1. イラストレーター原あいみの話
  2. 引き算の絵を描きたい。#196
2025-06-27 09:52

引き算の絵を描きたい。#196

昨日、今取り組んでいる、本屋「SENSEOF WONDER(センスオブワンダー)」さんとのコラボTシャツ原画お披露目インスタライブを終えて、その流れで今「絵」に対して感じていることを話してみました。
ええ感じに力を抜くって、本当に何においても難しく、これができるかどうかが私にとっては一生の課題なような気がします。

⭐︎本屋「SENSEOF WONDER(センスオブワンダー)」主催・松尾翠さんとのインスタライブはアーカイブがアップされました。ご興味ある方はぜひチラリと覗いてみてください!

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⭐︎作品専用Instagramはコチラ!(ぜひフォローお願いします!!)
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[個展情報]
2025年8月21日(木)〜9月2日(火)[水曜定休]
東京・吉祥寺の「にじ画廊」2階にて
http://nijigaro.com

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サマリー

イラストレーターの原あいみが、絵が上手くなりたいという思いについて語ります。Tシャツ用の絵を描く過程での反省や楽しさを共有します。また、引き算の表現が重要であることや、演技や歌における引き算の概念にも触れます。

絵が上手くなりたい
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことをわかりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今日はですね、今、私、心から絵が上手くなりたいって思ってます、というお話をしようと思います。
いつも私、放送はですね、前日に収録をしていることが多いんですけど、今日、今、前日の夜に収録してるんですが、先ほど
久しぶりのインスタライブが終わりまして、その直後にこの放送を収録しています。
インスタライブでは、私が本屋さんセンス・オブ・ワンダーの4周年記念Tシャツの原画をですね、完成したものを披露するという感じで、絵を皆さんに見ていただくというライブをやったんですけれども、
自分の絵が喜んでいただけるものに完成したのだろうかっていうのとかね、個展に向けて作品を描いていますが、もう本当にね、下手だなって思っちゃうんですよね。
何というか、漫画を描いている時は、まあ漫画描いててもね、描き終わると下手だなって思うんですけど、だから満足することはないんですよね、とにかくずっと。
なので、だからこそずっと続けられているんだと思うんですけど、今アナログ作品の絵を描いているので、水彩絵の具との向き合い方とか、筆さばきとか、なんかそういうの、私別に水彩画を専門的に習ってきたりしたわけではないので、
インスタとかでね、あげてはいますけど、見る人が見たら、ああ、そんな塗り方してとかね、そこそんな風にぼかすとかね、そんな重ね方しちゃって何やってんのみたいな、なんかそういう声が聞こえてくるような気がしてくるんですよね。
正解知らないから、無知の力で、パワーであげちゃってるんですけどね。知らないからやれちゃってるっていうところはあるんですけど、何というかね、もうまだまだ10年、20年かかるなって思いながら描いてます。
本当にもうね、でも楽しいんですよ。すごい楽しくて、いっぱい描きたいテーマがあって、もう次々描きたいんですよ。本当にこんなの久しぶりですね。なんと幸せだろうかと思うんですけど、それと同時になんて下手なんだろう。もう何年描いてきてんだよってもどかしくも思うんですよ。もう本当に今心から絵が上手くなりたいって思ってます。
そしてインスタライブでもちょっとお話ししたんですけど、よかったら多分アーカイブが上がってると思うので、上がり次第URL貼っておきますので、もしご興味ある方は見ていただけたらと思うんですけど、そこでもお話ししたんですが、今Tシャツ用の絵を描いているんですけど、でもそれは古典で作品としても飾る用の絵なんですね。
で、どっちをゴールにするのかっていうので全然違うっていうのに改めて気づかされまして、わかっていたんですけど、やっぱり飾る絵と着る絵は全然違うんですよね。
その原画で飾る絵を描いたとしても、それをTシャツ用にアレンジするというか色を調整したりとか、ここにはデザイナーさんの力がやっぱり必要なんだなっていうふうに改めて感じてます。
私は一応デザイン会社に勤めていたときは、最初グラフィックデザイナーでしたし、その後はアートディレクターをやっていたので、多少そういう作業は専門的な作業もできるんですよ。
