1. イラストレーター原あいみの話
  2. #179 絵を描くのはクライアン..
2025-06-07 12:30

#179 絵を描くのはクライアントがいる方がラクかもしれない[個展への道]

今まで長年クライアントワークオンリーで仕事してきた私にとって、課題がなく自分で発信する形で絵を描く事は、かなり緊張するのだと格闘しています。

⭐︎ Tシャツ制作をさせていただく松尾翠さん主催の本屋さん「SENSE OF WONDER」はこちら

https://www.senseofwonderbooks.jp

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[関連放送]
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[個展情報]
2025年8月21日(木)〜9月2日(火)[水曜定休]
東京・吉祥寺の「にじ画廊」2階にて
http://nijigaro.com

[関連放送]
#176 布ものグッズ制作、発注するなら2ヶ月半前[個展への道] https://stand.fm/episodes/683ea6eb9e7fe8383b3bd0c4

タイパ・コスバを大逆行するアナログ絵の世界
https://stand.fm/episodes/68356b7d3b9050e188ae382a

おかっぱ偏愛を創作に活かすための一人ブレスト。
https://stand.fm/episodes/682c7df3effc520172c790fa

個展への道シリーズはじめます[コラボTシャツ決定!]
https://stand.fm/episodes/68319a1356baf2d96fa52dbb

プロセスエコノミー(制作の過程を見せること)って難しい!
https://stand.fm/episodes/681f1664330f8a16183681bf

#106イラスト作品を作る時の頭の中はこんな感じ。(ハマナスの作品作りの話 Voicyです)
https://voicy.jp/channel/4805/6004476

#179 個展への道!「ギャラリーからの審査結果…」
(Voicyです)
https://voicy.jp/channel/4805/6190447

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サマリー

フリーランスのイラストレーターは、クライアントとの仕事から得る安心感と、個展の準備中に感じる苦労を語ります。また、センス・オブ・ワンダーとのコラボTシャツ制作を通じて、クライアントと共に創作する喜びを感じている様子も紹介します。

