでなんかね、うまくいった気がします。はい、なんかいい感じに出来上がったと思いますよ。
こういうの、何か一つでもいいので、どの分野でも何のジャンルでもいいですから、何か賞をもらえるとか、そういう引っかかると自信になるんじゃないかなと思うんですけど、こればっかりは難しいので何とも言えませんが、
でも本人はね、とっても満足そうだったので、とりあえず今回はまず喧嘩をしませんでしたし、しかも何か楽しそうにやっていましたし、いろんな技術を身につけたような気がしますね。
iPad で描いていると、ぼかしたりフワーってするの簡単じゃないですか、もうそういうブラシがあるので、そのブラシを選んでフワフワって描けば綺麗なぼかしができます。
それをアナログで実際にやってみようと思うと、絵の具じゃなかなか難しいので、パステルを提案してあげたんですよ。
そしたら学校か絵画教室にも行ってるんですけどね、娘は、そこで使ったことがあるということで、それを削ってコットンとかでグシュグシュグシュグシュってぼかして広げるみたいなのを最後にぼかしの部分に使っていました。
そんなことも、なかなか上手に5年生になってやれるようになったなぁと思って、頼もしく見てました。
そして、私は私でコテンの事務作業とかお仕事とかやっている間に、いつの間にか頑張って集中してやってたっていう感じで済んでいったので、
今回は本当に私のママ業としてのサポート業務が大成功だったと自分にも褒めてあげたいなと思います。
もうね、5年生ですもんね。もう数々喧嘩してきてしまったんですよ。本当にね、口出さないでね、見守ろうっていうのが大事だってわかってるんですけど、
ダメなんですよ。絵になってしまうとね、なんかせっかくラフがいいのに、あー台無しだーっていうことになってしまうと、どうしてもね、あーってちょっと待ってって言っちゃうんですよね。
もう本当に得意分野こそね、グッと我慢ですよ、皆さん。
技術の選択
皆さんね、気をつけましょうね。私の友達でコピーライターの子がいるんですけど、その子はやっぱりね、読書感想文とかにね、口出しちゃうって言ってましたね。文章にはついつい気になってね、口出ししちゃうって言ってました。
はい、なので得意分野こそ皆さん気をつけていきましょう。
得意分野といえばですね、そういえば娘は最近演劇クラブというのに入ってしまったんですよ。
私ね、大学時代演劇部だったんですね。
学生時代は演劇部に入ってしまうと、一度はね、劇団を作って演劇で食っていくぞ、みたいなふうに思ってしまう時期がね、あるんですよね。
私もそんな時期がありました。でも私は演劇と絵と両方を目指すのは、もうどっちもどっちも食べていくのしんどそうな道じゃないですか。
もうこれはどっちかに選ぶしかないなと思って、より飽きずに一生やれるのはどっちかなと思って、やっぱり絵かな、ずっとやってきたのは絵だからなと思って、
演劇の道はきちんと、きっぱりと諦めたというね、そういう感じなんですよ。
とうとう娘が演劇までやりだしてしまったと思って、ちょっとね、まあ面白いんですけど見ております。
こちらもね、ついついね、口出ししたくなっちゃうので、ここもね、ぐっと我慢だなとは思うんですが、
でもね、この演劇については、なんかすごいアドバイスをしてほしいみたいで、セリフ回しとか台本とか持って聞きに来るんですよね。
なんかね、一丁前に役のオーディションとかがあるらしいんですよね。そのオーディション前は結構ね、見てほしいって言って、
お風呂に一緒にね、たまに入るんですけど、一緒に入った時とかにね、セリフ聞かせてもらって、結構大人っぽいアドバイスというか、
もう本気で大人の人に言うくらいのアドバイスをしてみたんです。そしたらね、飲み込みが早くて、めちゃくちゃ良くなったんですよ。
そうしたらなんかもうこっちも面白くなってきてしまって、もうこれはね、気をつけなきゃいけないなと思ってはいますが、なんかね、楽しそうでいいなと思っています。
演劇クラブとの関わり
読み合わせの練習、付き合うよ、やらせてって、むしろやりたくて私が。台本の本読みってね、楽しいんですよね。
これもね、ちょっとこれから楽しみだなぁと思っています。
でね、演劇クラブに入ってしまったので、私の蔵書、愛書、ガラスの仮面をね、全巻出してきてしまいました。
そしたらむさぼるように読んでまして、今ね、2巡目、3巡目くらいしてますね。
で、名場面を絵に描いたりとかね、して、もうすっかりガラスの仮面の虜になっております。
もうね、時代も時代、すごい古い時代のお話なので、ものすごい不思議な感じですけどね。
もう娘はとにかくね、昭和の漫画で育っておりますので、
まあね、ガラスの仮面、面白いからしょうがないよな、はまるのも分かる。
もう次々読みたくなるよねって、私が中学時代にね、ドハマリしたことを思い出しました。
またね、娘と一緒に楽しめる活動ができたかなと思って、そちらも楽しみにしつつ、
口出ししすぎないように気をつけようかなと思います。
はい、ということで、イラストレーターの原江美でした。また話します。