なので、なんとなくそれも自分の作品だということでやってはいるんですけど、きっともっとプロフェッショナルの方が入ってくださったら、私は絵としてこういう表現を描きました。
あとはこれをファッションとして着るものにアレンジしてくださいっていう風にプロに頼んだら、また違う完成形を見せてもらえるんじゃないかななんて思ったりしてます。
でもまだまだ私はそんなスタッフさんを雇えるような身分ではないので、そこは探りながら、もうこれも全て勉強だなと思って自分で手探りでやっているんですけど、
センス・オブ・ワンダーさんはそういったところもひっくるめて一緒にやりましょうって言ってくれた初めてのお客さんなので、そこも楽しみながら一応やっています。
最初サンプルが上がってきたのが、スタッフさんもみどりさんも私もちょっと違ったなっていう印刷の出方だったんですよね。
そこからのこのやりとりが、何でしょう、嫌なクライアントさんだったら多分へそ曲げちゃう人だっていると思うんですよね。
でも私は今回は本当に作品として作るところにも絡んでくださって、一緒に完成までいきましょうって、このうまくいくかどうか分からないチャレンジを一緒にやろうって決めた仲間っていう感じになっているので、
手探りでいろんなことを勉強しながら、一緒にこのファッション的なTシャツに完成させるっていうところを共にやっているっていう感じなんですね。
本当に難しい。ちゃんと完成するかなっていうのをドキドキしながらですけど、これ自分一人だとちょっとへこたれちゃう気がしますが、やっぱりクライアントさんがいて一緒に作るっていう、
あーだこーだ言える仲間がいて作るっていうのは楽しいものですよね。この失敗も含めて最後は全部笑い話にするような、ちゃんと着地点にみんなで持っていきましょうって日々ラインをやりながら頑張って作っております。
引き算の重要性
そんなことも含めて、着るための絵っていうのは本当に引き算だなってすごい思いますね。主張しすぎちゃダメなんだなって。あんまり絵が主張しすぎたTシャツになるとスタッフTシャツみたいになっちゃうんですよ。
インスタライブでも話したんですけど、ファッションとして楽しんでいただけるためには目立ちすぎちゃダメなんですよね。でも作品展の作品にする場合はある程度強さがいるんですよね。そこの塩梅が本当に難しかったなっていうのを実感しています。
舞台表現も全部そうですよね。私学生時代演劇とかダンスをやってたんですけど、やっぱり特に演劇なんてね、主張しすぎるばっかり。私上手いでしょみたいな演技って全然見てて面白くないんですよね。
どれだけ引き算引き算で自然体にしていけるかっていうところが、なんか演劇の極みだったような気がするんですよ。私はそこまでいけませんでしたが、なんか例えばですけど、今朝ドラに出てる河合雄美さんでしたっけ。
あの次女の役をやってる女優さん、あの方なんかは本当に引き算の演技を上手にされる方ですよね。すっごいなーってもう見るたびに思ってる。ため息が出ちゃうような演技だなと思って見てるんですけど、全然主張してないのにすごい自然体なのにめちゃくちゃ目が行くっていうね、あの感じですよね。
例えば歌とかもきっとそうで、私もちょこっとだけ歌を習った瞬間があったんですよ。なんか不妊治療をしていて、もうどうにもこうにももうちょっとオールが見えないなって思ったときに、なんか他のことをやってみるかなと思って歌を習い出したことがあったんですよ。
で、その時にもちょっと言われたんですけど、私は歌好きなんですけど、結構ね、ものすごい声がでかくてかすぎて、なんかぷわーって張り上げるような歌い方しかできないんです。先生にすごくいいんですけど、頑張りすぎてるからちょっと外側に向かって歌うんじゃなくて、自分の口の奥に引くような感じで、本当にリラックスしてそんな大きい声出さなくていいから弾いて弾いて歌ってみてくださいって言われたことがあります。
で、なんかわかんないなと思いながら弾いて弾いて歌ったら、なんか全然いつもと違う声の出方ができたんですよね。え、これ私?って思うような、しかも全然疲れなくてびっくりしたことがあったんですよ。これも引き算だなというふうに思いましたね。
なんか、なので私の絵はまだまだまだまだですね。本当にこう色の塗り方とかもついついたくさん塗っちゃう気がするし、色の濃さとかもついつい盛り盛り塗っちゃう気がするし、なんかもっともっともっともっと引き算の絵が描けるようになりたいなって心から思いますね。
ということで、今日はインスタライブ後にこんな話をしてみました。イラストレーターの原絵美でした。フォローやコメントいただけるととても嬉しいです。また話します。
09:52

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