フリーランスの苦悩
はい、今日はですね、私イラストレーターをしているんですが、絵を描くのってクライアントさんがいる方が断然楽というか安心だなというお話をしようと思います。
ちょっとお話しする前に、今週小野ちゃんとコラボ生放送をやらせていただいたおかげか、何名か新しくフォローをしてくださった方がいらっしゃったんですね。ありがとうございます。
なので、ちょっと自分の状況というかお話を簡単に最初にさせていただきますね。私はフリーランスのイラストレーターをしています。
お仕事はですね、ほぼほぼクライアントワークと言われる企業さんとかお客さんがいて、そのオーダーに合わせて絵を描くというお仕事なんですね。
それでもう二十何年とイラストレーターをやってきております。お客さんは個人のお客さんではなく企業さんです。
絵本や本を作るのも出版社さんからのお仕事ですし、広告とか反則物の絵を描くのもベーカーさんとかそういった企業さんからのご依頼で仕事として絵を描いています。
個人の方から似顔絵を描くとかアイコンを作るというようなお仕事はちょっと余裕がないのでお受けしておりません。
なので基本的に私は会社さんとお仕事をしているというイラストレーターです。
なんですが、今後半になってきておりまして、クライアントワークというのはこの先ちょっと減っていくんじゃないかなというふうに思っているんですね。
そんなこともあり、ちょっと仕事の量をクライアントワーク半分、自らの発信、自分の描きたい絵を描いて発信することで、それがお仕事になっていくというのを半分みたいな感じに変えていけないかなというチャレンジをしているんです。
それもあって、夏に十数年ぶりに個展をすることを決めたんです。
今は6月なので、個展は8月21日から東京の吉祥寺でやるんですけど、もう準備が真っ只中という感じです。
今週はですね、個展に並べるグッズをちょっとだけ用意しようかなと思ってまして、布製品のグッズを作りたいとサンプル発注を今しているんです。
2ヶ月半前くらいには発注しないと間に合わないという感じなので、自分の描いた絵をテンプレートに当てはめて、トートバッグとかポーチとかハンカチとかそういったところを今作ろうかなと思って検討しているんです。
この作業が、いわゆるクライアントワークじゃないんですよ。自分が作りたいものを作るというものなので、ジャッジするのは自分だけなんですよね。
どれかクライアントさんに提出するとかだと、ラフ案をA案、B案、C案って作って、例えば一押しはB案だったらA案は抑え案、C案はちょっとぶっ飛んだ案とかっていう風にプレゼンするんですけどよく。
その中で見ていただいて、ここはこういう良さがあります。ここはこんな風にいいですというプレゼンして、最終的にはお客さんがジャッジするんですよね。
一緒にいろいろ話し合いはするんですけど、決定権はお客さんにあるのでクライアントさんが決めてくださるんですよ。
それが自分の古典のグッズってなるとないんですよ。自分がジャッジしなきゃいけないんですよね。これが結構すごい大変だなと思って、改めて戦っております。
なんで迷うかというと、私が自分が欲しいものを作ろうかなという気持ちでやってはいるんですけど、自分の好みは若干ちょっと偏っているというか、結構派手なものが好きだし、人と違う個性的なちょっと変なものとかを持つ方が好きなんですよね。
特にグッズ的な、例えばトートバッグとかポーチとか、私はそういう癖があるんですね。なので完全に自分が欲しい、自分の好みだけで決めてしまうと、普通の人からしたらちょっとこれ持ちづらいなみたいな、そういうものばっかりになっちゃうんじゃないかしらという不安が出てきて、
これ可愛いって思っているの私だけなんじゃないかなって、ビクビクしてきちゃったんですよね。しかも自分が描いた絵なので、これは自分的にはいいなと思っていいのできたって作ったけど、本当に可愛いかな、これ可愛いと思っているの私だけじゃないかなとかそうなってくるんですよね。
でもクライアントさんがいれば提出して、「これはちょっと個性強すぎないですか?」とかそういうフィードバックもらえるじゃないですか。でもたった一人なので誰もそんなことは言ってくれません。だからすごいジャッジに時間がかかっちゃってるんですよ。
私はフリーランスのイラストレーターになる前は、デザイン会社に勤めていました。サラリーマンイラストレーターをしながらアートディレクターという職種、この二足のわらじでずっと十段年と仕事をしてきていたんですけど、ディレクターの仕事をしているときは結構こういうお客様に提案するものをジャッジするっていう、ジャッジするのが仕事みたいな感じでやってきていました。
もちろんクライアントさんの仕事でもすごく悩みますし、真剣に本当にこっちの色でいいかなとか、そういったことって本当に真剣に悩んではいましたけど、でもクライアントさんのお仕事だと明確な課題があるんですよね。
この商品を売りたいからこの売り場で足を止めさせるとか、ターゲットはこういう年齢層でこういう人たちに手に取ってもらうとか、そういうのが明らかに決まっているので、その一応最適解はこれだろうみたいな感じでジャッジするので、自分が可愛いとか好きとか好みとかじゃないんですよ。
ジャッジの判断というか、基準が。なので、もう心を決めてスパッと結構判断できていた気がするんですね。あとは時間も限られているので、そんなにぐちぐちぐちぐち悩んでいる時間がないので、工数がどんどんどんどん増えていってしまうので、だからもうここまでに決めるってなったらスパンと決めるみたいな感じでお仕事としてちゃんとできていたんですが、
作品となると、時間は無限にはないんですけど、脳機があるので、グッズ製作だから。だけどギリギリまでやっぱり悩みたいなとかなっちゃうと、これ本当に考えている時間が仕事のジャッジよりめちゃくちゃ時間かかっちゃってるなというふうに思いますね。
そんな毎日を過ごしていまして、でもめちゃくちゃ楽しいんですよ。自分の好きな柄で、自分の好きなサイズのグッズが作れるってこんな楽しいことはないので、もちろん楽しいんですけど、すごく苦しみながら、悩みながら、不安に駆られながら古典のグッズを作っております。
またサンプルなどが上がってきましたら、どこかで公開しますので、優しめに応援してコメントいただけると嬉しいなと思います。そんな中、今日は少し前の放送でもお伝えしたんですが、これはクライアントさんがあるお仕事です。
クライアントとのコラボレーション
私のこの古典の作品のシリーズのテイストでTシャツを作るというプロジェクトが進んでいます。お相手は元富士テレビアナウンサーの松尾みどりさんでご存知ですか。松尾みどりさんが本屋さんを今経営されているんですけど、ご自身がネット通販で届ける本屋さんというちょっと特殊な本屋さんをやられていて、
センス・オブ・ワンダーという本屋さんなんですが、そのみどりさんが本屋さんを立ち上げて4周年なんですよ、7月で。このセンス・オブ・ワンダーさんの4周年記念Tシャツを私にご発注くださったんですよね。
一緒にコラボレーションで作るなんてことはできませんかって声をかけてくださいました。そのTシャツが今進んでおります。
今私が向き合っている作品は、ひめまるけシリーズというシリーズなんですけど、お花とか四季折々のものをモチーフにして、それ×ひめ、一応女の子ですね、をモチーフに作品をずっと作り続けているんです。
センス・オブ・ワンダーさんと作ることに決めたのは、クレマチスの花なんですね。クレマチスのお花をモチーフにして、私のひめまるけシリーズの作品になった場合、どんなビジュアルになるのかというのを任せていただいたんですよ。
それをセンス・オブ・ワンダーさんの4周年オリジナルTシャツになるという、そういう運びでやっております。クレマチスという花が決定してから約2週間くらいお時間をいただきました。
自分の中でクレマチスをどんなふうにアレンジするかというのをたくさんスケッチを描いたりしながら、格闘して悩んで悩んで、ラフを2方向に描いて、今日お披露目するという日だったんですよ。
ズームミーティングで見せるという日だったんですけど、すごい緊張しましたね。もちろんクライアントさんがいるので、ジャッジはしていただけるから、そういう意味では楽なんですけど、やっぱり
反応が気になりますよね。だからもうめちゃくちゃ緊張しながら、自分では結構たくさんの枚数を描いて、これだなって思えるものが2つ描けたので、お見せしますということで、時間を作っていただいて、ズームでお披露したんですけど。
これがね、よかった。すっごい喜んでいただけたんですよ。もうなんかね、うわーって大興奮してくださって、わーよかった、ほっとしたってね、1つステップ進みました。ここから2方向を作ったんですけど、どっちもかわいい、どっちも欲しいって言ってくださって、でも作るのは1つなので、1方向に決め、
色、カラーラフっていうのもちょっとお見せしたので、色の方向性とかもいろいろ話し合いながら、こっちの方向で行こうっていうのが決まりました。なのでこれを仕上げていくという感じになりました。
今日ね、こんな打ち合わせをして、やっぱりお相手、クライアントさんがいるっていうのは、なんとも安心感があるなって改めて思いましたね。これなら、センス・オブ・ワンダーさんの主催と、みどりさんと、スタッフの方と、皆さんがやっぱりこれだよね、こうだよね、ああだよねって話して、これで行こうってみんなで決められるので、責任も分散するというか。
あと、皆さんが可愛いって言ってくれたんだったら大丈夫だなっていう自信にもなる感じもありますよね。だから改めてね、クライアントワークってやっぱりやりやすいし、楽だし安心なんだなっていうのをね、今日このミーティングを経て実感しました。なのでね、今日はこんな放送を撮ってみました。
センス・オブ・ワンダーさんのTシャツはですね、順調にいけば、個展の前にお披露目、そして販売になる運びとなっております。
こちらは、センス・オブ・ワンダーさんはね、インスタグラムで主に発信をされているので、そちらから情報をゲットしていただけたらと思います。
あと作品の制作過程は、私のインスタグラムの作品専用アカウントの方で日々発信しておりますので、8月の個展まで日々奮闘して書いている様を、インスタグラムの方で見ていただけたらと思います。
イラストレーターの原井美でした。また話します。
12:30

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